JP2000284843A - シリーズレギュレータ電源回路 - Google Patents

シリーズレギュレータ電源回路

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JP2000284843A
JP2000284843A JP11092677A JP9267799A JP2000284843A JP 2000284843 A JP2000284843 A JP 2000284843A JP 11092677 A JP11092677 A JP 11092677A JP 9267799 A JP9267799 A JP 9267799A JP 2000284843 A JP2000284843 A JP 2000284843A
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transistor
circuit
power supply
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voltage
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JP11092677A
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Kimiyoshi Mizoe
公義 三添
Keitaro Sekine
慶太郎 関根
Koji Shiroichi
幸司 代市
Akira Hyogo
明 兵庫
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムのコストアップを抑制あるいは軽減
し、動作的に安定性が高く、高性能なシリーズレギュレ
ータ電源回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 基準電圧回路2から基準電圧Vrefと分
圧回路3から出力電圧VO UTを分圧した電圧とを入力と
し、出力信号でPMOS−FETの出力制御トランジス
タM0を制御して出力端子5に安定化された出力電圧V
OUTを出力する演算増幅回路1において、その出力段に
演算増幅回路1の最大出力電圧と入力電圧V INとの差が
0.3V以内であって出力抵抗が低くなるバッファ回路
6を設けた。これにより、低電圧動作が可能になり、動
作が安定し、また、小容量の出力コンデンサCを使うこ
とが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリーズレギュレー
タ電源回路に関し、特に小型化、低電圧化された電子機
器および半導体集積回路に電源を供給するシリーズレギ
ュレータ電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回路の小型化、低電圧化が進み、
回路に電源を供給する電源回路にも小型化、低電圧化が
要求されてきている。電源回路には、スイッチングレギ
ュレータ方式、シリーズレギュレータ方式があるが、現
在の主流はスイッチングレギュレータ方式である。しか
し、スイッチングレギュレータ方式は、その原理動作上
スイッチングノイズが不可避的に発生するため、信頼性
が要求される回路にはシリーズレギュレータが用いられ
ている。
【0003】図8は従来のシリーズレギュレータ電源回
路の一例を示す図である。このシリーズレギュレータ電
源回路は、差動入力を有する演算増幅回路1と、この演
算増幅回路1によって制御される出力制御トランジスタ
M100と、基準電圧Vrefを発生する基準電圧回路2
と、出力電圧変動を検出するための分圧回路3とから構
成されている。
【0004】演算増幅回路1は、八つのトランジスタM
101〜M108を有し、PMOS−FET(P-channe
l Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r)のトランジスタM101,M102およびNMOS
−FET(N-channel MetalOxide Semiconductor Field
Effect Transistor)のトランジスタM108は、A級
動作の2段増幅回路を構成し、PMOS−FETのトラ
ンジスタM103,M104,M107およびNMOS
−FETのトランジスタM105,M106は、2段増
幅回路の各トランジスタに一定の電流を供給する定電流
源を構成している。また、2段目のトランジスタM10
8のゲート・ドレイン間には位相補償用のコンデンサC
cおよび抵抗Rcが接続され、抵抗Rbiasは2段増幅回
路に供給するバイアス電流Ibiasを発生させるためのも
のである。
【0005】PMOS−FETの出力制御トランジスタ
M100は、そのソースを非安定化の入力電圧VINに接
続し、ゲートを演算増幅回路1の出力に接続し、ドレイ
ンをこのシリーズレギュレータ電源回路の出力端子に接
続している。この出力端子は、負荷RLに接続され、安
定化された出力電圧VOUTを供給する。
【0006】シリーズレギュレータ電源回路の出力端子
に接続された分圧回路3は、二つの抵抗R1,R2で構
成され、それらの接続点は、演算増幅回路1の一方の入
力に接続されている。演算増幅回路1の他方の入力は、
入力電圧VINから作られた基準電圧Vrefを供給する基
準電圧回路2の出力に接続されている。
