JP6824694B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

この発明は、警報器に関し、特に、複数の制御部を備える警報器に関する。
従来、複数の制御部を備える警報器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、報知部と、検知部による検知結果に基づいて報知部の制御を行うメイン制御部と、メイン制御部により制御されるサブ制御部とを備えた警報器が開示されている。サブ制御部は、検知部における検知結果の情報をメイン制御部に送信する制御を行う。
特許第4348161号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の警報器では、サブ制御部に異常が発生した場合に、検知部における検知結果の情報をメイン制御部に送信することができなくなるという不都合がある。その結果、メイン制御部が報知部の制御を行うことができず、保安機器としての機能を発揮することができないという問題点があると考えられる。
この発明は、警報器が複数の制御部を備える場合に、一部の制御部に異常が発生した場合において、報知部の制御を行うための所定の制御部が報知部を制御することにより保安機器としての機能を発揮することが可能な警報器を提供することである。
この発明の一の局面による警報器は、室内に配置され、室内の空気の状態を検知する検知部と、検知部による検知結果を報知する報知部と、検知部による検知結果に基づいて報知部の制御を行う第1制御部と、第1制御部から受信した検知結果に関する情報に基づいて室内に配置されている複数の室内機器に対する制御を行うように構成され、かつ、第1制御部とは独立して複数の室内機器を連動させるための中継機器として機能可能に構成された第2制御部とを備え、第1制御部は、第2制御部とは独立して検知結果の取得および報知制御を行うように構成されている。
この発明の一の局面による警報器では、上記のように構成することにより、検知部による検知結果に基づいて報知部の制御を行う第1制御部と、第1制御部とは独立して機能する第2制御部とを設ける。これにより、第制御部が第制御部とは独立して機能するので、第2制御部に異常が発生した場合において、第1制御部が報知部を制御することにより、警報器が保安機器としての機能を発揮することができる。また、第1制御部に異常が発生した場合においても、第2制御部による室内機器に対する制御を行うことができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第2制御部は、少なくとも、室内に配置されている室内機器の駆動情報に基づいて、第1制御部とは独立して室内機器の駆動を制御可能に構成されている。このように構成すれば、第1制御部に異常が発生した場合において、第2制御部により室内機器の駆動情報に基づく室内機器の駆動の制御を行うことができる。また、第2制御部を警報器本体とは別の室内機器の駆動に用いることによって、第1制御部に異常が発生した場合であっても、第2制御部による制御を有効に行うことができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第1制御部に異常が発生した場合には、報知部の制御が行われずに、第2制御部は、駆動を継続する。このように構成すれば、第1制御部に異常が発生した場合でも、従来と異なり、第2制御部が機能を発揮できない状態にはならずに、第2制御部を継続して駆動させることができるので、警報器の利便性を向上させることができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第1制御部に異常が発生した場合には、外観的に警報器本体の機器機能が停止した状態と同じ状態になる。このように構成すれば、警報器の本質的機能である保安機器としての機能が発揮されない状態であることを視覚的にユーザに認識させることができるので、第1制御部の異常についてユーザが適切に把握することができずに、ユーザが混乱するのを防ぐことができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第1制御部は、第2制御部から第1制御部に送信される情報に基づいて、第2制御部の異常を検知可能に構成されている。このように構成すれば、第2制御部に送信する検知部の検知結果に関する情報に対して返信される情報、または、第2制御部から第1制御部に送信される室内機器の駆動情報の受信の可否や、第2制御部から受信した情報の正確性を、第1制御部によって判断することにより、第2制御部の異常を確実に検知することができる。
上記一の局面による警報器において、好ましくは、第1制御部は、第2制御部の異常を検知した場合には、第2制御部の異常を報知部により報知するように構成されている。このように構成すれば、報知部による報知により、第2制御部に異常が発生したことをユーザが容易に把握することができる。
本発明によれば、上記のように、警報器が複数の制御部を備える場合に、一部の制御部に異常が発生した場合において、報知部の制御を行うための所定の制御部が報知部を制御することにより保安機器としての機能を発揮することができる。
