JP6934292B2 - 換気システム - Google Patents

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Description

この発明は、換気システムに関し、特に、換気手段の駆動を制御する制御手段を備える換気システムに関する。
従来、換気手段の駆動を制御する制御手段を備える換気システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ガスセンサ、温度センサおよび煙センサと、ガスセンサ、温度センサおよび煙センサからの検出信号に基づいて、火災発生の有無を判断する災害判断部と、ファン(換気手段)と、を備える自動換気扇が開示されている。この自動換気扇では、ガスセンサ、温度センサおよび煙センサからの検出信号に基づいて火災発生であると災害判断部が判断した場合には、駆動されていたファンの駆動を停止させる制御が行われる。また、自動換気扇では、検出信号に基づいて火災発生でないと災害判断部が判断した場合には、通常換気としてファンを駆動させる制御が行われる。ここで、上記特許文献1に記載のガスセンサは、燃焼ガス(可燃性ガス)を検出するように構成されていると考えられる。
特開平7−233981号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の自動換気扇では、燃焼ガス、温度および煙に基づいて火災発生であると災害判断部が判断した場合には、駆動されていたファンの駆動を停止させる制御が行われ、火災発生でないと災害判断部が判断した場合には、通常換気としてファンを駆動させる制御が行われるように構成されている。すなわち、上記特許文献1に記載の自動換気扇では、火災の発生の有無のみに基づいてファンの駆動を制御しているため、たとえば、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外の他のガスの検出の有無を考慮したファンの駆動制御を行うことができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外の他のガスの検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御を適切に行うことが可能な換気システムを提供することである。
この発明の第1の局面による換気システムは、室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、火災の発生を検出する火災検出手段と、室内の空気を換気する換気手段と、室内における燃焼ガスを検出するガス検出手段と、CO検出手段、火災検出手段およびガス検出手段の3種の検出結果の組み合わせに応じて、換気手段の駆動状態を維持させる制御か、または、換気手段の駆動を停止させる制御を行う制御手段と、を備え、制御手段は、一酸化炭素、火災の発生、および燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させる制御を行い、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、ガス検出手段により燃焼ガスが検出され場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行う。
この発明の第1の局面による換気システムでは、上記のように、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させる制御を行い、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、ガス検出手段により燃焼ガスが検出され場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行う。これにより、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外のガスである一酸化炭素の検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御を適切に行うことができる。
さらに、第1の局面による換気システムでは、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させる制御を行う。これにより、一酸化炭素が検出されたとしても、火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させることによって、空気が火災発生箇所に供給されるのを抑制することができる。
また、制御手段が、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出されていない場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行う。ここで、不完全燃焼などの火災の前兆状態である場合には、火災検出手段では火災として検出されない一方、CO検出手段により一酸化炭素だけが検出されてしまう場合がある。そこで、本発明では、制御手段が、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出されていない場合には、換気手段の駆動状態として、停止を維持させる制御を行うことにより、換気手段の駆動状態を停止から駆動に切り替える場合と異なり、空気が火災前兆箇所に供給されるのを抑制することができる。また、制御手段が、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出されていない場合には、換気手段の駆動状態として、駆動を継続させる制御を行うことにより、換気手段の駆動状態を駆動から停止に切り替える場合と異なり、一酸化炭素の濃度が急激に大きくなるのを抑制することができる。これらのように、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出されていない場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うことにより、換気手段の駆動状態が切り換えられた際に不具合が生じるのを抑制することができる。さらに、第1の局面による換気システムでは、火災の発生および一酸化炭素に加えて、燃焼ガスの検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御をより適切に行うことができる。
