JP6834427B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、ワイパ装置に関する。
図7に示したような、運転席側の右ワイパ装置116のワイパブレード132と、助手席側の左ワイパ装置114のワイパブレード130とを、独立した別個のワイパモータ118、120で動作させるダイレクトドライブ方式のワイパ装置は、同期用通信186によって、ワイパモータ118及びワイパモータ120の各々の回転を同期させている。
同期用通信186が正常に行われ、かつワイパモータ118及びワイパモータ120が正常に動作しているのであれば、運転席側のワイパブレード132と、助手席側のワイパブレード130との各々は互いに接触せずにウィンドシールドガラス12上の上反転位置P1と下反転位置P2との間を払拭動作する。
しかしながら、例えば、図7(A)に示したように、左ワイパ装置114のワイパモータ118が故障した場合、同期用通信186が正常であっても、ワイパブレード132と、ワイパブレード130とが互いに接触するおそれがある。
図7(B)に示したように、左ワイパ装置114のワイパモータ118が故障した場合には、正常である右ワイパ装置116のワイパモータ120を停止させることにより、ワイパブレード130とワイパブレード132との接触を防止する。しかしながら、ワイパモータ118、120の回転を停止させると、ウィンドシールドガラス12は全く払拭されなくなり、雨天時の視界確保に支障を来たす。
特許文献1には、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって停止した場合に、他方のワイパブレードで一方のワイパブレードを押して障害物を排除するダイレクトドライブ方式のワイパ装置の発明が開示されている。
特開平11−301417号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術は、障害物で一方のワイパブレードが不動になった場合に、他方のワイパブレードで押して障害物を排除するというもので、ワイパモータが故障した場合を想定していないという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、一方のワイパモータが故障した場合に、ワイパモータが故障したワイパブレードを他方のワイパブレードと接触しない位置に退避させるダイレクトドライブ方式のワイパ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のワイパ装置は、ウィンドシールドガラスの運転席側に設けられ、運転席側Aピラーの近くで該運転席側Aピラーと並行する第1上反転位置と前記ウィンドシールドガラスの下端部と並行する第1下反転位置との間を往復払拭して、前記ウィンドシールドガラスの一部で重なる複数の払拭範囲の一方の払拭範囲払拭るように、第1のワイパブレードを払拭動作させる第1のモータと、前記ウィンドシールドガラスの助手席側に設けられ、前記第1のワイパブレードの払拭範囲内にある第2上反転位置と前記ウィンドシールドガラスの助手席寄りの下端部と並行する第2下反転位置との間を往復払拭して、前記複数の払拭範囲の他方の払拭範囲払拭るように、第2のワイパブレードを払拭動作させる第2のモータと、前記第1のモータまたは前記第2のモータが異常と判定された場合に、異常が判定されたモータにより払拭動作されるワイパブレードの払拭動作を停止し、かつ正常なモータの各々のコイルに通電する時間を所定時間延長して前記正常なモータにより払拭動作されるワイパブレードで前記払拭動作を停止したワイパブレードを押すことにより前記払拭動作を停止したワイパブレードを反転位置まで退避させ、前記正常なモータにより払拭動作されるワイパブレードで重なる部分を含む払拭範囲を払拭するように、前記第1のモータ及び前記第2のモータの回転を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記第1のモータが異常の場合には、前記第1のモータの回転を停止させると共に前記第2のモータを回転させて前記第1のワイパブレードを前記第2のワイパブレードで前記第1上反転位置まで押し上げ、前記第2のモータの動作が異常の場合には、前記第2のモータの回転を停止させると共に前記第1のモータを回転させて前記第2のワイパブレードを前記第1のワイパブレードで前記第2下反転位置まで押し下げる制御を行う