【0007】なお、シリーズレギュレータ電源回路の出
力端子には、負荷RLとともにレギュレート動作を安定
させる出力コンデンサCが接続されており、その出力コ
ンデンサCの容量成分をCoとし、抵抗成分をESRと
している。
【0008】ここで、演算増幅回路1は、分圧回路3に
よって検出された出力電圧と基準電圧Vrefとを入力
し、その差を増幅して出力制御トランジスタM100を
制御し、出力電圧VOUTを一定に制御する。
【0009】図9は従来のシリーズレギュレータ電源回
路の別の例を示す図である。このシリーズレギュレータ
電源回路は、演算増幅回路1として、NMOS−FET
のトランジスタM111,M112からなる1段の差動
増幅回路と、PMOS−FETのトランジスタM11
3,M114およびNMOS−FETのトランジスタM
115,M116からなる定電流源とで構成されてい
る。また、出力制御トランジスタM100のゲートとド
レインとの間には、位相補償用のコンデンサCcおよび
抵抗Rcが接続されている。
【0010】このシリーズレギュレータ電源回路におい
ても同様に、演算増幅回路1は、分圧回路3によって検
出された出力電圧と基準電圧Vrefとを入力し、その差
を増幅して出力制御トランジスタM0を制御し、出力電
圧VOUTが一定になるように制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のシリーズ
レギュレータ電源回路においては、演算増幅回路の出力
抵抗は高く、さらに低ドロップ出力を実現するため出力
制御トランジスタにPMOS−FETを使用しており、
出力負荷を含めると電圧増幅の形態となっている。その
ため、レギュレート動作を安定させるには出力に接続す
るコンデンサを数μF以上の容量のものを使用しなけれ
ばならない。しかし、安定性を良くするためにコンデン
サの容量を大きくするということは、レギュレータ電源
回路全体のシステムのコストアップにつながるという問
題が生じる。
【0012】また、図8のシリーズレギュレータ電源回
路では、最大出力電流を増そうとすると出力制御トラン
ジスタのサイズを大きくしなければならず、それによっ
てゲート容量が増えることにより、位相補償の容量を増
やしたり出力段のバイアス電流を増やして演算増幅回路
自体の安定性を確保する必要がある。位相補償容量を増
やした場合、チップ面積が増え、バイアス電流を増やし
た場合、消費電流の増加という問題が生じる。
【0013】さらに、図8のシリーズレギュレータ電源
回路の演算増幅回路において、差動段に電流を供給して
いるトランジスタM103,M104によるカレントミ
ラー回路の出力抵抗はrdsであるとする。このカレント
ミラー回路の構成では、カレントミラー回路の最小動作
電圧がMOSトランジスタの最小飽和電圧となり、演算
増幅回路の電源である入力電圧を低くできるが、出力抵
抗のrdsは数100kΩなので、電源変動すなわち入力
電圧の変動の影響を受け易い。差動段が電源変動による
誤差を生じると、その誤差を増幅段で増幅し、最終的に
シリーズレギュレータ電源回路の出力電圧に入力電圧の
変動の影響が出て、シリーズレギュレータ電源回路のリ
ップル除去率が低下するという問題がある。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、システムのコストアップを抑制あるいは軽減
し、動作的に安定性が高く、高性能なシリーズレギュレ
ータ電源回路を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、リップル除去率を改善し
たシリーズレギュレータ電源回路を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、入力電圧を制御して安定化された出力電
圧を得るPMOS−FETの出力制御トランジスタと、
前記出力電圧を分圧する分圧回路と、基準電圧を出力す
る基準電圧回路と、非反転入力に前記分圧回路によって
分圧された電圧を入力し反転入力に前記基準電圧を入力
し出力を前記出力制御トランジスタのゲートに接続した
演算増幅回路とから構成されるシリーズレギュレータ電
源回路において、前記演算増幅回路は、前記出力制御ト
ランジスタを駆動する出力段に、最大出力電圧と前記入
力電圧との差を0.3V以内にするとともに出力抵抗を
低くするためのバッファ回路を備えていることを特徴と
するシリーズレギュレータ電源回路が提供される。
【0017】このようなシリーズレギュレータ電源回路
によれば、演算増幅回路の出力段に最大出力電圧を入力
電圧から0.3V差し引いた電圧以上にまで振ることが
できるバッファ回路を備えたことにより、演算増幅回路
は、低ドロップ出力が可能になり、出力制御トランジス
タを低出力抵抗で駆動することができるようになる。こ
れにより、このシリーズレギュレータ電源回路の出力に
接続する出力コンデンサの容量を小さくすることができ
るので、システムのコストアップを抑制することが可能
になり、ゲート容量の大きい出力制御トランジスタでも
位相補償容量を増やすことなく安定した制御動作を行う
ことができるようになる。
【0018】また、本発明によれば、演算増幅回路の差
動段の電流源回路を、出力抵抗が高く最小動作電圧がM
OSトランジスタの最小飽和電圧の2倍以下となるカレ
ントミラー回路で構成したことを特徴とする。これによ
り、差動段の出力に電源電圧の変動に対する変動が生じ
