JP6828507B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびそれに関連する技術に関する。
複数の情報処理装置で構成されるシステムにおいて、1つの表示部(たとえばモニタ)を当該複数の情報処理装置で共用する技術が存在する(特許文献1参照)。
特許文献1における当該システムでは、複数の情報処理装置にはそれぞれ専用の電源装置が設けられているとともに、当該複数の情報処理装置によって共用される表示部(モニタ)にも専用の電源装置が設けられている。
特開2001−215942号公報
さて、本願出願人は、複数のデバイス(たとえば2つのデバイス120,130)を備える1つの情報処理装置110(図29参照)において、1つの表示部140を当該複数のデバイス120,130で共用することを案出した。なお、図29は、比較例に係る情報処理装置100の概略構成を示す図である。このような場合においても、図29のように、2つのデバイス120,130にはそれぞれ専用の電源装置121,131が設けられるとともに、当該表示部140にも専用の電源装置141が設けられることが考えられる。
ただし、この表示部140専用の電源装置141については、コストダウンの余地が有る。
そこで、この発明は、複数のデバイスと当該複数のデバイスによって共用される表示部とを備える情報処理装置において、コストダウンを図ることが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するとともに、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置において、前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る情報処理装置において、前記表示部は、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段、をさらに有し、前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部に対する前記操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項4の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するとともに、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項5の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置において、前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5の発明に係る情報処理装置において、前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項8の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項9の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項10の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するとともに、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る情報処理装置において、前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11の発明に係る情報処理装置において、前記表示部は、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段、をさらに有し、前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部に対する前記操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項13の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するとともに、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項14の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14の発明に係る情報処理装置において、前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項14の発明に係る情報処理装置において、前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項17の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項18の発明は、情報処理装置であって、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、を備え、前記表示部は、前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、を有し、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする。
請求項19の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するステップと、b−2)前記複数のデバイスのうち前記少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項19の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−3)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、をさらに有することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項20の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−4)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部の操作入力手段に対するユーザの操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、をさらに有することを特徴とする。
請求項22の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するステップと、b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項23の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項23の発明に係るプログラムにおいて、前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、前記ステップb−1)において、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項23の発明に係るプログラムにおいて、前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、前記ステップb)において、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とする。
請求項26の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項27の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項28の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するステップと、b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項29の発明は、請求項28の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−3)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、をさらに有することを特徴とする。
請求項30の発明は、請求項29の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−4)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部の操作入力手段に対するユーザの操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、をさらに有することを特徴とする。
請求項31の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するステップと、b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、を有することを特徴とする。
請求項32の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項33の発明は、請求項32の発明に係るプログラムにおいて、前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、前記ステップb−1)においては、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とする。
請求項34の発明は、請求項32の発明に係るプログラムにおいて、前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、前記ステップb−1)においては、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とする。
請求項35の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項36の発明は、電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、前記ステップb)は、b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、を有することを特徴とする。
請求項1から請求項36に記載の発明によれば、複数のデバイスによって共用される表示部は、当該複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する。そのため、当該表示部に専用の電源装置を設けることを要しない。したがって、複数のデバイスと当該複数のデバイスによって共用される表示部とを備える情報処理装置において、コストダウンを図ることが可能である。
画像形成装置(MFP)の外観を示す図である。 情報処理装置の概略構成を示す図である。 画像形成デバイスの機能ブロックを示す図である。 サーバデバイスの機能ブロックを示す図である。 メニュー画面を示す図である。 各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 両デバイスが電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。 第2実施形態に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第2実施形態に係る両デバイスが電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。 第2実施形態の変形例に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第3実施形態に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第3実施形態に係る両デバイスが電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。 第3実施形態の第1の改変例に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第3実施形態の第2の改変例に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第3実施形態の第2の改変例に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第4実施形態に係る各デバイスの電源状態および給電デバイス等を示す図である。 第4実施形態に係る両デバイスが電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。 各デバイスの電力モード状態および給電デバイス等を示す図である。 両デバイスが節電モードを有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。 第5実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す図である。 給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 第5実施形態に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 第5実施形態に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 第5実施形態に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 第5実施形態に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 変形例に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。 比較例に係る情報処理装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の外観を示す図である。ここでは、情報処理装置として、MFP10を例示する。なお、MFP10は、画像形成装置とも称される。
図2は、情報処理装置(MFP10)の概略構成を示す図である。
このMFP10は、互いに独立して動作する複数のデバイス(ここではサーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイス)を備える。ここでは、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とは、一の筐体に収容され、一体的に構成されている。なお、当該一の筐体には、所定の部材と当該所定の部材に対して開閉自在に設けられた部材(たとえば、MFP10の原稿台に設けられた回転軸に対して回動自在に設けられた原稿カバー等)とが含まれるものとする。
また、このMFP10は、操作表示部40(後述)をも備える。当該操作表示部40は、後述するように、当該複数のデバイス20,30のそれぞれの表示部材として当該複数のデバイス20,30によって共用される。
<1−2.画像形成デバイス30の構成>
画像形成デバイス30(図1も参照)は、各種ジョブ(コピージョブ、スキャンジョブ等)を実行することが可能なデバイスである。
