JP6821108B2 - ボルト・ナットの防錆キャップ - Google Patents

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本発明はボルト・ナットの防錆キャップに関する。
機械産業、建設業等では多くのボルト・ナットが使用されているが、その締結機能を保持するために腐食の防止、抑制が大きな課題である。特に、ボルト・ナットが外気等の腐食環境にさらされた状態で使用される場合、その重要性はさらに増大する。
従来からこの課題に対応するために多くの方式が提案されてきた。締結部にキャップを取り付けて腐食を防止する方式も一般に使用されている。例えば、締結部に樹脂系のキャップを固定する方式やキャップを専用のボルトで固定する方式である。しかし、樹脂系のキャップは固定が甘く、外れたり割れたりすることがあり、専用のボルトでキャップを固定する方式はその固定用ボルトが腐食してしまうという問題があった。
また、特許文献1には、橋梁,鉄橋,鋼構造物等のボルト部およびナット部に嵌合する耐腐食性金属被覆プラスチック製防錆キャップに関し、防食効果を発揮することのできる防錆キャップが記載されている。
特開平5−332335号公報
しかしながら、特許文献1の装置はボルト・ナットに対して防錆キャップを嵌合させて、キャップの内部を発泡体で充満させる方式であり、装置が複雑で製作、取り付けが困難であるという問題があった。
本発明は、締結部の座面の安定を目的としてボルト・ナットに挟み込んで使用される座金に着目し、この座金を利用して座金より上部を一体化した防錆キャップをボルト・ナットの締結部に固定する方式としたものである。この防錆キャップに注入口と空気抜き口を設けることで注入剤を注入し防錆を実現する。
本発明は、構造が単純で製作、取り付けが容易であり、現在使用中のボルト・ナットに合わせて製作し取り付けることも可能な応用範囲の広い防錆キャップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、被締結材料の表裏面に露出するボルト・ナットの防錆キャップであって、被締結材料と、ナットの座面との間に配設される第3の座金であって、第3の座金の外周部に雄ネジが設けられたものと、第3の座金の雄ネジと螺合される雌ネジを有する防錆キャップ用ナットと、ナットに被せる第3のキャップであって、防錆キャップ用ナットの雌ネジに螺合される雄ネジ部を有し、第3のキャップの内壁とナットとの間に注入される注入剤の注入口及び空気抜き口を有するものと、被締結材料と、ボルト頭部の座面との間に配設される第4の座金であって、第4の座金の外周部に雄ネジが設けられたものと、ボルト頭部に被せる第4のキャップであって、第4の座金の雄ネジと螺合される雌ネジ部と、第4のキャップの内壁とボルトの頭部との間に注入される注入剤の注入口及び空気抜き口を有するものを具備することを特徴とする。

