JP6816254B2 - ノズル交換治具及びこれを用いたノズル交換システム - Google Patents

ノズル交換治具及びこれを用いたノズル交換システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば表面実装機において部品吸着用の複数のノズルを収容するノズルストッカに前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具、およびこれを用いたノズル交換システムに関する。
電子部品を基板に実装する表面実装機は、一般にヘッドユニットに装着される部品吸着用のノズルをストックするノズルストッカを備えている。前記ノズルは、吸着対象の部品によっては交換する必要があり、前記ノズルストッカには交換用のノズルが収容される。ヘッドユニットは、ノズル交換が必要な電子部品を搭載する場合、ノズルストッカにアクセスしてノズルを自動交換する。このため、前記ノズルストッカには、交換されるノズルを所定の配列パターンで予め収容しておく必要がある。また、前記ノズルストッカに収容されたノズル群を、洗浄のために一括して取り出し、洗浄後に戻す作業も必要である。
前記ノズルストッカに対してノズルを脱着する作業を人手で行ったのでは手間が掛かりすぎるため、例えば特許文献1に開示されているようなノズル交換治具が用いられている。ノズル交換治具は、前記ノズルストッカにおけるノズルの配列パターンに応じた配列状態で、複数のノズルを保持することが可能な治具である。作業員は、交換用ノズルを保持した前記ノズル交換治具を持って前記ノズルストッカへアクセスし、前記交換用ノズルを前記ノズルストッカへ移載させたり、空のノズル交換治具を持って前記ノズルストッカに収容されているノズルを取り出したりする。
しかしながら、特許文献1のノズル交換治具では、各ノズルを個別にクランプするノズル保持部が適用されている。前記ノズル保持部は、爪形状を備えた板バネからなるクランプ部材を含み、前記爪形状部分を前記ノズルに備えられたクランプ溝に係合させるものである。このため、前記ノズル保持部から前記ノズルを取り外すには相応の引き抜き力を要する。ノズル交換治具が保持するノズルの数が増えると、前記引き抜き力は重畳される。従って、前記ノズル交換治具から多くのノズルを前記ノズルストッカへ一括して移載させる場合に大きな力を要するため、作業員に大きな負担を掛ける、或いは、一括移載するノズル本数を減らす必要がある等、作業性が悪いという問題があった。
特許第4353135号公報
本発明の目的は、作業性の良いノズル交換治具を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一局面に係るノズル交換治具は、電子部品吸着用の複数のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカに、前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具であって、前記ノズルストッカにおける前記配列パターンに応じた配列状態で、複数の前記ノズルをそれぞれ非固定的に位置決めする複数の位置決め部を備えた本体部と、前記位置決め部において前記ノズルが保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える切り換え機構と、を備える。
本発明の他の目的は、上記のノズル交換治具を用い、ノズルストッカに対して確実にノズルを移載することができるノズル交換システムを提供することにある。
上記他の目的を達成する本発明の他の局面に係るノズル交換システムは、複数の電子部品吸着用のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカと、上記のノズル交換治具と、前記ノズルストッカの動作と前記ノズル交換治具の動作とを連動させる連動機構とを備え、少なくとも前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへ複数の前記ノズルが移載されるノズル交換システムであって、前記ノズルストッカは、前記所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔と、複数の前記ノズルの各々を前記ノズル収容孔に収容された状態で支持する支持状態と、前記支持を解放する解放状態との間で状態変更可能な支持機構と、を含み、前記連動機構は、前記切り換え機構による前記第1状態から前記第2状態への切り換えと、前記支持機構による前記解放状態から前記支持状態への状態変更とを連動させる。
