JP6819742B1 - エレベータ管理装置、情報処理装置、エレベータ管理システム、エレベータ管理装置の制御方法 - Google Patents

エレベータ管理装置、情報処理装置、エレベータ管理システム、エレベータ管理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切なロボットを所望の移動先まで移動させる。【解決手段】エレベータ管理装置(1)は、エレベータ(4)の運転状況に基づいて、ロボット(6)の各々が所望の移動先に到着するまでの時間を算出し、算出した時間に基づいて少なくとも1つのロボット(6)を特定する。そして、エレベータ管理装置(1)は、特定したロボット(6)が所望の移動先まで移動するために利用可能なエレベータ(4)に関する情報を含む移動先情報を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットまたは人の移動を支援するエレベータ管理装置、情報処理装置、およびエレベータ管理システムに関する。
特許文献1には、ロボットの階層間移動を容易に実現する方法が開示されている。
特開平5‐210414号公報
例えば、行先階登録機能を備えるエレベータが設置された建物では、利用者に予め行先階を登録させて、登録された行先階に基づいて、各利用者に最適な号機を割当てる。これにより、利用者が、エレベータの到着を待つ時間、および、利用者が行先階に到着するまでの時間を効果的に短縮できる。
しかし、行先階登録機能を備えるエレベータであっても、割当てた最適な号機の運転状況によっては、利用者を長時間待たせる、いわゆる長待ちが発生する場合がある。利用者に対して割当てる号機の変更(割当変更)を行うことが可能であれば、利用者の長待ちを軽減できる可能性がある。この場合には、利用者に割当変更後の号機を通知する手段を備える必要がある。
利用者に対して割当変更後の号機を通知することが可能な行先階インジケータをエレベータの各階の乗場に設けてもよいが、そのためには大きな費用が必要であるためコスト面の問題が大きい。
そこで、コストをかけずに割当変更後の号機を利用者に通知するためには、建物内の様々な場所に配された人(例えば、案内スタッフ、従業員など)のいずれかから、利用者に対して割当変更後の号機を通知させればよい。この場合、割当変更後の号機を利用者に通知する人として、利用者が存在する階の乗場に割当変更後の号機が到着する前に到着できる人を選出する必要がある。
また、近年では、建物に自走機能を備える多機能なロボットが導入されている場合がある。このようなロボットの多くは、各種情報を音声として出力したり、画面に各種情報を表示したりする機能を備えている。そこで、建物内の様々な場所に配備されているロボットを、エレベータを待っている利用者の乗場に迅速に移動させて、割当変更後の号機を利用者に通知させてもよい。
例えば、特許文献1に開示されている方法では、ロボットからのかご呼び信号に応じて、該ロボットが待つ出発階の乗場にかごを移動させる。しかし、特許文献1に開示されている方法では、ロボットがエレベータを利用して、指定された移動先に到着するまでに要する時間については考慮されていない。
人またはロボットが、建物内の指定された移動先 (例えば、利用者がエレベータを待っている乗場など)に移動するためにエレベータを利用する場合、到着するまでに要する時間の長さはエレベータの運行状況に影響される。例えば、移動先に近い階床のロボットよりも、移動先から遠い階床のロボットの方が、移動先に早く到着できる可能性がある。
複数階床を有する建物内のある場所で緊急対応が必要な事象(火災など)が発生した場合に、人またはロボットが建物内の様々な場所から、該事象が発生した場所(移動先)まで迅速に移動する必要がある場合も同様である。
本発明の一態様は、適切な人またはロボットを所望の移動先まで移動させることが可能なエレベータ管理装置、情報処理装置、およびエレベータ管理システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係るエレベータ管理装置は、複数階床を有する建物に設けられたエレベータの運転を管理するエレベータ管理装置であって、所定の人に携帯されて移動する、あるいは自律走行が可能な複数の情報処理装置の各々の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置情報取得部と、前記情報処理装置の各々の現在位置から前記建物の所望の移動先に到着するまでの時間を前記エレベータの運転状況に基づいて算出し、前記所望の移動先に到着するまでの時間に基づいて少なくとも1つの前記情報処理装置を特定する特定部と、前記特定された前記情報処理装置が前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する通知部と、を備える。
上記の構成によれば、エレベータ管理装置は、エレベータの運転状況に基づいて、情報処理装置の各々が所望の移動先に到着するまでの時間を算出し、算出した時間に基づいて少なくとも1つの情報処理装置を特定する。そして、エレベータ管理装置は、該情報処理装置が所望の移動先まで移動するために利用可能なエレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する。
これにより、エレベータ管理装置は、各情報処理装置がエレベータを用いて所望の移動先に到着するまでに要する時間を正確に推定した上で、少なくとも1つの情報処理装置を特定することができる。また、エレベータ管理装置は、特定した情報処理装置が利用可能なエレベータに関する情報を出力することによって、情報処理装置を所望の移動先に円滑に到着させることができる。
本発明の態様2に係るエレベータ管理装置は、上記態様1において、前記特定部は、前記エレベータのかごの現在の位置および現在の運転方向に基づいて、前記情報処理装置の各々の現在位置から前記所望の移動先に移動するために利用可能なかごを待つ待ち時間を算出すると共に、前記待ち時間を利用して前記所望の移動先に到着するまでの時間を算出する構成であってもよい。
上記の構成によれば、エレベータ管理装置は、情報処理装置の各々の現在位置から所望の移動先に移動するために利用可能なかごを待つ待ち時間、および、情報処理装置の各々が所望の移動先に到着するまでの時間を算出する。これにより、エレベータ管理装置は、情報処理装置が所望の移動先に到着するまでに要する時間を正確に算出することができる。よって、所望の移動先まで移動させる適切な情報処理装置を特定することができる。
本発明の態様3に係るエレベータ管理装置は、上記態様1または2において、前記特定部は、前記情報処理装置の中から、前記所望の移動先に最も早く到着可能な前記情報処理装置を特定してもよい。
所望の移動先において緊急対応が必要は事象が発生した場合、エレベータ管理装置は、できるだけ早く所望の移動先まで到着できる情報処理装置を特定することが望ましい。上記の構成によれば、エレベータ管理装置は、所望の移動先に最も早く到着可能な情報処理装置を特定することができる。
本発明の態様4に係るエレベータ管理装置は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記特定部は、前記所望の移動先とは異なる移動先に最も早く到着可能な前記情報処理装置を特定する場合、既に前記異なる移動先に移動中、あるいは前記異なる移動先に到着している前記情報処理装置を除外してもよい。