この発明の第2の局面による換気システムは、室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、火災の発生を検出する火災検出手段と、室内の空気を換気する換気手段と、室内における燃焼ガスを検出するガス検出手段と、換気手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、一酸化炭素、火災の発生、および燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させる制御を行い、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、ガス検出手段により燃焼ガスが検出され場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成され、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が検出されるとともに、火災検出手段により火災の発生が検出され、かつ、ガス検出手段により燃焼ガスが検出された場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、上記第1の局面と同様に、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外のガスである一酸化炭素の検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御を適切に行うことができる。また、火災の発生および一酸化炭素に加えて、燃焼ガスの検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御をより適切に行うことができる。また、燃焼ガスが検出された場合には、CO検出手段により一酸化炭素が検出されるとともに、火災検出手段により火災の発生が検出された場合であっても、換気手段の駆動状態を維持させることによって、換気手段の駆動状態が切り替えられた際に、燃焼ガスに起因する不具合が生じるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、制御手段は、一酸化炭素、火災の発生および燃焼ガスのいずれも検出されていない状態で、かつ、換気手段が駆動している状態において、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、換気手段の駆動を停止させ、一酸化炭素、燃焼ガス、火災の発生がこの順で検出された場合には、換気手段の駆動を継続させるように構成されている。このように構成すれば、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、火災の発生が検出された時点で燃焼ガスが検出されておらず、換気手段の駆動状態を変更したとしても、燃焼ガスに起因する不具合が生じる虞がない。これにより、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、換気手段の駆動を停止させることによって、空気が火災前兆箇所に供給されるのを抑制することができる。また、一酸化炭素、燃焼ガス、火災の発生がこの順で検出された場合には、換気手段の駆動を継続する。すなわち、火災の発生が検出される前に燃焼ガスが検出されているので、火災の発生により換気手段の駆動状態を切り替える場合には、燃焼ガスに起因する不具合が生じる虞があるため、この場合には、換気手段の駆動を停止に切り替えずに駆動を継続することによって、燃焼ガスに起因する不具合が生じるのを抑制することができる。
この発明の第3の局面による換気システムは、室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、火災の発生を検出する火災検出手段と、室内の空気を換気する換気手段と、室内に設置され、燃焼ガスの燃焼熱を用いて調理具を加熱する調理機器と、室内における燃焼ガスを検出するガス検出手段と、換気手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、一酸化炭素、火災の発生、および燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合には、換気手段の駆動を停止させる制御を行い、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、ガス検出手段により燃焼ガスが検出され場合には、換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成され、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が第1濃度閾値以上の濃度で検出された場合には、調理機器における燃焼ガスの燃焼を停止させる制御を行い、CO検出手段により一酸化炭素が第2濃度閾値以上第1濃度閾値未満の濃度で検出された場合には、調理機器における燃焼ガスの燃焼状態を継続させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、上記第1の局面と同様に、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外のガスである一酸化炭素の検出の有無を考慮することによって、換気手段の駆動制御を適切に行うことができる。また、調理機器における燃焼ガスの燃焼に起因して一酸化炭素が第1濃度閾値以上の濃度で生じている場合には、調理機器における燃焼ガスの燃焼を停止させることによって、さらなる一酸化炭素の発生を抑制することができる。これにより、一酸化炭素に起因する不具合が生じるのを抑制することができる。また、一酸化炭素の濃度が第2濃度閾値以上第1濃度閾値未満の場合には、調理機器における燃焼ガスの燃焼状態を継続させることによって、調理機器における燃焼ガスの燃焼を停止させる必要性が低い場合に、調理機器における燃焼ガスの燃焼が自動的に停止するのを抑制することができる。これにより、ユーザによって行われている調理が、ユーザの意図に反して中断させられるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、ユーザに報知を行う報知手段をさらに備え、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が第1濃度閾値以上の濃度で検出された場合には、報知手段において一酸化炭素に関する警報の報知を行わせ、CO検出手段により一酸化炭素が第2濃度閾値以上第1濃度閾値未満の濃度で検出された場合には、報知手段において警報とは異なる一酸化炭素に関する注意報の報知を行わせるように構成されている。このように構成すれば、CO検出手段により一酸化炭素が第1濃度閾値よりも小さな第2濃度閾値以上で検出された場合に報知が行われるので、一酸化炭素が第2濃度閾値よりも大きな第1濃度閾値以上の濃度で検出された場合にのみ報知が行われる場合と比べて、一酸化炭素に関する報知をユーザに対して早期に行うことができる。これにより、一酸化炭素の濃度がさらに高くなるのを早期に抑制することができる。
