JP2016204895A - 排水配管 - Google Patents

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Abstract

【課題】槽体壁面にオーバーフロー孔を設けることなくオーバーフロー機構を形成する排水配管について、構造上又は意匠性等の理由により従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付け可能な排水配管の提供を課題とする。【解決手段】排水流路1は、止水弁17を有する第一排水流路と、止水弁17の上流側から分岐し、前記水量調節弁10を有する第二排水流路を有している。前記止水弁17は第一排水流路を閉塞することで吐水等を槽体B内に貯留可能であって、前記水量調節弁10は、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する。【選択図】図3

Description

本発明は、排水を下流へと排出する排水配管に関するものであって、更に詳しくは、槽体の底面に開口した排水口を閉塞した際に、槽体内に貯留された水等が、槽体の上縁から溢れ出てしまうことを防ぐオーバーフロー機構を有する槽体の排水配管に関するものである。
洗面ボウルやシンク、浴槽等の槽体内に生じる排水は、槽体の底面に開口した排水口と連通して排水流路を形成する排水管を通じて下流側へと排出される。そして、当該排水口をゴム栓や弁を遠隔的に操作する排水栓装置等によって閉塞することで、槽体内部に水等を貯留することが可能となっている構造の排水配管が知られている。
上記排水配管においては、槽体内に貯留された水等が槽体の上縁より溢れ出ることを防ぐため、オーバーフロー機構と呼ばれる水位調節のための機構が設けられている。
当該オーバーフロー機構の多くは、槽体の側面にオーバーフロー孔を開口し、槽体の裏面よりオーバーフロー孔と連通するオーバーフロー配管を配設することで、オーバーフロー孔からの排水流路を排水口の下流側の排水管へと合流させる構成となっている。このように構成することで、槽体内の水位がオーバーフロー孔の高さに達すると、貯留された水等が槽体の上縁を越えて槽体外へと溢れる前にオーバーフロー孔へと流入し、オーバーフロー配管を通じて排水口下流側の排水管より排出することができる。
しかし、上記オーバーフロー機構は必ず槽体の側面にオーバーフロー孔を開口させる必要があることから、槽体のデザインが制限される他、オーバーフロー孔内の汚れを使用者が目視可能となっており、意匠性が悪かった。
そこで、特許文献1に記載の排水配管のように、オーバーフロー孔を設けることなくオーバーフロー機構を構成することが可能な排水配管が提案されている。
特許文献1に記載の排水配管は、槽体の底面に開口した排水口と連通する排水管と、当該排水管の内部の流路を閉塞する止水弁と、該止水弁よりも上流側において分岐し、断面視略L状に屈曲するオーバーフロー配管を有している。当該オーバーフロー配管は止水弁の上流側より略水平方向に延設された後に略直角に屈曲することで流路を所定高さまで上昇させ、折り返し部において流路が約180度屈曲した後に弁の下流側まで流路が垂下し、再び略水平方向に屈曲して止水弁の下流側にて排水管と合流している。又、オーバーフロー配管はその上端(折り返し部)が槽体の底面よりも上方且つ槽体の上縁よりも下方に配置されている。尚、オーバーフロー配管は収納空間を有するキャビネット内部に配設され、使用者からは目視不可能となっている。
上記特許文献1に記載の排水配管において、槽体内に水等が貯留される際には以下の流れとなる。
まず、止水弁によって排水流路が閉塞され、貯水が開始される。この時、オーバーフロー配管が止水弁の上方より分岐することから、水等はオーバーフロー配管へと流入する。そして、オーバーフロー配管は槽体の下流側の配管より分岐していることから、槽体とオーバーフロー配管内の水圧が釣り合い、それぞれの水位が等しくなる。従って、水等がオーバーフロー配管の折り返し部を越えて貯留されようとすると、水等は折り返し部を乗り越え(溢れて)下流側へと流れ込み、弁の下流側にて排水管へと合流する。即ち、槽体内にはオーバーフロー配管の折り返し部が設けられた高さまで水等を貯留することができ、折り返し部の高さ位置を超えて水等が貯留されようとした場合、余剰水はオーバーフロー配管を通じて下水側の配管へと排出される構造となっている。
特開2011−117229号公報
上記のように、特許文献1に記載の排水配管はオーバーフロー孔を槽体に設ける必要がないため、設備機器のデザインが制限されず、意匠性が向上するが、当該排水配管を施工するためには、槽体裏側等に略L字状のオーバーフロー配管を収納するための空間が必要となる。従って、槽体裏側に排水配管を収納する空間を有していない洗面台や壁面から直接槽体が突出する洗面台等においては、特許文献1に記載の排水配管を施工することができない。例えば、図25に示す洗面台は意匠性の向上を目的として、キャビネットの天面が平坦に形成され、当該キャビネットの天面に椀状の槽体である洗面ボウルが載置されている。従って、特許文献1に記載の排水配管を配設するには、キャビネットの天面の一部を切り欠く必要があるが、意匠性を著しく損なうこととなるため、採用することは難しい。又、エプロン等による目隠し部材を有さない浴槽等においては、特許文献1に記載の排水配管を配設した場合、使用者による目視が可能となり、著しく意匠性を損なうこととなる。
本発明は上記問題に鑑み、槽体壁面にオーバーフロー孔を設けることなくオーバーフロー機構を形成する排水配管について、構造上又は意匠性等の理由により従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付け可能な排水配管の提供を課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、槽体の排水を行う排水配管であって、
槽体内の水位が一定以上となった時に排水流路を開放する水量調節弁を備えることを特徴とする排水配管である。
請求項2に記載の本発明は、前記槽体は、底面に開口した排水口と、
当該排水口と連通して排水流路を形成する排水管を備え、
前記排水流路は、止水弁を有する第一排水流路と、
上記止水弁の上流側から分岐し、前記水量調節弁を有する第二排水流路から成り、
前記止水弁は、第一排水流路を閉塞することで吐水等を槽体内に貯留可能であって、
前記水量調節弁は、槽体内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放することを特徴とする請求項1に記載の排水配管である。
請求項3に記載の本発明は、前記槽体は、底面に開口した排水口と、
当該排水口と連通して排水流路を形成する排水管を備え、
前記水量調節弁は、上記排水流路を閉塞することで吐水等を槽体内に貯水可能な止水弁を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の排水配管である。
請求項4に記載の本発明は、前記水量調節弁が、
磁石の反発又は吸引により排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管である。