図3は、画像形成デバイス30の機能ブロックを示す図である。画像形成デバイス30は、管理対象機能(コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能およびボックス機能等)を管理している。具体的には、画像形成デバイス30は、図3に示すように、画像読取部32、印刷出力部33、通信部34、格納部35、操作検出部36、電源部31およびコントローラ(制御部)39等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能(管理対象機能)を実現する。
画像読取部32は、画像形成デバイス30の所定の位置(自動原稿供給部(ADF:Auto Document Feeder)あるいはガラス面等)に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部32は、スキャン部などとも称される。画像形成デバイス30は、所定の位置に載置された原稿を読み取るジョブ(画像読取ジョブとも称する)を実行することが可能なデバイスであり、画像読取デバイスとも称される。
印刷出力部33は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。画像形成デバイス30は、各種の媒体に画像を印刷出力するジョブ(印刷出力ジョブとも称する)ことが可能なデバイスであり、印刷出力デバイスとも称される。
通信部34は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部34は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、画像形成デバイス30は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部35は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作検出部36は、各種のセンサ等によって構成され、画像形成デバイス30が有する部材(ADF等)に対するユーザ操作(たとえばADFへの原稿の載置操作)を検出することが可能である。
電源部(電源供給部)31(図2も参照)は、画像形成デバイス30内の各処理部に対して電力(電源)を供給する処理部である。また、当該電源部31は、画像形成デバイス30内の処理部のみならず、操作表示部40に対しても電力を供給することが可能である。なお、画像形成デバイス30が電源オフ状態を有する場合、当該電源部31は、操作表示部40に対して電力を供給せず(電圧を出力(印加)せず)、画像形成デバイス30が電源オン状態を有する場合に、当該電源部31は、操作表示部40に対して電力を供給する(電圧を出力(印加)する)。
コントローラ39は、画像形成デバイス30に内蔵され、画像形成デバイス30を統括的に制御する制御装置である。コントローラ39は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ39は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図3に示されるように、コントローラ39は、上記のプログラムの実行により、通信制御部39aと入出力制御部39bと動作制御部39cとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部39aは、通信部34等と協働して、他の装置および自装置10内の他のデバイスとの間の通信動作を制御する処理部である。
入出力制御部39bは、操作表示部40(図1)と協働(連携)して、操作表示部40(タッチパネル45)に対する入力動作を制御するとともに、操作表示部40(タッチパネル45)における表示動作を制御する処理部である。たとえば、入出力制御部39bは、画像形成デバイス30の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40に対するユーザ操作に関する操作入力情報を当該操作表示部40から取得する。
動作制御部39cは、画像形成デバイス30の動作(電力の供給先の切替動作等)を制御する処理部である。
<1−3.サーバデバイス20の構成>
サーバデバイス20(図1も参照)は、サーバ機能を実現することが可能なデバイスである。サーバデバイス20は、たとえば汎用的なコンピュータ装置として構成される。
図4は、サーバデバイス20の機能ブロックを示す図である。
サーバデバイス20は、図4の機能ブロック図に示すように、通信部24、格納部25、電源部21およびコントローラ(制御部)29等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部24は、ネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、サーバデバイス20は、所望の相手先と連携して各種のデータを授受することが可能である。
格納部25は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
電源部(電源供給部)21(図2も参照)は、サーバデバイス20内の各処理部に対して電力(電源)を供給する処理部である。また、電源部21は、サーバデバイス20内の処理部のみならず、操作表示部40に対しても電力を供給することが可能である。なお、サーバデバイス20が電源オフ状態を有する場合、当該電源部21は、操作表示部40に対して電力を供給せず(電圧を出力(印加)せず)、サーバデバイス20が電源オン状態を有する場合に、当該電源部21は、操作表示部40に対して電力を供給する(電圧を出力(印加)する)。
コントローラ(制御部)29は、サーバデバイス20に内蔵され、サーバデバイス20を統括的に制御する制御装置である。コントローラ29は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ29は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ29は、当該プログラム等の実行により、通信制御部29aと入出力制御部29bと動作制御部29cとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部29aは、通信部24等と協働して、他の装置および自装置10内の他のデバイスとの間の通信動作を制御する処理部である。
入出力制御部29bは、操作表示部40と協働(連携)して、操作表示部40(タッチパネル45)に対する入力動作を制御するとともに、操作表示部40(タッチパネル45)における表示動作を制御する処理部である。たとえば、入出力制御部29bは、サーバデバイス20の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40に対するユーザ操作に関する操作入力情報を当該操作表示部40から取得する。
動作制御部29cは、サーバデバイス20の動作(電力の供給先の切替動作等)を制御する処理部である。
また、サーバデバイス20は、管理対象機能(電子メール機能、データ保存機能、形式変換機能および画像編集機能等)を管理している。具体的には、サーバデバイス20には、各種の機能(管理対象機能)を実現するためのアプリケーション(アプリケーションソフトウエアプログラム)が予めインストールされており、サーバデバイス20は、各アプリケーションを用いて各種の機能(管理対象機能)を実現する。
ここでは、サーバデバイス20には、電子メールアプリケーション、データ保存アプリケーション、形式変換アプリケーションおよび画像編集アプリケーション等が予めインストールされている。
電子メールアプリケーションは、他の装置との間で電子メールの送受信を実行することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該電子メールアプリケーションを実行することによって電子メール機能を実現する。データ保存アプリケーションは、サーバデバイス20内に各種データを保存することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該データ保存アプリケーションを実行することによってデータ保存機能を実現する。形式変換アプリケーションは、指定されたファイルのファイル形式を他のファイル形式に変換することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該形式変換アプリケーションを実行することによって形式変換機能を実現する。画像編集アプリケーションは、指定された画像データの編集処理を実行することが可能なアプリケーションであり、サーバデバイス20は、当該画像編集アプリケーションを実行することによって画像編集機能を実現する。
<1−4.操作表示部40の構成>
このMFP10においては、略板状の操作表示部40(図1参照)が設けられている。操作表示部40は、その正面側にタッチパネル45(図1参照)を有している。タッチパネル45は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。タッチパネル45は、タッチパネル45に対する操作入力を受け付ける操作入力部としても機能するとともに、各種情報を表示する表示パネルとしても機能する。
操作表示部40は、図2に示すように、電源制御部41および入出力制御部42等を有する。
電源制御部41は、複数のデバイス(ここではサーバデバイス20および画像形成デバイス30)のうち、その電源部から操作表示部40に対して電力を供給する一のデバイス(給電デバイス)を決定する処理部である。ここでは、当該電源制御部41は、CPU41a(図2参照)等のコンピュータプロセッサを有し、当該CPU41aにおいて、記憶部(不図示)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、その機能を実現する。給電デバイスの決定処理(決定制御)等を実行する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。
なお、操作表示部40がサーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方から給電を受けることも考えられる。ただし、この場合において、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧と画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧とが異なるときには、高い出力電圧のデバイスから低い出力電圧のデバイスへと電流が流れる(すなわち逆流する)こともある。そのため、単一のデバイスが操作表示部40に対して電力を供給することが好ましい。このような事情等を考慮して、操作表示部40は、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との一方を給電デバイスとして決定する。
具体的には、操作表示部40は、専用の(独自の)電源装置(図29も参照)を有さず、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのいずれかの電源部21,31から給電(電力供給)を受けることによって動作する。より詳細には、電源制御部41は、各デバイスの状態(ここでは各デバイスの電源状態(電源オン/オフ状態))に基づいて、当該サーバデバイス20と画像形成デバイス30との一方を給電デバイスとして決定する。そして、操作表示部40は、給電デバイスとして決定されたデバイスの電源部から給電を受けることによって動作する。
図21〜図23は、操作表示部40(電源制御部41)における給電デバイスの決定処理(決定制御)等に関する制御回路図である。電源制御部41(CPU41a)は、4つの切替スイッチSW11,SW12,SW21,SW22を有し、各切替スイッチに対して信号(切替信号)を送ることによって各切替スイッチの動作を制御する。なお、当該制御回路図において、電源線は太線で示され、信号線は点線で示される。
切替スイッチSW11は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧を電源制御部41(CPU41a)に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW11が閉状態を有する場合(図22参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧は電源制御部41へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW11が開状態を有する場合は(図23参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧は電源制御部41へと供給されない。
切替スイッチSW21は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧を操作表示部40のタッチパネル45等に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW21が閉状態を有する場合(図22参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧はタッチパネル45等へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW21が開状態を有する場合は(図23参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧はタッチパネル45等へと供給されない。
切替スイッチSW12は、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧を電源制御部41(CPU41a)に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW12が閉状態を有する場合(図23参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧は電源制御部41へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW12が開状態を有する場合は(図22参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧は電源制御部41へと供給されない。
切替スイッチSW22は、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧を操作表示部40のタッチパネル45等に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW22が閉状態を有する場合(図23参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧はタッチパネル45等へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW22が開状態を有する場合は(図22参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧はタッチパネル45等へと供給されない。
なお、電源制御部41(CPU41a)の初期状態(非通電状態)において、切替スイッチSW11,SW12は閉状態を有し、切替スイッチSW21,SW22は開状態を有する(図21参照)。