本発明の一実施形態による警報器を含む換気システムの模式図である。 本発明の一実施形態による警報器を含む換気システムのブロック図である。 本発明の一実施形態による警報器の第1制御部による第2制御部の異常判断処理フローである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(換気システムの構成)
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による警報器2を含む換気システム1の全体構成について説明する。
図1に示す換気システム1は、警報器2を含んでいる。換気システム1は、調理機器3を含んでいる。換気システム1は、換気機器4を含んでいる。警報器2と、調理機器3と、換気機器4とは、室内500に設置されている。警報器2は、室内500の空気の状態を検出するように構成されている。具体的には、警報器2は、ガス警報器である。調理機器3は、熱によりユーザが調理を行うことが可能なように構成されている。換気機器4は、室内500の空気を換気するように構成されている。なお、調理機器3は、特許請求の範囲の「室内機器」の一例である。また、換気機器4は、特許請求の範囲の「室内機器」の一例である。
(警報器の構成)
図2に示すように、警報器2は、各種センサ21を備えている。警報器2は、表示部22を備えている。警報器2は、音声スピーカ23を備えている。警報器2は、通信部24を備えている。警報器2は、第1制御部25を備えている。警報器2は、操作部26を備えている。警報器2は、第2制御部27を備えている。各種センサ21は、室内500に配置され、室内500の空気の状態を検知するように構成されている。空気の状態とは、以下に記載する煙、ガス、CO(一酸化炭素)、におい、などの状態である。表示部22および音声スピーカ23は、各種センサ21による検知結果を報知するように構成されている。なお、各種センサ21は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。また、表示部22は、特許請求の範囲の「報知部」の一例である。また、音声スピーカ23は、特許請求の範囲の「報知部」の一例である。
各種センサ21は、煙センサ211を含んでいる。煙センサ211は、煙を検出するように構成されている。煙センサ211が煙により遮られる光の割合(減光率)に基づいて煙を検出することにより、第1制御部25は火災の発生を検出する。なお、煙センサ211は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
各種センサ21は、ガスセンサ212を含んでいる。ガスセンサ212は、都市ガスまたはLPガス(燃焼ガス)を検出するセンサである。ガスセンサ212は、燃焼ガスの存在および燃焼ガスの室内500におけるガス濃度を検出する。なお、ガスセンサ212は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
各種センサ21は、CO(一酸化炭素)センサ213を含んでいる。COセンサ213は、一酸化炭素を検出するセンサである。COセンサ213が一酸化炭素の存在および一酸化炭素の室内500におけるCO濃度を検出する。なお、COセンサ213は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
各種センサ21は、空気質センサ214を含んでいる。空気質センサ214は、室内500の空気質を検出するように構成されている。空気質センサ214が室内500の空気質が変化したことを検出することにより、第1制御部25は室内500の空気質が悪化または改善したことを検出する。なお、「空気質」とは、特定の気体成分に限定されず、料理の際に発生した臭い、および、ゴミの臭いなどの生活臭を示す広い概念である。空気質センサ214は、言い換えると、においセンサである。なお、空気質センサ214は、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
表示部22は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部22は、煙センサ211による検出状態をユーザに報知する発光部221を含んでいる。表示部22は、ガスセンサ212による検出状態をユーザに報知する発光部222を含んでいる。表示部22は、COセンサ213による検出状態をユーザに報知する発光部223を含んでいる。表示部22は、空気質センサ214による検出状態をユーザに報知する発光部224を含んでいる。また、表示部22は、警報器2の電源の状態をユーザに報知する発光部225を含んでいる。なお、各発光部221〜224は、対応するセンサの検出対象に応じた所定の色で発光するように構成することが可能である。また、各発光部221〜225は、特許請求の範囲の「報知部」の一例である。
音声スピーカ23は、警報および注意報などを、音声によりユーザに報知するために設けられている。
