JP6836096B1 - 電子機器の筐体 - Google Patents

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【課題】受部からの爪部の離脱がしやすい電子機器の筐体を得る。【解決手段】電子機器の筐体は、ベースと、カバーと、制限部と、を備える。制限部は、回転中心の軸方向に互いに間隔をあけて設けられた二つの第1引掛部と、軸方向の位置が二つの第1引掛部の間である第2引掛部と、を備える。第1引掛部は、ベースに設けられた第1受部21と、カバーに設けられた第1爪部22と、を有する。第1爪部は、第1受部に第1回転方向に引っ掛かり、カバーが閉位置から第1回転方向に回転されるのに伴い、二つの第1引掛部の間の中間側に撓むことにより第1受部から離脱する。第2引掛部は、ベースに設けられた第2受部と、カバーに設けられた第2爪部と、を有する。第2爪部は、第2受部に第1回転方向に引っ掛かり、カバーが閉位置から第1回転方向に回転されるのに伴い、回転中心側に撓むことにより第2受部から離脱する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器の筐体に関する。
従来、例えば、ベースと、回転中心回りに回転可能にベースと連結されたカバーと、を備えた、電子機器の筐体がある。
特許第6659988号公報
この種の電子機器の筐体として、閉位置に位置されたカバーの開き方向への回転を複数の受部に対する複数の爪部の引っ掛かりにより制限する構成のものがある。このような構成においては、例えば、受部からの爪部の離脱(受部に対する爪部の引っ掛かりの解除)がしやすいと、作業者がカバーを容易に開きやすいため、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、受部からの爪部の離脱がしやすい電子機器の筐体を得ることである。
本発明の第1態様にかかる電子機器の筐体は、例えば、ベースと、回転中心回りに回転可能に前記ベースと連結され、前記ベースを覆う閉位置から第1回転方向へ回転することにより前記ベースを露出させるカバーと、前記閉位置に位置された前記カバーの前記第1回転方向への回転を引っ掛かりにより制限する制限部と、を備え、前記制限部は、前記回転中心から離間するとともに、前記回転中心の軸方向に互いに間隔をあけて設けられた二つの第1引掛部と、前記軸方向の位置が二つの前記第1引掛部の間である第2引掛部と、を備え、前記第1引掛部は、前記ベースに設けられた第1受部と、前記カバーに設けられ、前記第1受部に前記第1回転方向に引っ掛かり、前記カバーが前記閉位置から前記第1回転方向に回転されるのに伴い、二つの前記第1引掛部の間の中間側に撓むことにより前記第1受部から離脱する第1爪部と、を有し、前記第2引掛部は、前記ベースに設けられた第2受部と、前記カバーに設けられ、前記第2受部に前記第1回転方向に引っ掛かる第2爪部であって、前記カバーが前記閉位置から前記第1回転方向に回転されるのに伴い、前記第2爪部が前記回転中心側に撓むことにより前記第2受部から離脱する前記第2爪部と、を有する。
前記電子機器の筐体では、例えば、前記第1受部は、前記カバーが前記閉位置に位置された場合に前記ベースから前記カバーに向かう方向に向かうにつれて前記中間に向かうように前記軸方向に対して傾斜した第1傾斜面を有し、前記第1爪部は、前記第1傾斜面に沿い前記第1傾斜面と引っ掛かる第2傾斜面を有する。
前記電子機器の筐体では、例えば、前記第2受部は、前記カバーが前記閉位置に位置された場合に前記ベースから前記カバーに向かう方向と直交する第1直交面を有し、前記第2爪部は、前記第1直交面に沿い前記第1直交面と引っ掛かる第2直交面を有する。
本発明の上記態様によれば、受部からの爪部の離脱がしやすい電子機器の筐体を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の例示的な斜視図であって、カバーが閉じられた状態の図である。 図2は、実施形態の電子機器の例示的な斜視図であって、カバーが開位置に位置された状態の図である。 図3は、図1のIII-III断面図である。 図4は、実施形態の電子機器においてカバーが開位置に位置された状態の例示的な断面図であって、図3に対応する断面を示す図である。 図5は、図1のV-V断面図である。 図6は、図1のVI-VI断面図である。 図7は、図3の一部の拡大図である。 図8は、図5の一部の拡大図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
