JP2003034238A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2003034238A
JP2003034238A JP2002139683A JP2002139683A JP2003034238A JP 2003034238 A JP2003034238 A JP 2003034238A JP 2002139683 A JP2002139683 A JP 2002139683A JP 2002139683 A JP2002139683 A JP 2002139683A JP 2003034238 A JP2003034238 A JP 2003034238A
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Japan
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wiper
wiper blade
blade
passenger
windshield
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JP2002139683A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Horii
孝悦 堀井
Masaaki Terawaki
正明 寺脇
Kyoji Hirata
恭司 平田
Masaaki Nakai
雅明 中井
Toshiyuki Amagasa
俊之 天笠
Toru Furusawa
透 古沢
Masahiro Matsui
雅広 松井
Takashi Hoshino
孝 星野
Kenichi Miyashita
賢一 宮下
Tomoyuki Ogawa
知行 小川
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Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパブレードの突き刺さりの発生を未然に
防止する。 【解決手段】 ウインドガラス1の下端辺に往復回動す
る運転席用の第一ワイパアーム11Rと助手席用の第二
ワイパアーム11Lとが設置されており、両ワイパアー
ム11Rと11Lとの自由端部にはウインドガラス1の
表面を払拭する各ワイパブレード13Rと13Lとが取
り付けられているワイパ装置10において、両ワイパブ
レード13Rと13Lにはカバー20が設けられ、カバ
ー20には鋭角の傾斜部21が設けられている。傾斜部
21の最下端辺23は相手方のワイパブレードのバーテ
ブラ15よりもガラス1の表面側に配置されている。 【効果】 万一、ワイパアームの締結部の緩みで空転が
発生して一方のワイパブレードが他方に突き刺さろうし
ても一方のワイパブレードのカバーの傾斜部を他方のワ
イパブレードが乗り越えるため、突き刺さりは発生しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイパ装置に関し、
特に、ワイパブレードの突き刺さり防止技術に係り、例
えば、自動車のフロントウインドのガラスを払拭するワ
イパ装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のフロントウインドガラ
スを払拭するワイパ装置は左右で一対のワイパアームを
備えており、左右で一対のワイパアームはフロントウイ
ンドガラスの下端辺における運転席と助手席との対応位
置にそれぞれ設置され、両ワイパアームの自由端部にそ
れぞれ取り付けられたワイパブレードによってフロント
ウインドガラス表面の運転席に対面する領域と助手席に
対面する領域をそれぞれ払拭するようになっている。
【0003】従来のこの種のワイパ装置としては、図1
(a)に示されたオポジットタイプ(対向払拭型)のも
のと、図1(b)に示されたタンデムタイプ(追従払拭
型)のものがある。図1(a)に示されたオポジットタ
イプのワイパ装置2Aは、フロントウインドガラス1の
運転席側のワイパアーム3Rと助手席側のワイパアーム
3Lとが互いに左右対称形に配設されている。これに対
して、タンデムタイプのワイパ装置2Bは、運転席側の
ワイパアーム3Rと助手席側のワイパアーム3Lとが互
いに並ぶように配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のワイパ
装置においては、例えば、助手席側のワイパアームの締
結部の緩みや空転が発生すると、図1(a)および
(b)に示されているように、運転席側のワイパアーム
3Rに取り付けられたワイパブレード4Rが助手席側の
ワイパアーム3Lに取り付けられたワイパブレード4L
に突き刺さってしまうことがある。この場合、両ワイパ
アーム3Lと3R同士のロックが発生したり、ワイパア
ームやワイパブレードの構成部品が損傷されたりするた
め、払拭が適正に実施されなくなってしまう場合があ
る。
【0005】本発明の目的は、ワイパブレードの突き刺
さりの発生を未然に防止することができるワイパ装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の第一の手段は、ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往
復回動する一対のワイパアームが設置されており、この
一対のワイパアームの自由端部には前記ウインドガラス
の表面を払拭するワイパブレードがそれぞれ取り付けら
れているワイパ装置において、前記一対のワイパブレー
ドのうち少なくとも一方のワイパブレードの長手方向端