このワイパ装置によれば、一方のモータが故障した場合に、動作が正常なモータで駆動されるワイパブレードによりモータが故障したワイパブレード押し、当該ワイパブレードを他方のワイパブレードと接触しない位置である反転位置に退避させることができる。
請求項2に記載のワイパ装置は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記制御部は、前記第1のモータまたは前記第2のモータが異常と判定された場合に、前記正常なモータの各々のコイルに通電する時間を所定時間延長することにより前記正常なモータのトルクを増大させる制御を行う。

このワイパ装置によれば、動作が正常なモータのトルクを増大させて、動作が異常なモータで駆動されるワイパブレードを反転位置まで移動させることができる。
請求項3に記載のワイパ装置は、請求項1または2に記載のワイパ装置において、前記第1のモータの状態を検出する第1センサ、及び前記第2のモータの状態を検出する第2センサを含み、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの結果に基づいて、異常を判定する。
このワイパ装置によれば、モータの異常を検知するセンサによってモータの状態を判定する。
請求項4に記載のワイパ装置は、請求項3に記載のワイパ装置において、前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの出力軸の回転角度を検出する回転角度センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に回転角度センサで検出された回転角度が変化しない場合に異常と判定する。
このワイパ装置によれば、第1モータの出力軸の回転角度と、第2モータの出力軸の回転角度とに基づいて、モータの異常を検知できる。
請求項5に記載のワイパ装置は、請求項3に記載のワイパ装置において、前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの電流を検出する電流センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に電流センサで検出された電流が上限電流値以上または下限電流値以下の場合に異常と判定する。
このワイパ装置によれば、第1モータのモータ電流と、第2モータのモータ電流とに基づいて、モータの異常を検知できる。
請求項6に記載のワイパ装置は、請求項3に記載のワイパ装置において、前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態として電源から供給される電圧を検出する電圧センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に電圧センサで検出された電圧が上限電圧値以上または下限電圧値以下の場合に異常と判定する。
このワイパ装置によれば、第1モータに供給される電圧値と、第2モータに供給される電圧値とに基づいて、モータの異常を検知できる。
請求項7に記載のワイパ装置は、請求項3に記載のワイパ装置において、前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの回路の温度を検出する温度センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に温度センサで検出された温度が上限温度以上の場合に異常と判定する。
このワイパ装置によれば、回路の温度に基づいて、モータの異常を検知できる。
請求項8に記載のワイパ装置は、請求項3に記載のワイパ装置において、前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態として前記第1のモータと前記第2のモータとの間の同期用通信の状態を検出し、モータの回転制御中に同期用通信が途絶した場合に異常と判定する。
このワイパ装置によれば、第1のモータと第2のモータとの間の同期用通信の状態からモータの異常を検知できる。
