JP2017120118A - ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 - Google Patents

ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 Download PDF

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JP2017120118A
JP2017120118A JP2015257893A JP2015257893A JP2017120118A JP 2017120118 A JP2017120118 A JP 2017120118A JP 2015257893 A JP2015257893 A JP 2015257893A JP 2015257893 A JP2015257893 A JP 2015257893A JP 2017120118 A JP2017120118 A JP 2017120118A
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良三 太田
Ryozo Ota
良三 太田
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Abstract

【課題】強力な締付け力を必要とする並目ねじのボルトに予め溝加工又は穿孔等を施すことなく、特殊な構造の締付ナットと緩み止ナットでボルトの雄ねじに締付け、喰い込ませて確実なナットの緩み止めを行う。【解決手段】ボルトに締め込むナットの緩み止めの構造において、締付ナット3の上部に円錐台部7を設け、この周面8より内方に貫通したピン用孔10に円筒形ピン11が圧入され、この締付ナット3がねじ込まれた上より緩み止ナット15を重ねてねじ込むことにより、円筒形ピンが緩み止ナットの円錐形穴16の内周傾斜面によりボルトに向けて押出され、円筒形ピンの喰込用櫛歯13がボルトの雄ねじ2の山頂に喰込むことにより、締付ナットの回転を阻止するようにした締付ナットの緩み止めの構造。【選択図】図1

Description

本発明は強い締付け力を必要とする並目ねじボルトに締め込んだナットの緩み止めを行う方法である。
緩み止めのためボルトにナットを固定する方法としては、ナットとボルトを貫通する共孔を開けここに割ピンを押込んで固定する方法があるが、この穿孔は現地で行うこともあり面倒であり、又一度ねじ戻しの後、再びナットを締めこむときは合致しない欠点があり、又ころがり軸受を押え込む時に使用するナットは細目ねじであり、大きな荷重には耐えきれず、しかも軸には溝加工を必要とし、又座金の舌の折込み箇所も限られている、そのためこの方法を並目ねじボルトに用いることは不適である、又ねじ面の摩擦力を高めるためのダブルナット式の緩み止めナットもあるが、この効果は不明である。
本発明は強力な締付け力を必要とする並目ねじのボルトに予め溝加工又は穿孔を施すことなく、特殊な構造の締付ナットの円筒形ピンを緩み止ナットによりボルトの雄ねじの山に喰い込ませて、確実にナットの緩み止めを行う、その上緩み止ナットの下端を締付ナットの肩部上面に結合させる。
締付ナット3の肩部上面5に円錐台部7を設け、この円錐台部周面8より内方に貫通したピン用孔10に円筒形ピン11が圧入され、この締付ナット3がねじ込まれた上より緩み止ナット15を重ねてねじ込むことにより、円筒形ピンが緩み止ナットの円錐形穴16の内周傾斜面によりボルトに向けて押出され、円筒形ピンの内側端面の数本の喰込用櫛歯13がボルトの雄ねじ2の山頂に直交して食込むことにより、締付ナットの回転を阻止するようにする。
又締付ナット3に重ねてねじ込んだ緩み止ナットが戻り回転することを防ぐために、緩み止ナットの鍔17の外周面に穿孔された小孔18に、楕円形先端をもつ棒状工具20を打ち込むことにより、小孔の下側肉部19を押し下げて締付ナット3の肩部上面5に刻まれた喰込用円周歯6に喰込ませることにより締付ナットに対し、緩み止ナットを回転不能に結合するようにする。
本発明の実施により並目ねじボルトにナットを強く締め込んだ後、確実な緩み止めが可能になり、鉄道車両等振動の激しいナットの脱落を防止しうるようになる。
本発明の実施形態の一例として、ボルトに締付用ナットと緩み止用ナットを締め込んだ状態の縦断面図 図1の平面図 図1のA‐A断面図 図1、図2及び図3に組込まれている円筒形ピンの正面図 図4の左側面図 図4の右側面図 本発明の実施時に使用する棒状工具の正面図 図7の左側面図
締付ナット3の肩部上面5に円錐台部7を設け、この円錐台部周面8より内方に向い1〜2本のピン用孔10を貫通し、そしてここに図4、図5及び図6に示したような2本の円筒形ピン11を円錐台部の相向う2ケ所のピン用孔10にやや強く圧入する、この円筒形ピンの内側端面には焼入硬化した数本の喰込用櫛歯13が設けられ、又その外側端面12の傾斜角度は円錐台部7の傾斜と同一にしている、この円筒形ピン11を円錐台部の相向う2ケ所のピン用孔10に差し込んだとき、この両円筒ピンの内側端面の櫛歯13をボルトの雄ねじ2の山頂に密接させ、そしてその2本の円筒ピンの外側端面12を円錐台部の外周面8より僅かに突出させておくことにより、締付ナットに重ねて緩み止ナット1をボルトにねじ込んでいくと、円筒形ピンの外周面は緩み止ナットの円錐形穴16の内面に押されて、先程突出させておいた寸法だけ内側端面の櫛歯13はボルトの雄ねじ2の山頂に食込むことになって、締付ナットの回転が阻止されるようになる、この食込み代はあまり大きくする必要がなく緩み止ナットを戻した後、締付ナットを戻すときの障害の恐れはない、又ボルトの強度を低下させる恐れはない。
円筒形ピン11の外周面には縦溝14が設けられており、この縦溝を円錐台部の上面9に向うようにピン用孔10に挿入した後、円錐台部の上面を平タガネ形の工具により打撃して、その上面の肉部を押し下げて円筒形ピンの縦溝14に喰い込ませることにより、円筒形ピンの喰込用櫛歯はボルトの雄ねじ2の山頂に直交の位置に保ち、且締付ナットの締込み作業中、円筒形ピンの脱落を防止することができる。
締付ナット3に重ねてねじ込んだ緩み止ナットが戻り回転することを防ぐために、緩み止ナットの鍔17の外周面に穿孔された小孔(18)に、楕円形先端をもつ棒状工具(20)を打ち込むことにより、小孔の下側肉部(19)を押し下げて締付ナット(3)の肩部上面(5)に刻まれた喰込用円周歯(6)に喰込ませることにより締付ナットに対し、緩み止ナットを回転不能に結合することができる、これにより激しい振動によっても緩み止ナットは戻ることはなく、従って締付ナットの円筒形ピンの喰込みは緩むことがないので、完全な締付ナットの緩み止めを実現できる、そして激しい振動に対しても長時間耐えることが可能になり、又油に浸されても緩むことはない。
1・・・ボルト 2・・・ボルトの雄ねじ
3・・・締付ナット 4・・・締付ナットの雌ねじ
5・・・締付ナットの肩部上面 6・・・肩部上面の喰込用円周歯
7・・・締付ナットの円錐台部 8・・・円錐台部の外周面
9・・・円錐台部の上面 10・・・円錐台部の円筒形ピン用孔
11・・・円筒形ピン 12・・・円筒形ピンの外側端面
13・・・円筒形ピンの内側端面の喰込用櫛歯 14・・・円筒形ピン外周面の縦溝
15・・・緩み止ナット 16・・・緩み止ナットの円錐形穴
17・・・緩み止ナットの鍔部 18・・・鍔部の外周面の小孔
19・・・小孔の下側の肉部 20・・・棒状工具
21・・・上部材 22・・・上部材のボルト孔
23・・・下部材

