JP6834171B2 - 通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 - Google Patents
通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6834171B2 JP6834171B2 JP2016093342A JP2016093342A JP6834171B2 JP 6834171 B2 JP6834171 B2 JP 6834171B2 JP 2016093342 A JP2016093342 A JP 2016093342A JP 2016093342 A JP2016093342 A JP 2016093342A JP 6834171 B2 JP6834171 B2 JP 6834171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- copper
- panel
- adhesive layer
- heating panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
Landscapes
- Surface Heating Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
このような通電加熱パネル10は例えば自動車のフロントガラスとして自動車に備えられる。その他、いわゆるガラス窓或いはガラス扉等の透明な開口部を有するところに透明開口部材(所謂窓材)として用いることができ、これには例えば上記自動車の他、鉄道車輛、航空機、及び船舶、宇宙船等の乗り物の窓、扉等の開口部、並びに、各種建物の窓、扉等の開口部を挙げることができる。又、交通信号機、電子看板及び電子広告の窓材(表面保護板)、自動車の前照燈等の各種乗物の外部に備える照明裝置の窓材(表面保護板)等にも用いることができる。
第一パネル11及び第二パネル12は板ガラスにより構成することができる。これには、当該通電加熱パネル10が適用される設備(例えば乗り物や建物)が通常に有する窓に用いられる板ガラスと同じものを用いることができる。例えばソーダライム硝子(青板硝子)、硼珪酸硝子(白板硝子)、石英硝子、ソーダ硝子、カリ硝子等から成る普通板ガラス、フロート板ガラス、強化板ガラス、部分板ガラス等が挙げられる。また、必要に応じて3次元的に曲面状に湾曲部を有するものであってもよい。このようなガラスの屈折率は通常1.4〜1.8である。特に各種乗り物や建物に用いられる上記ガラスは概ね屈折率が1.52前後のものが多い。
ただし必ずしもガラス板である必要はなく、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂から成る樹脂板であってもよい。ただし、耐候性、耐熱性、透明性等の観点から板ガラスであることが好ましい。
これら第一パネル11及び第二パネル12の厚さは特に限定されることはないが、1.5mm以上5mm以下であることが一般的である。
第一接着剤層13の厚さは特に限定されることはないが、0.2mm以上1.0mm以下であることが通常である。
また、第二接着剤層14の厚さも特に限定されることはないが、図2からもわかるように発熱導体22の厚さ(Z方向大きさ)よりも厚いことが好ましい。
第一接着剤層13、及び第二接着剤層14の中には、必要に応じて、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等の紫外線吸收剤、赤外線吸收剤、帯電防止剤等の各種添加剤を添加することができる。
図1〜図4よりわかるように本形態では加熱電極装置20は、バスバー電極21、発熱導体22、及び電源接続配線24を有している。
このような第一バスバー電極21a及び第二バスバー電極21bは公知の形態を適用することができ、帯状である当該電極の幅は3mm以上15mm以下が一般的である。
本形態ではこのような発熱導体22が、第一バスバー電極21a及び第二バスバー電極21bの長手方向(図1においてはX軸方向)に複数配列されている。
発熱導体22は、加熱電極装置20の厚さ方向において、発熱導体22の一方側(本形態では第一接着剤層13側であり且つ第一パネル11側)の面を平面視した長さ0.01mあたりの表面積をSB、その反対側の面を平面視した長さ0.01mあたりの表面積をSTとしたとき、
0μm2<SB−ST≦30000μm2
が成立することが好ましい。ここで「長さ」とは、延びる発熱導体22のある0.01mを取り出したときにおける一端と他端との距離である。より好ましくは、
0μm2<SB−ST≦15000μm2
である。
これによれば、発熱導体22を視認されない幅で作製した際に、断面積を大きくとることができ、さらに高い出力(発熱量)を得ることが可能である。矩形(長方形)を作製することができれば理想ではあるが、エッチングにより作製することはいわゆるサイドエッジの性質上、困難がある。
図6にPで示した、隣り合う発熱導体22のピッチPは、70μm以上350μm以下であることが好ましい。ピッチPを70μmmより小さくすると複数の発熱導体22が密に配置されて、通電加熱パネル10の光の透過率が許容される範囲を超えて暗くなってしまう虞がある。一方、ピッチPが350μmより大きいと均一な加熱性能が低下したり、発熱導体22が視認されたりする虞がある。より好ましくは、ピッチPは150μm以下とする。
また、当該断面において、発熱導体22のパネル側(本形態に於いては第一パネル11側)の線幅に相当するWB、及びその反対側の辺の線幅に相当する長さをWTとしたとき、
WB>WT、
1μm<WB≦5μm、及び
1μm≦WT<5μm
が成り立つことが好ましい。
なお、この断面は、その部位において最小断面になるように切断された面とする。また、発熱導体22の表面に凹凸が形成されている場合には当該凹凸を含めた最小面積の断面を考えるものとする。
また、発熱導体22の厚さHは、1μm以上、5μm以下であることが好ましい。
又、発熱導体22の開口部23に於いて、隣接する発熱導体22間のパネル表面(本実施形態に於いては第一パネル11表面)側の距離B=P−WTは、