部には、他方のワイパブレードの下方に向けて傾斜部が
設けられていることを特徴とする。この第一の手段によ
れば、万一、ワイパアームの締結部の緩みや空転が発生
して一方のワイパブレードの先端が他方のワイパブレー
ドに突き刺さろうとしても、突き刺さろうとする側のワ
イパブレードの長手方向端部には、他方のワイパブレー
ドの下方に向けて傾斜部が設けられているため、他方の
ワイパブレードを乗り越え、突き刺さりの発生を防止す
ることができる。
【0007】前記課題を解決するための第二の手段は、
ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往復回動する一対の
ワイパアームが設置されており、この一対のワイパアー
ムの自由端部には前記ウインドガラスの表面を払拭する
ワイパブレードがそれぞれ取り付けられているワイパ装
置において、前記ワイパブレードのうち少なくとも一方
のワイパブレードの端部には、先端にかけて前記ウイン
ドガラスの表面から離れるように前記ウインドガラスの
表面に対し傾斜する乗り上げ傾斜部を有する乗り上げ部
材が設けられていることを特徴とする。この第二の手段
において、例えば、助手席側のワイパブレードに乗り上
げ部材が設けられていると、万一、助手席側のワイパア
ームの締結部の緩みや空転が発生して助手席側のワイパ
ブレードが停止しても助手席側のワイパブレードに乗り
上げ部材が運転席側のワイパブレードを乗り上げること
により運転席側のワイパブレードの払拭作動を維持する
ことができるため、運転の安全性を確保することができ
る。
【0008】前記課題を解決するための第三の手段は、
ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往復回動する一対の
ワイパアームが設置されており、この一対のワイパアー
ムの自由端部には前記ウインドガラスの表面を払拭する
ワイパブレードがそれぞれ取り付けられているワイパ装
置において、前記ワイパブレードのうち少なくとも一方
のワイパブレードには、前記ウインドガラスの表面に対
して傾斜する傾斜部を有するガイド部材が設けられてい
ることを特徴とする。この第三の手段において、例え
ば、助手席側のワイパブレードにガイド部材が設けられ
ていると、万一、助手席側のワイパアームの締結部の緩
みや空転が発生して助手席側のワイパブレードが停止し
ても、運転席側のワイパブレードがガイド部材に摺接し
て助手席側のワイパブレードを浮かせることにより、運
転席側のワイパブレードが助手席側のワイパブレードに
噛み込むことなく通過することができるため、運転席側
のワイパブレードは払拭作動を維持することができ、運
転の安全性を確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。図2は本発明の第一の実施の形態
に係るワイパ装置を示している。本実施の形態に係るワ
イパ装置は、オポジットタイプのワイパ装置10として
構成されており、自動車のフロントウインドガラス(以
下、ガラスという。)1を払拭するものとして構成され
ている。ワイパ装置10は運転席側のワイパアーム(以
下、運転席側ワイパアームという。)11Rと助手席側
のワイパアーム(以下、助手席側ワイパアームとい
う。)11Lとを備えており、運転席側ワイパアーム1
1Rのワイパシャフト12Rはガラス1の下端辺におけ
る運転席に対向する位置に配され、助手席側ワイパアー
ム11Lのワイパシャフト12Lは助手席に対向する位
置に配されている。運転席側ワイパアーム11Rおよび
助手席側ワイパアーム11Lの先端には運転席側のワイ
パブレード(以下、運転席側ワイパブレードという。)
13Rおよび助手席側のワイパブレード(以下、助手席
側ワイパブレードという。)13Lがそれぞれ取り付け
られている。
【0010】運転席側ワイパブレード13Rと助手席側
ワイパブレード13Lとは左右対称形であるので、その
構成はワイパブレード13として図3および図4に即し
て説明する。図3に示されているように、ワイパブレー
ド13はガラス1の表面に摺接されてこれを払拭するブ
レードラバー14を備えており、ブレードラバー14は
細長い平板形状に形成されたバーテブラ15によって支
持されている。バーテブラ15は複数段のレバー16、
17、18A、18Bによって支持されており、複数段
のレバー16、17、18A、18Bはブレードラバー
14をガラス1の曲面に追従させるように組み合わされ
ている。一段目のレバー16の中間部にはクリップ19
が枢着されており、ワイパブレード13はクリップ19
によってワイパアーム(11R、11L)に取り付けら
れている。
【0011】図3および図4に示されているように、ワ
イパブレード13の先端側に配置された三段目のレバー
18Aの先端部にはカバー20が固着されている。カバ
ー20は相手方のワイパブレード13のブレードラバー
14やガラス1を損傷させない樹脂等の材料が使用され
て一体成形されており、カバー20は外観形状が略半台
形の四角錐であってワイパブレード13の先端部を全体
的に被覆するフード形状に一体成形されている。カバー
20の四角錐の錐面の三次元の傾斜面によって傾斜部2
1が形成されており、傾斜部21の切っ先22の最下端
辺23はワイパブレード13のバーテブラ15の位置よ
りも低くなるように、かつ、ガラス1の表面から浮くよ
うに設定されている。カバー20の切っ先22の最下端
辺23に続く半台形の斜辺である傾斜面部24は相手方
ワイパブレード13を掬い上げる滑り台形状に形成され
ている。すなわち、カバー(以下、掬い上げ部材とい
う。)20の傾斜面部24は平坦面に形成されており、