上記第1〜第3の局面のいずれかによる換気システムにおいて、好ましくは、制御手段は、CO検出手段により一酸化炭素が検出され、かつ、火災検出手段により火災の発生が検出された場合に換気手段の駆動を停止させた後に、一酸化炭素および火災の発生が検出されなくなった場合に、所定の時間経過後に、換気手段を駆動させるか否かを判断するように構成されている。このように構成すれば、安全に換気手段を駆動させることができる状態になった際に、換気手段を駆動させるか否かが制御手段により判断されるので、換気手段に対するユーザの特定の設定操作の有無に拘わらず、たとえば換気が必要な所定の場合には、換気手段を自動で駆動させることができる。
本発明によれば、上記のように、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外の他のガスの検出の有無を考慮して、換気手段の駆動制御を適切に行うことができる。
本発明の一実施形態による換気システムの模式図である。 本発明の一実施形態による換気システムのブロック図である。 本発明の一実施形態による換気システムの報知制御を時間軸に沿って示した図である。 本発明の一実施形態による換気システムの報知制御を時間軸に沿って示した図である。 本発明の一実施形態による換気システムの報知制御を時間軸に沿って示した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(換気システムの構成)
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による換気システム1の全体構成について説明する。
図1に示す換気システム1は、警報機器2を含んでいる。換気システム1は、調理機器3を含んでいる。換気システム1は、換気機器4を含んでいる。警報機器2と、調理機器3と、換気機器4とは、室内500に設置されている。警報機器2は、室内500の空気の状態を検出するように構成されている。具体的には、警報機器2は、ガス警報機器である。調理機器3は、熱によりユーザが調理を行うことが可能なように構成されている。換気機器4は、室内500の空気を換気するように構成されている。換気機器4は、特許請求の範囲の「換気手段」の一例である。
(警報機器の構成)
図2に示すように、警報機器2は、各種センサ21を備えている。警報機器2は、表示部22を備えている。警報機器2は、音声スピーカ23を備えている。警報機器2は、通信部24を備えている。警報機器2は、マイコン25を備えている。警報機器2は、操作部26を備えている。警報機器2は、制御手段27を備えている。なお、表示部22および音声スピーカ23は、特許請求の範囲の「報知手段」の一例である。
各種センサ21は、煙センサ211を含んでいる。煙センサ211は、煙を検出するように構成されている。煙センサ211が煙により遮られる光の割合(減光率)に基づいて煙を検出することにより、制御手段27は火災の発生を検出する。なお、煙センサ211は、特許請求の範囲の「火災検出手段」の一例である。
各種センサ21は、ガスセンサ212を含んでいる。ガスセンサ212は、都市ガスまたはLPガス(燃焼ガス)を検出するセンサである。ガスセンサ212は、燃焼ガスの存在および燃焼ガスの室内500におけるガス濃度を検出する。なお、ガスセンサ212は、特許請求の範囲の「ガス検出手段」の一例である。
各種センサ21は、CO(一酸化炭素)センサ213を含んでいる。COセンサ213は、一酸化炭素を検出するセンサである。COセンサ213が一酸化炭素の存在および一酸化炭素の室内500におけるCO濃度を検出する。なお、COセンサ213は、特許請求の範囲の「CO検出手段」の一例である。
各種センサ21は、空気質センサ214を含んでいる。空気質センサ214は、室内500の空気質を検出するように構成されている。空気質センサ214が室内500の空気質が変化したことを検出することにより、制御手段27は室内500の空気質が悪化または改善したことを検出する。なお、「空気質」とは、特定の気体成分に限定されず、料理の際に発生した臭い、および、ゴミの臭いなどの生活臭を示す広い概念である。空気質センサ214は、言い換えると、においセンサである。
表示部22は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部22は、煙センサ211による検出状態をユーザに報知する発光部221を含んでいる。表示部22は、ガスセンサ212による検出状態をユーザに報知する発光部222を含んでいる。表示部22は、COセンサ213による検出状態をユーザに報知する発光部223を含んでいる。表示部22は、空気質センサ214による検出状態をユーザに報知する発光部224を含んでいる。また、表示部22は、警報機器2の電源の状態をユーザに報知する発光部225を含んでいる。なお、各発光部221〜225は、対応するセンサの検出対象に応じた所定の色で発光するように構成することが可能である。
音声スピーカ23は、警報および注意報などを、音声によりユーザに報知するために設けられている。
通信部24は、調理機器3の後述する通信部32と通信可能に構成されている。通信部24は、換気機器4の後述する通信部42と通信可能に構成されている。通信部24を用いることにより、警報機器2は調理機器3および換気機器4の各々と通信可能である。また、通信部24は、Bluetooth(登録商標)通信モジュールを採用している。マイコン25は、通信部24を制御するように構成されている。
操作部26は、警報機器2に対して、ユーザが各種の入力操作を行えるように設けられている。操作部26は、たとえば、スイッチにより構成されている。
制御手段27は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段27は、主として、警報機器2の各種制御を行うように構成されている。また、制御手段27は、制御手段36および46の少なくとも一方と連動して動作可能に構成されている。制御手段27の詳細については、後述する。
