JP6816613B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ドライ路面での操縦安定性を維持しつつ優れたウェット性能を発揮し得るタイヤに関する。
車両への装着の向きが指定されたトレッド部に、2つのショルダー陸部と2つのクラウン陸部とが区分された所謂4本陸部のタイヤが種々提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。上記タイヤの各陸部は、幅が大きく高い剛性を有する傾向がある。従って、上記4本陸部のタイヤは、ドライ路面で優れた操縦安定性が期待されている。
一方、4本陸部のタイヤにあっても、ウェット性能を確保する必要がある。しかしながら、ウェット性能を高めるためにクラウン陸部に横溝が設けられた場合、クラウン陸部の剛性が低下し、4本陸部のタイヤの長所であるドライ路面での操縦安定性が低下するという問題があった。
特開2016−013820号公報
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、ドライ路面での操縦安定性を維持しつつ優れたウェット性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時の車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、タイヤ周方向に延びる1本のクラウン主溝と、その両側にそれぞれ1本ずつ配されたショルダー主溝とにより、4つの陸部に区分され、前記陸部は、前記クラウン主溝の両側に位置する2つのクラウン陸部を含み、前記各クラウン陸部には、幅が1.5mm以上かつ深さが2.0mm以上の溝が設けられておらず、前記各クラウン陸部には、一端が前記クラウン陸部の前記外側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端が前記クラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第1クラウンサイプと、一端が前記クラウン陸部の前記内側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端が前記クラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第2クラウンサイプとが設けられ、前記各クラウン陸部において、前記第2クラウンサイプの少なくとも1つは、前記第1クラウンサイプよりも大きいタイヤ軸方向の長さを有している。
本発明のタイヤにおいて、前記2つのクラウン陸部は、前記クラウン主溝の前記外側トレッド端側に配された外側クラウン陸部と、前記クラウン主溝の前記内側トレッド端側に配された内側クラウン陸部とを含み、前記内側クラウン陸部に設けられた前記第1クラウンサイプの少なくとも1つは、前記クラウン主溝を介して前記外側クラウン陸部に設けられた前記第2クラウンサイプと滑らかに連続するようにのびているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側クラウン陸部において、前記第1クラウンサイプと前記第2クラウンサイプとは、タイヤ軸方向でオーバーラップしているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記内側クラウン陸部において、前記第2クラウンサイプの前記他端は、前記第1クラウンサイプの前記他端とタイヤ軸方向において離れているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記内側クラウン陸部には、深さが2mm未満のクラウン浅溝が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記クラウン浅溝は、前記第1クラウンサイプの前記他端と前記第2クラウンサイプの前記他端との間をつないでいるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1クラウンサイプ及び前記第2クラウンサイプは、それぞれ、折れ曲がっているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1クラウンサイプ及び前記第2クラウンサイプは、それぞれ、前記一端からのびる第1部分と、前記第1部分に連なりかつ前記第1部分よりもタイヤ軸方向に対して大きい角度で傾斜して前記他端までのびる第2部分とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記2つのクラウン陸部の一方には、深さが2.0mm未満でありかつタイヤ周方向に連続してのびる周方向浅溝が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、車両装着時の車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、タイヤ周方向に延びる1本のクラウン主溝と、その両側にそれぞれ1本ずつ配されたショルダー主溝とにより、4つの陸部に区分されている。