JP6827763B2 - 圧迫板、x線診断装置、及び圧迫板の製造方法 - Google Patents

圧迫板、x線診断装置、及び圧迫板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、圧迫板、X線診断装置、及び圧迫板の製造方法に関する。
マンモグラフィにおけるポジショニングのために、透明な樹脂製の圧迫板を用いている。ポジショニングの際には、被検体の乳房を放射線技師の手によって薄く平らにし、かつ乳腺を広げた状態にする。その状態を保つために圧迫板を用いて乳房を固定している。
特開2009−207561号公報
以上のような圧迫板は、通常は特に問題ないが、本発明者の検討によれば、以下の点で改良の余地があると考えられる。
すなわち、本発明者の検討によれば、透明な樹脂製の圧迫板は、表面がツルツルしているため、被検体の胸壁の皮膚に貼り付く場合がある。この場合、圧迫板が下降する過程で被検体の胸壁の皮膚が下方に引っ張られて被検体に痛みを与える可能性や、胸壁の皮がむけてしまう可能性がある。このように、従来の圧迫板は、胸壁の皮膚に貼り付く場合がある点で改良の余地がある。
目的は、胸壁の皮膚に貼り付かず、圧迫板が下降する過程での被検体の痛みを軽減し得る圧迫板、X線診断装置、及び圧迫板の製造方法を提供することである。
実施形態に係る圧迫板は、被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する。前記圧迫板は、圧迫面部及び胸壁面部を具備する。
前記圧迫面部は、前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する。
前記胸壁面部は、前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する。
前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部の前記撮影台に対向する透明な領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を有する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の外観を示す模式図である。 図2は、同実施形態における圧迫板の外観を示す模式図である。 図3Aは、同実施形態における圧迫板の第1頂点及びその周辺の外観を示す模式図である。 図3Bは、同実施形態における圧迫板の第2頂点及びその周辺の外観を示す模式図である。 図3Cは、同実施形態における圧迫板の第3頂点及びその周辺の外観を示す模式図である。 図3Dは、同実施形態における圧迫板の第4頂点及びその周辺の外観を示す模式図である。 図4は、同実施形態における圧迫板の概略構成を示す上面図である。 図5は、同実施形態における図4の5−5線矢視断面図及びその各部を拡大して示す拡大図である。 図6は、図5の変形例を示す模式図である。 図7は、同実施形態における図4の7−7線矢視断面図及びその各部を拡大して示す拡大図である。 図8は、同実施形態における動作を説明するための模式図である。 図9は、同実施形態における動作を説明するための模式図である。 図10は、第2の実施形態に係る圧迫板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図11は、同実施形態における圧迫板の他の製造方法を説明するためのフローチャートである。
以下、各実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明中、「X線診断装置」は「マンモグラフィ装置」又は「乳房X線撮影装置」と呼んでもよい。また、「透明な領域よりも表面粗さが大きい領域」は、「微小凹凸領域」、「凹凸領域」、「半透明領域」、「乳白色領域」、「低摩擦領域」、「サラサラ領域」又は「すべすべ領域」と呼んでもよい。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の外観を示している。X線診断装置は、マンモグラフィのポジショニングに関する要素として、被検体の乳房が圧迫される撮影面を有する撮影台6と、乳房を撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板22を備えている。また、X線診断装置は、スタンド4を有している。スタンド4は、略L字形又はI字形のアーム21を水平柱12の中心軸を中心として回転自在に水平柱12により支持する。アーム21を回転させることにより、頭尾方向(CranioCaudal projection:CC)及び内外斜方向(MedioLateral Oblique projection:MLO)等の撮影を行うことができる。アーム21の一方の端にはX線管2が装備される。実際にはX線管2はハウジングに覆われている。スタンド4には高電圧発生器3が電気的に接続されている。高電圧発生器3は、X線管2の電極間に高電圧(管電圧)を印加するとともに、フィラメントにフィラメント電流を供給する。それによりX線管2でX線が発生される。なお、高電圧発生器3の上には操作部を配置してもよい。
