JP6818710B2 - 定電圧回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、定電圧回路に関する。
種々の電子機器には、マイクロコンピュータやセンサ、ドライバなどの多数のデバイスが含まれている。各デバイスは、必要とする電源電圧レベルが必ずしも同一とは限らないため、リニアレギュレータにて最適な電源電圧を生成する必要がある。
リニアレギュレータの出力電圧が電源ノイズの影響により変動すると、各デバイスの動作が不安定になる。このため、電源ノイズがリニアレギュレータの出力に及ぼす影響の度合いを示す指標として、電源ノイズ除去比(PSRR:Power Supply Rejection Ratio)がある。PSRRは、電源電圧変動と出力電圧変動との比で表される。電源電圧変動が生じたときに、PSRRの比率が高いほど出力電圧変動の度合いが低いことを示す。PSRRの値が高いことは、電源ノイズへの耐性が高いと言える。
しかしながら、PSRRの値を高くすると、消費電力が増えるおそれがある。
特開2002−182758号公報 特開2001−195138号公報
本発明が解決しようとする課題は、消費電力を増大させずにPSRRの向上を図ることが可能な定電圧回路を提供するものである。
本実施形態によれば、出力電圧に相関する帰還電圧を生成する帰還回路と、
前記帰還電圧と基準電圧との差電圧を増幅して前記出力電圧を生成する増幅器と、を備え、
前記増幅器は、
前記帰還電圧に応じた電流を流す第1トランジスタと、
前記基準電圧に応じた電流を流す第2トランジスタと、を有し、
前記第1トランジスタは、前記帰還電圧が印加される第1ゲートを有し、
前記第2トランジスタは、前記基準電圧が印加される第2ゲートを有し、
前記第1ゲート及び前記第2ゲートの少なくとも一方の上方に配置され、接地ノードに接続される導電体を備える、定電圧回路が提供される。
本発明の一実施形態による定電圧回路のブロック図。 図1の増幅器の内部構成を具体化した一例を示す回路図。 一般的なMOSFETのゲートとドレイン間の寄生容量と、ゲートとソース間の寄生容量とを模式的に示す図。 図2のNMOSトランジスタN1,N2の少なくとも一方の上方にシールド配線(導電体)14を配置した例を示す模式的な断面図。 図4のシールド配線14の周辺の構造を模式的に表した斜視図。 図4の一変形例を示す断面図。 図2の定電圧回路1のレイアウトの一例を示すレイアウト図。 図1の定電圧回路1内の各部の寄生容量を考慮に入れたブロック図。 図4や図6のシールド配線14を設けた場合と設けない場合の出力電圧VOに含まれるAC成分を比較した波形図。 周波数に対するPSRR(電源ノイズ除去比)の特性曲線を示す図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、本件明細書と添付図面においては、理解のしやすさと図示の便宜上、一部の構成部分を省略、変更または簡易化して説明および図示しているが、同様の機能を期待し得る程度の技術内容も、本実施の形態に含めて解釈することとする。また、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物から変更し誇張してある。
図1は本発明の一実施形態による定電圧回路1のブロック図である。図1の定電圧回路1は、帰還回路2と、増幅器3とを備えている。帰還回路2は、出力電圧VOに相関する帰還電圧VFBを生成する。増幅器3は、帰還電圧VFBと基準電圧VREFとの差電圧を増幅して出力電圧VOを生成する。増幅器3には、電源電圧VPが供給されるが、電源電圧VPは、種々の要因によるノイズにより変動する。以下では、このノイズを電源ノイズ又はVPノイズと呼ぶ。
図1の定電圧回路1は、リニアレギュレータとも呼ばれる。増幅器3に入力される基準電圧VREFは、基準電圧生成回路4で生成される。基準電圧生成回路4は、電源電圧VPに依存せずに、基準電圧VREFを生成する。図1の定電圧回路1は、半導体チップ内に実装可能である。その際、基準電圧生成回路4も同一の半導体チップ内に実装してもよいし、あるいは別の半導体チップ内に実装してもよい。