本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る右ワイパ装置のワイパ制御回路の構成の一例の概略を示すブロック図である。 (A)は、左ワイパ装置のワイパブレードが、右ワイパ装置のワイパブレードに先行して上反転位置から下反転位置又は格納位置に移動する場合に、左ワイパ装置のワイパモータが故障した場合を示し、(B)は、右ワイパ装置のワイパブレードにより、左ワイパ装置のワイパブレードを押して下反転位置又は格納位置まで移動させる場合を示した説明図である。 (A)は、通常動作時でのワイパモータのコイルへの通電パターンの一例を示し、(B)は、一方のワイパブレードを他方のワイパブレードで押す場合の、他方のワイパブレードを駆動させるワイパモータのコイルへの通電パターンの一例を示したタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の不動時対処処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の変形例の一例を示した構成図である。 (A)は左ワイパ装置のワイパモータが故障した場合を示し、(B)は右ワイパ装置のワイパモータを停止させて、ワイパブレード同士の接触を防止する場合を示した説明図である。
図1は、本実施の形態に係るワイパ装置10の構成を示す概略図である。ワイパ装置10は、一例として、車両のウィンドシールドガラス12の下部の左(助手席側)に左ワイパ装置14、車両のウィンドシールドガラス12の下部の右(運転席側)に右ワイパ装置16を各々備えたダイレクトドライブによるタンデム式のワイパ装置である。なお、本実施の形態における左右は、車室内から見ての左右である。本実施の形態に係るワイパ装置10は、左ワイパ装置14のワイパアーム26と、右ワイパ装置16のワイパアーム28とを、各々同一方向に回動させる。従って、左ワイパ装置14の出力軸36と、右ワイパ装置16の出力軸38とを、各々同一方向に回転させている。
左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16は、ワイパモータ18、20、減速機構22、24、ワイパアーム26、28及びワイパブレード30、32を各々備えている。ワイパモータ18、20は、ウィンドシールドガラス12の左下方及び右下方の各々に設けられている。
左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16は、ワイパモータ18、20の正逆回転が減速機構22、24で各々減速され、減速機構22、24によって減速された正逆回転で出力軸36、38が各々回転する。さらに、出力軸36、38の正逆回転の回転力がワイパアーム26、28に各々作用することによりワイパアーム26、28が格納位置P3から下反転位置P2に移動し、下反転位置P2と上反転位置P1との間を往復動作する。かかるワイパアーム26、28の動作により、ワイパアーム26、28の先端に各々設けられたワイパブレード30、32がウィンドシールドガラス12表面の下反転位置P2から上反転位置P1の間を払拭する。なお、減速機構22、24は、例えばウォームギア等で構成され、ワイパモータ18、20の回転を、ワイパブレード30、32によるウィンドシールドガラス12表面の払拭に適した回転速度に各々減速し、当該回転速度で出力軸36、38を各々回転させる。
本実施の形態に係るワイパモータ18、20は、上述のように、ウォームギアで構成された減速機構22、24を各々有しているので、出力軸36、38の回転速度及び回転角度は、ワイパモータ18、20本体の回転速度及び回転角度と同一ではない。しかしながら、本実施の形態では、ワイパモータ18、20と減速機構22、24は各々一体不可分に構成されているので、以下、出力軸36、38の回転速度及び回転角度を、ワイパモータ18、20の各々の回転速度及び回転角度とみなす。本実施の形態では、例えば、左ワイパ装置14の出力軸36の回転方向を、右ワイパ装置16の出力軸38の回転方向に同期させることにより、出力軸36及び出力軸38を各々同一方向に回転させている。
ワイパモータ18、20には、ワイパモータ18、20の回転を制御するためのワイパ制御回路60、62が各々接続されている。本実施の形態に係るワイパ制御回路60は駆動回路60A及びワイパECU60Bを、ワイパ制御回路62は、駆動回路62A及びワイパECU62Bを、各々含む。