(調理機器の構成)
調理機器3は、燃焼ガスの燃焼により生じた燃焼熱を用いて鍋などの調理具を加熱する機能を有している。調理機器3は、たとえば、ガスコンロである。調理機器3は、加熱部31を含んでいる。調理機器3は、通信部32および33を含んでいる。調理機器3は、操作部34を含んでいる。調理機器3は、表示部35を含んでいる。調理機器3は、制御手段36を含んでいる。調理機器3は、発光部37(図1参照)を含んでいる。
加熱部31は、燃焼ガスの燃焼により生じた燃焼熱を用いて調理具を加熱する右コンロ311、後コンロ312、左コンロ313、および、グリル314を含んでいる。
通信部32は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部32を用いることにより、調理機器3は警報機器2と通信可能である。通信部33は、通信部32と異なる規格(赤外線通信)の通信部である。通信部33を用いることにより、調理機器3は換気機器4と通信可能である。
操作部34は、ユーザが調理機器3に対する各種操作を行うための操作部である。操作部34は、たとえば、スイッチにより構成されている。表示部35は、調理機器3に関する各種情報を表示するように構成されている。
制御手段36は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段36は、主として、調理機器3の各種制御を行うように構成されている。
発光部(LED)37は、調理機器3の電源入切状態をユーザに報知するように構成されている。
(換気機器の構成)
換気機器4は、室内500の空気を室外に排気するためのレンジフードである。換気機器4は、ファンユニット41を含んでいる。換気機器4は、通信部42および43を含んでいる。換気機器4は、操作部44を含んでいる。換気機器4は、表示部45を含んでいる。換気機器4は、制御手段46を含んでいる。
ファンユニット41は、室内500の空気の入れ替えを行うために回転駆動されるファンである。
通信部42は、通信部24と同一規格または互換性がある規格の通信部である。通信部42を用いることにより、換気機器4は警報機器2と通信可能である。通信部43は、通信部42と異なる規格(赤外線通信)の通信部である。通信部43を用いることにより、換気機器4は調理機器3と通信可能である。
操作部44は、ユーザが換気機器4に対する各種操作を行うための操作部である。操作部44は、たとえば、スイッチにより構成されている。
表示部45は、換気機器4に関する各種情報を表示するように構成されている。表示部45は、複数の発光部(たとえば、LED)を含んでいる。表示部45は、電源状態や、換気の強さなどの各種情報(換気機器4の駆動状態)をユーザに報知するように構成されている。
制御手段46は、所定のプログラムにより動作するCPUにより構成されている制御部である。制御手段46は、主として、換気機器4の各種制御を行うように構成されている。
(警報機器の制御手段の詳細な制御)
次に、警報機器2の制御手段27による、詳細な制御について説明する。
(警報機器の警報判断)
警報機器2の制御手段27は、煙センサ211により検出された減光率が減光率閾値以上である場合には、火災が発生している可能性があると判断して、火災の発生に関する警報を発するように構成されている。制御手段27は、ガスセンサ212により検出された燃焼ガスの濃度(ガス濃度)がガス警報濃度以上である場合には、ガス濃度が爆発下限界(LEL、Lower Expolsion Limit)に近づいていると判断して、燃焼ガスに関する警報を発するように構成されている。制御手段27は、一酸化炭素の濃度(CO濃度)がCO警報濃度以上である場合には、CO濃度が十分に大きくなっていると判断して、一酸化炭素に関する警報を発するように構成されている。
また、制御手段27は、火災の発生に関する警報、燃焼ガスに関する警報または一酸化炭素に関する警報を発する場合には、表示部22の対応する発光部221〜223を用いて、警報をユーザに視覚的に報知するように構成されている。また、制御手段27は、音声スピーカ23から音声(たとえば、ブザー音や警報に関するガイド音声)により、警報をユーザに聴覚的に報知するように構成されている。
(警報機器の注意報判断)
制御手段27は、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合には、燃焼ガスに関する注意報を発するように構成されている。なお、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合は、室内500内のガス濃度が爆発下限界よりも十分に小さいものの、ユーザに予め注意を促すために、制御手段27により注意報が発せられる。
また、制御手段27は、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合には、一酸化炭素に関する注意報を発するように構成されている。なお、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合は、室内500内のCO濃度は十分に小さいものの、ユーザに予め注意を促すために、制御手段27により注意報が発せられる。
また、制御手段27は、燃焼ガスに関する注意報または一酸化炭素に関する注意報を発する場合には、表示部22の対応する発光部222または223を用いて、警報とは異なる発光状態(発光間隔など)により、注意報をユーザに視覚的に報知するように構成されている。また、制御手段27は、音声スピーカ23から警報とは異なる音声により、注意報をユーザに聴覚的に報知するように構成されている。
(調理機器の制御動作)
次に、警報機器2の制御手段27による調理機器3の制御動作について説明する。
警報機器2の制御手段27は、一酸化炭素の検出、火災の発生の検出および燃焼ガスの検出のいずれか1つの検出に基づいて、調理機器3の駆動状態を維持するか、または、調理機器3の駆動(ON状態)を停止させる(OFF状態にする)かを判断するように構成されている。なお、調理機器3の駆動を停止させるとは、右コンロ311、後コンロ312、左コンロ313、および、グリル314の駆動を全て停止させる(OFF状態にする)ことを意味する。
