JP6651244B2 - ゆるみ止めボルトセット - Google Patents

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本発明は、ナットや対象物にねじ込んだ後のゆるみを防止することのできるボルトに関する。
ボルトを対象物にねじ込んだ後、そのゆるみを防止するためのボルト側の機構としては、特許文献1に記載のようなものがある。
特開2012-112481号公報
特許文献1に記載のゆるみ止めボルトでは、専用のナットを用意しなければならないため、適用範囲が限られてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、普通のナットを含む様々な対象物にねじ込んだ後、確実にゆるみを防止することのできるボルトを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係るゆるみ止めボルトの第1の形態のものは、頭部端面から軸部側面にかけて斜行する、止めネジ用のネジ穴を有することを特徴とする。
この止めネジ用のネジ穴は、前記ゆるみ止めボルトの軸部側面を貫通していてもよいし、該ゆるみ止めボルトのネジ山に達しない位置に留まっていても良い。
第1の形態のゆるみ止めボルトでは、止めネジ用のネジ穴がゆるみ止めボルトの軸部側面を貫通している場合、該ボルトを対象ナットや対象ネジ穴にねじ込んだ後、止めネジ用のネジ穴に止めネジをねじ込み、該対象ナットや対象ネジ穴に当接させる。これにより、止めネジの先端と対象ナット又は対象ネジ穴の内面との間の摩擦によって本ゆるみ止めボルトのゆるみが防止される。
第1の形態のゆるみ止めボルトで、止めネジ用のネジ穴がゆるみ止めボルトのネジ山に達しない位置に留まっている場合、該ボルトを対象ナットや対象ネジ穴にねじ込んだ後、止めネジ用のネジ穴に止めネジを最後までねじ込む。これにより、止めネジの先端が、該止めネジ用のネジ穴の先端に最も近い箇所の前記ボルトの外径を広げ、その箇所において該ボルトのネジと対象ネジ穴の内面との間の摩擦によって本ゆるみ止めボルトのゆるみが防止される。
この場合、止めネジ用のネジ穴の先端は、前記ゆるみ止めボルトのネジの谷とネジ山の間に達していることが望ましい。
こうすることにより、止めネジ用のネジ穴に止めネジをねじ込んだとき、ねじ込む力が小さくても前記ボルトの外径が容易に広がるようになるため、前記ボルトのゆるみ止めが容易となる。
また、本発明に係るゆるみ止めボルトの第2の形態のものは、頭部端面から軸部内部にかけて設けられた、止めネジ用のネジ穴と、該ネジ穴側から見たときに該ネジ穴よりも小さい断面を有する、軸部端面から前記ネジ穴に向けて設けられた第2穴とを有することを特徴とする。
第2の形態のゆるみ止めボルトでは、該ボルトを対象ナットや対象ネジ穴にねじ込んだ後、該ボルトの頭部から止めネジ用のネジ穴に止めネジをねじ込んでゆき、前記第2穴に当接した時点で更に強くねじ込む。第2穴はその断面が止めネジ用のネジ穴の断面よりも小さいため、止めネジはそれ以上は進まないが、ねじ込まれる力によりその先端で第2穴を僅かに広げる。これにより、該ボルトはその箇所で僅かに径が大きくなり、対象ナットや対象ネジ穴の内面との間の摩擦が大きくなる。これにより、本ゆるみ止めボルトのゆるみが防止される。
前記第2穴は、前記ネジ穴よりも小径の穴であってもよいし、前記ネジ穴とは中心がズレた同径又はそれよりも大径の穴であってもよい。
本発明の第1及び第2形態のゆるみ止めボルトにおいて、止めネジとしてはホーローセット(いわゆる「いもネジ」)を用いることができる。
本発明に係るゆるみ止めボルトは、専用のナットを要することなく、それ自体で、対象ナットや対象ネジ穴にねじ込んだ後のゆるみが防止される。
本発明の第1の形態のゆるみ止めボルトの一例の平面図(a)及び側面図(b)、並びにそれに用いる止めネジの平面図及び側面図(c)。 前記第1の形態のゆるみ止めボルトの一例をねじ込むブロックの側面図(a)及び該ボルトを該ブロックにねじ込んだ状態の側面図(b)。 本発明の第2の形態のゆるみ止めボルトの一例の平面図(a)及び側面図(b)、並びにそれに用いる止めネジの平面図及び側面図(c)。 前記第2の形態のゆるみ止めボルトの一例に、板材を介してナットを締め付けた状態の側面図。 本発明の第1の形態のゆるみ止めボルトの第2の例の平面図(a)及び側面図(b)、並びにそれに用いる止めネジの平面図及び側面図(c)。 前記第1の形態のゆるみ止めボルトの第2の例のネジ部分の拡大図。 前記第1の形態のゆるみ止めボルトの第3の例のネジ部分の拡大図。
本発明の第1の形態のゆるみ止めボルトの一例を図1(a)〜(c)を用いて説明する。このゆるみ止めボルト10は、呼び径が20mm、呼び長さが30mmの全ネジボルトである。側面図(b)に破線で示されているように、本実施例のゆるみ止めボルト10の内部には、頭部11の端面から軸部12の側面にかけて斜行して、止めネジ用のネジ穴13が設けられている。この例では、止めネジ用のネジ穴13はゆるみ止めボルト10の軸部側面を貫通している。
このゆるみ止めボルト10を、図2(a)に示すようなブロック16にねじ込む場合の使用例を次に示す。ブロック16には、このゆるみ止めボルト10に対応するネジ穴17を設けておく。このネジ穴17にゆるみ止めボルト10を、ワッシャ18を介してねじ込んでゆき、所期の深さに達した時点で、止めネジ用のネジ穴13に、ゆるみ止めボルト10の頭部11の穴から、止めネジ15(図1(c))をねじ込んでゆく。止めネジ15は六角レンチ(図示せず)によりネジ穴13にねじ込んでゆく。そして、止めネジ15がブロック16の壁面に到達した時点で止めネジ15を強く締める(図2(b))。
これにより、ゆるみ止めボルト10はブロック16に確実に固定され、ゆるむことがない。
本発明の第2の形態のゆるみ止めボルトの一例を図3(a)〜(c)を用いて説明する。このゆるみ止めボルト20は、呼び径が10mm、呼び長さが20mmの全ネジボルトである。側面図(b)に破線で示されているように、本実施例のゆるみ止めボルト20の内部には、頭部21の端面から軸部22の中まで、止めネジ用のネジ穴23が設けられている。そして、軸部22の端面からそのネジ穴23に向けて、そのネジ穴23の中心とは少しずれた中心を持つ、同径の穴(第2穴)24が設けられている。第2穴24にはネジは切られていない(ネジを切ってもよいが、その必要がない)。
このゆるみ止めボルト20を、板を締め付ける場合に使用する例を図4により説明する。板26にはこのボルト20の呼び径よりも大きい穴を開けておき、そこにこのボルト20を通す。そして、ナット27をボルト20のネジにねじ込んでゆき、板26を確実に締める。その後、ボルト20の頭部21からネジ穴23に止めネジ25を六角レンチでねじ込んでゆく。止めネジ25がネジ穴23の底に達した時点で止めネジ25はそれ以上進まないが、ここで止めネジ25を更に強くねじ込む。こうすることにより、第2穴24が径方向に僅かに拡がり、それに伴いボルト20の軸部22が径方向に僅かに拡がる。このため、ボルト20の軸部22とナット27の内面の摩擦が大きくなり、ゆるみ止めボルト20はナット27に確実に固定されることになる。
図3に示した第2の形態のゆるみ止めボルトの例では、第2穴24は頭部21の端面から軸部22まで設けられた止めネジ用のネジ穴23と同径で中心軸がズレているものであったが、ネジ穴23と中心軸が同じで、それよりもやや小径としてもよい。
本発明の第1の形態のゆるみ止めボルトの第2の例を図5及び図6を用いて説明する。このゆるみ止めボルトの基本的形態は図1及び図2に示したものと同じであり、ゆるみ止めボルト30の内部に、頭部31の端面から軸部32の側面にかけて斜行して、止めネジ用のネジ穴13が設けられている。しかしこの第2の例では、ネジ穴33がボルト30の軸部32を貫通することなく、先端は軸部32の内部に留まっている。このネジ穴33に止めネジ15をねじ込んだ状態を図6に示す。
この第2の例でも、止めネジ15をネジ穴33の先端までねじ込むと、ネジ穴33の先端がボルト30の軸部32の表面のすぐ近くまで来ているため、止めネジ15がその箇所において軸部32を外側に押し広げ、このボルト30がねじ込まれるブロックやナット(図2の16や図4の27)の内ネジとの間に摩擦を生じさせてこのボルト30のゆるみを防止する。
本発明の第2の形態のゆるみ止めボルトの第3の例を図7を用いて説明する。第3の例は、基本的形態は第2の例と同じであるが、止めネジ用のネジ穴13の先端が軸部32の内部に完全に留まるのではなく、ボルト30の軸部32のネジの谷とネジ山の間にまで達している。
これにより、止めネジ15をネジ穴33の先端までねじ込んだとき、止めネジ15をねじ込む力が小さくとも、ボルトの軸部32を外側に押し広げる効果が容易に得られ、ボルト30のゆるみが防止される。
10、20、30…ゆるみ止めボルト
11、21、31…頭部
12、22、32…軸部
13、23、33、34…止めネジ用ネジ穴
24…第2穴
15、25…止めネジ
16…ブロック
17…ネジ穴
18…ワッシャ
26…板
27…ナット

