JP6835762B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械に関する。
従来、作業機械は、エンジンと、エンジンの冷却水や油圧装置の作動油を冷却する熱交換器と、エンジンと熱交換器とを収容するエンジン室とを備えている(例えば、特許文献1)。ところで、熱交換器は、作動油の減圧および撹拌抵抗等によって発熱した作動油やエンジンの熱を奪って高温になったエンジン冷却水が導かれるため、高温になる。これにより、エンジン室の内部の温度が高くなり、エンジン室の内部の各機器に悪影響を及ぼす場合がある。
特開2004−352089号公報
課題は、熱交換器を効果的に冷却することができる作業機械を提供することである。
作業機械は、エンジンに燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザと、内部を流通する液体を、外部を流通する気体で冷却する熱交換器と、前記ベーパーライザと前記熱交換器とを収容し、第1開口及び第2開口を有するエンジン室と、前記第1開口から前記第2開口に向けて気流を発生させる送風機と、を備え、前記熱交換器は、前記ベーパーライザよりも、前記気流における下流側に配置される。
また、作業機械は、前記エンジン室に収容されるエンジンを備え、前記エンジンは、前記ベーパーライザよりも、前記気流における上流側に配置される、という構成でもよい。
また、作業機械においては、前記熱交換器は、ベーパーライザと対面するように、配置される、という構成でもよい。
また、作業機械は、前記エンジン室の内部の温度に基づいて、前記送風機の送風量を制御する送風制御部を備える、という構成でもよい。
また、作業機械は、前記エンジン室の内部の温度に基づいて、液化ガスを気化させるために前記ベーパーライザに加熱媒体を供給する量を、制御する加熱媒体制御部を備える、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係る作業機械の全体側面図である。 図2は、同実施形態に係る作業機械のエンジン室内視平面図である。 図3は、同実施形態に係る作業機械のエンジン室内視背面図である 図4は、同実施形態に係る作業機械の燃料系統図である。 図5は、同実施形態に係る作業機械の制御ブロック図である。 図6は、同実施形態に係る作業機械の作動油系統図である。 図7は、同実施形態に係る作業機械の冷却水系統図である。 図8は、同実施形態に係る作業機械の制御フロー図である。 図9は、同実施形態に係る各測定温度と各冷却水量と関係を示す図である。 図10は、他の実施形態に係る作業機械の冷却水系統図である。
以下、作業機械における一実施形態について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、作業機械1は、下部走行体1aと、作業機1bと、上部旋回体1cとを備えている。本実施形態においては、作業機械1は、自走可能な作業車両、具体的には、バックホーとしている。なお、作業機械1は、ホイルローダ等の他の作業車両でもよく、また、自走できない作業機械でもよい。
下部走行体1aは、エンジン室2の内部に収容されるエンジン3からの動力を受けて駆動し、作業機械1を走行させる。下部走行体1aは、左右一対のクローラ1d,1d及び左右一対の走行モータ1e,1eを備える。油圧モータである左右の走行モータ1e,1eが左右のクローラ1d,1dをそれぞれ駆動することで作業機械1の前後進を可能としている。また、下部走行体1aは、ブレード1fと、ブレード1fを上下方向に回動させるためのシリンダ1gとを備えている。
作業機1bは、エンジン3からの動力を受けて駆動し、土砂等の掘削作業を行うものである。作業機1bは、それぞれ回転可能に接続されるブーム1h、アーム1i、及びバケット1jを備えている。作業機1bは、伸縮自在な複数のシリンダ1kを独立して可動することによって、ブーム1h、アーム1i、及びバケット1jを独立して駆動している。
上部旋回体1cは、操縦部1m、旋回台1n、旋回モータ1pを備えている。油圧モータである旋回モータ1pは、旋回台1nを駆動することによって、上部旋回体1cを下部走行体1aに対して旋回させる。また、上部旋回体1cは、エンジン室2の内部に、エンジン3により駆動される複数の油圧ポンプ4を備えている。油圧ポンプ4は、例えば、各油圧モータ1e,1pや各シリンダ1g,1kに作動油を供給する。
操縦部1mは、操縦席1qと、操縦席1qの周りに配置される操作部1rとを備えている。オペレータは、操縦席1qに着座して、操作部1r等を操作することによって、エンジン3、油圧ポンプ4、各油圧モータ1e,1p、各シリンダ1g,1k等の制御を行い、走行、旋回、作業等を行うことができる。
次に、エンジン室2の内部の配置と、燃料系統とについて、図2〜図4を参照して説明する。
図2〜図4に示すように、作業機械1は、液化ガスを貯留する燃料タンク5と、燃料タンク5から液化ガスを導出する燃料配管6と、エンジン3に燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザ7とを備えている。また、作業機械1は、エンジン3から排出された排ガスを処理する三元触媒8と、処理された排ガスをエンジン室2の外部に排出するテールパイプ9とを備えている。