図1は、本発明の実施形態に係るノズル交換治具が適用される表面実装機の概略構成を示す平面図である。 図2は、表面実装機のヘッドユニット部分の概略構成を示す側面図である。 図3(A)〜(C)は、吸着ノズルを示す図であって、図3(A)はその上面図、図3(B)及び(C)は、それぞれ視線方向を変えた側面図である。 図4(A)及び(B)は、ノズルを保持する第1状態のノズル交換治具を示し、図4(A)はその側面図、図4(B)は底面図である。 図5(A)及び(B)は、ノズルの保持を解除する第2状態のノズル交換治具を示し、図5(A)はその側面図、図5(B)は底面図である。 図6は、図4(B)のVI−VI線断面図である。 図7は、図5(B)のVII−VII線断面図である。 図8は、図4(B)の要部拡大図である。 図9は、図5(B)の要部拡大図である。 図10は、治具本体(本体部)の平面図である。 図11(A)〜(C)は、保持プレート(ノズル保持部)を示す図であって、図11(A)はその長手方向の側面図、図11(B)は平面図、図11(C)は短手方向の側面図である。 図12(A)及び(B)は、ノズルストッカ6を示す模式図であって、図12(A)は、ノズルを支持する支持状態を、図12(B)は、ノズルの支持を解放する解放状態を、各々示している。 図13(A)〜(C)は、本実施形態のノズル交換治具を用いた、ノズル移載の手順の一例を示す図である。 図14(A)〜(D)は、本実施形態のノズル交換治具を用いた、ノズル移載の手順の他の例を示す図である。 図15(A)及び(B)は、変形例に係るノズル交換治具を示す模式図である。
[表面実装機について]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ずは、本発明の実施形態に係るノズル交換治具が適用される表面実装機について説明する。図1は、表面実装機1の概略構成を示す平面図、図2は、表面実装機1のヘッドユニット4部分の概略構成を示す側面図である。表面実装機1は、各種の電子部品を基板Pに実装する装置である。図1及び図2においてXYZの方向表示が付され、他の図においても同様な方向表示が付されている図がある。以下の説明において、X方向を左右方向(基板Pの移動方向)、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向という場合がある。
<表面実装機の全体構造>
表面実装機1は、ベース部10と、このベース部10上に配置された基板搬送部2、部品供給部3、電子部品吸着用の複数の吸着ノズル5(ノズル)を備えたヘッドユニット4、及び、交換用の吸着ノズル5を収容するノズルストッカ6とを備えている。ヘッドユニット4には、一対の基板認識カメラ42及びスキャンユニット43も搭載されている。そして、ノズルストッカ6に交換用の吸着ノズル5を収容する作業のために、作業員はノズル交換治具7を用いる。
基板搬送部2は、電子部品32(図2)が実装される基板Pを搬送する。基板搬送部2は、ベース部10上において、基板Pを左右方向へ搬送する一対のコンベア21、22を有している。コンベア21、22は、基板Pを図1の右側から表面実装機1の機内に搬入し、所定の作業位置(図1に示す基板Pの位置)まで左方へ搬送して一旦停止させる。この作業位置において、電子部品32が基板Pに実装される。前記作業位置の下方領域には、実装作業中に基板Pをバックアップピンにより支持する基板支持装置(図示省略)が配置されている。実装作業後、コンベア21、22は基板Pを左方へ搬送し、表面実装機1の左側から機外へ搬出する。