前記陸部は、クラウン主溝の両側に位置する2つのクラウン陸部を含んでいる。各クラウン陸部には、幅が1.5mm以上かつ深さが2.0mm以上の溝が設けられていない。このような各クラウン陸部は、高い剛性を有し、ドライ路面での操縦安定性を高く維持することができる。
各クラウン陸部には、一端がクラウン陸部の外側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端がクラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第1クラウンサイプと、一端がクラウン陸部の前記内側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端がクラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第2クラウンサイプとが設けられている。第1クラウンサイプ及び第2クラウンサイプは、陸部の剛性を維持しつつ、そのエッジによって滑り易い初期ウェット路面に対する摩擦力を高めることができる。
一般に、タイヤは、ネガティブキャンバーが付与されて車両に装着される場合が多い。このため、各クラウン陸部には、車両装着時に車両内側となる領域に、相対的に大きな接地圧が作用する傾向がある。本発明では、この点に着目し、各クラウン陸部において、内側トレッド端側の主溝に連通する第2クラウンサイプの少なくとも1つは、第1クラウンサイプよりも大きいタイヤ軸方向の長さを有している。これにより、大きな接地圧が作用する領域に、大きい長さを有するサイプが配されるため、ウェット路面に対して大きな摩擦力を期待することができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の外側クラウン陸部及び内側クラウン陸部の拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 図1の外側クラウン陸部の拡大図である。 図1の内側クラウン陸部の拡大図である。 本発明の他の実施形態の外側クラウン陸部及び内側クラウン陸部の拡大図である。 図1の外側ショルダー陸部の拡大図である。 図7のB−B線断面図である。 図1の内側ショルダー陸部の拡大図である。 比較例のタイヤのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。本発明の他の形態では、タイヤ1は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤ等として用いることができる。
図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部2を有する。トレッド部2は、タイヤ1の車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端Toと、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端Tiとを有する。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示省略)に、文字又は記号で表示される。
各トレッド端To、Tiは、空気入りタイヤの場合、正規状態のタイヤ1に正規荷重が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。正規状態とは、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
本実施形態のトレッド部2には、例えば、タイヤ周方向に連続してのびる主溝が設けられている。主溝として、1本のクラウン主溝3と、その両側にそれぞれ1本ずつ配されたショルダー主溝4、5とが形成される。