Claims (2)

  1. ボルトに締め込むナットの緩み止めの構造において、締付ナット(3)の肩部上面(5)に円錐台部(7)を設け、この円錐台部周面(8)より内方に貫通したピン用孔(10)に円筒形ピン(11)が圧入され、この締付ナット(3)がねじ込まれた上より緩み止ナット(15)を重ねてねじ込むことにより、円筒形ピンが緩み止ナットの円錐形穴(16)の内周傾斜面によりボルトに向けて押出され、円筒形ピンの内側端面の数本の喰込用櫛歯(13)がボルトの雄ねじ(2)の山頂に直交して食込むことにより、締付ナットの回転を阻止するようにしたボルトに締め込むナットの緩み止めの構造。
  2. 請求項1に記載のボルトに締め込むナットの緩み止めの構造において、締付ナット(3)に重ねてねじ込んだ緩み止ナットが戻り回転することを防ぐために、緩み止ナットの鍔(17)の外周面に穿孔された小孔(18)に、楕円形先端をもつ棒状工具(20)を打ち込むことにより、小孔の下側肉部(19)を押し下げて締付ナット(3)の肩部上面(5)に刻まれた喰込用円周歯(6)に喰込ませることにより締付ナットに対し、緩み止ナットを回転不能に結合するようにしたボルトに締め込むナットの緩み止めの構造。
JP2015257893A 2015-12-28 2015-12-28 ボルトに締め込むナットの緩み止め構造 Pending JP2017120118A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110630619A (zh) * 2019-10-21 2019-12-31 杜建龙 一种结构精密的防松组合紧固件

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