通信部24は、調理機器3の後述する通信部32と通信可能に構成されている。通信部24は、換気機器4の後述する通信部42と通信可能に構成されている。通信部24を用いることにより、警報器2は、調理機器3および換気機器4の各々と通信可能である。また、通信部24は、Bluetooth(登録商標)通信モジュールを採用している。第2制御部27は、通信部24を制御するように構成されている。また、第2制御部27は、第1制御部25とは独立して機能するように構成されている。つまり、第2制御部27は、第1制御部25に何らかの異常がある場合においても、正常に機能するように構成されている。
操作部26は、警報器2に対して、ユーザが各種の入力操作を行えるように設けられている。操作部26は、たとえば、スイッチにより構成されている。
第1制御部25は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。第1制御部25は、主として、警報器2の各種制御を行うように構成されている。また、第1制御部25は、制御部36および46の少なくとも一方と連動して動作可能に構成されている。また、第1制御部25は、各種センサ21の検知結果に基づいて、表示部22および音声スピーカ23の制御を行うように構成されている。また、第1制御部25は、第2制御部27とは独立して機能するように構成されている。つまり、第1制御部25は、第2制御部27に何らかの異常がある場合においても、正常に機能するように構成されている。第1制御部25の詳細については、後述する。
(調理機器の構成)
調理機器3は、燃焼ガスの燃焼により生じた燃焼熱を用いて鍋などの調理具を加熱する機能を有している。調理機器3は、たとえば、ガスコンロである。調理機器3は、加熱部31を含んでいる。調理機器3は、通信部32および33を含んでいる。調理機器3は、操作部34を含んでいる。調理機器3は、表示部35を含んでいる。調理機器3は、制御部36を含んでいる。調理機器3は、発光部37(図1参照)を含んでいる。
加熱部31は、燃焼ガスの燃焼により生じた燃焼熱を用いて調理具を加熱する右コンロ311、後コンロ312、左コンロ313、および、グリル314を含んでいる。
通信部32は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部32を用いることにより、調理機器3は警報器2と通信可能である。通信部33は、通信部32と異なる規格(赤外線通信)の通信部である。通信部33を用いることにより、調理機器3は換気機器4と通信可能である。
操作部34は、ユーザが調理機器3に対する各種操作を行うための操作部である。操作部34は、たとえば、スイッチにより構成されている。表示部35は、調理機器3に関する各種情報を表示するように構成されている。
制御部36は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御部36は、主として、調理機器3の各種制御を行うように構成されている。
発光部(LED)37は、調理機器3の電源入切状態をユーザに報知するように構成されている。
(換気機器の構成)
換気機器4は、室内500の空気を室外に排気するためのレンジフードである。換気機器4は、ファンユニット41を含んでいる。換気機器4は、通信部42および43を含んでいる。換気機器4は、操作部44を含んでいる。換気機器4は、表示部45を含んでいる。換気機器4は、制御部46を含んでいる。
ファンユニット41は、室内500の空気の入れ替えを行うために回転駆動されるファンである。
通信部42は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部42を用いることにより、換気機器4は警報器2と通信可能である。通信部43は、通信部42と異なる規格(赤外線通信)の通信部である。通信部43を用いることにより、換気機器4は調理機器3と通信可能である。
操作部44は、ユーザが換気機器4に対する各種操作を行うための操作部である。操作部44は、たとえば、スイッチにより構成されている。
表示部45は、換気機器4に関する各種情報を表示するように構成されている。表示部45は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部45は、電源状態や、換気の強さなどの各種情報(換気機器4の駆動状態)をユーザに報知するように構成されている。
制御部46は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御部46は、主として、換気機器4の各種制御を行うように構成されている。
(警報器の制御部の詳細な制御)
次に、警報器2の第1制御部25および第2制御部27による、詳細な制御について説明する。
(警報器の警報動作)
警報器2の第1制御部25は、煙センサ211により検出された減光率が所定閾値以上である場合には、火災の発生に関する警報を発するように構成されている。第1制御部25は、ガスセンサ212により検出された燃焼ガスの濃度(ガス濃度)が所定濃度以上である場合には、燃焼ガスに関する警報を発するように構成されている。第1制御部25は、一酸化炭素の濃度(CO濃度)が所定濃度以上である場合には、一酸化炭素に関する警報を発するように構成されている。また、第1制御部25は、警報を発する場合には、表示部22の発光部221〜223を用いて、警報をユーザに視覚的に報知するように構成されている。また、第1制御部25は、音声スピーカ23から音声(たとえば、ブザー音や警報に関するガイド音声)により、警報をユーザに聴覚的に報知するように構成されている。