本実施形態のクラウン主溝3は、例えば、タイヤ赤道C上に設けられている。ショルダー主溝4、5は、例えば、タイヤ赤道Cと外側トレッド端Toとの間に配された外側ショルダー主溝4と、タイヤ赤道Cと内側トレッド端Tiとの間に配された内側ショルダー主溝5とを含む。望ましい態様では、各主溝3乃至5は、タイヤ周方向に直線状にのびている。
外側ショルダー主溝4及び内側ショルダー主溝5は、それぞれ、例えば、タイヤ赤道Cから溝中心線までの距離L1がトレッド幅TWの0.20〜0.30倍であるのが望ましい。トレッド幅TWは、前記正規状態での外側トレッド端Toから内側トレッド端Tiまでのタイヤ軸方向の距離である。
クラウン主溝3、外側ショルダー主溝4及び内側ショルダー主溝5は、例えば、トレッド幅TWの6〜9%の溝幅W1a、W1b、W1cを有しているのが望ましい。各主溝3乃至5の溝幅の合計W1a+W1b+W1cは、例えば、トレッド幅TWの22〜25%であるのが望ましい。これにより、ウェット性能と操縦安定性とがバランス良く高められる。
より望ましい態様では、クラウン主溝3の溝幅W1aは、外側ショルダー主溝4の溝幅W1bよりも大きい。内側ショルダー主溝5の溝幅W1cは、クラウン主溝3の溝幅W1aよりも大きい。換言すれば、各主溝3乃至5の各溝幅は、内側トレッド端Ti側に向かって大きくなるように設定されている。これにより、タイヤ赤道Cと内側トレッド端Tiとの間の領域で優れた排水性を発揮できる。また、タイヤ赤道Cと外側トレッド端Toとの間の領域の剛性が高められ、優れた操縦安定性が得られる。
トレッド部2は、上述の主溝3乃至5により、2つのクラウン陸部6と2つのショルダー陸部7とに区分されている。このような4本陸部のタイヤにおいて、各陸部は、幅が大きく高い剛性を有する傾向がある。従って、上記4本陸部のタイヤは、ドライ路面で優れた操縦安定性が期待されている。
本実施形態のクラウン陸部6は、例えば、外側クラウン陸部11及び内側クラウン陸部12を含む。外側クラウン陸部11は、クラウン主溝3と外側ショルダー主溝4の間に区分される。外側クラウン陸部11は、車両装着時にタイヤ赤道Cよりも車両外側に位置する。内側クラウン陸部12は、クラウン主溝3と内側ショルダー主溝5との間に区分される。内側クラウン陸部12は、車両装着時に外側クラウン陸部11の車両内側に位置する。
本実施形態のショルダー陸部7は、例えば、外側ショルダー陸部13及び内側ショルダー陸部14を含む。外側ショルダー陸部13は、外側ショルダー主溝4のタイヤ軸方向外側に区分されている。内側ショルダー陸部14は、内側ショルダー主溝5のタイヤ軸方向外側に区分されている。
図2には、外側クラウン陸部11及び内側クラウン陸部12の拡大図が示されている。図2に示されるように、各クラウン陸部11、12には、幅が1.5mm以上かつ深さが2.0mm以上の溝が設けられていない。前記溝が設けられた陸部は、剛性が大きく低下する傾向がある。本発明では、前記溝を排除しているため、各クラウン陸部11、12は、高い剛性を有し、ドライ路面での操縦安定性を高く維持することができる。また、本実施形態のタイヤは、クラウン陸部11、12と上述の主溝3乃至5が相俟って、ドライ路面での操縦安定性とウェット性能とをバランス良く高めることができる。
各クラウン陸部11、12には、第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17とが設けられている。本明細書において、「サイプ」は、幅が1.5mm未満の切れ込みとして定義され、第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17も同様である。第1クラウンサイプ16は、一端16aがクラウン陸部11、12の外側トレッド端To側の主溝に連通しかつ他端16bがクラウン陸部内で終端している。第2クラウンサイプ17は、一端17aがクラウン陸部11、12の内側トレッド端Ti側の主溝に連通しかつ他端がクラウン陸部11、12内で終端している。各クラウンサイプ16、17は、陸部内で終端しているため、各陸部11、12の剛性を高く維持することができる。また、各クラウンサイプ16、17は、そのエッジによって、例えば、雨に濡れ始めた初期ウェット路面において、大きな摩擦力を提供する。このため、ウェット性能が高められる。