入出力制御部42は、操作表示部40(タッチパネル45等)に対するユーザの操作入力動作等を制御するとともに、操作表示部40(タッチパネル45)における表示動作を制御する処理部でもある。
この操作表示部40(タッチパネル45等)は、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイスによって共用されている。
具体的には、操作表示部40は、メニュー画面200(図5参照)をタッチパネル45に表示する。当該メニュー画面200には、サーバデバイス20の管理対象機能に対応するボタン251〜254と画像形成デバイス30の管理対象機能に対応するボタン255〜258とが表示されている。そして、ユーザは、複数の機能に対応する複数のボタン251〜258の中から、所望の機能に対応するボタンを選択(押下)する。
ユーザの選択操作に応答して、操作表示部40(入出力制御部42)は、ユーザによって選択されたボタンに対応する機能の管理デバイスと連携して、当該機能に関する表示をタッチパネル45にて行う。換言すれば、複数のデバイス20,30の中から択一的に選択されたデバイスに関する表示がタッチパネル45にて行われる。
たとえば、メニュー画面200(図5)において、電子メール機能(サーバデバイス20の管理対象機能)に対応するボタン251が選択されると、操作表示部40(入出力制御部42)は、サーバデバイス20との間で表示用画像データの授受を行って電子メールアプリケーションのトップ画面(不図示)等をタッチパネル45に表示する。
また、メニュー画面200において、たとえば、コピー機能(画像形成デバイス30の管理対象機能)に対応するボタン255が選択(押下)されると、操作表示部40(入出力制御部42)は、画像形成デバイス30との間で表示用画像データの授受を行ってコピー機能(コピージョブ)の設定画面(不図示)等をタッチパネル45に表示する。
なお、各デバイス20,30は、当該メニュー画面200の画面データをそれぞれ有し、両デバイス20,30のいずれか一方の電源がオン状態に遷移した場合、電源オン状態に遷移したデバイスによる表示出力に応じて、当該メニュー画面200がタッチパネル45に表示される。
このように、操作表示部40は、サーバデバイス20に関する表示を行う表示部材(操作部材)であるとともに、画像形成デバイス30に関する表示を行う表示部材(操作部材)でもある。
また、操作表示部40は、電圧検出部48,49(図21等参照)をも有する。
電圧検出部48(電圧検出回路)は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧(操作表示部40に対して印加された電圧)を検出(測定)するとともに、当該出力電圧の検出値(測定値)を電源制御部41に通知することが可能な処理部である。
電圧検出部49(電圧検出回路)は、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧(操作表示部40に対して印加された電圧)を検出(測定)するとともに、当該出力電圧の検出値(測定値)を電源制御部41に通知することが可能な処理部である。
<1−5.動作>
この実施形態では、操作表示部40(電源制御部41)は、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのそれぞれの状態に基づいて給電デバイスを決定する。具体的には、電源制御部41は、両デバイス20,30のそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、給電デバイスを決定する。そして、操作表示部40は、給電デバイスとして決定されたデバイスの電源部から給電(電力供給)を受けることによって動作する。
具体的には、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との一方が電源オン状態を有する場合は、電源オン状態を有するデバイスが給電デバイスとして決定される。
また、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合は、予め定められた一のデバイス(ここではサーバデバイス20)が給電デバイスとして決定される。
そして、操作表示部40は、給電デバイスとして決定されたデバイスの電源部から給電を受けることによって動作する。なお、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オフ状態を有する場合は、後述するように、操作表示部40に対する給電は行われず、操作表示部40は動作しない。
このような給電デバイスの決定処理(決定制御)等について、図6および図21〜図23等を参照しつつ、以下に説明する。
図6は、各デバイス20,30の電源状態(電源オン/オフ状態)および給電デバイス等を示す図である。
まず、図6の期間T11では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オフ状態(非通電状態)を有している。上述したように、各デバイス20,30の電源部21,31は、自デバイスが電源オフ状態を有する場合は操作表示部40に対して電圧を印加しない。その結果、操作表示部40は非通電状態を有する(操作表示部40は動作しない)。
その後、たとえばサーバデバイス20の電源スイッチがオンされたことによってサーバデバイスが電源オフ状態(非通電状態)から電源オン状態(通電状態)に遷移する(期間T12参照)と、次述するように、操作表示部40は、サーバデバイス20の電源部21から給電を受けることによって動作する(動作を開始する)。
具体的には、サーバデバイス20の電源がオン状態に遷移すると、サーバデバイス20の電源部21は、操作表示部40に対して電圧(所定値(たとえば4.5V(ボルト))以上の電圧(たとえば5.0V))を印加する。これにより、サーバデバイス20の電源部21から操作表示部40(詳細には電源制御部41)に対して電圧が供給され(図21も参照)、当該電源制御部41(CPU41a)の動作が開始される。
電源制御部41(CPU41a)の動作が開始されると、当該電源制御部41は、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧を電圧検出部48,49を用いて取得する。具体的には、電圧検出部48は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧(5.0V)を測定(検出)し、当該電源部21の出力電圧の測定値(5.0V)を電源制御部41に通知する。そして、電源制御部41は、電圧検出部48から取得された出力電圧(サーバデバイス20の電源部21の出力電圧)が所定値以上であることに基づいて、サーバデバイス20が電源オン状態を有する旨を判定する。また、この時点において、画像形成デバイス30は電源オフ状態を有するため、電圧検出部49において、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧は検出されない(出力電圧の測定値が「0」である)。なお、電源制御部41の動作が開始されると、当該電源制御部41は、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧を電圧検出部48,49を用いて監視する。換言すれば、操作表示部40は、各デバイス20,30の電源状態を監視する。
そして、電源制御部41は、各デバイス20,30の電源状態に基づいて、電源オン状態を有するデバイス(ここではサーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する。たとえば、電源オン状態を有するデバイスと電源オフ状態を有するデバイスとが複数のデバイスの中に存在する場合、電源制御部41は、電源オン状態を有するデバイス(ここではサーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する。
給電デバイスが決定されると、電源制御部41は、給電デバイスとして決定されたデバイス(ここではサーバデバイス20)の電源部(21)から操作表示部40(タッチパネル45等)に対して電圧が供給されるように、各切替スイッチを制御する。
具体的には、電源制御部41は、切替スイッチSW12に対して切替信号を送出して、切替スイッチSW12が開状態を有するように、当該切替スイッチSW12を制御するとともに、切替スイッチSW21に対して切替信号を送出して、切替スイッチSW21が閉状態を有するように、当該切替スイッチSW21を制御する(図22参照)。すなわち、電源制御部41は、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が操作表示部40(電源制御部41およびタッチパネル45等)に供給されず且つサーバデバイス20の電源部21の出力電圧が操作表示部40(電源制御部41およびタッチパネル45等)に供給されるように、操作表示部40への電力供給を制御する。
これにより、操作表示部40は、サーバデバイス20の電源部21から給電(電力供給)を受けてその動作を開始するとともに、サーバデバイス20による表示出力に応じて、メニュー画面200(図5)等をタッチパネル45に表示する。
なお、初期状態(図21参照)において、仮にサーバデバイス20と画像形成デバイス30とが同時に電源オン状態に遷移したときには、両デバイス20,30の電源部21,31のそれぞれから電圧が電源制御部41に供給(入力)される。この場合、電源制御部41は、両電源部21,31からの電圧供給を瞬間的に許容する。そして、電源制御部41は、双方の電源部の電力供給によってその動作を開始した後、いずれかのデバイスを給電デバイスとして決定する。その後、電源制御部41は、給電デバイスとして決定されなかったデバイスの電源部の出力電圧が操作表示部に供給されず且つ給電デバイスとして決定されたデバイスの電源部の出力電圧が操作表示部に供給されるように、各切替スイッチを制御する。
その後、画像形成デバイス30の電源もがオフ状態(非通電状態)からオン状態(通電状態)に変更される(図6の期間T13)と、操作表示部40(電源制御部41)は、両デバイス20,30のうち予め定められたデバイス(ここではサーバデバイス20)を、給電デバイスとして決定する。具体的には、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、サーバデバイス20が電源オン状態を有するときには、電源制御部41は、当該サーバデバイス20を給電デバイスとして決定する。換言すれば、サーバデバイス20が電源オン状態を有する場合、画像形成デバイス30の電源状態にかかわらず、サーバデバイス20が給電デバイスとして決定される。なお、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合にいずれのデバイスを給電デバイスとして決定するかは、固定的に定められているものとする。
給電デバイスが決定されると、電源制御部41は、各切替スイッチの動作を制御する。具体的には、電源制御部41は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧(のみ)が操作表示部40全体に対して供給されるように各切替スイッチを制御し(図22参照)、操作表示部40は、当該サーバデバイス20の電源部21から給電を受けることによって動作を継続する(図7も参照)。なお、図7は、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。
その後、たとえばサーバデバイス20の電源がオン状態からオフ状態に変更される(図6の期間T14)と、操作表示部40は、電源オン状態を有する他方のデバイス(画像形成デバイス30)の電源部31から給電を受けることによって動作する(動作を継続する)。
具体的には、サーバデバイス20の電源がオン状態(通電状態)からオフ状態(非通電状態)に遷移すると、サーバデバイス20から操作表示部40への電圧供給は停止される。
より詳細には、上述したように、操作表示部40(電源制御部41)は、電圧検出部48,49を用いて、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧を監視している。そして、給電デバイスとして決定されたデバイス(ここではサーバデバイス20)の出力電圧が所定値(たとえば4.5V)以下に低減した場合、電源制御部41は、当該給電デバイスの電源がオン状態からオフ状態に遷移する旨を判定(検出)する。なお、ここでは、サーバデバイス20が電源オフ状態に遷移する旨が検出された時点において、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧は4.8Vのままである。
そして、電源制御部41は、各デバイス20,30の電源状態に基づいて、電源オン状態を有する一のデバイス(ここでは画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する(給電デバイスをサーバデバイス20から画像形成デバイス30に切り替える)。詳細には、電源制御部41は、切替スイッチSW12,SW22が閉状態を有するように制御するとともに、切替スイッチSW11,SW21が開状態を有するように制御する(図23参照)。これにより、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が操作表示部40全体(電源制御部41およびタッチパネル45等)に対して供給され、操作表示部40は、当該画像形成デバイス30の電源部31から給電を受けることによってその動作を継続する。
さらにその後、画像形成デバイス30の電源もがオン状態からオフ状態に変更される(図6の期間T15)と、画像形成デバイス30から操作表示部40への電圧供給は停止される。そして、いずれのデバイスの電源部からも操作表示部40に対して電圧が供給されないことによって、操作表示部40は、通電状態から非通電状態に遷移し、当該操作表示部40の動作は停止する。なお、電源制御部41は、各切替スイッチを初期状態(図21)に戻した上で、自身の動作を停止する。
以上のように、第1実施形態においては、複数のデバイス(ここではサーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイス)によって共用される操作表示部40は、当該複数のデバイス20,30のいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する。そのため、当該操作表示部40に専用の電源装置(図29も参照)を設けることを要しない。したがって、複数のデバイス20,30と当該複数のデバイス20,30によって共用される操作表示部40とを備えるMFP10において、コストダウンを図ることが可能である。
また、当該複数のデバイスのうち、その電源部から操作表示部40に対して電力を供給するデバイス(給電デバイス)が、当該複数のデバイスのそれぞれの状態(当該複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するか)に基づいて決定される。換言すれば、各デバイスが操作表示部40に対して電力(電圧)を供給することが可能であるか否かに基づいて、給電デバイスが決定される。そして、電源オン状態を有する一のデバイス(操作表示部40に対して電力(電圧)を供給することが可能な一のデバイス)が給電デバイスとして決定され、当該一のデバイスからの給電によって操作表示部40が動作する。したがって、操作表示部40に専用の電源装置が設けられていない場合であっても、各デバイスの状態(電源状態)に基づいて操作表示部40を適切に動作させることが可能である。
