JP6798272B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、ワイパ装置に関する。
1つのワイパモータで運転席側のワイパブレードと助手席側のワイパブレードとを動作させるワイパ装置では、ワイパモータの回転力をワイパアームに伝達するリンク機構を有している。かかるリンク機構は、ワイパブレード又はワイパアームに積雪等による外力が作用した場合に、ワイパブレードが当該外力によって意に反した位置に移動することを抑制する機能も有している。
しかしながら、図8に示したような、運転席側のワイパブレード132と、助手席側のワイパブレード130とを、独立した別個のワイパモータ116、114で動作させるダイレクトドライブ方式のワイパ装置は、ワイパアーム128、126とワイパモータ116、114との間にリンク機構を有しない場合が多い。かかるワイパ装置では、例えばワイパブレード132に先行して上反転位置P1から下反転位置P2又は格納位置P3に移動するワイパブレード130が雪溜まり等の障害物82による外力を受けると、ワイパモータ114の出力軸の回転方向86の回転が抑制される。障害物82がワイパブレード130の払拭動作によって排除できない場合には、ワイパブレード130が下反転位置P2又は格納位置P3の手前で停止してしまう。さらには、回転方向84でワイパモータ116の出力軸を回転させて後続してくるワイパブレード132が、停止しているワイパブレード130と干渉するおそれがある。
特許文献1には、外力等の作用によって、ワイパアームが停止位置の許容範囲外で停止した場合には、ワイパモータを作動させてワイパアームを停止位置の許容範囲内に移動させるワイパ装置及びワイパ装置の制御方法の発明が開示されている。
特許5535738号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術は、障害物が払拭動作による排除が困難な場合には、ワイパモータを作動させてワイパアームを停止位置の許容範囲内に移動させることができないという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉しないダイレクトドライブ方式のワイパ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のワイパ装置は、所定範囲内で、第1ワイパブレードを払拭動作させる第1モータと、一部が前記所定範囲と重なる範囲内で、第2ワイパブレードを払拭動作させる第2モータと、往路払拭動作及び復路払拭動作の一方の払拭動作では、前記第1ワイパブレード及び前記第2ワイパブレードの一方のワイパブレードが他方のワイパブレードより先行して払拭動作し、往路払拭動作及び復路払拭動作の他方の払拭動作では、前記他方のワイパブレードが前記一方のワイパブレードより先行して払拭動作し、かつ先行して払拭動作するワイパブレードが障害物との干渉により払拭速度が低下した場合には、後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作停止させ、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作停止中に、前記先行して払拭動作するワイパブレードにより前記障害物を排除するように、前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する制御部と、を含んでいる。
このワイパ装置によれば、先行するワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害された場合には、後続するワイパブレードの払拭動作を停止させている。その結果、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
請求項2に記載のワイパ装置は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記第1モータの出力軸の回転角度を検出する第1センサと、前記第2モータの出力軸の回転角度を検出する第2センサと、を含み、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサが各々検出した回転角度に基づいて、前記第1ワイパブレード及び前記第2ワイパブレードの各々の払拭動作及び払拭速度を制御する。
このワイパ装置によれば、各モータの出力軸の回転角度から、各ワイパブレードの位置及び払拭速度を算出し、算出した払拭速度に基づいて、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止する制御を行うことができる。
請求項3に記載のワイパ装置は、請求項1又は2に記載のワイパ装置において、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作を停止させた場合には、該払拭動作を停止させたワイパブレードを停止位置から反転させた後、前記払拭速度が低下したワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続して払拭動作するように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する。