ワイパECU60Bには、ワイパモータ18の出力軸36の回転速度及び回転角度を各々検知する回転角度センサ42が接続されている。ワイパECU62Bには、ワイパモータ20の出力軸38の回転速度及び回転角度を各々検知する回転角度センサ44が接続されている。ワイパECU60B、62Bは、回転角度センサ42、44からの信号に基づいて、ウィンドシールドガラス12上でのワイパブレード30、32の位置を各々算出する。また、ワイパECU60B、62Bは、算出した位置に応じて出力軸36、38の回転速度が変化するように駆動回路60A、62Aを各々制御する。なお、回転角度センサ42、44は、ワイパモータ18、20の減速機構22、24内に各々設けられ、出力軸36、38に連動して回転する励磁コイル又はマグネットの磁界(磁力)を電流に変換して検出する。また、出力軸36、38の回転速度の制御は、後述するメモリ等に記憶された、ワイパブレード30、32の位置に応じて出力軸36、38の回転速度を規定した速度マップ(図示せず)を参照して行う。
駆動回路60A、62Aは、ワイパモータ18、20を各々作動させるための電圧(電流)をPWM(Pulse Width Modulation)制御によって生成してワイパモータ18、20に各々供給する。駆動回路60A、62Aは、スイッチング素子に電界効果トランジスタ(MOSFET)を使用した回路を含み、駆動回路60AはワイパECU60Bの、駆動回路62AはワイパECU62Bの、各々の制御によって、所定のデューティ比の電圧を出力する。
ワイパECU60BとワイパECU62Bとは、例えば、LIN(Local Interconnect Network)等のプロトコルを用いた通信で連携させることにより、左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16の動作を同期させている。また、ワイパ制御回路62のワイパECU62Bには、車両制御回路64を介して、ワイパスイッチ66が接続されている。
ワイパスイッチ66は、車両のバッテリからワイパモータ18、20に供給される電力をオン又はオフするスイッチである。ワイパスイッチ66は、ワイパブレード30、32を、低速で動作させる低速作動モード選択位置、高速で動作させる高速作動モード選択位置、一定周期で間欠的に動作させる間欠作動モード選択位置、停止モード選択位置に切替可能である。また、各モードの選択位置に応じてワイパモータ18、20を回転させるための指令信号を車両制御回路64を介してワイパECU62Bに出力する。また、ワイパECU62Bに入力された指令信号は、前述のLIN等のプロトコルを用いた通信によってワイパECU60Bにも入力される。図1では、便宜上、右ワイパ装置16をマスタワイパ、左ワイパ装置14をスレーブワイパとする。
ワイパスイッチ66から各モードの選択位置に応じて出力された信号がワイパECU60B、62Bに入力されると、ワイパECU60B、62Bがワイパスイッチ66からの出力信号に対応する制御を行う。具体的には、ワイパECU60B、62Bは、ワイパスイッチ66からの指令信号と前述の速度マップとに基づいて出力軸36、38の回転速度を算出する。さらにワイパECU60B、62Bは、算出した回転速度で出力軸36、38が回転するように駆動回路60A、62Aを制御する。
図2は、本実施の形態に係る右ワイパ装置16のワイパ制御回路62の構成の一例の概略を示すブロック図である。また、図2示したワイパモータ20は、一例として、ブラシレスDCモータであるが、ブラシ付きDCモータであってもよい。なお、左ワイパ装置14のワイパ制御回路60の構成は、右ワイパ装置16のワイパ制御回路62と同様なので、その詳細な説明は省略する。
図2に示したワイパ制御回路62は、ワイパモータ20の巻線の端子に印加する電圧を生成する駆動回路62Aと、駆動回路62Aを構成するスイッチング素子のオン及びオフを制御するワイパECU62Bとを含んでいる。
ワイパモータ20のロータ72は、各々3つのS極及びN極の永久磁石で構成されている。ロータ72の磁界は、ホールセンサ70によって検知される。ホールセンサ70は、ロータ72の永久磁石の極性に対応してロータ72とは別に設けられたセンサマグネットの磁界を検知してもよい。ホールセンサ70は、ロータ72又はセンサマグネットの磁界を、ロータ72の位置を示す磁界として検知する。
ホールセンサ70は、ロータ72又はセンサマグネットにより形成された磁界を検出することにより、ロータ72の位置を検出するためのセンサである。ホールセンサ70は、U、V、Wの各相に対応する3つのホール素子を含んでいる。ホールセンサ70は、ロータ72の回転によって生じた磁界の変化を、正弦波に近似した電圧の変化の信号として出力する。