その斜辺の傾斜角度Θaは鋭角に設定され、傾斜面部2
4の平坦面の幅方向はレバー18Aの枢軸18aと平行
に設定されている。傾斜面部24の両脇の一対の側壁面
部25、25の傾斜角度Θbは傾斜角度Θaよりも大き
い鋭角に設定されている。
【0012】次に、前記構成に係るワイパ装置10にお
ける掬い上げ部材20の作用および効果を説明する。
【0013】例えば、助手席側ワイパアーム11Lのワ
イパシャフト12Lの締結部の緩みが発生して助手席側
ワイパアーム11Lが図2(b)に示されているように
空転(停止)すると、運転席側ワイパアーム11Rによ
って旋回される運転席側ワイパブレード13Rは助手席
側ワイパアーム11Lの助手席側ワイパブレード13L
の掬い上げ部材20の傾斜部21に掬い上げられて助手
席側ワイパブレード13Lの上を乗り越える。すなわ
ち、助手席側ワイパブレード13Lの傾斜部21の切っ
先22の最下端辺23を相手方の運転席側ワイパブレー
ド13Rのバーテブラ15の位置よりも低く設定するこ
とにより、傾斜部21の切っ先22がガラス1の表面の
払拭を行いかつ弾力を有するブレードラバー14に位置
するため、助手席側ワイパブレード13Lは運転席側ワ
イパブレード13Rのバーテブラ15の下に潜り込み、
助手席側ワイパブレード13Lの掬い上げ部材20の傾
斜面部24は運転席側ワイパブレード13Rを掬い上げ
る。
【0014】運転席側ワイパアーム11Rの正方向(往
路)の回動に伴って、助手席側ワイパブレード13Lに
掬い上げられた運転席側ワイパブレード13Rは助手席
側ワイパブレード13Lを乗り越えた後に、ガラス1の
表面を通常通りに摺動し払拭する。
【0015】運転席側ワイパアーム11Rが反転位置に
達して逆方向(復路)の回動を開始し、運転席側ワイパ
ブレード13Rが助手席側ワイパブレード13Lとの交
差地点に達すると、運転席側ワイパブレード13Rの先
端部の掬い上げ部材20は助手席側ワイパアーム11L
の助手席側ワイパブレード13Lの下に潜り込む。すな
わち、運転席側ワイパブレード13Rの傾斜部21の切
っ先22の最下端辺23は相手方の助手席側ワイパブレ
ード13Lのバーテブラ15の位置よりも低くなるよう
に設定されているため、助手席側ワイパブレード13L
のバーテブラ15の下に潜り込み、運転席側ワイパブレ
ード13Rの掬い上げ部材20の傾斜面部24は助手席
側ワイパブレード13Lを掬い上げる。
【0016】運転席側ワイパアーム11Rの逆方向(復
路)の回動に伴って、助手席側ワイパブレード13Lの
下に潜り込んだ運転席側ワイパブレード13Rは助手席
側ワイパブレード13Lを潜り抜けつつガラス1の表面
を摺動し払拭する。
【0017】以降、運転席側ワイパブレード13Rは運
転席側ワイパアーム11Rの往復回動に追従して助手席
側ワイパブレード13Lに対する乗り越えおよび潜り抜
けを繰り返すことにより、ガラス1の表面の運転席の対
面を払拭し続ける。すなわち、運転席側ワイパブレード
13Rは助手席側ワイパブレード13Lに突き刺さるこ
となく、払拭作動を継続することができる。つまり、本
実施の形態に係るワイパ装置10はガラス1における運
転席の対面領域の払拭を確保することができるため、安
全運転を確保することができる。
【0018】この間、掬い上げ部材20は相手方のワイ
パブレード13のブレードラバー14やガラス1を損傷
させない樹脂等の材料が使用されて一体成形されている
ため、相手方のワイパブレード13のブレードラバー1
4やガラス1を損傷することはない。ちなみに、通常の
払拭作業中に掬い上げ部材20がガラス1の表面を損傷
することもない。
【0019】また、掬い上げ部材20はワイパブレード
13を先端部から先方に掛けて被覆しているため、払拭
した雨水や洗浄液等の水滴が払拭作動中の遠心力によっ
てワイパブレード13の先端からガラス1の外方に飛び
散るのを防止することもできる。このため、通行人に迷
惑が及ぶのを防止することができる。
【0020】なお、以上の第一の実施の形態は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはい
うまでもない。
【0021】例えば、傾斜部を形成する掬い上げ部材は
レバーに固着するに限らず、レバーに一体的に形成して
もよいし、バーテブラやブレードラバーに固着したり一
体的に形成してもよい。また、傾斜面部は傾斜した平坦
面に形成するに限らず、図19に示されているように、
傾斜した弯曲面に形成してもよい。さらに、傾斜面部は
側壁面部がないものでもよい。
【0022】傾斜部は運転席側ワイパブレードおよび助
手席側ワイパブレードの両方に配設するに限らず、運転
席側ワイパブレードまたは助手席側ワイパブレードのい
ずれか一方に配設してもよい。
【0023】さらに、傾斜部はワイパブレードの先端部
だけに配設するに限らず、ワイパシャフト側の後端部に
配設してもよい。これにより、2本のブレードのラップ
量(重ね合わせ)が大きい場合にも使用することが可能
である。
【0024】なお、前記した第一の実施の形態において
は、オポジットタイプのワイパ装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明はタンデムタイプのワイパ装置
についても適用することができる。
【0025】図5〜図9は本発明の第二の実施の形態に
係るワイパ装置を示している。本実施の形態が前記実施
の形態と異なる点は、助手席側ワイパブレードの先端に
乗り上げ部材30が設けられている点である。
【0026】助手席側ワイパブレード13Lは運転席側
ワイパブレード13Rと同様に、雨等を払拭するブレー