このワイパ装置によれば、停止させたワイパブレードを先に反転させた後、他方のワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続させることにより、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
請求項4に記載のワイパ装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパ装置において、前記制御部は、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭速度が低下した場合には、前記先行して払拭動作するワイパブレードを到達した反転位置で待機させると共に、前記後続して払拭動作するワイパブレードを反転させた後、該反転位置で待機させたワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続して払拭動作するように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する。
このワイパ装置によれば、後続するワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害された場合には、先行するワイパブレードを到達した反転位置で待機させると共に、後続するワイパブレードを先に反転させた後、反転位置で待機させたワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続させる。その結果、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
請求項5に記載のワイパ装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパ装置において、前記制御部は、前記払拭速度が低下したワイパブレードが、該払拭速度の低下から所定時間内に目標である反転位置に到達した場合に該ワイパブレードを該反転位置から反転させ、該払拭速度の低下から所定時間内に目標である反転位置に到達しなかった場合に該ワイパブレードを現在位置から反転させるように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する。
このワイパ装置によれば、雪溜まり等の障害物により払拭動作が阻害された場合、所定時間モータを動作させることにより、雪溜まり等の障害を排除できる。
請求項6に記載のワイパ装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイパ装置において、前記第1ワイパブレードは運転席側に、前記第2ワイパブレードは助手席側に、各々タンデム状に配置されている。
このワイパ装置によれば、タンデム式のダイレクトドライブ方式のワイパ装置において、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
請求項7に記載のワイパ装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイパ装置において、前記第1ワイパブレードは運転席側に設けられ、前記第2ワイパブレードは前記第1ワイパブレードと対向するように助手席側に設けられている。
このワイパ装置によれば、対向払拭式のダイレクトドライブ方式のワイパ装置において、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る右ワイパ装置のワイパ制御回路の構成の一例の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のワイパ装置の動作の一例を示した説明図であり、(A)は、左ワイパ装置のワイパブレードが、右ワイパ装置のワイパブレードに先行して上反転位置から下反転位置又は格納位置に移動する場合に、左ワイパ装置のワイパアーム又はワイパブレードが、雪溜まり等の障害物に衝突した場合であり、(B)は、左ワイパ装置のワイパブレードの払拭動作が障害物との干渉により阻害されたことを、左ワイパ装置のワイパECUが、回転角度センサが出力した信号から検知し、右ワイパ装置のワイパECUにワイパモータの停止を指令した場合である。 ワイパブレードが下反転位置から上反転位置に移動するOPEN動作の際に、ワイパブレードが雪溜まりに衝突した場合の処理の説明図である。 ワイパブレードが上反転位置から下反転位置に移動するCLOSE動作の際に、ワイパブレードが雪溜まりに衝突した場合の処理の説明図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の障害物対処処理の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態の変形例である対向払拭式のワイパ装置を示した概略図である。 ダイレクトドライブ方式のワイパ装置雪溜まり等の障害物に衝突した場合を示した説明図である。