図1は、実施形態の電子機器100の例示的な斜視図であって、カバー3が閉じられた状態の図である。図2は、実施形態の電子機器100の例示的な斜視図であって、カバー3が開位置に位置された状態の図である。
図1および図2に示されるように、電子機器100は、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータとして構成され、筐体1と、筐体1内に収容された電子部品(不図示)と、を備えている。筐体1は、机や台、棚等の設置面に縦置きの状態に置かれる。なお、電子機器100は、上記例には限定されず、例えば、ノートブック型のパーソナルコンピュータや、スマートフォン、携帯電話、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機等であってもよい。
筐体1は、電子部品を収容したベース2と、ベース2に対して開閉可能に連結されたカバー3と、を備えている。詳細には、カバー3は、回転中心Ax1回りの回転によって開閉可能である。以後、特に言及しない限り、軸方向は、回転中心Ax1の軸方向である。ベース2は、第1連結体や本体とも称され、カバー3は、第2連結体や扉、開閉体とも称される。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X1方向は、ベース2の奥行方向(前後方向、長手方向)に沿う。Y1方向は、ベース2の幅方向(左右方向、短手方向)に沿う。Z1方向は、ベース2の高さ方向(上下方向)に沿う。
ベース2は、例えば、Y1方向に扁平な直方体状の箱型に構成されている。ベース2は、底壁2aや、天壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f等の複数の壁を有している。底壁2aは、下壁とも称され、天壁2bは、上壁とも称される。また、前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fは、側壁や、周壁等とも称される。
底壁2aおよび天壁2bは、いずれも、Z1方向と直交する方向(X1−Y1平面)に沿って延びており、Z1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。底壁2aは、ベース2の下端部を構成し、天壁2bは、ベース2の上端部を構成している。
前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X1方向と直交する方向(Y1−Z1平面)に沿って延びており、X1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cは、底壁2aおよび天壁2bのX1方向の端部の間に亘り、後壁2eは、底壁2aおよび天壁2bのX1方向の反対方向の端部の間に亘っている。前壁2cは、ベース2の前端部を構成し、後壁2eは、ベース2の後端部を構成している。前壁2cには、光学ドライブ11等が設けられている。
詳細には、前壁2cは、外面である前面2gと、前面2gの反対側の内面2p(図3)と、を有する。また、前壁2cは、下端部2hと、上端部2iと、左端部2jと、右端部2kと、を有する。また、前壁2cには、二つの孔2ma,2mbと、一つの孔2nと、が設けられている。孔2maは、上端部2iに設けられ、前壁2cを貫通している。孔2mbは、下端部2hに設けられ、前壁2cを貫通している。以後、孔2maおよび孔2mbの総称として孔2mを用いる。孔2nは、左端部2jに設けられ、前壁2cを貫通している。孔2ma,2mb,2nは、軸方向に間隔をあけて並べられている。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y1方向と直交する方向(X1−Z1平面)に沿って延びており、Y1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁2dは、底壁2aおよび天壁2bのY1方向の端部の間に亘り、右壁2fは、底壁2aおよび天壁2bのY1方向の反対方向の端部の間に亘っている。左壁2dは、ベース2の左端部を構成し、右壁2fは、ベース2の右端部を構成している。
カバー3は、壁3aを有している。カバー3は、ベース2の前壁2cにおける右端部2kに、ヒンジ4(図3)によって連結されている。具体的には、カバー3は、Z方向に延びる回転中心Ax1を中心として、ベース2の前壁2cの前面2gを覆う閉位置(図1)と、ベース2の前面2gを開放する全開位置(不図示)との間で回転可能に、ヒンジ4によってベース2の前壁2cに連結されている。なお、図2には、カバー3が閉位置と全開位置との間の開位置に位置した状態が示されている。カバー3は、閉位置では、制限部5によって位置が保持される。すなわち、カバー3は、閉位置では、制限部5によってベース2に固定される。回転中心Ax1は、中心軸または回転軸とも称される。制限部5は、固定部とも称される。以下の説明では、特に言及しない限り、カバー3が閉位置に位置された状態の説明である。