請求項5に記載の本発明は、前記水量調節弁が、
スプリングの反発又は収縮により排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管である。
請求項6に記載の本発明は、前記水量調節弁が、
自重又は重りの質量によって排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管である。
請求項7に記載の本発明は、前記水量調節弁が、
任意の場所において水位若しくは水圧を検知するセンサを有し、
当該センサによって検知した情報に基づいて可動し、排水流路の開閉を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管である。
請求項8に記載の本発明は、前記槽体は、槽体内の水位が一定以上となった時に水量調節弁によって排水流路が開放されて水位が調節される貯水可能高さが設定され、
水量調節弁が、当該貯水可能高さより低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の排水配管である。
請求項1乃至請求項3に記載の本発明によれば、槽体内の水位が水量調節弁によって調節されることから、従来の排水配管のように、槽体裏側に排水配管を収納する空間を有していない洗面台等にも施工することが可能となる。
請求項4乃至請求項8に記載の本発明によれば、水量調節弁の具体的な構成を明確にすることができる。
本発明の施工状態を示す断面図である。 止水弁の上昇状態を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 第一排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第二排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第二実施形態の施工状態を示す断面図である。 止水弁の上昇状態を示す断面図である。 図6の要部拡大図である。 第一排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第二排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第三実施形態の施工状態を示す断面図である。 図11の要部拡大図である。 第一排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第二排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第四実施形態の施工状態を示す断面図である。 図15の要部拡大図である。 第一排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第二排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 第五実施形態の施工状態を示す断面図である。 図19の要部拡大図である。 水量調節弁の作動状態を示す要部拡大図である。 第六実施形態の施工状態を示す断面図である。 図22の要部拡大図である。 第二排水流路の開放状態を示す要部拡大図である。 従来の排水配管を示す参考図である。
以下、図面を参照しながら本発明の排水配管を説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって発明が制限して理解されるものではない。又、以下の実施形態においては、図1に示す状態を基準として上下左右を説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の排水配管は洗面台Sに取り付けられており、槽体B内部に発生した排水等を下流側へと排出する。
洗面台Sは、図示しない洗面所内に配置される設備機器であって、槽体B、キャビネットKより構成されている。
槽体Bは使用により内部に排水等が発生する洗面ボウルであり、キャビネットKの天面上に載置されている。槽体Bの底面には排水口B1が開口しており、排水口B1には排水流路を形成する排水管1が連通されている。又、排水口B1には化粧板B2が挿入されている。
キャビネットKは内部に排水管1等を収納する空間を有する略箱状であり、その天面には上記槽体Bが載置されており、槽体Bの背面(図1、図2における右側)において水栓Fが設けられている。尚、キャビネットKの天面は平坦に形成されており、槽体Bの周囲は全て使用者が目視可能となっている。
排水管1は排水口B1に連通されて排水流路を形成する配管であって、排水口本体2、オーバーフローユニット3、排水栓装置13、排水トラップ19より構成されている。尚、排水管1は止水弁17によって開閉される第一排水流路と、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を有している。
排水口本体2は上部にフランジを有する略円筒状であって、排水口B1に挿通されている。又、排水口本体2は筒状部分外周に雄螺子が形成されており、槽体Bの裏面(下面)に配置されたナットと螺合することによって排水口B1の周縁を挟持している。尚、排水口本体2のフランジと槽体Bの底面との間にはパッキンが配置されており、排水口本体2は槽体Bに対して水密に接続されている。又、排水口本体2の下端はアダプター4に、パッキンとナットによって取り付けられている。
オーバーフローユニット3は、アダプター4、水量調節弁10より構成されている。
アダプター4は内部に後述する止水弁17が当接する弁座5を内部に有し、止水弁17によって開閉される第一排水流路を備えている。弁座5の上流側(上方)には、側面方向にオーバーフロー流入口6が開口しており、弁座5の下流側(下方)には、側面方向にオーバーフロー排出口7が開口している。尚、図5に示すように、オーバーフロー排出口7より排出された排水は合流部9にて第一排水流路と合流する。又、オーバーフロー流入口6とオーバーフロー排出口7は共に水平方向が長径側となる略長方形状であって、折り返し部8を介して連続し、水量調節弁10によって開閉される第二排水流路を形成している。
折り返し部8はその内部において水量調節弁10を有しており、第二排水流路は上流側及び下流側から正圧も負圧も生じていない状態において閉塞されている。又、折り返し部8は図示しないガイド部が形成されており、水量調節弁10が作動時に傾くことを防止している。
水量調節弁10は上流側(左側)にゴム等から成るパッキンが取り付けられた止水面を有する弁体であって、その下流側(右側)には磁石11aが取り付けられており、第二排水流路の外側には当該磁石11aと反発する向きに配置された磁石11bが設けられている。即ち、水量調節弁10は磁石の反発によって第二排水流路を閉塞する方向に付勢されており、所定以上の圧力が加わった際に下流側に移動し、第二排水流路を開放する構造となっている。ここで、磁石11bは外周に雄螺子が形成された弁軸12と連結しており、アダプター4の外側に取り付けられたナット21の内周に形成された雌螺子と螺合されている。従って、水量調節弁10はツマミ部分を回転させることによって磁石11aと磁石11bの相対距離、即ち磁石11aに加わる反発力を調整することで、第二排水流路を開放するために必要な圧力を調整することが可能となっている。