これにより、エレベータ管理装置は、既に異なる移動先に移動中の情報処理装置、または該移動先に到着している情報処理装置がその移動先で担う役割を着実に遂行させることができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様5に係る情報処理装置は、所定の人によって携帯されて移動する情報処理装置であって、上記態様1から4のいずれかに記載のエレベータ管理装置から、前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を受信する通信部と、前記エレベータに関する情報を前記所定の人に提示する提示部と、を備える。
上記の構成によれば、情報処理装置は、エレベータ管理装置から出力された移動先情報を受信する。この移動先情報には、所望の移動先まで移動するために利用可能なエレベータに関する情報が含まれている。そして、情報処理装置は、自装置を携帯する人に、所望の移動先まで移動するために利用可能なエレベータに関する情報を提示する。
これにより、情報処理装置は、自装置を携帯する人に所望の移動先に移動するために最適なエレベータを利用させ、所望の移動先に円滑に移動させることができる。ここで、最適なエレベータとは、例えば、自装置を携帯する人が長待ちすることなく乗車可能なエレベータである。
上記の課題を解決するために、本発明の態様6に係る情報処理装置は、自律走行が可能な情報処理装置であって、上記態様1から4のいずれかに記載のエレベータ管理装置から、前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を受信する通信部と、移動するための移動機構と、前記移動先情報に基づいて前記所望の移動先まで移動するように前記移動機構を制御する移動機構制御部と、を備える。
上記の構成によれば、情報処理装置は、エレベータ管理装置から出力された移動先情報を受信する。この移動先情報には、所望の移動先まで移動するために情報処理装置が利用可能なエレベータに関する情報が含まれている。そして、情報処理装置は、移動先情報に基づいて、所望の移動先まで移動する。
これにより、情報処理装置は、所望の移動先に移動するために最適なエレベータを利用して、所望の移動先に円滑に移動することができる。ここで、最適なエレベータとは、情報処理装置が長待ちすることなく利用可能なエレベータである。
本発明の態様7に係るエレベータ管理システムは、上記態様1から4のいずれかに記載のエレベータ管理装置と、前記エレベータと、前記情報処理装置と、を含む。上記の構成によれば、上記態様1〜5と同様の効果を奏する。
上記の課題を解決するために、本発明の態様8に係るエレベータ管理装置の制御方法は、複数階床を有する建物に設けられたエレベータの運転を管理するエレベータ管理装置での制御方法であって、所定の人に携帯されて移動する、あるいは自律走行が可能な複数の情報処理装置の各々の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記情報処理装置の各々の現在位置から前記建物の所望の移動先に到着するまでの時間を前記エレベータの運転状況に基づいて算出し、前記所望の移動先に到着するまでの時間に基づいて少なくとも1つの前記情報処理装置を特定する特定ステップと、前記特定された前記情報処理装置が前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する通知ステップと、を含む。上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
また、本発明の各態様に係るエレベータ管理装置および自走型通知装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記エレベータ管理装置および前記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記エレベータ管理装置および前記情報処理装置をコンピュータにて実現させる制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、適切な人またはロボットを所望の移動先まで移動させることができる。
本発明の実施形態1に係るエレベータ管理システムの構成例を示す図である。 エレベータ管理装置の構成例を示す図である。 ロボット制御装置の構成例を示す図である。 ロボットの構成例を示す図である。 エレベータ制御装置およびエレベータの構成例を示す図である。 エレベータ管理装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ロボットが行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るエレベータ管理システムの構成例を示す図である。 エレベータ管理装置の構成例を示す図である。 携帯情報端末の構成例を示す図である。 エレベータ管理システムの概要を説明するための図である。 エレベータ管理システムの概要を説明するための図である。
〔実施形態1〕
(エレベータ管理システム100の概要)
エレベータ管理システム100は、複数階床を有する建物7に設けられた1以上のエレベータ4を管理するシステムである。エレベータ管理システム100は、建物7に配備されている自律走行が可能な複数のロボット6(情報処理装置)の中から、所望の移動先に到着するまでに要する時間に基づいて少なくとも1つのロボット6を特定する。さらに、エレベータ管理システム100は、特定したロボット6が所望の移動先まで移動するためにエレベータ4の利用が必要であれば、該ロボット6に最適なエレベータを利用させる。
(エレベータ管理システム100の適用例)
まず、エレベータ管理システム100の適用例について、図11および図12を用いて説明する。図11および図12は、エレベータ管理システム100の概要を説明するための図である。ここで、建物7には複数のロボット6が配備されているものとする。なお、以下では、ロボット6の各々を区別する場合、「ロボット6a」、「ロボット6b」、などと記す。
図11には、ロボット6の建物7における配備状況および指定された移動先の位置の例が示されている。ロボット6aは1階(1F)のエレベータ乗場に近い位置、ロボット6bは4階(4F)のエレベータ乗場から遠い位置に配備されている。
移動先として6階(6F)のエレベータ乗場が指定された場合、ロボット6aおよびロボット6bはいずれも、エレベータ4を利用する必要がある。ここで、エレベータ4のかご41は現在3階付近にあり、1階へと下降運転をしている途中である。エレベータ管理システム100は、エレベータ4の運転状況に基づいて、ロボット6aおよびロボット6bの各々について、6階のエレベータ乗場に到着するまでの時間を算出する。
ロボット6aは、長待ちすることなく1階のエレベータ乗場に到着するかご41に乗車して、6階まで移動することが可能である。一方、ロボット6bは、まず4階のエレベータ乗場へと移動する必要があるため、ロボット6aが1階で乗車可能なかご41と同じかご41に乗車できない。ロボット6bは、4階のエレベータ乗場にかご41が再度到着するまで待ってから、かご41に乗車して6階まで移動する。したがって、ロボット6bよりもロボット6aの方が、6階のエレベータ乗場に到着するまでの時間が短い。そこで、エレベータ管理システム100は、図12に示すように、ロボット6aにエレベータ4を利用させ、6階に移動させる。
