JP6822633B2 - 排水装置 - Google Patents

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本発明は、浴槽や防水パン上に生じた排水を下流側へと排出する排水装置に関するものである。
特許文献1に記載の排水装置は、浴槽や防水パン上に生じた排水を、排水器(排水装置本体)を介して下流側へ排水を排出する構造となっている。浴槽は略箱状の槽体であって、底部に排水栓が取り付けられて排水口が形成されており、当該排水口には弁体(弁部材)が配置されている。弁体はレリースワイヤの一端が連結しており、レリースワイヤの他端が連結された操作部の操作が伝達されることにより上下動し、排水口の開閉を行うことが可能となっている。
排水器は浴槽や防水パン上に生じた排水が流入するための排水開口(開口部)が上面に開口しており、当該排水開口は蓋部によって覆われている。
蓋部(カバー部材)が浴槽からの排水が流入するための流入口(接続口)と、レリースワイヤが挿通されるための挿入管を有している。そして、当該挿入管には中空のチューブ体であるガイドチューブが接続され、当該ガイドチューブを通じて挿入管によりレリースワイヤが導入され、レリースワイヤの一端が弁体に接続される構造となっている。
上記特許文献1に記載の排水装置は、以下のように施工される。
まず、浴槽の上縁に操作部を、浴槽の底面に排水栓を、防水パンの開口に排水器をそれぞれ取り付け固定する。次に、排水器の開口部に蓋部を取り付けた後、浴槽を防水パン上に載置する。そして、ガイドチューブを挿入管に取り付け、当該ガイドチューブを通じてレリースワイヤの弁体側端部を挿入管に挿入し、弁体と連結させる。
特開2012−102576号公報
上記排水装置はレリースワイヤを蓋部に挿通させる際、浴槽下方の狭いスペース内で作業を行わなければならない。そこで、特許文献1に記載の排水装置は蓋部に挿入管を設けることで施工性を向上させているが、当該蓋部は操作部が取り付けられる位置等の事情に応じて挿通管の向きを調整して配置を行う必要がある。又、特許文献1に記載の排水装置は上記手順によって施工を行うことから、レリースワイヤを蓋部に挿通する前に、挿通管の向きが固定されている。従って、レリースワイヤの挿通時に、レリースワイヤの挿通方向と挿通管の方向が異なると施工が困難となるとともに、レリースワイヤが過度に屈曲し、破損する虞があることから、一度浴槽を持ち上げて蓋部の角度を調整する必要があった。又、特許文献1に記載の排水装置は流入口が蓋部の中心と異なる位置に開口しているため、蓋部を回転させて取り付けると、流入口が浴槽の排水口と合致しない虞がある。
又、その他の構造として、操作部が取り付けられる位置等の事情に応じ、作業者が現場にて適宜蓋部上に孔を形成し、レリースワイヤを挿通してゴムブッシュにて固定を行う構造が知られている。しかし、当該構造においては、浴槽下方の狭いスペースで作業を行う必要があるとともに、作業者が孔を形成する工程が必要である、ガイドチューブが取り付けられない等の問題が生じる。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、操作部が取り付けられる位置等の事情に関わらずレリースワイヤの取り付けが容易となる排水装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、底部に排水口が形成された浴槽と、
排水口を開閉する弁体と、
操作部の操作を伝達することで排水口を開閉させるレリースワイヤと、
浴槽に生じた排水が流入する排水開口を有する、フランジ部材によって浴槽パンの開口に取り付けられる排水器と、
排水開口を覆う蓋部から成る排水装置であって、
蓋部は浴槽からの排水が流入する流入口と、
フランジ部材の上面外周が、全周に亘って浴槽パン上面と連続すると共に、
平面視任意の角度で蓋部に配置されてレリースワイヤを蓋部内に導入するように屈曲したレリースガイドを有し、
前記蓋部が平面視回動自在に取り付けられ、
前記流入口の中心が、蓋部の中心とは異なる位置であることを特徴とする排水装置である。
請求項2に記載の本発明は、前記レリースガイドが、蓋部に対して回動自在に配置されることを特徴とする請求項1に記載の排水装置である。