排水栓装置13は止水弁17を遠隔的に操作する装置であって、スイッチ部14、レリースワイヤ15、レバー16から構成されている。
止水弁17は周囲にパッキンが嵌着された弁体であって、弁座5に当接することで第一排水流路を閉塞する。止水弁17はその中央において、上下に延設された軸部を有し、軸部の上方にフロート18が取り付けられている。又、軸部の下端は排水栓装置13のレバー16と当接可能な位置に配置されている。フロート18は比重が水よりも軽い材質より成り、止水弁17上に水等が貯留された際、軸部に沿って軸方向に上昇可能となっている。又、フロート18はフランジ部を有し、上昇時には当該フランジ部が上流側の排水流路内周に当接し、排水流路内部の汚れ等が槽体B側へと逆流することを防ぐ。
スイッチ部14は手動による押し引きを行う操作部であって、キャビネットKの天面上且つ水栓Fの背面に配置されている。
レリースワイヤ15は金属の撚り線であるインナーワイヤがチューブ状のアウターチューブ内に摺動可能に配置された部材であって、軸方向に剛性を有するとともに、側面方向に可撓性を有する。レリースワイヤ15はその一端がスイッチ部14の下端と連結しており、他端がレバー16に取り付けられている。レリースワイヤ15はスイッチ部14の押動操作に応じてインナーワイヤが後退/突出する構造となっており、スイッチ部14に加えられた操作をレバー16に伝達する。
レバー16は排水管1の内部に配置され、インナーワイヤが後退するとレバー16端部が上昇し、インナーワイヤが突出するとレバー16端部が下降する構造となっている。
即ち、スイッチ部14が引き上げられると、レバー16端部が上昇し、止水弁17を突き上げることで第一排水流路を開放状態とする。又、スイッチ部14が押し込まれるとレバー16端部が下降し、止水弁17が自重によって降下して第一排水流路が閉塞状態となる。
排水トラップ19は側面視略S状の管トラップであり、内部に排水の一部を貯留することによって封水を形成し、下流側からの臭気や害虫等の侵入を防ぐ効果を有している。尚、排水トラップ19はその下端が図示しない配管と連結しており、内部に流入した排水を下水側の配管へ排出する。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、図2、図4に示すように、スイッチ部14が引き上げられている状態における水等の流れを説明する。当該状態において、インナーワイヤはスイッチ部14の引き上げに伴い後退しており、レバー16端部は上昇した状態となっている。従って、レバー16によって止水弁17は押し上げられており、第一排水流路が開放状態となっている。
上記止水弁17の上昇状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より排水口本体2、アダプター4、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
上記状態よりスイッチ部14が押し込まれると、インナーワイヤがレバー16側に突出し、レバー16端部が下降する。従って、止水弁17は自重によって下降し、止水弁17のパッキンが弁座5に当接することによって、図4に示すように、第一排水流路が閉塞された状態となる。
上記止水弁17の下降状態において、水栓Fより排出された水等は排水口B1より排水口本体2を通じ、アダプター4内に流入するが、図3に示すように、止水弁17によって第一排水流路が閉塞されているため、上記アダプター4内に流入した水等はオーバーフロー流入口6より第二排水流路へと流入する。
しかし、上記第二排水流路は水量調節弁10によって流路が閉塞されているため、上記水等は水量調節弁10によって閉塞されている部分にまで流入し、槽体B内に水等が貯留される。
更に水栓Fより吐水が行われると、図5に示すように、槽体B内の水位が上昇するとともに、フロート18が浮力によって上昇し、フロート18のフランジ部が上流側の排水流路の内周に当接する。この時、第二排水流路と槽体Bの水位に差が生じ、当該水位の差に基づいて水量調節弁10に対して上流側から下流側(図3における左側から右側)へと圧力が加わる。当該圧力が磁石11による反発力よりも小さい状態においては、水量調節弁10は閉塞を維持するが、更に吐水が行われ、槽体B内の水位が所定高さに達した際には、第二排水流路と槽体Bの水位の差に基づく圧力が磁石11による反発力を上回り、図5に示すように水量調節弁10が下流側へと押されて第二排水流路が開放される。従って、所定水位まで槽体B内に水等が貯留された状態より更に吐水が行われると、第二排水流路内の水等は折り返し部8を介してオーバーフロー排出口7よりアダプター4内に流入する。アダプター4内に流入した水等は合流部9において第一排水流路と合流し、排水トラップ19を介して下水側の配管(図示せず)へと排出される。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、余剰水等は全て第二排水流路を通じて下水側の配管へと排出されるため、槽体Bの水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する・排水栓装置13が操作されて止水弁17が上昇する等により、槽体Bの水位が所定高さより低くなると、水等による圧力が磁石11の反発力を下回り、水量調節弁10が磁石11の反発によって再び左側へと移動し、第二排水流路を閉塞する。
尚、上記槽体B内に貯水が行われている際、フロート18が浮力によって上昇し、フランジ部が上流側の排水流路の内周に当接することにより、第二排水流路内の汚れ・ゴミ等が槽体B内に逆流することを防ぐことができる。一方で、フロート18は上方からの圧力が加わった際には下降するため、フロート18が上昇した状態であっても、上流側からの水等の排出を妨げることはない。
本発明の第一実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、第二排水流路を小型化することが可能となり、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付けを行うことが可能となる。
又、本発明の排水配管においては、ツマミ部分を回転させることによって磁石11bの位置を調整し、磁石11aに加わる反発力を調整することが可能になる。即ち、本発明は水量調節弁10に加わる磁力を調整することによって、槽体B内に貯留可能な水等の水位を調整することが可能となる。
尚、上記第一実施形態においては、水量調節弁10は止水面の傾きを保ったまま略水平に作動したが、止水面上方にヒンジ部を設け、ヒンジ部を軸として回動するようにして第二排水流路を閉塞/開放しても良い。
次に、図6乃至図10を用いて本発明の第二実施形態を説明する。尚、以下に記載する第二実施形態は、上記第一実施形態に対してオーバーフローユニット3のみが異なるため、その他の構成については上記第一実施形態と同一の番号を付与して説明を省略する。尚、以下に記載する第二実施形態は、上記第一実施形態と同様に、止水弁17によって開閉される第一排水流路と、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を有している。