図1は、本実施の形態に係るワイパ装置10の構成を示す概略図である。ワイパ装置10は、一例として、車両のウィンドシールドガラス12の下部の左(助手席側)に左ワイパ装置14、車両のウィンドシールドガラス12の下部の右(運転席側)に右ワイパ装置16を各々備えたダイレクトドライブによるタンデム式のワイパ装置である。なお、本実施の形態における左右は、車室内から見ての左右である。本実施の形態に係るワイパ装置10は、左ワイパ装置14のワイパアーム26と、右ワイパ装置16のワイパアーム28とを、各々同一方向に回動させる。従って、左ワイパ装置14の出力軸36と、右ワイパ装置16の出力軸38とを、各々同一方向に回転させている。
左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16は、ワイパモータ18、20、減速機構22、24、ワイパアーム26、28及びワイパブレード30、32を各々備えている。ワイパモータ18、20は、ウィンドシールドガラス12の左下方及び右下方の各々に設けられている。
左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16は、ワイパモータ18、20の正逆回転が減速機構22、24で各々減速され、減速機構22、24によって減速された正逆回転で出力軸36、38が各々回転する。さらに、出力軸36、38の正逆回転の回転力がワイパアーム26、28に各々作用することによりワイパアーム26、28が格納位置P3から下反転位置P2に移動し、下反転位置P2と上反転位置P1との間を往復動作する。かかるワイパアーム26、28の動作により、ワイパアーム26、28の先端に各々設けられたワイパブレード30、32がウィンドシールドガラス12表面の下反転位置P2から上反転位置P1の間を払拭する。なお、減速機構22、24は、例えばウォームギア等で構成され、ワイパモータ18、20の回転を、ワイパブレード30、32によるウィンドシールドガラス12表面の払拭に適した回転速度に各々減速し、当該回転速度で出力軸36、38を各々回転させる。
本実施の形態に係るワイパモータ18、20は、上述のように、ウォームギアで構成された減速機構22、24を各々有しているので、出力軸36、38の回転速度及び回転角度は、ワイパモータ18、20本体の回転速度及び回転角度と同一ではない。しかしながら、本実施の形態では、ワイパモータ18、20と減速機構22、24は各々一体不可分に構成されているので、以下、出力軸36、38の回転速度及び回転角度を、ワイパモータ18、20の各々の回転速度及び回転角度とみなす。本実施の形態では、例えば、左ワイパ装置14の出力軸36の回転方向を、右ワイパ装置16の出力軸38の回転方向に同期させることにより、出力軸36及び出力軸38を各々同一方向に回転させている。
ワイパモータ18、20には、ワイパモータ18、20の回転を制御するためのワイパ制御回路60、62が各々接続されている。本実施の形態に係るワイパ制御回路60は駆動回路60A及びワイパECU60Bを、ワイパ制御回路62は、駆動回路62A及びワイパECU62Bを、各々含む。
ワイパECU60Bには、ワイパモータ18の出力軸36の回転速度及び回転角度を各々検知する回転角度センサ42が接続されている。ワイパECU62Bには、ワイパモータ20の出力軸38の回転速度及び回転角度を各々検知する回転角度センサ44が接続されている。ワイパECU60B、62Bは、回転角度センサ42、44からの信号に基づいて、ウィンドシールドガラス12上でのワイパブレード30、32の位置を各々算出する。また、ワイパECU60B、62Bは、算出した位置に応じて出力軸36、38の回転速度が変化するように駆動回路60A、62Aを各々制御する。なお、回転角度センサ42、44は、ワイパモータ18、20の減速機構22、24内に各々設けられ、出力軸36、38に連動して回転する励磁コイル又はマグネットの磁界(磁力)を電流に変換して検出する。また、出力軸36、38の回転速度の制御は、後述するメモリ等に記憶された、ワイパブレード30、32の位置に応じて出力軸36、38の回転速度を規定した速度マップ(図示せず)を参照して行う。
駆動回路60A、62Aは、ワイパモータ18、20を各々作動させるための電圧(電流)をPWM(Pulse Width Modulation)制御によって生成してワイパモータ18、20に各々供給する。駆動回路60A、62Aは、スイッチング素子に電界効果トランジスタ(MOSFET)を使用した回路を含み、駆動回路60AはワイパECU60Bの、駆動回路62AはワイパECU62Bの、各々の制御によって、所定のデューティ比の電圧を出力する。
ワイパECU60BとワイパECU62Bとは、例えば、LIN(Local Interconnect Network)等のプロトコルを用いた通信で連携させることにより、左ワイパ装置14及び右ワイパ装置16の動作を同期させている。また、ワイパ制御回路62のワイパECU62Bには、車両制御回路64を介して、ワイパスイッチ66が接続されている。