図3には、各クラウンサイプ16、17の断面形状を示す図として、第1クラウンサイプ16のA−A線断面図が示されている。図3に示されるように、本実施形態のクラウンサイプ16は、例えば、2.0mm未満の深さd1を有する浅溝15の底部からのびる態様を含む。但し、クラウンサイプ16は、このような態様に限定されるものではなく、仮想線で示されるように、陸部の踏面からのびるものでも良い。クラウンサイプ16の陸部の踏面からの深さd2は、例えば、5.0〜7.0mmであるのが望ましい。本実施形態の浅溝15は、例えば、陸部の踏面において、2.0〜5.0mmの開口幅W2を有しているのが望ましい。
一般に、タイヤは、ネガティブキャンバーが付与されて車両に装着される場合が多い。このため、各クラウン陸部11、12には、車両装着時に車両内側となる領域に、相対的に大きな接地圧が作用する傾向がある。本発明では、この点に着目し、図2に示されるように、各クラウン陸部11、12において、内側トレッド端Ti側の主溝に連通する第2クラウンサイプ17の少なくとも1つは、第1クラウンサイプ16よりも大きいタイヤ軸方向の長さを有している。これにより、大きな接地圧が作用する領域に、大きい長さを有するサイプが配されるため、ウェット路面に対して大きな摩擦力を期待することができる。
上述の効果をさらに高めるために、本実施形態では、各第2クラウンサイプ17が、第1クラウンサイプ16よりも大きいタイヤ軸方向の長さを有している。また、第1クラウンサイプ16と第2クラウンサイプ17とは、例えば、タイヤ周方向に交互に設けられているのが望ましい。
図4には、外側クラウン陸部11の拡大図が示されている。図4に示されるように、外側クラウン陸部11において、第1クラウンサイプ16Aは、例えば、外側クラウン陸部11の幅W3の0.25〜0.35倍の長さL2を有している。第2クラウンサイプ17Aは、例えば、外側クラウン陸部11の幅W3の0.70〜0.80倍の長さL3を有している。
外側クラウン陸部11において、第1クラウンサイプ16Aの長さL2と第2クラウンサイプ17Aの長さL3との比L2/L3は、好ましくは0.35以上、より好ましくは0.40以上であり、好ましくは0.55以下、より好ましくは0.50以下である。このような第1クラウンサイプ16A及び第2クラウンサイプ17Aは、外側クラウン陸部11の車両内側の領域の過度な剛性低下を抑制しつつ、ウェット性能を高めることができる。
外側クラウン陸部11において、第1クラウンサイプ16Aと第2クラウンサイプ17Aとは、タイヤ軸方向でオーバーラップしているのが望ましい。換言すれば、第2クラウンサイプ17Aの外側クラウン陸部11内の他端17cが、第1クラウンサイプ16Aの外側クラウン陸部11内の他端16cよりも外側トレッド端To側に位置している。第2クラウンサイプ17Aと第1クラウンサイプ16Aとのタイヤ軸方向の重複幅L4は、例えば、外側クラウン陸部11の幅W3の2.0〜4.0%であるのが望ましい。このようなクラウンサイプ16A、17Aの配置は、ウェット性能と操縦安定性とをバランス良く高めるのに役立つ。
第1クラウンサイプ16Aは、例えば、タイヤ軸方向に対して15〜25°の角度θ1で傾斜しているのが望ましい。同様に、第2クラウンサイプ17Aは、例えば、タイヤ軸方向に対して15〜25°の角度θ2で傾斜しているのが望ましい。このような第1クラウンサイプ16A及び第2クラウンサイプ17Aは、初期ウェット路面において、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向にバランス良く摩擦力を提供することができる。
第2クラウンサイプ17Aのタイヤ半径方向外側に連なる浅溝15aは、例えば、陸部の踏面での開口幅が異なる内側部26及び外側部27を含んでいるのが望ましい。内側部26は、例えば、外側クラウン陸部11内で開口幅W4でのびている。外側部27は、例えば、内側部26からクラウン主溝3までのび、内側部26の開口幅W4よりも大きい開口幅W5を有している。内側部26の開口幅W4と外側部27の開口幅W5との比W4/W5は、例えば、0.60〜0.80であるのが望ましい。これにより、第2クラウンサイプ17Aの内側トレッド端Ti側が適度に開口し易くなり、ひいてはウェット性能が高められる。
図5には、内側クラウン陸部12の拡大図が示されている。図5に示されるように、内側クラウン陸部12に設けられた第1クラウンサイプ16Bは、例えば、内側クラウン陸部12の前記幅W6の0.20〜0.30倍のタイヤ軸方向の長さL5を有しているのが望ましい。内側クラウン陸部12に設けられた第2クラウンサイプ17Bは、例えば、内側クラウン陸部12のタイヤ軸方向の幅W6の0.45〜0.55倍のタイヤ軸方向の長さL6を有しているのが望ましい。