なお、上記第1実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合、予め定められたデバイス(ここではサーバデバイス20)が、給電デバイスとして決定されているが、これに限定されない。たとえば、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合、予め定められた優先順位に基づいて給電デバイスが決定されてもよい。
具体的には、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのそれぞれについて、所定のパラメータ等を用いて各デバイス20,30の相互間の優先順位が管理者等によって予め定められる。たとえば、サーバデバイス20の電源部21の性能が画像形成デバイス30の電源部31の性能よりも高いことを管理者が予め知得している場合、当該管理者は、当該サーバデバイス20が画像形成デバイス30よりも高い順位を有するように、当該優先順位を設定する。
そして、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合、電源制御部41は、予め定められた優先順位に基づいて、両デバイス20,30のうち最も高い優先順位を有するデバイス(優先デバイスとも称する)を決定する。その後、電源制御部41は、当該優先デバイスとして決定されたデバイスを、給電デバイスとして決定する。
たとえば、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合において、サーバデバイス20が画像形成デバイス30よりも高い優先順位を有するときには、サーバデバイス20が優先デバイスとして決定される。そして、優先デバイスとして決定されたサーバデバイス20が、給電デバイスとして決定される。
逆に、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30がサーバデバイス20よりも高い優先順位を有するときには、画像形成デバイス30が優先デバイスとして決定される。そして、優先デバイスとして決定された画像形成デバイス30が、給電デバイスとして決定される。
このように、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合、予め定められた優先順位に基づいて給電デバイスが決定されてもよい。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との両デバイスが電源オン状態を有する場合、予め定められたデバイスが給電デバイスとして決定されている。
これに対して、以下の第2〜第4実施形態では、上記第1実施形態とは異なる手法を用いて給電デバイスが決定される。
この第2実施形態では、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合、当該両デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧に基づいて給電デバイスが決定される。
具体的には、操作表示部40(電源制御部41)は、両デバイス20,30のうちの一のデバイスの電源状態が変更された直後において、両デバイス20,30のそれぞれの電源部21,31の出力電圧を取得する。そして、電源制御部41は、両デバイス20,30のうちその電源部の出力電圧が最も高いデバイスを、給電デバイスとして決定する。
図8は、第2実施形態に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。
具体的には、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合(期間T23)、操作表示部40(電源制御部41)は、当該両デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧に基づいて給電デバイスを決定する。
より詳細には、電源制御部41は、両デバイス20,30のうち最後に電源オン状態に遷移したデバイスの電源部からの出力電圧が操作表示部40に対して印加された直後において、両デバイス20,30のそれぞれの電源部21,31の出力電圧を取得する。ここでは、サーバデバイス20が電源オン状態に遷移した後において、画像形成デバイス30が電源オン状態に遷移している。そのため、電源制御部41は、当該画像形成デバイス30が電源オン状態に遷移して電源部31からの出力電圧が操作表示部40に対して印加された直後において、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧を電圧検出部48,49を用いて取得する。
そして、電源制御部41は、両電源部21,31の出力電圧とを比較し、両デバイス20,30のうちその電源部の出力電圧が最も高いデバイスを、給電デバイスとして決定する。ここでは、サーバデバイス20の電源部21からは5.0Vの電圧が検出され、画像形成デバイス30の電源部31からは4.8Vの電圧が検出される。そのため、電源制御部41は、サーバデバイス20(画像形成デバイス30よりも高い電圧を操作表示部40に供給するデバイス)を給電デバイスとして決定する(図8および図9も参照)。なお、図9は、第2実施形態に係る両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。
なお、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのいずれか一方のみが電源オン状態を有する場合は、操作表示部40は、電源オン状態を有する一のデバイスを給電デバイスとして決定し、当該一のデバイスから給電を受けることによって動作する。たとえば、サーバデバイス20のみが電源オン状態を有する場合(期間T22)は、当該サーバデバイス20が給電デバイスとして決定され、操作表示部40は、当該サーバデバイス20から給電を受けることによって動作する。逆に、画像形成デバイス30のみが電源オン状態を有する場合(期間T24)は、当該画像形成デバイス30が給電デバイスとして決定され、操作表示部40は、当該画像形成デバイス30から給電を受けることによって動作する。
また、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オフ状態を有する場合(期間T21,T25)は、第1実施形態と同様に、いずれのデバイスからも操作表示部40に対する電圧供給は行われず、操作表示部40は動作しない(非通電状態を有する)。
以上のように、第2実施形態では、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、当該少なくとも2つのデバイスのうちその電源部の出力電圧が最も高いデバイスが、給電デバイスとして決定される。そのため、操作表示部40に対する電力供給をより安定して行うことが可能なデバイスを、給電デバイスとして決定することが可能である。ひいては、操作表示部40の動作の安定化を図ることが可能である。
<第2実施形態の変形例>
なお、上記第2実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのうち最後に電源オン状態に遷移したデバイスの電源部からの出力電圧が操作表示部40に対して印加された直後において、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧が取得されている。そして、両デバイス20,30のうちその電源部の出力電圧が最も高いデバイスが給電デバイスとして決定されている。端的に言えば、上記第2実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態に遷移した直後の時点における出力電圧(各電源部21,31の出力電圧)(のみ)に基づいて、給電デバイスが決定されている。
ここにおいて、各デバイスの電源部の出力電圧(操作表示部40に対して印加される電圧)が変動することもある。
たとえば、画像形成デバイス30は、その動作に比較的大きな電力を消費する処理部(トナーの定着部等)を有する。そのため、画像形成デバイス30において当該処理部が動作している場合、当該画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が一時的に不安定になることがある。この場合、画像形成デバイス30が操作表示部40への安定的な電力供給を行うことができない恐れがある。
この点を考慮して、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方の電源部21,31の出力電圧が定期的に取得され、各電源部21,31の最新の出力電圧に基づいて給電デバイスが決定されるようにしてもよい。端的に言えば、各電源部21,31の出力電圧が定期的に取得され、その都度、給電デバイスの決定処理が行われるようにしてもよい。
図10は、第2実施形態の改変例に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。
たとえば、電源制御部41は、サーバデバイス20が電源オン状態に遷移した後、さらに画像形成デバイス30が電源オン状態に遷移した直後において、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧を取得し、給電デバイスを決定する(期間T23)。ここでは、サーバデバイス20の電源部21から4.9Vの電圧が検出され、画像形成デバイス30の電源部31から5.0Vの電圧が検出される。そして、電源制御部41は、画像形成デバイス30(サーバデバイス20よりも高い電圧を供給するデバイス)を給電デバイスとして決定し、操作表示部40は、画像形成デバイス30からの給電によって動作する。
その後、電源制御部41は、各電源部21,31の出力電圧を定期的に(たとえば数分間隔で)取得するとともに、その都度、両デバイス20,30のうちその電源部の最新の出力電圧が最も高いデバイスを、給電デバイスとして決定する。
たとえば、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合における或る時点で、画像形成デバイス30にて印刷出力ジョブの実行が開始されたことを想定する。画像形成デバイス30にて印刷出力ジョブが実行されたことによって、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が不安定になり、ここでは、当該電源部31から4.8Vの電圧が検出る。この場合、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧(4.8V)は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧(4.9V)よりも小さく、電源制御部41は、当該サーバデバイス20を給電デバイスとして決定する。そして、操作表示部40は、サーバデバイス20からの給電によって動作する。
このように、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方の電源部21,31の出力電圧が定期的に取得され、各電源部21,31の最新の出力電圧に基づいて給電デバイスが決定されるようにしてもよい。これによれば、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧の変動を考慮した上で、操作表示部40に対する電力供給をより安定して行うことが可能なデバイスを、給電デバイスとして決定することが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この実施形態においては、両デバイス20,30のいずれかは(ここでは両デバイス20,30のいずれとも)、たとえば一定期間に亘って自デバイスによる動作が行われない場合、通常モードから節電モードに移行することが可能である。なお、節電モード(スリープモードあるいは省電力モードとも称される)は、通常モードにおける消費電力よりも小さい消費電力でデバイスが動作するモードである。
具体的には、各デバイス20,30の動作制御部29c、39c(図3,4)は、自デバイスの電力モードの状態に応じて、自デバイスの電源部21,31からの電力(電圧)の供給先を切り替える。たとえば、各デバイス20,30の動作制御部29c、39cは、自デバイスが通常モードを有する場合は、自デバイスの電源部から自デバイスの全ての処理部(操作表示部40のタッチパネル45等を含む)に対して電力が供給されるように、電力の供給先を制御する。逆に、各デバイス20,30の動作制御部29c、39cは、自デバイスが節電モードを有する場合は、自デバイスの電源部から自デバイスの一部の処理部(たとえば通信部)に対して電力が供給され且つ残余の処理部(タッチパネル45等を含む)に対しては電力が供給されないように、電力の供給先を制御する。このような制御が行われることによって、各デバイス20,30が節電モードを有する場合、電力の供給先が通常モード時における電力の供給先よりも低減され(絞り込まれ)、各デバイス20,30(MFP10)において、消費電力の低減(省電力化)が図られる。
また、この実施形態では、各デバイス20,30は、自デバイスの電源部から操作表示部40に対して電力が供給されていないことを条件に、通常モードから節電モードに移行することが可能である。換言すれば、一定期間に亘って或るデバイスによる動作が行われていないことによって当該或るデバイスが節電モードに移行する場合であっても、当該或るデバイスが操作表示部40に対して電力を供給しているときには、当該或るデバイスは節電モードに移行しない。端的に言えば、本来ならば節電モードに移行することができるにもかかわらず、操作表示部40に対する電力供給を行うために、当該或るデバイスは節電モードに移行せずに通常モードを維持する。その結果、当該或るデバイスにおける消費電力の低減(省電力化)が図られない恐れがある。
このような事情により、操作表示部40への電力供給は、電源オン状態を有するデバイスのうち節電モードに移行する可能性が最も低いデバイスによって行われることが好ましい。換言すれば、操作表示部40への電力供給は、電源オン状態を有するデバイスのうち通常モードを維持する可能性が最も高いデバイスによって行われることが好ましい。
この第3実施形態では、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、当該少なくとも2つのデバイスのうち節電モードに移行する可能性が最も低いデバイスが、給電デバイスとして決定される。
具体的には、或るデバイスが操作表示部40に対する表示出力を行っている場合、当該或るデバイスがユーザによって操作(利用)されている可能性が比較的高い。逆に、当該表示出力を行っていないデバイスは、ユーザによって操作(利用)されている可能性は比較的低い。
そのため、操作表示部40に対する表示出力を行っているデバイス(表示中デバイスとも称する)が節電モードに移行する可能性(節電移行可能性とも称する)は、当該非表示中デバイスの節電移行可能性よりも低い、と考えられる。
これらの点を考慮して、この第3実施形態では、両デバイス20,30のうち操作表示部40に対する表示出力を行っているデバイス(表示中デバイス)が、給電デバイスとして決定される。