にくくなり、リップル除去率を向上させることができ
る。
【0019】さらに、本発明によれば、演算増幅回路の
差動段の次の増幅段を、定電流源と、この定電流源を負
荷とするカスコード増幅回路とで構成したことを特徴と
する。これにより、電源電圧の変動と差動段の出力の変
動を等しくさせ、リップル除去率を向上させることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるシリー
ズレギュレータ電源回路の基本構成を示す図である。シ
リーズレギュレータ電源回路は、差動入力を有する演算
増幅回路1と、この演算増幅回路1により制御されるP
MOS−FETの出力制御トランジスタM0と、基準電
圧Vrefを発生する基準電圧回路2と、出力電圧変動を
検出するための分圧回路3とから構成されている。
【0021】分圧回路3は、シリーズレギュレータ電源
回路の出力端子5とグランドとの間に直列に接続された
二つの抵抗R1,R2から構成され、それらの接続点は
演算増幅回路1の非反転入力に接続される。演算増幅回
路1の反転入力には、基準電圧回路2の出力が接続さ
れ、基準電圧Vrefが供給される。入力電圧VINが供給
されるシリーズレギュレータ電源回路の入力端子4は、
演算増幅回路1および基準電圧回路2の電源端子と、出
力制御トランジスタM0のソースとに接続されている。
出力制御トランジスタM0のゲートは、演算増幅回路1
の出力端子に接続され、ドレインは、分圧回路3および
出力電圧VOUTが出力されるシリーズレギュレータ電源
回路の出力端子5に接続されている。この出力端子5に
は、負荷RLとレギュレート動作を安定させるための出
力コンデンサCとが接続される。この出力コンデンサC
において、その容量成分はCo、抵抗成分はESRで示
してある。
【0022】ここで、演算増幅回路1の出力段には、バ
ッファ回路6が設けられている。バッファ回路6は、P
MOS−FETのトランジスタからなる定電流源を負荷
としたPMOS−FETのトランジスタによるソースフ
ォロアの構成にし、定電流源のトランジスタのドレイン
とソースフォロアのトランジスタのソースとの接続点を
演算増幅回路1の出力としている。この演算増幅回路1
の出力は、出力制御トランジスタM0のゲートに接続さ
れ、出力制御トランジスタM0は、バッファ回路6を介
して制御されることになる。
【0023】次に、このシリーズレギュレータ電源回路
についてさらに詳細に説明する。まず、シリーズレギュ
レータ電源回路の周波数特性に着目すると、周波数特性
には、出力コンデンサCの容量Co、負荷RLおよび分
割抵抗R1,R2で決まる極点周波数fp1と、出力制
御トランジスタM0のゲート容量および演算増幅回路1
の出力抵抗roで決まる極点周波数fp2と、出力コン
デンサCの容量Coおよび等価直列抵抗ESRで決まる
零点周波数fz1との主な極点および零点が存在する。
三つの周波数のうち、極点周波数fp1が一番低くなる
が、極点周波数fp2と零点周波数fz1との周波数の
関係は、出力コンデンサCの種類や演算増幅回路1の構
成により決定される。
【0024】シリーズレギュレータ電源回路の動作的安
定性を高めるには、極点周波数fp2を零点周波数fz
1よりも大きくする必要がある。極点周波数fp1と零
点周波数fz1とは出力端子5に接続される負荷RLお
よび出力コンデンサCによるが、極点周波数fp2は出
力制御トランジスタM0および演算増幅回路1によるた
め、あらかじめ極点周波数fp2が大きくなるように回
路を構成することが必要である。また、出力制御トラン
ジスタM0のゲート容量は、シリーズレギュレータ電源
回路の最大出力電流で決まり、最大出力電流が多くなる
ほど出力制御トランジスタM0のゲート容量は大きくな
るので、この容量が大きくなっても極点周波数fp2を
高くするには、演算増幅回路1の出力抵抗を低くしなけ
ればならない。
【0025】また、入力電圧と出力電圧との差がなく、
負荷電流が僅かか0アンペアのとき、出力制御トランジ
スタM0のゲート・ソース間電圧は、スレッショルド電
圧より低くなければならない。そのためには、演算増幅
回路1の最大出力電圧を入力電圧VINから出力制御トラ
ンジスタM0のスレッショルド電圧を差し引いた値より
も高く設定する必要がある。そのスレッショルド電圧
は、半導体プロセスやトランジスタの大きさによるの
で、動作的に安定させるには、演算増幅回路1の最大出
力電圧は、入力電圧VINから0.3V差し引いた値以上
にしなければならない。
【0026】以上の演算増幅回路1の出力抵抗を低くす
ること、および演算増幅回路1の最大出力電圧を入力電
圧VINから0.3V差し引いた値以上にすることは、演
算増幅回路1の出力段にバッファ回路6を設け、そのバ
ッファ回路6をPMOS−FETのトランジスタからな
る定電流源を負荷とするPMOS−FETのトランジス
タをソースフォロア構成にすることで実現している。こ
のソースフォロア構成にしたとき、PMOS−FETの
トランスコンダクタンスをgmとすると、出力抵抗値は
1/gmとなる。この値は、従来回路での演算増幅回路
の出力抵抗値よりも2桁小さくなる。この結果、シリー
ズレギュレータの周波数特性において、極点周波数fp
2が2桁大きくなるので、従来回路より安定性が良くな
る。
【0027】このように、バッファ回路6により、演算
増幅回路1の出力が、最大出力電圧を入力電圧から0.