ホールセンサ70が出力した信号は、制御回路であるワイパECU62Bに入力される。ワイパECU62Bは、集積回路であり、スタンバイ回路50によって電源であるバッテリ80から供給される電力が制御されている。
ホールセンサ70からワイパECU62Bに入力されたアナログ波形の信号は、ワイパECU62B内にある、コンパレータ等のアナログ信号をデジタル信号に変換する回路を備えたホールセンサエッジ検出部56に入力される。ホールセンサエッジ検出部56では、入力されたアナログ波形をデジタル波形に変換し、デジタル波形からエッジ部分を検出する。
デジタル波形及びエッジの情報はモータ位置推定部54に入力され、ロータ72の位置が算出される。算出されたロータ72の位置の情報は、通電制御部58に入力される。
また、ワイパECU62Bの指令値算出部52には、ワイパスイッチ66からワイパモータ20(ロータ72)の回転速度を指示するための信号が入力される。指令値算出部52は、ワイパスイッチ66から入力された信号からワイパモータ20の回転速度に係る指令を抽出して、通電制御部58に入力する。
通電制御部58は、モータ位置推定部54で算出されたロータ72の位置に応じて変化する電圧の位相を算出すると共に、算出した位相及びワイパスイッチ66により指示されたロータ72の回転速度に基づいて駆動デューティ値を決定する。また、通電制御部58は、駆動デューティ値に応じたパルス信号であるPWM信号を生成して駆動回路62Aに出力するPWM制御を行う。
駆動回路62Aは、三相(U相、V相、W相)インバータにより構成されている。図2に示すように、駆動回路62Aは、各々が上段スイッチング素子としての3つのNチャンネル電界効果トランジスタ(MOSFET)74U、74V、74W(以下、「FET74U、74V、74W」と言う)、各々が下段スイッチング素子としての3つのNチャンネル電界効果トランジスタ76U、76V、76W(以下、「FET76U、76V、76W」と言う)とを備えている。なお、FET74U、74V、74W及びFET76U、76V、76Wは、各々、個々を区別する必要がない場合は「FET74」、「FET76」と総称し、個々を区別する必要がある場合は、「U」、「V」、「W」の符号を付して称する。
FET74、FET76のうち、FET74Uのソース及びFET76Uのドレインは、コイル40Uの端子に接続されており、FET74Vのソース及びFET76Vのドレインは、コイル40Vの端子に接続されており、FET74Wのソース及びFET76Wのドレインは、コイル40Wの端子に接続されている。
FET74及びFET76のゲートは通電制御部58に接続されており、PWM信号が入力される。FET74及びFET76は、ゲートにHレベルのPWM信号が入力するとオン状態になり、ドレインからソースに電流が流れる。また、ゲートにLレベルのPWM信号が入力されるとオフ状態になり、ドレインからソースへ電流が流れない状態になる。
また、本実施の形態のワイパ制御回路62には、バッテリ80、ノイズ防止コイル82、及び平滑コンデンサ84A、84B等が構成されている。バッテリ80、ノイズ防止コイル82、及び平滑コンデンサ84A、84Bは略直流電源を構成している。なお、図2には図示していないが、バッテリ80の電圧を検出する電圧センサ、ワイパモータ20のコイル40の電流であるモータ電流を検出する電流センサ、及びワイパ制御回路62が実装された基板の温度を検出するためのサーミスタ等が実装されている。
以下、本実施の形態に係るワイパ装置10の作用及び効果について説明する。図3は、本実施の形態のワイパ装置10の動作の一例を示した説明図である。図3(A)は、左ワイパ装置14のワイパブレード30が、右ワイパ装置16のワイパブレード32に先行して上反転位置P1から下反転位置P2又は格納位置P3に移動する場合に、ワイパモータ18が故障した場合である。ワイパモータ18が故障すると、左ワイパ装置14のワイパブレード30の払拭動作は停止する。
図3(B)は、右ワイパ装置16のワイパブレード32により、左ワイパ装置14のワイパブレード30を押して下反転位置P2又は格納位置P3まで移動させる場合を示した説明図である。本実施の形態では、ワイパモータ18が故障した左ワイパ装置14のワイパブレード30を下反転位置P2又は格納位置P3まで移動させた後、右ワイパ装置16は、下反転位置P2と上反転位置P1との間を往復払拭動作する。左ワイパ装置14のワイパブレード30が下反転位置P2又は格納位置P3で停止しているのであれば、左ワイパ装置14のワイパブレード30が往復払拭動作する右ワイパ装置16のワイパブレード32と接触することはない。左ワイパ装置14のワイパモータ18が停止している間に、右ワイパ装置16のワイパECU62Bは、ワイパモータ20の出力軸38を回転方向92に回転させて、ウィンドシールドガラス12の運転席側を払拭動作する。