壁3aは、X1方向と直交する方向(Y1−Z1平面)に沿って延びており、ベース2の前壁2cの前方に位置する。壁3aは、前面3cと、前面3cの反対側の後面3dと、を有している。後面3dは、ベース2における前壁2cの前面2gと対向する。また、壁3aは、下端部3hと、上端部3iと、左端部3jと、右端部3kと、を有する。また、壁3aの後面3dの外周部から立壁41がX方向の反対方向に突出している。
図3は、図1のIII-III断面図である。図4は、実施形態の電子機器100においてカバー3が開位置に位置された状態の例示的な断面図であって、図3に対応する断面を示す図である。
図3および図4に示されるように、ヒンジ4は、ベース2に設けられたベース側部分4aと、カバー3に設けられたカバー側部4bと、を有する。ベース側部分4aとカバー側部4bとは、互いに引っ掛かっている。ヒンジ4は、ベース側部分4aとカバー側部4bとの引っ掛かりにより、ベース2に対してカバー3を回転中心Ax1回りに回転可能に連結している。ヒンジ4は、一つであってもよいし、複数であってもよい。なお、ヒンジ4は、上記に限定されない。例えば、ヒンジ4は、回転中心Ax1に沿って延びるシャフトを有し、シャフトを介してベース2に対してカバー3を回転中心Ax1回りに回転可能に連結していてもよい。
次に、制限部5について詳細に説明する。図5は、図1のV-V断面図である。図6は、図1のVI-VI断面図である。
図2〜図6に示されるように、制限部5は、二つの第1引掛部20A,20Bと、一つの第2引掛部30と、を有する。以後、第1引掛部20A,20Bの総称として、第1引掛部20を用いる。二つの第1引掛部20A,20Bおよび第2引掛部30は、回転中心Ax1から離間するとともに、回転中心Ax1の軸方向に互いに間隔をあけて設けられている。具体的には、二つの第1引掛部20の間に第2引掛部30が位置されている。すなわち、第2引掛部30は、軸方向の位置が二つの第1引掛部20の間である。以後、第1引掛部20A,20Bの総称として、第1引掛部20を用いる。
以下、制限部5について、第2引掛部30、第1引掛部20の順で詳しく説明する。
図2〜図4に示されるように、第2引掛部30は、ベース2に設けられた第2受部31と、カバー3に設けられた第2爪部32と、を有する。
図7は、図3の一部の拡大図である。図7に示されるように、第2受部31は、ベース2の前壁2cの孔2nの周囲の部分によって構成されている。第2受部31は、第1直交面31aを有する。第1直交面31aは、後面3dにおける孔2nの縁部によって構成され、カバー3が閉位置に位置された場合にベース2からカバー3に向かう方向であるX1方向と直交する。また、第2受部31には、ガイド面31cが設けられている。ガイド面31cは、孔2nを形成する面に含まれる。すなわち、ガイド面31cは、孔2nに面する。
第2爪部32は、カバー3の壁3aの後面3dから、ベース2に向かう方向すなわちX1方向の反対方向に突出している。第2爪部32は、延部32aと、張出部32bと、第2直交面32cと、ガイド面32dと、を有する。
延部32aは、壁3aの後面3dからX1方向の反対方向に突出している。張出部32bは、延部32aの先端部からY1方向に張り出している。第2直交面32cは、張出部32bに含まれ、軸方向と直交し、X1方向を向く。張出部32bにおける第2直交面32cのX1方向の反対方向側に形成されている。ガイド面32dは、第2爪部32の先端部に形成されている。
第2爪部32は、孔2nに挿入された状態で、第2受部31に第1回転方向R1に引っ掛かる。具体的には、第2直交面32cが第1直交面31aに引っ掛かる。第2爪部32は、カバー3が閉位置から第1回転方向R1に回転されるのに伴い、回転中心Ax1側に撓む(弾性変形する)ことにより第2受部31から離脱する。すなわち、第2爪部32が上記のように撓むことに第2受部31と第2爪部32との引っ掛かりが解除される。
図2および図5に示されるように、第1引掛部20Aは、ベース2の前壁2cの上端部2iに設けられた第1受部21と、カバー3の壁3aの上端部3iに設けられた第1爪部22と、を有する。また、図2および図6に示されるように、第1引掛部20Bは、ベース2の前壁2cの下端部2hに設けられた第1受部21と、カバー3の壁3aの下端部3hに設けられた第1爪部22と、を有する。第1引掛部20A,二つの第1引掛部20A,20Bは、回転中心Ax1と直交する所定の平面に関して対称である。
