JP6911501B2 - 加熱電極装置、通電加熱パネル、及び乗物 - Google Patents

加熱電極装置、通電加熱パネル、及び乗物 Download PDF

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本発明は、通電することでジュール熱(Joule heat)により発熱する発熱導体を備える加熱電極装置、及びこれを用いた通電加熱パネル、乗物に関する。
特許文献1〜特許文献3に記載のように、自動車、鉄道、航空機、及び船舶等の乗り物のガラス窓、並びに、建物のガラス窓に対して、通電することにより加熱し、ガラス窓の凍結や曇りを解消する技術がある。このようなガラス窓は、2枚のガラス板の間に加熱電極装置を具備して構成されている。そして当該加熱電極装置は、離隔して配置された一対のバスバー電極、及び、この一対のバスバー電極間を渡すように配置された発熱導体を有しており、一対のバスバー電極に電源を接続することで発熱導体に通電可能とされ、この通電によって発熱導体を発熱させてガラス窓を加熱できるように構成されている。
このような発熱導体のパターンとして、線条の発熱導体が複数配列される形態や、メッシュ状の発熱導体の形態がある。
特開平8−72674号公報 特開平9−207718号公報 特開2013−56811号公報
このような加熱電極装置では、上記のようにガラス窓等に用いられるため、発熱導体が視覚の邪魔になることをできるだけ避ける必要がある。しかしながら、過不足なく適切な発熱量を得る発熱導体の形態としたときに、発熱導体が視認されてしまったり、光芒等によって視覚の邪魔になったりすることがあった。
そこで本発明は、視覚的な不具合が生じることを抑えつつ、過度な発熱量となることを防止することができる加熱電極装置を提供することを課題とする。またこの加熱電極装置を有する通電加熱パネル及び乗物を提供する。
以下本発明について説明する。ここでは理解容易のため図面の参照符号を付記するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の1つの態様は、通電してパネルを加熱する加熱電極装置(20)であって、2つの電極であるバスバー電極(22)と、バスバー電極の2つの電極の間に配置され、バスバー電極に電気的に接続し、通電により発熱する発熱導体部(23)と、平面視において発熱導体部に重なる位置に配置された複数の要素が配列されたパターンを具備し、バスバー電極には電気的に接続していない視認性低減層(24)と、を備える加熱電極装置である。
ここで上記加熱電極装置は、基材層(21)を具備し、基材層の一方の面に発熱導体部(23)が配置されており、基材層の他方の面に視認性低減層(24)が配置されている構成とすることができる。
透明な第一のパネル(11)と、第一のパネルに対して間隔を有して配置される透明な第二のパネル(15)と、第一のパネルと第二のパネルとの間隔に配置される上記加熱電極装置(20)と、を備える、通電加熱パネルを提供することができる。
そして、このような加熱通電パネルを備える乗物を提供することができる。
本発明によれば、視覚的な不具合が生じることを抑えつつ、過度な発熱量となることを防止することが可能となる。
1つの形態に係る通電加熱パネル10を説明する平面図である。 図1の一部を拡大した拡大図である。 さらに図1の一部を拡大した拡大図である。 通電加熱パネル10の層構成を説明する断面図である。 図5(a)〜図5(d)は、通電加熱パネル10の作製方法を説明する図である。 図6(a)は通電加熱パネル10’の層構成を説明する断面図、図6(b)は通電加熱パネル10”の層構成を説明する断面図である。
以下本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。なお、図面に表れる各部材は理解し易さの観点から大きさや形状を誇張、変形して表すことがある。また見易さのため繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は1つの形態を説明する図で、通電加熱パネル10を平面視した概念図である。また、図2は図1にIIで示した部位の拡大図である。図3は、図1の一部をさらに拡大し、平面視において発熱導体部23の1つの網目とその周囲に注目した図である。図4は図1に示したZ方向の断面図であり、通電加熱パネル10の厚さ方向における層構成を説明する図である。