内側クラウン陸部12において、第1クラウンサイプ16Bの長さL5と第2クラウンサイプ17Bの長さL6との比L5/L6は、好ましくは0.35以上、より好ましくは0.40以上であり、好ましくは0.55以下、より好ましくは0.50以下である。このような第1クラウンサイプ16B及び第2クラウンサイプ17Bは、内側クラウン陸部12の車両内側の領域の過度な剛性低下を抑制しつつ、ウェット性能を高めることができる。
内側クラウン陸部12において、第2クラウンサイプ17Bの内側クラウン陸部12内の他端17dは、第1クラウンサイプ16Bの内側クラウン陸部12内の他端16dとタイヤ軸方向において離れているのが望ましい。換言すれば、第1クラウンサイプ16Bの前記他端16dは、第2クラウンサイプ17Bの前記他端17dよりも外側トレッド端To側に位置している。第1クラウンサイプ16Bの他端16dと第2クラウンサイプ17Bの他端17dとの間のタイヤ軸方向の離間幅L7は、例えば、内側クラウン陸部12の幅W6の0.15〜0.30倍であるのが望ましい。このような第1クラウンサイプ16B及び第2クラウンサイプ17Bの配置は、ウェット性能を維持しつつ優れた操縦安定性を発揮することができる。また、このような内側クラウン陸部11におけるクラウンサイプ16B、17Bの配置は、上述の外側クラウン陸部11におけるクラウンサイプ16A、17Aの配置と相俟って、各陸部の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
図2に示されるように、内側クラウン陸部12における第1クラウンサイプ16Bの他端16dと第2クラウンサイプ17Bの他端17dとの間のタイヤ周方向の最短距離L9は、外側クラウン陸部11における第1クラウンサイプ16Aの他端16cと第2クラウンサイプ17Aの他端17cとの間のタイヤ周方向の最短距離L8よりも大きいのが望ましい。前記最短距離L9は、例えば、前記最短距離L8の0.50〜0.70倍であるのが望ましい。このような各サイプの配置は、外側クラウン陸部11の剛性を内側クラウン陸部12よりも高くでき、とりわけ旋回時の操縦安定性を高めることができる。
内側クラウン陸部12に設けられた第1クラウンサイプ16Bの少なくとも1つは、例えば、クラウン主溝3を介して外側クラウン陸部11に設けられた第2クラウンサイプ17Aと滑らかに連続するようにのびているのが望ましい。これにより、第2クラウンサイプ17A及び第1クラウンサイプ16Bが接地時に開き易くなり、初期ウェット路面での摩擦力がさらに高められる。なお、「滑らかに連続する」とは、少なくとも、一方のサイプをその長さ方向に沿って仮想延長したとき、他方のサイプの端部に連なる態様を含むものとする。
内側クラウン陸部12に設けられた第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17は、例えば、外側クラウン陸部11に設けられた第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17と同じ向きに傾斜しているのが望ましい。図5に示されるように、内側クラウン陸部12において、第1クラウンサイプ16Bのタイヤ軸方向に対する角度θ3、及び、第2クラウンサイプ17Bのタイヤ軸方向に対する角度θ4は、例えば、15〜25°であるのが望ましい。これにより、ウェット路面においてクラウン陸部11、12が接地するとき、これらに設けられた各サイプが協働して路面上の水をタイヤ軸方向の一方向に案内できる。従って、クラウン陸部11、12が水を滑らかに押し退け易くなり、ひいてはウェット性能が維持される。
図5に示されるように、内側クラウン陸部12には、クラウン浅溝28が設けられているのが望ましい。クラウン浅溝28は、例えば、深さが2mm未満である。また、クラウン浅溝28は、例えば、幅が3mm未満であるのが望ましい。さらに望ましい態様では、クラウン浅溝28は、例えば、第1クラウンサイプ16Bの他端16dと第2クラウンサイプ17Bの他端17dとの間をつないでいる。このようなクラウン浅溝28は、内側クラウン陸部12の剛性を維持しつつ、ウェット性能を高めることができる。
本実施形態のクラウン浅溝28は、例えば、タイヤ軸方向に対して第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17とは逆向きに傾斜している。クラウン浅溝28は、例えば、タイヤ軸方向に対して60〜80°の角度θ5で傾斜しているのが望ましい。このようなクラウン浅溝28は、そのエッジによって、初期ウェット路面において、タイヤ軸方向に大きな摩擦力を提供する。
図6には、外側クラウン陸部11及び内側クラウン陸部12の他の実施形態の一例が示されている。図6に示されるように、この実施形態では、第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17は、折れ曲がっている。このような各サイプは、ウェット走行時、多方向に摩擦力を提供することができる。
上記第1クラウンサイプ16及び第2クラウンサイプ17は、それぞれ、例えば、タイヤ軸方向に対する角度が異なる第1部分31及び第2部分32を含んでいる。第1部分31は、例えば、主溝側の前記一端からのびている。第2部分32は、例えば、第1部分31に連なりかつ第1部分31よりもタイヤ軸方向に対して大きい角度で傾斜して陸部内の前記他端までのびる。このような各クラウンサイプは、互いに向き合うサイプ壁同士が密着したとき、陸部の見かけの剛性を高めることができる。
各クラウンサイプ16、17が連なる浅溝15は、例えば、第1部分31におる開口幅が、第2部分32における開口幅よりも大きいのが望ましい。このような浅溝15は、ウェット性能をさらに固めることができる。
2つのクラウン陸部11、12の一方には、例えば、周方向浅溝33が設けられているのが望ましい。周方向浅溝33は、深さが2.0mm未満である。周方向浅溝33は、例えば、幅が3mm未満であるのがのぞましい。本実施形態では、外側クラウン陸部11に周方向浅溝33が設けられている。周方向浅溝33は、陸部の剛性を維持しつつ、ウェット性能を高めることができる。
図7には、外側ショルダー陸部13の拡大図が示されている。図7に示されるように、外側ショルダー陸部13には、例えば、複数の外側ショルダー横溝35及び外側ショルダーサイプ36が設けられている。本実施形態では、外側ショルダー横溝35と外側ショルダーサイプ36とは、タイヤ周方向に交互に設けられている。
外側ショルダー横溝35は、例えば、一端が外側ショルダー主溝4に連通している。望ましい態様では、外側ショルダー横溝35は、例えば、外側ショルダー主溝4から外側トレッド端Toまでのびている。外側ショルダー横溝35は、例えば、ショルダー主溝4の溝幅W1b(図1に示す)の0.30〜0.50倍の溝幅W8を有しているのが望ましい。このような外側ショルダー横溝35は、上述の主溝及びクラウン陸部とともに、ドライ路面での操縦安定性とウェット性能とをバランス良く高めることができる。
外側ショルダー横溝35は、例えば、タイヤ軸方向に対する角度θ6がタイヤ軸方向内側に向かって漸増するように滑らかに湾曲してのびているのが望ましい。前記角度θ6は、例えば、5〜20°の範囲であるのが望ましい。このような外側ショルダー横溝35は、ウェット走行時、溝内の水を滑らかに外側トレッド端To側に案内でき、さらに優れたウェット性能を発揮することができる。
図8には、外側ショルダー横溝35のB−B線断面図が示されている。図8に示されるように、外側ショルダー横溝35は、例えば、タイヤ軸方向の内端部35iにおいて、底面が隆起しているのが望ましい。内端部35iの深さd4は、例えば、外側ショルダー横溝35の最大の深さd3の0.50〜0.60倍であるのが望ましい。このような外側ショルダー横溝35は、上述のクラウン陸部11、12とともに、ドライ路面での操縦安定性をさらに高めることができる。
図1に示されるように、外側ショルダー横溝35は、例えば、ショルダー主溝4を介して第1クラウンサイプ16Aと滑らかに連続するようにのびているのが望ましい。このような外側ショルダー横溝35は、接地時に第1クラウンサイプ16Aを開き易くし、初期ウェット路面での摩擦力をさらに高めることができる。
図7に示されるように、外側ショルダーサイプ36は、例えば、外側ショルダー陸部13を完全に横切っている。外側ショルダーサイプ36は、例えば、タイヤ軸方向に対する角度θ7がタイヤ軸方向内側に向かって漸増するように滑らかに湾曲してのびているのが望ましい。前記角度θ7は、例えば、5〜20°の範囲であるのが望ましい。より望ましい態様では、外側ショルダーサイプ36は、外側ショルダー横溝35に沿ってのびている。このような外側ショルダーサイプ36は、外側ショルダー陸部13の接地面の歪みを抑制し、その偏摩耗を抑制することができる。
