JP2016011749A - ボルトとナットの緩み止め構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】強い締付け力を必要とする並目ねじのボルトとナットの間に強力な緩み止めを行う。【解決手段】上部部材7と下部部材8を重ねて締結するボルト1の右ねじの締付用ねじ部2の先端に、このねじ部の谷径より少し小径の左ねじの緩み止用ねじ部3を付属させ、上部部材7と下部部材8を右ねじの締付用ナット4により強く締結した後、左ねじの緩み止用ねじ部3に左ねじの緩み止用ナット5を重ねて締めこんで、右ねじの締付用ナット4の緩み止めを行なうようにした、ボルトとナットの緩み止めの構造。【選択図】図1
Description
本発明は強い締付け力を必要とする並目ねじボルトとナットの間に強力に緩み止めを行なおうとするものである。
緩み止めのためボルトにナットを固定する方法としては、ナットとボルトを貫通する共孔を開けここに割ピンを押込む方法があるが、この穿孔は面倒であり、又ころがり軸受を押え込む時に使用するナットは細目ねじであって、大きな荷重には耐えられず、座金の舌を折込む箇所も限られている、又ねじ歯の摩擦力を高めるダブルナット式の緩み止めナットもあるが、この効果は不明である。
本発明は上部部材の上に座金を載せ、ナットを最終まで強く締め切ったそのままの位置で、特殊な緩み止めの方法により強力なナットの緩み止めを行なう。
上部部材7と下部部材8を重ねて締結するボルト1の、右ねじの締付用ねじ部2の先端に引続いて、このねじ部2の谷径より少し小径の左ねじの緩み止用ねじ部3を設置しておく、上部部材7に座金6を載せて右ねじの締付用ナット4を最終まで締め込んだ後、先端の緩み止用ねじ部3に左ねじ緩み止用ナット5をねじ込んで、締付用ナット4を強く押圧しておく。
振動等により締付用ナット4が緩む方向に左回転しようとするとき、これに密接している緩み止用ナット5も摩擦により左回転しようとする力が働く、しかしこの緩み止用ナット5は左ねじであるのでボルトの頭の方向に進もうとして、締付用ナット4を反対方向に強く押戻す力が発生するため、締付用ナットの回転は阻止されるようになる。
右ねじの締付用ナット4と緩み止用ナット5との接触面の摩擦を大きくするために、図3のように締付用ナットの上面に円錐台の突起11を設け、緩み止用ナットの下面にこれに密接する凹み12を設けることもできる。
本発明の実施により並目ねじボルトにナットを強く締め込んだ後、強力な緩み止めが可能になり、鉄道車両等振動の激しいナットの脱落を防止しうる。
本発明のボルトとナットの緩み止の構造に上部部材7と下部部材8を重ねて締結するボルト1の、右ねじの締付用ねじ部2の先端に引続いて、このねじ部2の谷径より少し小径の左ねじの緩み止用ねじ部3を設置しておく、上部部材7に座金6を載せて右ねじの締付用ナット4を最終まで締め込んだ後、先端の緩み止用ねじ部3に左ねじ緩み止用ナット5をねじ込んで、締付用ナット4を強く押圧しておく、締付用ナット4の上面及び緩み止用ナット5の下面には滑り止め加工を行なってもよい。
振動等により締付用ナット4が緩む方向に左回転しようとするとき、これに密接している緩み止用ナット5も摩擦により左回転しようとする力が働く、しかし、この緩み止用ナット5は左ねじであるのでボルトの頭の方向に進もうとして、締付用ナット4を反対の方向に強く押戻す力が発生するため、締付用ナットの回転は阻止されるようになる。
特にバイブレーター機械等振動の著しい機械に使用されるときは、緩み止用ナット5に小ねじ孔9をあけて、止めねじ10をねじ込んで締付用ナットの上面に喰いこませて、両者を一体とすることにより確実な緩み止めを行うことができる。
1・・・ボルト 2・・・ボルトの締付用ねじ部
3・・・ボルトの緩み止用ねじ部 4・・・締付用ナット
5・・・緩み止用ナット 6・・・座金
7・・・上部部材 8・・・下部部材
9・・・緩み止用ナットの小ねじ孔 10・・・止めねじ
11・・・締付用ナット上面の突起 12・・・緩み止用ナット下面の凹み
3・・・ボルトの緩み止用ねじ部 4・・・締付用ナット
5・・・緩み止用ナット 6・・・座金
7・・・上部部材 8・・・下部部材
9・・・緩み止用ナットの小ねじ孔 10・・・止めねじ
11・・・締付用ナット上面の突起 12・・・緩み止用ナット下面の凹み
Claims (2)
- ボルトとナットの緩み止めの構造において、上部部材(7)と下部部材(8)を重ねて締結するボルト(1)の右ねじの締付用ねじ部(2)の先端に引続いて、このねじ部(2)の谷径より少し小径の左ねじの緩み止用ねじ部(3)を設置しておく、上部部材(7)に座金(6)を載せて、右ねじの締付用ナット(4)を最終まで締め込んだ後、先端の緩み止用ねじ部(3)に左ねじ緩み止用ナット(5)をねじ込んで、締付用ナット(4)を強く押圧しておく、振動等により締付用ナット(4)が緩む方向に左回転しようとすると、これに密接している緩み止用ナット(5)も摩擦により左回転しようとする力が働く、しかし、この緩み止用ナット(5)は左ねじであるのでボルトの頭の方向に進もうとして、締付用ナット(4)を反対方向に強く押戻す力が発生するため、締付用ナットの回転は阻止されるようにしたボルトとナットの緩み止めの構造。
- ボルトとナットの緩み止めの構造において、ボルトの右ねじの締付用ねじ部(2)と右ねじの締付用ナット(4)の代わりに左ねじの締付用ねじ部及び左ねじの締付用ナットを使用し、左ねじの緩み止用ねじ部(3)と左ねじの緩み止用ナット(5)の代わりに右ねじの緩み止用ねじ部及び左ねじの緩み止用ナットを使用して緩み止めを行なうようにした、ボルトとナットの緩み止めの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014145417A JP2016011749A (ja) | 2014-06-29 | 2014-06-29 | ボルトとナットの緩み止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014145417A JP2016011749A (ja) | 2014-06-29 | 2014-06-29 | ボルトとナットの緩み止め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016011749A true JP2016011749A (ja) | 2016-01-21 |
Family
ID=55228596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014145417A Pending JP2016011749A (ja) | 2014-06-29 | 2014-06-29 | ボルトとナットの緩み止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016011749A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170121419A (ko) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 케이씨테크주식회사 | 회전방지용 볼트 및 그 체결구조 |
CN110886761A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-03-17 | 安顺中安安装工程有限公司 | 一种螺纹防松装置 |
CN111550488A (zh) * | 2019-02-10 | 2020-08-18 | 徐立新 | 一种防松螺栓 |
JP2021004030A (ja) * | 2020-08-31 | 2021-01-14 | オージー技研株式会社 | 搬送車およびキャスターの抜け止め構造 |
-
2014
- 2014-06-29 JP JP2014145417A patent/JP2016011749A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110886761A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-03-17 | 安顺中安安装工程有限公司 | 一种螺纹防松装置 |
JP2021004030A (ja) * | 2020-08-31 | 2021-01-14 | オージー技研株式会社 | 搬送車およびキャスターの抜け止め構造 |
JP6998621B2 (ja) | 2020-08-31 | 2022-01-18 | オージー技研株式会社 | 搬送車およびキャスターの抜け止め構造 |
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