部品供給部3は、実装される電子部品32を供給する。部品供給部3は、基板搬送部2の前後方向両側に配置されている。各部品供給部3は、左右方向に配列された複数のテープフィーダ31を備えている。各テープフィーダ31は、集積回路(IC)、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等の小片状の電子部品32を所定間隔で収容、保持したテープが巻回されたリールを保持している。テープフィーダ31は、前記リールからテープを間欠的に繰り出し、フィーダ先端の部品供給位置に電子部品を供給する。
ヘッドユニット4は、部品供給部3から電子部品32を取り出し、これを基板Pに実装する。ヘッドユニット4は、ベース部10の上空にXY方向に移動可能に配置され、前記部品供給位置においてテープフィーダ31から電子部品を取り出し、前記作業位置において前記電子部品を基板Pの所定位置に実装する。ベース部10の上方には、X方向に延びる支持ビーム23が立設されている。ヘッドユニット4は、支持ビーム23に固定されたX軸固定レール24に移動可能に支持されている。また、支持ビーム23は、両端部がY方向に延びるY軸固定レール25に支持され、このY軸固定レール25に沿ってY方向に移動可能である。X軸固定レール24に対して、X軸サーボモータ26及びボールねじ軸27が配置され、Y軸固定レール25に対して、Y軸サーボモータ28及びボールねじ軸29が配置されている。ヘッドユニット4は、X軸サーボモータ26によるボールねじ軸27の回転駆動によってX方向に移動し、Y軸サーボモータ28によるボールねじ軸29の回転駆動によってY方向に移動する。
ヘッドユニット4には、電子部品32を保持して搬送するための複数のヘッド41が搭載されている。本実施形態では、合計6本のヘッド41がX方向に一列に配置されている例を示している。各ヘッド41は、Z方向(上下方向)に延びる駆動シャフトと、該駆動シャフトの下端に取り付けられ電子部品32を吸着する吸着ノズル5とを含む。吸着ノズル5は、前記駆動シャフトの内部通路及び切換弁(図略)等を介して負圧発生装置(図略)に接続されている。部品吸着時には、前記負圧発生装置から吸着ノズル5の先端に負圧吸引力が与えられ、これにより電子部品32の吸着が可能とされている。なお、部品実装時には前記負圧吸引力は解消され、吸着ノズル5に吸着された電子部品32がリリースされる。吸着ノズル5の具体例については、図3に基づき後述する。
各ヘッド41は、ヘッドユニット4に対して昇降及びノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能とされている。ヘッド41の前記昇降及び回転のため、ヘッドユニット4は昇降駆動機構及び回転駆動機構を備える。前記昇降駆動機構は、電子部品の吸着若しくは実装を行う際の下降位置と、電子部品の搬送や撮像を行う際の上昇位置との間で、ヘッド41を昇降させる。前記回転駆動機構は、ヘッド41を必要に応じて回転させるための機構であり、部品実装時に電子部品をR軸方向に回転させて当該電子部品の姿勢を調整する。これらの駆動機構は、サーボモータと所定の動力伝達機構とで構成されている。
基板認識カメラ42は、ヘッドユニット4の左右両側に固定的に搭載され、コンベア21、22により表面実装機1の前記作業位置に搬入された基板Pの表面(上面)に付設されている各種マークを撮像する。図1では、前記マークの一例として、矩形の基板Pの対角線上に付設された一対のフィデューシャルマークFMを示している。フィデューシャルマークFMは、搬入された基板Pの前記作業位置の原点座標に対する位置ズレ量を検知するためのマークである。
スキャンユニット43は、ヘッドユニット4に対してX方向(吸着ノズル5の配列方向)に移動可能に、当該ヘッドユニット4の下端付近に搭載され、吸着ノズル5に吸着された電子部品32を撮像する。スキャンユニット43は、吸着ノズル5による電子部品32の吸着状態を画像認識するためのユニットである。スキャンユニット43は、ヘッドユニット4が吸着ノズル5に吸着された電子部品32を前記部品供給位置から前記作業位置まで搬送している間に、所定の撮像動作を行う。この撮像動作では、スキャンユニット43は、ヘッドユニット4に付設されたX方向に延びるボールねじ軸44に沿ってX方向に移動しながら、吸着ノズル5に吸着された電子部品32を下面側から撮像する。