なお、図示していないが、右ワイパ装置16のワイパモータ20が故障した場合には、左ワイパ装置14のワイパブレード30で右ワイパ装置16のワイパブレード32を押して上反転位置P1まで移動させる。右ワイパ装置16のワイパブレード32が上反転位置P1で停止しているのであれば、右ワイパ装置16のワイパブレード32が往復払拭動作する左ワイパ装置14のワイパブレード30と接触することはない。右ワイパ装置16のワイパモータ20が停止している間に、左ワイパ装置14のワイパECU60Bは、ワイパモータ18の出力軸38を回転させて、ウィンドシールドガラス12の助手席側を払拭動作する。なお、左ワイパ装置14のワイパブレード30で右ワイパ装置16のワイパブレード32を押して上反転位置P1まで移動させるには、図1に示したワイパ装置10の場合、正常時の払拭動作よりもワイパモータ18の出力軸36の回転角度の範囲を大きくすることが望ましい。具体的には、左ワイパ装置14のワイパブレード30が、左ワイパ装置14の上反転位置P1を越えて、右ワイパ装置16の上反転位置P1に達する程度まで、出力軸36の回転角度の範囲を大きくする。
図4(A)はコイル40U、40V、40Wへの通電パターンの一例を示したタイムチャートである。図4において矩形で示された通電102U、102V、102W及び通電104U、104V、104Wは、コイル40U、40V、40Wへ通電されるタイミングを示している。図4において、通電102U、102V、102W及び通電104U、104V、104Wは、便宜上、矩形で示されているが、実際の通電では、PWMによりパルス状に変調された電圧がコイル40U、40V、40Wに印加される。なお、図4の単位時間(例えば、時間t0から時間t1の間)は、ロータ72が電気角で60°回転する時間である。
時間t0から時間t1までは、FET74WとFET76Vとがオンになり、コイル40Wからコイル40Vへ通電される。時間t1から時間t2では、FET74UとFET76Vとがオンになり、コイル40Uからコイル40Vへ通電される。時間t2から時間t3では、FET74UとFET76Wとがオンになり、コイル40Uからコイル40Wへ通電される。時間t3から時間t4では、FET74VとFET76Wとがオンになり、コイル40Vからコイル40Wへ通電される。時間t4から時間t5では、FET74VとFET76Uとがオンになり、コイル40Vからコイル40Uへ通電される。時間t5から時間t6では、FET74WとFET76Uとがオンになり、コイル40Wからコイル40Uへ通電される。時間t6から時間t7では、FET74WとFET76Vとがオンになり、コイル40Wからコイル40Vへ通電される。時間t7から時間t8では、FET74UとFET76Vとがオンになり、コイル40Uからコイル40Vへ通電される。
図4(B)は、一方のワイパブレードを他方のワイパブレードで押す場合の、他方のワイパブレードを駆動させるワイパモータのコイル40U、40V、40Wへの通電パターンの一例を示したタイムチャートである。図4(B)では、通電102U、102V、102Wに加えてオーバーラップ通電106U、106V、106Wを行い、また、通電104U、104V、104Wに加えてオーバーラップ通電108U、108V、108Wを行っている。
一般にブラシレスDCモータでは、U、V、Wの各相への通電時間を延長すると、出力軸のトルクが増大する。本実施の形態では、図4(B)に示したオーバーラップ通電106U、106V、106W、108U、108V、108Wを行ってワイパモータのトルクを増大させ、不動となったワイパ装置のワイパブレードを押すようにしている。オーバーラップ通電を行う時間は、ワイパモータの仕様等によって異なるので、設計時のシミュレーション、又は実機を用いた実験を通じて具体的に決定する。
図5は、本実施の形態に係るワイパ装置10の不動時対処処理の一例を示したフローチャートである。本実施の形態では、便宜上、右ワイパ装置16をマスタ側、左ワイパ装置14をスレーブ側とする。
