JP3148103U - 非常用照明灯付き住宅用火災警報器 - Google Patents
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Abstract
【課題】火災発生の際に火災警報器の警報動作開始と同時に、初期消火活動や避難行動がとれるだけのある一定時間のあいだ室内を照明し続ける、非常用照明灯を内蔵した住宅用火災警報器を提供する。【解決手段】1は火災検知センサ部、2は警報音発生用のブザーや警報ランプとその周辺回路等からなる警報器部、6は火災検知センサ部1に並列に設けられている地震による振動を検知するところの振動検知センサ部で、火災検知センサ部1の検知信号と振動検知センサ部6の検知信号は、それぞれ並列にオア回路部7へ入力される。火災検知センサ部1の検知信号または振動検知センサ部6の検知信号のどちらかがオア回路部7へ入力されると点灯回路部3は照明ランプへの通電を開始し、照明ランプへの通電開始から一定時間を経過すると照明ランプへの通電を遮断する。4は主に白色光LEDと反射板からなる照明ランプ、5は各部の作動電力の供給源であるところの電源部である。【選択図】図2
Description
本考案は、住宅用火災警報器に夜間の非常照明灯機能を付加したものであり、夜間における火災の発生または地震の発生と同時に点灯して、素早い避難行動が取れるようにするための非常用照明器を提供するものである。
一般家庭においては、寝室等に住宅用火災警報器が設置されている。従来の住宅用火災警報器は、火災を検知したときに音の鳴動と赤色ランプの点灯で警報を報知する機能を備えている。
消防法施行令第5条の6
消防法施行令第5条の6
しかしながら従来の住宅用火災警報器に備えられている赤色ランプには、室内を照明するだけの十分な照度は備わっていない。一方、一般家庭においては、深夜の就寝時に常夜灯を点けていない場合が多々ある。この場合、深夜の就寝時に火災や地震が発生したときには、真暗闇で慌ててしまって室内灯の点灯スイッチをうまく点けることが出来なくて、避難行動がスムーズにとれないという事態の発生が想定される。
そこで本考案は、住宅用火災警報器に室内を照明する非常用照明灯を備えて、火災の発生を検知したときに非常用照明灯を一定時間点灯したり、地震による振動を検知する振動検知器をも備えて、深夜の火災発生のみならず地震発生時にも、非常用照明灯を一定時間点灯する機能を備えた、非常用照明灯付き住宅用火災警報器を提案するものである。
本考案の非常用照明灯付き火災警報器を寝室に備えることにより、就寝時に常夜灯を点けていない家庭において、就寝中に火災あるいは地震の発生があったときは自動的に部屋が明るくなることにより、平静を保つことが出来て、初期消火を行ったり避難用の懐中電灯を探したりする等の落ち着いた行動をとることが出来るばかりか、地震の際に落ちてくる物を避ける等の行動をとることが可能となる。また、就寝中の火災や地震を心配して常夜灯を点けて寝ている家庭においては、本考案の非常用照明灯付き火災警報器を寝室に備えることにより、常夜灯を消すことが可能となるので、深夜における電気の消費の節約になるばかりか、薄明るくて熟睡できないことも解消される効果が期待出来る。
次に図を用いて本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の第1の実施例の非常用照明灯を備えた住宅用火災警報器の構成を表すブロック図である。1は煙センサまたは熱センサ等のセンサとその周辺回路等からなる火災検知センサ部、2は警報音発生用のブザーや警報ランプとその周辺回路等からなる警報器部、3は火災検知センサ部1が火災発生を検知して出力したON信号により照明ランプの点灯を開始し、照明ランプ点灯開始からある一定時間を経過すると照明ランプを消灯するタイマ機能であるところの点灯回路部で、誤って発生させてしまった煙による火災警報器の不用意な作動等により、実際の火災ではないにもかかわらず火災検知センサ部1が検知信号を出してしまって照明ランプが点灯した場合でも、一定時間で自動復帰して電池の消耗を防ぐ構成となっている。4は主に白色光LEDと反射板からなる照明ランプ、5は各部の作動電力の供給源であるところの電源部であり主に電池と電池の残量検知・警告回路である。
以上のような構成とすることで、火災発生の際に火災警報器の警報動作開始と同時に、初期消火活動や避難行動がとれるだけのある一定時間のあいだ室内を照明し続ける、非常用照明灯を内蔵した住宅用火災警報器を提供することが可能となる。