アーム21の他方の端には、被検体の乳房が圧迫される撮影面を有する撮影台6が取り付けられる。撮影台6には、当該撮影面に対向してX線検出器5が収容される。X線検出器5としては、フィルムカセッテ、CRカセッテ又は平面X線検出器(フラット・パネル・デテクタ;FPD)が採用される。X線検出器5はX線管2に対向するように配置され、被検体の圧迫された乳房を透過したX線を検出する。
アーム21には圧迫機構11が装備される。圧迫機構11は、圧迫板22を上下方向に移動させるためのモータを有する移動機構である。圧迫板22は、熱可塑性樹脂で形成されており、撮影台6と平行状態を維持したまま撮影台6に離反/近接するように上下方向に移動する。圧迫板22は、下方向への移動により、被検体の乳房を撮影台6の撮影面との間に挟んで圧迫する。圧迫板22の熱可塑性樹脂としては、例えば、高い機械的強度を有すると共に、X線を透過させるポリカーボネートが使用可能となっている。圧迫板22は、撮影台6との間で放射線技師の手により薄く平らにされた乳房を圧迫し、乳房を薄く平らな状態に固定する。この圧迫板22の移動及びアーム21の回転は、アームレスト31の一部分に設けられた操作パネル35の操作ボタンを放射線技師が操作することにより実行できる。アームレスト31は、撮影台6と水平柱12との間でアーム21を取り囲むようにU字形を有する。
次に、以上のようなX線診断装置に用いられる圧迫板22について詳細に説明する。
図2は、前述した圧迫板の外観を示す模式図であり、図3A乃至図3Dは、圧迫板の各頂点及びその周辺の外観を示す模式図である。この圧迫板22は、概略的には、蓋がない箱形の形状を有し、5つの面部から構成されている。すなわち、圧迫板22は、撮影台6の撮影面に対向する圧迫面部22Btm、被検者の胸壁に対向する胸壁面部22F、胸壁面部22Fに対向する背面部22Bck、及び胸壁面部22Fと背面部22Bckとの間に位置する複数の側面部22L,22Rを備えている。胸壁面部22Fは、撮影台6の撮影面に略平行な長辺をもつ略長方形状を有し、胸壁に当接する面には圧迫面部22Btmの透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域(第1の領域)r_Fを有する。側面部22Lは、CC撮影の際に被検体から見て左側に位置する。側面部22Rは、CC撮影の際に被検体から見て右側に位置する。側面部22L,22Rは、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域(第2又は第3の領域)r_L,r_Rを有してもよい。胸壁面部22Fは、略長方形状の四隅に頂点A1〜A4を有し、頂点の間に辺部Sd1〜Sd4を有する。頂点A1は、CC撮影の際に被検体から見て左上側に位置し、頂点A2は、CC撮影の際に被検体から見て左下側に位置する。頂点A3は、CC撮影の際に被検体から見て右上側に位置し、頂点A4は、CC撮影の際に被検体から見て右下側に位置する。辺部Sd1は、頂点A1,A3間に位置し、辺部Sd2は、頂点A2,A4間に位置する。辺部Sd3は、頂点A1,A2間に位置し、辺部Sd4は、頂点A3,A4間に位置する。頂点A1〜A4及び辺部Sd1〜Sd4は、それぞれ丸みを帯びている。頂点A1〜A4及び辺部Sd1〜Sd4は、圧迫面部22Btmの透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_1〜r_4を含んでいてもよい。
ここで、圧迫面部22Btmは、撮影台6に対向して乳房を圧迫する。また、圧迫面部22Btmは、撮影台6に対向する透明な領域tpを含んでいる。透明な領域tpは、X線が透過する経路(以下、X線のパスという)を含んでいてもよい。また、圧迫面部22Btmは、X線のパス以外の領域に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域(第3の領域)を含んでいてもよい。