燃料配管6は、燃料タンク5とベーパーライザ7とを接続している。ベーパーライザ7は、内部を流通する液化ガスを、外部を流通する気体(空気)で加熱することによって、液化ガスを気化させて燃料ガスに変えている。エンジン3は、気化された燃料ガスを燃焼させることで、駆動力を発生させる。具体的には、エンジン3は、駆動軸3aを回転させる。
三元触媒8は、排ガスが内部を流通する際に、排ガス中に含まれる三種類の有害成分(炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物)を還元及び酸化によって同時に浄化する。テールパイプ9は、エンジン室2の内部と外部とに亘って配置されており、三元触媒8で処理された排ガスが内部を流通することによって、排ガスをエンジン室2の外部に排出する。
エンジン室2は、燃料タンク5、燃料配管6、ベーパーライザ7、三元触媒8、及びテールパイプ9の一部を内部に収容している。そして、エンジン室2は、第1開口2a及び第2開口2bを備えている。
作業機械1は、第1開口2aから第2開口2bに向けて気流を発生させる送風機10を備えている。送風機10は、エンジン室2の内部に収容されている。これにより、低温の空気(外気)が第1開口2aから給気され、高温の空気が第2開口2bから排気される。本実施形態においては、送風機10は、ファンであり、ファンモータ10a及びプロペラ10bを備えている。なお、送風機10は、ブロワでもよい。
作業機械1は、エンジン3を冷却するためにエンジン3の内部を流通する冷却水を、冷却する水熱交換器11と、作動油を冷却する油熱交換器12と、作動油を貯留する作動油タンク13と、発熱する電装品14とを備えている。水熱交換器11、油熱交換器12、作動油タンク13、及び電装品14は、エンジン室2の内部に収容されている。
水熱交換器11は、内部を流通する冷却水を、外部を流通する空気と熱交換することによって、冷却水を冷却する。水熱交換器11は、ラジエータとも呼ばれる。油熱交換器12は、内部を流通する作動油を、外部を流通する空気と熱交換することによって、作動油の減圧及び撹拌抵抗等によって発熱した作動油を冷却する。油熱交換器12は、オイルクーラとも呼ばれる。電装品14は、例えば、エンジン3の回転駆動力から電気を発生させるジェネレータである。電装品14は、エンジン3に固定されている。
ところで、ベーパーライザ7は、外部を流通する空気から気化熱を吸収するため、空気は、ベーパーライザ7を通過する際に、冷却される。そこで、エンジン3は、ベーパーライザ7よりも上流側に配置されている。具体的には、エンジン3とベーパーライザ7との間に、他の発熱機器が介在されておらず、送風機10のみが配置されている。そして、エンジン3は、送風機10及び空間のみを有して、ベーパーライザと対面するように、配置されている。
また、水熱交換器11及び油熱交換器12は、ベーパーライザ7よりも下流側に配置されている。さらに、油熱交換器12は、ベーパーライザ7に隣接して配置されている。具体的には、ベーパーライザ7と油熱交換器12との間に、他の機器が介在されておらず、油熱交換器12は、空間のみを有して、ベーパーライザ7と対面するように、配置されている。なお、ベーパーライザ7と油熱交換器12との距離は、特に限定されない。
これにより、エンジン3が空気で冷却される一方で、空気がエンジン3によって温められるものの、その後、空気は、ベーパーライザ7で冷却される。そして、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、他の機器で加熱されることなく、油熱交換器12及び水熱交換器11を通過する。したがって、油熱交換器12及び水熱交換器11を効果的に冷却することができる。
本実施形態においては、第1開口2aから第2開口2bに向けて、油圧ポンプ4、エンジン3、送風機10、ベーパーライザ7、油熱交換器12、水熱交換器11、三元触媒8の順に、配置されている。そして、送風機10が第1開口2aから第2開口2bに向けて気流を発生させているため、空気は、油圧ポンプ4、エンジン3、送風機10、ベーパーライザ7、油熱交換器12、水熱交換器11、三元触媒8の順に、通過している。
次に、送風機10の制御と、作動油系統とについて、図5及び図6を参照して説明する。
図5に示すように、作業機械1は、油熱交換器12の温度(例えば、油熱交換器12の外面の温度、油熱交換器12の周辺の温度)を測定する第1温度測定部15と、エンジン3及び油圧ポンプ4等を制御する制御装置16とを備えている。制御装置16は、情報を記憶する記憶部16aと、入力される情報及び記憶部16aの情報に基づいて演算する演算部16bと、送風機10を制御する送風制御部16cとを備えている。制御装置16は、例えば、電子制御ユニット(Electronic Control Unit)である。
送風制御部16cは、エンジン室2の内部の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している。具体的には、図5及び図6に示すように、送風制御部16cは、第1温度測定部15が測定した油熱交換器12の温度に基づいて、エンジン3の出力及び油圧ポンプ4の出力を制御することで、油圧モータであるファンモータ10aの回転数を制御している。なお、油圧ポンプ4は、作動油の吐出量を変更可能な可変容量型ポンプであり、例えば、可動斜板の傾斜角度を変更することによって、出力を制御することができる。