ワイパスイッチ66は、車両のバッテリからワイパモータ18、20に供給される電力をオン又はオフするスイッチである。ワイパスイッチ66は、ワイパブレード30、32を、低速で動作させる低速作動モード選択位置、高速で動作させる高速作動モード選択位置、一定周期で間欠的に動作させる間欠作動モード選択位置、停止モード選択位置に切替可能である。また、各モードの選択位置に応じてワイパモータ18、20を回転させるための指令信号を車両制御回路64を介してワイパECU62Bに出力する。また、ワイパECU62Bに入力された指令信号は、前述のLIN等のプロトコルを用いた通信によってワイパECU60Bにも入力される。
ワイパスイッチ66から各モードの選択位置に応じて出力された信号がワイパECU60B、62Bに入力されると、ワイパECU60B、62Bがワイパスイッチ66からの出力信号に対応する制御を行う。具体的には、ワイパECU60B、62Bは、ワイパスイッチ66からの指令信号と前述の速度マップとに基づいて出力軸36、38の回転速度を算出する。さらにワイパECU60B、62Bは、算出した回転速度で出力軸36、38が回転するように駆動回路60A、62Aを制御する。
図2は、本実施の形態に係る右ワイパ装置16のワイパ制御回路62の構成の一例の概略を示すブロック図である。また、図2示したワイパモータ20は、一例として、ブラシ付きDCモータである。なお、左ワイパ装置14のワイパ制御回路60の構成は、右ワイパ装置16のワイパ制御回路62と同様なので、その詳細な説明は省略する。
図2に示したワイパ制御回路62は、ワイパモータ20の巻線の端子に印加する電圧を生成する駆動回路62Aと、駆動回路62Aを構成するスイッチング素子のオン及びオフを制御するワイパECU62Bのマイクロコンピュータ48とを含んでいる。マイクロコンピュータ48には、ダイオード56を介してバッテリ80の電力が供給されると共に、供給される電力の電圧は、ダイオード56とマイクロコンピュータ48との間に設けられた電圧検出回路50によって検知され、検知結果はマイクロコンピュータ48に出力される。また、ダイオード56とマイクロコンピュータ48との間に一端が接続され、他端(−)が接地された電解コンデンサC1が設けられている。電解コンデンサC1は、マイクロコンピュータ48の電源を安定化するためのコンデンサである。電解コンデンサC1は、例えば、サージ等の突発的な高電圧を蓄え、接地領域にバイパスすることにより、マイクロコンピュータ48を保護する。
マイクロコンピュータ48には信号入力回路52を介してワイパスイッチ66及び車両制御回路64からワイパモータ18の回転速度を指示するための指令信号が入力される。ワイパスイッチ66から出力された指令信号はアナログ信号の場合には、当該信号は信号入力回路52においてデジタル化されてマイクロコンピュータ48に入力される。
また、マイクロコンピュータ48には、出力軸38の回転に応じて変化するセンサマグネット70の磁界を検知する回転角度センサ44が接続されている。マイクロコンピュータ48は、回転角度センサ44が出力した信号に基づいて、出力軸38の回転角度を算出することにより、ワイパブレード30、32のウィンドシールドガラス12上での位置を特定する。また、出力軸38の回転角度の変化から、出力軸38の回転速度を算出する。
さらに、マイクロコンピュータ48は、メモリ54に記憶されているワイパブレード30、32の位置に応じて規定された速度マップを参照して、ワイパモータ20の回転が、特定したワイパブレード30、32の位置に応じた回転数になるように駆動回路62Aを制御する。
駆動回路62Aは、図2に示すように、スイッチング素子にN型のFET(電界効果トランジスタ)であるトランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4を用いている。トランジスタTr1及びトランジスタTr2は、ドレインがノイズ防止コイル76を介してバッテリ80に各々接続されており、ソースがトランジスタTr3及びトランジスタTr4のドレインに各々接続されている。また、トランジスタTr3及びトランジスタTr4のソースは接地されている。
また、トランジスタTr1のソース及びトランジスタTr3のドレインは、ワイパモータ18の巻線の一端に接続されており、トランジスタTr2のソース及びトランジスタTr4のドレインは、ワイパモータ18の巻線の他端に接続されている。
トランジスタTr1及びトランジスタTr4の各々のゲートにハイレベル信号が入力されることにより、トランジスタTr1及びトランジスタTr4がオンになり、ワイパモータ20には例えばワイパブレード30、32を車室側から見て時計回りに動作させるCW電流72が流れる。さらに、トランジスタTr1及びトランジスタTr4の一方をオン制御しているとき、他方をPWM(Pulse Width Modulation)制御により、小刻みにオンオフ制御することにより、CW電流72の電圧を変調できる。