3V差し引いた値以上にし、かつ低出力抵抗となること
によって、低ドロップ出力が可能で、出力端子に接続さ
れる負荷RLおよび出力コンデンサCに拘らず、シリー
ズレギュレータの動作的安定度を増すことができるよう
になる。
【0028】図2は本発明によるシリーズレギュレータ
電源回路の具体的な構成例を示す回路図である。演算増
幅回路1は、二つのPMOS−FETのトランジスタM
1,M2からなる差動入力段と、この差動入力段に低電
流を供給するPMOS−FETのトランジスタM3,M
4と、差動入力段の二つのトランジスタM1,M2に等
しい電流を流す二つのNMOS−FETのトランジスタ
M5,M6と、2段目の増幅段を構成するNMOS−F
ETのトランジスタM8と、このトランジスタM8に定
電流を供給するPMOS−FETのトランジスタM7
と、バッファ回路6を構成する二つのPMOS−FET
のトランジスタM9,M10とから構成されている。な
お、抵抗Rbiasは、演算増幅回路1のバイアス電流を決
めており、他のバイアス電流源回路を用いてもよい。
【0029】バッファ回路6において、トランジスタM
10は、ゲートを前段のトランジスタM8のドレインに
接続し、ドレインをグランドに接続し、ソースを出力制
御トランジスタM0のゲートに接続して、ソースの出力
で出力制御トランジスタM0を制御駆動するソースフォ
ロアの回路構成にしている。また、このトランジスタM
10には、定電流源を構成するトランジスタM9が接続
されている。このトランジスタM9のソースは入力電圧
INを受ける入力端子4のラインに接続され、ドレイン
はソースフォロアのトランジスタM10のソースに接続
され、ゲートは差動入力段に定電流を供給しているカレ
ントミラー回路に接続されている。
【0030】この演算増幅回路1の他の接続に関して
は、図1の構成と同じである。すなわち、演算増幅回路
1の二つの入力には、基準電圧回路2から基準電圧Vre
fと分圧回路3の出力から出力電圧VOUTを分圧した電圧
とをそれぞれ受けるように接続され、出力には、出力制
御トランジスタM0のゲートが接続されている。出力制
御トランジスタM0のドレインは、分圧回路3およびこ
のシリーズレギュレータ電源回路の出力端子5に接続さ
れ、この出力端子5は負荷RLと出力コンデンサCとに
接続されている。
【0031】次に、バッファ回路6の定電流源を構成す
るトランジスタM9について説明する。まず、演算増幅
回路1の最大出力電圧Vo(max)は次のようになる。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、VINは入力電圧、VGS9はトラン
ジスタM9のゲート・ソース間電圧、VTPはPMOS−
FETのスレッショルド電圧である。トランジスタM9
のゲート・ソース間電圧VGS9は次のように表される。
【0034】
【数2】
【0035】ここで、I9はトランジスタM9に流れる
電流、(W/L)9はトランジスタM9のサイズ、k’
はプロセスに依存する定数であって、k’=μ0・Cox
で表される。μ0は移動度、Coxはゲート絶縁膜の単位
面積当りの容量である。
【0036】これより、(VGS9−VTP)はおおよそ
0.2V〜0.3Vとなる。したがって、演算増幅回路
1の最大出力電圧はVo(max)≧VIN−0.3となる。
次に、バッファ回路6の、すなわち演算増幅回路1の出
力抵抗roについて説明する。演算増幅回路1の出力抵
抗roは、トランジスタM9の抵抗とトランジスタM1
0の抵抗との並列抵抗で表される。トランジスタM9の
抵抗はrds9であり、トランジスタM10の抵抗は1/
m10であるので、出力抵抗roは、
【0037】
【数3】
【0038】で表される。ここで、トランジスタM9の
抵抗rds9は、トランジスタM10の抵抗1/gm10に比
べて2桁程度大きいので、出力抵抗roは実質上、トラ
ンジスタM10の抵抗1/gm10で近似することができ
る。
【0039】したがって、バッファ回路6により演算増
幅回路1の出力抵抗を低くすることができ、この低出力
抵抗を持つ演算増幅回路1で出力制御トランジスタM0
を駆動できることから、レギュレート動作を安定させる
ために使用される出力コンデンサCは、容量を小さくす
ることができ、動作安定性が高いだけでなく、システム
のコストを下げることができる。
【0040】次に、リップル除去率を考慮したシリーズ
レギュレータ電源回路について説明する。図3はリップ
ル除去率を考慮したシリーズレギュレータ電源回路の基
本構成を示す図である。この図において、演算増幅回路
1以外の構成については、図2に示したものと同じであ
るため、ここでは、演算増幅回路1について詳細に説明
する。
【0041】演算増幅回路1は、差動入力段を構成する
二つのPMOS−FETのトランジスタM11,M12
と、これらのトランジスタM11,M12に流す電流を
等しくする二つのNMOS−FETのトランジスタM1
3,M14と、2段目の増幅段11と、バッファ回路1
2と、差動入力段に定電流を供給する電流源である高出
力抵抗カレントミラー回路13とから構成される。な
お、電流源Ibiasは演算増幅回路1に供給するバイアス
電流である。