ノズルストッカ6は、ヘッドユニット4(ヘッド41)に装着される吸着ノズル5をストックするポートである。吸着ノズル5は、吸着対象の電子部品32によっては交換する必要があるため、ノズルストッカ6には交換用の吸着ノズル5が収容される。ヘッドユニット4は、基板Pに搭載すべき電子部品32が現状で搭載されている吸着ノズル5で吸着できない場合或いは吸着に適さない場合等に、ノズルストッカ6にアクセスして吸着ノズル5を自動交換する。このため、ノズルストッカ6においては、交換される吸着ノズル5が、所定の配列パターン、つまりヘッド41の配列ピッチに応じた配列パターンで、予め収容されている。
ノズル交換治具7は、ノズルストッカ6における吸着ノズル5の配列パターンに応じた配列状態で、複数の吸着ノズル5を保持することが可能な治具である。ノズル交換治具7は、ノズルストッカ6への吸着ノズル5の装填作業、及び、ノズルストッカ6からの吸着ノズル5の取り出し作業に用いられる。作業員は、交換用の吸着ノズル5を保持したノズル交換治具7を持ってノズルストッカ6へアクセスし、当該吸着ノズル5をノズルストッカ6へ移載させたり、空のノズル交換治具7を持ってノズルストッカ6に収容されている吸着ノズル5を取り出したりする。なお、取り出された吸着ノズル5と共にノズル交換治具7をノズル洗浄機に装填し、汚濁した吸着ノズル5を洗浄に供する場合もある。
<吸着ノズルの構造>
図3(A)〜(C)は、吸着ノズル5を示す図であって、図3(A)はその上面図、図3(B)は側面図、図3(C)は、図3(B)に対して視線方向を軸方向に90°回転させた側面図である。吸着ノズル5は、テープフィーダ31からの電子部品32の吸着時及び基板Pへの電子部品32の実装時において、電子部品32や基板Pに加わる衝撃を緩和するバッファリング機能を有するノズルである。吸着ノズル5は、ノズル本体部51と、ノズル本体部51を上下動可能に保持するホルダ部52と、ノズル本体部51とホルダ部52との間に介在される付勢バネ53とを含む。
ノズル本体部51は、ノズル先端部511と、ノズル先端部511の上方に連なるノズル筒部512と、ノズル先端部511とノズル筒部512との連接部に配置されたノズルフランジ513とを含む。ノズル先端部511は、電子部品32を吸着する吸引開口を備え、ノズル筒部512は、前記吸引開口に連なる吸引管路を内部に備えている。ノズルフランジ513は、ノズル先端部511及びノズル筒部512よりも径方向外側に突出した円柱型の部分である。
ホルダ部52は、大略的に円筒型の部材であり、シリンダ部54と、該シリンダ部54の上方の基部55とを含む。シリンダ部54は、内部に円筒空間からなる摺動孔541を備える。この摺動孔541にノズル本体部51のノズル筒部512の上方側が収容され、上下方向に摺動する。また、シリンダ部54は、その下端付近に径方向外側に突出したシリンダフランジ542を備える。付勢バネ53はコイルバネであり、このシリンダフランジ542と上述のノズルフランジ513との間に割り入れられ、ノズル本体部51を下方へ付勢している。
基部55は、内部に円筒空間からなる大径孔551を備える。大径孔551は、摺動孔541に連接され、ノズル筒部512の前記吸引管路と連通している。大径孔551は、上述の負圧発生装置に連なる管路と接続される。基部55の側周面には、吸着ノズル5の軸回りの位置を決めるためのDカット面56が備えられている。また、基部55の下部には、シリンダ部54との径差に基づく段差面である下端面57(ノズルの一部分)が存在している。この下端面57が、ノズル交換治具7によって保持される部分である。
[ノズル交換治具の詳細]
以下、ノズル交換治具7について詳述する。図4及び図5は、ノズル交換治具7の外観を示す図である。図4は、吸着ノズル5を保持する第1状態のノズル交換治具7を示し、図4(A)はその側面図、図4(B)は底面図である。図5は、吸着ノズル5の保持を解除する第2状態のノズル交換治具7を示し、図5(A)はその側面図、図5(B)は底面図である。図6は、図4(B)のVI−VI線断面図、図7は、図5(B)のVII−VII線断面図である。また、図8は、図4(B)の要部拡大図、図9は、図5(B)の要部拡大図である。
