JP6302328B2 - いたずら防止ねじ - Google Patents

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本発明は、締め付けた後に取り外すことができないようにするためのいたずら防止ねじに関する。
従来から、盗難、いたずら等を防止することを目的として、締め付けた後に簡単に取り外すことができないねじが考案されている。このようなねじは、リセスを特殊形状にして専用工具でなければ緩めることができないようにしたものと、一定以上のトルクで締め付けるとねじの頭部が破断して実効的な回転力をねじ本体へ伝達できないようにしたものとに大別される。後者の代表例としては、特許文献1に示すボルト取り外し防止構造が知られている。このボルトは、頭部の外形が中細りになっており、一定以上のトルクで締め付けると、中細りに形成された箇所に応力が集中してここが破断するように構成されている。破断後の頭部は、ボルト本体との連結が解かれた部位(以下、破断頭部という)と、ボルト本体に連なって残存する頭部(以下、残存頭部という)とに分かれるが、残存頭部に回転工具を装着して緩めることができないようにするために、頭部(破断頭部及び残存頭部)には防護カバーが外装させてある。このような構成により、破断頭部あるいは防護カバーは、回転させたところで、残存頭部に対して空転するだけなので、実効的な回転力をボルト本体へ伝達することは不可能になっている。
特開2000−257623号公報
しかしながら、上記のボルト取り外し防止構造であっても、ボルト本体へ回転力を伝達できるよう回復せしめて取り外されてしまうことがあった。その手口とは、頭部と防護カバーとの隙間から接着剤を流し込むことにより、破断頭部と残存頭部とを接着固定し、あるいは残存頭部と防護カバーとを接着固定する方法である。
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、締め付けた後に簡単に取り外すことができないいたずら防止ねじを提供することを目的とする。
頭部及び軸部を備えるねじ本体と、このねじ本体の頭部表面に応力集中部を介して連結される破断頭部と、ねじ本体の頭部及び破断頭部を外装する防護カバーとから成り、破断頭部から応力集中部を介してねじ本体の頭部へトルクを伝達して一定以上のトルクでねじ本体を締め付けると、応力集中部が破断してねじ本体の頭部と破断頭部との連結が解かれるように構成されたいたずら防止ねじにおいて、 前記防護カバーは、樹脂製でねじ本体の頭部及び破断頭部に密着させてある一方、応力集中部が破断した場合、破断頭部及び防護カバーは密着した状態で、ねじ本体の頭部に対して空転するように構成されているいたずら防止ねじ。
また、前記防護カバーは、インサート成形によってねじ本体の頭部及び破断頭部に外装させてあることが好ましい。
また、前記ねじ本体の頭部及び破断頭部には、側面外周に段部が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、防護カバーの内部に接着剤を流し込めるだけの隙間ができないので、このような手口でねじが取り外されてしまう問題が無くなる。
また、防護カバーは、インサート成形によってねじ本体の頭部及び破断頭部に外装させてあるので、防護カバーと、ねじ本体の頭部及び破断頭部との密着性をより高めることができる。
また、前記ねじ本体の頭部及び破断頭部は、側面外周に段部が形成されているので、前記防護カバーを軸方向に引っ張って取り外すことができないようになっている。
本発明のいたずら防止ねじの正面図である。 本発明のいたずら防止ねじの縦断面図である。 本発明のいたずら防止ねじの平面図である。 本発明のいたずら防止ねじにおける他の実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1及び図2において、1は、本発明のいたずら防止ねじであり、頭部11と外周に雄ねじが成形された軸部12とから成るねじ本体10と、このねじ本体10の頭部表面11aに応力集中部20を介して連結される破断頭部30と、これらねじ本体10の頭部11、応力集中部20及び破断頭部30を外装する防護カバー40とから構成される。なお、図2においては、防護カバー40のみ断面形状が図示してある。
前記応力集中部20は、真ん中がくびれた形状をしており、ねじ本体10の頭部表面11a及び破断頭部30の底面に一体成形されこれらを連結している。
なお、前記応力集中部20の形状は真ん中がくびれたものに限定されるものではなく、所定のトルクで破断可能であれば種々の変形が可能であり、例えば軸状であってもよい。また、応力集中部20は、破断頭部30とねじ本体10に一体成形されるものでなくてもよく、所定のトルクでこれら破断頭部30とねじ本体10の頭部11との連結が解かれるものであれよい。例えば、破断頭部30とねじ本体10の頭部11とを接着剤で連結し、あるいは一体成形でなくこれらを連結させるようなものでもよい。
