JP2015227721A - ボルトとナットの緩み止め構造 - Google Patents

ボルトとナットの緩み止め構造 Download PDF

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良三 太田
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良三 太田
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Abstract

【課題】強い締付け力を必要とする並目ねじのボルトとナットの間に強力な緩み止めを行なう。【解決手段】通常用いられる右雄ねじのボルトの軸心部4に左雌ねじのボルトの雌ねじ孔5を穿ち、ボルトにナット10を締め込んだ後、この左雌ねじ孔に左雄ねじの廻り止めボルト6ねじ込んで、その頭部の端面9でナットの上面を押圧して振動等によりナットの緩むことを阻止するようにしたボルトとナットの緩み止めの構造。【選択図】図1

Description

本発明は強い締付け力を必要とする並目ねじボルトとナットの間に強力に緩み止めを行なおうとするものである。
緩み止めのためボルトにナットを固定する方法としては、ナットとボルトを貫通する共孔を開けここに割ピンを押込む方法があるが、この穿孔は面倒であり、又ころがり軸受を押え込む時に使用するナットは細目ねじであって、大きな荷重には耐えられず、座金の舌を折込む箇所も限られている、又ねじ面の摩擦力を高めるダブルナット式の緩み止めナットもあるが、この効果は不明である。
本発明は上部部材の上に座金を載せ、ナットを締め付けた後、緩み止用として特殊ボルトをその上より締め込むことにより強力なナットの緩み止めを行うものである。
先ず下部部材13にねじ込んだ後、その上に重ねた上部部材12を締め込む植込みボルト1と、下部部材と上部部材を重ねて締結する通しボルト2の両形式のボルトの外ねじ部3の軸心部4を穿孔した後、ここに雌ねじ孔5を形成する、このとき両形式のボルトの雄ねじが右ねじの場合は軸心部の雌ねじ孔5は逆に左ねじとし、これに嵌合する小径の廻り止めボルト6の雄ねじ7も左ねじとし、この廻り止めボルト6は両形式のボルトの外ねじ部3の先端を掩う形状の冠状の頭部8を持ち、その頭部の端面9はナットの上面に密接するように仕上げられている。
そして上部部材12に座金11を載せてナット10を最終まで締め込んだ後、廻り止めボルト6をその上に重ねて締め込み、両者を密接させておく。
振動等によりナット10の締め付けが緩もうとして、ナットが左回転しようとするとき、ナットに密接している廻り止めボルト6の頭部の端面9も左回転しようとする力が働く、しかし、この廻り止めボルトは左ねじであるので、ボルトの左雌ねじ孔にねじ込まれる方向に進もうとして、ナットを反対方向に強く押し戻す力が発生するため、ナットの回転は阻止されるようになる。
ボルトの外ねじ部3の軸心部4を穿孔した後、ここに雌ねじ孔を形成する代りに軸心部4に雌ねじの下孔を穿孔したままとし、廻り止めボルト6の左雄ねじ7の代りに取付けた左雄ねじのタッピングねじ16をそのままねじ込んでいき、頭部の端面9をナットの上面に密接させナットを押え込むようにする。
本発明の実施により並目ねじボルトにナットを強く締め込んだ後、強力な緩み止めが可能になり、鉄道車両等振動の激しいナットの脱落を防止しうるようになる。
本発明の実施形態の一例として、植込みボルトにナットと廻り止めボルトを締め込んだ状態の縦断面図 図1の平面図 本発明の実施形態の一例として、通しボルトにナットと廻り止めボルトを締め込んだ状態の縦断面図 図3の平面図
本発明のボルトとナットの緩み止めの構造は、下部部材12にねじ込んだ後、その上に重ねた上部部材12を締め込む植込みボルト1と、下部部材と上部部材を重ねて締結する通しボルト2の両形式のボルトに使用することができる。
両形式のボルトの外ねじ部3の軸心部4を穿孔した後、ここに雌ねじ孔5を形成する、このとき両形式のボルトの雄ねじが右ねじの場合は軸心部の雌ねじ孔5は逆に左ねじとし、これに嵌合する小径の廻り止めボルト6の雄ねじ7も左ねじとする、この廻り止めボルトの雄ねじは雌ねじ孔になるべく隙間なく噛み合うことが望ましい。
この廻り止めボルト6は両形式のボルトの外ネジ部3の先端を掩う形状の冠状の頭部8を持ち、その頭部の端面9はナットの上面に密接するように頭部の端面とナットの上面に滑り止めの加工を行ってもよい、又特にバイブレーターのように特に甚だしい振動が生じる時には頭部の端面より小ねじ孔14をあけ、これを通してナットの上面に止ねじ15をねじ込んでナットの緩み止めをより確実に行うことが出来る。
そして上部部材12に座金11を載せてナット10を最終まで締め込んだ後、廻り止めボルト6をその上に重ねて締め込み、両者を密接させておく、振動等によりナット10の締め付けが緩もうとして、ナットが左回転しようとするとき、ナットに密接している廻り止めボルト6の頭部の端面9も左回転しようとする力が働く、しかし、この廻り止めボルトは左ねじであるので、ボルトの左雌ねじ孔にねじ込まれる方向に進もうとして、ナットを反対方向に強く押し戻す力が発生するため、ナットの回転は阻止されるようになる。
猶廻り止めボルトは外ねじ部の軸心部4に穿孔した雌ねじ孔5とは圧入の嵌合をもち、且つ廻り止めボルトは小重量のため振動により単独に緩むことはない。
特にバイブレーター機械等振動の著しい機械に使用されるときは、廻り止めボルトの冠状頭部8に小ねじ孔14をあけて止めねじ15を捩じ込んで、ナットの上面に食い込ませて廻り止めボルトとナットとの間を一体とすることにより、ナットの確実な緩み止めを行うことができる。
ボルトの外ねじ部3の軸心部4を穿孔した後、ここに雌ねじ孔を形成する代りに軸心部4に雌ねじの下孔を穿孔したままとし、廻り止めボルト6の左雄ねじ7の代りに取付けた左雄ねじのタッピングねじ16をそのままねじ込んでいき、頭部の端面9をナットの上面に密接させナットを押え込むようにする。
この方法は中小のボルトに使用することにより、ボルトの製作コストを低減することが出来る。
1・・・植込みボルト 2・・・通しボルト
3・・・ボルトの外ねじ部 4・・・ボルトの軸心部
5・・・ボルトの雌ねじ孔 6・・・廻り止めボルト
7・・・廻り止めボルトの雄ねじ 8・・・廻り止めボルトの冠状頭部
9・・・廻り止めボルトの冠状頭部の端面 10・・・ナット
11・・・座金 12・・・上部部材
13・・・下部部材
14・・・廻り止めボルトの冠状頭部の小ねじ孔
15・・・止めねじ 16・・・タッピングねじ