また、トランジスタTr2及びトランジスタTr3の各々のゲートにハイレベル信号が入力されることにより、トランジスタTr2及びトランジスタTr3がオンになり、ワイパモータ20には例えばワイパブレード30、32を車室側から見て反時計回りに動作させるCCW電流74が流れる。さらに、トランジスタTr2及びトランジスタTr3の一方をオン制御しているとき、他方をPWM(Pulse Width Modulation)制御により、小刻みにオンオフ制御することにより、CCW電流74の電圧を変調できる。
本実施の形態では、電源であるバッテリ80と駆動回路62Aとの間には逆接続保護回路58及びノイズ防止コイル76が設けられると共に、駆動回路62Aに対して並列になるように電解コンデンサC2が設けられている。ノイズ防止コイル76は、駆動回路62Aのスイッチングによって発生するノイズを抑制するための素子である。
電解コンデンサC2は、駆動回路62Aから生じるノイズを緩和すると共に、サージ等の突発的な高電圧を蓄え、接地領域にバイパスすることにより、当該高電圧の駆動回路62Aに過大な電流が入力されるのを防止するための素子である。
逆接続保護回路58は、バッテリ80の正極と負極が図2に示した場合とは逆に接続された場合に、ワイパ制御回路62を構成する素子を保護するための回路である。逆接続保護回路58は、一例として、自身のドレインとゲートを接続した、いわゆるダイオード接続されたFET等で構成される。
以下、本実施の形態に係るワイパ装置10の作用及び効果について説明する。図3は、本実施の形態のワイパ装置10の動作の一例を示した説明図である。図3(A)は、左ワイパ装置14のワイパブレード30が、右ワイパ装置16のワイパブレード32に先行して上反転位置P1から下反転位置P2又は格納位置P3に移動する場合に、左ワイパ装置14のワイパアーム26又はワイパブレード30が、雪溜まり等の障害物82に衝突した場合である。ワイパアーム26又はワイパブレード30が障害物82による外力を受けると、ワイパモータ18の出力軸36の回転方向92の回転が抑制される。障害物82がワイパブレード30の払拭動作によって排除できない場合には、ワイパアーム26及びワイパブレード30が下反転位置P2又は格納位置P3の手前で停止してしまう。さらには、回転方向90でワイパモータ20の出力軸38を回転させて後続してくるワイパブレード32が、停止しているワイパブレード30と干渉するおそれがある。
図3(B)は、左ワイパ装置14のワイパブレード30の払拭動作が障害物82との干渉により阻害されたことを、左ワイパ装置14のワイパECU60Bが、回転角度センサ42が出力した信号から検知し、右ワイパ装置16のワイパECU62Bにワイパモータ20の停止を指令した場合である。右ワイパ装置16のワイパモータ20の回転を停止させることにより、左ワイパ装置14のワイパブレード30に後続する右ワイパ装置16のワイパブレード32が、左ワイパ装置14のワイパブレード30に衝突することを防止する。右ワイパ装置16のワイパモータ20が停止している間に、左ワイパ装置14のワイパECU60Bは、ワイパモータ18の出力軸36を回転方向94に回転させて、障害物82の排除を試みる。障害物82の排除に成功して左ワイパ装置14のワイパブレード30が下反転位置P2又は格納位置P3に到達した場合には、右ワイパ装置16のワイパモータ20の作動を開始させ、ワイパブレード32を下反転位置P2又は格納位置P3へ移動させる。
また、左ワイパ装置14の出力軸36の回転方向94の回転で障害物82を排除できなかった場合には、右ワイパ装置16のワイパブレード32を停止させた位置から上反転位置P1に反転させ、左ワイパ装置14のワイパブレード30も障害物82によって停止した位置から上反転位置P1に反転させる。
図4は、ワイパブレード30、32が下反転位置P2から上反転位置P1に移動するOPEN動作の際に、ワイパブレード30又はワイパブレード32が雪溜まりに衝突した場合の処理の説明図である。図4の上段はマスタワイパの動作、同下段はスレーブワイパの動作を各々示している。図4では、便宜上、右ワイパ装置16をマスタワイパ、左ワイパ装置14をスレーブワイパとする。
図4において、時間t1に、マスタワイパが格納位置P3から上反転位置P1に向かって移動を開始すると、スレーブワイパは時間t2に格納位置P3から上反転位置P1への移動を開始して、マスタワイパに後続する。
時間t3に、マスタワイパが、上反転位置P1の手前で雪溜まりに衝突した影響で出力軸38の回転速度が低下すると、ワイパECU62Bは、時間t4にワイパ速度低下信号を出力する。スレーブワイパのワイパECU60Bは、時間t4で、ワイパモータ18の出力軸36の回転を停止させ、時刻t5に停止位置からスレーブワイパを反転させる。