本発明の防錆キャップは、ボルト・ナットと被締結材料との間に固定された座金の外周に雄ネジを切って、これに雌ネジを有する防錆キャップを取り付けることにより、容易に外れないものとすることができる。
さらに、防錆キャップの内部に、注入剤例えばコーキング剤等を注入、充填することにより水分・塩分・酸素等を遮断し、確実な腐食防止環境を維持することができる。
本発明の第1の実施形態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示す模式図である。
以下に、本発明の第1の実施形態について図を用いて説明する。まず、本実施形態の構成について説明する。
図1に示すように、被締結材料30と、ナット20の座面20aとの間に配設される第1の座金4aには外周部に雄ネジ4cが設けられている。ナット20に被せる第1のキャップ1には第1の座金4aの雄ネジ4cと螺合される雌ネジ部1aと、第1のキャップ1の内壁1bとナット20との間に注入される注入剤6の注入口1c及び空気抜き口1dが設けられている。被締結材料30と、ボルト頭部10aの座面10bとの間に配設される第2の座金4bには外周部に雄ネジ4dが設けられている。ボルト頭部10aに被せる第2のキャップ2には第2の座金4bの雄ネジ4dと螺合される雌ネジ部2aと、第2のキャップ2の内壁2bと上記ボルト頭部10aとの間に注入される注入剤6の注入口2c及び空気抜き口2dが設けられている。本実施形態では第1のキャップ1及び第2のキャップ2は各々座金4a及び座金4bに直接螺合にて固定される。
これらの防錆キャップ1、2には各内壁1b、2bと、ナット20及びボルト頭部10aとの間に注入される注入剤6の注入口1c、2c及び空気抜き口1d、2dが各々設けられていて、ここから注入剤6として例えばコーキング剤を注入して水分・塩分・酸素等を遮断することで腐食防止環境を維持する効果が期待できる。なお、上記注入口及び空気抜き口はいずれも共用とできる。
さらに、防錆キャップに充填された注入剤が固化することにより、ボルト・ナットと防錆キャップとの間に摩擦力が生じ、ゆるみ止め効果も期待できる。
防錆キャップの材質としては、プラスチック・陶磁器・ステンレス等種々の材質が使用でき、材質を選ばない。
注入剤についても目的に合わせて選択可能であり、コンパクトな防錆が可能となる。
本防錆キャップを取り付けたボルト・ナットについては、本防錆キャップの取り換えが容易に行える。
次に、第2の実施形態の構成について説明する。
図2に示すように、第3の座金4aの雄ネジ4cと螺合される雌ネジ5aを有する防錆キャップ用ナット5と、防錆キャップ用ナット5の雌ネジ5aに螺合される雄ネジ部3aを有するロングキャップ3であって、ロングキャップ3の内壁3bと上記ナット20との間に注入される注入剤6の注入口3c及び空気抜き口3dを有する。本実施形態では第3のキャップであるロングキャップ3は防錆キャップ用ナット5を介して座金4cに固定される。
本実施形態の防錆キャップは構造が単純であり、既設の一般のボルト・ナットに対しても容易に取り付けられる。図2に示すように、ナット20から突き出したボルト10のネジ部10cが長い場合にもロングキャップを寸法調整して製作するだけで対応可能であり、既設のボルト・ナットの構造変更等は不要であるため、種々のボルト・ナットによる締結部の防錆キャップとして広範囲に応用できる。
1 第1の防錆キャップ
1a 雌ネジ部
1b 内壁
1c 注入口
1d 空気抜き口
2 第2の防錆キャップ
2a 雌ネジ部
2b 内壁
2c 注入口
2d 空気抜き口
3 ロングキャップ
3a 雄ネジ部
3b 内壁
3c 注入口
3d 空気抜き口
4a 第1の座金
4b 第2の座金
4c、4d 雄ネジ
5 防錆キャップ用ナット
5a 雌ネジ
6 注入剤
10 ボルト
10a ボルト頭部
10b 座面
10c ネジ部
20 ナット
20a 座面
30 被締結材料

Claims (1)

  1. 被締結材料の表裏面に露出するボルト・ナットの防錆キャップであって、
    上記被締結材料と、ナットの座面との間に配設される第3の座金であって、該第3の座金の外周部に雄ネジが設けられたものと、
    上記第3の座金の雄ネジと螺合される雌ネジを有する防錆キャップ用ナットと、
    上記ナットに被せる第3のキャップであって、上記防錆キャップ用ナットの上記雌ネジに螺合される雄ネジ部を有し、上記第3のキャップの内壁と上記ナットとの間に注入される注入剤の注入口及び空気抜き口を有するものと、
    上記被締結材料と、ボルト頭部の座面との間に配設される第4の座金であって、該第4の座金の外周部に雄ネジが設けられたものと、
    上記ボルト頭部に被せる第4のキャップであって、上記第4の座金の雄ネジと螺合される雌ネジ部と、上記第4のキャップの内壁と上記ボルトの頭部との間に注入される注入剤の注入口及び空気抜き口を有するものと、
    を具備することを特徴とする、ボルト・ナットの防錆キャップ。
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