【0042】高出力抵抗カレントミラー回路13は、電
流源としての出力抵抗が高く、かつ最小の動作電圧範囲
がMOSトランジスタの最小飽和電圧の2倍以下となる
ようにしている。さらに、演算増幅回路1の増幅段11
は、定電流源負荷のカスコード増幅器を用いており、そ
のカスコード増幅器においては、定電流源負荷のMOS
トランジスタの出力抵抗が増幅部のMOSトランジスタ
の出力抵抗より低くしている。
【0043】ここで、このシリーズレギュレータ電源回
路の入力変動の出力への影響を考察してみる。まず、演
算増幅回路1の差動入力段の入力電圧変動△VINに対す
る差動入力段の出力変動△VDOについて説明する。
【0044】差動入力段のカレントミラー回路より供給
するバイアス電流Ibiasの入力電圧変動に対する変動△
Ibiasは、
【0045】
【数4】ΔIbias=△VIN/A・rds ・・・(4) で表される。ここで、rdsは従来の1段のカレントミラ
ー回路の出力抵抗、Aは高出力抵抗のカレントミラー回
路の抵抗利得である。
【0046】式(4)より、差動入力段の出力変動は次
のようになる。
【0047】
【数5】 ΔVDO=α1・ΔIbias=α1・△VIN/A・rds ・・・(5) ここで、α1は、ディメンジョンが抵抗[Ω]の定数で
ある。
【0048】次に、2段目の増幅段11において、入力
電圧変動△VINに対する増幅段の出力変動△V2Oについ
て説明する。定電流源負荷の抵抗をrup、カスコード接
続の増幅MOSトランジスタの抵抗をrdwnとすると、
2段目の増幅段11の出力変動△V2Oは、
【0049】
【数6】
【0050】となる。ここで、α2は、2段目の増幅段
11の増幅率である。最後に、シリーズレギュレータ電
源回路における出力制御トランジスタM0のゲート・ソ
ース間電圧の入力電圧変動に対する変動について説明す
る。なお、演算増幅回路1の出力に設けられたバッファ
回路12の入力電圧変動に対する変動は、2段目の増幅
段11の出力における変動とほぼ等しい。
【0051】出力制御トランジスタM0のゲート・ソー
ス間電圧の変動△VGSは、
【0052】
【数7】
【0053】で表される。このゲート・ソース間電圧の
変動△VGSが小さいと、リップル除去率は高くなる。さ
て、演算増幅回路1の差動入力段の高出力抵抗カレント
ミラー回路13が高出力抵抗であると、式(5)より、
A≧100であり、従来の1段のカレントミラー回路の
出力低抗rdsに比べてはるかに大きくなることから、
【0054】
【数8】
【0055】とすることができる。したがって、式
(7)のΔVDOを含む2項目を無視することができるた
め、出力制御トランジスタM0のゲート・ソース間電圧
の変動△VGSは、従来より小さくなり、リップル除去率
が高くなる。
【0056】さらに、2段目の増幅段11の定電流源負
荷の抵抗rupとカスコード接続された増幅用MOSトラ
ンジスタの抵抗rdwnとの関係が、rdwn≫rupであるな
らば、
【0057】
【数9】
【0058】と近似することができる。したがって、式
(7)の1項目も無視できるようになり、差動入力段の
高出力抵抗カレントミラー回路13と合わせることによ
り、ゲート・ソース間電圧の変動△VGSは、0と近似す
ることができる。
【0059】よって、シリーズレギュレータ電源回路の
フィードバック系での入力電圧変動に対する影響をなく
すことができ、高いリップル除去率を得ることができ
る。図4はリップル除去率を考慮したシリーズレギュレ
ータ電源回路の具体的な構成例を示す回路図である。こ
こで、高出力抵抗カレントミラー回路13は、四つのP
MOS−FETのトランジスタM15〜M18によって
2段構成にされている。すなわち、この高出力抵抗カレ
ントミラー回路13では、カレントミラー回路を構成す
るトランジスタM15,M16は、そのソースを演算増
幅回路1の電源入力である入力端子4にそれぞれ接続
し、ゲートは互いに接続されている。これらトランジス
タM15,M16にカスケード接続されたトランジスタ
M17,M18は、そのゲートをそれぞれバイアス電圧
源Vbiasに接続し、トランジスタM17のソースはトラ
ンジスタM15のドレインに、ドレインは定電流源Ibi
asに接続されている。トランジスタM18のソースはト
ランジスタM16のドレインに、ドレインは差動増幅を
行うトランジスタM11,M12のソースに接続されて
いる。そして、トランジスタM15,16のゲートはま
た、定電流源Ibiasに接続されている。
【0060】この高出力抵抗カレントミラー回路13
は、カスコード接続により出力抵抗を高くすることがで
き、その出力抵抗rCMは次のように表すことができる。
【0061】
【数10】 rCM=(gm18・rds18)・rds16 ・・・(10) ここで、gm18はPMOS−FETのトランジスタM1
8のトランスコンダクタンス、rds18およびrds16はP
MOS−FETのトランジスタM18,M16の出力抵
抗である。
【0062】また、この高出力抵抗カレントミラー回路
13の最小動作電圧Vsatは次のようになり、これはM
OSトランジスタの最小飽和電圧の2倍以下である。
【0063】
【数11】
【0064】図5はリップル除去率を考慮したシリーズ