65μm<B≦349μm
となることが好ましい。尚、この距離Bは開口部23の幅とも呼稱される。
このような電源接続配線24は公知の構成を適用すればよい。
このような平滑面を得るための手段は特に限定されることはないが、機械的研磨、化学的研磨、電気化学的溶解、平滑めっき処理のいずれか、または複数を組み合わせることができる。
このような銅箔層55の形成は例えば硫酸銅めっき浴、シアン化銅めっき浴、ほうフッ化銅めっき浴、ピロリン酸銅めっき浴、スルファミン酸銅めっき浴等により形成することができる。
ここで図7(c)には形成されるべき発熱導体22の位置及び大きさを参考として破線及び薄墨で表している。図7(c)からわかるように、本例では、レジストパターン層60’に形成されたレジストパターン60aの縁から、形成されるべき発熱導体22の縁までの距離がCとなるように構成されている。そしてこのCは5μm以上であることが好ましい。これにより上記した形態の発熱導体22をエッチングにより得ることができる。
尚、図8(b)に図示した工程に於いて、第一接着剤層13上に更に第一パネル11を積層した後、第一パネル11、第一接着剤層13及びこれに積層された発熱導体22を、剥離層54から剥離するようにすることも出來る。
すなわち、図1の形態に於いては、通電加熱パネル10が自動車のフロントパネルの位置に配置される。この際には電源接続配線24に開閉器50を介して電源40が接続され、バスバー電極21を介して発熱導体22を発熱させることができる。本形態に於いては、電源40としては自動車に既設のバッテリーを用いている。開閉器50を閉じると、電源40から電流が供給される。当該発熱導体22はジュール熱の発熱により第一パネル11、第二パネル12が加熱されるのでフロントパネルとして機能する通電加熱パネル10の温度が上昇し、凍結及び曇りが解消される。
また、上記のような製造方法によれば、このように細い発熱導体22を効率よく作製することができる。特に、汎用の厚さの銅箔を用いることができ、汎用性も高めることが可能となる。
11 第一パネル
12 第二パネル
13 第一接着剤層
14 第二接着剤層
20 加熱電極装置
21 バスバー電極
22 発熱導体
23 開口部
51 樹脂シート
52 接着剤層
53 銅層
54 剥離層
55 銅箔層
Claims (5)
- 銅、又は銅合金により形成される銅層、前記銅層に電気メッキにより積層される剥離層、及び前記剥離層のうち前記銅層が積層された側とは反対側にメッキにより積層された銅箔層を含む積層体の前記銅箔層にレジストを積層する工程と、
前記レジストの一部を除去して所望のパターンに形成する工程と、
前記レジストを除去した部位を通じて前記銅箔層をエッチングする工程と、
残留していた前記レジストを除去する工程と、
前記エッチングする工程により残留した前記銅箔層に対して接着剤層を積層する工程と、
前記接着剤層及びここに積層された前記銅箔層を前記剥離層から剥離する工程と、を含む、通電加熱パネルの製造方法。 - 前記銅箔層の厚さが1μm以上5μm以下である請求項1に記載の通電加熱パネルの製造方法。
- 前記銅層のうち前記剥離層側の面の表面粗さが、JIS B0601(1994年)規定の10点平均粗さRzで1μm以下である、請求項1又は2に記載の通電加熱パネルの製造方法。
- 前記銅層のうち前記剥離層側とは反対側に樹脂シートが積層されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の通電加熱パネルの製造方法。
- さらに、前記接着剤層及び該接着剤層に積層された前記残留した銅箔層に対して、前記銅箔層側から他の接着剤層を積層する工程、を含み、
前記接着剤層と前記他の接着剤層とで前記残留した銅箔層を挟む、請求項1乃至4のいずれかに記載の通電加熱パネルの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016093342A JP6834171B2 (ja) | 2016-05-06 | 2016-05-06 | 通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 |
JP2020062055A JP6947241B2 (ja) | 2016-05-06 | 2020-03-31 | 通電加熱パネル、及び乗物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016093342A JP6834171B2 (ja) | 2016-05-06 | 2016-05-06 | 通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020062055A Division JP6947241B2 (ja) | 2016-05-06 | 2020-03-31 | 通電加熱パネル、及び乗物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017201606A JP2017201606A (ja) | 2017-11-09 |
JP6834171B2 true JP6834171B2 (ja) | 2021-02-24 |
Family
ID=60264695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016093342A Active JP6834171B2 (ja) | 2016-05-06 | 2016-05-06 | 通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6834171B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019112316A1 (ko) * | 2017-12-08 | 2019-06-13 | 주식회사 엘지화학 | 발열필름 및 이의 제조방법 |
KR102297722B1 (ko) | 2017-12-08 | 2021-09-03 | 주식회사 엘지화학 | 발열필름 및 이의 제조방법 |