(室内機器の制御動作)
警報器2の第2制御部27は、一酸化炭素の検出、火災の発生の検出および燃焼ガスの検出のいずれか1つの検出に基づいて、調理機器3(室内機器)の駆動状態を維持するか、または、調理機器3の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
また、警報器2の第2制御部27は、一酸化炭素の検出、火災の発生の検出および燃焼ガスの検出のいずれか1つの検出に基づいて、換気機器4(室内機器)の駆動を開始するか、換気機器4の駆動状態を維持するか、または、換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
また、第2制御部27は、室内500に配置されている調理機器3および換気機器4の駆動情報に基づいて、調理機器3および換気機器4の駆動を制御可能に構成されている。また、第2制御部27は、調理機器3と換気機器4とを連動させるための中継機器として機能することも可能なように構成されている。たとえば、調理機器3が制御(点火)された際に、第2制御部27は、換気機器4の駆動状態がON(送風状態)に切り替わるように、換気機器4の駆動を調理機器3に連動させて制御するように構成されている。
(警報器の第1制御部および第2制御部間の通信動作)
警報器2の第1制御部25は、調理機器3および換気機器4の駆動状態を制御するために、所定時間(たとえば、5秒間隔)ごとに第2制御部27に各種センサ21による検知結果に関する情報D1を送信するように構成されている。これにより、通信部24を介して第2制御部27から調理機器3および換気機器4の駆動状態を制御する信号が調理機器3および換気機器4にそれぞれ送信される。そして、調理機器3および換気機器4では、それぞれ、通信部32および通信部42を介して受信した信号に基づいて駆動状態が維持または変更される。
警報器2の第2制御部27は、情報D1を正常に受信できた場合には、正常に受信できたことを示す情報D2を第1制御部25に送信(返送)するように構成されている。この際の情報D2には、チェックサム情報が含まれる。
第1制御部25は、情報D2に含まれるチェックサム情報により、第2制御部27の異常を検知可能に構成されている。つまり、第1制御部25は、第2制御部27に送信する各種センサ21の検知結果に関する情報D1に基づいて、第2制御部27の異常を検知可能に構成されている。
(警報器の第2制御部の異常判断処理)
次に、図3を参照して、第1制御部25による第2制御部27の異常を判断する処理について説明する。なお、スタート時点において、少なくとも第1制御部25は、正常に機能しているものとする。
まず、図3に示すように、ステップS1において、第1制御部25により、各種センサ21による検知結果に関する情報D1が、第1制御部25に送信される。なお、第2制御部27は、情報D1を正常に受信できた場合には、正常に受信できたことを示す情報D2を第1制御部25に返送する。なお、情報D2は、チェックサム情報を含んでいる。
次に、ステップS2において、第1制御部25により、第2制御部27から送信され、チェックサム情報を含む情報D2が受信されたか否かが判断される。情報D2が受信された場合には、ステップS3に進む。また、情報D2が受信されなかった場合には、ステップS5に進む。
次に、ステップS3において、第1制御部25により、情報D2に含まれるチェックサム情報が正しいか否かが判断される。チェックサム情報が正しい場合には、ステップS4に進む。また、チェックサム情報が正しくない場合には、ステップS5に進む。
次に、ステップS4において、第1制御部25により、情報D1の送信から所定時間経過したか否かが判断される。所定時間経過していないならば、所定時間経過までステップS4が繰り返される。また、所定時間経過している場合には、ステップS1に戻る。つまり、第1制御部25は、定期的に情報D1を第2制御部27に送信するように構成されている。
ステップS5において、第1制御部25により、第2制御部27に異常があると判断される。つまり、第2制御部27が情報D2を第1制御部25に送信できない状態にあるか、または、第2制御部27が正確に情報を第1制御部25に送れない状態にあることから、第1制御部25により、第2制御部27が正常に機能していないと判断される。
ステップS6において、第1制御部25により、第2制御部27の異常が表示部22および音声スピーカ23により報知される。たとえば、第1制御部25により、警報器2の電源の状態をユーザに報知する発光部225が高速で点滅される。同時に、第1制御部25により、音声スピーカ23から警報器2(第2制御部27)に異常がある旨の報知が行われる。具体的には、第1制御部25により、音声スピーカ23から「故障です。販売店に連絡してください」という音声が発せられる。
なお、第2制御部27に異常がある場合には、調理機器3および換気機器4は、警報器2を介する通信ではなく、調理機器3の通信部33および換気機器4の通信部43を介する赤外線による通信に切り替わるように構成されている。これにより、調理機器3および換気機器4は、継続して相互に通信を行うことができる。
(第1制御部の異常時における警報器の動作)