レギュレータ電源回路の具体的な別の構成例を示す回路
図である。この高出力抵抗カレントミラー回路13は、
四つのPMOS−FETのトランジスタM19〜M22
によって構成され、2組のカレントミラー回路を用い、
その電流出力側のトランジスタをカスコード接続した2
段構成にしている。すなわち、トランジスタM19,M
20は、そのソースを演算増幅回路1の電源入力である
入力端子4にそれぞれ接続し、トランジスタM19のゲ
ートは自分のドレインとトランジスタM20のゲートと
に接続され、ドレインは定電流源Ibias2に接続されて
いる。トランジスタM21は、ソースを演算増幅回路1
の電源入力である入力端子4に接続し、ゲートは自分の
ドレインとトランジスタM22のゲートとに接続され、
ドレインは定電流源Ibias1に接続されている。そし
て、トランジスタM20のドレインはトランジスタM2
2のソースに接続され、トランジスタM22のドレイン
は差動増幅を行うトランジスタM11,M12のソース
に接続されている。
【0065】この高出力抵抗カレントミラー回路13に
おいても、差動増幅を行うトランジスタM1,M2に電
流を供給する側のトランジスタをカスコード接続するこ
とによって高出力抵抗を実現しており、その出力抵抗r
CMは次のようになる。
【0066】
【数12】 rCM=(gm22・rds22)・rds20 ・・・(10) ここで、gm22はPMOS−FETのトランジスタM2
2のトランスコンダクタンス、rds22およびrds20はP
MOS−FETのトランジスタM22,M20の出力抵
抗である。
【0067】また、この高出力抵抗カレントミラー回路
13の最小動作電圧Vsatは次のようになり、これはM
OSトランジスタの最小飽和電圧の2倍以下である。
【0068】
【数13】
【0069】図6はリップル除去率を考慮したシリーズ
レギュレータ電源回路の具体的なさらに別の構成例を示
す回路図である。この高出力抵抗カレントミラー回路1
3は、三つのPMOS−FETのトランジスタM23〜
M25および一つのNMOS−FETのトランジスタM
26によって構成され、カスコード接続によらずに高出
力抵抗を実現した構成にしている。すなわち、トランジ
スタM23,M24,M25は、そのソースを演算増幅
回路1の電源入力である入力端子4にそれぞれ接続し、
ゲートは互いに接続されている。トランジスタM23の
ドレインは定電流源Ibiasに接続され、トランジスタM
24のドレインは差動増幅を行うトランジスタM11,
M12のソースに接続され、トランジスタM25のドレ
インはトランジスタM23,M24,M25のゲートに
接続されている。トランジスタM26のゲートはトラン
ジスタM24のドレインに接続され、ソースはトランジ
スタM23のドレインに接続され、ドレインはトランジ
スタM23,M24,M25のゲートに接続されてい
る。
【0070】このように、トランジスタM25,M26
によりトランジスタM24に帰還をかけることで、トラ
ンジスタM24の出力抵抗を高くしている。したがっ
て、この高出力抵抗カレントミラー回路13の出力抵抗
CMは次のようになる。
【0071】
【数14】
【0072】ここで、gm23およびgm26はPMOS−F
ETのトランジスタM23,M26のトランスコンダク
タンス、rds23およびrds24はPMOS−FETのトラ
ンジスタM23,M24の出力抵抗、R25はgm25およ
びrds25をPMOS−FETのトランジスタM25のト
ランスコンダクタンスおよび出力抵抗とするとき(1/
m25)//rds25である。
【0073】また、この高出力抵抗カレントミラー回路
13の最小動作電圧Vsatは次のようになり、これはM
OSトランジスタの最小飽和電圧以下である。
【0074】
【数15】
【0075】以上のように、差動入力段に電流を供給す
る部分を高出力抵抗カレントミラー回路13によって構
成することにより、入力電圧VINの変動に対してこの差
動入力段における出力変動を小さくすることができ、こ
れによってリップル除去率を改善することができる。こ
のリップル率は、2段目の増幅段11において、定電流
源負荷のトランジスタの出力抵抗を増幅部のトランジス
タの出力抵抗より低くして入力電圧VINの変動と増幅段
11の出力の変動を等しくすることによってさらに改善
することができる。
【0076】図7はリップル除去率の改善を考慮したシ
リーズレギュレータ電源回路の具体的な構成例を示す回
路図である。図示の構成例によれば、増幅部のトランジ
スタをカスコード接続の構成にすることによって増幅部
の出力抵抗を高め、定電流源負荷のトランジスタの出力
抵抗を増幅部のトランジスタの出力抵抗より低くなる回
路構成にしている。
【0077】2段目の増幅段11において、増幅部は、
二つのNMOS−FETのトランジスタM27,M28
によって構成され、定電流源は、二つのPMOS−FE
TのトランジスタM29,M30によるカレントミラー
回路によって構成されている。増幅部において、トラン
ジスタM27のゲートは差動入力段の出力であるトラン
ジスタM12のドレインに接続され、ソースはグランド
に接続され、ドレインはトランジスタM28のソースに