請求項1に記載の本発明によれば、平面視任意の角度で蓋部に配置されたレリースガイドを設けることにより、操作部が取り付けられる位置等の事情に応じ、作業者は適宜レリースガイドの方向を調整することで施工性が向上する。
請求項2に記載の本発明によれば、レリースガイドが回動自在であることから、施工性が更に向上する。
又、上記請求項1又は請求項2に記載の本発明は、蓋部が回動自在であるが、蓋部を回転させてしまった場合に、流入口が浴槽の排水口と合致しない虞がある排水装置に採用された際に、特に施工性を向上させる。
本発明の施工状態の一例を示す断面図である。 排水器を示す断面図である。 排水器及び蓋部の構成を示す分解斜視図である。 レリースガイドと逆止め弁の配置の一例を示す斜視図である。 レリースガイドと逆止め弁の配置の他の例を示す斜視図である。 操作部を示す断面図である。 本発明が施工される浴室の構造を示す参考図である。 排水トラップを示す平面図である。 第二実施形態の施工状態の一例を示す断面図である。 レリースガイドと逆止め弁の配置の一例を示す斜視図である。 第三実施形態の排水器及び蓋部の構成を示す分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の排水配管を説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって発明が制限して理解されるものではない。又、以下の実施形態においては、図1に示す状態を基準として上下左右を説明する。
本発明の排水装置は、図1に示すように、洗い場W及び浴槽1を有する浴室BRに用いられる。尚、浴室BRは大きく分けて防水パン、浴槽1、排水トラップ10、排水栓装置40より構成されており、防水パンの下方には排水トラップ10が、防水パンの上方には浴槽1がそれぞれ配置されている。
防水パンは板状であって、上方に浴槽1が載置される浴槽パンPBと、洗い場Wの床面を形成する洗い場パンPWから構成されている。
浴槽パンPBは浴槽1側の防水パンであって、浴槽1や浴槽パンPB上に生じた排水を排出するための排水器11が取り付けられる開口を有している。
洗い場パンPWはシャワーや吐水栓が備えられた洗い場側の防水パンであって、洗い場パンPW上に生じた排水を排出するためのトラップ本体30が取り付けられている。
浴槽1は内部に水等を貯留可能な槽体であって、上縁から略水平方向に延設された縁部3に排水栓装置40の操作部50が取り付けられている。又、浴槽1は底部に排水口2aが開口しており、排水口2aには排水栓4が連通されている。
排水栓4は上端に設けられた鍔部と、鍔部下方から延設された筒状部分を有し、鍔部が排水口2a周縁に当接するとともに、筒状部分に形成された雄螺子部が浴槽1裏面に配置されたナット5の雌螺子部と螺合している。又、排水栓4は内部に排水流路を形成するとともに、筒状部分内部にワイヤ受け6が取り付けられており、当該ワイヤ受け6にレリースワイヤ41の弁軸44が固定されている。
ナット5は上端及び下端に鍔部を有し、内周に形成された雌螺子部によって排水栓4の雄螺子部と螺合している。上端側の鍔部は浴槽1の裏面に当接しており、当該上端側の鍔部と排水栓4の鍔部によって浴槽1の排水口2aの周縁を挟持している。下端側の鍔部には蛇腹パッキン7が嵌着している。
蛇腹パッキン7は中程において蛇腹部を有しており、下端が後述する蓋部14の流入口15の内部に挿入されている。
排水トラップ10は排水器11、蓋部14、トラップ本体30より構成されている。
排水器11はフランジ部材8aによって浴槽パンPBの開口に取り付けられており、排水開口12、枝管排出口13が形成されている。
排水開口12は排水器11の上方が開放されることによって形成され、平面視円形であって内周に雌螺子部が形成されている。又、排水開口12はフランジ部材8aの雄螺子部と螺合することで、フランジ部材8aの鍔部と排水開口12外周の鍔部によって浴槽パンPBの開口周縁を挟持している。又、排水開口12は蓋部14によって覆われている。
枝管排出口13は排水器11の底面から略水平方向に延設された流路であり、排水器11内に流入した排水をトラップ本体30の枝管流入口32へと排出する。