ドラバー14と、これを支持するバーテブラ15を有し
ている。バーテブラ15を備えたブレードラバー14は
複数段のレバー16、17、18A、18Bによって支
持され、助手席側ワイパブレード13Lは一段目のレバ
ー16に設けられたクリップ19を介して助手席側ワイ
パアーム11Lの先端部に装着されている。助手席側ワ
イパブレード13Lの先端には乗り上げ部材30が設け
られている。図6および図7に示されているように、乗
り上げ部材30はブレードラバー14を支持する最終段
のレバー18Aの一端に一体成形されており、助手席側
ワイパブレード13Lの先端部を全体的に覆うように形
成されている。また、乗り上げ部材30の先端にかけて
ガラス1の表面から離れるように、ガラス1の表面に対
して傾斜する乗り上げ傾斜部31が乗り上げ部材30に
形成されている。乗り上げ傾斜部31の表面は滑らかな
三次元曲面を有しており、先端方向だけではなく乗り上
げ部材30の両側面方向にも傾斜するようになってい
る。さらに、表面の傾斜角はガラス1の表面に対して浅
く形成される乗り上げ部材30の先端から、ブレードラ
バー14に向けて次第に深くなるように形成されてい
る。乗り上げ傾斜部31の最下端32はブレードラバー
14を支持するバーテブラ15よりも低い位置すなわち
バーテブラ15よりもガラス1の表面に近づくように形
成されている。また、乗り上げ傾斜部31の最上端33
は重複払拭範囲4を通過する運転席側ワイパブレード1
3Rの部位の上端よりも高い位置に形成されている。
【0027】以下、運転席側ワイパブレード13Rの払
拭範囲2と助手席側ワイパブレード13Lの払拭範囲3
との重複払拭範囲4内において、助手席側ワイパアーム
11Lに作動不良が発生した状況での第二の実施の形態
に係るワイパ装置10の作動を図8および図9について
説明する。
【0028】図8に示されているように、助手席側ワイ
パブレード13Lが重複払拭範囲4内で停止すると、上
側反転位置2uから下側反転位置2dに向けて復路方向
に払拭動作を行う運転席側ワイパブレード13Rは、図
9(a)に示されているように、停止している助手席側
ワイパブレード13Lに設けられた乗り上げ部材30の
乗り上げ傾斜部31に向けて進行する。続いて、図9
(b)に示されているように、乗り上げ傾斜部31にレ
バー18Aが接触すると、停止している助手席側ワイパ
ブレード13Lが運転席側ワイパブレード13Rの進行
に伴って持ち上げられる。図9(c)に示されているよ
うに、さらに進行して乗り上げ部材30の最下端まで運
転席側ワイパブレード13Rが摺接すると、助手席側ワ
イパブレード13Lは運転席側ワイパブレード13Rに
乗り上げることになる。したがって、復路方向に進行す
る運転席側ワイパブレード13Rは、助手席側ワイパブ
レード13Lに噛み込むことなくガラス1の表面の払拭
動作を続けることができる。
【0029】なお、乗り上げ傾斜部31の最上端はレバ
ー18Aよりも高く設定されているため、レバー18A
を乗り上げ傾斜部31の曲面に確実に案内することがで
きる。また、最下端32はバーテブラ15よりも低く設
定されているため、図9(c)に示されたブレードラバ
ー14との接触時にあっても柔軟なブレードラバー14
のみに接触し、金属のバーテブラ15に噛み込むことは
ない。さらに、乗り上げ傾斜部31の表面の傾斜角はガ
ラス1の表面に対して浅く形成される乗り上げ部材30
の先端から、ブレードラバー14に向けて次第に深くな
るように形成されているため、助手席側ワイパブレード
13Lの乗り上げ初期段階においては、乗り上げ量が低
く押えられ、運転席側ワイパブレード13Rの進行速度
が速くても噛み込まない傾斜角に形成されている。
【0030】次いで、助手席側ワイパブレード13Lの
下側を通過した後、下側反転位置2dで反転した運転席
側ワイパブレード13Rは、再び、停止した助手席側ワ
イパブレード13Lに向けて進行する。この往路方向に
あっては、助手席側ワイパブレード13Lの側面に、ま
ず、運転席側ワイパブレード13Rの先端すなわち掬い
上げ部材20が接触する。掬い上げ部材20の最下端辺
23はバーテブラ15よりも低い位置に形成されている
ため、掬い上げ部材20が助手席側ワイパブレード13
Lのバーテブラ15よりも下側に入り込み、バーテブラ
15に噛み込むことなく助手席側ワイパブレード13L
を掬い上げる。したがって、往路方向に進行する運転席
側ワイパブレード13Rは助手席側ワイパブレード13
Lに噛み込むことなくガラス1の表面の払拭動作を続け
ることができる。
【0031】以降、運転席側ワイパブレード13Rは、
上側反転位置2uに向かう往路には掬い上げ部材20に
より助手席側ワイパブレード13Lとガラス1の表面と
の間に入り込む動作を、下側反転位置2dに向かう復路
には掬い上げ部材20により助手席側ワイパブレード1
3Lとガラス1の表面との間に案内される動作を繰り返
し行うため、常に、ガラス1の表面に接触して払拭を行
うことができる。
【0032】これまで説明したように、停止した際に端
部から接触されるおそれのあるワイパブレードのその端
部に乗り上げ部材30を設け、停止したワイパブレード
に接触する際に側面から接触するおそれのあるワイパブ
レードのその端部に掬い上げ部材20を設けることによ
り、正常に作動するワイパブレードを噛み込ませること
なく、常にガラス1の表面に接触させ払拭動作を続ける
ことができる。
【0033】なお、乗り上げ傾斜部31や掬い上げ傾斜
部21の傾斜面は、先端に向けて傾斜するだけでなく両
側面にも傾斜するように形成されているため、図8に示