図11は、第3実施形態に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。
具体的には、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合、電源制御部41は、いずれのデバイスからの画像データがタッチパネル45に表示されているか、に基づいて表示中デバイスを特定するとともに、当該表示中デバイスを、電源オン状態を有する両デバイス20,30のうち節電移行可能性が最も低いデバイスとして特定する。そして、電源制御部41は、当該表示中デバイスを給電デバイスとして決定する。より詳細には、電源制御部41は、表示中デバイスとして特定されたデバイスの節電移行可能性は、当該両デバイス20,30のうち表示中デバイス以外のデバイスの節電移行可能性よりも低いと判定して(みなして)、当該表示中デバイスを給電デバイスとして決定する。その後、操作表示部40は、給電デバイスとして決定されたデバイスから給電(電力供給)を受けることによって動作する。
たとえば、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合において、サーバデバイス20からの画像データがタッチパネル45に表示されているとき(期間T33)には、電源制御部41は、当該サーバデバイス20を表示中デバイスとして特定する。そして、電源制御部41は、サーバデバイス20(表示中デバイス)の節電移行可能性は画像形成デバイス30(他方のデバイス)の節電移行可能性よりも低いと判定して、当該サーバデバイス20を給電デバイスとして決定する。その後、電源制御部41は、第1実施形態と同様にして切替スイッチの動作を制御し(図22も参照)、操作表示部40は、当該サーバデバイス20(表示中デバイス)から給電を受けて動作する(図12も参照)。なお、図12は、第3実施形態に係る両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。
また、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合において、たとえば画像形成デバイス30からの画像データがタッチパネル45に表示がされているとき(期間T34)には、電源制御部41は、当該画像形成デバイス30を表示中デバイスとして特定する。そして、電源制御部41は、当該画像形成デバイス30(表示中デバイス)の節電移行可能性はサーバデバイス20(他方のデバイス)の節電移行可能性よりも低いと判定して、当該画像形成デバイス30を給電デバイスとして決定する。その後、電源制御部41は、第1実施形態と同様にして切替スイッチの動作を制御し(図23も参照)、操作表示部40は、当該画像形成デバイス30(表示中デバイス)から給電を受けて動作する。
なお、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのいずれか一方のみが電源オン状態を有する場合は、操作表示部40は、電源オン状態を有する一のデバイスを給電デバイスとして決定し、当該一のデバイスから給電を受けることによって動作する。たとえば、サーバデバイス20のみが電源オン状態を有する場合(期間T32)は、当該サーバデバイス20が給電デバイスとして決定され、操作表示部40は、当該サーバデバイス20から給電を受けることによって動作する。逆に、画像形成デバイス30のみが電源オン状態を有する場合(不図示)は、当該画像形成デバイス30が給電デバイスとして決定され、操作表示部40は、当該画像形成デバイス30から給電を受けることによって動作する。
また、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オフ状態を有する場合(期間T31,T35)は、第1実施形態と同様に、いずれのデバイスからも操作表示部40に対する電圧供給は行われず、操作表示部40は動作しない。
以上のように、第3実施形態では、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、当該少なくとも2つのデバイスのうち節電モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして、操作表示部40に対する表示出力を行っているデバイス(表示中デバイス)が特定される。そして、当該表示中デバイスが給電デバイスとして決定される。端的に言えば、他のデバイスよりも長く通常モードを維持し得るデバイスが、給電デバイスとして決定される。そのため、表示中デバイスよりも早期に通常モードから節電モードに移行し得る他のデバイスにおけるモード移行が妨げられない。したがって、MFP10における省電力化を考慮した上で給電デバイスを決定することが可能である。
<第3実施形態の第1の改変例>
なお、上記第3実施形態では、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合は、当該少なくとも2つのデバイスのうち操作表示部40に対する表示出力を行っているデバイス(表示中デバイス)が、給電デバイスとして決定されているが、これに限定されない。
ここにおいて、或るデバイスが所定の動作の実行中(たとえばジョブの実行中)である場合(たとえば画像形成デバイス30が印刷出力ジョブの実行中である場合)、当該或るデバイスの節電移行可能性(デバイスが節電モードに移行する可能性)は、当該所定の動作の実行中でないデバイスの節電移行可能性よりも低い、と考えられる。
この点を考慮して、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合は、当該2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイス(所定動作中デバイスとも称する)が、給電デバイスとして決定されてもよい。
具体的には、各デバイス20,30は、自デバイスでの所定の動作の開始に先立って、動作開始通知を操作表示部40に送信する。
たとえば、画像形成デバイス30は、印刷出力ジョブを外部装置等から受信すると、当該印刷出力ジョブの実行を開始する旨の動作開始通知(ジョブ実行開始通知)を、画像形成デバイス30と操作表示部40とを接続する信号線(不図示)を介して操作表示部40(電源制御部41)に送信する。
その後、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合、電源制御部41は、当該ジョブ実行開始通知に基づいて、画像形成デバイス30を所定動作中デバイス(ジョブ実行中デバイス)として特定するとともに、当該所定動作中デバイスを、当該両デバイス20,30のうち節電移行可能性が最も低いデバイスとして特定する。そして、電源制御部41は、所定動作中デバイスとして特定されたデバイス(画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する(図13の期間T43参照)。具体的には、電源制御部41は、所定動作中デバイスとして特定されたデバイス(画像形成デバイス30)の節電移行可能性は、当該両デバイス20,30のうち所定動作中デバイス以外のデバイスの節電移行可能性よりも低いと判定して(みなして)、所定動作中デバイスを給電デバイスとして決定する。その後、操作表示部40は、当該画像形成デバイス30から給電を受けて動作する。
なお、当該少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、当該少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行中のデバイスが存在しないときには、たとえば第2実施形態のように、操作表示部40に対する表示出力を行っているデバイスが給電デバイスとして決定されればよい。
このように、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合は、当該2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイス(詳細にはジョブを実行しているデバイス)が、給電デバイスとして決定されてもよい。
これによれば、他のデバイスよりも長く通常モードを維持し得るデバイス(所定動作中デバイス)が、給電デバイスとして決定される。そのため、当該所定動作中デバイスよりも早期に通常モードから節電モードに移行し得る他のデバイスにおけるモード移行が妨げられない。したがって、MFP10における省電力化を考慮した上で給電デバイスを決定することが可能である。
<第3実施形態の第2の改変例>
ここにおいて、表示中デバイスに関する表示が操作表示部40にて行われている場合であっても、当該表示中デバイスがユーザによって操作(利用)されていないこともある。当該表示中デバイスがユーザによって操作されていない場合、当該表示中デバイスが通常モードから節電モードに移行してしまう恐れがある。
これに対して、所定動作中デバイス(ジョブ実行中デバイス)は、所定の動作(ジョブ)を現在実行しているデバイスであり、当該所定動作中デバイスの節電移行可能性(デバイスが節電モードに移行する可能性)は、表示中デバイスの節電移行可能性よりも低い、とも考えられる。
この点を考慮して、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、表示中デバイスではなく当該一のデバイス(所定動作中デバイス)が給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
図14は、第3実施形態の第2の改変例に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。ここでは、当該図14の期間T33について着目する。
期間T33では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有するとともに、サーバデバイス20に関する表示が操作表示部40にて行われている。
この場合において、たとえば画像形成デバイス30がジョブを実行していないときには、電源制御部41は、上記第3実施形態と同様にして、両デバイス20,30のうち表示中デバイス(ここではサーバデバイス20)を、給電デバイスとして決定する。
その後(期間T33内において)、たとえば画像形成デバイス30がジョブを実行しているときには、電源制御部41は、表示中デバイス(サーバデバイス20)ではなくジョブ実行中デバイス(画像形成デバイス30)を、電源オン状態を有する両デバイス20,30のうち節電移行可能性が最も低いデバイスとして特定する。そして、電源制御部41は、ジョブ実行中デバイス(画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。より詳細には、電源制御部41は、ジョブ実行中デバイス(画像形成デバイス30)の節電移行可能性は表示中デバイス(サーバデバイス20)の節電移行可能性よりも低いと判定して(みなして)、当該ジョブ実行中デバイス(画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。
このように、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作(ジョブ実行動作等)が実行されているときには、表示中デバイスではなく当該一のデバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
これによれば、電源オン状態を有する少なくとも2つのデバイスの中から、節電モードに移行する可能性がより低いデバイスを、給電デバイスとして決定することが可能である。
ここにおいて、表示中デバイスに関する表示が操作表示部40にて行われている場合、当該表示中デバイスにおいては、当該表示が開始されてから一定の無操作期間が経過するまでの期間は、操作表示部40を用いて表示中デバイスがユーザによって操作されている期間である(ユーザの操作期間である)と判定される。そのため、当該操作期間内は、表示中デバイスがユーザによって利用されているとみなされ、当該表示中デバイスが節電モードに移行する可能性は比較的低い。
この点を考慮して、上記第2の改変例に関して、操作表示部40にてユーザの操作入力が行われていると判定される期間(操作期間)内は、表示中デバイス以外のデバイスによる所定の動作の実行の有無にかかわらず、表示中デバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
図15は、この改変例に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。ここでは、当該図15の期間T33について着目する。
期間T33では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有するとともに、サーバデバイス20に関する表示が操作表示部40にて行われている。また、期間T33内の時点T1から時点T3までの期間は、ユーザの操作期間内であり、時点T2から時点T4までの期間においては、画像形成デバイス30にてジョブが実行されている。
この場合、期間T33内の時点T1から時点T3までの期間(すなわちユーザの操作期間内)は、画像形成デバイス30にてジョブが実行されているか否かにかかわらず、両デバイス20,30のうち表示中デバイス(サーバデバイス20)が給電デバイスとして決定される。特に、当該期間T33内の時点T2から時点T3までの期間は、画像形成デバイス30にてジョブが実行されている場合であっても、表示中デバイス(サーバデバイス20)が優先的に給電デバイスとして決定される。
このように、操作表示部40におけるユーザの操作期間内は、表示中デバイス以外のデバイスによる所定の動作の実行の有無にかかわらず、表示中デバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。なお、操作期間が終了した後(時点T3から時点T4までの期間)は、ジョブ実行中デバイス(画像形成デバイス30)が給電デバイスとして決定される。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
画像形成デバイス30においては、所定のジョブ(所定程度以上の電力を消費するジョブ)が実行されている場合、当該画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が一時的に不安定になることがある。たとえば、画像形成デバイス30にて印刷出力ジョブが実行されている場合、トナーの定着部および用紙搬送用のモータ部等において比較的大きな電力が消費され、当該電源部31の出力電圧が一時的に不安定になることがある。この場合、画像形成デバイス30が操作表示部40への安定的な給電を行うことができない恐れがある。
この点を考慮して、この第4実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が当該所定のジョブの実行中であるときには、両デバイス20,30のうち、当該画像形成デバイス30以外のデバイス(サーバデバイス20)が給電デバイスとして決定される。換言すれば、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が印刷出力ジョブの実行中であるときには、当該画像形成デバイス30が給電デバイスの候補から除外される。