次に、図2を参照して、第1制御部25に異常がある時の警報器2の動作について説明する。
警報器2は、第1制御部25に異常が発生した場合には、外観的(見ため上)に警報器本体2aの機器機能が停止した状態と同じ状態になる。つまり、警報器2は、警報器2の電源の状態をユーザに報知する発光部225が消灯された状態になる。また、警報器2は、各種センサ21の情報をユーザに通知する表示部22の発光部221〜224も同様に消灯された状態になる。このようにして、警報器2は、第1制御部25に異常がある状態において、発光部221〜225を消灯することにより、第1制御部25が正常に機能しているとユーザが誤認することがないように構成されている。
また、警報器2は、第1制御部25に異常が発生した場合には、各種センサ21の制御、表示部22、および、音声スピーカ23の制御を行わないように構成されている。つまり、警報器2は、警報動作を行わないように構成されている。なお、第1制御部25に異常が発生した場合に、第2制御部27は、駆動を継続する。この際、第2制御部27は、第1制御部25からの情報を用いないでも行うことが可能な所定の制御を行うように構成されている。つまり、第2制御部27は、各種センサ21からの検出信号に基づく調理機器3および換気機器4の駆動制御は行わずに、調理機器3や換気機器4との間の連動制御などを行うように構成されている。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、各種センサ21による検知結果に基づいて表示部22および音声スピーカ23の制御を行う第1制御部25と、第1制御部25とは独立して機能する第2制御部27とを設ける。これにより、第2制御部27が第1制御部25とは独立して機能するので、第2制御部27に異常が発生した場合において、第1制御部25が表示部22および音声スピーカ23を制御することにより、警報器2が保安機器としての機能を発揮することができる。また、第1制御部25に異常が発生した場合においても、第2制御部27による制御を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、第2制御部27を、室内500に配置されている調理機器3および換気機器4の駆動情報に基づいて、第1制御部25とは独立して調理機器3および換気機器4の駆動を制御可能に構成する。これにより、第1制御部25に異常が発生した場合において、第2制御部27により調理機器3および換気機器4の駆動情報に基づく調理機器3および換気機器4の駆動の制御を行うことができる。また、第2制御部27を警報器本体2aとは別の調理機器3および換気機器4の駆動に用いることによって、第1制御部25に異常が発生した場合であっても、第2制御部27による制御を有効に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1制御部25に異常が発生した場合には、各種センサ21および表示部22および音声スピーカ23の制御を行わずに、第2制御部27を、駆動を継続するように構成する。これにより、第1制御部25に異常が発生した場合でも、従来とは異なり、第2制御部27が機能を発揮できない状態にはならずに、第2制御部27を継続して駆動させることができるので、警報器2の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1制御部25に異常が発生した場合には、外観的に警報器本体2aの機器機能が停止した状態と同じ状態になるように警報器2を構成する。これにより、警報器2の本質的機能である保安機器としての機能が発揮されない状態であることを視覚的にユーザに認識させることができるので、第1制御部25の異常についてユーザが適切に把握することができずに、ユーザが混乱するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1制御部25を、第2制御部27に送信する各種センサ21の検知結果に関する情報に基づいて、第2制御部27の異常を検知可能に構成する。これにより、第2制御部27に送信する各種センサ21の検知結果に関する情報に対して返信される情報、または、第2制御部27から第1制御部25に送信される調理機器3および換気機器4の駆動情報の受信の可否や、第2制御部27から受信した情報の正確性を、第1制御部25によって判断することにより、第2制御部27の異常を確実に検知することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1制御部25を、第2制御部27の異常を検知した場合には、第2制御部27の異常を表示部22および音声スピーカ23により報知するように構成する。これにより、表示部22および音声スピーカ23による報知により、第2制御部27に異常が発生したことをユーザが容易に把握することができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の室内機器として、調理機器や換気機器を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の室内機器として、炊飯器などの調理機器および換気機器以外の機器を用いてもよい。