第二実施形態に係るオーバーフローユニット3は、アダプター4、水量調節弁10より構成されている。
アダプター4は内部に後述する止水弁17が当接する弁座5を内部に有し、止水弁17によって開閉される第一排水流路を備えている。弁座5の上流側(上方)には、側面方向にオーバーフロー流入口6が開口しており、弁座5の下流側(下方)には、側面方向にオーバーフロー排出口7が開口している。尚、図10に示すように、オーバーフロー排出口7より排出された排水は合流部9にて第一排水流路と合流する。又、オーバーフロー流入口6とオーバーフロー排出口7は共に水平方向が長径側となる略長方形状であって、折り返し部8を介して連続し、水量調節弁10によって開閉される第二排水流路を備えている。
折り返し部8はその内部において水量調節弁10を有しており、第二排水流路は上流側及び下流側から正圧も負圧も生じていない状態において閉塞されている。又、折り返し部8は図示しないガイド部が形成されており、水量調節弁10が作動時に傾くことを防止している。
水量調節弁10は上流側(左側)にゴム等から成るパッキンが取り付けられた止水面を有する弁体であって、その下流側(右側)には折り返し部8の外周まで延設された弁軸12が設けられている。又、水量調節弁10は弁軸12と折り返し部8の外周との間にスプリング20が配設されている。即ち、水量調節弁10はスプリング20によって第二排水流路を閉塞する方向に付勢されており、所定以上の圧力が加わった際に下流側に移動し、第二排水流路を開放する構造となっている。ここで、折り返し部8は外周においてナット21を有しており、当該ナット21を回転させることによってスプリング20を圧縮することが可能となっている。従って、水量調節弁10はナット21を回転させることによってスプリング20の反発力を調整することで、第二排水流路を開放するために必要な圧力を調整することが可能となっている。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、図7、図9に示すように、スイッチ部14が引き上げられている状態における水等の流れを説明する。当該状態において、インナーワイヤはスイッチ部14の引き上げに伴い後退しており、レバー16端部は上昇した状態となっている。従って、レバー16によって止水弁17は押し上げられており、第一排水流路は開放状態となっている。
上記止水弁17の上昇状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より排水口本体2、アダプター4、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
上記状態よりスイッチ部14が押し込まれると、インナーワイヤがレバー16側に突出し、レバー16端部が下降する。従って、止水弁17は自重によって下降し、止水弁17のパッキンが弁座5に当接することによって、図6、図8に示すように、第一排水流路が閉塞された状態となる。
上記止水弁17の下降状態において、水栓Fより排出された水等は排水口B1より排水口本体2を通じ、アダプター4内に流入するが、図8に示すように、止水弁17によって第一排水流路が閉塞されているため、上記アダプター4内に流入した水等はオーバーフロー流入口6より第二排水流路へと流入する。
しかし、上記第二排水流路は水量調節弁10によって流路が閉塞されているため、上記水等は水量調節弁10によって閉塞されている部分にまで流入し、槽体B内に水等が貯留される。
更に水栓Fより吐水が行われると、槽体B内の水位が上昇するとともに、フロート18が浮力によって上昇し、フロート18のフランジ部が上流側の排水流路の内周に当接する。この時、第二排水流路と槽体Bの水位に差が生じ、当該水位の差に基づいて水量調節弁10に対して上流側から下流側(図8における左側から右側)へと圧力が加わる。当該圧力がスプリング20による反発力よりも小さい状態においては、水量調節弁10は閉塞を維持するが、更に吐水が行われ、槽体B内の水位が所定高さに達した際には、図10に示すように、第二排水流路と槽体Bの水位の差に基づく圧力がスプリング20による反発力を上回り、水量調節弁10が下流側へと押されて第二排水流路が開放される。従って、所定水位まで槽体B内に水等が貯留された状態より更に吐水が行われると、第二排水流路内の水等は折り返し部8を介してオーバーフロー排出口7よりアダプター4内に流入する。アダプター4内に流入した水等は合流部9において第一排水流路と合流し、排水トラップ19を介して下水側の配管(図示せず)へと排出される。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、余剰水等は全て第二排水流路を通じて下水側の配管へと排出されるため、槽体Bの水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する・排水栓装置13が操作されて止水弁17が上昇する等により、槽体Bの水位が所定高さより低くなると、水等による圧力がスプリング20の反発力を下回り、水量調節弁10が磁石11の反発によって再び左側へと移動し、第二排水流路を閉塞する。
尚、上記槽体B内に貯水が行われている際、フロート18が浮力によって上昇し、フランジ部が上流側の排水流路の内周に当接することにより、第二排水流路内の汚れ・ゴミ等が槽体B内に逆流することを防ぐことができる。一方で、フロート18は上方からの圧力が加わった際には下降するため、フロート18が上昇した状態であっても、上流側からの水等の排出を妨げることはない。
本発明の第二実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、第二排水流路を小型化することが可能となり、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付けを行うことが可能となる。
尚、本発明の排水配管においては、ナット21を回転させることによってスプリング20の反発力を調整することが可能になる。即ち、本発明は水量調節弁10に加わる力を調整することによって、槽体B内に貯留可能な水等の水位を調整することが可能となる。
尚、上記第二実施形態においては、水量調節弁10は止水面の傾きを保ったまま略水平に作動したが、止水面上方にヒンジ部を設け、ヒンジ部を軸として回動するようにして第二排水流路を閉塞/開放しても良い。
次に、図11乃至図14を用いて本発明の第三実施形態を説明する。尚、以下に記載する第三実施形態は、上記第一実施形態に対してオーバーフローユニット3のみが異なるため、その他の構成については上記第一実施形態と同一の番号を付与して説明を省略する。尚、以下に記載する第三実施形態は、上記第一実施形態と同様に、止水弁17によって開閉される第一排水流路と、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を有している。
第三実施形態に係るオーバーフローユニット3は、アダプター4、水量調節弁10より構成されている。
