JP7278556B2 - 排水装置 - Google Patents
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Description
又、上記サイホン現象が発生した際には、排水終了時に槽体の排水口やオーバーフロー排水口から空気が引き込まれ、不快音が発生する。
又、封水部よりも下流側に吸気弁等のサイホン発生防止装置を設ける従来の排水装置は、排水トラップに対してサイホン発生防止装置の取付口を形成する必要があり、排水トラップの形状が限定されてしまう。
前記槽体内の湯水を排出する排水口と、
前記排水口から連続する排水流路と、
前記排水口を開閉する弁部材から成る排水構造であって、
前記排水流路は、
内部に排水を貯留し、封水を形成する封水部を有する排水トラップと、
前記封水部の上流側に取り付けられ、前記封水部の上流側の前記排水流路内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置とを備え、
前記弁部材は、前記槽体内からの圧力が所定の値を超えた時に開口し、前記槽体内の湯水の内、所定水位以上の湯水を下水側に余剰水として排出する圧力弁を有し、
前記サイホン発生防止装置は、
前記圧力弁から前記封水部までの前記排水流路において、前記排水流路内に空気層を形成することによって前記余剰水によるサイホン現象の発生を防止することを特徴とする排水構造である。
前記槽体内の湯水を排出する排水口と、
前記排水口から連続する排水流路と、
前記排水口を開閉する弁部材から成る排水構造であって、
前記排水流路は、
内部に排水を貯留し、封水を形成する封水部を有する排水トラップと、
前記封水部の上流側に取り付けられ、前記封水部の上流側の前記排水流路内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置とを備え、
前記弁部材は、前記槽体内からの圧力が所定の値を超えた時に開口し、前記槽体内の湯水の内、所定水位以上の湯水を下水側に余剰水として排出する圧力弁を有し、
前記サイホン発生防止装置は、
前記圧力弁から前記封水部までの前記排水流路において、前記排水流路内に渦流を発生させることによって前記余剰水によるサイホン現象の発生を防止することを特徴とする排水構造である。
前記封水部内に取り付けられ、前記封水部内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水構造である。
平時において閉口方向に応力が加えられており、
前記槽体内の湯水から受ける水圧による応力が前記閉口方向への応力を上回った時に開口することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水構造である。
洗面ボウルBは上方が開口された箱状であって、底面には排水口本体1が取り付けられる取付口を備えている。
上記排水口本体1は洗面ボウルB底面に形成された取付口に挿通された後、洗面ボウルB下面に配置されたナットと螺合され、鍔部とナットにより取付口周縁を挟持することで固定されている。
旋回羽21は螺旋状に形成された2枚の羽根体であり、排水流路内を流れる排水に渦流を与えるよう構成されている。ここで、旋回羽21は排水流路の中心には達しておらず、当該中心には渦流によって空気層が形成される構造となっている。尚、旋回羽21の長さや設置数、傾斜角度や巻き数については本実施形態の形状等に限るものではない。
第一下り部31は最も上流側の排水流路であって、上記サイホン発生防止装置2の下端に接続されている。又、第一下り部31はその下端より屈曲し、第一屈曲部32と連続している。
第一屈曲部32は管体を約180°、略U字状に屈曲して形成され、前記第一下り部31と上り部33を繋ぐとともに、底部に清掃口が形成されている。
上り部33は下流側に向けて排水流路が上昇するように延設されており、第一屈曲部32の下流端と第二屈曲部34の上流端を繋いでいる。
第二屈曲部34は管体を約180°、略U字状に屈曲して形成されて、上り部33と第二下り部35を繋いでいる。
第二下り部35は上記第二屈曲部34の下流端より連続し、排水流路を垂下させるとともに、下端において更に下流側の排水流路と接続されている。
弁体下部56は上端が弁体上部53に接続されているとともに、中央下面に保持機構7が着脱可能に取り付けられている。
弁蓋57は弁体51とほぼ同径であり、弁体51及び圧力弁52を覆い隠すことで意匠面を形成する蓋部材であって、内部に磁石6aが埋設されている。尚、磁石6aは後述する圧力弁本体59内部に埋設された磁石6bと引き合うように配置されている。又、弁蓋57は下面外周において下方に向けて複数本延設された支柱58によって弁体51と連結されている。
圧力弁本体59は断面視略コの字状であって、弁体51内部を上下動自在に配置されており、上端に止水部510を有するとともに、内部に磁石6bが埋設されている。止水部510はゴム等の弾性部材から成るパッキンが嵌着されており、弁体51の貫通孔54下面に形成された弁座55に当接することで貫通孔54を水密的に閉塞する。
ケーシング71は内側面において、回転ギア73を所定角度回転させる固定ギア下部75と、回転ギア73と噛合する固定ギア上部76が配置されているとともに、外側面には排水中の毛髪等を補足するための目皿が形成されている。
弁軸72はケーシング71の中心に配置されているとともに、ケーシング71の上面を貫通し、上方へ向けて延設されており、その上端に取り付けられたOリングによって、弁体下部56に対して着脱可能に嵌合している。又、弁軸72には回転ギア73が回動可能且つ上下動不能に取り付けられている。
スプリング74はケーシング71底面に配置されており、弁軸72を上方に向けて付勢している。
まず、排水口11が開口している状態において、回転ギア73は固定ギア上部76とは噛合していない。従って、弁軸72はスプリング74の反発によって上方へと付勢され、弁部材5は上昇状態となっている。この時、回転ギア73は固定ギア上部76よりも上方に位置するとともに、圧力弁本体59に嵌着されたパッキンが排水口本体1から離間しているため、洗面ボウルB内の湯水は排水口11より下流側へと排出される。