その際、制御手段27は、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合、または、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合には、注意報を行わせつつ、調理機器3の駆動状態を維持する(駆動の場合は駆動を継続し、停止の場合は停止を継続する)ように構成されている。一方、CO濃度がCO警報濃度以上である場合、ガス濃度がガス警報濃度以上である場合、および、減光率が減光率閾値以上である場合の3つの場合のいずれか1つの場合を満たす場合には、警報を行わせつつ、調理機器3の駆動を停止させる(駆動の場合は駆動を停止させ、停止の場合は停止を継続する)ように構成されている。なお、CO警報濃度およびCO注意濃度は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1濃度閾値」および「第2濃度閾値」の一例である。
(換気機器の制御動作)
次に、図3〜図5を参照して、警報機器2の制御手段27による換気機器4の制御動作について説明する。
警報機器2の制御手段27は、一酸化炭素の検出、火災の発生の検出および燃焼ガスの検出のいずれか1つの検出、検出の組み合わせおよび検出順の少なくともいずれかに基づいて、換気機器4の駆動状態を維持するか、または、換気機器4の駆動を停止させる(OFF状態にする)かを判断するように構成されている。なお、制御手段27は、換気機器4の制御動作において、COセンサ213によりCO注意濃度以上の一酸化炭素が室内500から検出された場合、COセンサ213により一酸化炭素が検出されたと判断するように構成されている。制御手段27は、換気機器4の制御動作において、煙センサ211により室内500の減光率が減光率閾値以上であることが検出された場合、煙センサ211により火災の発生が検出されたと判断するように構成されている。制御手段27は、換気機器4の制御動作において、ガスセンサ212によりガス注意濃度以上の燃焼ガスが室内500から検出された場合、ガスセンサ212により燃焼ガスが検出されたと判断するように構成されている。
ここで、本実施形態では、制御手段27は、図3(a)の前半部分および図4(a)の前半部分に示すように、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出された場合には、換気機器4の駆動(ON状態)を停止させる(OFF状態にする)制御を行うように構成されている。つまり、制御手段27は、一酸化炭素および火災の発生が検出された際には、換気機器4が駆動している場合には換気機器4の駆動を停止させ、換気機器4が停止している場合には換気機器4の停止を継続させるように構成されている。
一方、制御手段27は、図3(a)および(b)に示すように、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出されていない場合には、換気機器4の駆動状態を維持させる制御を行うように構成されている。つまり、制御手段27は、一酸化炭素が検出され、かつ、火災の発生が検出されていない際には、換気機器4が駆動している場合には換気機器4の駆動を継続させ、換気機器4が停止している場合には換気機器4の停止を継続させるように構成されている。
また、本実施形態では、制御手段27は、図3(b)に示すように、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスが検出されておらず(未検出状態で)、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、一酸化炭素、燃焼ガス、火災の発生がこの順で検出された場合(上記図3(a)の場合とは、燃焼ガスと火災の発生との検出順が異なる)には、火災の発生が検出された時点(最終時点)で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動を継続させる制御を行うように構成されている。一方、図3(a)に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、燃焼ガスが検出された時点(最終時点)で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
なお、図3(a)に示す、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、制御手段27は、火災の発生が検出された段階で換気機器4の駆動を停止させ、その後、燃焼ガスが検出された時点でも、換気機器4の停止状態を維持する制御を行うように構成されている。これにより、制御手段27は、燃焼ガスが検出された時点(最終時点)で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
つまり、換気システム1は、一酸化炭素が最初に検出される場合で、かつ、最終的に一酸化炭素、火災の発生および燃焼ガスの3種全ての検出対象が検出される場合であっても、火災の発生と燃焼ガスとの検出順に応じて、3種全ての検出対象が検出された時点(最終時点)での換気機器4の駆動状態が変化する場合が生じるように構成されている。
また、図4に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、火災の発生が最初に検出されて、その後に一酸化炭素および燃焼ガスが検出された場合には、最終時点で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
また、図5に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、燃焼ガスが最初に検出されて、その後に一酸化炭素および火災の発生が検出された場合には、最終時点で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動状態を維持(駆動を継続)する制御を行うように構成されている。
また、図3(b)の前半部分および図5(a)の前半部分に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、一酸化炭素および燃焼ガスが検出された場合には、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動状態を維持(駆動を継続)する制御を行うように構成されている。