す停止位置が変わる場合すなわち接触する際のワイパブ
レード同士の相対角度が変化する場合であっても噛み込
むことはない。また、停止位置がガラス1の下辺付近と
なるときは、ワイパブレードの側面が接触するため、停
止するワイパブレードは払拭範囲より押し出され障害物
となることはない。
【0034】以上説明した第二の実施の形態において、
乗り上げ部材30はレバー18Aに一体となって形成さ
れているが、別体とした乗り上げ部材30をレバー18
A、バーテブラ15、ブレードラバー14等に固定して
もよい。なお、乗り上げ部材30はレバーと一体に形成
することにより部品点数の削減を図ることができる。ま
た、乗り上げ部材30をレバーと別体に設け、樹脂等で
形成することにより接触時にも相手部材を傷つけない乗
り上げ部材30に構成することもできる。さらに、乗り
上げ部材30はワイパブレードの先端に設けることに限
定されず、後端に設けてもよい。これにより、特に重複
する払拭範囲が大きくワイパブレードの後端から接触さ
れ、または、後端から接触する場合に有効となる。
【0035】さらに、第二の実施の形態においては、助
手席側ワイパブレード13Lに乗り上げ部材30を設け
る一方で、運転席側ワイパブレード13Rに掬い上げ部
材20を設けているが、これに限定されることなく、助
手席側ワイパブレード13Lに掬い上げ部材20を設
け、運転席側ワイパブレード13Rに乗り上げ部材30
を設けてもよい。また、双方のワイパブレードに乗り上
げ部材30を設けてもよく、双方のワイパブレードに掬
い上げ部材20を設けてもよい。さらに、ワイパブレー
ドの両端に掬い上げ部材20や乗り上げ部材30を設け
ても使用することができる。なお、掬い上げ部材20は
省略してもよい。
【0036】乗り上げ傾斜部31の傾斜面は傾斜した平
面であってもよく、掬い上げ傾斜部21の傾斜面は傾斜
した曲面であってもよい。それぞれの傾斜面はガラス1
の表面に対する傾斜角を変化させてもよく、一定の傾斜
角で形成してもよい。また、乗り上げ傾斜部31と接触
するワイパブレードの部位はレバーに限定されず、他の
部位の接触を想定して乗り上げ傾斜部31の最上端33
に形成してもよい。なお、ワイパ装置10の払拭パター
ンはオポジットタイプに限定されず、タンデムタイプ等
であってもよいことは言うまでもない。
【0037】図10〜図18は本発明の第三の実施の形
態であるワイパ装置を示している。本実施の形態が前記
実施の形態と異なる点は、助手席側ワイパブレード13
Lにガイド部材40が設けられている点である。すなわ
ち、図10に示されているように、助手席側ワイパブレ
ード13Lにおける一段目のレバー16のワイパアーム
11L側の端部には、端部の上面から側面にかけて突起
状のガイド部材40がレバー16に一体となって装着さ
れている。図10および図12に示されているように、
ガイド部材40は助手席側ワイパブレード13Lの復路
進行方向すなわち休止状態においてガラス1の下辺1c
の方向に向けて突出するように、取付部41から突端部
42に向けて形成されている。このガイド部材40の下
面にはガラス1の表面に傾斜する傾斜部43が形成され
ており、傾斜部43はガイド部材40の突端部42に近
づくほどガラス1の表面との間隔が開くように形成され
た滑らかな曲面を有している。また、傾斜部43はガイ
ド部材40の両側面40aにも滑らかに連続するように
形成されている。さらに、ガイド部材40の上面40b
にはワイパアーム11Lを保持する保持部としての保持
溝44が形成されており、クリップピン19aに装着さ
れたワイパアーム11Lが係合するようになっている。
なお、運転席側ワイパブレード13Rは助手席側ワイパ
ブレード13Lからガイド部材40を取り除いたものと
なっており、それ以外は同様の構造となっている。
【0038】以下、図10に示された重複払拭範囲4に
おける下半分の範囲4a内において、助手席側ワイパア
ーム11Lに作動不良が発生した状況でのワイパ装置1
0の作動について説明する。この下半分の範囲4aは助
手席側ワイパアーム11Lが停止する際に、助手席側ワ
イパブレード13Lおよび運転席側ワイパブレード13
R相互間に大きな角度差が生ずることなく接触し得る範
囲である。図14は助手席側ワイパアーム11Lに作動
不良が発生した状況を示す平面図であり、助手席側ワイ
パアーム11Lは作動不良のために図示する位置で停止
し、運転席側ワイパアーム11Rのみが矢印X方向に復
路作動する状態を示すものである。また、図15は図1
4に続くワイパ装置10の作動状態を示す正面図であ
り、運転席側ワイパアーム11Rのみが矢印Y方向に往
路作動する状態を示すものである。図16は図15に示
すXVI-XVI 方向から見たワイパ装置10の一部を示す側
面図である。
【0039】図14に示された状態において、運転席側
ワイパブレード13Rは下側反転位置2dに向けて作動
すると、まず、助手席側ワイパブレード13Lに装着さ
れた掬い上げ部材20に接触する。この接触により、運
転席側ワイパブレード13Rは助手席側ワイパブレード
13Lの上面に案内されて上側を通過する。続いて、図
15に示されているように、運転席側ワイパブレード1
3Rは下側反転位置2dにおいて反転して矢印Y方向に
向けて往路作動する。図14および図15に示されてい
るように、運転席側ワイパブレード13Rが助手席側ワ
イパブレード13Lに向かって進行すると、助手席側ワ
イパブレード13Lに設けられたガイド部材40の傾斜
部43と、運転席側ワイパブレード13Rに設けられた
一段目のレバー18Aの上面18bとが最初に接触す
る。さらに、運転席側ワイパブレード13Rが進行する