前記破断頭部30は、図3に示すように、その表面に十字穴30aを備えており、ここにドライバビット(図示せず)を係合させてトルクを加えると、ねじ本体10へトルクが伝達され、ねじ本体10を締め付けるように構成されている。このとき、一定以上のトルクでねじ本体10を締め付けると、応力集中部20のくびれ部20aが破断し、ねじ本体10と破断頭部30との連結が解かれるように構成されている。
前記防護カバー40は、前記破断頭部30の十字穴30a及びねじ本体10の頭部11の座面11bを除いて、前記ねじ本体10の頭部11、応力集中部20及び破断頭部30の全面を外装するように装着されている。また、この防護カバー40は、樹脂製でありインサート成形により装着されるため、防護カバー40の内部に接着剤を流し込めない程度に、ねじ本体10の頭部11、応力集中部20及び破断頭部30とは密着させてある。ただし、応力集中部20が破断してねじ本体10と破断頭部30との連結が解かれた際には、破断頭部20及び防護カバー40がねじ本体10に対して空転することは可能な程度に密着させてある。
また、前記ねじ本体10の頭部11の外径を応力集中部20の外径より大きく形成することにより、これらの境界には段部50が形成されている。同様に、破断頭部30の外径を応力集中部20の外径より小さく形成することにより、これらの境界には段部60が形成されている。さらに、ねじ本体10の頭部11は、側面外周にも段部70が形成されている。このように、段部50,60,70を備えることにより、本発明のいたずら防止ねじ1は、防護カバー40の軸方向への移動を規制し、防護カバー40を軸方向から引っ張って取り外すことができないように構成されている。加えて、段部50,70を備えることにより、仮に、防護カバー40の上端開口縁80及び下端開口縁90から接着剤を流し込まれても、これら段部50,70が関所として機能するため、応力集中部40にまで接着剤が流れ込みにくくなり、防護カバー40の内部全体に渡って接着剤が浸透することを防止する。このため、防護カバー40とねじ本体10の頭部11、及び破断頭部30とねじ本体10の頭部11が完全に固定されることもなく、ねじ本体を緩めることを不可能にしている。
なお、ねじ本体10の頭部11と同様に破断頭部30の側面外周にも段部を設けてもよい。また、段部に代えて頭部11及び破断頭部30の側面外周に溝を設けて、ここに防護カバー40を嵌め込むように外装させても、本発明の目的は達成できる。
以下、本発明のいたずら防止ねじおける第2の実施形態を図4に基づいて説明する。この形態では、破断頭部30’の側面途中から防護カバー40’を外装させてある。このように、破断頭部30の側面を一部露出させることで、破断頭部30の外形を六角等の多角形状にして六角レンチで締め付けることも可能となる。
本発明のいたずら防止ねじ1によれば、防護カバー40をインサート成形により装着するので、防護カバー40の内面と、ねじ本体10の頭部11、応力集中部20及び破断頭部30の側面との間に接着剤を流し込めるだけの隙間ができず、このような手口でねじが取り外されてしまう問題が無くなる。さらに、防護カバー40の外側からねじ本体10の頭部11を掴むように工具(図示せず)を装着してねじ本体10を緩めようとしても、防護カバー40が樹脂製であることにより、簡単に傷が付くため、緩めようとしたことを外観から簡単に発見することができる。
1 いたずら防止ねじ
10 ねじ本体
11 頭部
12 軸部
20 応力集中部
20a くびれ部
30 破断頭部
30a 駆動穴
40 防護カバー
50,60,70 段部
80 上端開口縁
90 下端開口縁

Claims (3)

  1. 頭部及び軸部を備えるねじ本体と、このねじ本体の頭部表面に応力集中部を介して連結される破断頭部と、ねじ本体の頭部及び破断頭部を外装する防護カバーとから成り、破断頭部から応力集中部を介してねじ本体の頭部へトルクを伝達して一定以上のトルクでねじ本体を締め付けると、応力集中部が破断してねじ本体の頭部と破断頭部との連結が解かれるように構成されたいたずら防止ねじにおいて、
    前記防護カバーは、樹脂製でねじ本体の頭部及び破断頭部に密着させてある一方、応力集中部が破断した場合、破断頭部及び防護カバーは密着した状態で、ねじ本体の頭部に対して空転するように構成されていることを特徴とするいたずら防止ねじ。
  2. 前記防護カバーは、インサート成形によってねじ本体の頭部及び破断頭部に外装させてあることを特徴とする請求項1に記載のいたずら防止ねじ。
  3. 前記ねじ本体の頭部及び破断頭部は、側面外周に段部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のいたずら防止ねじ。
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