アダプター4は内部に後述する止水弁17が当接する弁座5を内部に有し、止水弁17によって開閉される第一排水流路を備えている。弁座5の上流側(上方)には、側面方向にオーバーフロー流入口6が開口しており、弁座5の下流側(下方)には、側面方向にオーバーフロー排出口7が開口している。尚、図14に示すように、オーバーフロー排出口7より排出された排水は合流部9にて第一排水流路と合流する。又、オーバーフロー流入口6とオーバーフロー排出口7は共に水平方向が長径側となる略長方形状であって、所定位置にて略垂直に屈曲した後に折り返し部8を介して連続し、水量調節弁10によって開閉される第二排水流路を備えている。
折り返し部8はその内部において水量調節弁10を有しており、第二排水流路は上流側及び下流側から正圧も負圧も生じていない状態において閉塞されている。
水量調節弁10は比重が水よりも大きい球体から成る弁体であって、オーバーフロー流入口6の下流側端部に着座している。即ち、水量調節弁10はその自重によって第二排水流路を閉塞する方向に付勢されており、所定以上の圧力が加わった際に下流側(上方)に押し上げられて移動し、第二排水流路を開放する構造となっている。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、図13に示すように、スイッチ部14が引き上げられている状態における水等の流れを説明する。当該状態において、インナーワイヤはスイッチ部14の引き上げに伴い後退しており、レバー16端部は上昇した状態となっている。従って、レバー16によって止水弁17は押し上げられており、第一排水流路は開放状態となっている。
上記止水弁17が上昇状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より排水口本体2、アダプター4、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
上記状態よりスイッチ部14が押し込まれると、インナーワイヤがレバー16側に突出し、レバー16端部が下降する。従って、止水弁17は自重によって下降し、止水弁17のパッキンが弁座5に当接することによって、図11、図12に示すように、第一排水流路が閉塞された状態となる。
上記止水弁17の下降状態において、水栓Fより排出された水等は排水口B1より排水口本体2を通じ、アダプター4内に流入するが、図12に示すように、止水弁17によって第一排水流路が閉塞されているため、上記アダプター4内に流入した水等はオーバーフロー流入口6より第二排水流路へと流入する。
しかし、上記第二排水流路は水量調節弁10によって流路が閉塞されているため、上記水等は水量調節弁10によって閉塞されている部分にまで流入し、槽体B内に水等が貯留される。
更に水栓Fより吐水が行われると、槽体B内の水位が上昇するとともに、フロート18が浮力によって上昇し、フロート18のフランジ部が上流側の排水流路の内周に当接する。この時、第二排水流路と槽体Bの水位に差が生じ、当該水位の差に基づいて水量調節弁10に対して上流側から下流側(図12における下方から上方)へと圧力が加わる。当該圧力が水量調節弁10の自重よりも少ない状態においては、水量調節弁10は閉塞を維持するが、更に吐水が行われ、槽体B内の水位が所定高さに達した際には、図14に示すように、第二排水流路と槽体Bの水位の差に基づく圧力が水量調節弁10の自重を上回り、水量調節弁10が下流側(上方)へと押し上げられて第二排水流路が開放される。従って、所定水位まで槽体B内に水等が貯留された状態より更に吐水が行われると、第二排水流路内の水等は折り返し部8を介してオーバーフロー排出口7よりアダプター4内に流入する。アダプター4内に流入した水等は合流部9において第一排水流路と合流し、排水トラップ19を介して下水側の配管(図示せず)へと排出される。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、余剰水等は全て第二排水流路を通じて下水側の配管へと排出されるため、槽体B内の水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する・排水栓装置13が操作されて止水弁17が上昇する等により、槽体B内の水位が所定高さより低くなると、水等による圧力が水量調節弁10の自重を下回り、水量調節弁10が下降することによって第二排水流路を閉塞する。
尚、上記槽体B内に貯水が行われている際、フロート18が浮力によって上昇し、フランジ部が上流側の排水流路の内周に当接することにより、第二排水流路内の汚れ・ゴミ等が槽体B内に逆流することを防ぐことができる。一方で、フロート18は上方からの圧力が加わった際には下降するため、フロート18が上昇した状態であっても、上流側からの水等の排出を妨げることはない。
本発明の第三実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、第二排水流路を小型化することが可能となり、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付けを行うことが可能となる。
尚、上記第三実施形態においては、水量調節弁10は球体から成る弁体であったが、楕円や非円形等、種々の形状を採用しても良い。又、水量調節弁10が一端にヒンジ部を有し、ヒンジ部を軸として自重により第二排水流路を閉塞/開放しても良い。
次に、図15乃至図18を用いて本発明の第四実施形態を説明する。尚、以下に記載する第四実施形態は、上記第一実施形態に対してオーバーフローユニット3及び排水栓装置13のみが異なるため、その他の構成については上記第一実施形態と同一の番号を付与して説明を省略する。尚、以下に記載する第四実施形態は、上記第一実施形態と同様に、止水弁17によって開閉される第一排水流路と、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を有している。
第四実施形態に係るオーバーフローユニット3は、アダプター4、水量調節弁10より構成されている。
アダプター4は内部に後述する水量調節弁10が当接する弁座5を内部に有し、当該水量調節弁10は内部に止水弁17を有している。従って、アダプター4は止水弁17によって開閉される第一排水流路と、水量調節弁10によって開閉される第二排水流路とを備えている。
水量調節弁10は弁部22、弁軸12、重り23より構成されており、支点24を中心として回動可能にアダプター4に固定されている。弁部22は上流側(上方)にゴム等から成るパッキンが取り付けられた止水面を有する弁体であって、平面視リング状であり、内部に後述する止水弁17が内部に固定されている。弁軸12はアダプター4内外を貫通する様に配置され、アダプター4内部側の端部に弁部22、他端(アダプター4外部側)に重り23が取り付けられ、支点24においてアダプター4に回動可能に固定されている。水量調節弁10は上記重り23の自重によって弁部22が上方へと付勢されており、第二排水流路を上流側及び下流側から正圧も負圧も生じていない状態において閉塞している。一方で、弁部22に対し、所定以上の圧力が加わった際には弁部22が下流側(下方)へ回動し、第二排水流路を開放する構造となっている。ここで、水量調節弁10は、重り23を取り付けられる位置によって弁部22に加わる上向きの圧力の強さを調整することができる。即ち、水量調節弁10は、重り23を弁軸12の端部側(アダプター4から離間する側)へ寄せることで弁部22へ加わる圧力を強め、支点24側へ寄せることで弁部22へ加わる圧力を弱めることができるものであって、第二排水流路を開放するために必要な圧力を調整することが可能となっている。