ノズル交換治具7は、治具本体71(本体部)と切り換え機構72とを備える。治具本体71は、ノズルストッカ6における吸着ノズル5の配列パターンに応じた配列状態で、複数の吸着ノズル5をそれぞれ非固定的に位置決めする複数のノズル配列孔711(位置決め部)を備える。切り換え機構72は、ノズル配列孔711に収容され位置決めされた吸着ノズル5が、当該ノズル配列孔711において保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える。
<治具本体>
図10は、治具本体71を−Z側から見た平面図である。治具本体71は、平面視でX方向に長い矩形形状を有し、吸着ノズル5の基部55のZ方向長さよりも長いZ方向の厚みを有している。治具本体71は、上面(+Z側の面)及び下面(−Z側の面)と、4つの側面、すなわち短辺側の−X側面715及び+X側面716と、長辺側の−Y側面717及び+Y側面718とを備える。ノズル配列孔711は、治具本体71の下面に開口し、治具本体71のZ方向厚さの半分程度の深さを有している。ここでは、X方向に10個、Y方向に4個のノズル配列孔711が、治具本体71にマトリクス配列されている例を示している。ノズル配列孔711は、基部55のサイズに応じた円筒型の孔であり、基部55を収容する。
ノズル配列孔711の内径は基部55の外径よりも僅かに大きい程度であり、ノズル配列孔711に基部55が嵌め込まれることで、吸着ノズル5のX方向及びY方向の移動は制限される。但し、ノズル配列孔711自体は、吸着ノズル5のZ方向の移動を拘束していない。すなわち、吸着ノズル5のXY方向の位置は決めるもののZ方向にはフリーとしているという意味において、ノズル配列孔711は吸着ノズル5を非固定的に位置決めする。
各ノズル配列孔711には、筒体712が配置されている。筒体712は、ノズル配列孔711と同心に配置され、治具本体71のZ方向厚さと同じ長さを有する円筒体である。ノズル配列孔711に基部55が嵌め込まれる際、大径孔551に筒体712が挿入される。治具本体71の上面には、貫通孔714を備えた上板713が取り付けられている。貫通孔714は、筒体712の位置に合わせて穿孔されている。吸着ノズル5を保持したノズル交換治具7がノズル洗浄作業に供される際、貫通孔714及び筒体712を通して、吸着ノズル5の内部通路(摺動孔541、ノズル本体部51の吸引管路及びノズル先端部511の吸引開口)が洗浄されることになる。
図10において一部破断して示されているように、各ノズル配列孔711には、位置合わせピン719が組み付けられている。位置合わせピン719は、Z方向に延びる円柱型のピンであり、2個がX方向に並ぶ態様で、各ノズル配列孔711の+Y側方位の内周壁に配置されている。一対の位置合わせピン719は、その一部がノズル配列孔711の内周壁から径方向内側に突出している。各吸着ノズル5の基部55が各ノズル配列孔711に挿入される際、この位置合わせピン719の突出部分にDカット面56が位置合わせされる。これにより、吸着ノズル5の軸回り方向の位置が決定される。
治具本体71の−Y側面717及び+Y側面718には、各々の側面から−Y方向、+Y方向にそれぞれ突出するガイドピン71Aが取り付けられている。図10には、ガイドピン71Aが嵌め込まれるピン孔71Bが示されている。ガイドピン71Aは、後述する保持プレート73のX方向のスライド移動をガイドするために設けられている。
<切り換え機構>
切り換え機構72は、複数の吸着ノズル5について、前記第1状態と前記第2状態とを一括して切り換えるための機構である。本実施形態において切り換え機構72は、保持プレート73(ノズル保持部)、コイルバネ75(第1維持機構)及び保持磁石76(第2維持機構)を含む。前記一括の切り換えのため、保持プレート73は治具本体71に対して、前記第1状態を形成する第1位置と、前記係合が解除されて前記第2状態を形成する第2位置との間でX方向に位置変更する。