CN108601111B (zh) * | 2018-05-23 | 2021-02-12 | 深圳市新宜康科技股份有限公司 | 尺寸精准可控式发热片的制作方法 |
KR102402734B1 (ko) * | 2018-07-10 | 2022-05-26 | 주식회사 엘지화학 | 발열필름 및 이의 제조방법 |
KR102402735B1 (ko) * | 2018-07-10 | 2022-05-26 | 주식회사 엘지화학 | 발열필름 및 이의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6379771B2 (ja) * | 2014-07-14 | 2018-08-29 | 大日本印刷株式会社 | 合わせガラス、メッシュシート及び合わせガラス用中間部材 |
-
2016
- 2016-05-06 JP JP2016093342A patent/JP6834171B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017201606A (ja) | 2017-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6834171B2 (ja) | 通電加熱パネルの製造方法、通電加熱パネル、及び乗物 | |
US20210282235A1 (en) | Heating electrode device, electrical heating glass, heat-generating plate, vehicle, window for building, sheet with conductor, conductive pattern sheet, conductive heat-generating body, laminated glass, and manufacturing method for conductive heat-generating body | |
JP6293722B2 (ja) | 合わせガラス及び合わせガラス用パターンシート | |
JP6834790B2 (ja) | 加熱電極シート、加熱電極シートロール | |
JP2016143538A (ja) | 網目状導電体、網目状導電体を備えた導電体付シートおよび網目状導電体を備えた発熱板 | |
JP2016141210A (ja) | 発熱板、導電性パターンシートおよび発熱板を備えた乗り物 | |
JP6947241B2 (ja) | 通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP2016102055A (ja) | 合わせガラス、パターンシート及び合わせガラスの製造方法 | |
JP6957996B2 (ja) | 加熱電極シート、通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP2017204362A (ja) | 通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP6780247B2 (ja) | 通電加熱ガラス、及び乗物 | |
JP2017208190A (ja) | 加熱電極装置、通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP6834176B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱パネル | |
JP6848212B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱パネル | |
JP6786791B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱ガラス | |
JP2019197727A (ja) | 発熱板、導電体付きフィルム及び発熱板の製造方法 | |
JP6911502B2 (ja) | 加熱電極シート、加熱電極シートロール | |
JP6780294B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱パネル、乗物、及び加熱電極装置の製造方法 | |
JP6907457B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱ガラス、及び乗物 | |
JP6759764B2 (ja) | 通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP6812638B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱ガラス、及び乗物 | |
JP6610222B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱ガラス | |
JP2019135718A (ja) | 導電性パターンシート、発熱板、発熱板を備えた乗り物、及び、発熱板の製造方法 | |
JP6911501B2 (ja) | 加熱電極装置、通電加熱パネル、及び乗物 | |
JP6478150B2 (ja) | 発熱板、発熱板を備えた乗り物、及び、発熱板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200121 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201029 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20201029 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20201105 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20201110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6834171 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |