JP6764563B2 - 水洗大便器装置 - Google Patents
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Description
従って、本発明は、意匠性の高い、設置作業が容易な、停電対応機能を備えた水洗大便器装置を提供することを目的としている。
このように構成された本発明によれば、水洗大便器本体背面側の目立たない位置に開口が形成されるので、より意匠性を高めることができる。また、本発明によれば、第1、第2ワイヤを容易に接続することができるので、開口が背面側であっても作業性が損なわれることがない。
このように構成された本発明によれば、ワイヤガイドにより第2ワイヤが所定の経路で取り回されるので、第2ワイヤにキンクが発生するのを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態による水洗大便器装置全体を示す斜視図であり、便蓋及び便座を上方位置まで回動させた状態を示している。図2は、本実施形態の水洗大便器装置の前後方向の全断面図であり、便蓋及び便座を取り外した状態を示している。
リム吐水口26から吐出された洗浄水は、リム吐水口26に連なるように形成された通水路を経て棚面16に導かれ、ボウル部20内を旋回することにより汚物受け面14を洗浄するようになっている。
図3は本実施形態の水洗大便器装置を斜め後方から見た斜視図であり、背面のカバー等(図示せず)を取り外した状態を示している。図4は、本実施形態の水洗大便器装置において、停電対応機能に関与する部分を取り出して示した斜視図である。図5は、本実施形態の水洗大便器装置に備えられている排水ソケットの断面図である。図6は、排水ソケットに内蔵されている弁体の移動機構を説明するための図である。図7は、本実施形態の水洗大便器装置において、排水ソケットの弁体を操作するワイヤを中継するための中継装置を示す図である。
図5に示すように、排水ソケット38は、排水ソケット本体54と、この排水ソケット本体54の上端に取り付けられたパッキン56と、排水ソケット本体54内部の通路を開閉する弁体42と、を有する。
排水ソケット本体54の下端にはベース部54aが設けられ、このベース部54aは、水洗大便器装置1を設置する床面F上に配置される。また、排水ソケット本体54の内部には、ベース部54aの底面から上端まで延びる湾曲した流路54bが形成されている。即ち、流路54bは、排水ソケット本体54上端の流入部54cから底面の流出部54dまで延びている。
図6に示すように、排水ソケット38には、開閉機構として、摺動溝58と、この摺動溝58に沿って摺動するスライダ60と、このスライダ60を付勢するコイルばね62と、スライダ60と弁体42の回転軸42aを連結するアーム64が設けられている。
さらに、スライダ60にはアーム64の一端が連結されており、アーム64の他端は弁体42の回転軸42aに連結されている。これにより、摺動溝58内でスライダ60が摺動されると、アーム64を介して回転軸42aが回動され、流路54b内の弁体42が開閉される。なお、図6に示すように、スライダ60がコイルばね62の付勢力により摺動溝58の下端に位置する状態では、弁体42は図5に示す「開位置」に位置する。
図7には、中継装置50に第1ワイヤ48が接続されていない状態が示されており、第1ワイヤ48を接続した状態が想像線で示されている。
図7に示すように、中継装置50は、直方体状のケース部材である筐体68と、筐体68の1つの面を覆う板状の蓋68aと、筐体68の内部に回転可能に配置されたプーリー70と、筐体68の内部に摺動可能に配置された接続部材72と、を有する。
まず、トイレ室の床面Fに施工された排水配管40に接続されるように、排水ソケット38を配置し、排水ソケット38を床面Fに固定する。この際、専用の位置決めシート(図示せず)を使用して、水洗大便器本体2が排水ソケット38に接続されたとき、水洗大便器本体2の背面下部開口10b(図3)が床面F上のどの位置に配置されるかを特定しておき、背面下部開口10bが位置する範囲を床面Fにマークしておく。次に、床面Fに固定された排水ソケット38から延びる第2ワイヤ52がマークされた背面下部開口10bの範囲を通り、且つ中継装置50がスカート部10の外側に位置するように、仮止めテープ(図示せず)等を使用して、第2ワイヤ52及び中継装置50を床面Fに仮止めしておく。これにより、水洗大便器本体2が所定の位置に配置されたとき、第2ワイヤ52は、背面下部開口10bを通ってスカート部10の外側に延びることとなり、第2ワイヤ52がスカート部10によって「踏まれる」のを防止することができる。