胸壁面部22Fは、圧迫面部22Btmから連続して構成され、X線撮影の際に被検体の胸壁に当接する。胸壁面部22Fの胸壁に当接する面は、圧迫面部22Btmの撮影台6に対向する透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Fを有する。この領域の表面粗さは、圧迫板22が下降する過程で皮膚を引っ張らない観点から、例えば、算術平均粗さにおいて、0.1〜2μmの範囲内にあればよく、0.4〜1μmの範囲内にあればより好ましい。このような算術平均粗さとしては、例えば、触針走査式表面粗さ測定機(例、(株)東京精密のSURFCOM(登録商標) 1500DX3−12)を用い、JIS−B0601:2001の規定に基づいて測定可能となっている。平均をとる測定箇所は、例えば、任意の5〜10ヵ所としてもよい。表面粗さがこのような範囲内にあれば、被検体の皮膚との接触面積が適度に減少するため、サラサラな表面となり、圧迫板22を下降させる際に皮膚が滑るようになり、被検体の皮膚を引っ張らない。表面粗さが下限未満の場合には、ツルツルの表面となり、圧迫板22を下降させる際に皮膚に密着して滑りが悪くなることから、被検体の皮膚を引っ張る可能性がある。表面粗さが上限より大きい場合には、ザラザラの表面となり、圧迫板22が下降する際に皮膚を摩擦する又は削ることにより、被検体に不快感や痛みを与える可能性がある。
また、胸壁面部22Fは、乳房Pbを引き出す度合を減らしつつ、乳房Pbの付け根を撮影したい観点から、肉厚が薄いことが好ましい。例えば、胸壁面部22Fは、複数の側面部22R,22Lの各々よりも薄いことが好ましい。同様に、胸壁面部22Fは、背面部22Bckよりも薄いことが好ましい。
複数の側面部22L,22Rは、圧迫面部22Btm及び胸壁面部22Fに対して直交する方向に沿って、圧迫面部22Btm及び胸壁面部22Fから連続して構成されている。当該複数の側面部22L,22Rは、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_L,r_Rを含んでいてもよい。この領域r_L,r_Rは、側面部22L,22Rの全面にある必要はなく、被検体Pの上腕に接触する可能性のある領域にあればよい。例えば、領域r_L,r_Rは、胸壁面部22Fと背面部22Bckとの間の中央部よりも、胸壁面部22F側の領域にあればよい。なお、表面粗さが大きい領域r_L,r_Rは、半透明領域又は乳白色領域でもあり、すりガラスに似た外観を有する。このため、当該領域r_L,r_Rが側面部22L,22Rにある場合、被検体の上腕にサラサラした感触を与えることに加え、側面方向から乳房を見えにくくして、被検体の羞恥心を和らげることができる。
胸壁面部22F内の領域r_Fと、側面部22L,22R内の各々の領域r_L,r_Rとは、互いに連続して構成されていてもよい。すなわち、複数の側面部22L,22Rと胸壁面部22Fとの境界に位置する辺部Sd3,Sd4は、丸みのある角部上に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_3,r_4を有していてもよい。側面部22L,22Rの各々は、撮影台6の撮影面に略平行な長辺をもつ略長方形状を有する。側面部22L,22Rの各々は、略長方形状の四隅に頂点を有し、頂点の間に辺部を有する。側面部22Lの辺部のうち、撮影台6の撮影面に略平行な辺部Sd5,Sd6は、丸みのある角部上に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_5,r_6を有していてもよい。なお、辺部Sd5は、CC撮影の際に被検体から見て左上側に位置し、辺部Sd6は、CC撮影の際に被検体から見て左下側に位置する。同様に、側面部22Rの辺部のうち、撮影台6の撮影面に略平行な辺部Sd7,Sd8は、丸みのある角部上に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_7,r_8を有していてもよい。なお、辺部Sd7は、CC撮影の際に被検体から見て右上側に位置し、辺部Sd8は、CC撮影の際に被検体から見て左下側に位置する。
図4は、圧迫板22の概略構成を示す上面図であり、図5は、同実施形態における図4の5−5線矢視断面図及びその各部を拡大して示す拡大図である。図6は、図5の変形例を示す模式図であり、図7は、同実施形態における図4の7−7線矢視断面図及びその各部を拡大して示す拡大図である。
図5に示すように、側面部22R及び辺部Sd7,Sd8は、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_R,r_7,r_8が連続的に形成されていてもよい。側面部22L及び辺部Sd5,Sd6についても同様に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_L,r_5,r_6が連続的に形成されていてもよい。