排水栓装置13は止水弁17を遠隔的に操作する装置であって、スイッチ部14、レリースワイヤ15から構成されている。
止水弁17は周囲にパッキンが嵌着された弁体であって、水量調節弁10の弁部22内部に配置されており、当該パッキンが上記弁部22に当接することで第一排水流路を閉塞する。
スイッチ部14は手動による押し引きを行う操作部であって、キャビネットKの天面上且つ水栓Fの背面に配置されている。
レリースワイヤ15は金属の撚り線であるインナーワイヤがチューブ状のアウターチューブ内に摺動可能に配置された部材であって、軸方向に剛性を有するとともに、側面方向に可撓性を有する。レリースワイヤ15はその一端がスイッチ部14の下端と連結しており、他端が止水弁17に取り付けられている。レリースワイヤ15はスイッチ部14の押動操作に応じてインナーワイヤが後退/突出する構造となっており、スイッチ部14に加えられた操作を直接止水弁17に伝達する。
即ち、スイッチ部14が押し込まれると、インナーワイヤが突出して止水弁17を突き上げることで止水弁17が弁部22から離間し、第一排水流路を開放状態とする。又、スイッチ部14が引き上げられるとインナーワイヤが後退し、止水弁17が下方に引き込まれることによって降下して第一排水流路が閉塞状態となる。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、図17に示すように、スイッチ部14が押し込まれている状態における水等の流れを説明する。当該状態において、インナーワイヤはスイッチ部14の押し込みに伴い突出しており、当該突出によって止水弁17は押し上げられて第一排水流路が開放状態となっている。
上記止水弁17が上昇状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より排水口本体2、アダプター4、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
尚、この時水量調節弁10は弁部22が弁座5に当接した状態となっており、第二排水流路は閉塞状態となっている。
上記状態よりスイッチ部14が引き上げられると、インナーワイヤがスイッチ部14側に後退し、止水弁17が下降する。従って、止水弁17のパッキンが水量調節弁10の弁部22に当接することによって、図15、図16に示すように、第一排水流路が閉塞された状態となる。
上記止水弁17の下降状態において、水栓Fより排出された水等は排水口B1より排水口本体2を通じ、アダプター4内に流入するが、図16に示すように、止水弁17によって第一排水流路が閉塞されており、且つ第二排水流路は水量調節弁10によって閉塞されているため、上記水等は槽体B内に貯留される。
更に水栓Fより吐水が行われると、槽体B内の水位が上昇する。この時、水量調節弁10の上方に貯留された水等によって、水量調節弁10の弁部22に対して上流側から下流側(図16における上方から下方)へと圧力が加わる。当該圧力が重り23によって弁部22に加えられた上向きの圧力に対して少ない状態においては、水量調節弁10は第二排水流路の閉塞を維持するが、更に吐水が行われ、槽体Bの水位が所定高さに達した際には、図18に示すように、水量調節弁10上に貯留された水位に基づく圧力が重り23による圧力を上回り、水量調節弁10が下流側へと押されて回動し、第二排水流路が開放される。従って、所定水位まで槽体B内に水等が貯留された状態より更に吐水が行われると、第二排水流路内の水等は弁部22を押し下げて、排水トラップ19を介して下水側の配管(図示せず)へと排出される。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、余剰水等は全て第二排水流路を通じて下水側の配管へと排出されるため、槽体Bの水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する・排水栓装置13が操作されて止水弁17が上昇する等により、槽体Bの水位が所定高さより低くなると、水等による圧力が重り23による圧力を下回り、弁部22が重り23の自重によって再び上昇し、第二排水流路を閉塞する。
本発明の第四実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、第二排水流路を小型化することが可能となり、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付けを行うことが可能となる。
又、上記第四実施形態においては、第一排水流路と第二排水流路が同一管体内に形成されているため、第二排水流路用の配管を設ける必要がない。
次に、図19乃至図21を用いて本発明の第五実施形態を説明する。尚、以下に記載する第五実施形態は、上記第一実施形態と同様の洗面台S及び槽体Bに取り付けられるため、洗面台S及び槽体Bは上記第一実施形態と同一の符番を付してその記載を省略し、槽体Bの排水口B1に連通される排水管1についての説明のみを行う。
排水管1は排水口B1に連通されて排水流路を形成する配管であって、排水口本体2、水量調節弁10、排水トラップ19より構成されている。尚、本実施形態における水量調節弁10は止水弁17を兼ねている。
排水口本体2は上部にフランジを有する略円筒状であって、排水口B1に挿通されている。又、排水口本体2は内部に水量調節弁10が当接する弁座5を有すると共に、筒状部分外周に雄螺子が形成されており、槽体Bの裏面(下面)に配置されたナットと螺合することによって排水口B1の周縁を挟持している。尚、排水口本体2のフランジと槽体Bの底面との間にパッキンが配置されており、排水口本体2は槽体Bに対して水密に接続されている。又、排水口本体2の下端は排水トラップ19に、パッキンとナットによって取り付けられている。
水量調節弁10は周囲にパッキンが嵌着された弁部22と、弁部22裏側より延設された弁軸12より成る弁体であって、排水口本体2に弁軸が固定されている。弁軸12は内部にロック機構(図示せず)及びモータ(図示せず)を備えており、弁部22に対して押動操作が加えられる毎に弁部22が上昇/下降することでパッキンが弁座5に対して当接/離間を繰り返すと共に、当該当接/離間状態をロック機構にて保持することができる。又、弁部22は内部に水圧感知機構25を備えている。
水圧感知機構25は槽体B内部に水等が貯留された際、弁部22上に加わる水圧を検知する装置であり、弁部22に対して所定以上の水圧が加わった際にモータを駆動させ、弁部22を上昇させる。そして、弁部22に加わる水圧が所定以下となった際に再びモータを駆動させ、弁部22を下降させ、パッキンを弁座5に当接させることができる。