帰還回路2は、例えば出力電圧VOを抵抗分圧して帰還電圧VFBを生成する。増幅器3は、帰還電圧VFBと基準電圧VREFとの差電圧がゼロになるように、出力電圧VOを調整する。したがって、安定状態では、帰還電圧VFBは基準電圧VREFと等しくなる。これにより、帰還電圧VFBが一定の電圧レベルに保持される。これは、帰還回路2内の複数の抵抗R1,R2に定電流が流れることを意味し、この定電流によって出力電圧VOが一義的に決定される。最終的に、出力電圧VOは基準電圧VREFと常に一定の比率になる。出力電圧VOを出力する端子(以下、出力端子)には、出力容量Coが接続されており、負荷8が変動しても図1の定電圧回路1は安定的に動作することができる。
このように、出力電圧VOは、基準電圧VREFと帰還回路2の抵抗分圧比とによって決定されるため、電源電圧VPが変動したり、電源電圧VPにノイズが重畳されても、理想的には出力電圧VOは変動しない。しかしながら、実際には図1の定電圧回路1内のいくつかの経路を経て、電源ノイズが出力電圧VOに影響を与える。このため、電源ノイズを出力電圧VOからどれだけ低減できるかを示すPSRR特性が重要な指標となる。
図2は図1の増幅器3の内部構成を具体化した一例を示す回路図である。図2の増幅器3は、差動増幅器5と、PMOSトランジスタからなる出力トランジスタPpとを有する。差動増幅器5は、一対のPMOSトランジスタ(第1トランジスタと第2トランジスタ)P1,P2を有するカレントミラー回路6と、差動対のNMOSトランジスタN1,N2と、定電流源7とを有する。
PMOSトランジスタP1,P2のゲート(第1ゲートと第2ゲート)は共通に接続され、ソースにはいずれも電源電圧VPが印加されている。PMOSトランジスタP1のゲートとドレインは、NMOSトランジスタN1のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP2のドレインは、NMOSトランジスタN2のドレインと出力トランジスタPpのゲートに接続されている。NMOSトランジスタN1のゲートには帰還電圧VFBが印加され、NMOSトランジスタN2のゲートには基準電圧VREFが印加される。NMOSトランジスタN1,N2のソースには定電流源7が接続されている。
出力トランジスタPpのソースには電源電圧VPが印加され、ドレインは帰還回路2と出力端子に接続されている。帰還回路2は、出力トランジスタPpのソースと接地ノード間に直列接続された抵抗R1,R2を有する。抵抗R1と抵抗R2で抵抗分圧された電圧が帰還電圧VFBであり、NMOSトランジスタN1のゲートに帰還される。出力端子には、出力容量Coと負荷8が接続される。
次に、図2の定電圧回路1内を電源ノイズが伝搬する第1〜第3経路を説明する。
第1経路は、PMOSトランジスタP1,P2のドレインに伝搬する電源ノイズである。増幅器3が帰還動作を行っている間は、NMOSトランジスタN1,N2のゲート電圧は同一で、かつNMOSトランジスタN1,N2のゲート−ソース間電圧も同一である。このため、NMOSトランジスタN1,N2のドレイン−ソース間電流は等しくなる。この電流は、能動負荷8であるPMOSトランジスタP1,P2から供給されるため、PMOSトランジスタP1,P2のドレイン−ソース間電流も等しくなる。PMOSトランジスタP1のゲートはドレインに接続されているため、PMOSトランジスタP1,P2のドレイン−ソース間電流が等しくなるように、PMOSトランジスタP1のゲートが調整される。