図11(A)〜(C)は、保持プレート73を示す図であって、図11(A)はその長手方向の側面図、図11(B)は平面図、図11(C)は短手方向の側面図である。保持プレート73は、例えば磁性を有する板金部材からなり、矩形平板状の底板731と、底板731の長辺である+Y及び−Y端縁から+Z方向に立ち上がる一対の長辺側板732と、底板731の短辺である−X及び+X端縁から各々+Z方向に立ち上がる−X側板733及び+X側板734とを含む。
底板731は、平面視において、治具本体71よりもやや大きいサイズの矩形形状を有し、治具本体71の下面に当接乃至は近接する部分である。底板731には、−X側板733の近傍から+X側板734の近傍に亘ってX方向に延びる長孔74が4本、平行に穿孔されている。長孔74は、治具本体71におけるノズル配列孔711の4行×10列の配列の、行配列にマッチするように穿孔されている。長孔74は、X方向に交互に配置された底板731のノズル通過部741と係合部742とによって区画されている。
ノズル通過部741は、吸着ノズル5の基部55の外周面形状に沿った円弧型の開口縁部である。ノズル通過部741の部分において、長孔74のY方向最大幅(一対のノズル通過部741で形成される仮想円の直径)は、円筒型の基部55の外径よりも僅かに大きく設定されている。ノズル通過部741は、治具本体71のノズル配列孔711の個数(10個)及びそれらの配列ピッチに合わせて、各長孔74に10個ずつ設けられている。
係合部742は、ノズル通過部741の各ピッチ間に配置された突出部分である。互いに向かい合う一対の係合部742の部分において、長孔74のY方向幅は、基部55の外径よりも小さく、シリンダ部54の外径よりもやや大きく設定されている。従って、係合部742は、長孔74を通してノズル配列孔711に吸着ノズル5が収容されている状態において、保持プレート73がX方向にスライドされた場合、基部55の下端面57(ノズルの一部分)の下に入り込む(係合する)ことができる。つまり、係合部742は、吸着ノズル5を下端面57において支持することが可能である。
−Y及び+Yの長辺側板732は、底板731と同じX方向幅を有し、底板731に対して鉛直上方に折り曲げられた部分である。各長辺側板732には、等間隔でX方向に並ぶ3つのガイド孔732A(ガイド部)が穿孔されている。−Y、+Y長辺側板732は、それぞれ治具本体71の−Y側面717、+Y側面718と対向する。ガイド孔732Aは、治具本体71のガイドピン71Aが嵌め込まれる孔であり、Z方向幅はガイドピン71Aの外径と略同一であるが、X方向幅はガイドピン71Aの外径よりも長い長孔である。
ガイド孔732Aへのガイドピン71Aの挿入により、保持プレート73が治具本体71に組み付けられた状態となる。このとき、図6、図7に示すように、治具本体71の下面に底板731が当接乃至は近接する。また、保持プレート73は、ガイドピン71Aにガイド孔732Aがガイドされる態様で、治具本体71に対してX方向にスライド移動することができる。このスライド移動の幅は、少なくとも長孔74のノズル通過部741(係合部742)のX方向配列ピッチの1/2に相当する幅が必要である。
−X側板733及び+X側板734は、底板731よりも短いY方向幅を有し、底板731に対して鉛直上方に折り曲げられた部分である。−X、+X側板733、734は、長辺側板732よりも長いZ方向幅を有している。−X、+X側板733、734は、それぞれ治具本体71の−X、+X側面715、716と対向する。
図6、図7を参照して、コイルバネ75及び保持磁石76は、治具本体71の+X側面716と保持プレート73の+X側板734との間に配置されている。コイルバネ75は、一コイル端が+X側面716に、他コイル端が+X側板734に各々当接している。治具本体71を不動とした場合、コイルバネ75は、+X側板734を通して保持プレート73を+X方向へ付勢する。
保持磁石76は、治具本体71の+X側面716に取り付けられている。保持プレート73が治具本体71に対して最も+X側に移動した状態(コイルバネ75が伸長した状態)では、保持磁石76と保持プレート73の+X側板734との間にはギャップが存在する(図6)。一方、保持プレート73が治具本体71に対して−X側に所定距離だけ移動した状態(コイルバネ75が圧縮された状態)では、+X側板734は保持磁石76に吸着される(図7)。