二つの第1引掛部20A,20Bの代表として第1引掛部20Aを詳細に説明する。図8は、図5の一部の拡大図である。図5および図8に示されるように、第1引掛部20Aの第1受部21は、ベースの前壁2cの内面2pにおける孔2mの周囲からX1方向の反対方向に突出している。
図8に示されるように、第1受部21は、第1傾斜面21aと、ガイド面21bと、を有する。第1傾斜面21aは、第1受部21の先端部に設けられている、第1傾斜面21aは、カバー3が閉位置に位置された場合に、ベース2からカバー3に向かう方向すなわちX1方向の反対方向に向かうにつれて二つの第1引掛部20の中間に向かうように軸方向に対して傾斜している。ガイド面21bは、孔2mを形成する面21cに含まれる。すなわち、ガイド面21bは、孔2mに面する。
第1爪部22は、延部22aと、張出部22bと、第2傾斜面22cと、ガイド面22dと、を有する。
延部22aは、壁3aの後面3dからX1方向の反対方向に突出している。張出部22bは、延部22aの先端部からZ1方向に張り出している。第2傾斜面22cは、張出部22bに含まれ、第1傾斜面21aに沿い第1傾斜面21aと引っ掛かる。ガイド面22dは、第1爪部22の先端部に形成されている。
第1爪部22は、孔2mに入れられた状態で、第1受部21に第1回転方向R1に引っ掛かる。第1爪部22は、カバー3が閉位置から第1回転方向R1に回転されるのに伴い、二つの第1引掛部20A,20Bの間の中間(中間位置、中間部)側に撓む(弾性変形する)ことにより第1受部21から離脱する。換言すると、二つの第1爪部22は、カバー3が閉位置から第1回転方向R1に回転されるのに伴い、互いに近づくように撓むことにより第1受部21から離脱する。すなわち、第1爪部22が上記のように撓むことに第1受部21と第1爪部22との引っ掛かりが解除される。
次に、制限部5によるベース2に対するカバー3の固定の解除方法の一例について説明する。作業者は、例えば、図3および図4に示されるように、第2受部31から第2爪部32が離脱するように第2爪部32の周囲のカバー3の部分(一例として立壁41)をD1方向に押しながら作業者は、例えば、図3および図4に示されるように、第2受部31から第2爪部32が離脱するように第2爪部32の周囲のカバー3の部分(一例として立壁41)をD1方向に押しながらカバー3を第1回転方向R1に回転させる。D1方向は、Y1方向の反対方向であり回転中心Ax1に向かう方向である。上記の操作により、第2爪部32が第2受部31から離脱する。このとき、カバー3の軸方向の中央部がD2方向に突出するように、カバー3が弾性変形する。このときの、カバー3の上端部3iの周囲は、図5中のD3方向の沿うように弾性変形し、カバー3の下端部3hの周囲は、図6中のD4方向の沿うように弾性変形する。この弾性変形により、第1引掛部20A,20Bの第1爪部22の先端部がそれらの中間に向かって壁3aに対して撓む。ここで、第1傾斜面21aおよび第2傾斜面22cは、上記D3方向およびD4方向に沿うように形成されている。そして、第1引掛部20Aおよび第1引掛部20Bの第1爪部22が第1受部21から離脱する。よって、作業者は、第2引掛部30の第2爪部32に対する押圧操作(離脱操作、解除操作)をするだけで、第1引掛部20の第1爪部22に対する押圧操作をすることなく、第2引掛部30の引っ掛かりおよび第1引掛部20の引っ掛かりを解除することができる。
カバー3を閉位置に固定する場合には、作業者は、カバーを第1回転方向R1の反対方向に回転させる。これにより、第1爪部22および第2爪部32が、孔2m,2nに挿入されて、第1受部21および第2受部31に引っ掛かる。すなわち、第1受部21および第2受部31が第1爪部22および第2爪部32を受ける。この際、ガイド面21bとガイド面22dとが接触して、第1爪部22が撓みながら孔2mに挿入される。ガイド面31cとガイド面32dとが接触して、第2爪部32が撓みながら孔2nに挿入される。