時間t3から時間t6の間、雪溜まりのためにマスタワイパは動作が阻害されている。本来、マスタワイパは上反転位置P1に到達した後、スレーブワイパの上反転位置P1への到達及び反転まで待機する。しかしながら、雪溜まりによりマスタワイパが上反転位置P1に未到達の場合には、マスタワイパを上反転位置P1の手前で待機させる場合もある。ワイパECU62Bは、雪溜まりを排除するようにワイパモータ20をしばらく(後述する所定時間)作動させてもマスタワイパが目標である上反転位置P1に到達できない場合には、雪溜まりで停止した位置(現在位置)でマスタワイパ待機させ、スレーブワイパの下反転位置P2への反転を待って、現在位置から下反転位置P2に向かって反転させる。なお、雪溜まりを排除するようにワイパモータ20を所定時間作動させた結果、マスタワイパが上反転位置P1に到達した場合は、マスタワイパを上反転位置P1で待機させ、上反転位置P1から反転させる。
マスタワイパのワイパECU62Bは、スレーブワイパが反転した後の時間t6にマスタワイパを反転させ、スレーブワイパに後続させる。時間t7でスレーブワイパが下反転位置P2に到達すると、ワイパECU60Bは、後続するマスタワイパの下反転位置P2の到達を待つために、スレーブワイパを下反転位置P2で待機させる。時間t8にマスタワイパが下反転位置P2に到達し、直後に上反転位置P1に向かって反転した後、ワイパECU60Bは、時間t9でスレーブワイパを下反転位置P2で反転させ、マスタワイパに後続させる。
時間t10にマスタワイパが上反転位置P1に到達した後、後続するスレーブワイパが時間t11に雪溜まりによって出力軸36の回転が阻害されると、ワイパECU60Bは時間t12でワイパ速度低下信号を出力する。
時間t11から時間t13の間、雪溜まりのためにスレーブワイパは動作が阻害されている。本来、上反転位置P1に到達したスレーブワイパは、即時反転されるが、雪溜まりによりスレーブワイパが上反転位置P1に未到達の場合には、雪溜まりを排除するためにワイパモータ18を所定時間作動させる。ワイパECU60Bは、雪溜まりを排除するように所定時間ワイパモータ18を作動させてもスレーブワイパが目標である上反転位置P1に到達できない場合には、時間t13に示されたように、停止位置からスレーブワイパを下反転位置P2に向かって反転させる。ワイパECU62Bはマスタワイパを時間t14まで上反転位置P1で待機させ、時間t14でマスタワイパを下反転位置P2に向かって反転させる。
時間t15で、先行するスレーブワイパが下反転位置P2に到達し、時間t16で、後続するマスタワイパが下反転位置P2に到達した後、時間t17でスレーブワイパが格納位置P3に格納される動作が開始される。時間t18には、後続するマスタワイパでも格納位置P3への移動が開始される。そして、時間t19にスレーブワイパが格納位置P3に到達すると、時間t20にはマスタワイパが格納位置P3に到達する。
図5は、ワイパブレード30、32が上反転位置P1から下反転位置P2に移動するCLOSE動作の際に、ワイパブレード30又はワイパブレード32が雪溜まりに衝突した場合の処理の説明図である。図5の上段はマスタワイパの動作、同下段はスレーブワイパの動作を各々示している。図5でも、便宜上、右ワイパ装置16をマスタワイパ、左ワイパ装置14をスレーブワイパとする。
図5において、時間t21に、マスタワイパが格納位置P3から上反転位置P1に向かって移動を開始すると、スレーブワイパは時間t22に格納位置P3から上反転位置P1への移動を開始して、マスタワイパに後続する。
時間t23にマスタワイパが上反転位置P1に到達すると、ワイパECU62Bは、上反転位置P1でマスタワイパを待機させ、後続するスレーブワイパが上反転位置P1に到達するのを待つ。時間t24でスレーブワイパが上反転位置P1に到達して下反転位置P2に向かって反転すると、ワイパECU60Bは、時間t25でマスタワイパを下反転位置P2に向かって反転させ、先に反転したスレーブワイパに後続させる。
時間t26でスレーブワイパが下反転位置P2に到達すると、ワイパECU60Bは、後続するマスタワイパの下反転位置P2の到達を待つために、スレーブワイパを下反転位置P2で待機させる。マスタワイパが時間t26で、下反転位置P2付近で雪溜まりに衝突し、その影響で出力軸38の回転速度が低下すると、ワイパECU62Bは、時間t27から時間t28までワイパ速度低下信号を出力する。
時間t26から時間t28の間、雪溜まりのためにマスタワイパは動作が阻害される。本来、下反転位置P2に到達したマスタワイパは、即時反転されるが、雪溜まりによりマスタワイパが下反転位置P2に未到達の場合には、雪溜まりを排除するためにワイパモータ20をしばらく作動させる。ワイパECU62Bは、雪溜まりを排除するように所定時間ワイパモータ20を作動させてもマスタワイパが下反転位置P2に到達できない場合には、雪溜まりで停止した位置(現在位置)からマスタワイパを上反転位置P1に向かって反転させる。ワイパECU60Bはスレーブワイパを時間t29まで下反転位置P2で待機させ、時間t29でスレーブワイパを上反転位置P1に向かって反転させる。なお、雪溜まりを排除するようにワイパモータ20を所定時間作動させた結果、マスタワイパが下反転位置P2に到達した場合は、マスタワイパを下反転位置P2で反転させる。