ことにより、傾斜部43との接触部位が助手席側ワイパ
ブレード13Lの側面に向けて移動する。この傾斜部4
3は突端部42から取付部41にかけてガラス1の表面
との間隔が狭くなるように傾斜して形成されており、助
手席側ワイパブレード13Lは運転席側ワイパブレード
13Rの進行に伴い図16に示す矢印Z方向に浮き上げ
られる。このとき、運転席側ワイパブレード13Rの掬
い上げ部材20は助手席側のブレードラバー14とガラ
ス1の表面との間に入り込んでいるため、助手席側のブ
レードラバー14が運転席側ワイパブレード13Rを構
成する一〜三段目のレバー16、17、18A、ワイパ
アーム11Rの上面に案内されてさらに浮き上げられ
る。
【0040】なお、傾斜部43の一端の最上端45は接
触する運転席側ワイパブレード13Rよりも高い位置に
形成されているため、接触時には確実に傾斜部43に対
して運転席側ワイパブレード13Rを案内することがで
きる。また、傾斜部43の他端の最下端46は運転席側
ワイパブレード13Rの先端部47よりも、助手席側ワ
イパブレード13Lを構成するブレードラバー14の基
部14aを高く浮かせる高さに形成されているため、掬
い上げ部材20が装着されていなくとも、噛み込みを発
生させることなく助手席側ワイパブレード13Lとガラ
ス1の表面との間に運転席側ワイパブレード13Rの先
端部を案内することができる。このとき、ブレードラバ
ー14の基部14aに支持されるリップ部14bが運転
席側ワイパブレード13Rに接触する場合であっても、
リップ部14bは変形するため噛み込むことはない。
【0041】図10に示された重複払拭範囲4の下半分
の範囲4a内において、ガイド部材40が運転席側ワイ
パブレード13Rと接触する位置に設けられることによ
り、運転席側ワイパブレード13Rは助手席側ワイパブ
レード13Lの下に容易に潜り込むことができ、無理な
接触等を引き起こすことなく容易に通過することができ
る。したがって、運転席側ワイパブレード13Rの往路
作動はガイド部材40によって助手席側ワイパブレード
13Lの下側を潜り抜け、復路作動は掬い上げ部材20
によって助手席側ワイパブレード13Lの上側を通過す
ることができ、運転者の最低限の視界を確保することが
できる。
【0042】図17は助手席側ワイパブレード13Lが
下側反転位置3dの付近において停止した状態のワイパ
装置10を示す平面図であり、図18は図17に続くワ
イパ装置10の状態を示す平面図である。図17に示さ
れているように、図10に示された重複払拭範囲4の下
半分の範囲4aの下端において助手席側ワイパブレード
13Lが停止する場合にあっては、復路作動する運転席
側ワイパブレード13Rは停止している助手席側ワイパ
ブレード13Lの側面に当接し、図18に示されている
ように、助手席側ワイパブレード13Lを図10に示さ
れた重複払拭範囲4の下半分の範囲4aから下側反転位
置2dに向けて移動させる。したがって、図18に示さ
れている動作状態からは、運転席側ワイパブレード13
Rの払拭範囲2内から障害物が排除されるため、運転席
側ワイパブレード13Rは通常の払拭動作を行うことが
できる。
【0043】次に、図10に示された重複払拭範囲4の
上半分の範囲4b内において、助手席側ワイパアーム1
1Lに作動不良が発生した状況でのワイパ装置10の作
動について説明する。図10に示された上半分の範囲4
bは運転席側ワイパブレード13Rおよび助手席側ワイ
パブレード13L相互間に大きな角度差がついて接触し
得る範囲を示すものである。図10に示された上半分の
範囲4b内で助手席側ワイパブレード13Lが停止し、
運転席側ワイパブレード13Rが下側反転位置2dに向
けて復路作動を行う場合には、運転席側ワイパブレード
13Rは助手席側ワイパブレード13Lの掬い上げ部材
20に案内され、助手席側ワイパブレード13Lの上側
を通過する。次に、反転して上側反転位置に向かう往路
作動を行う場合には、助手席側ワイパブレード13Lと
ガラス1との間に入り込み、助手席側ワイパブレード1
3Lの下側を通過する。このように、図10に示された
上半分の範囲4bにおいて助手席側ワイパブレード13
Lが停止する非常時であっても、運転席側ワイパブレー
ド13Rは払拭動作を続けることができる。
【0044】以上で説明したように、運転席側ワイパブ
レード13Rおよび助手席側ワイパブレード13L相互
間に角度差がない状況において、助手席側ワイパブレー
ド13Lが作動不良により停止する場合であっても、助
手席側ワイパブレード13Lにガイド部材40を設ける
ことにより、運転席側ワイパブレード13Rを正常に払
拭作動させることができ、非常時における最低限の視界
を確保することができる。すなわち、作動不良時におい
て、作動するワイパブレードの進行方向に配置され、障
害物となり得るワイパブレードにガイド部材40を設け
ることにより、作動するワイパブレードの払拭動作を確
保することができる。したがって、ガイド部材40の装
着は助手席側ワイパブレード13Lに限らず運転席側ワ
イパブレード13Rに装着してもよく、これにより、万
一、運転席側ワイパブレード13Rが停止する非常時で
あっても、助手席側ワイパブレード13Lを確実に作動
させることができる。
【0045】また、ガイド部材40には助手席側ワイパ
アーム11Lと係合する保持部としての保持溝44が形
成されており、助手席側ワイパブレード13Lに対する
助手席側ワイパアーム11Lの動作を揺動方向に規制し
ている。したがって、助手席側ワイパブレード13Lは
クリップピン19aに加えて保持溝44の二点で保持さ
れるために、正常時の払拭動作においては、図10に示