図2は、本考案の第2の実施例の非常用照明灯を備えた住宅用火災警報器の構成を表すブロック図である。1は煙センサまたは熱センサ等のセンサとその周辺回路等からなる火災検知センサ部、2は警報音発生用のブザーや警報ランプとその周辺回路等からなる警報器部、6は火災検知センサ部1に並列に設けられている地震による振動を検知するところの振動検知センサ部で、火災検知センサ部1の検知信号と振動検知センサ部6の検知信号は、それぞれ並列にオア回路部7へ入力される。火災検知センサ部1の検知信号または振動検知センサ部6の検知信号のどちらかがオア回路部7へ入力されると点灯回路部3は照明ランプへの通電を開始し、照明ランプへの通電開始から一定時間を経過すると照明ランプへの通電を遮断する。4は主に白色光LEDと反射板からなる照明ランプ、5は各部の作動電力の供給源であるところの電源部であり主に電池と電池の残量検知・警告回路である。
ここでオア回路部7または点灯回路部3のいずれかに光量センサを設けて周囲の明るさを監視して、周囲が十分に明るいと判断されたときは照明ランプを点灯することが無いようにすることで、明るいときに発生した地震や誤って発生させてしまった煙による火災警報器の不用意な作動等の時には照明ランプが点灯しないようにすることが出来る。このようにすることで無用な電池の消耗を防ぐことが出来る。
図3は第2の実施例の振動検知センサ部6の内部構成例で、ばね6aに取り付けられた錘6bが振動で電気接点6cを叩くことで振動を検知する簡単な構造になっている。ばね6aの強度と錘6bの質量は、例えば震度3以上の地震の振動を検知出来るよう適宜に設定されている。この場合、震度3以上の地震が発生すると、図2における振動検知センサ部6の検知信号がオア回路部7を通して点灯回路部3へ入力されて照明ランプ4のランプが点灯する。地震の揺れが収まっても点灯回路部3に予め設定された適宜な一定時間が経過するまでは照明ランプ4のランプは点灯し続け、ある一定時間の経過と共にランプは消灯し、すなわち自動復帰して次の地震もしくは火災が発生するまで待機する。
以上のような簡単な構成で、火災発生の際に火災警報器の警報動作が開始したと同時に、あるいは地震の際には地震の発生と同時に点灯して、初期消火活動や避難行動がとれるだけのある一定時間のあいだ室内を照明し続ける、非常用照明灯を内蔵した住宅用火災警報器を提供することが可能となる。
1 火災検知センサ部
2 警報器部
3 点灯回路部
4 照明ランプ
5 電源部
6 振動検知センサ部
7 オア回路部
2 警報器部
3 点灯回路部
4 照明ランプ
5 電源部
6 振動検知センサ部
7 オア回路部
Claims (3)
- 煙センサや熱センサ等の火災検知センサを備えて火災の発生を検知したと同時に警報を発する構造であるところの住宅用火災警報器に、室内を照明するための照明ランプと、火災の発生を検知したと同時に前記照明ランプを一定時間点灯するタイマ機能を備えた点灯回路部を具備したことを特徴とする非常用照明灯付き住宅用火災警報器。
- 振動を検知するところの振動検知センサ部と、前記火災検知センサの検知信号と前記振動検知センサ部の検知信号のオアをとるところのオア回路とを備え、前記照明ランプは火災を検知したとき、もしくは振動を検知したときに一定時間だけ点灯する機能を具備したことを特徴とする請求項1の非常用照明灯付き住宅用火災警報器。
- 前記室内を照明するための照明ランプは、発光色が白色または黄色のLEDであることを特徴とする、請求項1ないし2の住宅用火災警報器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008072U JP3148103U (ja) | 2008-11-18 | 2008-11-18 | 非常用照明灯付き住宅用火災警報器 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015015191A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | パナソニック株式会社 | 照明器具 |
JP2015043228A (ja) * | 2014-10-24 | 2015-03-05 | ホーチキ株式会社 | 非常時照明システム |
CN108711250A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-26 | 上海建桥学院 | 一种基于单片机的烟雾报警装置 |
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2008
- 2008-11-18 JP JP2008008072U patent/JP3148103U/ja not_active Expired - Fee Related
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