接続されている。カスコード接続のトランジスタM28
は、そのゲートを基準電圧回路2の出力、すなわち差動
入力段のトランジスタM11のゲートに接続している。
位相補償用の抵抗RcおよびコンデンサCcは、この増
幅部の入出力を構成しているトランジスタM27のゲー
トとトランジスタM28のドレインとの間に接続されて
いる。定電流源においては、トランジスタM29,M3
0は、ソースを演算増幅回路1の電源入力である入力端
子4にそれぞれ接続し、ゲートは互いに接続されてい
る。トランジスタM29のドレインは自身のゲートとバ
イアス電流源Ibias3とに接続され、トランジスタM3
0のドレインは増幅部のカスコード接続のトランジスタ
M28のドレインに接続されている。
【0078】ここで、定電流源のトランジスタM30の
抵抗rupおよびカスコード接続された増幅用のトランジ
スタM27,M28の抵抗rdwnは、それぞれ次のよう
になる。
【0079】
【数16】rup=rds30 ・・・(16a) rdwn=(gm28・rds28)・rds27 ・・・(16b) ここで、gm28はトランジスタM28のトランスコンダ
クタンス、rds27,rds2 8およびrds30はトランジスタ
M27,M28およびM30の出力抵抗である。これよ
り、gm≫(1/rds)であるから次のように近似でき
る。
【0080】
【数17】
【0081】つまり、増幅部の抵抗rdwnは定電流源の
抵抗rupよりも十分に大きい関係になり、2段目の増幅
段11におけるリップル除去率が高くなる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、出力
制御トランジスタを制御する演算増幅回路の出力段に、
最大出力電圧と前記入力電圧との差を0.3V以内にす
るとともに出力抵抗を低くするためのバッファ回路を備
える構成にした。これにより、従来のシリーズレギュレ
ータ電源回路と比べ、動作がより安定になる。また、演
算増幅回路の出力抵抗が小さいため、出力に接続される
出力コンデンサを1μF以下にすることが可能であり、
さらに等価直列抵抗ESRの小さいセラミックコンデン
サを用いることができるので、システムのコストが下が
り、より経済的なシリーズレギュレータ電源回路を構成
することができる。
【0083】また、演算増幅回路の差動入力段に電流を
供給する電流源回路として出力抵抗が高く最小動作電圧
がMOSトランジスタの最小飽和電圧の2倍以下となる
カレントミラー回路を備え、2段目の増幅段として定電
流源負荷のカスコード増幅器を備えるように構成した。
これにより、従来のシリーズレギュレータ電源回路と比
べ、高いリップル除去率特性を持つシリーズレギュレー
タ電源回路を実現することができる。また、演算増幅回
路の差動入力段にバイアス電流を流すカレントミラー回
路はその最小動作電圧が高々0.5V程度であるので、
入力電圧を低電圧化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリーズレギュレータ電源回路の
基本構成を示す図である。
【図2】本発明によるシリーズレギュレータ電源回路の
具体的な構成例を示す回路図である。
【図3】リップル除去率を考慮したシリーズレギュレー
タ電源回路の基本構成を示す図である。
【図4】リップル除去率を考慮したシリーズレギュレー
タ電源回路の具体的な構成例を示す回路図である。
【図5】リップル除去率を考慮したシリーズレギュレー
タ電源回路の具体的な別の構成例を示す回路図である。
【図6】リップル除去率を考慮したシリーズレギュレー
タ電源回路の具体的なさらに別の構成例を示す回路図で
ある。
【図7】リップル除去率の改善を考慮したシリーズレギ
ュレータ電源回路の具体的な構成例を示す回路図であ
る。
【図8】従来のシリーズレギュレータ電源回路の一例を
示す図である。
【図9】従来のシリーズレギュレータ電源回路の別の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 演算増幅回路 2 基準電圧回路 3 分圧回路 4 入力端子 5 出力端子 6 バッファ回路 11 増幅段 12 バッファ回路 13 高出力抵抗カレントミラー回路 M0 出力制御トランジスタ VIN 入力電圧 VOUT 出力電圧 RL 負荷 C 出力コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵庫 明 千葉県野田市山崎2641 東京理科大学内 Fターム(参考) 5H420 NA32 NB02 NB25 NC02 NC03 NE28 5H730 BB13 DD04 DD28 FD01 FD31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を制御して安定化された出力電
    圧を得るPMOS−FETの出力制御トランジスタと、
    前記出力電圧を分圧する分圧回路と、基準電圧を出力す
    る基準電圧回路と、非反転入力に前記分圧回路によって
    分圧された電圧を入力し反転入力に前記基準電圧を入力
    し出力を前記出力制御トランジスタのゲートに接続した
    演算増幅回路とから構成されるシリーズレギュレータ電
    源回路において、 前記演算増幅回路は、前記出力制御トランジスタを駆動
    する出力段に、最大出力電圧と前記入力電圧との差を
    0.3V以内にするとともに出力抵抗を低くするための
    バッファ回路を備えていることを特徴とするシリーズレ
    ギュレータ電源回路。
  2. 【請求項2】 前記バッファ回路は、PMOS−FET
    のトランジスタによる定電流源と、前記定電流源を負荷
    としたソースフォロアの構成をとるPMOS−FETの
    トランジスタとで構成したことを特徴とする請求項1記
    載のシリーズレギュレータ電源回路。
  3. 【請求項3】 前記演算増幅回路は、差動段の電流源回
    路を、出力抵抗が高く最小動作電圧がMOSトランジス
    タの最小飽和電圧の2倍以下となるカレントミラー回路
    で構成したことを特徴とする請求項1記載のシリーズレ
    ギュレータ電源回路。
  4. 【請求項4】 前記カレントミラー回路は、ソースを前
    記演算増幅器の電源である入力に接続したPMOS−F
    ETの第1のトランジスタと、ソースを前記演算増幅器
    の電源である入力に接続し、ゲートを前記第1のトラン
    ジスタのゲートに接続したPMOS−FETの第2のト
    ランジスタと、ゲートにバイアス電圧を印加し、ソース
    を前記第1のトランジスタのドレインに接続し、ドレイ
    ンを前記第1および第2のトランジスタのゲートおよび
    バイアス電流源に接続したPMOS−FETの第3のト
    ランジスタと、ゲートに前記バイアス電圧を印加し、ソ
    ースを前記第2のトランジスタのドレインに接続し、ド
    レインを前記差動段への電流出力としたPMOS−FE
    Tの第4のトランジスタとで構成したことを特徴とする
    請求項3記載のシリーズレギュレータ電源回路。
  5. 【請求項5】 前記カレントミラー回路は、ソースを前
    記演算増幅器の電源である入力に接続し、ゲートおよび
    ドレインを第1のバイアス電流源に接続したPMOS−
    FETの第1のトランジスタと、ソースを前記演算増幅
    器の電源である入力に接続し、ゲートを前記第1のトラ
    ンジスタのゲートに接続したPMOS−FETの第2の
    トランジスタと、ソースを前記演算増幅器の電源である
    入力に接続し、ゲートおよびドレインを第2のバイアス
    電流源に接続したPMOS−FETの第3のトランジス
    タと、ソースを前記第2のトランジスタのドレインに接
    続し、ゲートを前記第3のトランジスタのゲートに接続
    し、ドレインを前記差動段への電流出力としたPMOS
    −FETの第4のトランジスタとで構成したことを特徴
    とする請求項3記載のシリーズレギュレータ電源回路。
  6. 【請求項6】 前記カレントミラー回路は、ソースを前
    記演算増幅器の電源である入力に接続し、ドレインをバ
    イアス電流源に接続したPMOS−FETの第1のトラ
    ンジスタと、ゲートを前記第1のトランジスタのゲート
    に接続し、ソースを前記演算増幅器の電源である入力に
    接続し、ドレインを前記差動段への電流出力としたPM
    OS−FETの第2のトランジスタと、ソースを前記演
    算増幅器の電源である入力に接続し、ゲートおよびドレ
    インを前記第1および第2のトランジスタのゲートに接
    続したPMOS−FETの第3のトランジスタと、ゲー
    トを前記第2のトランジスタのドレインに接続し、ソー
    スを前記第1のトランジスタのドレインに接続し、ドレ
    インを前記第1および第2のトランジスタのゲートに接
    続したNMOS−FETの第4のトランジスタとで構成
    したことを特徴とする請求項3記載のシリーズレギュレ
    ータ電源回路。
  7. 【請求項7】 前記演算増幅回路は、前記差動段の次の
    増幅段を、定電流源と、前記定電流源を負荷とするカス
    コード増幅回路とで構成したことを特徴とする請求項1
    記載のシリーズレギュレータ電源回路。
  8. 【請求項8】 前記増幅段は、ゲートを前記差動段の出
    力に接続し、ソースをグランドに接続したNMOS−F
    ETの第1のトランジスタと、ゲートを前記基準電圧を
    入力する前記差動段の非反転入力に接続し、ソースを前
    記第1のトランジスタのドレインに接続し、ドレインを
    前記バッファ回路への入力として前記第1のトランジス
    タとともに前記カスコード増幅回路を構成するNMOS
    −FETの第2のトランジスタと、ソースを前記演算増
    幅器の電源である入力に接続し、ドレインを前記第第2
    のトランジスタのドレインに接続して前記カスコード増
    幅回路の前記定電流源を構成するPMOS−FETの第
    3のトランジスタとで構成したことを特徴とする請求項
    7記載のシリーズレギュレータ電源回路。
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