これにより、油熱交換器12の温度が高い場合には、送風量が大きくなり、また、油熱交換器12の温度が低い場合には、送風量が小さくなる。これにより、油熱交換器12の温度を適正にすることができる。また、例えば、過剰な送風量になることを抑制することができるため、エネルギ損失の低減を図ることができる。なお、図6に示すように、作動油は、油圧ポンプ4により、ファンモータ10aをはじめ各機器に供給された後、油熱交換器12で冷却されてから、作動油タンク13に戻る。
次に、冷却水系統について、図5及び図7を参照して説明する。
図5及び図7に示すように、作業機械1は、エンジン3に冷却水を供給する冷却水ポンプ19を備えている。作業機械1は、エンジン3から水熱交換器11に向けて供給する冷却水の流量を調整可能な冷却水弁20と、エンジン3からベーパーライザ7に向けて加熱媒体として供給する冷却水の流量を調整可能な加熱媒体弁21とを備えている。冷却水弁20は、冷却水を水熱交換器11に供給する状態と冷却水ポンプ19に戻す状態(エンジン3で循環させる状態)とを切り替える三方弁であり、加熱媒体弁21は、開度を調整できる流量調整弁である。
作業機械1は、エンジン室2の内部の温度を測定する第2温度測定部17と、冷却水の温度を測定する第3温度測定部18とを備えている。例えば、第2温度測定部17は、ベーパーライザ7よりも少し上流側の空気の温度を測定してもよい。例えば、第3温度測定部18は、エンジン3から排出された冷却水の温度を測定してもよい。
制御装置16は、水熱交換器11に冷却水を供給する量を制御する冷却水制御部16dと、ベーパーライザ7に加熱媒体(冷却水)を供給する量を制御する加熱媒体制御部16eとを備えている。冷却水制御部16dは、第2温度測定部17が測定した温度と第3温度測定部18が測定した温度とに基づいて、水熱交換器11に冷却水を供給する量を制御している。加熱媒体制御部16eは、第2温度測定部17が測定した温度に基づいて、ベーパーライザ7に加熱媒体(冷却水)を供給する量を制御している。
ここで、冷却水の制御の詳細について、図8を参照して説明する。
第2及び第3温度測定部17,18がそれぞれ温度を測定する(S1)。第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)には、加熱媒体弁21の弁開度は、大きい開度となり(S3)、反対に、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)には、加熱媒体弁21の弁開度は、それよりも小さい開度となる(S4)。
したがって、エンジン室2の内部の温度が低い場合(S2の「Y」)には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量(冷却水流量)が大きくなり、エンジン室2の内部の温度が高い場合(S2の「N」)には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量(冷却水流量)が小さくなる。これにより、ベーパーライザ7に適正な加熱量を供給することができるため、液化ガスの気化量を適正にすることができる。
また、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも大きい場合(S5の「Y」)には、冷却水弁20は、エンジン3からの冷却水を水熱交換器11に供給する(S6)。反対に、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、冷却水弁20は、エンジン3からの冷却水を冷却水ポンプ19に戻す(S7)、即ち、エンジン3で循環させる。
したがって、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、冷却水は、水熱交換器11で冷却されずに、エンジン3の内部を循環する。これにより、例えば、エンジン3が冷えている(冷間状態)時に、エンジン3を必要温度まで上昇させることができる。
そして、図9に示すように、ベーパーライザ7及び水熱交換器11に供給されるそれぞれの冷却水流量は、以下のようになる。
第1のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも高い場合(S5の「Y」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q1となり、水熱交換器11への冷却水流量は、Q2となる。
第2のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも高い場合(S5の「Y」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q3(<Q1)となり、水熱交換器11への冷却水流量は、Q4(>Q2)となる。
第3のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q1となり、水熱交換器11への冷却水流量は、ゼロとなる。
第4のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q3(<Q1)となり、水熱交換器11への冷却水流量は、ゼロとなる。