このような通電加熱パネル10は例えば自動車のフロントガラスとして自動車に備えられる。その他、いわゆるガラス窓を有するところに窓として用いることができ、これには例えば上記自動車をはじめ、鉄道、航空機、及び船舶等の乗り物の窓、並びに、建物の窓、交通信号機の保護板、電子看板、及び乗物の前照灯等を挙げることができる。
図1〜図4よりわかるように、通電加熱パネル10は全体として板状であり、複数の層が厚さ方向(図1〜図4に示したZ軸方向)に積層してなる。より具体的には、本形態の通電加熱パネル10は、図4の断面図に示す如く第一パネル11、接着層12、加熱電極装置20、接着層14、及び第二パネル15を有して構成されている。以下、それぞれについて説明する。
第一パネル11、及び第二パネル15は、透光性を有する、即ち透明な板状の部材であり、互いに向かい合うように配置された板面間に間隔を有して略平行に配置されている。いわゆる二重パネル構造である。なお、ここで板面とは、図2で言えば、第一パネル11及び第二パネル15の表面のうちXY平面に平行な対向する2平面になる。この第一パネル11と第二パネル15との間に、加熱電極装置20の一部が配置され、接着層12、接着層14により一体化されている。
第一パネル11及び第二パネル15は板ガラスにより構成することができる。これには、当該通電加熱パネル10が適用される設備(例えば乗り物や建物)が通常に有する窓に用いられる板ガラスと同じものを用いることができる。例えばソーダライム硝子(青板硝子)、硼珪酸硝子(白板硝子)、石英硝子、ソーダ硝子、カリ硝子等から成る普通板ガラス、フロート板ガラス、強化板ガラス、部分板ガラス等が挙げられる。また、必要に応じて3次元的に曲面状に湾曲部を有するものであってもよい。
ただし必ずしもガラス板である必要はなく、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂から成る樹脂板であってもよい。ただし、耐候性、耐熱性、透明性等の観点から板ガラスであることが好ましい。
これら第一パネル11及び第二パネル15の厚さは特に限定されることはないが、1.5mm以上5mm以下であることが一般的である。
接着層12は第一パネル11のうち第二パネル15側となる面に積層された接着剤からなる層であり、本形態では視認性低減層24を覆いつつ、基材層21と第一パネル11とを接着する。接着剤としては特に限定されることはないが、接着性、耐候性、耐熱性等の観点からポリビニルブチラール樹脂を用いることができる。
接着層12の厚さは特に限定されることはないが、本形態では後述する視認性低減層24を覆うことができる厚さとすることができる。
加熱電極装置20は、通電することによって発熱し、通電加熱パネル10を加熱するよう構成されている。
図1〜図4よりわかるように本形態では加熱電極装置20は、基材層21、バスバー電極22、発熱導体部23、視認性低減層24、及び電源接続配線25を有している。
基材層21は、加熱電極装置20の、特にバスバー電極22及び発熱導体部23がその一方の面上に配置され、本形態では他方の面に視認性低減層24が配置されて、該バスバー電極22、発熱導体部23、及び視認性低減層24を支持する基材として機能する層である。
基材層21は透明な板状の部材であり、樹脂により形成されている。基材層21を形成する樹脂としては可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過するものであれば如何なる樹脂でも良いが、好ましくは熱可塑性樹脂を用いることができる。この熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナレフタレート、アモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、等を挙げることが出来る。とりわけ、アクリル樹脂やポリ塩化ビニルは、エッチング耐性、耐候性、耐光性に優れていることから好ましい。基材層24の厚さとしては、20μm以上300μm以下が一般的である。基材層24を構成する樹脂層は必要に応じて1軸又は2軸延伸したものを用いる。