蓋部14はフランジ部材8aに取り付けられて排水開口12を覆う蓋部材であり、平面視略円形であって外周にパッキンが嵌着され、図3に示すように、天面において流入口15、取り付け孔16a、取り付け孔16bが開口している。パッキンの外径はフランジ部材8aの内径と略同一となっており、蓋部14外周とフランジ部材8aは水密状態となっている。又、蓋部14は排水開口12(フランジ部材8a)に対して平面視において回動自在に取り付けられる。
流入口15は上記蛇腹パッキン7の下端が挿入されており、浴槽1の排水が蛇腹パッキン7を通じて流入する。又、流入口15の中心は蓋部14及び排水開口12、フランジ部材8aの中心とは異なる位置にあるため、蓋部14を回転させると流入口15の位置は変化する。
取り付け孔16a及び取り付け孔16bは同一の形状を有する平面視円形の開口であり、流入口15を挟んで対向する位置に設けられている。図4に示すように、取り付け孔16aにはレリースガイド20が配置され、当該レリースガイド20によって導入されたレリースワイヤ41が挿通されている。一方、取り付け孔16bには逆止め弁21が配置されている。尚、以降の記載において、取り付け孔自体を指す際は「取り付け孔16」と記載する。
ここで、上記図4において、レリースガイド20は取り付け孔16aに、逆止め弁21は取り付け孔16bにそれぞれ取り付けられているが、取り付け孔16aと取り付け孔16bは同一の形状である。従って、図5に示すように、レリースガイド20を取り付け孔16bに、逆止め弁21を取り付け孔16aに取り付けても良く、作業者は現場の様態に合わせ、レリースガイド20を取り付けてレリースワイヤ41を挿通するための取り付け孔16を選択することが可能である。
レリースガイド20はゴム・シリコン等の軟質素材から成る断面視略L字状に屈曲した曲がり管であり、内部にレリースワイヤ41が挿通されている。レリースガイド20の一端は取り付け孔16aに対して平面視において回動自在に挿入されており、図1又は図2に示す施工状態において、レリースガイド20の他端はガイドチューブ45内に挿入されている。ここで、レリースガイド20は軟質素材から成ることから、ガイドチューブ45、レリースガイド20、取り付け孔16aはそれぞれ水密に連結されている。
逆止め弁21は上流からの排水は通過させるが、下流側からの排水の逆流を防止する弁部材であり、図3に示すように軸22、フロート23より成り、取り付け孔16b内に挿入されている。軸22は逆止め弁21の中心において天地方向に設けられており、フロート23の上下動をガイドする。フロート23は比重が1より小さい材質より成る平面視円形であり、軸22に挿通されている。フロート23は排水器11からの逆流が生じた際に浮上し、逆止め弁21の天面に設けられた開口を閉塞することで排水器11内部の排水が浴槽パンPB上に逆流することを防ぐ。
トラップ本体30はフランジ部材8bによって洗い場パンPWの底部に形成された排水口2bに取り付けられており、椀部31、枝管流入口32、排出口33が形成され、上方より防臭筒34が挿入されている。
トラップ本体30は上方が開放されているとともに内周に雌螺子部が形成されており、フランジ部材8bの雄螺子部と螺合することで洗い場パンPWの排水口2b周縁を挟持している。尚、排水口2bは洗い場パンPWの最も低い位置に配置されており、洗い場パンPW上に生じた排水は全て排水口2bよりトラップ本体30内に流入する。
椀部31はトラップ本体30の底面より立ち上げられた筒状の壁部によって形成され、内部に排水の一部を貯留することができる。
枝管流入口32は椀部31の底面よりトラップ本体30の外側に向けて略水平方向に形成されており、排水器11の枝管排出口13が接着されている。従って、トラップ本体30と排水器11は枝管流入口32を介して連通しており、内部に貯留された排水を共有する。
排出口33は椀部31から溢れた排水を下流側の配管へと排出する開口であり、下流側の配管が接続されている。
防臭筒34は上部に鍔部分を有する略筒状体であり、当該鍔部分が前記フランジ部材8bに係合し、その下端が椀部31内に配置されている。
排水栓装置40はレリースワイヤ41、ガイドチューブ45、操作部50、弁体54より構成されている。