されているように、助手席側ワイパブレード13Lが長
大化してワイパブレード13Lの両端の軌跡差、すなわ
ち作動速度差が顕著に表れる場合であっても、ワイパブ
レード13Lにかかる回転力を抑制し、この回転力によ
り発生する振動を抑制して確実に払拭動作を行うことが
できる。なお、ガイド部材40に設けられる保持部とし
て保持溝44を形成しているが、保持部を凸状に形成す
ることにより凹状に形成されるワイパアームに係合させ
てもよい。
【0046】前記した第三の実施の形態においては、ガ
イド部材40を助手席側ワイパブレード13Lの先端付
近が接触するように設けられているが、この装着位置に
限定されるものではない。また、ガイド部材40の装着
は締結部材や接着によって行ってもよく、ガイド部材4
0をレバーの側面に一体に形成してもよい。さらに、ガ
イド部材40をバーテブラ15やブレードラバー14に
固定してもよく、これらと一体に形成してもよい。ま
た、ガイド部材40に形成された保持溝44にワイパア
ーム11Lを保持させることにより、ワイパブレード1
3Lの振動を抑制しているが、ガイド部材40をワイパ
アーム11Lに固定させて保持溝44とワイパブレード
13Lとを嵌合させるようにしてもよい。さらに、ガイ
ド部材40に形成される傾斜部43の曲面は、傾斜した
平面であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイパブレードの突き刺さりの発生を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパシャフトの突き刺さりを説明するための
各正面図であり、(a)はオポジットタイプのワイパ装
置の場合を示し、(b)はタンデムタイプのワイパ装置
の場合を示している。
【図2】本発明の第一の実施の形態であるワイパ装置を
示す各正面図であり、(a)は通常払拭作動時を示し、
(b)は異常払拭作動時を示している。
【図3】そのワイパブレードを示す斜視図である。
【図4】同じくワイパブレードを示しており、(a)は
一部省略正面図、(b)は一部省略平面図、(c)は
(b)のc−c矢視図、(d)は(b)のd−d線に沿
う断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態であるワイパ装置を
示す正面図である。
【図6】助手席側ワイパブレードを示す斜視図である。
【図7】(a)は助手席側ワイパブレードの先端周辺を
示す正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(b)
のc−c線に沿う断面図である。
【図8】助手席側のワイパブレードが停止した状態を示
す正面図である。
【図9】(a)は乗り上げ部材と運転席側のワイパブレ
ードとの接触過程を示す説明図、(b)は(a)に続く
接触過程を示す説明図、(c)は(b)に続く接触過程
を示す説明図である。
【図10】本発明の第三の実施の形態であるワイパ装置
の休止状態を示す正面図である。
【図11】助手席側ワイパブレードを示す平面図であ
る。
【図12】図11のXI−XI線に沿う断面図である。
【図13】図11のXIII部を示す斜視図である。
【図14】助手席側ワイパブレードの停止状態を示す正
面図である。
【図15】図14に続く状態を示す正面図である。
【図16】図15のXVI-XVI 線に沿う断面図である。
【図17】助手席側ワイパブレードの停止状態を示す正
面図である。
【図18】図17に続く状態を示す正面図である。
【図19】弯曲面形の傾斜面部の実施の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…ガラス、2、3…払拭範囲、2u、3u…上側反転
位置、2d、3d…下側反転位置、4…重複払拭範囲、
4a…下半分の範囲、4b…上半分の範囲、10…オポ
ジットタイプのワイパ装置、11R…運転席側ワイパア
ーム(運転席側のワイパアーム)、11L…助手席側ワ
イパアーム(助手席側のワイパアーム)、12R…運転
席側ワイパアームのワイパシャフト、12L…助手席側
ワイパアームのワイパシャフト、13R…運転席側ワイ
パブレード(運転席側のワイパブレード)、13L…助
手席側ワイパブレード(助手席側のワイパブレード)、
14…ブレードラバー、15…バーテブラ、16、1
7、18A、18B…レバー、19…クリップ、20…
カバー(掬い上げ部材)、21…傾斜部、22…切っ
先、23…最下端辺、24…傾斜面部、25…側壁面
部、30…乗り上げ部材、31…乗り上げ傾斜部、32
…最下端、33…最上端、40…ガイド部材、40a…
両側面、40b…上面、41…取付部、42…突端部、
43…傾斜部、44…保持溝、45…最上端、46…最
下端、47…先端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺脇 正明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 平田 恭司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中井 雅明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 天笠 俊之 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 古沢 透 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 松井 雅広 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 星野 孝 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 宮下 賢一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 小川 知行 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 Fターム(参考) 3D025 AA02 AB01 AC01 AD02 AD09 AE76