なお、上記第3実施形態とこの第4実施形態とは、給電デバイスの決定に関する思想(基準)が異なる。具体的には、上記第3実施形態は、各デバイスにおける節電モードへの移行可能性を基準に給電デバイスが決定されている。これに対して、この第4実施形態では、各デバイスの電源部の出力電圧(電力供給の安定性)を基準に給電デバイスが決定される。そのため、上記第3実施形態の基準では給電デバイスとして決定されるデバイスが、この第4実施形態では、給電デバイスとして決定されないこともある。逆に、上記第3実施形態の基準では給電デバイスとして決定されないデバイスが、この第4実施形態では、給電デバイスとして決定されることもある。
図16は、第4実施形態に係る各デバイス20,30の電源状態および給電デバイス等を示す図である。
たとえば、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合(期間T52)において、画像形成デバイス30が当該所定のジョブ(たとえば印刷出力ジョブ)を実行していないときには、第1実施形態と同様にして、予め定められたデバイス(ここでは画像形成デバイス30)が給電デバイスとして決定される。
その後、画像形成デバイス30が当該所定のジョブ(印刷出力ジョブ)の実行を開始すると、当該画像形成デバイス30は、操作表示部40(電源制御部41)に対してジョブ実行開始通知を、画像形成デバイス30と操作表示部40とを接続する信号線(不図示)を介して送信する。そして、当該ジョブ実行開始通知に応答して、電源制御部41は、電源オン状態を有する両デバイス20,30のうち、画像形成デバイス30以外のデバイス(サーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する(図17も参照)。なお、図17は、第4実施形態に係る両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。
このように、第4実施形態では、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、所定程度以上の電力を消費するジョブが画像形成デバイス30にて実行中であるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定される。換言すれば、画像形成デバイス30が、操作表示部40に対する電圧供給を安定して行うことができない恐れがある場合は、当該画像形成デバイス30が給電デバイスの候補から除外され、電源オン状態を有する他方のデバイス(サーバデバイス20)が給電デバイスとして決定される。したがって、操作表示部40への給電を安定して行うことが可能なデバイスを給電デバイスとして決定することが可能である。
<第4実施形態の第1の改変例>
なお、ここでは、所定程度以上の電力を消費する所定のジョブとして印刷出力ジョブが例示されているが、これに限定されず、当該所定のジョブが画像読取ジョブであってもよい。
具体的には、画像形成デバイス30にて画像読取ジョブが実行されている場合、画像読取部32および原稿搬送用のモータ部等において比較的大きい電力が消費される。その結果、画像形成デバイス30が画像読取ジョブの実行中である場合には、当該画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が不安定になることがある。換言すれば、画像形成デバイス30にて画像読取ジョブが実行されている場合、画像形成デバイス30が操作表示部40への安定的な給電を行うことができない恐れがある。
この点を考慮して、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が画像読取ジョブの実行中であるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイス(ここではサーバデバイス20)が給電デバイスとして決定されてもよい。
<第4実施形態の第2の改変例>
また、画像形成デバイス30にて当該所定のジョブが実行されている場合に限定されず、次のような場合に、電源オン状態を有する少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
たとえば、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、当該所定のジョブの準備操作(後述)が画像形成デバイス30にて検出されるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されてもよい。
ここにおいて、たとえばユーザがADFに原稿を載置する操作が検出された場合、その直後に、所定程度以上の電力を消費する所定のジョブ(画像読取ジョブあるいは印刷出力ジョブ)が実行される可能性が比較的高い。画像形成デバイス30にて当該所定のジョブが実行される場合、上述したように、当該画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が不安定になることがある。すなわち、当該所定のジョブの実行に先立って行われる準備操作(画像形成デバイス30が有する操作部材(ADF等)に対する準備操作)が検出される場合、検出直後に画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が不安定になる可能性が比較的高い。
この点を考慮して、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、当該準備操作が画像形成デバイス30にて検出されるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されてもよい。
具体的には、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合において、たとえばユーザが画像形成デバイス30のADFに原稿を載置すると、画像形成デバイス30の操作検出部36は、当該原稿の載置操作を所定のジョブの準備操作として検出する。そして、画像形成デバイス30は、準備操作が検出された旨を操作表示部40(電源制御部41)に通知し、電源制御部41は、当該準備操作に応答して、電源オン状態を有する両デバイス20,30のうち、画像形成デバイス30以外のデバイス(サーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する。
このように、両デバイス20,30が電源オン状態を有する場合において、当該所定のジョブの準備操作が画像形成デバイス30にて検出されるときには、当該両デバイス20,30のうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されてもよい。これによれば、操作表示部40に供給される電圧が近い将来不安定になる可能性が比較的高いデバイスを避けて、給電デバイスを決定することが可能である。
<第4実施形態の第3の改変例>
また、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が起動処理中であるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
ここにおいて、画像形成デバイス30では、自デバイス30が電源オフ状態から電源オン状態へと変更されて自デバイス30が起動する際に、初期化処理(画像安定化処理、定着部の昇温処理等)が実行される。この初期化処理では、比較的大きな電力(所定程度以上の電力)が消費される。そのため、画像形成デバイス30が起動処理中(初期化処理の実行中)である場合、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧が不安定になることがある。
この点を考慮して、複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が起動処理中であるときには、当該少なくとも2つのデバイスのうち、画像形成デバイス30以外のデバイスが給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
具体的には、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が電源オン状態を有する場合において、画像形成デバイス30が起動処理中(初期化処理中を含む)であるときには、両デバイス20,30のうち、画像形成デバイス30以外のデバイス(サーバデバイス20)が給電デバイスとして決定されるようにしてもよい。
これによれば、操作表示部40への給電を安定して行うことが可能なデバイスを給電デバイスとして決定することが可能である。
<5.第5実施形態>
第5実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、各デバイス20,30の電源状態(各デバイス20,30が電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するか)に基づいて給電デバイスが決定されている。
この第5実施形態では、各デバイス20,30の電力モード状態(各デバイス20,30が通常モードと節電モードとのいずれを有するか)に基づいて給電デバイスが決定される。
なお、この実施形態において、各デバイス20,30は、自デバイスが通常モードを有することを条件に、自デバイスの電源部から操作表示部40に対して電力を供給することが可能である。
図24〜図27は、第5実施形態に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。
この第5実施形態では、復帰要求待機部43(図20も参照)が操作表示部40に設けられている。なお、復帰要求待機部43の詳細については後述する。
また、電源制御部41は、切替スイッチSW31,SW32(図24)をさらに有し、各切替スイッチに対して切替信号を送ることによって各切替スイッチの動作を制御する。
切替スイッチSW31は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧を復帰要求待機部43に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW31が閉状態を有する場合(図25、図26参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧は復帰要求待機部43へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW31が開状態を有する場合は(図27参照)、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧は復帰要求待機部43へと供給されない。
切替スイッチSW32は、画像形成デバイス30の電源部31の出力電圧を復帰要求待機部43に供給するための入力回路のオン/オフ(閉状態/開状態)を切り替える切替部である。当該切替スイッチSW32が閉状態を有する場合(図27参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧は復帰要求待機部43へと供給される。逆に、当該切替スイッチSW32が開状態を有する場合は(図25、図26参照)、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧は復帰要求待機部43へと供給されない。
なお、この実施形態では、各デバイス20,30の動作制御部29c,39cは、自デバイスが通常モードを有する場合は、自デバイスの電源部から操作表示部40のタッチパネル45等および復帰要求待機部43に対して電力が供給されるように、電力の供給先を制御する。一方、各デバイス20,30の動作制御部29c,39cは、自デバイスが節電モードを有する場合は、自デバイスの電源部から操作表示部40のタッチパネル45等に対して電力が供給されず且つ復帰要求待機部43に対しては電力が供給されるように、電力の供給先を制御する。
また、図18は、各デバイスの電力モード(電力モード状態)および給電デバイス等を示す図である。以下、図18および図24〜図27等を参照しつつ、第5実施形態の動作について説明する。
具体的には、図18の期間T61では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が、通常モードを有している。この場合、操作表示部40(電源制御部41)は、たとえば第1実施形態と同様にして、予め定められたデバイス(ここではサーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する。そして、電源制御部41は、切替スイッチS11,SW21,SW31が閉状態を有するように制御するとともに、切替スイッチSW12,SW22,SW32が開状態を有するように制御する(図25参照)。これにより、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧が復帰要求待機部43およびタッチパネル45等へと供給され、操作表示部40は、サーバデバイス20の電源部21からの給電によって動作する。
なお、ここでは、両デバイス20,30が通常モードを有する場合、第1実施形態と同様の動作によって給電デバイスが決定されているが、これに限定されず、両デバイス20,30が通常モードを有する場合、他の実施形態等と同様の動作によって給電デバイスが決定されてもよい。たとえば、両デバイス20,30が通常モードを有する場合、第2実施形態と同様にして、各デバイス20,30の電源部21,31の出力電圧に基づいて給電デバイスが決定されてもよい。
その後、サーバデバイス20において一定期間に亘って動作が実行されなかったこと等を条件に、当該サーバデバイス20が通常モードから節電モードへと移行することを想定する。
サーバデバイス20が通常モードから節電モードに移行した場合(図18の期間T62)、操作表示部40(電源制御部41)は、通常モードを有するデバイス(ここでは画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。換言すれば、通常モードを有するデバイスと節電モードを有するデバイスとが複数のデバイスの中に存在する場合(期間T62)、電源制御部41は、通常モードを有するデバイス(ここでは画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。
具体的には、サーバデバイス20は、自デバイスが通常モードから節電モードに移行する旨の節電モード移行通知を操作表示部40(電源制御部41)に通知する。電源制御部41は、サーバデバイス20から当該節電モード移行通知を受信すると、通常モードを有する他方のデバイス(画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。そして、電源制御部41は、切替スイッチSW12,SW22,SW32が閉状態を有し且つ切替スイッチSW11,SW21,SW31が開状態を有するように、各切替スイッチを制御する(図27参照)。これにより、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧が操作表示部40全体(電源制御部41、復帰要求待機部43およびタッチパネル45等)へと供給され、操作表示部40は、画像形成デバイス30の電源部31からの給電によって(引き続き)動作する。
さらにその後、画像形成デバイス30にて一定期間に亘って動作が実行されなかったこと等を条件に、画像形成デバイス30もが通常モードから節電モードへと移行することを想定する。