なお、図6に示すように、圧迫面部22Btmは、透明な領域tpの他に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Bを含んでもよい。この領域r_Bは、例えば、側面部22R及び辺部Sd8上の表面粗さが大きい領域r_R,r_8から連続的に形成されていてもよい。図示しないが同様に、圧迫面部22Btm上の表面粗さが大きい領域r_Bは、例えば、側面部22L及び辺部Sd6上の表面粗さが大きい領域r_L,r_6から連続的に形成されていてもよい。このような表面粗さが大きい領域r_Bは、X線画像に写ってしまうため、X線のパス以外の領域に形成されることが好ましい。また、圧迫面部22Btm内で表面粗さの大きい領域r_Bは、仮にX線のパスに形成されてしまう場合でも、被検体の乳房に当接しない領域に形成されることが好ましい。
図7に示すように、胸壁面部22F及び辺部Sd1,Sd2は、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_F,r_1,r_2が連続的に形成されていてもよい。ここで、圧迫面部22Btmと胸壁面部22Fとの境界に位置し、乳房の付け根に当接する辺部Sd2は、丸みのある角部上に、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域(第4の領域)r_2を有してもよい。これに対し、背面部22Bckは、透明な領域tpが全面に形成されている。なお、背面部22Bckは、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域を設けてもよいが、圧迫板22が下降する過程で被検体に当接しないため、表面粗さが大きい領域を設ける必要がない。また、背面部22Bck及び側面部22L,22Rは、適宜、圧迫機構11が圧迫板22を保持するための孔部、溝部又は爪部など(図示せず)を有してもよい。
次に、以上のように構成された圧迫板を備えるX線診断装置の動作について図8及び図9の模式図を用いて説明する。なお、以下の説明は、圧迫板22の下降又は接近を伴うポジショニング動作について主に述べる。
始めに、X線診断装置は、放射線技師の操作により、被検体の乳房の撮影方向(MLO方向又はCC方向)に関する指定を受け付ける。ここでは、例えばCC方向が指定されたとする。
次に、X線診断装置は、放射線技師による操作パネル35の操作により入力された入力情報を読み込んで、撮影方向や乳房の高さに応じて、アーム21の角度や高さを調整する。
次に、図8に示すように、撮影台6上において、被検体Pの乳房Pbのポジショニングが放射線技師によって行われる。CC撮影のポジショニングの際には、圧迫板22と、撮影面(X線検出器5)との間に乳房Pbを挟んで圧迫板22を下降させる。
このとき、圧迫板22の胸壁面部22Fは、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Fを介して、胸壁Pw上を滑りながら下降する。すなわち、圧迫板22が下降する過程において、胸壁面部22Fが胸壁Pwの皮膚を下方に引っ張らないので、被検体Pの痛みを軽減できる。
また、圧迫板22の側面部22L,22Rは、右斜め上方又は左斜め上方といった側面方向から乳房Pbを見えにくくするので、被検体Pの羞恥心を緩和することができる。
圧迫板22の下降後、必要により、圧迫板22と乳房Pbとの間に放射線技師の手を位置させ、当該乳房Pbを放射線技師の手によって扁平にして乳腺を広げた状態にする。その状態を保つために、放射線技師の手を引き抜くと共に、圧迫板22の圧迫面部22Btmを用いて乳房Pbを固定している。これにより、CC撮影のポジショニングが完了する。
続いて、被検体Pの乳房Pbが固定された状態において、X線の照射野の調整や、撮影対象の乳房Pbが左右いずれの乳房であるかを示す情報の入力などの準備作業が実行される。なお、X線の照射野の調整により、X線のパスは、乳房Pbを圧迫する圧迫面部22Btmの透明な領域tpを通るように調整される。
しかる後、当該固定された状態で乳房Pbが撮影される。乳房PbへのX線の照射は、放射線技師による操作部の操作により実行される。このとき、予め設定されたX線の照射量等の条件に対応したX線が乳房Pbに向けて照射される。撮影面のX線検出器5は、乳房Pbを透過したX線を検出する。X線検出器5がFPDの場合、検出されたX線は、X線検出器5において電気信号に変換される。当該電気信号は、図示しないデータ収集回路により、投影データに変換される。当該投影データは、図示しない画像処理回路により、乳房Pbの画像データに変換される。乳房Pbの画像データは、ディスプレイに表示される。乳房Pbの画像データに関して、乳房Pbの左右に関する情報が付帯情報として格納される。
被検体Pの乳房Pbに対するX線の照射が終了すると、圧迫機構11は、圧迫板22を撮影台6から上昇させる。
被検体Pの乳房Pbの撮影を続行する場合には、異なる撮影方向や、他方の乳房Pbの撮影を行う場合には、一連の処理を再度繰り返し、全ての撮影が完了すると撮影は終了する。
ここでは、右の乳房をMLO方向で撮影する場合について図9を用いて説明する。
X線診断装置は、放射線技師の操作により、被検体の乳房の撮影方向(MLO方向)に関する指定を受け付ける。