上記弁部材5に対し、上方より弁蓋57を押し下げるように押動操作を行うと、弁部材5が下降するとともに、回転ギア73が固定ギア下部75によって所定角度回転する。ここで、使用者が手を離すと、スプリング74の反発によって弁軸72が若干上昇し、ケーシング71の上方に形成された固定ギア上部76と噛合することで、弁部材5の下降状態が保持される。
上記下降状態にある弁部材5に対して使用者が再度押動操作を加えると、再び弁軸72が下降するとともに、回転ギア73が固定ギア下部75によって所定角度回転し、固定ギア上部76との噛合が解除されることで弁部材5が上昇し、排水口11が開放される。
ここで、所定水位以上の湯水が洗面ボウルBに貯留されると、圧力弁52は、水圧により加わる応力が設定された値を超えることによって開口する。即ち、磁石6aと磁石6bが引き合う力よりも圧力弁本体59に加わる水圧が上回るため、圧力弁本体59が磁力に反して押し下げられる。この時、図5(b)に示すように、止水部510が弁座55から離間し、貫通孔54より洗面ボウルB内の余剰水が排出される。尚、当該排出された余剰水は弁体下部56の網目部分を通過し、下水側へと排出される。
上記排出に伴い洗面ボウルB内の水位が低下すると、圧力弁本体59に加わる水圧が徐々に低下する。そして、磁石6aと磁石6bが引き合う力が水圧よりも上回ると、再び圧力弁本体59が上昇する。この時、弁座55に止水部510が当接することによって圧力弁52が閉口することで湯水を貯留可能となる。
第二実施形態に係るサイホン発生防止装置2は、図6に示すように、偏芯位置にある上流側配管22と下流側配管23が接続部24において接続されており、当該接続部において、上流側配管22から流れる排水が下流側配管23の接線方向に流れることによって排水に渦流を付与し、空気層を形成する構造となっている。
又、図7(b)に示す第四実施形態のように、サイホン発生防止装置2は、壁部25によって排水を排水流路の内側面に向けて排出するよう付勢することで、排水流路の内側に空気層を形成する構造であっても良い。
11 排水口
2 サイホン発生防止装置
21 旋回羽
22 上流側配管
23 下流側配管
24 接続部
25 壁部
3 排水トラップ
31 第一下り部
32 第一屈曲部
33 上り部
34 第二屈曲部
35 第二下り部
36 封水部
5 弁部材
51 弁体
52 圧力弁
53 弁体上部
54 貫通孔
55 弁座
56 弁体下部
57 弁蓋
58 支柱
59 圧力弁本体
510 止水部
6a 磁石
6b 磁石
7 保持機構
71 ケーシング
72 弁軸
73 回転ギア
74 スプリング
75 固定ギア下部
76 固定ギア上部
S 洗面台
B 洗面ボウル
C キャビネット
Claims (4)
- 槽体と、
前記槽体内の湯水を排出する排水口と、
前記排水口から連続する排水流路と、
前記排水口を開閉する弁部材から成る排水構造であって、
前記排水流路は、
内部に排水を貯留し、封水を形成する封水部を有する排水トラップと、
前記封水部の上流側に取り付けられ、前記封水部の上流側の前記排水流路内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置とを備え、
前記弁部材は、前記槽体内からの圧力が所定の値を超えた時に開口し、前記槽体内の湯水の内、所定水位以上の湯水を下水側に余剰水として排出する圧力弁を有し、
前記サイホン発生防止装置は、
前記圧力弁から前記封水部までの前記排水流路において、前記排水流路内に空気層を形成することによって前記余剰水によるサイホン現象の発生を防止することを特徴とする排水構造。 - 槽体と、
前記槽体内の湯水を排出する排水口と、
前記排水口から連続する排水流路と、
前記排水口を開閉する弁部材から成る排水構造であって、
前記排水流路は、
内部に排水を貯留し、封水を形成する封水部を有する排水トラップと、
前記封水部の上流側に取り付けられ、前記封水部の上流側の前記排水流路内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置とを備え、
前記弁部材は、前記槽体内からの圧力が所定の値を超えた時に開口し、前記槽体内の湯水の内、所定水位以上の湯水を下水側に余剰水として排出する圧力弁を有し、
前記サイホン発生防止装置は、
前記圧力弁から前記封水部までの前記排水流路において、前記排水流路内に渦流を発生させることによって前記余剰水によるサイホン現象の発生を防止することを特徴とする排水構造。 - 前記排水構造は、
前記封水部内に取り付けられ、前記封水部内におけるサイホン現象の発生を防止するサイホン発生防止装置を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水構造。 - 前記圧力弁は、
平時において閉口方向に応力が加えられており、
前記槽体内の湯水から受ける水圧による応力が前記閉口方向への応力を上回った時に開口することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水構造。
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JP2019085958A JP7278556B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 排水装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019085958A JP7278556B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 排水装置 |
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JP2019085958A Active JP7278556B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 排水装置 |
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2019
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