具体的には、通常モードを有するデバイスが複数のデバイスの中に存在しない場合(図18の期間T63)、電源制御部41は、まず、節電モードを有する一のデバイスを給電デバイスとして決定する。より詳細には、たとえば第1実施形態等と同様にして、電源制御部41は、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とのうち、予め定められたデバイス(ここではサーバデバイス20)を給電デバイスとして決定する。
なお、ここでは、両デバイス20,30が節電モードを有する場合、第1実施形態と同様の動作によって給電デバイスが決定されているが、これに限定されない。たとえば、両デバイス20,30が節電モードを有する場合、第2実施形態等と同様にして、各電源部21,31の出力電圧に基づいて給電デバイスが決定されてもよい。
そして、電源制御部41は、操作表示部40内の全ての処理部に対して給電デバイスから電圧供給されるのではなく、操作表示部40内の一部の処理部(復帰要求待機部43(次述)(図19,20参照))に対して給電デバイスから電圧供給されるように制御する。なお、図19は、両デバイス20,30が節電モードを有する場合における給電デバイスの決定に関する概念図である。
復帰要求待機部43は、節電モードを有するデバイスを通常モードに復帰すべき旨の復帰要求指令を待機することが可能な処理部である。このMFP10において、当該復帰要求指令は、各デバイスから操作表示部40の復帰要求待機部43に通知される。そして、復帰要求待機部43は、当該復帰要求指令を、節電モードを有するデバイスに通知し、当該デバイスは、操作表示部40からの復帰要求指令に応答して節電モードから通常モードへと復帰する。
なお、各デバイスと復帰要求待機部43とは信号線で接続されており、当該復帰要求指令の授受は、当該信号線を介して行われる。具体的には、サーバデバイス20と復帰要求待機部43との間での復帰要求指令の授受は、信号線L1,L2(図19参照)を介して行われる。また、画像形成デバイス30と復帰要求待機部43との間での復帰要求指令の授受は、信号線L3,L4(図19参照)を介して行われる。
たとえば、画像形成デバイス30が節電モードを有する場合において、印刷出力ジョブ(たとえばファクシミリ受信プリントジョブ)が外部装置等から受信されると、当該画像形成デバイス30の通信部34(図3)は、復帰要求指令を信号線L4を介して操作表示部40の復帰要求待機部43へと通知する。当該復帰要求待機部43は、画像形成デバイス30から復帰要求指令を取得すると、当該復帰要求指令を信号線L3を介して当該画像形成デバイス30の動作制御部39c(図3)に通知する。そして、画像形成デバイス30の動作制御部39cは、当該復帰要求指令に応答して、自デバイス30の電源部31から自デバイス30内の各処理部(節電状態を有する処理部)に対する電力供給を行う(再開する)。これにより、画像形成デバイス30は、節電モードから通常モードに復帰する。そして、画像形成デバイス30は、受信された印刷出力ジョブを実行する。
また、サーバデバイス20が節電モードを有する場合において、たとえば或るデータの保存依頼が外部装置等から受信されると、当該サーバデバイス20の通信部24(図4)は、復帰要求指令を信号線L1を介して操作表示部40の復帰要求待機部43へと通知する。復帰要求待機部43は、サーバデバイス20から復帰要求指令を取得すると、当該復帰要求指令を信号線L2を介して当該サーバデバイス20の動作制御部29c(図4)に通知する。そして、サーバデバイス20の動作制御部29cは、当該復帰要求指令に応答して、自デバイス20の電源部21から自デバイス20内の各処理部(節電状態を有する処理部)に対する電力供給を行う(再開する)。これにより、サーバデバイス20は、節電モードから通常モードに復帰する。そして、サーバデバイス20は、当該保存依頼に係る当該或るデータを自デバイス20内等に保存する。
さらに、一方のデバイス(たとえばサーバデバイス20)が、節電モードを有する他方のデバイス(たとえば画像形成デバイス30)を通常モードへと復帰させることもある。たとえば、サーバデバイス20が、画像形成デバイス30に対するジョブを外部装置から受信して当該画像形成デバイス30に転送する装置構成をMFP10が有する場合、当該サーバデバイス20が、節電モードを有する画像形成デバイス30を通常モードへと復帰させることもある。
具体的には、サーバデバイス20が外部装置からジョブ(画像形成デバイス30に対するジョブ)を受信した際に画像形成デバイス30が節電モードを有する場合、当該サーバデバイス20は、画像形成デバイス30を通常モードに復帰させる。そして、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30が通常モードに復帰した後、外部装置から受信されたジョブを画像形成デバイス30に転送する。
より詳細には、サーバデバイス20は、印刷出力ジョブ(画像形成デバイス30で実行されるジョブ)を外部装置から受信すると、画像形成デバイス30に対する復帰要求指令を信号線L1(図19)を介して操作表示部40の復帰要求待機部43へと通知する。復帰要求待機部43は、サーバデバイス20から当該復帰要求指令を取得すると、当該復帰要求指令を信号線L3を介して画像形成デバイス30に通知する。そして、画像形成デバイス30は、当該復帰要求指令に応答して、自デバイス30の電源部31から自デバイス30内の各処理部(節電状態を有する処理部)に対する電力供給を行う。これにより、画像形成デバイス30は、節電モードから通常モードに復帰する。そして、サーバデバイス20は、外部装置から受信されたジョブ(ここでは印刷出力ジョブ)を画像形成デバイス30に転送し、画像形成デバイス30は、当該印刷出力ジョブを実行する。
なお、サーバデバイス20もが節電モードを有する際に印刷出力ジョブ等が外部装置から受信された場合には、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30に対する復帰要求指令とともに自デバイス20に対する復帰要求指令をも信号線L1を介して復帰要求待機部43へと通知する。そして、復帰要求待機部43は、画像形成デバイス30に対する復帰要求指令を信号線L3を介して画像形成デバイス30に通知するとともに、サーバデバイス20に対する復帰要求指令を信号線L2を介してサーバデバイス20に通知する。その後、復帰要求待機部43からの復帰要求指令に応答して、両デバイス20,30は節電モードから通常モードへと遷移する。サーバデバイス20は、自デバイス20が通常モードに復帰した後、受信されたジョブ(ここでは印刷出力ジョブ)を画像形成デバイス30に送信し、画像形成デバイス30は、自デバイス30が通常モードに復帰した後、受信された印刷出力ジョブを実行する。
さて、再び図18の期間T63における動作説明に戻る。
サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が節電モードを有する場合、電源制御部41は、操作表示部40のタッチパネル45等に対しては給電デバイスの電源部からの出力電圧が供給されず且つ復帰要求待機部43に対して当該出力電圧が供給されるように、操作表示部40への電力供給を制御する。なお、ここでは、上述したように、サーバデバイス20が給電デバイスとして決定されている。
具体的には、電源制御部41は、切替スイッチSW31が閉状態を有し且つ切替スイッチSW21が開状態を有するように、両切替スイッチSW31,SW21を制御する(図26参照)。これにより、給電デバイスとして決定されたサーバデバイス20の電源部21から操作表示部40のタッチパネル45等に対しては電力(電圧)が供給されず、当該タッチパネル45等の動作は停止する。一方、当該電源部21から操作表示部40の復帰要求待機部43に対しては電力(電圧)が引き続き供給され、当該復帰要求待機部43の動作は継続する。なお、電源制御部41に対しても給電デバイス(ここではサーバデバイス20)からの出力電圧が供給される。
その後、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との双方が節電モードを有する場合において、たとえば画像形成デバイス30において印刷ジョブが受信されると、操作表示部40の復帰要求待機部43は、復帰要求指令を画像形成デバイス30から取得する。そして、当該復帰要求待機部43は、当該復帰要求指令を画像形成デバイス30の電源部31へと通知し、画像形成デバイス30は、当該復帰要求指令に応答して節電モードから通常モードへと復帰する。その後、画像形成デバイス30は、自デバイスが節電モードから通常モードへと移行する旨の通常モード移行通知を操作表示部40(電源制御部41)に送信するとともに、受信された印刷ジョブを実行する。
画像形成デバイス30(のみ)が節電モードから通常モードへと復帰する(図18の期間T64)と、操作表示部40(電源制御部41)は、両デバイス20,30のうち通常モードを有するデバイス(画像形成デバイス30)を給電デバイスとして決定する。
具体的には、電源制御部41は、画像形成デバイス30からの通常モード移行通知に基づいて、画像形成デバイス30が節電モードから通常モードに移行する旨を判定するとともに、操作表示部40全体が画像形成デバイス30から給電を受けるように制御する。より詳細には、電源制御部41は、切替スイッチSW12,SW22,SW32が閉状態を有し且つ切替スイッチSW11,SW21,SW31が開状態を有するように、各切替スイッチを制御する(図27参照)。これにより、通常モードを有する画像形成デバイス30の電源部31から操作表示部40全体に対して電力(電圧)が供給され、操作表示部40全体の動作が開始(再開)される。
ここにおいて、仮に、節電モードを有するデバイスが操作表示部40に対して電力を供給しようとする場合、当該デバイスは、自デバイスを節電モードから通常モードへと復帰させた後、操作表示部40に対して電力を供給する。端的に言えば、操作表示部40に対する電力供給を行うために、本来は節電モードを維持しているはずの当該デバイスが通常モードに復帰してしまう。その結果、MFP10において消費電力の低減(省電力化)が図られない。
これに対して、第5実施形態では、通常モードを有するデバイスと節電モードを有するデバイスとが複数のデバイスの中に存在する場合は、通常モードを有するデバイスが給電デバイスとして決定される。そのため、節電モードを有するデバイスの電力モードが、当該節電モードのまま維持される。したがって、MFP10における省電力化を考慮した上で給電デバイスを決定することが可能である。
また、通常モードを有するデバイスが複数のデバイスの中に存在しない場合、操作表示部40のタッチパネル45等に対しては給電デバイスの電源部からの出力電圧が供給されず且つ復帰要求待機部43に対して当該出力電圧が供給されるように、操作表示部40への電力供給が制御される。端的に言えば、利用されていない部分(タッチパネル45等)に対しては給電デバイスの電源部からの出力電圧が供給されず、節電モードを有するデバイスを通常モードに復帰させる部分(復帰要求待機部43)に対して当該出力電圧が供給される。したがって、必要最低限の電力で操作表示部40を動作させることが可能である。
なお、ここでは、第5実施形態を上記第1実施形態の変形例として例示したが、これに限定されず、上記第5実施形態の思想が他の実施形態等に適用されてもよい。
また、上記第5実施形態では、復帰要求待機部43は、デバイスから復帰要求指令を取得しているが、これに限定されず、復帰要求待機部43が、各種センサ等を用いて、自身の内部で復帰要求指令を取得してもよい。具体的には、復帰要求待機部43が、操作表示部40に設けられた操作部材(タッチパネル45、タッチパネル45の周辺に配置されたハードウエアボタン等)に対する操作入力を復帰要求指令として取得(検出)するようにしてもよい。あるいは、復帰要求待機部43が、近接センサ等を用いて、MFP10から所定範囲内にまでユーザが接近したことを復帰要求指令として取得(検出)するようにしてもよい。
<6.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態等においては、給電デバイスの決定制御等がCPU41a(図21等参照)を用いて行われているが、これに限定されず、当該決定制御等が当該CPU41aを用いずに(ハードウエア回路のみで)行われてもよい。
図28は、この改変例に係る給電デバイスの決定制御等に関する制御回路図である。
図28の制御回路図においては、二値化回路C1と論理否定回路C2(NOT回路とも称される)とが設けられている。
当該二値化回路C1は、サーバデバイス20の電源部21の出力電圧と所定の基準値(たとえば4.5V)との大小関係に応じて、値「1」と値「0」とのいずかを示す信号を各切替スイッチSW21,SW22に対して出力する。各切替スイッチSW21,SW22は、値「1」を示す信号が入力された場合は、閉状態を有し、値「0」を示す信号が入力された場合は、開状態を有する。
論理否定回路C2は、二値化回路C1と切替スイッチSW22との間に設けられている。当該論理否定回路C2によって、二値化回路C1から出力された信号は、その値が反転されて切替スイッチSW22へと出力される。
たとえば、サーバデバイス20が電源オフ状態から電源オン状態に遷移すると、サーバデバイス20の電源部21は、所定値以上(たとえば5.0V)の出力電圧を印加する。二値化回路C1は、基準値(4.5V)以上の出力電圧が当該電源部21によって印加されたことに基づいて、値「1」を示す信号を切替スイッチSW21へと出力する。そして、切替スイッチSW21には、値「1」を示す信号が(そのまま)入力され、当該切替スイッチSW21は閉状態を有する(図28参照)。一方、切替スイッチSW22には、論理否定回路C2によってその値が反転された信号(値「0」を示す信号)が入力され、当該切替スイッチSW22は、開状態を有する(図28参照)。
これにより、サーバデバイス20の電源部21からの出力電圧が操作表示部40(タッチパネル45等)に供給され、当該操作表示部40は、サーバデバイス20から電力供給を受けて動作する。換言すれば、サーバデバイス20が電源オン状態を有する場合は、画像形成デバイス30の電源状態にかかわらず、スイッチSW21のみが閉状態を有するように各切替スイッチが制御され、サーバデバイス20が給電デバイスとして決定される。そして、操作表示部40は、当該サーバデバイス20から給電を受けて動作する。
その後、たとえばサーバデバイス20が電源オン状態から電源オフ状態に遷移する場合、二値化回路C1は、当該電源部21からの出力電圧が基準値を下回ったことに基づいて、値「0」を示す信号を切替スイッチSW21へと出力する。そして、切替スイッチSW21には、値「0」を示す信号が入力され、当該切替スイッチSW21は開状態へと切り替えられる。一方、切替スイッチSW22には、論理否定回路C2によってその値が反転された信号(値「1」を示す信号)が入力され、当該切替スイッチSW22は閉状態へと切り替えられる。そして、画像形成デバイスのみが電源オン状態を有する場合、画像形成デバイス30の電源部31からの出力電圧が操作表示部40(タッチパネル45等)に供給され、操作表示部40は、画像形成デバイス30から電力供給を受けて動作する。
このように、給電デバイスの決定制御等がCPU41aを用いずに(ハードウエア回路のみで)実行されてもよい。なお、他の実施形態等の動作に関しても同様に、CPU41aを用いずに(ハードウエア回路のみで)実行されてもよい。
