JP2006302203A - 火災報知器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 老人や聴覚障害者を含む多くの人々に対して火災発生を確実に報知できるようにして、迅速な避難を促すことが可能な火災報知器を提供する。
【解決手段】 火災発生を感知する火災感知部3と、この火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応じて警報音を発する警報部4と、表示灯5とを有するとともに、火災感知部3で火災発生が感知されない通常時の場合には表示灯5を点灯状態が視認できる程度の明るさに点灯し、火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応答して表示灯5の明るさを通常点灯時よりも増大させる点灯制御部6を備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】 火災発生を感知する火災感知部3と、この火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応じて警報音を発する警報部4と、表示灯5とを有するとともに、火災感知部3で火災発生が感知されない通常時の場合には表示灯5を点灯状態が視認できる程度の明るさに点灯し、火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応答して表示灯5の明るさを通常点灯時よりも増大させる点灯制御部6を備えている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、火災報知器に係り、特には老人や聴覚障害者を含む多くの人々に対して火災発生を確実に報知できるようにするための技術に関する。
従来の火災報知器には、煙りや温度によって火災発生が感知されると、これに応じて火災発生をベルやブザーといった音源により警報音を発して火災発生を報知するようにした構成のものが広く採用されている。
また、従来技術では、通電動作中である旨を示す表示部を設け、周囲照度が変化したときにはこれに連動して表示部の光度を変化させることで、常に周囲照度に影響されることなく、火災報知器が電源投入状態にあって火災発生を感知可能であることを容易に視認できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−7079号公報
しかしながら、火災報知器が火災発生を感知したときにブザー等の警報音を鳴らして火災発生を報知するのでは、耳が遠くなった老人や聴覚障害者に対して十分に火災発生を認知させることができず、迅速な避難を促すことが難しい。
また、上記の特許文献1に記載されている従来技術は、周囲照度に影響されることなく火災報知機が通電状態にあることを容易に視認することができるが、火災発生に連動して表示器の光度を変化させるものではないので、依然として火災発生を老人や聴覚障害者に対して十分に認識させることができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、老人や聴覚障害者を含む多くの人々に対して火災発生を確実に報知できるようにし、迅速な避難を促すことができて火災発生に伴う危険回避を有効に実施し得る火災報知器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、火災発生を感知する火災感知部と、この火災感知部で火災発生が感知された場合にはこれに応じて警報音を発する警報部とを備えた火災報知器において、次の構成を採用している。
すなわち、請求項1記載の発明は、表示灯が設けられるとともに、前記火災感知部で火災発生が感知されない通常時の場合には前記表示灯を点灯状態が視認できる程度の明るさとし、また前記火災感知部で火災発生が感知された場合にはこれに応答して前記表示灯の明るさを通常時よりも増大させる点灯制御部を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前記点灯制御部は、火災発生感知に応じて前記表示灯を少なくとも周囲照度よりも明るくなるように点灯するものであることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、前記点灯制御部は、火災発生感知に応じて前記表示灯の明るさを時間的に変化させるものであることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明の構成において、前記表示灯は、有色の光源であることを特徴としている。
すなわち、請求項1記載の発明は、火災感知部で火災発生が感知されない通常時の場合、表示灯は点灯状態が視認できる程度の明るさに点灯されるので、火災報知器が電源投入状態にあって火災発生を感知可能であることを容易に視認することができる。一方、火災感知部で火災発生が感知された場合、警報部から警報音が発せられるだけでなく、表示灯は通常点灯時よりも明るさが増大されるため、耳の遠い老人や聴覚障害者を含む多くの人々に対して火災発生を確実に報知することができる。その結果、迅速な避難を促すことができて火災発生に伴う危険を回避することができる。しかも、電源表示と火災報知とを同じ表示灯で兼用することができるので、部品点数の削減にも役立ち得る。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、火災発生感知に応じて表示灯が少なくとも周囲照度よりも明るくなるように点灯されるため、さらに確実に火災発生を人々に認識させることができる。これに伴い、避難経路に沿って火災報知器が設置されている場合には、避難経路も分かり易くなり、避難誘導にも役立つという副次的効果も得られる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、火災発生感知に応じて表示灯が間欠点灯されるので、連続点灯される場合よりもさらに一層確実に火災発生を人々に認識させることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、表示灯は有色の光源からなるので、煙りが存在している空間においても点灯状態を容易に視認することができる。
図1は本発明の実施の形態における火災報知器の外観を示す斜視図、図2は同火災報知器の側面図である。
この実施の形態の火災報知器1は、天井に取り付けられるドーム形の合成樹脂製のケース2を有し、このケース2には、その下方中央部に火災感知部3が設けられ、また、火災感知部3の周囲の適宜箇所には警報部4、および表示灯5が配置されている。
上記の火災感知部3は、火災発生を感知するものであって、例えば煙りを検出するガスセンサや温度を検出する温度センサ、あるいは両センサを組み合わせて構成されている。
警報部4は、火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応じて警報音を発するもので、例えば電子ブザーやベルなどで構成される。
表示灯5は、電源投入表示と火災報知とを兼用するものであり、例えば単一あるいは複数のLEDで構成されている。この場合の表示灯5の点灯色としては、白色に限らず、煙りが充満しても容易に視認できるに、黄、赤、緑、青などの有色のものであってもよい。