なお、仮に、ロボット6aが1階で乗車可能なかご41が4階に到着する前にロボット6bが4階のエレベータ乗場に到着できたとしても、ロボット4aの方がより早く6階のエレベータ乗場に到着し得る。なぜなら、1階から6階まで途中で停車せずに移動する場合、かご41が高速運転可能な距離が長いからである。4階でロボット6bを乗車させるためには、1階から4階まで移動して4階で停止した後に、4階から6階まで再度移動を開始する必要があり、かご41が高速運転可能な距離は短くなる。
(エレベータ管理システム100の構成)
続いて、エレベータ管理システム100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るエレベータ管理システム100の構成の一例を示す図である。なお、図1に示すエレベータ管理システム100は、エレベータ管理装置1が、ロボット制御装置5を介してロボット6を制御する構成である。図1に示すエレベータ管理システム100は、例えば、エレベータ管理システム100の導入前にロボット6が既に建物7に配備されている場合などに好適である。
エレベータ管理システム100は、エレベータ管理装置1、エレベータ制御装置3、エレベータ4、ロボット制御装置5、およびロボット6を含んでいる。
エレベータ管理装置1は、建物7に設けられたエレベータ4の運転を管理する。エレベータ管理装置1の詳細については後に説明する。
エレベータ制御装置3は、エレベータ4の運転を制御する。なお、建物7に設置されるエレベータ4の号機数は1つであってもよいし複数であってもよい。建物7に複数号機のエレベータ4が設置されている場合、エレベータ制御装置3は、エレベータ4の号機ごとに設けられる。
ロボット制御装置5は、建物7に配備されている複数のロボット6の移動および動作などを制御する。ロボット制御装置5と各ロボット6との間の通信では、ロボット6の各々に付与された識別情報(id)が用いられる。
ロボット制御装置5は、各ロボット6から適宜、ロボット6の現在の位置を示す情報、および現在行っている作業に関する情報などを含む作業状況情報を受信する構成であってもよい。ここで、作業状況情報は、各ロボット6が現在行っている作業の進捗および完了に関する情報を含んでいてもよい。例えば、作業状況情報は、指定された移動先への移動を指示されたロボット6が、該移動先に移動中か、あるいは該移動先に到着済かなどに関する情報であってもよい。これにより、ロボット制御装置5は、ロボット6毎の位置と作業状況とを監視し、各ロボット6を制御することができる。ロボット制御装置5は、作業状況情報などをエレベータ管理装置1に送信してもよい。
ロボット6は、予め建物7に配備されていた自走型装置である。ロボット6は、自動搬送装置、自走型掃除装置、およびその他の多機能ロボットなどであってもよい。あるいは、ロボット6は、エレベータ管理システム100の導入に合わせて建物7に配備された専用のロボットであってもよい。ロボット6は、自走機能の他に、エレベータ4の利用者などに対してメッセージを通知する機能(例えば、音声出力機能、および画面表示機能など)を備えていてもよい。
(エレベータ管理装置1の構成)
エレベータ管理装置1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、エレベータ管理装置1の構成の一例を示す図である。
エレベータ管理装置1は、ロボット制御装置5、およびエレベータ制御装置3などと通信可能に接続されているコンピュータであり、制御部10、通知部15、入力部17、および記憶部16を備えている。
制御部10はCPUであり、制御部10は、エレベータ管理装置1が備える各機能の処理を実行するように制御する。
通知部15は、建物7内に敷設された施設内ネットワークに接続可能なネットワークインタフェースを備えている。施設内ネットワークは、例えば、無線または有線のLAN(Local Area Network)である。
入力部17は、エレベータ管理システム100の管理者などによる入力操作を受付けてもよい。あるいは、入力部17は、外部機器から各種情報を受信してもよい。例えば、入力部17は、火災報知器および監視カメラなどの各種センサによって検知された検知信号を受信する構成であってもよい。
記憶部16は、制御部10によって読み出される各種コンピュータプログラム、および、制御部10が実行する各種処理において利用されるデータなどが格納されている記憶装置である。
制御部10は、移動先指定取得部11、運転状況取得部13、位置情報取得部14、および特定部12を備えている。
移動先指定取得部11は、入力部17から指定された移動先の位置を示す情報を含む移動先指定情報を取得する。移動先の位置を示す情報は、建物7の管理者などによって入力部17に入力された情報であってもよいし、外部機器(図示せず)から入力部17が受信した情報であってもよい。移動先の位置を示す情報としては、例えば、割当変更後の号機を通知する場合、エレベータ4の利用者が長待ちしているエレベータ乗場の位置を示す情報であってもよい。あるいは、移動先の位置を示す情報は、建物7に設けられた各種センサから取得された信号に基づいて、警報システムなどの外部機器が特定した位置を示す情報であってもよい。ここで、各種センサは、例えば、火災報知器および監視カメラなどを含んでいてもよい。
運転状況取得部13は、エレベータ制御装置3から、エレベータ4の運転状況を取得する。エレベータ4の運転状況には、エレベータ4のかご41の現在の位置を示す情報、およびかご41の現在の運転方向などを示す情報などが含まれている。
位置情報取得部14は、ロボット制御装置5から、各ロボット6の現在の位置を示す位置情報(現在位置情報)を取得する。なお、位置情報取得部14は、ロボット制御装置5から、各ロボット6がエレベータ4のかご41への乗車および降車を完了した旨を示す報告を取得してもよい。
特定部12は、建物7に配備されている複数のロボット6の中から、指定された移動先に到着するまでに要する時間に基づいて少なくとも1つのロボット6を特定する。
より具体的には、特定部12は、さらに、待ち時間算出部121、作業状況取得部122、到着時間推定部123、および指示対象特定部124を備えていてもよい。
待ち時間算出部121は、ロボット6の各々について、現在位置の階から指定された移動先の階まで移動するために利用可能なエレベータ4のかご41を待つ待ち時間を、エレベータ4の運転状況に基づいて算出する。また、待ち時間算出部121は、例えば、利用可能なエレベータ4をロボット6が待つ待ち時間が所定の時間(例えば、300秒)より長い場合、待ち時間算出部121は、ロボット6が利用可能なエレベータは無いと判定してもよい。なお、待ち時間算出部121は、エレベータ利用の要否を、各ロボット6の現在位置情報、およびエレベータ4の運転状況を示す情報に基づいて、ロボット6毎に判定してもよい。
作業状況取得部122は、ロボット制御装置5から、各ロボット6の自走時の速度を含む性能情報、および指定された移動先へ移動することが可能か否かに関する情報を含む作業状況情報を取得する。作業状況取得部122は、ロボット6の作業状況情報に基づいて、指定された移動先に移動可能なロボット6の有無を判定してもよい。