ステップ500では、ワイパスイッチ66から出力された指令値に従った払拭動作を行う。そして、ステップ502では、スレーブ側のワイパ装置が不動になったか否かを判定する。不動か否かの判定は、同期用通信86が途絶した場合、バッテリ80の電圧が上限値以上又は下限値以下の場合、ワイパモータ18のコイル40に流れる電流が上限値以上又は下限値以下の場合、ワイパ制御回路60の基板の温度が所定値以上になった場合及び回転角度センサ42で検出された出力軸36の回転角度がワイパモータ18に通電しているにもかかわらず変化しない場合、のいずれかに該当するのであれば、ワイパモータ18が不動であると判定する。
または、回転角度センサ42、44が各々検出したワイパモータ18の出力軸36の回転点角度とワイパモータ20の出力軸38の回転角度との差が所定値以上となった場合にスレーブ側のワイパモータ18が不動であると判定する。
ステップ504では、ワイパブレード30、32が上反転位置P1から下反転位置P2に移動するCLOSE動作か否かを回転角度センサ42、44が検出した出力軸36、38の回転角度に基づいて判定する。ステップ504で肯定判定の場合には手順をステップ506に移行させ、ステップ504で否定判定の場合には、CLOSE動作が開始されるまで、手順を待機させる。
ステップ506では、図4(B)に示したオーバーラップ通電を行って、マスタ側のワイパモータ20のトルクを増強する。ステップ508では、スレーブ側のワイパブレード30がスレーブ側退避位置である下反転位置P2又は格納位置P3に到達したか否かを回転角度センサ42で検出された出力軸36の回転角度から判定する。ステップ508で肯定判定の場合には、手順をステップ510に移行させ、ステップ508で否定判定の場合には、ステップ508のオーバーラップ通電を継続する。
ステップ510では、マスタ側の払拭動作を継続して処理をリターンする。
図6は、本実施の形態に係るワイパ装置10の変形例の一例を示した構成図である。図6に示したワイパ装置100は、車両制御回路64からの指令が右ワイパ装置16のワイパECU62Bだけでなく、左ワイパ装置14のワイパECU60Bにも入力される。
図6に示したワイパ装置100には、図1に示したワイパ装置10のように、マスタ側とスレーブ側の別は基本的に存在しない。ワイパ装置100は、一方のワイパモータが不動になった場合に、他方のワイパブレードでワイパモータが不動になったワイパブレードを退避位置移動させるようにする。ワイパ装置100では、左ワイパ装置14と右ワイパ装置16のどちらかが故障した場合でも、他方のワイパブレードによって故障した側のワイパブレードを退避位置に移動させることが可能になる。
以上説明したように、本実施の形態では、ワイパモータが不動となったワイパブレードを他方のワイパブレードで退避位置に押し出すので、ワイパモータが故障したワイパブレードを他方のワイパブレードと接触しない位置に退避させることができる。
10…ワイパ装置、12…ウィンドシールドガラス、14…左ワイパ装置、16…右ワイパ装置、18,20…ワイパモータ、22…減速機構、26,28…ワイパアーム、30,32…ワイパブレード、36,38…出力軸、40U,40V,40W…コイル、42,44…回転角度センサ、50…スタンバイ回路、52…指令値算出部、54…モータ位置推定部、56…ホールセンサエッジ検出部、58…通電制御部、60…ワイパ制御回路、60A…駆動回路、60B…ワイパECU、62…ワイパ制御回路、62A…駆動回路、62B…ワイパECU、64…車両制御回路、66…ワイパスイッチ、70…ホールセンサ、72…ロータ、74U,74V,74W,76U,76V,76W…FET、80…バッテリ、82…ノイズ防止コイル、84A…平滑コンデンサ、86…同期用通信、92…回転方向、100…ワイパ装置、102U,102V,102W,104U,104V,104W…通電、106U,106V,106W,108U,108V,108W…オーバーラップ通電、114…左ワイパ装置、116…右ワイパ装置、118,120…ワイパモータ、130,132…ワイパブレード、186…同期用通信、P1…上反転位置、P2…下反転位置、P3…格納位置、t0,t1,t2,t3,t4,t5,t6,t7,t8…時間

Claims (8)

  1. ウィンドシールドガラスの運転席側に設けられ、運転席側Aピラーの近くで該運転席側Aピラーと並行する第1上反転位置と前記ウィンドシールドガラスの下端部と並行する第1下反転位置との間を往復払拭して、前記ウィンドシールドガラスの一部で重なる複数の払拭範囲の一方の払拭範囲払拭るように、第1のワイパブレードを払拭動作させる第1のモータと、