また、図4(b)の前半部分に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、燃焼ガスが検出された時点(最終時点)で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。一方、図5(b)の前半部分に示すように、制御手段27は、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、燃焼ガス、火災の発生がこの順で検出された場合(上記図4(b)の場合とは、燃焼ガスと火災の発生との検出順が異なる)には、火災の発生が検出された時点(最終時点)で、未検出時に駆動されていた換気機器4の駆動状態を維持(駆動を継続)する制御を行うように構成されている。
また、制御手段27は、図3および図5に示すように、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、一酸化炭素または燃焼ガスのみが新たに検出された場合には換気機器4の駆動を継続する制御を行うように構成されている。一方、制御手段27は、図4に示すように、未検出状態で、かつ、換気機器4の駆動が行われている状態から、火災の発生のみが新たに検出された場合には換気機器4の駆動を停止させる制御を行うように構成されている。
なお、制御手段27は、換気機器4の駆動が行われていない状態(換気機器4が停止されている状態)では、一酸化炭素、火災の発生および燃焼ガスのいずれの検出にも因らず、換気機器4の停止を継続するように構成されている。これにより、換気機器4を駆動させる際の、ファンユニット41の回転駆動を開始させるための電力印加と、室内500の空気状態とによって生じる不具合の発生を抑制することが可能である。
(報知解除後の制御)
制御手段27は、警報または注意報の報知の実行中において、減光率が減光率閾値未満、ガス濃度がガス注意濃度未満、かつ、CO濃度がCO注意濃度未満になり、報知の必要がなくなった場合には、報知の必要がなくなった時点から所定の時間(たとえば、約1分)経過後に、調理機器3の駆動状態および室内500の空気質の状態などに応じて、換気機器4を駆動させるか否かを判断するように構成されている。この結果、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出された場合に換気機器4の駆動を停止させた後に、一酸化炭素および火災の発生が検出されなくなった場合に、所定の時間経過後に、調理機器3の駆動状態および室内500の空気質の状態などに応じて、自動で換気機器4を駆動させるか否かを判断するように構成されている。
たとえば、報知の必要がなくなった時点から所定の時間経過後に、室内500の空気質の状態が換気が必要な状態である場合には、制御手段27により、換気機器4を駆動させると判断されて、自動で(ユーザの設定操作なしに)換気機器4が駆動される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出された場合には、換気機器4の駆動を停止させる制御を行う。また、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出されていない場合には、換気機器4の駆動状態を維持させる制御を行う。これらにより、火災の発生の有無に加えて燃焼ガス以外のガスである一酸化炭素の検出の有無を考慮することによって、換気機器4の駆動制御を適切に行うことができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出された場合には、換気機器4の駆動を停止させる制御を行う。これにより、一酸化炭素が検出されたとしても、火災の発生が検出された場合には、換気機器4の駆動を停止させることによって、空気が火災発生箇所に供給されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出されていない場合には、換気機器4の駆動状態を維持させる制御を行う。これにより、換気機器4の駆動状態を停止から駆動に切り替える場合と異なり、空気が火災前兆箇所に供給されるのを抑制することができる。また、制御手段27が、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出されていない場合には、換気機器4の駆動状態として、駆動を継続させる制御を行う。これにより、換気機器4の駆動状態を駆動から停止に切り替える場合と異なり、一酸化炭素の濃度(CO濃度)が急激に大きくなるのを抑制することができる。これらのように、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出されていない場合には、換気機器4の駆動状態を維持させる制御を行うことにより、換気機器4の駆動状態が切り換えられた際に不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出されるとともに、煙センサ211により火災の発生が検出され、かつ、ガスセンサ212により燃焼ガスが検出された場合には、換気機器4の駆動状態を維持させる制御を行う。これにより、火災の発生および一酸化炭素に加えて、燃焼ガスの検出の有無を考慮することによって、換気機器4の駆動制御をより適切に行うことができる。また、燃焼ガスが検出された場合には、COセンサ213により一酸化炭素が検出されるとともに、煙センサ211により火災の発生が検出された場合であっても、換気機器4の駆動状態を維持させることによって、換気機器4の駆動状態が切り替えられた際に、燃焼ガスに起因する不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、一酸化炭素、火災の発生および燃焼ガスのいずれも検出されていない状態で、かつ、換気機器4が駆動している状態において、一酸化炭素、火災の発生、燃焼ガスがこの順で検出された場合には、換気機器4の駆動を停止させる制御を行う。これにより、空気が火災前兆箇所に供給されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、一酸化炭素、燃焼ガス、火災の発生がこの順で検出された場合には、換気機器4の駆動を継続させる制御を行う。これにより、燃焼ガスに起因する不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27が、COセンサ213により一酸化炭素がCO警報濃度以上のCO濃度で検出された場合には、調理機器3における燃焼ガスの燃焼を停止させる制御を行う。これにより、調理機器3における燃焼ガスの燃焼に起因して一酸化炭素がCO警報濃度以上のCO濃度で生じている場合において、さらなる一酸化炭素の発生を抑制することができる。