図3は同火災報知器1の内部構成を示すブロック図である。同図において、3は火災感知部、4は警報部、5は表示灯であり、これらの構成は前述の通りである。
6は表示灯5の点灯制御を行うマイクロコンピュータ等で構成される点灯制御部である。この点灯制御部6は、火災感知部3で火災発生が検知されない通常時には表示灯5を点灯状態が視認できる程度の明るさに点灯させるとともに、火災感知部3で火災発生が感知された場合にはこれに応答して表示灯5を一定周期で点滅させる制御を行うもので、その点灯時には、通常点灯時よりも明るさを増大して周囲照度よりも明るくなるように制御するようになっている。ここで、周囲照度とは、火災報知器1が取り付けられた部屋の天井面、床面、壁面や、この部屋に設置された机、テーブル、キッチンなどの机上面のうち少なくとも一つの面での照度を言う。
次に、上記構成を備えた火災報知器1の動作について、図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。
電源が投入されると(時刻t1)、これに応じて点灯制御部6は、火災感知部3で火災発生が感知されているか否かを判断し、通常時と判断したときにはこれに応じて表示灯5に対してその点灯状態が視認できる程度の明るさとなるように低電流(例えば20mA程度)を流す。これにより、火災報知器1が電源投入状態にあって火災発生を感知可能であることを容易に確認することができる。
この状態において、火災が発生して例えば煙りの濃度が火災感知部3において予め設定されている基準値Sshを越えた場合には(時刻t2)、火災感知部3から火災発生を感知した旨の火災感知信号が出力され、この信号が警報部4および点灯制御部6にそれぞれ与えられる。
警報部4は、火災感知部3からの火災感知信号に応答して警報音を発生する。また、点灯制御部6は、火災感知部3からに火災信号に応答して表示灯5への通電を所定周期(例えば、1〜2秒間隔)でオン/オフ制御して点滅させる。この場合、表示灯5への通電をオンにして点灯させるときには、通常点灯時よりも明るさを増大して周囲照度よりも明るくなるように大電流(例えば300mA程度)を流す。
これにより、警報部4により警報音が発せられているにもかかわらず、警報音が聞こえにくい耳の遠い老人や聴覚障害者がいた場合でも、表示灯5の点滅状態を容易に視認することができるため、火災が発生したことを確実に認識することができる。
そして、火災が消火されて、例えば煙りの濃度が前述の基準値Sshよりも低下したときには(時刻t3)、火災感知部3からは火災感知信号が出力されなくなるので、これに応じて警報部4は警報音の発生を停止する一方、点灯制御部6は、通常時に戻ったものと判断して表示灯5に点灯状態が視認できる程度の低電流(例えば20mA程度)を流す。
このように、この実施の形態における火災報知器1は、火災感知部3で火災発生が感知された場合には、警報部4から警報音が発せられるだけでなく、表示灯5を点滅し、かつ、点灯時における明るさを通常点灯時よりも増大させるため、耳の遠い老人や聴覚障害者を含む多くの人々に対して火災発生を確実に認識させることができ、迅速な避難を促すことができる。その際、避難経路に沿って火災報知器1が設置されている場合には、避難経路も分かり易くなって避難誘導にも役立つ。
なお、この実施の形態では、点灯制御部6は、火災感知に応じて表示灯5への通電をオン/オフ制御して点滅させているが、点滅させる以外に、例えば火災感知に応じて表示灯5への通電量を増減して明るさを時間的に変化させる制御を行わせることも可能である。
1 火災報知器
3 火災感知部
4 警報部
5 表示灯
6 点灯制御部
3 火災感知部
4 警報部
5 表示灯
6 点灯制御部
Claims (4)
- 火災発生を感知する火災感知部と、この火災感知部で火災発生が感知された場合にはこれに応じて警報音を発する警報部とを備えた火災報知器において、
表示灯が設けられるとともに、前記火災感知部で火災発生が感知されない通常時の場合には前記表示灯を点灯状態が視認できる程度の明るさとし、また前記火災感知部で火災発生が感知された場合にはこれに応答して前記表示灯の明るさを通常時よりも増大させる点灯制御部を備えることを特徴とする火災報知器。 - 前記点灯制御部は、火災発生感知に応じて前記表示灯を少なくとも周囲照度よりも明るくなるように点灯するものであることを特徴とする請求項1記載の火災報知器。
- 前記点灯制御部は、火災発生感知に応じて前記表示灯の明るさを時間的に変化させるものであることを特徴とする請求項2記載の火災報知器。
- 前記表示灯は、有色の光源であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の火災報知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126704A JP2006302203A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 火災報知器 |
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JP2005126704A JP2006302203A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 火災報知器 |
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Family
ID=37470384
Family Applications (1)
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JP2005126704A Pending JP2006302203A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 火災報知器 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012242880A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Hochiki Corp | 警報器 |
JP2013065332A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-04-11 | Nohmi Bosai Ltd | 警報器 |
JP2017224354A (ja) * | 2017-09-13 | 2017-12-21 | ホーチキ株式会社 | 光警報装置 |
Citations (3)
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JPH07160966A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-23 | Katsuyoshi Kishikawa | 防災報知器 |
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2005
- 2005-04-25 JP JP2005126704A patent/JP2006302203A/ja active Pending
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