次に、X線診断装置は、放射線技師による操作パネル35の操作により入力された入力情報を読み込んで、撮影方向や乳房の高さに応じて、アーム21の角度や高さを調整する。
撮影方向がMLO方向の場合、例えば図9に示すように、撮影台6上において、被検体Pの乳房のポジショニングが放射線技師によって行われる。MLO撮影のポジショニングの際には、圧迫板22と、撮影面との間に乳房を挟むと共に、被検体Pの腕をアームレスト31に載せて指先をアームレスト31の辺縁に引っ掛ける。その状態で腕を曲げて胸壁を圧迫板22に当接させつつ、圧迫板22を撮影台6に接近させる。
このとき、圧迫板22の胸壁面部22Fは、前述同様に、被検体Pの胸壁上を滑りながら撮影台6に接近する。よって、胸壁面部22Fが胸壁の皮膚を下方に引っ張らないため、被検体Pの痛みを軽減できる。
また、圧迫板22の側面部22Rは、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Rを介して、被検体Pの上腕の皮膚を滑りながら撮影台6に接近する。なお、側面部22Rにおいて、表面粗さが大きい領域r_Rは、被検体Pの姿勢によっては上腕に接触しない場合があることから、必須ではなく省略してもよい。このことは、他方の側面部22Lが含む領域r_Lについても同様である。
圧迫板22の接近後、必要により、圧迫板22と乳房Pbとの間に放射線技師の手を位置させ、前述同様に、乳房Pbを扁平にして乳腺を広げた状態にする。その状態を保つために、放射線技師の手を引き抜くと共に、圧迫板22の圧迫面部22Btmを用いて乳房Pbを固定している。これにより、MLO撮影のポジショニングが完了する。
以下、前述同様に、準備作業が実行された後、乳房Pbが撮影される。また同様に、被検体Pの乳房Pbの撮影を続行する場合には一連の処理を再度繰り返し、全ての撮影が完了すると撮影は終了する。
上述したように本実施形態によれば、圧迫板が、撮影台に対向して乳房を圧迫する圧迫面部と、圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に被検体の胸壁に当接する胸壁面部とを備えている。ここで、胸壁面部の胸壁に当接する面は、圧迫面部の撮影台に対向する透明な領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を有している。
従って、圧迫板の胸壁面部が、透明な領域よりも大きい表面粗さの領域を有する構成により、圧迫板が被検体の胸壁の皮膚に貼り付かず、圧迫板が下降する過程での被検体の痛みを軽減させることができる。この効果はCC撮影前の「圧迫板が下降する過程」をMLO撮影前の「圧迫板が撮影台に接近する過程」と読み替えても同様に得ることができる。
また、本実施形態によれば、圧迫板の複数の側面部が、圧迫面部の透明な領域よりも表面粗さが大きい第2の領域を含んでいてもよい。この場合には、圧迫板が被検体の上腕の皮膚に貼り付かず、圧迫板が下降する過程での被検体の痛みを軽減できる。これに加え、側面方向から乳房を見えにくくして、被検体の羞恥心を和らげることができる。
また、本実施形態によれば、圧迫面部の透明な領域がX線のパスを含み、複数の側面部及び圧迫面部のうちの少なくとも一方が、当該透明な領域よりも表面粗さが大きい第3の領域を含んでもよい。この場合には、前述同様に、被検体の痛みを軽減させることができる。また、複数の側面部が第3の領域を含む場合には、前述同様に、被検体の羞恥心を和らげることができる。なお、複数の側面部における表面粗さが大きい領域は、X線のパスに無関係に説明する場合には「第2の領域」と呼び、X線のパスに関係付けて説明する場合には「第3の領域」と呼んでいる。
また、本実施形態によれば、当該第1の領域及び当該第2の領域が互いに連続して構成されていてもよい。この場合には、圧迫板が、被検体の胸壁と上腕との間の皮膚に貼り付かず、圧迫板が下降する過程での被検体の痛みを軽減させることができる。
また、本実施形態によれば、圧迫面部と胸壁面部との境界に位置し、乳房の付け根に当接する辺部が、丸みのある角部上に、透明な領域よりも表面粗さが大きい第4の領域を有してもよい。この場合には、圧迫板が被検体の乳房の付け根の皮膚に貼り付かず、圧迫板が下降する過程での被検体の痛みを軽減させることができる。
このように、本実施形態によれば、乳房以外の皮膚に接触する可能性のある少なくとも第1の領域に、滑りやすいサラサラになる表面加工を施している。これにより、皮膚に貼り付かない圧迫板となるため、ポジショニングにおいて圧迫板を下げる際に、被検体の痛みを軽減させることができる。
また、本実施形態によれば、第1の領域の表面粗さが0.1〜2μmの範囲内にあってもよい。この場合には、表面粗さの大きさを定量的に規定できるため、例えば、全面が透明な領域である半製品の一部を表面加工して圧迫板を製造する際に、表面加工の品質を管理することができる。