本形態でバスバー電極22は、第一バスバー電極22a及び第二バスバー電極22bから形成されている。第一バスバー電極22a、第二バスバー電極22bはそれぞれ一方向(図1においてはX軸方向)に延びる帯状であり、第一バスバー電極22aと第二バスバー電極22bとは間隔を有して同じ方向に延びる(略平行となる)ように配置されている。
このような第一バスバー電極22a及び第二バスバー電極22bは公知の形態を適用することができ、帯状である当該電極の幅(Y軸方向の大きさ)は5mm以上200mm以下が一般的である。
発熱導体部23は、第一バスバー電極22aと第二バスバー電極22bとを渡すように両バスバー電極22a、22bと交差する方向(図1においてはY軸方向)に延在して配置される。そして、第一バスバー電極22aと第二バスバー電極22bとが当該発熱導体部23により電気的に接続されている。この発熱導体部23が通電により発熱する。
発熱導体部23は、つぎのような形状を具備している。図2からわかるように、本形態の発熱導体部23は、網状(メッシュ状)に形成された導体により形成された導通部23aを有している。この網状の網目は正方格子等の単位格子が周期的に平面内で配列した周期格子と異なり、単位格子の配列に周期的な規則性の低いいわゆる配列周期がランダムな網目で構成されている。これにより光芒の発生や発熱導体部の線条が視認されてしまうことを抑制することができる。このような網状における網目の粗さは特に限定されることはなく必要な発熱量を得ることができる程度に細かいものとされている。本形態では後述するように、視認低減層24を備えることにより、発熱導体部23において隣り合う網目との間隔が500μmより大きいような場合であっても視覚的な不具合が発生することを防止することができる。ここで、隣り合う網目との間隔とは、図3にPで示したように隣接する単位格子(目)の重心位置間の距離により定義できる。
隣り合う網目との間隔Pは、通電加熱パネル10の可視光線透過、発熱導体部23による加熱效率等を勘案して適宜決定されるが、通常、70μm以上1500μm以下程度とすることができる。
以上のように導通部23aは、バスバー電極に電気的に接続し、通電により発熱可能な部位である。従って導通部23aに属する部位は、電気的に第一バスバー電極22a及び第二バスバー電極22bの両方に接続されている。また、導通部23aの網目形状、線幅、及び隣り合う網目との間隔Pは、通電発熱パネル10に求められる加熱特性のみを勘案し、これらの所要条件を満たす範囲内に設計する。そして、かかる設計において、未解消のまま残る視認、光芒等の視覚的不具合、及び可視光線透過率については、後述の如く視認性低減層24を具備することによって解消する。
導通部23aを構成する導体材料としては例えばタングステン、モリブデン、ニッケル、クロム、銅、銀、白金、アルミニウム等の金属、或いはこれら金属を含むニッケル−クロム合金、青銅、真鍮等の合金をエッチングによりパターン形成してなす帯状部材を挙げることができる。
網目の細かさは、発熱導体部23における出力、すなわち発熱量に大きく影響する。必要以上の発熱量は無駄なエネルギーの消費となることがある。そこで図2〜図4よりわかるように、視認性低減層24を具備する。
本形態において、視認性低減層24は、基材層21の面のうち、発熱導体部23が配置される側の面とは反対側の面に配置される。そして視認性低減層24は、点状の視認性低減要素24aが複数配置され、平面視において発熱導体部23に重なる位置に配置された複数の視認性低減要素24aが配列されたパターンを具備している。そして、これら、視認性低減要素24aはバスバー電極22には電気的に接続しておらず、通電による発熱はしないように構成されている。
このような視認性低減要素24aは、円形、楕円形、三角形、四角形、その他多角形、及び不定形的な形状であり、さまざまな大きさからなる。
複数の視認性低減要素24aのそれぞれの形状、大きさ、配列パターンは特に限定されることはなく、光芒の発生を防止できるものであればよい。例えば、直径3μm以上8μm以下の円形で、円の中心間距離が500μm以下であり、等間隔やランダムである配列パターンが挙げられる。