図6に示すように、レリースワイヤ41はインナーワイヤ42、アウターチューブ43より構成され、軸方向に剛性を有するとともに側面方向に可撓性を有しており、その一端が操作部50に、他端に弁軸44が設けられている。インナーワイヤ42は金属をコイル状に巻いた撚り線であって、合成樹脂より成る中空のアウターチューブ43内を摺動可能となっている。弁軸44はワイヤ受け6に固定されているとともに端部が弁体54に係合しており、インナーワイヤ42が弁体54側に突出した際に弁体54を突き上げて上昇させ、インナーワイヤ42が操作部50側に後退した際には弁体54を引き下げて下降させる。
ガイドチューブ45は一端が操作部50に、他端がレリースガイド20に取り付けられた中空のチューブ体であり、内部にレリースワイヤ41が挿通されている。
操作部50は浴槽1の縁部3に固定されており、ケーシング51内部にボタン部材52及びロック機構53が配置され、下端にガイドチューブ45が取り付けられている。ボタン部材52は使用者によって押動操作が加えられる部分であって、縁部3より浴室BR内に露出している。又、ボタン部材52の裏面はロック機構53と係合しており、使用者による押動操作をロック機構53へと伝達する。ロック機構53は上端においてボタン部材52と、下端においてレリースワイヤ41とそれぞれ連結しており、内部に配置されたギアの係合によって、ボタン部材52の押動操作毎にインナーワイヤ42の突出/後退位置を保持することができる。
図2に示すように弁体54は周囲にパッキンが嵌着された蓋体であって、裏面において弁軸44が係合されている。弁体54は操作部50の押動操作に基づいて上下動し、下降時にはパッキンが排水栓4と当接することによって浴槽1の排水口2aから連続する排水流路を閉塞し、上昇時にはパッキンが排水栓4から離間することで排水口2aから連続する排水流路を開放する。
以下に、上記排水装置の施工について説明する。
まず、工場等において、排水器11の枝管排出口13とトラップ本体30の枝管流入口32を接着する。
次に、現場においてフランジ部材8aと排水器11を螺合させて浴槽パンPBの開口に排水器11を、フランジ部材8bとトラップ本体30を螺合させて洗い場パンPWの排水口2bにトラップ本体30を取り付ける。又、フランジ部材8aに蓋部14を嵌合させて排水器11の排水開口12を覆う。この時、浴槽を載置する際に、後述する浴槽1に取り付けた蛇腹パッキン7が流入口15に合致するように、蓋部14を回転させその方向を調整しておく。流入口15が蓋部14の回転の中心に無いために、上記のように蓋部14の方向を調整する必要が生じるが、このようにして蓋部14の方向を決定すると、必然的に取り付け孔16a及び取り付け孔16bの方向及び位置も決定されることとなる。
次に、一方の取り付け孔16にレリースガイド20を、他方の取り付け孔16に逆止め弁21を挿入し、取り付ける。
ここで、作業者はレリースガイド20を挿通する任意の取り付け孔16を、現場にて適宜選択する。図7及び図8を用いて詳述すると、上記のように取り付け孔16a及び取り付け孔16bの方向が定まっているため、それに合わせて、操作部50が縁部3のR側に配置される際には取り付け孔16aにレリースガイド20を配置し、取り付け孔16bに逆止め弁21を配置する。対して、操作部50が縁部3のL側に配置される際には取り付け孔16bにレリースガイド20を配置し、取り付け孔16aに逆止め弁21を配置する。
次に、排水口2aに排水栓4、ナット5、蛇腹パッキン7を取り付け、縁部3に操作部50のケーシング51を取り付けた浴槽1を浴槽パン上に載置する。この時、蛇腹パッキン7の下端が流入口15内に挿入され、浴槽1内の排水は全て流入口15より排水器11の内部に流入する。
次に、ガイドチューブ45の一端をケーシング51下端に、他端をレリースガイド20に取り付ける。この時、レリースガイド20は蓋部14に対して回動自在に取り付けられているため、レリースガイド20の角度を調整し、ガイドチューブ45を取り付け易い方向にレリースガイド20を配置してからガイドチューブ45を取り付けることができる。
そして、ケーシング51の上方からレリースワイヤ41、ロック機構53を挿入し、弁軸44をワイヤ受け6に固定する。この時、ケーシング51の上方から挿入されたレリースワイヤ41は、ガイドチューブ45とレリースガイド20によって蓋部14内に導入される。
最後に、弁軸44に弁体54を、ロック機構53端部にボタン部材52を係合させて施工が完了する。