時間t30にマスタワイパが上反転位置P1に到達すると、ワイパECU62Bは、上反転位置P1でマスタワイパを待機させ、後続するスレーブワイパが上反転位置P1に到達するのを待つ。時間t31でスレーブワイパが上反転位置P1に到達して下反転位置P2に向かって反転すると、ワイパECU62Bは、時間t32でマスタワイパを下反転位置P2に向かって反転させ、先に反転したスレーブワイパに後続させる。
時間t33に、スレーブワイパが、下反転位置P2の手前で雪溜まりに衝突した影響で出力軸36の回転速度が低下すると、ワイパECU60Bは、時間t34にワイパ速度低下信号を出力する。マスタワイパのワイパECU62Bは、時間t34のワイパ速度低下信号に基づいて、ワイパモータ20の出力軸38の回転を停止し、マスタワイパを下反転位置P2付近で待機させる。
スレーブワイパのワイパECU60Bは、時間t34でスレーブワイパを下反転位置P2の手前で停止させた状態を時間t36まで継続し、時間t36でスレーブワイパが格納位置P3に格納される動作が開始される。時間t37には、後続するマスタワイパでも格納位置P3への移動が開始される。そして、時間t38にスレーブワイパが格納位置P3に到達すると、時間t39にはマスタワイパが格納位置P3に到達する。
図6は、本実施の形態に係るワイパ装置10の障害物対処処理の一例を示したフローチャートである。ステップ600では、ワイパスイッチ66から出力された指令値に従った払拭動作を行う。
ステップ602では、回転角度センサ42、44によって検出した出力軸36、38の回転角度の変化に基づいてワイパブレード30、32が下反転位置P2から上反転位置P1に移動するOPEN動作か否かを判定する。ステップ602で肯定判定の場合には、ステップ604でマスタ側の出力軸38の回転速度が所定値よりも低下したか否かを判定する。所定値は、実機を用いた実験等によって決定するが、一例として、回転速度が速度マップの既定値に比して70%以下になった場合、ステップ604で肯定判定をする。ステップ604で肯定判定の場合には、ステップ606でスレーブ側の出力軸36の回転を停止させる。ステップ604で否定判定の場合には、処理をリターンする。
ステップ608では、マスタ側のワイパブレード32が所定時間内に上反転位置P1に到達したか否かを判定する。所定時間は、出力軸38の回転速度が低下してからの時間であり、ワイパモータ20が過負荷にならないように実機を通じた実験等により設定する。ステップ608で肯定判定の場合には、処理をリターンする。ステップ608で否定判定の場合には、ステップ610でマスタ側の出力軸38の回転を停止させる。
ステップ612では、出力軸36を反転させてスレーブ側のワイパブレード30を停止位置から反転させる。ステップ614では、出力軸38を反転させてマスタ側のワイパブレード32を停止位置から反転させて処理をリターンする。
ステップ602で否定判定の場合には、ステップ616でスレーブ側の出力軸36の回転速度が所定値よりも低下したか否かを判定する。所定値は、実機を用いた実験等によって決定するが、一例として、回転速度が速度マップの既定値に比して70%以下になった場合、ステップ616で肯定判定をする。ステップ616で肯定判定の場合には、ステップ618でマスタ側の出力軸38の回転を停止させる。ステップ616で否定判定の場合には、処理をリターンする。
ステップ620では、スレーブ側のワイパブレード30が所定時間内に下反転位置P2に到達したか否かを判定する。所定時間は、出力軸36の回転速度が低下してからの時間であり、ワイパモータ18が過負荷にならないように実機を通じた実験等により設定する。ステップ620で肯定判定の場合には、処理をリターンする。ステップ620で否定判定の場合には、ステップ622でスレーブ側の出力軸36の回転を停止させる。
ステップ624では、出力軸38を反転させてマスタ側のワイパブレード32を停止位置から反転させる。ステップ626では、出力軸36を反転させてスレーブ側のワイパブレード30を停止位置から反転させて処理をリターンする。
以上説明したように、本実施の形態では、先行するワイパブレードの払拭動作が障害物82によって阻害された場合には、後続するワイパブレードの払拭動作を停止させている。その結果、一方のワイパブレードの払拭動作が障害物によって阻害されても、他方のワイパブレードと干渉することを防止できる。
また、障害物82によって払拭動作が阻害された場合には、停止した位置からワイパブレード30、32を反転させるが、反転前に後続していたワイパブレードを先に反転させ、反転前に先行していたワイパブレードを次に反転させることにより、反転時に双方のワイパブレードが干渉することを防止できる。
なお、本実施の形態に係るワイパ装置10は、タンデム式ワイパ装置としたが、図7に示した対向払拭式のワイパ装置200としてもよい。ワイパ装置200においても、障害物対処処理はワイパ装置10と同様である。例えば、先行するワイパブレードの払拭動作が障害物82によって阻害された場合には、後続するワイパブレードの払拭動作を停止させる。停止した位置からワイパブレード230、232を反転させる場合には、反転前に後続していたワイパブレードを先に反転させ、反転前に先行していたワイパブレードを次に反転させる。