以上より、本実施形態に係る作業機械1は、エンジン3に燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザ7と、内部を流通する液体を、外部を流通する気体で冷却する熱交換器11,12と、前記ベーパーライザ7と前記熱交換器11,12とを収容し、第1開口2a及び第2開口2bを有するエンジン室2と、前記第1開口2aから前記第2開口2bに向けて気流を発生させる送風機10と、を備え、前記熱交換器11,12は、前記ベーパーライザ7よりも、前記気流における下流側に配置される。
斯かる構成によれば、ベーパーライザ7が空気から気化熱を吸収するため、空気は、ベーパーライザ7を通過する際に、冷却される。そして、熱交換器11,12が、ベーパーライザ7よりも下流側に配置されているため、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、熱交換器11,12を通過する。これにより、熱交換器11,12を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2に収容されるエンジン3を備え、前記エンジン3は、前記ベーパーライザ7よりも、前記気流における上流側に配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、エンジン3を通過する際に温められた空気は、その後、ベーパーライザ7を通過することで、冷却される。そして、ベーパーライザ7で冷却された空気が、熱交換器11,12を通過することによって、熱交換器11,12を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る作業機械1においては、前記熱交換器(本実施形態においては、油熱交換器12)は、ベーパーライザ7と対面するように、配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、ベーパーライザ7と熱交換器12との間に、他の機器が介在されていないため、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、加熱されることなく、熱交換器12を通過する。これにより、熱交換器12をさらに効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2の内部の温度に基づいて、前記送風機10の送風量を制御する送風制御部16cを備える、という構成である。
斯かる構成によれば、エンジン室2の内部の温度が高い場合には、送風量が大きくなり、また、エンジン室2の内部の温度が低い場合には、送風量が小さくなる。これにより、エンジン室2の内部のそれぞれの機器を効率的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2の内部の温度に基づいて、液化ガスを気化させるために前記ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を、制御する加熱媒体制御部16eを備える、という構成である。
斯かる構成によれば、エンジン室2の内部の温度が高い場合には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量が小さくなり、また、エンジン室2の内部の温度が低い場合には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量が大きくなる。これにより、液化ガスの気化量を適正にすることができる。
なお、作業機械1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、作業機械1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る作業機械1においては、送風制御部16cは、エンジン3の出力及び油圧ポンプ4の出力を制御することで、送風機10の送風量を制御している、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、送風機10は、ベルト等により、エンジン3の駆動を直接伝達されており、送風制御部16cは、エンジン3の出力を制御することで、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。
また、例えば、送風制御部16cは、電気的な制御ではなく、機械的な制御、例えば、ファンクラッチである、という構成でもよい。なお、ファンクラッチは、オンオフのみ制御可能なファンクラッチだけでなく、周辺温度に応じて回転の接続の度合いが複数の段階に制御可能なファンクラッチも採用できる。
(2)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、送風制御部16cは、油熱交換器12の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。
例えば、送風制御部16cは、水熱交換器11の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。また、例えば、送風制御部16cは、第2開口2bを通過する空気の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。また、例えば、送風制御部16cは、エンジン室2の内部の所定の位置の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、冷却水制御部16d及び加熱媒体制御部16eは、電気的な制御である、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、図10に示すように、冷却水制御部22及び加熱媒体制御部23は、機械的な制御、例えば、サーモスタットである、という構成でもよい。なお、サーモスタットは、全閉及び全開のみ制御可能なサーモスタットだけでなく、冷却水温度に応じて開度が複数の段階に制御可能なサーモスタットも採用できる。