また、本実施形態によれば、胸壁面部が、複数の側面部の各々よりも薄くてもよい。この場合には、ポジショニングの際に乳房を引き出す度合を減らしつつ、乳房の付け根を撮影することができる。
<第2の実施形態>
次に、以上のようなX線診断装置に用いられる圧迫板の製造方法について図10のフローチャートを用いて説明する。この圧迫板の製造方法によれば、第1の実施形態に述べた圧迫板22を製造することができる。以下、圧迫板22の製造方法について具体的に述べる。
始めに、圧迫板22の樹脂材料を金型内に射出して成型する(ステップST1)。このステップST1は、溶融した樹脂材料をインジェクタから金型内に射出し、冷却して成型することから、インジェクタ成型と呼んでもよい。また、樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネートを用いている。
続いて、樹脂材料が冷却された後に金型内から取り出された圧迫板(表面加工前の半製品)のうち、ブラスト加工される領域以外をマスキングする(ステップST2)。なお、胸壁面部22Fをブラスト加工する際に、側面部22L,22R及び背面部22Bckに対するブラスト加工の有無によらず、撮影台6に対向して乳房を圧迫する圧迫面部22Btmにはマスキングする。背面部22Bckは、ブラスト加工の有無が任意であり、マスキングの有無も任意である。
しかる後、マスキングされた圧迫面部22Btmから連続して構成され、X線撮影の際に被検体の胸壁に当接する胸壁面部22Fにブラスト加工を施す(ステップST3)。ステップST3は、圧迫面部22Btmの撮影台6に対向する透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Fを、胸壁面部22Fの胸壁Pwに当接する面に形成するステップである。このようなブラスト加工において、樹脂表面に吹き付ける研磨剤としては、例えば、溶融アルミナ又は炭化珪素などが、適宜、使用可能となっている。また、研磨剤の粒度としては、例えば、JIS R6001−1998に規定された粒度F16〜F220の範囲内にある粒度が適宜、使用可能となっている。
なお、ステップST2で側面部22L,22Rがマスキングされなかった場合、ステップST3では、側面部22L,22Rにもブラスト加工を施す。同様に、辺部Sd1〜Sd8及び頂点A1〜A4がマスキングされなかった場合、ステップST3では、辺部Sd1〜Sd8及び頂点A1〜A4にもブラスト加工を施す。また同様に、ステップST2で圧迫面部22Btmの一部の領域r_Bがマスキングされなかった場合、ステップST3では、当該領域r_Bにもブラスト加工を施す。
このようなブラスト加工の後、マスキングを除去する(ステップST4)。
これにより、前述した圧迫板22が製造される。
上述したように本実施形態によれば、圧迫板の樹脂材料を金型内に射出して成型する工程と、樹脂材料が冷却された後に金型内から取り出された圧迫板のうち、撮影台に対向して乳房を圧迫する圧迫面部にマスキングする工程とを実行する。また、マスキングされた圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に被検体の胸壁に当接する胸壁面部にブラスト加工を施す工程と、ブラスト加工の後、マスキングを除去する工程とを実行する。ここで、ブラスト加工を施す工程は、圧迫面部の撮影台に対向する透明な領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を、胸壁面部の胸壁に当接する面に形成する工程である。
従って、本実施形態によれば、ブラスト加工を用いる製造方法により、第1の実施形態の効果を奏する圧迫板を製造することができる。
(変形例)
次に、第2の実施形態の変形例について説明する。
この変形例は、前述したブラスト加工を用いる方法に代えて、金型から転写する方法を用いている。すなわち、この変形例では、予め表面加工された金型を用いる方法により、透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域(微小凹凸領域)を熱可塑性樹脂に転写して圧迫板22を製造する。以下、この変形例について、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
始めに、撮影台6に対向して乳房を圧迫する圧迫面部22Btmと、圧迫面部22Btmから連続して構成され、X線撮影の際に被検体の胸壁に当接する胸壁面部22Fとを備えた圧迫板22を成型するための金型を準備する(ステップST11)。準備される金型は、圧迫面部22Btmの撮影台6に対向する透明な領域tpよりも表面粗さが大きい領域r_Fを、胸壁面部22Fの胸壁に当接する面に形成するための転写面を有する。なお、金型は、胸壁面部22Fに対応する表面粗さの転写面に限らず、側面部22L,22R、辺部Sd1〜Sd8及び頂点A1〜A4に対応する表面粗さの転写面を、適宜含んでもよい。