10…ワイパ装置、12…ウィンドシールドガラス、14…左ワイパ装置、16…右ワイパ装置、18,20…ワイパモータ、22…減速機構、26,28…ワイパアーム、30,32…ワイパブレード、36,38…出力軸、42,44…回転角度センサ、48…マイクロコンピュータ、50…電圧検出回路、52…信号入力回路、54…メモリ、56…ダイオード、58…逆接続保護回路、60…ワイパ制御回路、60A…駆動回路、60B…ワイパECU、62…ワイパ制御回路、62A…駆動回路、62B…ワイパECU、64…車両制御回路、66…ワイパスイッチ、70…センサマグネット、72…CW電流、74…CCW電流、76…ノイズ防止コイル、80…バッテリ、82…障害物、84,86,90,92,94…回転方向、114,116…ワイパモータ、126,128…ワイパアーム、130,132…ワイパブレード、200…ワイパ装置、230,232…ワイパブレード、C1,C2…電解コンデンサ、P1…上反転位置、P2…下反転位置、P3…格納位置、Tr1,Tr2,Tr3,Tr4…トランジスタ

Claims (7)

  1. 所定範囲内で、第1ワイパブレードを払拭動作させる第1モータと、
    一部が前記所定範囲と重なる範囲内で、第2ワイパブレードを払拭動作させる第2モータと、
    往路払拭動作及び復路払拭動作の一方の払拭動作では、前記第1ワイパブレード及び前記第2ワイパブレードの一方のワイパブレードが他方のワイパブレードより先行して払拭動作し、往路払拭動作及び復路払拭動作の他方の払拭動作では、前記他方のワイパブレードが前記一方のワイパブレードより先行して払拭動作し、かつ先行して払拭動作するワイパブレードが障害物との干渉により払拭速度が低下した場合には、後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作停止させ、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作停止中に、前記先行して払拭動作するワイパブレードにより前記障害物を排除するように、前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する制御部と、
    を含むワイパ装置。
  2. 前記第1モータの出力軸の回転角度を検出する第1センサと、
    前記第2モータの出力軸の回転角度を検出する第2センサと、
    を含み、
    前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサが各々検出した回転角度に基づいて、前記第1ワイパブレード及び前記第2ワイパブレードの各々の払拭動作及び払拭速度を制御する請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 前記制御部は、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭動作を停止させた場合には、該払拭動作を停止させたワイパブレードを停止位置から反転させた後、前記払拭速度が低下したワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続して払拭動作するように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する請求項1又は2に記載のワイパ装置。
  4. 前記制御部は、前記後続して払拭動作するワイパブレードの払拭速度が低下した場合には、前記先行して払拭動作するワイパブレードを到達した反転位置で待機させると共に、前記後続して払拭動作するワイパブレードを反転させた後、該反転位置で待機させたワイパブレードを反転させて先に反転させたワイパブレードに後続して払拭動作するように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパ装置。
  5. 前記制御部は、前記払拭速度が低下したワイパブレードが、該払拭速度の低下から所定時間内に目標である反転位置に到達した場合に該ワイパブレードを該反転位置から反転させ、該払拭速度の低下から所定時間内に目標である反転位置に到達しなかった場合に該ワイパブレードを現在位置から反転させるように前記第1モータ及び前記第2モータの各々の回転を制御する請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパ装置。
  6. 前記第1ワイパブレードは運転席側に、前記第2ワイパブレードは助手席側に、各々タンデム状に配置された請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイパ装置。
  7. 前記第1ワイパブレードは運転席側に設けられ、前記第2ワイパブレードは前記第1ワイパブレードと対向するように助手席側に設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイパ装置。
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