本発明の第一実施形態は以上であるが、本発明によれば、蓋部14が取り付け孔16a、取り付け孔16bを有し、作業者が現場にてレリースガイド20を配置する取り付け孔16を適宜選択することが可能となっている。従って、操作部50が取り付けられる位置等の事情に関わらずレリースワイヤ41の取り付けが容易となる。又、任意の取り付け孔16にレリースガイド20が配置された際、他方の取り付け孔16に逆止め弁21を配置することにより、排水器11から浴槽パンPB上への逆流を防ぐことができる。
更に、本発明においては略L字状のレリースガイド20を取り付け孔16に対して平面視において回動自在に取り付けられているため、レリースワイヤ41が施工し易い方向にレリースガイド20の向きを適宜調整することが可能となり、施工性が更に向上するとともに、レリースワイヤ41が過度に屈曲することを防ぐことができる。
ここで、本発明は上記第一実施形態にて記載した形状に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、上記第一実施形態において、レリースガイド20端部にはガイドチューブ45が取り付けられていたが、図9及び図10に示す第二実施形態のように、レリースガイド20の端部にゴムブッシュ60を取り付け、レリースワイヤ41を固定する構造であっても良い。この場合においても、レリースガイド20が回動自在に取り付けられているため、レリースワイヤ41が施工し易い方向にレリースガイド20の向きを適宜調整し、レリースワイヤ41を蓋部14内に導入することが可能となり、施工性が更に向上する。
又、レリースガイド20を設けることなく、任意の取り付け孔16にゴムブッシュを配置してレリースワイヤ41を当該取り付け孔16に挿通しても良い。
又、図11に示す第三実施形態のように、取り付け孔16cを設ける等、三つ以上の取り付け孔16を設け、作業者が任意の取り付け孔16を選択可能にしても良い。尚、この場合においては、使用されない取り付け孔16を閉塞するための栓部材70を備えても良い。
又、レリースガイド20は取り付け孔16aに対して平面視において回動自在に挿入されていたが、レリースガイド20の端部が上下方向に対して可動する等して、上下方向にも傾きを調整することが可能であっても良い。
又、レリースガイド20端部に角度調節のための凹凸を設け、平面視において任意の角度毎にレリースガイド20の向きを調整可能であっても良い。
1 浴槽
2a、2b 排水口
3 縁部
4 排水栓
5 ナット
6 ワイヤ受け
7 蛇腹パッキン
8a、8b フランジ部材
10 排水トラップ
11 排水器
12 排水開口
13 枝管排出口
14 蓋部
15 流入口
16a、16b、16c 取り付け孔
20 レリースガイド
21 逆止め弁
22 軸
23 フロート
30 トラップ本体
31 椀部
32 枝管流入口
33 排出口
34 防臭筒
40 排水栓装置
41 レリースワイヤ
42 インナーワイヤ
43 アウターチューブ
44 弁軸
45 ガイドチューブ
50 操作部
51 ケーシング
52 ボタン部材
53 ロック機構
54 弁体
60 ゴムブッシュ
70 栓部材
BR 浴室
W 洗い場
PB 浴槽パン
PW 洗い場パン

Claims (2)

  1. 底部に排水口が形成された浴槽と、
    排水口を開閉する弁体と、
    操作部の操作を伝達することで排水口を開閉させるレリースワイヤと、
    浴槽に生じた排水が流入する排水開口を有する、フランジ部材によって浴槽パンの開口に取り付けられる排水器と、
    排水開口を覆う蓋部から成る排水装置であって、
    蓋部は浴槽からの排水が流入する流入口と、
    フランジ部材の上面外周が、全周に亘って浴槽パン上面と連続すると共に、
    平面視任意の角度で蓋部に配置されてレリースワイヤを蓋部内に導入するように屈曲したレリースガイドを有し、
    前記蓋部が平面視回動自在に取り付けられ、
    前記流入口の中心が、蓋部の中心とは異なる位置であることを特徴とする排水装置。
  2. 前記レリースガイドが、蓋部に対して回動自在に配置されることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
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