MOSFETのドレイン−ソース間に一定の電流を流すには、ゲート−ソース間の電圧を一定にする必要があるため、PMOSトランジスタP1のソースに印加される電源電圧VPが変動した場合には、PMOSトランジスタP1のゲート電圧も電源電圧VPの変動に追従して変化する。PMOSトランジスタP1のドレインはゲートに接続されているため、電源電圧VPの変動は、PMOSトランジスタP1のドレインに伝搬する。また、PMOSトランジスタP1のドレインはNMOSトランジスタN1のドレインに接続されているため、NMOSトランジスタN1のゲート−ドレイン間の寄生容量を介して、NMOSトランジスタN1のゲート電圧が変動する。NMOSトランジスタN1のゲート電圧には帰還電圧VFBが印加され、帰還電圧VFBは帰還回路2内で、出力電圧VOを抵抗R1,R2で抵抗分圧して生成されるため、帰還電圧VFBが変動すると、出力電圧VOが変動する。以上のように、PMOSトランジスタP1,P2のドレインに伝搬する電源ノイズによって、出力電圧VOが変動する。
第2経路は、出力トランジスタPpのゲートに伝搬する電源ノイズである。図2の定電圧回路1のようなリニアレギュレータは、電源電圧VPが変動しても、一定電圧を出力するように動作する。負荷8が一定の場合、出力トランジスタPpは電源電圧VPが変動しても、負荷8に対して一定の出力電流を流し続ける。NMOSトランジスタN1と同様に一定の電流を流すには、出力トランジスタPpのゲートとソース間の電圧を保持する必要がある。出力トランジスタPpのゲートは、PMOSトランジスタP2のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP2のドレイン電圧は、上述したように電源ノイズに追従して変動する。よって、出力トランジスタPpのゲート電圧も、電源ノイズに追従して変動する。出力トランジスタPpのゲートはNMOSトランジスタN2のドレインにも接続されているため、NMOSトランジスタN2のドレインとゲートとの間の寄生容量を介して、NMOSトランジスタN2のゲートに電源ノイズが伝搬する。NMOSトランジスタN2のゲートには基準電圧VREFが印加されており、NMOSトランジスタN2のゲートに電源ノイズが伝搬すると、基準電圧VREFが変動してしまう。図2の定電圧回路1は、帰還電圧VFBが基準電圧VREFに一致するように出力電圧VOを生成するため、基準電圧VREFに電源ノイズが伝搬すると、出力電圧VOにも電源ノイズが伝搬してしまい、出力電圧VOが電源ノイズの影響を受けて変動する。
第3経路は、定電流源7に伝搬する電源ノイズである。定電流源7に電源ノイズが伝搬すると、NMOSトランジスタN1,N2のソースとゲート間の寄生容量を介して、ゲートに電源ノイズが伝搬する。これにより、第2経路の電源ノイズ伝搬と同様に、最終的に出力電圧VOに電源ノイズが伝搬する。
図3は、一般的なMOSFETのゲート11とドレイン12(正確にはドレイン配線16)間の寄生容量C2と、ゲート11とソース13(正確にはソース配線18)間の寄生容量C3とを模式的に示す図である。寄生容量C2,C3は、ゲート11とドレイン12(ソース13)間の距離に反比例し、電極の面積に比例する。
図4は、図2のNMOSトランジスタN1,N2の少なくとも一方の上方にシールド配線(導電体)14を配置した例を示す模式的な断面図である。図4のシールド配線14は、ドレイン12にコンタクト15を介して接続されるドレイン配線16と、ソース13にコンタクト17を介して接続されるソース配線18との間に配置されている。シールド配線14は、不図示のコンタクトにより、接地ノードと導通している。シールド配線14は、ドレイン(ソース)配線やゲートと同程度、あるいはそれ以下のインピーダンスを有する導電体である。このようなシールド配線14を設けると、ドレイン、ソース及びゲートに重畳された電源ノイズは、シールド配線14に伝搬しやすくなる。この結果、寄生容量C2,C3を介してゲートとドレイン間を伝搬する電源ノイズと、ゲートとソース間を伝搬する電源ノイズを抑制できる。従って、シールド配線14を設けることで、電源ノイズが出力電圧VOに伝搬しにくくなる。