視認性低減要素24aは暗色、又は導通部23aと同様の色であることが好ましく、具体的には黒色、黒褐色、茶色であることが好ましい。
また、視認性低減要素24aを構成する材料は、例えば、樹脂バインダー中に着色剤を分散させたインキを用いて印刷法により形成することができる。樹脂バインダーの樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。着色剤としては、導通部23aと視覚的な差異を生じて目立つことが無いように形成する場合には、例えば、黄鉛、イソインドリノンイエロー等の黄色着色剤、弁柄、キナクリドンレッド等の赤色着色剤、群青、フタロシアニンブルー等の青色着色剤、カーボンブラック、黒色酸化鉄等の黒色着色剤等を適宜比率で混合して所望の色調とする。印刷法としては、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、フレキソ印刷等を用いることができる。
例えば、導体部のみにより発熱導体部が形成された場合、その網目を細かくすることにより、視覚的な不具合(光芒、導体の視認、ギラツキ)を防止することができる。しかしながら、このように網目を細かくすると発熱量が増大し、必要以上の電力を使って無駄なエネルギー消費をしてしまう。一方で、無駄なエネルギー消費を抑えるために網目を粗くすると、視覚的な不具合を生じてしまう。
これに対して、視認性低減層24を具備することにより、導体部23aの網目を粗くして無駄なエネルギー消費を抑えつつ、視覚的な不具合を防止することができる。
なお、本形態のように、視認性低減層24を基材層21を挟んで発熱導体部23とは反対側に形成すれば、視認性低減層24のパターンを発熱導体部23の形状とは無関係に基材層21上に作製することができるので、その製造の効率もよくすることができる。
電源接続配線25は、図1からわかるように、第一バスバー電極22aと第二バスバー電極22bとに電源40を接続する配線である。電源40は、水滴(曇り)、凍結(霜)等を溶解又は蒸発させるに必要な電力を供給可能なものであれば特に限定されることはなく、適宜の電圧、電流、周波数を有する公知の直流又は交流電源を用いれば良い。通電加熱パネル10が自動車に適用される場合には、電源40として例えば自動車に既設の鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池等のバッテリーを直流電源として用いることができる。このときには例えばバッテリーの正極に第二バスバー電極22b、負極に第一バスバー電極22aを接続することができる。もちろん、別途専用の電源(電池、発電機等)を用いても良い。又、電動機を動力とする鉄道車両の場合は架線から給電された直流又は交流電力を適宜の電圧及び電流に変換して用いることもできる。
このような電源接続配線25は公知の構成を適用すればよい。
接着層14は、バスバー電極22及び発熱導体部23を含む基材層21と第二パネル15とを接着する層である。接着層14は接着層12と同じ構成とすることができる。
以上のような各構成により次のように通電加熱パネル10とされている。図4からわかるように、第一パネル11の一方の面に接着層12が積層されておりこの接着層12を介して、視認性低減層24側における第一パネル11に基材層21が積層されている。また、基材層21のうち接着層12が配置された側とは反対側の面には発熱導体部23が配置されている。基材層21及び発熱導体部23の開口を埋めるように接着層14が配置され、第二パネル15が基材層21に積層される。
このような加熱電極装置20及びこれを含む通電加熱パネル10は例えば次のように製造することができる。図5(a)〜図5(d)に説明のための図を示した。
先ず、図5(a)に示したように、金属箔23’を樹脂フィルムからなる基材層21上に接着層を介して貼り合せ積層した積層体を製造する。このとき金属箔23’が積層された側とは反対側の基材21上には印刷等により視認性低減要素24aが形成されていることが好ましい。
次いで、図5(b)に示したように、該積層体の金属箔23’上に感光性レジスト層80を塗工形成する。