この結果、一酸化炭素に起因する不具合が生じるのを抑制することができる。また、一酸化炭素がCO警報濃度以上のCO濃度で検出された場合に、調理機器3から燃焼のために放出される燃焼ガスの放出を停止することができるので、燃焼ガスに起因する不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素がCO注意濃度以上CO警報濃度未満のCO濃度で検出された場合には、表示部22および音声スピーカ23において報知を行わせるとともに、調理機器3における燃焼ガスの燃焼状態を継続させる制御を行う。これにより、一酸化炭素がCO注意濃度よりも大きなCO警報濃度以上のCO濃度で検出された場合にのみ報知が行われる場合と比べて、一酸化炭素に関する報知をユーザに対して早期に行うことができる。この結果、CO濃度がさらに高くなるのを早期に抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素がCO警報濃度以上の濃度で検出された場合には、調理機器3における燃焼ガスの燃焼を停止させる制御を行う。これにより、CO濃度がCO警報濃度以上の場合には、燃焼ガスの燃焼を停止させて、さらなる一酸化炭素の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素がCO注意濃度以上CO警報濃度未満の濃度で検出された場合には、調理機器3における燃焼ガスの燃焼状態を継続させる制御を行う。これにより、調理機器3における燃焼ガスの燃焼を停止させる必要性が低い場合に、調理機器3における燃焼ガスの燃焼が自動的に停止するのを抑制することができる。この結果、ユーザによって行われている調理が、ユーザの意図に反して中断させられるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御手段27は、COセンサ213により一酸化炭素が検出され、かつ、煙センサ211により火災の発生が検出された場合に換気機器4の駆動を停止させた後に、一酸化炭素および火災の発生が検出されなくなった場合に、所定の時間経過後に、換気機器4を駆動させるか否かを判断する。これにより、安全に換気機器4を駆動させることができる状態になった際に、換気機器4を駆動させるか否かが制御手段27により判断されるので、換気機器4に対するユーザの特定の設定操作の有無に拘わらず、たとえば換気が必要な所定の場合には、換気機器4を自動で駆動させることができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、換気システム1が、制御手段27を含む警報機器2と、調理機器3と、換気機器4(換気手段)とを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、換気システムが、制御手段を含む警報機器および換気手段のみを備える構成でもよい。また、換気システムが、警報機器、調理機器、および、換気機器以外の機器を含んでいてもよい。
また、上記実施形態では、換気システム1の実質的な制御を行う制御手段27が、警報機器2に内蔵されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段が警報機器に内蔵されていなくてもよい。すなわち、制御手段は、警報機器とは別個の機器に備えられていてもよい。具体的には、調理機器の制御手段または換気機器の制御手段により、換気システムの実質的な制御を行ってもよい。また、警報機器、調理機器および警報機器以外の機器に設けられた制御手段により、換気システムの実質的な制御を行ってもよい。
また、上記実施形態では、煙センサ211(火災検出手段)、ガスセンサ212(ガス検出手段)、および、COセンサ213(CO検出手段)が、警報機器2に内蔵されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、火災検出手段、ガス検出手段およびCO検出手段は、警報機器に内蔵されていなくてもよい。すなわち、火災検出手段、ガス検出手段およびCO検出手段が、警報機器とは別個の機器に備えられていてもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27を、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合には、一酸化炭素に関する注意報を発するとともに、CO濃度がCO警報濃度以上である場合に、一酸化炭素に関する警報を発するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、制御手段を、一酸化炭素に関する注意報を発せずに、一酸化炭素に関する警報のみを発するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27を、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合には、燃焼ガスに関する注意報を発するとともに、ガス濃度がガス警報濃度以上である場合に、燃焼ガスに関する警報を発するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、制御手段を、燃焼ガスに関する注意報を発せずに、燃焼ガスに関する警報のみを発するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、制御手段27を、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合、または、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合には、注意報を行わせつつ、調理機器3の駆動状態を維持するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、CO濃度がCO注意濃度以上CO警報濃度未満である場合で、かつ、ガス濃度がガス注意濃度以上ガス警報濃度未満である場合には、注意報を行わせつつ、調理機器3の駆動を停止させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、特許請求の範囲の「火災検出手段」として、煙を検出する煙センサ211を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、火災検出手段として、煙以外を検出することにより火災の発生を検出する検出手段を用いてもよい。たとえば、火災検出手段として、熱を検出することにより火災の発生を検出する熱センサを用いてもよい。