図4のシールド配線14は、ドレイン配線層16及びソース配線層18と、同一レイヤに同一の導電材料を用いて形成するのが製造上は望ましい。ドレイン配線層16及びソース配線層18を形成する同じ製造工程にてシールド配線14を形成できるためである。シールド配線14の面積をできるだけ広くするのがインピーダンスを低減する上で望ましいが、シールド配線14の面積を大きくするほど、ゲートとシールド配線14間の寄生容量が増大する。このため、ゲートのゲート幅(図4の紙面の表裏方向のゲートの長さ)とゲート長(図4の紙面の左右方向のゲートの幅)と同じ幅及び長さで、かつ上方向から見たときにシールド配線14がゲートを完全に覆うようなサイズでシールド配線14を配置するのが望ましい。
図5は図4のシールド配線14の周辺の構造を模式的に表した斜視図である。図5に示すように、シールド配線14は、ドレイン配線16及びソース配線層18と同じレイヤに配置されており、ゲートの全域を上方から覆うように配置されている。
図6は図4の一変形例を示す断面図である。図6には、2つのシールド配線14(第1シールド配線14aと第2シールド配線14b)が設けられている。第1シールド配線(第1導電体)14aと第2シールド配線(第2導電体)14bは、いずれもゲート11に対向するように、ゲート11の上方に配置されている。第1シールド配線14aと第2シールド配線14bはいずれも、不図示のコンタクトにより接地ノードに接続されている。第1シールド配線14aと第2シールド配線14bは、ドレイン配線層16とソース配線層18と同一レイヤに離隔して配置されている。第1シールド配線14aはドレイン配線層16の近傍に配置され、第2シールド配線14bはソース配線層18の近傍に配置されている。
図6のように、シールド配線14を2つに分離することにより、図4よりもゲート11とシールド配線14との間の寄生容量を小さくできる。よって、図6の構造は、ゲート11とシールド配線14との寄生容量が問題になる場合に採用するのが望ましい。図6の構造であれば、第1シールド配線14aと第2シールド配線14bからなるシールド配線14の総面積を縮小しつつ、ゲートとドレイン間の寄生容量C2と、ゲートとソース間の寄生容量C3を低減でき、電源ノイズがゲート、ドレイン及びゲートに伝搬されにくくなり、出力電圧VOの変動を防止できる。
図7は図2の定電圧回路1のレイアウトの一例を示すレイアウト図である。図7のレイアウト図は、図2の差動対のNMOSトランジスタN1,N2のゲートを交互に複数個ずつ配置する例を示している。図2では、NMOSトランジスタN1,N2のゲートは図示しているが、ソースとドレインは省略している。図2において、NMOSトランジスタN1,N2のゲートの上方には、接地パッドに繋がる櫛状のシールド配線14が配置されている。シールド配線14は、ゲートのゲート長方向とゲート幅方向の領域を完全に覆うように配置されている。
また、図2では、増幅器3内のNMOSトランジスタN1,N2の配置領域を間に挟んで一方の側にはPMOSトランジスタP1,P2が配置され、他方の側には帰還回路2内の帰還回路2内の抵抗R1とR2が複数のパターンで形成されている。さらに、増幅器3と帰還回路2の配置領域の右側には、出力トランジスタPpのゲートが複数のパターンで形成され、これらのパターンに隣接して、電源電圧VP用のパッドと、出力電圧VO用のパッドが設けられている。なお、図7は定電圧回路1のレイアウトの一例であり、種々の変更が考えられる。
図8は図1の定電圧回路1内の各部の寄生容量を考慮に入れたブロック図である。基準電圧生成回路4の出力ノードにはインピーダンスZFEFが存在する。電源電圧VPノードとNMOSトランジスタN1のゲートとの間には、寄生容量CSFBが存在する。電源電圧VPノードとNMOSトランジスタN2のゲートとの間には、寄生容量CSREFが存在する。以下では、基準電圧生成回路4の直流成分の電圧をVDC、基準電圧生成回路4の出力ノードの電圧をVREFとしている。
増幅器3の正側入力端子側から出力端子に現れる成分VOREFは、以下の(1)式で表される。
