JP2015203492A - 緩み止めナット - Google Patents
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Abstract
【課題】第1ナット(1)の凸部(5)と第2座金(2)の凹部(7)とを偏心して嵌合させた緩み止めナットに於いて、猛烈な振動が加わった場合であっても、第1ナット(1)とネジ軸に生じる応力が低下しないようにして優れた緩み止め効果を発揮するロックナットを提供する。【解決手段】本発明のロックナットは、第1ナット(1)と第2座金(2)とからなり第1ナット(1)にはネジ孔(3)の周りにテーパー状外周面(4)を有する凸部(5)が形成され、該凸部(5)のテーパー状外周面(4)はネジ部(3)と同心となっており、第2座金(2)には第1ナット(1)の凸部(5)が嵌合する凹部(7)が形成され、該凹部(7)のテーパー状内周面(6)は内周面(8)に対して微小量偏心されたことを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、締め付けナットを緩み止めするのに用いられるロックナットに関するものである。
従来は、締め付けナットを締め付けて、緩み止めをするには2個のナットを締め付けて緩まないようにしていた。
これは次のような欠点があった。従来は、締め付けナットを締め付けて緩み止めをするには2個のナットを締め付けて、お互いのナット同志を押し付けあって緩まないようにしていた。作業内容はナットを2個、締め付け作業を行うものであるため、作業時間が長くなっていた。又、この従来の方法では完全な緩み止め効果は無く、猛烈な振動が加わると簡単に緩む構造であった。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
上記の課題を解決するため、本発明のロックナットは、第1ナット(1)と第2座金(2)を設ける。本発明は、以上の構成よりなるロックナットである。
第1ナット(1)の凸部(5)と第2座金(2)の凹部(7)とを偏心して嵌合させた緩み止めナットに於いて、第1ナット(1)を回転させて締め付けることに依り、テーパー状外周面(4)がテーパー状内周面(6)に接触する。第2座金(2)の内周面(8)はボルト軸径よりも僅かに大きい径でボルト軸に嵌合している。又、第2座金(2)のテーパー状内周面(6)は内周面(8)と微小量偏心している。テーパー状内周面(6)が偏心しているので、第1ナット(1)を締め付けると、テーパー状外周面(4)がテーパー状内周面(6)に押されることに依り、ネジ孔(3)がボルト軸のネジ山面に強力に押し付けられる。そのため、ボルト軸のネジ山と第1ナットのネジ山と間に摩擦力が発生し、第1ナット(1)が緩むことを防止できる。この形状の特長は、テーパー状内周面(6)とボルト軸と間で直接に、テーパー状外周面(4)を挟み込むことにあります。本発明の効果に依れば、たとえ第1ナット(1)にて締結されたボルト軸に猛烈な振動が加わった場合であっても、ボルト軸とネジ孔(3)の間で第1ナット(1)が緩む応力を防止して、優れた緩み止め効果を発揮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。実施例として、図1、図2、図3、図4によってロックナットに基づいて説明する。図1は使用状態を示す斜視図、図2は使用状態を示す断面図、図3は第1ナットの断面図、図4は第2座金の断面図である。このロックナットを使用する場合は、従来より使用されているナットと同じように、第1ナットを締め付ければ取り付け完了する。
1 第1ナット
2 第2座金
3 ネジ孔
4 凸部テーパー状外周面
5 凸部
6 凹部テーパー状内周面
7 凹部
8 内周面
2 第2座金
3 ネジ孔
4 凸部テーパー状外周面
5 凸部
6 凹部テーパー状内周面
7 凹部
8 内周面
Claims (1)
- 第1ナット(1)と第2座金(2)とからなり、第1ナット(1)にはネジ孔(3)の周りに軸方向外方にしたがって縮径するテーパー状外周面(4)を有する凸部(5)が形成され、ネジ孔(3)とテーパー状外周面(4)は同心となっており、第2座金(2)には第1ナット(1)の凸部(5)が嵌合するテーパー状内周面(6)を有する凹部(7)と、ボルト軸外径と微小の隙間を有する内周面(8)を形成し、テーパー状内周面(6)と内周面(8)は微小量偏心したことを特徴とする緩み止めナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014094179A JP2015203492A (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 緩み止めナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014094179A JP2015203492A (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 緩み止めナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015203492A true JP2015203492A (ja) | 2015-11-16 |
Family
ID=54597051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014094179A Pending JP2015203492A (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 緩み止めナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015203492A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-04-11 JP JP2014094179A patent/JP2015203492A/ja active Pending
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