さらに、上記各実施形態等においては、MFP10が情報処理装置として例示されているが、これに限定されず、たとえばパーソナルコンピュータが情報処理装置として用いられてもよい。
また、上記各実施形態等においては、情報処理装置に設けられる複数のデバイスとしてサーバデバイス20と画像形成デバイス30とが例示されているが、これに限定されない。たとえば、サーバデバイス20とクライアントデバイス(クライアントコンピュータの機能を実現することが可能なデバイス)(不図示)とが、当該複数のデバイスとして情報処理装置に設けられてもよい。
さらに、上記各実施形態等においては、情報処理装置に2つのデバイスが設けられているが、これに限定されず、3つ以上のデバイスが情報処理装置に設けられてもよい。
10 情報処理装置(MFP)
20 サーバデバイス
21 サーバデバイスの電源部
30 画像形成デバイス
31 画像形成デバイスの電源部
40 操作表示部
45 タッチパネル

Claims (36)

  1. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、
    前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するとともに、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記表示部は、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段、
    をさらに有し、
    前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部に対する前記操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  4. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、
    前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するとともに、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  5. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  8. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  9. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  10. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するとともに、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項10に記載の情報処理装置において、
    前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置において、
    前記表示部は、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作入力手段、
    をさらに有し、
    前記電源制御手段は、前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部に対する前記操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  13. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するとともに、
    前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  14. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項14に記載の情報処理装置において、
    前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項14に記載の情報処理装置において、
    前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  17. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  18. 情報処理装置であって、
    電源部をそれぞれ有する複数のデバイスと、
    前記複数のデバイスによって共用されるとともに、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のデバイスのうち、その電源部から前記表示部に対して電力を供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスのそれぞれの状態に基づいて決定する電源制御手段、
    を有し、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスを決定し、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、
    前記電源制御手段は、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定することを特徴とする情報処理装置。
  19. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、
    前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するステップと、
    b−2)前記複数のデバイスのうち前記少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−3)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    をさらに有することを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−4)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部の操作入力手段に対するユーザの操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    をさらに有することを特徴とするプログラム。
  22. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスのいずれかは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行する可能性を有するデバイスであり、
    前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのモード移行を行うことが可能なデバイスは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するステップと、
    b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  23. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  24. 請求項23に記載のプログラムにおいて、
    前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、
    前記ステップb−1)において、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とするプログラム。
  25. 請求項23に記載のプログラムにおいて、
    前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、
    前記ステップb)において、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とするプログラム。
  26. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  27. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが電源オン状態と電源オフ状態とのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが電源オン状態を有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  28. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記表示部は、前記複数のデバイスの中から択一的に選択されたデバイスに関する表示を行うことが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記表示部に対する表示出力を行っているデバイスである表示中デバイスを特定するステップと、
    b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスを特定し、当該表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  29. 請求項28に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−3)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合であっても、前記表示中デバイスとは異なる一のデバイスによる所定の動作が実行されているときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記表示中デバイスではなく前記一のデバイスを特定し、当該一のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    をさらに有することを特徴とするプログラム。
  30. 請求項29に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−4)前記表示中デバイスに関する表示が前記表示部にて行われている場合、前記表示部の操作入力手段に対するユーザの操作入力が行われていると判定される期間内は、前記一のデバイスによる前記所定の動作の実行の有無にかかわらず、前記表示中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    をさらに有することを特徴とするプログラム。
  31. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、自デバイスの電源部から前記表示部に対して電力が供給されていないことを条件に、前記第1の電力モードから前記第2の電力モードに移行することが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち所定の動作を実行しているデバイスである所定動作中デバイスを特定するステップと、
    b−2)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合、前記少なくとも2つのデバイスのうち前記第2の電力モードに移行する可能性が最も低いデバイスとして前記所定動作中デバイスを特定し、当該所定動作中デバイスを前記給電デバイスとして決定するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  32. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが前記ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  33. 請求項32に記載のプログラムにおいて、
    前記ジョブは、画像を印刷出力する印刷出力ジョブであり、
    前記ステップb−1)においては、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが印刷出力ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とするプログラム。
  34. 請求項32に記載のプログラムにおいて、
    前記ジョブは、所定の位置に載置された原稿を読み取る画像読取ジョブであり、
    前記ステップb−1)においては、前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが画像読取ジョブの実行中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスが前記給電デバイスとして決定されることを特徴とするプログラム。
  35. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費するジョブを実行することが可能な所定のデバイスを含み、
    前記所定のデバイスは、前記ジョブの実行に先立って行われる準備操作であって前記所定のデバイスが有する操作部材に対する準備操作を検出することが可能であり、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記準備操作が前記所定のデバイスにて検出されるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  36. 電源部をそれぞれ有する複数のデバイスを備える情報処理装置に設けられる表示部であって前記複数のデバイスによって共用される表示部に設けられたコンピュータに、
    a)前記複数のデバイスのそれぞれの状態を取得するステップと、
    b)前記ステップa)にて取得された状態に基づいて、前記複数のデバイスのいずれかの電源部から給電を受けることによって動作する前記表示部に対する電力をその電源部から供給するデバイスである給電デバイスを、前記複数のデバイスの中から決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数のデバイスのそれぞれは、第1の電力モードから、前記第1の電力モードにおける消費電力よりも小さい消費電力で動作する第2の電力モードへと移行することが可能であり、
    前記ステップb)においては、前記複数のデバイスのそれぞれが前記第1の電力モードと前記第2の電力モードとのいずれを有するかに基づいて、前記給電デバイスが決定され、
    前記複数のデバイスは、所定程度以上の電力を消費する初期化処理を自デバイスの起動に際して実行する所定のデバイスを含み、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記複数のデバイスのうち少なくとも2つのデバイスが前記第1の電力モードを有する場合において、前記所定のデバイスが、前記初期化処理を含む起動処理中であるときには、前記少なくとも2つのデバイスのうち、前記所定のデバイス以外のデバイスを前記給電デバイスとして決定するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
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