1 換気システム
3 調理機器
4 換気機器(換気手段)
22 表示部(報知手段)
23 音声スピーカ(報知手段)
27 制御手段
211 煙センサ(火災検出手段)
212 ガスセンサ(ガス検出手段)
213 COセンサ(CO検出手段)
500 室内

Claims (6)

  1. 室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、
    火災の発生を検出する火災検出手段と、
    前記室内の空気を換気する換気手段と、
    前記室内における燃焼ガスを検出するガス検出手段と、
    前記CO検出手段、前記火災検出手段および前記ガス検出手段の3種の検出結果の組み合わせに応じて、前記換気手段の駆動状態を維持させる制御か、または、前記換気手段の駆動を停止させる制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一酸化炭素、前記火災の発生、および前記燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記火災検出手段により前記火災の発生が検出された場合には、前記換気手段の駆動を停止させる制御を行い、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記ガス検出手段により前記燃焼ガスが検出された場合には、前記換気手段の駆動状態を維持させる制御を行う、換気システム。
  2. 室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、
    火災の発生を検出する火災検出手段と、
    前記室内の空気を換気する換気手段と、
    前記室内における燃焼ガスを検出するガス検出手段と、
    前記換気手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一酸化炭素、前記火災の発生、および前記燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記火災検出手段により前記火災の発生が検出された場合には、前記換気手段の駆動を停止させる制御を行い、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記ガス検出手段により前記燃焼ガスが検出された場合には、前記換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成され、
    前記制御手段は、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出されるとともに、前記火災検出手段により前記火災の発生が検出され、かつ、前記ガス検出手段により前記燃焼ガスが検出された場合には、前記換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成されている、換気システム。
  3. 前記制御手段は、前記一酸化炭素、前記火災の発生および前記燃焼ガスのいずれも検出されていない状態で、かつ、前記換気手段が駆動している状態において、前記一酸化炭素、前記火災の発生、前記燃焼ガスがこの順で検出された場合には、前記換気手段の駆動を停止させ、前記一酸化炭素、前記燃焼ガス、前記火災の発生がこの順で検出された場合には、前記換気手段の駆動を継続させるように構成されている、請求項2に記載の換気システム。
  4. 室内の一酸化炭素を検出するCO検出手段と、
    火災の発生を検出する火災検出手段と、
    前記室内の空気を換気する換気手段と、
    前記室内に設置され、燃焼ガスの燃焼熱を用いて調理具を加熱する調理機器と、
    前記室内における前記燃焼ガスを検出するガス検出手段と、
    前記換気手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一酸化炭素、前記火災の発生、および前記燃焼ガスのいずれか2つが検出された時点で、少なくとも、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記火災検出手段により前記火災の発生が検出された場合には、前記換気手段の駆動を停止させる制御を行い、
    前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記ガス検出手段により前記燃焼ガスが検出され場合には、前記換気手段の駆動状態を維持させる制御を行うように構成され
    前記制御手段は、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が第1濃度閾値以上の濃度で検出された場合には、前記調理機器における前記燃焼ガスの燃焼を停止させる制御を行い、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が第2濃度閾値以上前記第1濃度閾値未満の濃度で検出された場合には、前記調理機器における前記燃焼ガスの燃焼状態を継続させる制御を行うように構成されている、換気システム。
  5. ユーザに報知を行う報知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が前記第1濃度閾値以上の濃度で検出された場合には、前記報知手段において一酸化炭素に関する警報の前記報知を行わせ、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が第2濃度閾値以上前記第1濃度閾値未満の濃度で検出された場合には、前記報知手段において前記警報とは異なる一酸化炭素に関する注意報の前記報知を行わせるように構成されている、請求項4に記載の換気システム。
  6. 前記制御手段は、前記CO検出手段により前記一酸化炭素が検出され、かつ、前記火災検出手段により前記火災の発生が検出された場合に前記換気手段の駆動を停止させた後に、前記一酸化炭素および前記火災の発生が検出されなくなった場合に、所定の時間経過後に、前記換気手段を駆動させるか否かを判断するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の換気システム。
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