以上のように、本実施形態では、電子機器100の筐体1は、ベース2と、カバー3と、制限部5と、を備える。カバー3は、回転中心Ax1回りに回転可能にベース2と連結されている。カバー3は、ベース2を覆う閉位置から第1回転方向R1へ回転することによりベース2(前面2g)を露出させる。制限部5は、閉位置に位置されたカバー3の第1回転方向R1への回転を引っ掛かりにより制限する。制限部5は、回転中心Ax1から離間するとともに、回転中心Ax1の軸方向に互いに間隔をあけて設けられた二つの第1引掛部20と、軸方向の位置が二つの第1引掛部20,20A,20Bの間である第2引掛部30と、を備える。第1引掛部20は、第1受部21と、第1爪部22と、を有する。第1受部21は、ベース2に設けられている。第1爪部22は、第1受部21と、カバー3に設けられ、第1受部21に第1回転方向R1に引っ掛かり、カバー3が閉位置から第1回転方向R1に回転されるのに伴い、二つの第1引掛部20の間の中間側に撓むことにより第1受部21から離脱する。第2引掛部30は、第2受部31と、第2爪部32と、を有する。第2受部31は、ベース2に設けられている。第2爪部32は、カバー3に設けられ、第2受部31に第1回転方向R1に引っ掛かり、カバー3が閉位置から第1回転方向R1に回転されるのに伴い、回転中心Ax1側に撓むことにより第2受部31から離脱する。
このような構成によれば、例えば、作業者が、カバー3を開く際に、第2受部31から第2爪部32を離脱するように第2爪部32の周囲のカバー3を第1回転方向R1に回転させることにより、第2爪部32が第2受部31から離脱し、第1爪部22が第1受部21から離脱する。よって、第1受部21および第2受部31からの第1爪部22および第2爪部32の離脱がしやすい。
また、本実施形態では、第1受部21は、カバー3が閉位置に位置された場合にベース2からカバー3に向かう方向に向かうにつれて上記の中間に向かうように軸方向に対して傾斜した第1傾斜面21aを有する。第1爪部22は、第1傾斜面21aに沿い第1傾斜面21aと引っ掛かる第2傾斜面22cを有する。
このような構成によれば、例えば、第1受部21からの第1爪部22の離脱がしやすい。
また、本実施形態では、第2受部31は、カバー3が閉位置に位置された場合にベース2からカバー3に向かう方向と直交する第1直交面31aを有する。第2爪部32は、第1直交面31aに沿い第1直交面31aと引っ掛かる第2直交面32cを有する。
このような構成によれば、例えば、第2受部31に対する第1爪部22の引っ掛かりが強固になりやすい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等の仕様(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…筐体、2…ベース、3…カバー、5…制限部、20,20A,20B…第1引掛部、21…第1受部、21a…第1傾斜面、22…第1爪部、22c…第2傾斜面、30…第2引掛部、31…第2受部、31a…第1直交面、32…第2爪部、32c…第2直交面、100…電子機器、Ax1…回転中心。

Claims (3)

  1. ベースと、
    回転中心回りに回転可能に前記ベースと連結され、前記ベースを覆う閉位置から第1回転方向へ回転することにより前記ベースを露出させるカバーと、
    前記閉位置に位置された前記カバーの前記第1回転方向への回転を引っ掛かりにより制限する制限部と、
    を備え、
    前記制限部は、
    前記回転中心から離間するとともに、前記回転中心の軸方向に互いに間隔をあけて設けられた二つの第1引掛部と、
    前記軸方向の位置が二つの前記第1引掛部の間である第2引掛部と、を備え、
    前記第1引掛部は、
    前記ベースに設けられた第1受部と、
    前記カバーに設けられ、前記第1受部に前記第1回転方向に引っ掛かり、前記カバーが前記閉位置から前記第1回転方向に回転されるのに伴い、二つの前記第1引掛部の間の中間側に撓むことにより前記第1受部から離脱する第1爪部と、
    を有し、
    前記第2引掛部は、
    前記ベースに設けられた第2受部と、
    前記カバーに設けられ、前記第2受部に前記第1回転方向に引っ掛かる第2爪部であって、前記カバーが前記閉位置から前記第1回転方向に回転されるのに伴い、前記第2爪部が前記回転中心側に撓むことにより前記第2受部から離脱する前記第2爪部と、
    を有した、電子機器の筐体。
  2. 前記第1受部は、前記カバーが前記閉位置に位置された場合に前記ベースから前記カバーに向かう方向に向かうにつれて前記中間に向かうように前記軸方向に対して傾斜した第1傾斜面を有し、
    前記第1爪部は、前記第1傾斜面に沿い前記第1傾斜面と引っ掛かる第2傾斜面を有した、請求項1に記載の電子機器の筐体。
  3. 前記第2受部は、前記カバーが前記閉位置に位置された場合に前記ベースから前記カバーに向かう方向と直交する第1直交面を有し、
    前記第2爪部は、前記第1直交面に沿い前記第1直交面と引っ掛かる第2直交面を有した、請求項1または2に記載の電子機器の筐体。
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