[ノズル交換治具の動作]
続いて、ノズル交換治具7による吸着ノズル5の保持及びその解除動作について説明する。上述の通り、保持プレート73はX方向にスライド移動し、このスライド移動によって、ノズル配列孔711に収容された吸着ノズル5の状態が、当該ノズル配列孔711において保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換えられる。前記第1状態では、吸着ノズル5はノズル配列孔711の位置において固定され、治具本体71から離脱できない状態となる。一方、前記第2状態では、吸着ノズル5はノズル配列孔711から離脱可能な状態となる。
保持プレート73は、係合部742が吸着ノズル5の一部分(本実施形態では基部55の下端面57)と係合して前記第1状態を形成する第1位置(図4、図6、図8)と、前記係合が解除されて前記第2状態を形成する第2位置(図5、図7、図9)との間で位置変更するように、治具本体71に対して移動する。この移動は、ガイドピン71Aとガイド孔732Aとの係合によって、X方向のスライド移動に制限されている。
前記第1位置は、保持プレート73がコイルバネ75の付勢力によって相対的に+X側に移動した位置である。これにより、治具本体71の+X側面716と保持プレート73の+X側板734との間は離間する一方、−X側面715と−X側板733とは近接する。そして、長孔74の係合部742が基部55の下端面57の下側に入り込み(Z方向に重なる位置に移動し)、係合部742が下端面57を支持するようになる。このような係合部742と下端面57との係合により、吸着ノズル5はノズル配列孔711から抜け出せない状態となる。コイルバネ75は、その付勢力によって、保持プレート73を前記第1位置に静止させて前記第1状態を維持させる機能を果たしている。
前記第2位置は、保持プレート73が保持磁石76の磁気吸着力によって相対的に−X側に移動した位置である。これにより、治具本体71の+X側面716と保持プレート73の+X側板734との間は、保持磁石76を挟んで接近する一方、−X側面715と−X側板733とは離間する。コイルバネ75は圧縮された状態となり、X方向に伸長する付勢力を内在した状態となる。
前記第2位置においては、上述の係合部742と下端面57との係合は解除される。図9の拡大図を示すように、係合部742は、吸着ノズル5の基部55とZ方向に重なり合わない位置に移動している。つまり、隣接するノズル配列孔711のピッチ間に、係合部742が退避した状態となる。一方、保持プレート73のノズル通過部741とノズル配列孔711とは、X方向に同じピッチで配列されている。従って、係合部742がノズル配列孔711のピッチ間に移動すると、自ずとノズル通過部741とノズル配列孔711とがZ方向に重なるようになる。これにより、吸着ノズル5はノズル配列孔711から抜け出せる状態となる。保持磁石76は、その磁気吸着力によって、保持プレート73を前記第2位置に静止させて前記第2状態を維持させる機能を果たしている。
保持プレート73の前記第1位置(図6)と前記第2位置(図7)との間の位置変更は、作業員の手動操作で行うことができる。前記第1位置から前記第2位置への位置変更の際には、作業員はコイルバネ75の付勢力に抗して、保持プレート73を−X方向へ移動させ、+X側板734を保持磁石76に吸着させれば良い。逆に、前記第2位置から前記第1位置への位置変更の際には、作業員は保持磁石76から+X側板734を引き剥がし、コイルバネ75の付勢力を作用させて保持プレート73を+X方向へ移動させれば良い。勿論、ソレノイドアクチュエータ等の駆動源をノズル交換治具7に搭載して、保持プレート73を自動移動させるようにしても良い。
このようなノズル交換治具7によれば、前記第1状態(保持プレート73が第1位置)では治具本体71のノズル配列孔711において吸着ノズル5が保持されるが、切り換え機構72により前記第2状態(保持プレート73が第2位置)に切り換えられると、前記保持が解除される。作業員は、ノズルストッカ6への吸着ノズル5の移載の際に、切り換え機構72を前記第1状態から前記第2状態へ切り換え操作するだけ、つまり保持プレート73を前記第1位置から前記第2位置へ移動させるだけで済む。従って、前記移載の際に大きな力は不要であり、移載させる吸着ノズル5の数が多数となったとしても、作業性を向上させることができる。