Claims (2)

  1. ボルトとナットの緩み止めの構造において、先ず下部部材(13)にねじ込んだ後、その上に重ねた上部部材(12)を締め込む植込みボルト(1)と、下部部材と上部部材を重ねて締結する通しボルト(2)の両形式のポルトの外ねじ部(3)の軸心部(4)を穿孔した後、ここに雌ねじ孔(5)を形成する、このとき両形式のボルトの雄ねじが右ねじの場合は軸心部の雌ねじ孔(5)は逆に左ねじとし、これに嵌合する小径の廻り止めボルト(6)の雄ねじ(7)も左ねじとし、この廻り止めボルト(6)は両形式のボルトの外ねじ部(3)の先端を掩う形状の冠状の頭部(8)を持ち、その頭部の端面(9)はナットの上面に密接するように仕上げられている、そして上部部材(12)に座金(11)を載せてナット(10)を最終まで締め込んだ後、廻り止めボルト(6)をその上に重ねて締め込み、両者を密接させておく、振動等によりナット(10)の締め付けが緩もうとして、ナットが左回転しようとするとき、ナットに密接している廻り止めボルト(6)の頭部の端面(9)も左回転しようとする力が働く、しかし、この廻り止めボルトは左ねじであるので、ボルトの左雌ねじ孔にねじ込まれる方向に進もうとして、ナットを反対方向に強く押し戻す力が発生するため、ナットの回転は阻止されるようになる、ボルトとナットの緩み止めの構造。
  2. 請求項1に記載のボルトとナットの緩み止めの構造において、ボルトの外ねじ部(3)の軸心部(4)を穿孔した後、ここに雌ねじ孔を形成する代りに軸心部(4)に雌ねじの下孔を穿孔したままとし、廻り止めボルト(6)の左雄ねじ(7)の代りに取付けた左雄ねじのタッピングねじ(16)をそのままねじ込んでいき、頭部の端面(9)をナットの上面に密接させナットを押え込むようにした、ボルトとナットの緩み止めの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112576605A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 河南航天精工制造有限公司 一种螺母防松脱组件及防松脱螺栓螺母组件
JP7312494B1 (ja) 2022-05-09 2023-07-21 輝翔精密有限公司 振動防止逆止め締付けボルト構造

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