また、上記実施形態では、2つの室内機器(調理機器および換気機器)と通信可能に警報器を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つまたは3つ以上の室内機器(調理機器および換気機器)と通信可能に警報器を構成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の報知部として、表示部や音声スピーカを用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の報知部として、バイブレーション機能を有する振動部などの表示部や音声スピーカの構成を用いてもよい。
また、上記実施形態では、2つの報知部(表示部および音声スピーカ)により報知を行うように警報器を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つまたは3つ以上の報知部により報知を行うように警報器を構成してもよい。
また、上記実施形態では、第2制御部に異常が発生した場合には、所定の報知(通知)を行い、第1制御部に異常が発生した場合には、報知(通知)を行なわないように警報器を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1制御部に異常が発生した場合にも、第2制御部の異常時と同様に、所定の報知(通知)を行うように警報器を構成してもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、本発明の第1制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフロー図を用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1制御部の処理動作を、イベント毎に処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記実施形態では、警報器に4つのセンサ(煙センサ、ガスセンサ、COセンサ、空気質センサ)を搭載する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、センサの数はこれに限らず、4つより多くても少なくてもよい。たとえば、警報器に湿度センサをさらに搭載してもよい(5つのセンサを搭載してもよい)。
また、上記実施形態でのフローのステップS2で情報D2を受信したかの判断は、たとえば、第1制御部が第2制御部に、情報D1を1回送信し、それに対して、第1制御部が第2制御部から、情報D2を受信ができたか否かにより判断してもよく、または、第1制御部が第2制御部に、所定回数情報D1を送信した間において、第1制御部が第2制御部から、所定回数(1回、2回など)情報D2を受信できたか否かにより判断してもよい。
2 警報器
2a 警報器本体
3 調理機器(室内機器)
4 換気機器(室内機器)
21 各種センサ(検知部)
22 表示部(報知部)
23 音声スピーカ(報知部)
25 第1制御部
27 第2制御部
211 煙センサ(検知部)
212 ガスセンサ(検知部)
213 COセンサ(検知部)
214 空気質センサ(検知部)
221〜225 各発光部(報知部)
500 室内

Claims (6)

  1. 室内に配置され、前記室内の空気の状態を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果を報知する報知部と、
    前記検知部による検知結果に基づいて前記報知部の制御を行う第1制御部と、
    前記第1制御部から受信した検知結果に関する情報に基づいて前記室内に配置されている複数の室内機器に対する制御を行うように構成され、かつ、前記第1制御部とは独立して前記複数の室内機器を連動させるための中継機器として機能可能に構成された第2制御部とを備え、
    前記第1制御部は、前記第2制御部とは独立して検知結果の取得および報知制御を行うように構成されている、警報器。
  2. 前記第2制御部は、少なくとも、前記室内機器の駆動情報に基づいて、前記第1制御部とは独立して前記室内機器の駆動を制御可能に構成されている、請求項1に記載の警報器。
  3. 前記第1制御部に異常が発生した場合には、前記報知部の制御が行われずに、前記第2制御部は、駆動を継続する、請求項1または2に記載の警報器。
  4. 前記第1制御部に異常が発生した場合には、外観的に警報器本体の機器機能が停止した状態と同じ状態になる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の警報器。
  5. 前記第1制御部は、前記第2制御部から前記第1制御部に送信される情報に基づいて、前記第2制御部の異常を検知可能に構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の警報器。
  6. 前記第1制御部は、前記第2制御部の異常を検知した場合には、前記第2制御部の異常を前記報知部により報知するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の警報器。
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