図9には、内側ショルダー陸部14の拡大図が示されている。図9に示されるように、内側ショルダー陸部14には、例えば、複数の内側ショルダー横溝37及び内側ショルダーサイプ38が設けられている。本実施形態では、内側ショルダー横溝37と内側ショルダーサイプ38とは、タイヤ周方向に交互に設けられている。
内側ショルダー横溝37は、例えば、内側トレッド端Tiからタイヤ軸方向内側にのびかつ内側ショルダー陸部14内で途切れている。本実施形態の内側ショルダー横溝37は、例えば、内側ショルダー陸部14のタイヤ軸方向の幅W7の0.75〜0.85倍のタイヤ軸方向の長さL10を有しているのが望ましい。このような内側ショルダー横溝37は、ウェット性能とドライ路面での操縦安定性とをバランス良く高めることができる。
本実施形態では、内側ショルダー横溝37と内側ショルダー主溝5との間の領域には、サイプ等の切れ込みが設けられていない。これにより、内側ショルダー陸部14のタイヤ軸方向内側の剛性が確実に高められる。
内側ショルダー横溝37は、例えば、タイヤ軸方向に対する角度が異なる第1溝部41及び第2溝部42を含んでいる。第1溝部41は、例えば、タイヤ軸方向に対して5°以下の角度θ8(図示省略)で傾斜してのびている。第2溝部42は、例えば、第1溝部41との間に屈曲溝部43を形成するように折れ曲がってのびている。第2溝部42のタイヤ軸方向に対する角度θ9は、例えば、10〜20°であるのが望ましい。より望ましい態様として、第1溝部41及び第2溝部42は、例えば、それぞれの溝中心線が直線状にのびている。このような内側ショルダー横溝37は、溝内の水を内側トレッド端Ti側に向かって案内することができる。
内側トレッド端Tiから屈曲溝部43までのタイヤ軸方向の距離L11は、例えば、内側ショルダー陸部14の幅W7の0.40〜0.60倍であるのが望ましい。これにより、内側ショルダー陸部14の偏摩耗を抑制しつつ、上述の効果を得ることができる。
より望ましい態様として、第2溝部42は、タイヤ軸方向に対して傾斜して直線状にのびる一対の溝縁を有し、一対の溝縁間の溝幅がタイヤ軸方向内側に向かって漸減しているのが望ましい。このような第2溝部42は、内側ショルダー横溝37の内端部での偏摩耗を抑制することができる。
内側ショルダーサイプ38は、例えば、一端が内側ショルダー主溝5に連通し、内側トレッド端Tiまでのびている。図1に示されるように、内側ショルダーサイプ38は、例えば、内側ショルダー主溝5を介して第2クラウンサイプ17Bと滑らかに連続するようにのびている。これにより、内側ショルダーサイプ38及び第2クラウンサイプ17Bが接地時に開き易くなり、初期ウェット路面でのさらに大きな摩擦力を期待することができる。
図9に示されるように、内側ショルダーサイプ38は、例えば、タイヤ軸方向に対する角度が異なる第1サイプ部45及び第2サイプ部46を含んでいる。第1サイプ部45は、例えば、タイヤ軸方向に対して5°以下の角度θ10(図示省略)でのびている。第2サイプ部46は、例えば、第1サイプ部45との間に屈曲サイプ部47を形成するように折れ曲がってのびている。第2サイプ部46は、例えば、タイヤ軸方向に対して15〜25°の角度θ11で傾斜しているのが望ましい。より望ましい態様として、第1サイプ部45及び第2サイプ部46は、それぞれ、直線状にのびている。
本実施形態の内側トレッド端Tiから屈曲サイプ部47までのタイヤ軸方向の距離L12は、例えば、内側ショルダー陸部14の前記幅W7の0.40〜0.50倍であるのが望ましい。このような屈曲サイプ部47は、内側ショルダー陸部14の中央部の接地面の歪みを抑制するのに役立つ。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本パターンを有するサイズ205/55R16のタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例1として、図10に示されるように、第1クラウンサイプと第2クラウンサイプとが同じタイヤ軸方向の長さで形成されたタイヤが試作された。各テストタイヤのウェット性能及びドライ路面での操縦安定性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:16×6.5JJ
タイヤ内圧:230kPa
テスト車両:前輪駆動車、排気量2000cc
タイヤ装着位置:全輪
テスト方法は、以下の通りである。
<ウェット性能>
上記テスト車両で、半径100mの初期ウェット路面(全体が水に濡れているが、水溜まりは形成されていない路面である。)を走行し、前輪の横加速度(横G)が計測された。結果は、速度50〜80km/hの平均横Gであり、比較例1の値を100とする指数で示されている。数値が大きい程、ウェット性能が優れていることを示す。
<ドライ路面での操縦安定性>
上記テスト車両でドライ路面を走行したときの操縦安定性が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、ドライ路面での操縦安定性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006816613
Figure 0006816613
テストの結果、実施例のタイヤは、ドライ路面での操縦安定性を維持しつつ優れたウェット性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
3 クラウン主溝
4 ショルダー主溝
6 クラウン陸部
16 第1クラウンサイプ
17 第2クラウンサイプ
To 外側トレッド端
Ti 内側トレッド端

Claims (9)

  1. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時の車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、タイヤ周方向に延びる1本のクラウン主溝と、その両側にそれぞれ1本ずつ配されたショルダー主溝とにより、4つの陸部に区分され、
    前記陸部は、前記クラウン主溝の両側に位置する2つのクラウン陸部を含み、
    前記各クラウン陸部には、幅が1.5mm以上かつ深さが2.0mm以上の溝が設けられておらず、
    前記各クラウン陸部には、
    一端が前記クラウン陸部の前記外側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端が前記クラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第1クラウンサイプと、
    一端が前記クラウン陸部の前記内側トレッド端側の主溝に連通しかつ他端が前記クラウン陸部内で終端する幅が1.5mm未満の複数の第2クラウンサイプとが設けられ、
    前記各クラウン陸部において、前記第2クラウンサイプの少なくとも1つは、前記第1クラウンサイプよりも大きいタイヤ軸方向の長さを有するタイヤ。
  2. 前記2つのクラウン陸部は、前記クラウン主溝の前記外側トレッド端側に配された外側クラウン陸部と、前記クラウン主溝の前記内側トレッド端側に配された内側クラウン陸部とを含み、
    前記内側クラウン陸部に設けられた前記第1クラウンサイプの少なくとも1つは、前記クラウン主溝を介して前記外側クラウン陸部に設けられた前記第2クラウンサイプと滑らかに連続するようにのびている請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記外側クラウン陸部において、前記第1クラウンサイプと前記第2クラウンサイプとは、タイヤ軸方向でオーバーラップしている請求項2記載のタイヤ。
  4. 前記内側クラウン陸部において、前記第2クラウンサイプの前記他端は、前記第1クラウンサイプの前記他端とタイヤ軸方向において離れている請求項2又は3記載のタイヤ。
  5. 前記内側クラウン陸部には、深さが2mm未満のクラウン浅溝が設けられている請求項2乃至4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記クラウン浅溝は、前記第1クラウンサイプの前記他端と前記第2クラウンサイプの前記他端との間をつないでいる請求項5記載のタイヤ。
  7. 前記第1クラウンサイプ及び前記第2クラウンサイプは、それぞれ、折れ曲がっている請求項1記載のタイヤ。
  8. 前記第1クラウンサイプ及び前記第2クラウンサイプは、それぞれ、前記一端からのびる第1部分と、前記第1部分に連なりかつ前記第1部分よりもタイヤ軸方向に対して大きい角度で傾斜して前記他端までのびる第2部分とを含む請求項7記載のタイヤ。
  9. 前記2つのクラウン陸部の一方には、深さが2.0mm未満でありかつタイヤ周方向に連続してのびる周方向浅溝が設けられている請求項7又は8記載のタイヤ。
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