なお、作業状況取得部122は、ロボット制御装置5から、ロボット6が指定された移動先に到着したことを示す到着報告、および指定された移動先での作業が完了したことを示す作業完了報告などを取得してもよい。
到着時間推定部123は、各ロボット6の現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間を算出する。ロボット6が現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間には、ロボット6が利用可能なエレベータ4を待つ待ち時間が含まれる。到着時間推定部123は、各ロボット6の現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間を算出するために、待ち時間算出部121によって算出された待ち時間を利用する。
より具体的には、到着時間推定部123は、下記の(i)〜(iv)の時間を合計した時間を算出する。
(i)ロボット6が利用可能なエレベータ4のかご41を待つ待ち時間
(ii)かご41がロボット6の乗車階から所定の階(すなわち、降車階)まで移動する時間
(iii)ロボット6が乗車階のエレベータ乗場まで移動するための時間
(iv)ロボット6がエレベータ4を降車してから指定された移動先前移動するための時間。
なお、ロボット6がエレベータ4を利用しなくても指定された移動先に到着可能であれば、到着時間推定部123は、ロボット6が現在位置から該移動先に到着するための時間のみを算出すればよい。
指示対象特定部124は、到着時間推定部123によって算出された、指定された移動先に到着するまでの時間に基づいて、少なくとも1つのロボット6を、該移動先に移動させるロボット6として特定する。ある場合において、指示対象特定部124は、指定された移動先に最も早く到着可能なロボット6を、該移動先に移動させるロボット6として特定する。
通知部15は、移動先情報を、例えばロボット制御装置5へ出力する。移動先情報は、特定部12によって特定されたロボット6が指定された移動先まで移動するために利用可能なエレベータ4に関する情報を含んでいる。
これにより、エレベータ管理装置1は、各ロボット6がエレベータ4を用いて所望の移動先に到着するまでに要する時間を正確に推定した上で、少なくとも1つのロボット6を特定することができる。また、エレベータ管理装置1は、特定したロボット6が利用可能なエレベータ4に関する情報を出力することによって、ロボット6を所望の移動先に円滑に到着させることができる。
(ロボット制御装置5の構成)
続いて、ロボット制御装置5の構成について、図3を用いて説明する。図3は、ロボット制御装置5の構成の一例を示す図である。
ロボット制御装置5は、エレベータ管理装置1およびロボット6と通信可能に接続されているコンピュータであり、制御部50、通信部54、および記憶部53を備えている。制御部50はCPUであり、制御部50は、ロボット制御装置5が備える各機能の処理を実行するように制御する。
通信部54は、建物7内に敷設された施設内ネットワークに接続可能なネットワークインタフェースとしての機能を備えている。
記憶部53は、制御部50によって読み出される各種コンピュータプログラム、および、制御部50が実行する各種処理において利用されるデータなどが格納されている記憶装置である。なお、記憶部53には、例えば、建物7のエレベータ4の乗場および通路の位置に関する情報を含むフロア情報531が記憶されていてもよい。フロア情報531には、例えば、建物7の各階の通路、エレベータ乗場などの配置および各地点間の距離に関する情報が含まれている。
より具体的には、制御部50は、ステータス管理部51および情報取得部52を備えている。
ステータス管理部51は、各ロボット6から通信部54を介してステータス情報532を取得する。ステータス情報532は、ロボット6毎の現在の位置を示す位置情報、および各ロボット6が指定された移動先へ移動することが可能か否かに関する情報を含む作業状況情報を含んでいてもよい。また、ステータス情報532は、ロボット6毎の自走速度に関する情報を含む性能情報を含んでいてもよい。なお、ステータス管理部51は、図3に示すように、ロボット6から取得したステータス情報532を記憶部53に格納してもよい。
ステータス管理部51は、各ロボット6のステータス情報532を、通信部54を介してエレベータ管理装置1に出力してもよい。
情報取得部52は、特定部12によって特定されたロボット6を示す情報、および移動先情報を、エレベータ管理装置1から受信する。また、情報取得部52は、取得したこれらの情報に基づいて移動指示を生成し、該移動指示を、通信部54を介してロボット6に出力する。この移動指示には、ロボット6を特定するための識別情報、および指定された移動先に到達するための経路に関する経路情報が含まれていてもよい。情報取得部52は、移動指示と共にフロア情報531を出力してもよい。また、情報取得部52は、フロア情報531をエレベータ管理装置1に出力してもよい。
なお、情報取得部52は、ロボット6から、指定された移動先に到着したことを示す到着報告、および指定された移動先での作業が完了したことを示す作業完了報告などを取得してもよい。また、情報取得部52は、到着報告および作業完了報告などをエレベータ管理装置1に出力してもよい。
情報取得部52は、指定された移動先に到着したロボット6、または指定された移動先での作業が完了したロボット6が、配備されていた元の位置に戻るための移動解除指示を、エレベータ管理装置1から取得してもよい。この場合、情報取得部52は取得した移動解除指示に基づいて、当該ロボット6を元の位置に移動させるための移動指示を別途出力する。
(ロボット6の構成)
続いて、ロボット6の構成について、図4を用いて説明する。図4は、ロボット6の構成の一例を示す図である。
ロボット6は、ロボット制御装置5と通信可能に接続されている自走機能を備える多機能装置である。ある場合において、ロボット6は、自律走行あるいは自立歩行が可能なロボットであってもよい。
ロボット6は、制御部60、通信部63、記憶部64、タイマー65、および移動機構66を備えている。制御部60はCPUであり、制御部60は、ロボット6が備える各機能の処理を実行するように制御する。
通信部63は、建物7内に敷設された施設内ネットワークに接続可能なネットワークインタフェースである。
記憶部64は、制御部60によって読み出される各種コンピュータプログラム、および、制御部60が実行する各種処理において利用されるデータなどが格納されている記憶装置である。
タイマー65は、時刻を示す情報を制御部60に出力する。制御部60は、ロボット6の位置を示す位置情報などをロボット制御装置5に送信する場合、タイマー65から取得した時刻を示す情報と共に送信する。
移動機構66は、ロボット6が移動するために駆動する機構である。移動機構66は、車輪、キャタピラ、および歩行用の脚など任意の機構であってもよい。
制御部60は、指示取得部61、および移動機構制御部62を備えている。
指示取得部61は、ロボット制御装置5から移動指示を取得する。なお、指示取得部61は、フロア情報531をロボット制御装置5から取得してもよい。
移動機構制御部62は、ロボット制御装置5から取得した移動指示に基づいて指定された移動先に移動するために移動機構66を制御する。
(エレベータ制御装置3およびエレベータ4の構成)
続いて、エレベータ制御装置3およびエレベータ4の構成について、図5を用いて説明する。図5は、エレベータ制御装置3およびエレベータ4の構成の一例を示す図である。
エレベータ4は、利用者およびロボット6などを乗車させるかご41、運転制御盤40、および各階の乗場に設けられている扉42を備えている。
運転制御盤40は、エレベータ制御装置3からの指示に応じて、かご41の昇降などを含むエレベータ4の運転を制御する。
エレベータ制御装置3は、例えば、エレベータ4の号機毎に設けられており、エレベータ4と通信可能に接続されているコンピュータである。例えば、エレベータ制御装置3は、エレベータ4の運転を制御する。
エレベータ制御装置3は、制御部30および通信部34を備えている。制御部30はCPUであり、制御部30は、エレベータ制御装置3が備える各機能の処理を実行するように制御する。
通信部34は、建物7内に敷設された施設内ネットワークに接続可能なネットワークインタフェースである。
制御部30は、指示取得部31、運転状況管理部32、および扉開閉制御部33を備えている。
指示取得部31は、通信部34を介してエレベータ管理装置1から、ロボット6にエレベータ4を利用させるための各種指示を取得する。指示取得部31が取得する指示としては、乗車階指定指示、および降車階指定指示などが挙げられる。乗車階指定指示は、ロボット6をかご41に乗車させる階(すなわち、出発階)を指定する指示である。一方、降車階指定指示は、ロボット6をかご41から降車させる階を指定する指示である。
運転状況管理部32は、エレベータ4のかご41の位置および運転方向などを示す情報を、通信部34を介して運転制御盤40から取得する。例えば、運転状況管理部32は、ロボット6に乗車させるエレベータ4のかご41が出発階に到着した旨の報告(出発階到着報告)を取得した場合、該報告をエレベータ管理装置1に送信してもよい。同様に、運転状況管理部32は、ロボット6に乗車させたかご41が指定された移動先の階に到着した旨の報告(移動先階到着報告)を取得した場合、該報告をエレベータ管理装置1に送信してもよい。
扉開閉制御部33は、エレベータ管理装置1からの指示に応じて、指定された出発階の乗場の扉42の開閉を制御する。例えば、扉開閉制御部33は、エレベータ4に対して、指定された階の乗場のエレベータ4の扉42を開状態で保持させたり、該開状態の保持を解除させたりすることが可能である。
例えば、エレベータ管理装置1の位置情報取得部14は、各ロボット6がエレベータ4のかご41へ乗車および降車を完了した旨を示す報告を取得している。そこで、扉開閉制御部33は、ロボット6に利用させるエレベータ4の扉の開閉状態を、エレベータ管理装置1からの指示に応じて制御してもよい。これにより、ロボット6を出発階のエレベータ乗場でかご41に着実に乗車させたり、所定の行先階でかご41から着実に降車させたりすることができる。
(エレベータ管理装置1が行う処理)
次に、エレベータ管理装置1が行う処理について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態1に係るエレベータ管理装置1の処理の流れの一例を示す図である。
まず、移動先指定取得部11は、例えば、入力部17から入力された移動先の位置(所望の移動先として指定された位置)を示す情報を取得する(ステップS11)。
次に、位置情報取得部14は、ロボット制御装置5から、各ロボット6の現在位置情報、および作業状況情報を取得する(ステップS12:位置情報取得ステップ)。一方、運転状況取得部13は、エレベータ制御装置3から、エレベータ4の運転状況を取得する(ステップS13)。エレベータ4の運転状況には、エレベータ4のかご41の現在の位置を示す情報、およびかご41の現在の運転方向などを示す情報などが含まれている。なお、ステップS12およびステップS13の各処理を行う順番は任意であってもよい。例えば、ステップS12の処理をステップS13の処理と同時に行ってもよいし、ステップS12の処理をステップS13の処理の後に行ってもよい。
続いて、特定部12は、指定された移動先に移動させるロボット6を特定するための処理(ステップS15〜S22)を、各ロボット6について順に行う。そのために、特定部12は、まずステップS14において、ステップS15〜S22の処理対象とするロボット6を順に決定する。「r=1」は、特定部12が、ステップS15〜S22の処理対象となる1番目のロボット6であることを意図している。
特定部12(例えば、作業状況取得部122)は、ロボット6の作業状況情報に基づいて、指定された移動先に移動可能なロボット6か否かを判定する(ステップS15)。例えば、特定部12は、既に別の移動先に移動中のロボット6、および該別の移動先に到着しているロボット6は、指定された移動先に移動不可能であると判定してもよい。これにより、別の移動先で当該ロボット6が担う役割を着実に遂行させることができる。
特定部12は、当該ロボット6が指定された移動先に移動可能なロボット6であれば(ステップS15にてYES)、このロボット6を、該移動先に移動させるロボット6として仮特定(R=r)する(ステップS16)。なお、図6において、「ロボット(R)」は、特定部12によって仮特定されたロボット6を意図している。
一方、当該ロボット6が、指定された移動先に移動可能なロボット6でない場合(ステップS15にてNO)、特定部12は、rの値に1を加え(ステップS22)、ステップS15の処理に戻る。
続いて、特定部12(例えば、到着時間推定部123)は、ロボット(R)がエレベータ4を利用するか否かを判定する(ステップS17)。
ロボット(R)がエレベータ4を利用する場合(ステップS17にてYES)、特定部12(例えば、待ち時間算出部121)は、ロボット(R)が利用可能なエレベータ4のかご41を待つ待ち時間T1(R)を算出する(ステップS18)。特定部12は、時間T1を算出するために、エレベータ4の運転状況を参照する。ここで、ロボット(R)が利用可能なエレベータ4とは、例えば、以下の(1)および(2)の条件を満たすエレベータ4であってもよい。
(1)ロボット6がかご41に乗車することが許可されている。
(2)ロボット6がエレベータ乗場で長待ちすることなく、かご41に乗車できる。
また、特定部12(例えば、到着時間推定部123)は、エレベータ4のかご41がロボット(R)の出発階から所定の階まで移動するまでの時間T2(R)を算出する(ステップS18)。
次に、特定部12は、ロボット(R)の現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間T3(R)を算出する(ステップS19)。時間T3(R)は、時間T1(R)、時間T2(R)、ロボット(R)が出発階のエレベータ乗場まで移動するための時間、およびエレベータ4を降車してから指定された移動先前移動するための時間を加えて算出され得る。
なお、ロボット(R)がエレベータ4を利用しない場合(ステップS17にてNO)、特定部12(例えば、到着時間推定部123)は、ロボット(R)が現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間T4(R)を算出する(ステップS20)。ステップS20の後、処理はステップS21に進む。
次に、特定部12は、すべてのロボット6がステップS15〜S22の処理対象となったか否かを判定する(ステップS21)。ステップS15〜S22の処理対象となっていないロボット6が未だ残っている場合(ステップS21にてNO)、rの値に1を加え(ステップS22)、ステップS15に戻り、次のロボット6についての処理を行う。
すべてのロボット6についてステップS15〜S22の処理を完了した場合(ステップS21にてYES)、特定部12(例えば、指示対象特定部124)は、算出した時間T3(R)および時間T4(R)に基づいて少なくとも1つのロボット(R)を特定する(ステップS23:特定ステップ)。例えば、指定された移動先に最も早く到着するロボット(R)を1つ特定する場合、特定部12は、ロボット(R)のうち、時間T3(R)および時間T4(R)のいずれかが最短のロボット(R)を、該移動先に移動させるロボット6として特定すればよい。
次に、通知部15は、特定部12によって特定されたロボット6を指定された移動先に移動させるために、移動先情報をロボット制御装置5に出力する(ステップS24:通知ステップ)。移動先情報には、ロボット6が該移動先まで移動するために利用可能なエレベータ4に関する情報が含まれている。
エレベータ管理装置1は、特定部12が特定したロボット6がエレベータ4を利用する場合(ステップS25にてYES)、エレベータ制御装置3に対して、乗車階指定指示、および降車階指定指示を送信する(ステップS26)。
このように、エレベータ管理装置1は、複数のロボット6の中から、所望の移動先に移動させる最適なロボット6を特定する。さらに、エレベータ管理装置1は、そのロボット6が利用可能なエレベータ4に関する情報を出力することによって、ロボット6を所望の移動先に円滑に到着させることができる。
(ロボット6が行う処理)
続いて、ロボット6が行う処理について図7を用いて説明する。図7は、実施形態1に係るロボット6が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部60は、基準時刻Tを0(秒)と設定する(ステップS1)。次に、制御部60は、タイマー65から現在時刻を示す情報を取得する。続いて制御部60は、取得した現在時刻がT+1(秒)以上か否かを判定する(ステップS2)。基準時刻から1秒以上経過していない場合、つまり現在時刻がT+1(秒)未満である場合(ステップS2でNOの場合)、制御部60はステップS2を繰り返す。
基準時刻から1秒以上経過している場合、つまり現在時刻がT+1(秒)以上である場合(ステップS2でYESの場合)、制御部60は、ロボット制御装置5に、現在位置情報および作業状況情報などを送信する(ステップS3)。作業状況情報は、ロボット6毎に付与された識別番号(id)、およびbusyFgなどを含んでいる。「busyFg」は、ロボット6毎の作業状況を表すフラグである。例えば、別の移動先に移動中、あるいは別の所望の移動先に到着したロボット6ではbusyFg=ONである。一方、新たに指定された移動先に移動可能なロボット6ではbusyFg=OFFである。
最後に、制御部60は基準時間Tを現在時刻とし(ステップS4)、再度ステップS2以降の処理を繰り返す。
このように、ロボット6は1秒ごとに、現在位置情報および作業状況情報などをロボット制御装置5に送信する。なお、ロボット6が現在位置情報および作業状況情報などをロボット制御装置5に送信する間隔は、1秒よりも短く設定してもよい。
なお、ロボット制御装置5から、所定の時間間隔(例えば1秒)で、現在位置情報および作業状況情報などを要求する信号を各ロボット6に送信してもよい。この場合、各ロボット6が該要求に応じて、現在位置情報および作業状況情報などをロボット制御装置5に送信すればよい。
〔変形例〕
本発明の別の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図1では、ロボット制御装置5を含むエレベータ管理システム100の構成例を示したが、これに限定されない。例えば、エレベータ管理システム100において、エレベータ管理装置1が、ロボット制御装置5を介さずに複数のロボット6を直接制御する構成であってもよい。
この場合、エレベータ管理装置1の制御部10は、例えば、図3に示す制御部50と同様の機能を備えるロボット制御部(図示せず)を備えていればよい。
エレベータ管理装置1がロボット6を制御する構成のエレベータ管理システム100は、例えば、エレベータ管理システム100の導入に合わせて、専用のロボット6を建物7に配備させる場合などに好適である。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図1に示すエレベータ管理システム100は、ロボット6を所望の移動先まで移動させる構成であったが、本発明はこの構成に限定されない。たとえば、本発明は、所定の人に最適なエレベータを利用させて、その人を所望の移動先まで移動させる構成であってもよい。このような構成のエレベータ管理システム100aについて、以下に説明する。
(エレベータ管理システム100aの概要)
エレベータ管理システム100aは、携帯情報端末8(情報処理装置)を携帯している所定の人(以下、「携帯者」と記す場合がある)のうちの少なくとも1人を、所望の移動先まで移動させることが可能なシステムである。ここで、「所定の人」とは、エレベータ管理システム100aに登録済の携帯情報端末8を携帯している人である。各携帯情報端末8はその携帯者と対応付けられていてもよい。「所定の人」の例としては、例えば、建物7内の案内スタッフ、従業員、住人、作業員、および、警備員などが挙げられる。
エレベータ管理システム100aは、各携帯者が携帯している携帯情報端末8(情報処理装置)の中から、指定された移動先に到着するまでに要する時間に基づいて少なくとも1つの携帯情報端末8を特定する。さらに、エレベータ管理システム100aは、特定した携帯情報端末8を携帯している携帯者が、指定された移動先まで移動するためにエレベータ4の利用が必要であれば、該携帯者に最適なエレベータを利用させる。
(エレベータ管理システム100aの構成)
次に、エレベータ管理システム100aの構成について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の他の実施形態に係るエレベータ管理システム100aの構成の一例を示す図である。
エレベータ管理システム100aは、エレベータ管理装置1a、エレベータ制御装置3、エレベータ4、および携帯情報端末8を含んでいる。
エレベータ管理装置1aは、建物7に設けられたエレベータ4の運転を管理する。また、エレベータ管理装置1aは、携帯情報端末8に、該携帯者が指定された移動先まで移動するために利用可能なエレベータ4に関する情報を含む移動先情報を出力する。さらに、エレベータ管理装置1aは、各携帯情報端末8から適宜、携帯情報端末8の現在の位置を示す情報、および現在行っている処理に関する情報などを含む作業状況情報を取得してもよい。
ここで、作業状況情報は、各携帯情報端末8が現在行っている処理の進捗および完了に関する情報を含んでいてもよい。例えば、作業状況情報は、指定された移動先への移動を指示された携帯者が、該移動先に移動中か、あるいは該移動先に到着済かなどに関する情報であってもよい。これにより、エレベータ管理装置1aは、携帯情報端末8毎の位置と作業状況とを監視し、各携帯情報端末8を制御することができる。
携帯情報端末8は、予めエレベータ管理システム100aに登録されたスマートフォン、およびタブレット端末などであってもよい。あるいは、携帯情報端末8は、エレベータ管理システム100aの導入に合わせて所定の人に貸与された専用の携帯情報端末8であってもよい。携帯情報端末8は、携帯者に対してメッセージを通知する機能(例えば、音声出力機能、および画面表示機能など)を備えていてもよい。
(エレベータ管理装置1aの構成)
エレベータ管理装置1aの構成について、図9を用いて説明する。図9は、エレベータ管理装置1aの構成の一例を示す図である。
エレベータ管理装置1aは、エレベータ制御装置3および携帯情報端末8などと通信可能に接続されているコンピュータであり、制御部10a、通知部15a、入力部17、および記憶部16を備えている。
制御部10aはCPUであり、制御部10aは、エレベータ管理装置1aが備える各機能の処理を実行するように制御する。制御部10aは、移動先指定取得部11、運転状況取得部13、位置情報取得部14a、および特定部12aを備えている。
位置情報取得部14aは、携帯情報端末8の各々から、現在の位置を示す位置情報(現在位置情報)を取得する。なお、位置情報取得部14aは、携帯情報端末8から、エレベータ4のかご41への乗車および降車を完了した旨を示す報告を取得してもよい。なお、携帯者にこれらの情報を入力させるように構成してもよい。
特定部12aは、複数の携帯情報端末8の中から、携帯者が指定された移動先に到着するまでに要する時間に基づいて少なくとも1つの携帯情報端末8を特定する。より具体的には、特定部12aは、さらに、待ち時間算出部121a、処理状況取得部125、到着時間推定部123a、および指示対象特定部124aを備えていてもよい。
待ち時間算出部121aは、携帯情報端末8の各々について、携帯者が現在位置の階から指定された移動先の階まで移動するために利用可能なエレベータ4のかご41を待つ待ち時間を、エレベータ4の運転状況に基づいて算出する。なお、待ち時間算出部121aは、携帯情報端末8の現在位置情報、およびエレベータ4の運転状況を示す情報に基づいて、携帯者が利用可能なエレベータ4の有無を判定してもよい。例えば、エレベータ4を待つ待ち時間が所定の時間(例えば、300秒)より長い場合、待ち時間算出部121aは、携帯者が利用可能なエレベータは無いと判定してもよい。
処理状況取得部125は、携帯情報端末8から、携帯者が指定された移動先へ移動することが可能か否かに関する情報を含む処理状況情報を取得する。例えば、携帯者が携帯情報端末8を用いて優先度の高い特定の作業をしている場合、当該携帯者は指定された移動先に移動できない可能性がある。そこで、処理状況取得部125は、携帯情報端末8が現在実行している処理の状況を示す処理状況情報に基づいて、指定された移動先に移動可能な携帯者か否かを判定してもよい。
なお、処理状況取得部125は、携帯情報端末8から、指定された移動先に到着したことを示す到着報告、および指定された移動先での作業が完了したことを示す作業完了報告などを取得してもよい。なお、携帯者にこれらの報告を携帯情報端末8から送信させる構成であってもよい。
到着時間推定部123aは、各携帯情報端末8の現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間を算出する。携帯情報端末8が現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間には、携帯者が利用可能なエレベータ4を待つ待ち時間が含まれる。到着時間推定部123aは、各携帯情報端末8の現在位置から指定された移動先に到着するまでの時間を算出するために、待ち時間算出部121aによって算出された待ち時間を利用する。
より具体的には、到着時間推定部123aは、下記の(i)〜(iv)の時間を合計した時間を算出する。
(i)携帯者が利用可能なエレベータ4のかご41を待つ待ち時間
(ii)かご41が携帯者の乗車階から所定の階(すなわち、降車階)まで移動する時間
(iii)携帯者が乗車階のエレベータ乗場まで移動するための時間
(iv)携帯者がエレベータ4を降車してから指定された移動先まで移動するための時間。
なお、携帯者がエレベータ4を利用しなくても指定された移動先に到着可能であれば、到着時間推定部123aは、携帯者が現在位置から指定された移動先に到着するための時間のみを算出すればよい。ここで、到着時間推定部123aは、エレベータを利用していないときの携帯者の移動速度として、平均的な人の歩行速度を用いてもよい。
指示対象特定部124aは、到着時間推定部123aによって算出された、指定された移動先に到着するまでの時間に基づいて、少なくとも1つの携帯情報端末8の携帯者を、該指定された移動先に移動させる人として特定する。ある場合において、指示対象特定部124aは、指定された移動先に最も早く到着可能な携帯情報端末8を特定し、該指定された移動先に移動させる携帯情報端末8として特定する。
通知部15aは、移動先情報を携帯情報端末8へ出力する。移動先情報は、特定部12によって特定された携帯情報端末8の携帯者が指定された移動先まで移動するために利用可能なエレベータ4に関する情報を含んでいる。
これにより、エレベータ管理装置1aは、各携帯情報端末8の携帯者がエレベータ4を用いて所望の移動先に到着するまでに要する時間を正確に算出した上で、少なくとも1人の携帯者を特定することができる。また、エレベータ管理装置1aは、特定した携帯者が利用可能なエレベータ4に関する情報を出力することによって、携帯者を所望の移動先に円滑に到着させることができる。
(携帯情報端末8の構成)
続いて、携帯情報端末8の構成について、図10を用いて説明する。図10は、携帯情報端末8の構成例を示す図である。
携帯情報端末8は、エレベータ管理装置1aと通信可能に接続されている装置である。携帯情報端末8は、所定の人によって1つずつ携帯されて移動可能である。
携帯情報端末8は、制御部80、通信部83、記憶部84、タイマー85、および提示部86を備えている。制御部80はCPUであり、制御部80は、携帯情報端末8が備える各機能の処理を実行するように制御する。
通信部83は、建物7内に敷設された施設内ネットワークに接続可能なネットワークインタフェースである。
記憶部84は、制御部80によって読み出される各種コンピュータプログラム、および、制御部80が実行する各種処理において利用されるデータなどが格納されている記憶装置である。
タイマー85は、時刻を示す情報を制御部80に出力する。制御部80は、現在位置情報などをエレベータ管理装置1aに送信する場合、タイマー85から取得した時刻を示す情報と共に送信する。
提示部86は、携帯情報端末8が備えている表示装置あるいはスピーカーなどである。提示部86は、携帯情報端末8の携帯者が指定された移動先まで移動するために必要な情報を、該所定の人に提示するための部材である。
制御部80は、指示取得部81、および提示制御部82を備えている。
指示取得部81は、エレベータ管理装置1aから、移動指示を取得する。移動指示には、エレベータ管理装置1a(例えば、特定部12a)によって特定された携帯情報端末8を示す情報、および移動先情報が含まれている。なお、移動指示には、携帯情報端末8を特定するための識別情報、および指定された移動先に到達するための経路に関する経路情報が含まれていてもよい。ここで、指示取得部81は、記憶部84からフロア情報841を読み出してもよい。あるいは、指示取得部81は、フロア情報531をロボット制御装置5から取得してもよい。
提示制御部82は、エレベータ管理装置1a(例えば、通知部15)から取得した移動先情報に基づいて、指定された移動先に移動するために携帯者が利用可能なエレベータ4に関する情報が提示部86に提示されるように制御する。さらに、提示制御部82は、エレベータ管理装置1aから取得した移動指示に基づいて、指定された移動先の位置、指定された移動先までの経路などに関する情報が提示部86に提示されるように制御してもよい。例えば、提示制御部82は、フロア情報841(あるいはフロア情報531)を参照して、建物7内における携帯者の現在位置および携帯者が移動すべき方向または経路に関する情報が提示部86に提示されるように制御してもよい。
〔変形例〕
本発明を、図2に示すエレベータ管理装置1が行う処理、および図9に示すエレベータ管理装置1aが行う処理を両方処理可能なエレベータ管理装置(図示せず)を適用したエレベータ管理システムとして実現させることも可能である。
さらに、エレベータ管理装置が、指定された移動先にロボット6を移動させるか、所定の人を移動させるかを判断する機能を備えていてもよい。
このような構成を採用したエレベータ管理システムにおいて、エレベータ管理装置は、ロボット6および携帯情報端末8の携帯者の中から、最適なロボット6または携帯者を特定し、所望の移動先に移動させることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
エレベータ管理装置1、1aの制御ブロック(特に制御10、10a)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。また、ロボット6の制御ブロック(特に制御部60)および携帯情報端末8の制御ブロック(特に制御80)についても、同様である。
後者の場合、エレベータ管理装置1、1a、ロボット6、および携帯情報端末8は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a エレベータ管理装置
4 エレベータ
6 ロボット(情報処理装置)
8 携帯情報端末(情報処理装置)
12、12a 特定部
14 位置情報取得部
15、15a 通知部
41 かご
62 移動機構制御部
63 通信部
66 移動機構
83 通信部
86 提示部
100、100a エレベータ管理システム
S12 位置情報取得ステップ
S23 特定ステップ
S24 通知ステップ

Claims (9)

  1. 複数階床を有する建物に設けられたエレベータの運転を管理するエレベータ管理装置であって、
    所定の人に携帯されて移動する複数の情報処理装置の各々の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記情報処理装置の各々の現在位置から前記建物の所望の移動先に到着するまでの時間を前記エレベータの運転状況に基づいて算出し、前記所望の移動先に到着するまでの時間に基づいて少なくとも1つの前記情報処理装置を特定する特定部と、
    前記特定された前記情報処理装置が前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する通知部と、を備える、
    エレベータ管理装置。
  2. 複数階床を有する建物に設けられたエレベータの運転を管理するエレベータ管理装置であって、
    自律走行が可能な複数の情報処理装置の各々の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記情報処理装置の各々の現在位置から前記建物の所望の移動先に到着するまでの時間を前記エレベータの運転状況に基づいて算出し、前記所望の移動先に到着するまでの時間に基づいて少なくとも1つの前記情報処理装置を特定する特定部と、
    前記特定された前記情報処理装置が前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する通知部と、を備える、
    エレベータ管理装置。
  3. 前記特定部は、前記エレベータのかごの現在の位置および現在の運転方向に基づいて、前記情報処理装置の各々の現在位置から前記所望の移動先に移動するために利用可能なかごを待つ待ち時間を算出すると共に、前記待ち時間を利用して前記所望の移動先に到着するまでの時間を算出する、
    請求項1または2に記載のエレベータ管理装置。
  4. 前記特定部は、
    前記情報処理装置の中から、前記所望の移動先に最も早く到着可能な前記情報処理装置を特定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ管理装置。
  5. 前記特定部は、前記所望の移動先とは異なる移動先に最も早く到着可能な前記情報処理装置を特定する場合、既に前記異なる移動先に移動中、あるいは前記異なる移動先に到着している前記情報処理装置を除外する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータ管理装置。
  6. 所定の人によって携帯されて移動する情報処理装置であって、
    請求項に記載のエレベータ管理装置から、前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を受信する通信部と、
    前記エレベータに関する情報を前記所定の人に提示する提示部と、を備える、
    情報処理装置。
  7. 自律走行が可能な情報処理装置であって、
    請求項に記載のエレベータ管理装置から、前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を受信する通信部と、
    移動するための移動機構と、
    前記移動先情報に基づいて前記所望の移動先まで移動するように前記移動機構を制御する移動機構制御部と、を備える、
    情報処理装置。
  8. 前記請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベータ管理装置と、
    前記エレベータと、
    前記情報処理装置と、
    を含むエレベータ管理システム。
  9. 複数階床を有する建物に設けられたエレベータの運転を管理するエレベータ管理装置での制御方法であって、
    所定の人に携帯されて移動する、あるいは自律走行が可能な複数の情報処理装置の各々の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記情報処理装置の各々の現在位置から前記建物の所望の移動先に到着するまでの時間を前記エレベータの運転状況に基づいて算出し、前記所望の移動先に到着するまでの時間に基づいて少なくとも1つの前記情報処理装置を特定する特定ステップと、
    前記特定された前記情報処理装置が前記建物の所望の移動先まで移動するために利用可能な前記エレベータに関する情報を含む移動先情報を出力する通知ステップと、を含む、エレベータ管理装置の制御方法。
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