上述したように、本実施形態による水洗大便器装置1は、加圧ポンプ36を使用してゼット吐水が行われるので、停電時には通常の便器洗浄を実行することができない。このため、停電時には停電対応機能を使用して便器洗浄を行う必要がある。停電対応機能を使用する場合には、使用者は、まず、水洗大便器本体2後部の背面上部開口10a(図3)を覆っている化粧カバー(図示せず)を取り外してワイヤユニット44を露出させる。次いで、使用者は、ワイヤユニット44の把持部44bに指を掛け、第1インナーワイヤ48bを引く。
2 水洗大便器本体
4 便座
6 便蓋
8 機能部
10 スカート部
10a 背面上部開口
10b 背面下部開口
12 給水系機能部
14 汚物受け面
16 棚面
18 リム部
20 ボウル部
22 排水トラップ管路
22a 入口開口
22b 上昇管路
22c 屈曲部
22d 下降管路
24 リム通水路
26 リム吐水口
28 電磁弁(給水装置)
32 ゼット吐水口
34 貯水タンク
36 加圧ポンプ
38 排水ソケット
40 排水配管
42 弁体
42a 回転軸
44 ワイヤユニット
44a ワイヤユニット本体
44b 把持部
46 スイッチユニット
48 第1ワイヤ
48a 第1アウターチューブ
48b 第1インナーワイヤ
48c 係合片
50 中継装置
52 第2ワイヤ
52a 第2アウターチューブ
52b 第2インナーワイヤ
54 排水ソケット本体
54a ベース部
54b 流路
54c 流入部
54d 流出部
56 パッキン
58 摺動溝
60 スライダ
62 コイルばね
64 アーム
66 ワイヤガイド
68 筐体(ケース部材)
68a 蓋
70 プーリー(方向転換機構)
72 接続部材
74 仮止めテープ
Claims (4)
- 停電対応機能を備えた水洗大便器装置であって、
汚物を受けるボウル部、このボウル部の底部から延びる排水トラップ管路、及び上記ボウル部の周囲を囲うスカート部を備えた水洗大便器本体と、
上記排水トラップ管路の下流側に配置され、上記スカート部の内側で、上記排水トラップ管路と排水配管とを接続する排水ソケットと、
この排水ソケットに設けられ、上記排水ソケットの流路を開閉するために、開位置と閉位置の間で移動される弁体と、
上記水洗大便器本体に設けられ、上記停電対応機能の使用時において、使用者が上記弁体を閉位置に移動させるために操作される弁体操作部と、
上記弁体が閉位置に移動されている状態で、上記ボウル部に洗浄水を流入させる給水装置と、
上記弁体操作部に対する操作に基づく力を伝達するために、上記弁体操作部から延びる第1ワイヤと、
上記弁体を移動させるために、上記排水ソケットから延びる第2ワイヤと、
上記第1ワイヤに加えられた力が上記第2ワイヤに伝達されるように、上記第1ワイヤと上記第2ワイヤを中継するように構成され、更に、上記スカート部に設けられた開口を介して上記水洗大便器本体の内部に収納可能に構成されている中継装置と、
を有し、
上記中継装置は、ケース部材と、このケース部材の内部に配置された方向転換機構と、を有し、上記第1ワイヤ及び上記第2ワイヤは上記ケース部材の一側に接続され、上記方向転換機構は、上記第1ワイヤ及び上記第2ワイヤを上記ケース部材の一側に接続できるように、上記第1ワイヤに加えられた力を方向転換して上記第2ワイヤに伝達することを特徴とする水洗大便器装置。 - 上記水洗大便器本体の上記スカート部に設けられた開口は、上記水洗大便器本体の背面側に形成されている請求項1記載の水洗大便器装置。
- 上記弁体操作部は、使用者により加えられた操作力を上記第1ワイヤに直接伝達するように構成されると共に、使用者の操作に基づいて自動的に上記給水装置を作動させるように構成されている請求項1又は2に記載の水洗大便器装置。
- 上記排水ソケットは、上記第2ワイヤが所定の経路で取り回されるように、上記第2ワイヤを案内するワイヤガイドを有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
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