    前記ウィンドシールドガラスの助手席側に設けられ、前記第1のワイパブレードの払拭範囲内にある第2上反転位置と前記ウィンドシールドガラスの助手席寄りの下端部と並行する第2下反転位置との間を往復払拭して、前記複数の払拭範囲の他方の払拭範囲払拭るように、第2のワイパブレードを払拭動作させる第2のモータと、
    前記第1のモータまたは前記第2のモータが異常と判定された場合に、異常が判定されたモータにより払拭動作されるワイパブレードの払拭動作を停止し、かつ正常なモータの各々のコイルに通電する時間を所定時間延長して前記正常なモータにより払拭動作されるワイパブレードで前記払拭動作を停止したワイパブレードを押すことにより前記払拭動作を停止したワイパブレードを反転位置まで退避させ、前記正常なモータにより払拭動作されるワイパブレードで重なる部分を含む払拭範囲を払拭するように、前記第1のモータ及び前記第2のモータの回転を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第1のモータが異常の場合には、前記第1のモータの回転を停止させると共に前記第2のモータを回転させて前記第1のワイパブレードを前記第2のワイパブレードで前記第1上反転位置まで押し上げ、前記第2のモータの動作が異常の場合には、前記第2のモータの回転を停止させると共に前記第1のモータを回転させて前記第2のワイパブレードを前記第1のワイパブレードで前記第2下反転位置まで押し下げる制御を行うワイパ装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のモータまたは前記第2のモータが異常と判定された場合に、前記正常なモータの各々のコイルに通電する時間を所定時間延長することにより前記正常なモータのトルクを増大させる制御を行う請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 前記第1のモータの状態を検出する第1センサ、及び前記第2のモータの状態を検出する第2センサを含み、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの結果に基づいて、異常を判定する請求項1または2に記載のワイパ装置。
  4. 前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの出力軸の回転角度を検出する回転角度センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に回転角度センサで検出された回転角度が変化しない場合に異常と判定する請求項3に記載のワイパ装置。
  5. 前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの電流を検出する電流センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に電流センサで検出された電流が上限電流値以上または下限電流値以下の場合に異常と判定する請求項3に記載のワイパ装置。
  6. 前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態として電源から供給される電圧を検出する電圧センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に電圧センサで検出された電圧が上限電圧値以上または下限電圧値以下の場合に異常と判定する請求項3に記載のワイパ装置。
  7. 前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態としてモータの回路の温度を検出する温度センサであり、前記制御部は、モータの回転制御中に温度センサで検出された温度が上限温度以上の場合に異常と判定する請求項3に記載のワイパ装置。
  8. 前記第1センサ及び前記第2センサの各々は、モータの状態として前記第1のモータと前記第2のモータとの間の同期用通信の状態を検出し、モータの回転制御中に同期用通信が途絶した場合に異常と判定する請求項3に記載のワイパ装置。
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