ステップST11の後、圧迫板22の樹脂材料を金型内に射出して成型する(ステップST12)。ステップST12は、金型の転写面により、領域r_Fを胸壁に当接する面に形成するステップを含んでいる。なお、金型が有する転写面に応じて、ステップST12は、側面部22L,22R、辺部Sd1〜Sd8及び頂点A1〜A4に対応する表面粗さをもつ領域を樹脂材料に形成するステップを含む。
ステップST12の後、樹脂材料が冷却された後に金型内から圧迫板22が取り出される。これにより、前述した圧迫板22が製造される。
以上のような変形例によれば、ブラスト加工に代えて、予め表面加工された金型を用いる構成としても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する圧迫板22を製造することができる。
これに加え、金型を用いた変形例によれば、例えば、胸壁面部22F内の領域r_Rと、側面部22L,22R内の領域r_L,r_Rといった各々の領域を互いに異なる表面粗さに形成することができる。従って、被検体の胸壁及び上腕の各々の皮膚の敏感さに応じて、圧迫板22の各領域の表面粗さを調整することができる。
各実施形態における領域r_Fは、特許請求の範囲における第1の領域の一例である。 各実施形態における領域r_L,r_Rは、特許請求の範囲における第2の領域の一例である。各実施形態における領域r_L,r_R,r_Bは、特許請求の範囲における第3の領域の一例である。各実施形態における辺部Sd2及び領域r_2は、特許請求の範囲における(乳房の付け根に当接する)辺部及び第4の領域の一例である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…X線管、3…高電圧発生器、4…スタンド、5…X線検出器、6…撮影台、11…11…圧迫機構、12…水平柱、21…アーム、22…圧迫板、22F…胸壁面部、22Btm…圧迫面部、22L,22R…側面部、22Bck…背面部、31…アームレスト、35…操作パネル、Sd1〜Sd8…辺部、A1〜A4…頂点、r_F,r_B,r_L,r_R,r_1〜r_8…(表面粗さの大きい)領域、tp…透明な領域。

Claims (15)

  1. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、
    前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部と
    を具備し、
    前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きく、皮膚が滑るように形成された第1の領域を有する圧迫板。
  2. 前記圧迫面部及び前記胸壁面部に対して直交する方向に沿って、前記圧迫面部及び前記胸壁面部から連続して構成された複数の側面部を備え、
    前記複数の側面部は、前記所定領域よりも表面粗さが大きい第2の領域を含んでいる請求項1に記載の圧迫板。
  3. 前記圧迫面部及び前記胸壁面部に対して直交する方向に沿って、前記圧迫面部及び前記胸壁面部から連続して構成された複数の側面部を備え、
    前記所定領域はX線のパスを含んでおり、
    前記複数の側面部及び前記圧迫面部のうちの少なくとも一方は、前記所定領域よりも表面粗さが大きい第3の領域を含んでいる請求項1に記載の圧迫板。
  4. 前記第1の領域及び前記第2の領域は互いに連続して構成されている請求項2に記載の圧迫板。
  5. 前記圧迫面部と前記胸壁面部との境界に位置し、前記乳房の付け根に当接する辺部は、丸みのある角部上に、前記所定領域よりも表面粗さが大きい第4の領域を有する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧迫板。
  6. 前記第1の領域の表面粗さは0.1〜2μmの範囲内にある請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の圧迫板。
  7. 前記胸壁面部は、前記複数の側面部の各々よりも薄い請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧迫板。
  8. 前記圧迫面部の所定領域は、X線のパスを含む領域である、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の圧迫板。
  9. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、