排水トラップ19は側面視略S状の管トラップであり、内部に排水の一部を貯留することによって封水を形成し、下流側からの臭気や害虫等の侵入を防ぐ効果を有している。尚、排水トラップ19はその下端が図示しない配管と連結しており、内部に流入した排水を下水側の配管へ排出する。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、図21に示すように、水量調節弁10が上昇し、弁座5から離間している状態における水等の流れを説明する。当該状態において、排水口本体2の内部に形成された排水流路は開放されている。
上記水量調節弁10の上昇状態において、ロック機構は内部に配置されたギア(図示せず)が噛み合うことにより、当該水量調節弁10の上昇状態、即ち弁部22が弁座5から離間した状態を保持している。
上記水量調節弁10が上昇状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より排水口本体2、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
上記状態より弁部22に対して押動操作が加えられると、弁部22が下降するとともに、当該下降状態がロック機構により保持される。従って、弁部22のパッキンが弁座5に当接することによって、図20に示すように、排水口本体2の内部に形成された排水流路が閉塞された状態となる。即ち、本実施形態において、水量調節弁10は排水流路を閉塞する止水弁17としても機能している。
上記水量調節弁10の下降状態において、水量調節弁10によって排水流路が閉塞されているため、水栓Fより排出された水等は槽体B内に貯留される。
水栓Fからの吐水が継続され、槽体B内の水位が所定高さを超えた際、弁部22に加わる水圧より水圧感知機構25が槽体B内の水位を感知し、モータを駆動させる。モータの駆動により弁部22が上昇し、排水流路が開放されて槽体B内の水等が排水口本体2及び排水トラップ19を通じて下水側の配管(図示せず)へと排出される。尚、モータの駆動により弁部22が上昇した状態は図21と同様であるためその記載を省略している。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、水圧感知機構25によって弁部22が上昇し、余剰水等は下水側の配管へと排出されるため、槽体Bの水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する・排水栓装置13が操作されて水量調節弁10が上昇する等により、槽体B内の水位が所定高さより低くなり、弁部22に加わる水圧が所定以下となった際、水圧感知機構25が再びモータを駆動させて弁部22を下降させ、パッキンを弁座5に当接させて排水流路を閉塞する。
本発明の第五実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にもオーバーフロー機構を付与することが可能となる。
又、本発明の排水配管においては、上記各実施形態のように、オーバーフロー機構を構成する第二排水流路を別途備える必要がない。
尚、上記第五実施形態においては、水量調節弁10(止水弁17)が水圧感知機構25を備えており、弁部22上に加わる水圧より槽体B内の水位を感知していたが、当該水圧感知機構25に代えて、槽体B内に水位を感知する水位検知機構を備えることによって直接水位を感知し、モータを駆動させて弁部22を上昇/下降させる構造であっても良い。
又、必ずしも水量調節弁10が止水弁17を兼ねている必要は無く、水圧感知機構25若しくは水位感知機構を有する水量調節弁10に加えて、別途止水弁17を設けていても良い。この場合、槽体Bは底面に2箇所の排水口B1が開口していても良い。
次に、図22乃至図24を用いて本発明の第六実施形態を説明する。尚、以下に記載する第六実施形態は、上記第一実施形態と同様の洗面台S及び槽体Bに取り付けられるため、洗面台S及び槽体Bは上記第一実施形態と同一の符番を付してその記載を省略し、槽体Bの排水口B1に連通される排水管1についての説明のみを行う。尚、以下に記載する第六実施形態は、上記第一実施形態と同様に、止水弁17によって開閉される第一排水流路と、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を有している。
排水管1は排水口B1に連通されて排水流路を形成する配管であって、排水口本体2、止水弁17、水量調節弁10、排水トラップ19より構成されている。
排水口本体2は上部にフランジを有する略円筒状であって、排水口B1に挿通されている。又、排水口本体2は内部に止水弁17が当接する弁座5を有すると共に、筒状部分外周に雄螺子が形成されており、槽体Bの裏面(下面)に配置されたナットと螺合することによって排水口B1の周縁を挟持している。尚、排水口本体2のフランジと槽体Bの底面との間にパッキンが配置されており、排水口本体2は槽体Bに対して水密に接続されている。又、排水口本体2の下端は排水トラップ19に、パッキンとナットによって取り付けられている。
止水弁17はシリコン・ゴム等の弾性材から成る弁部22、硬質の樹脂材から成る本体部27、本体部27の上方に取り付けられた鎖部28から成る。弁部22は本体部27の外周に設けられており、弁部22が排水口本体2の弁座5と当接することによって排水流路を水密に閉塞する。本体部27は中央に後述する水量調節弁10が取り付けられる開口を有する。鎖部28は一端が本体部27に、他端が槽体Bに接続されたボールチェーンである。
水量調節弁10はシリコン・ゴム等の弾性素材より成り、筒体の一端を重ね合わせた正面視略漏斗状であって、内部に排水流路を有し、取付部29、傾斜面30、開閉部31より構成されている。取付部29は水量調節弁10の上端であって、止水弁17の本体部27内周に形成された凸部に嵌着されている。傾斜面30は水量調節弁10の両側面において、取付部29の下方より下流側に向けて延設され、一方の傾斜面30が対向する傾斜面30へ向けて漸次接近するように形成されている。開閉部31は水量調節弁10の下端に形成され、前記傾斜面30の対向する内周面同士が水量調節弁10の中心軸上で互いに当接し、当該当接状態のまま垂直方向に延設されることによって構成されている。即ち、開閉部31は上流側及び下流側から正圧も負圧も付与されていない状態において閉塞状態を維持している。
上記水量調節弁10は上流側より所定以上の圧力(水圧等)が付与された際に開閉部31が内側より押し広げられ、流路を開放する構造となっている。即ち、本実施形態では、排水口本体2はその内部において、止水弁17によって開閉される第一排水流路を形成し、止水弁17に取り付けられた水量調節弁10は、槽体B内の所定水位まで水等が貯留された際おいて、槽体B内の余剰水を排出する第二排水流路を形成している。
排水トラップ19は側面視略S状の管トラップであり、内部に排水の一部を貯留することによって封水を形成し、下流側からの臭気や害虫等の侵入を防ぐ効果を有している。尚、排水トラップ19はその下端が図示しない配管と連結しており、内部に流入した排水を下水側の配管へ排出する。
以下に、本発明の排水配管を通過する水等の流れを説明する。