VOREF=(1+R2/R1)×VREF …(1)
VREF={ZREF/(ZREF+1)/jωCSREF)}×VP+VDC …(2)
上述した(1)式と(2)式より、以下の(3)式が得られる。
VOREF=(1+R2/R1)×{(ZREF/(ZREF+1/jωCSREF)}×VP+VDC …(3)
(3)式に示すように、電源ノイズが寄生容量CSREFを介して増幅器3の正側入力端子に伝搬するため、VOREFの位相は90度進む。
増幅器3の負側入力端子の帰還電圧VFBは、増幅器3の仮想短絡効果により、基準電圧VREFと同じ波形になり、本来的には電源ノイズは伝搬しない。しかしながら、寄生容量CSFBに伝搬した電源ノイズは、帰還回路2内の抵抗R2を介して電流としてノイズ伝搬するため、増幅器3の負側入力端子からの電源ノイズも、出力電圧VOに重畳される。
増幅器3の負側入力端子側から出力端子に現れる成分VOFBは、以下の(4)式で表される。
VOFB=-R2/(1/jωCSFB)×VP …(4)
VOFBの位相は、寄生容量CSFBを介して増幅器3の負側入力端子に入力されるため、90度遅れる。増幅器3の負側入力端子の電圧VFBは、増幅器3の仮想短絡効果により、基準電圧VREFと同じ波形になり、電源ノイズの影響は受けない。しかしながら、寄生容量CSFBからの電源ノイズは、抵抗R2を介して電流として伝搬するため、VFB端子側からの電源ノイズも出力端子に伝搬する。
なお、実際には、増幅器3自身が発生するノイズもあるが、本発明との関連が低いため、本実施形態では無視する。
増幅器3の出力電圧VOは、以下の(5)式で表される。
VO=VOREF+VOFB
=(1+R2/R1)×[{ZREF/(ZREF+1/jωCSREF}×VP+VDC]
−R2/(1/jωCSFB)×VP
=(1+R2/R1)×VDC+{(1+R2/R1)×ZREF
/(ZREF+1/jωCSREF)−R2/(1/jωCSFB)}×VP …(5)
この(5)式の中で、電源電圧VPに関連する項は、以下の(6)式で表される。
{(1+R2/R1)×ZREF/(ZREF+1/jωCSREF)−R2/(1/jωCSFB)}×VP …(6)
上述した(6)式がゼロになれば、増幅器3の出力VOは、電源電圧VPに依存しなくなり、電源ノイズの影響を受けなくなって、高いPSRR特性が得られる。
(6)式をゼロにする一手法として、インピーダンスZREFや抵抗R1,R2をできるだけ小さくする手法が考えられる。しかしながら、インピーダンスZREFや抵抗R1,R2を小さくすると、回路面積や消費電流、起動時の突入電流、入力換算雑音などが増大するおそれがあり、望ましくない。
そこで、本実施形態では、図4〜図6に示したように、シールド配線14を設けて寄生容量CSREFとCSFBの少なくとも一方をできるだけ小さくして、上述した(6)式をゼロに近づける。寄生容量CSREFとCSFBは、リニアレギュレータの特性向上のために意図的に付加するものではないため、寄生容量CSREFとCSFBを低減させることによる不具合は通常はない。
図9は図4〜図6のシールド配線14を設けた場合と設けない場合の出力電圧VOに含まれるAC成分を比較した波形図である。図9の横軸は時刻[msec]、縦軸は交流振幅[μV]である。図9の曲線w1はシールド配線14なしの場合、曲線w2はシールド配線14ありの場合を示している。図9は、図2の定電圧回路1の電源電圧VPノードに、リニアレギュレータのPSRR規定で一般的に用いられている1kHzの周波数で0.5Vp-pの電源ノイズを付加した例を示している。シールド配線14がない場合に約10μVp-pであった出力電圧VOのノイズ(曲線w1)が、シールド配線14を設けたことにより、約5μVp-p(曲線w2)となり、出力電圧VOに含まれるノイズ成分が半減(6dB改善)した。シールド配線14を付与した際の電源ノイズレベルの除去比は100dB余りであり、一般的な定電圧源の1kHzでのPSRRが60〜90dBであることを考慮すると、本実施形態における100dBという値は、優れたPSRR特性を実現していると言える。