    前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部と、
    前記圧迫面部及び前記胸壁面部に対して直交する方向に沿って、前記圧迫面部及び前記胸壁面部から連続して構成された複数の側面部と
    を具備し、
    前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を有し、
    前記複数の側面部は、前記所定領域よりも表面粗さが大きい第2の領域を含んでいる圧迫板。
  10. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、
    前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部と
    を具備し、
    前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を有し、
    前記第1の領域の表面粗さは0.1〜2μmの範囲内にある圧迫板。
  11. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、
    前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部と
    前記圧迫面部及び前記胸壁面部に対して直交する方向に沿って、前記圧迫面部及び前記胸壁面部から連続して構成された複数の側面部と
    を具備し、
    前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を有し、
    前記所定領域はX線のパスを含んでおり、
    前記複数の側面部及び前記圧迫面部のうちの少なくとも一方は、前記所定領域よりも表面粗さが大きい第3の領域を含み、
    前記胸壁面部は、前記複数の側面部の各々よりも薄い圧迫板。
  12. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、
    前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部と
    を具備し、
    前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面は、前記圧迫面部のX線のパスを含む領域よりも表面粗さが大きい領域を有し、
    前記圧迫面部のX線のパスを含む領域は、前記圧迫面部の前記胸壁面部側の端から連続して形成される、
    圧迫板。
  13. 被検体の乳房が圧迫される撮影面を有する撮影台と、
    請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の圧迫板と
    を具備し
    X線診断装置。
  14. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板の製造方法であって、
    前記圧迫板の樹脂材料を金型内に射出して成型する工程と、
    前記樹脂材料が冷却された後に前記金型内から取り出された圧迫板のうち、前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部にマスキングする工程と、
    前記マスキングされた圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部にブラスト加工を施す工程と、
    前記ブラスト加工の後、前記マスキングを除去する工程と
    を具備し、
    前記ブラスト加工を施す工程は、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を、前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面に形成する工程である、
    圧迫板の製造方法。
  15. 被検体の乳房を撮影台の撮影面との間に挟んで圧迫する圧迫板の製造方法であって、
    前記撮影台に対向して前記乳房を圧迫する圧迫面部と、前記圧迫面部から連続して構成され、X線撮影の際に前記被検体の胸壁に当接する胸壁面部とを備えた圧迫板を成型するための金型を準備する工程と、
    前記圧迫板の樹脂材料を前記金型内に射出して成型する工程と
    を具備し、
    前記金型を準備する工程では、前記圧迫面部の所定領域よりも表面粗さが大きい第1の領域を、前記胸壁面部の前記胸壁に当接する面に形成するための転写面を有する前記金型が準備され、
    前記成型する工程は、前記転写面により、前記第1の領域を前記胸壁に当接する面に形成する工程を含んでいる、圧迫板の製造方法。
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