(4)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、油熱交換器12とベーパーライザ7との間に、他の機器が介在していない、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、油熱交換器12とベーパーライザ7との間に、他の機器が介在している、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係る作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御する、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に関わらず、送風機10の送風量を一定に維持する、という構成でもよい。
(6)また、上記実施形態に係る作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に基づいて、ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を制御する、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に関わらず、ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を一定に維持する、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、水熱交換器11及び油熱交換器12の両方が、ベーパーライザ7よりも下流側に配置される、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、水熱交換器11又は油熱交換器12の何れか一方が、ベーパーライザ7よりも下流側に配置される、という構成でもよい。
(8)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、エンジン3は、ベーパーライザ7よりも上流側に配置される、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、エンジン3は、ベーパーライザ7よりも下流側に配置される、という構成でもよい。
1…作業機械、1a…下部走行体、1b…作業機、1c…上部旋回体、1d…クローラ、1e…走行モータ、1f…ブレード、1g…シリンダ、1h…ブーム、1i…アーム、1j…バケット、1k…シリンダ、1m…操縦部、1n…旋回台、1p…旋回モータ、1q…操縦席、1r…操作部、2…エンジン室、2a…第1開口、2b…第2開口、3…エンジン、3a…駆動軸、4…油圧ポンプ、5…燃料タンク、6…燃料配管、7…ベーパーライザ、8…三元触媒、9…テールパイプ、10…送風機、10a…ファンモータ、10b…プロペラ、11…水熱交換器、12…油熱交換器、13…作動油タンク、14…電装品、15…第1温度測定部、16…制御装置、16a…記憶部、16b…演算部、16c…送風制御部、16d…冷却水制御部、16e…加熱媒体制御部、17…第2温度測定部、18…第3温度測定部、19…冷却水ポンプ、20…冷却水弁、21…加熱媒体弁、22…冷却水制御部、23…加熱媒体制御部

Claims (5)

  1. エンジンに燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザと、
    内部を流通する液体を、外部を流通する気体で冷却する熱交換器と、
    前記ベーパーライザと前記熱交換器とを収容し、第1開口及び第2開口を有するエンジン室と、
    前記第1開口から前記第2開口に向けて気流を発生させる送風機と、を備え、
    前記熱交換器は、前記ベーパーライザよりも、前記気流における下流側に配置され、
    前記第1開口から前記第2開口に向けて、前記送風機、前記ベーパーライザ、前記熱交換機、の順に配置されている、作業機械。
  2. 前記エンジン室に収容される前記エンジンを備え、
    前記エンジンは、前記ベーパーライザよりも、前記気流における上流側に配置され、
    前記エンジンと前記ベーパーライザとの間に、前記送風機が配置される、請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記熱交換器は、ベーパーライザと対面するように、配置される、請求項1又は2に記載の作業機械。
  4. 前記エンジン室の内部の温度に基づいて、前記送風機の送風量を制御する送風制御部を備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械。
  5. 前記エンジン室の内部の温度に基づいて、液化ガスを気化させるために前記ベーパーライザに加熱媒体を供給する量を、制御する加熱媒体制御部を備える、請求項1〜4の何れか1項に記載の作業機械。
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