Claims (7)

  1. 頭部端面から軸部側面にかけて斜行する、止めネジ用のネジ穴を有し、前記止めネジ用のネジ穴が、前記ゆるみ止めボルトのおねじの外径に達しない位置に留まっているゆるみ止めボルトと、前記止めネジから成るゆるみ止めボルトセットであって、前記止めネジを前記ネジ穴にねじ込み、前記ボルトの外径を広げて摩擦によって前記ゆるみ止めボルトのゆるみを防止するゆるみ止めボルトセット。
  2. 前記止めネジ用のネジ穴が、前記ゆるみ止めボルトのおねじの谷の径おねじの外径の間に達している請求項1に記載のゆるみ止めボルトセット
  3. 更に、前記ゆるみ止めボルトに対応するナットを含む請求項1又は2に記載のゆるみ止めボルトセット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゆるみ止めボルトセットのうちのゆるみ止めボルト。
  5. 頭部端面から軸部内部にかけて設けられた、止めネジ用のネジ穴と、該ネジ穴側から見たときに該ネジ穴よりも小さい断面を有する、軸部端面から前記ネジ穴に向けて貫通するように設けられた第2穴とを有し、前記第2穴が前記ネジ穴とは中心がズレた同径又はそれよりも大径の穴であるゆるみ止めボルトと、前記止めネジから成るゆるみ止めボルトセットであって、前記止めネジを前記ネジ穴にねじ込み、前記ボルトの外径を広げて摩擦によって前記ゆるみ止めボルトのゆるみを防止するゆるみ止めボルトセット。
  6. 更に、前記ゆるみ止めボルトに対応するナットを含む請求項5に記載のゆるみ止めボルトセット。
  7. 請求項5又は6に記載のゆるみ止めボルトセットのうちのゆるみ止めボルト。
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