まず、止水弁17が弁座5から離間している状態における水等の流れを説明する。当該状態において、排水口本体2の内部に形成された排水流路は開放されている。
上記止水弁17が弁座5より離間している状態において、水栓Fより吐水が行われた際、槽体Bに排出された水等は排水口B1より第一排水流路に流入し、排水口本体2、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。この時、排水トラップ19に流入した排水の一部は排水トラップ19の底面に貯留され、封水を形成する。
上記状態より止水弁17が排水口本体2に取り付けられ、弁部22が弁座5に当接されると、図23に示すように、排水口本体2内の排水流路が閉塞された状態となる。この時、第一排水流路は止水弁17によって閉塞され、第二排水流路は水量調節弁10によって閉塞されている。
上記止水弁17が排水口本体2に取り付けられた状態において、止水弁17によって第一排水流路が閉塞されているため、水栓Fより排出された水等は槽体B内に貯留される。この時、槽体B内の水位に基づいて水量調節弁10上に加わる圧力が開閉部31が閉塞可能な圧力を下回っている場合、開閉部31は閉塞を維持している。
水栓Fからの吐水が継続され、槽体B内の水位が所定高さを超えた際、槽体B内の水位に基づいて水量調節弁10上に加わる圧力が開閉部31によって閉塞可能な圧力を上回る。この時、当該圧力によって開閉部31が内側から押し広げられ、図23に示すように、開閉部31が開口し、第二排水流路が開放される。従って、所定水位まで槽体B内に水等が貯留された状態よりさらに吐水が行われると、余剰水等は第二排水流路より流入し、排水口本体2、排水トラップ19を通過して下水側の配管(図示せず)へと排出される。
即ち、所定水位を超えて貯留されようとした場合、余剰水等は全て第二排水流路を通じて下水側の配管へと排出されるため、槽体B内の水位は一定に保たれることとなり、槽体Bの上縁より余剰水等が溢れ出ることはない。
そして、水栓Fからの吐水が終了する、止水弁17が引き上げられる等により、槽体B内の水位が所定高さより低くなると、水等による圧力が開閉部31が閉塞可能な圧力を下回り、開閉部31が自身の弾性によって閉塞されることによって第二排水流路を閉塞する。
本発明の第六実施形態は以上であるが、本発明によれば、槽体B内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放する水量調節弁10を備えることにより、第二排水流路を小型化することが可能となり、従来の排水配管が採用不可能であった設備機器にも取り付けを行うことが可能となる。
又、本発明においては、水量調節弁10を有する止水弁17を取り付けることのみによって、設備機器にオーバーフロー機構を後付けすることが可能である。
尚、本発明の第六実施形態においては、止水弁17の内部に配置する水量調節弁10の開閉部31が閉塞を維持することによって槽体B内の水位を維持する構造となっている。従って、止水弁17に取り付けられる水量調節弁10を取り替えることによって、槽体B内に貯留可能な水位を適宜変更することが可能となる。例えば、硬度の高い水量調節弁10を取り付ける等、開閉部31を押し広げるために必要な圧力が高くなれば槽体B内に貯留可能な水位は高くなる。
本発明の各実施形態は以上であるが、本発明は各実施形態に記載した形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、第三実施形態に記載した排水配管においては、水量調節弁10と排水トラップ19との間の流路内に空気溜まりが生じることから、排水流路内に通気弁を設け、流路の空気をキャビネットK内に放出する構造としても良い。
又、本発明は上記各実施形態において記載した形状の洗面台の他、壁面から直接洗面ボウルが突出する形状を有する洗面台に採用されても良い。又、槽体Bは洗面ボウルに限られるものではなく、流し台のシンクや浴室の浴槽であっても良いものである。
1 排水管
2 排水口本体
3 オーバーフローユニット
4 アダプター
5 弁座
6 オーバーフロー流入口
7 オーバーフロー排出口
8 折り返し部
9 合流部
10 水量調節弁
11a、11b 磁石
12 弁軸
13 排水栓装置
14 スイッチ部
15 レリースワイヤ
16 レバー
17 止水弁
18 フロート
19 排水トラップ
20 スプリング
21 ナット
22 弁部
23 重り
24 支点
25 水圧感知機構
27 本体部
28 鎖部
29 取付部
30 傾斜面
31 開閉部
S 洗面台
B 槽体
B1 排水口
B2 化粧板
F 水栓
K キャビネット

Claims (8)

  1. 槽体の排水を行う排水配管であって、
    槽体内の水位が一定以上となった時に排水流路を開放する水量調節弁を備えることを特徴とする排水配管。
  2. 前記槽体は、底面に開口した排水口と、
    当該排水口と連通して排水流路を形成する排水管を備え、
    前記排水流路は、止水弁を有する第一排水流路と、
    上記止水弁の上流側から分岐し、前記水量調節弁を有する第二排水流路から成り、
    前記止水弁は、第一排水流路を閉塞することで吐水等を槽体内に貯留可能であって、
    前記水量調節弁は、槽体内の水位が一定以上となった時に第二排水流路を開放することを特徴とする請求項1に記載の排水配管。
  3. 前記槽体は、底面に開口した排水口と、
    当該排水口と連通して排水流路を形成する排水管を備え、
    前記水量調節弁は、上記排水流路を閉塞することで吐水等を槽体内に貯水可能な止水弁を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の排水配管。
  4. 前記水量調節弁が、
    磁石の反発又は吸引により排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管。
  5. 前記水量調節弁が、
    スプリングの反発又は収縮により排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管。
  6. 前記水量調節弁が、
    自重又は重りの質量によって排水流路を閉塞する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管。
  7. 前記水量調節弁が、
    任意の場所において水位若しくは水圧を検知するセンサを有し、
    当該センサによって検知した情報に基づいて可動し、排水流路の開閉を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水配管。
  8. 前記槽体は、槽体内の水位が一定以上となった時に水量調節弁によって排水流路が開放されて水位が調節される貯水可能高さが設定され、
    水量調節弁が、当該貯水可能高さより低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の排水配管。
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