次いで、所望のパターンの発熱導体部23及びバスバー電極22の平面視パターンに基づいた遮光パターンを有するフォトマスクを用意する。そして、該フォトマスクを該感光性レジスト層80上に密着させて載置する。そして、該フォトマスクを通して紫外線露光し、フォトマスクを除去後、公知の現像処理により未露光の感光性レジスト層を溶解除去して、図5(c)に示したように所望パターン80aに合致する形状のレジストパターン層80’を該金属箔23’上に形成する。
ここで図5(c)には形成されるべき発熱導体部23の位置及び大きさを参考として破線及び薄墨で表している。これにより発熱導体部23をエッチングにより得ることができる。
次いで、該レジストパターン層80’上から該積層体を腐蝕液によるエッチング(腐蝕)加工を行い、図5(d)のように、該レジストパターン層80’金属箔23’を腐蝕除去する。そして、該レジストパターン層を溶解除去(脱膜)する。斯くして、基材層21上に所定パターンの発熱導体部23、バスバー電極22a及びバスバー電極22bが形成された積層部材を製造する。
次いで、第一パネル11、接着層12、加熱電極裝置20からなる積層部材に対して接着層14、及び第二パネル15を此の順に重ね、これら複数層を接着積層して一体化する。
以上の工程により通電加熱パネル10を製造する。
通電加熱パネル10は例えば次のように用いられて作用する。ここでは1つの例として通電加熱パネル10を自動車のフロントパネルに適用した場合で説明する。
すなわち、図1の形態においては、通電加熱パネル10が自動車のフロントパネルの位置に配置される。この際には電源接続配線25に開閉器50を介して電源40が接続され、バスバー電極22を介して発熱導体部23を発熱させることができる。本形態においては、電源40としては自動車に既設のバッテリーを用いている。開閉器50を閉じると、電源40から電流が供給される。当該発熱導体部23の導通部23aはジュール熱の発熱により第一パネル11、第二パネル15が加熱されるのでフロントパネルとして機能する通電加熱パネル10の温度が上昇し、凍結及び曇りが解消される。さらに視認性低減層24が設けられていることにより、視覚的な不具合(光芒、視認性、ギラツキ)を防止しつつ、発熱量を抑制して無駄なエネルギー消費を抑えることができる。
上記説明した形態では、視認性低減層24が基材層21の面のうち、発熱導体層23とは反対側の面に設けられた例を説明したが、これに限定されることはなく、図6(a)に示したように視認性低減層24’が発熱導体層23と同じ側の面に配置された通電加熱パネル10’としてもよい。さらには、図6(b)のように、基材層21の両面に視認性低減層24’が設けられた通電加熱パネル10”としてもよい。
10 通電加熱パネル
11 第一パネル
12 接着層
14 接着層
15 第二パネル
20 加熱電極装置
21 基材層
22 バスバー電極
23 発熱導体部
23a 導通部
24 視認性低減層
25 電源接続配線
40 電源

Claims (4)

  1. 通電してパネルを加熱する加熱電極装置であって、
    2つの電極であるバスバー電極と、
    前記バスバー電極の2つの前記電極の間に配置され、前記バスバー電極に電気的に接続し、通電により発熱する発熱導体部と、
    平面視において前記発熱導体部に重なる位置に配置された、直径が3μm以上8μm以下である複数の要素が配列されたパターンを具備し、前記バスバー電極には電気的に接続していない視認性低減層と、を備える加熱電極装置。
  2. 基材層を具備し、前記基材層の一方の面に前記発熱導体部が配置されており、前記基材層の他方の面に前記視認性低減層が配置されている、請求項1に記載の加熱電極装置。
  3. 透明な第一のパネルと、
    前記第一のパネルに対して間隔を有して配置される透明な第二のパネルと、
    前記第一のパネルと前記第二のパネルとの前記間隔に配置される請求項1又は2に記載の加熱電極装置と、を備える、通電加熱パネル。
  4. 請求項3に記載の加熱通電パネルを備える乗物。
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