図10は、1kHz以外の周波数の電源ノイズの効果を調べるために、周波数に対するPSRR(電源ノイズ除去比)の特性曲線を示す図である。図10の横軸は周波数[Hz]、縦軸はPSRR[dB]である。図10の曲線w3はシールド配線14なしの場合、曲線w4はシールド配線14ありの場合を示している。図10に示すように、全周波数帯域において、シールド配線14を設けた方がPSRRは改善する。特に、リニアレギュレータの電源ノイズとして一般的な100Hz〜10kHzの周波数帯域においては、シールド配線14を設けることにより、PSRRを大幅に改善できる。
図4や図6に示すシールド配線14は、差動対を構成するNMOSトランジスタN1,N2の双方に設けてもよいし、NMOSトランジスタN1,N2のいずれか一方のみに設けてもよい。
このように、本実施形態では、ゲートの上方に、接地ノードに接続されるシールド配線14を配置するため、差動対を構成するNMOSトランジスタN1,N2の少なくとも一方のゲートとドレインとの間の寄生容量C2と、ゲートとソースとの間の寄生容量C3とを低減できる。また、このようなシールド配線14を設けることで、電源電圧VPノードと基準電圧VREFノードとの間の寄生容量CSREFと、電源電圧VPノードと帰還電圧VFBノードとの間の寄生容量CSFBも低減でき、上述した(6)式をゼロに近づけることができ、定電圧回路1のPSRR特性を向上できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 定電圧回路、2 帰還回路、3 増幅器、4 基準電圧生成回路、5 差動増幅器、6 カレントミラー回路、7 定電流源、11 ゲート、12 ドレイン、13 ソース、14 シールド配線、15 コンタクト、16 ドレイン配線、17 コンタクト、18 ソース配線

Claims (5)

  1. 出力電圧に相関する帰還電圧を生成する帰還回路と、
    前記帰還電圧と基準電圧との差電圧を増幅して前記出力電圧を生成する増幅器と、を備え、
    前記増幅器は、
    前記帰還電圧に応じた電流を流す第1トランジスタと、
    前記基準電圧に応じた電流を流す第2トランジスタと、を有し、
    前記第1トランジスタは、前記帰還電圧が印加される第1ゲートを有し、
    前記第2トランジスタは、前記基準電圧が印加される第2ゲートを有し、
    前記第1ゲート及び前記第2ゲートの少なくとも一方の上方に配置され、接地ノードに接続される導電体を備える、定電圧回路。
  2. 前記導電体は、前記増幅器の電源電圧ノードと前記基準電圧のノードとの間の寄生容量と、前記電源電圧ノードと前記帰還電圧のノードとの間の寄生容量との少なくとも一方が低減されるように、前記第1ゲート及び前記第2ゲートの少なくとも一方の上方に配置される、請求項1に記載の定電圧回路。
  3. 前記導電体は、前記第1ゲート及び第2ゲートの少なくとも一方のドレイン配線層及びソース配線層と同層で、かつ前記ドレイン配線層及び前記ソース配線層の間に離隔して配置される、請求項1または2に記載の定電圧回路。
  4. 前記導電体は、
    前記ドレイン配線層と同層で、かつ前記ドレイン配線層に近接して配置される第1導電体と、
    前記第1導電体とは離隔して同層に配置され、前記ソース配線層と同層で、かつ前記ソース配線層に近接して配置される第2導電体と、を有する、請求項3に記載の定電圧回路。
  5. 前記導電体は、前記第1ゲート及び前記第2ゲートの少なくとも一方のゲート長方向及びゲート幅方向のレイアウト領域の全域と上下に重なるように配置される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の定電圧回路。
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