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往復
    回動する一対のワイパアームが設置されており、この一
    対のワイパアームの自由端部には前記ウインドガラスの
    表面を払拭するワイパブレードがそれぞれ取り付けられ
    ているワイパ装置において、前記一対のワイパブレード
    のうち少なくとも一方のワイパブレードの長手方向端部
    には、他方のワイパブレードの下方に向けて傾斜部が設
    けられていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜部の先端の最下端は前記一対の
    ワイパブレードの相手方のバーテブラよりも前記ウイン
    ドガラスの表面側に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜部は前記ワイパブレードのレバ
    ーの先端部に配設されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載のワイパ装置。
  4. 【請求項4】 ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往復
    回動する一対のワイパアームが設置されており、この一
    対のワイパアームの自由端部には前記ウインドガラスの
    表面を払拭するワイパブレードがそれぞれ取り付けられ
    ているワイパ装置において、前記ワイパブレードのうち
    少なくとも一方のワイパブレードの端部には、先端にか
    けて前記ウインドガラスの表面から離れるように前記ウ
    インドガラスの表面に対し傾斜する乗り上げ傾斜部を有
    する乗り上げ部材が設けられていることを特徴とするワ
    イパ装置。
  5. 【請求項5】 前記乗り上げ傾斜部の最下端は前記一対
    のワイパブレードの相手方のバーテブラよりも低い位置
    に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のワ
    イパ装置。
  6. 【請求項6】 前記乗り上げ傾斜部の最上端は、相手方
    のワイパブレード部位の上端よりも高い位置に形成され
    ていることを特徴とする請求項4または5に記載のワイ
    パ装置。
  7. 【請求項7】 ウインドガラスの一端辺にそれぞれ往復
    回動する一対のワイパアームが設置されており、この一
    対のワイパアームの自由端部には前記ウインドガラスの
    表面を払拭するワイパブレードがそれぞれ取り付けられ
    ているワイパ装置において、前記ワイパブレードのうち
    少なくとも一方のワイパブレードには、前記ウインドガ
    ラスの表面に対して傾斜する傾斜部を有するガイド部材
    が設けられていることを特徴とするワイパ装置。
  8. 【請求項8】 前記傾斜部の最上端は前記他方のワイパ
    ブレードよりも高い位置に形成されていることを特徴と
    する請求項7に記載のワイパ装置。
  9. 【請求項9】 前記傾斜部の最下端は前記一方のワイパ
    ブレードを構成するブレードラバーの基部を前記他方の
    ワイパブレードの先端部よりも高く浮かせる高さに形成
    されていることを特徴とする請求項7または8に記載の
    ワイパ装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材が前記一対のワイパブ
    レードのそれぞれに設けられていることを特徴とする請
    求項7、8または9に記載のワイパ装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイド部材には前記ワイパアーム
    を保持する保持部が形成されていることを特徴とする請
    求項7、8、9または10に記載のワイパ装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイド部材は、ウインドガラスの
    下辺側に位置していることを特徴とする請求項7、8、
    9、10または11に記載のワイパ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090129A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 アスモ株式会社 ワイパ装置
CN113557181A (zh) * 2019-03-19 2021-10-26 沃尔沃卡车集团 用于车辆挡风玻璃的雨刷器系统

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090129A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 アスモ株式会社 ワイパ装置
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