また、切り換え機構72は、複数の吸着ノズル5について、前記第1状態と前記第2状態とを一括して切り換えることができる。すなわち治具本体71のノズル配列孔711と、保持プレート73のノズル通過部741(係合部742)とは、X方向に同じピッチで配列されている。このため、保持プレート73をX方向にスライド移動させると、全てのノズル配列孔711に収容されている各吸着ノズル5に対して、前記第1状態と前記第2状態とが一括して切り換わる。また、そのために必要な作業員の操作は、保持プレート73のスライド移動だけである。従って、ノズル交換治具7に保持された吸着ノズル5の全てを、一括して容易にノズルストッカ6へ移載させることが可能となり、一層作業性を向上させることができる。
[ノズルストッカへの移載動作]
続いて、ノズル交換治具7に保持された吸着ノズル5の、ノズルストッカ6への移載動作の具体例について説明する。まず、ノズルストッカ6の概略構成について、図12(A)及び(B)の模式図に基づいて説明する。図12(A)は、ノズルストッカ6が吸着ノズル5を支持する支持状態を、図12(B)は、吸着ノズル5の支持を解放する解放状態を、各々示している。
ノズルストッカ6は、吸着ノズル5を保持するストッカ本体61と、ストッカ本体61に対してX方向にスライド移動可能なシャッター部材62(支持機構)とを含む。ストッカ本体61は、所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔63を備える。ノズル収容孔63は、吸着ノズル5を収容可能な、ストッカ本体61の上面に開口する孔であり、ヘッド41の配列ピッチに応じた配列パターンで配列されている。
シャッター部材62は、複数の吸着ノズル5の各々をノズル収容孔63に収容された状態で支持する支持状態と、前記支持を解放する解放状態との間で状態変更させる支持機構として機能する。具体的にはシャッター部材62は、ストッカ本体61の上面に添設され、X方向にスライド移動する平板状の部材からなる。シャッター部材62は、複数のノズル挿通開口64及び係合部65(支持部)を有し、図11に示した保持プレート73と同様な部材である。ノズル挿通開口64は、吸着ノズル5を通過させることが可能な開口部分である。係合部65は、吸着ノズル5の一部分と係合して当該吸着ノズル5を支持する部分である。
シャッター部材62の−X方向端部には、作動板66が延設されている。この作動板66には、ソレノイド型アクチュエータからなる駆動部67の作動ロッドが連結されている。駆動部67の動作によって、シャッター部材62はX方向にスライド移動する。このスライド移動によってシャッター部材62は、図12(A)に示すように、複数の吸着ノズル5の各々をノズル収容孔63に収容された状態で係合部65によって支持する支持位置(支持状態)と、図12(B)に示すように、係合部65による前記支持を解放する解放位置(解放状態)との間で位置変更可能である。シャッター部材62が前記支持位置にあるとき、吸着ノズル5はノズル収容孔63において固定された状態となり、前記解放位置にあるとき、吸着ノズル5はノズル収容孔63に対して着脱できる状態となる。
図13(A)〜(C)は、本実施形態のノズル交換治具7を用いた、ノズルストッカ6への吸着ノズル5の一括移載の手順の一例を示す図である。ここでは、ノズル交換治具7について、保持プレート73が吸着ノズル5を保持する第1位置にある状態を「閉」、前記保持を解除する第2位置にある状態を「開」で示す。また、ノズルストッカ6について、シャッター部材62が前記支持位置にある状態を「閉」、前記解放位置にある状態を「開」で示す。
作業員は、吸着ノズル5を保持したノズル交換治具7を持って、ノズルストッカ6にアクセスする。このとき、図13(A)に示すように、吸着ノズル5の保持のためノズル交換治具7は「閉」とされ、吸着ノズル5の受け入れのためノズルストッカ6は「開」とされる。前記アクセスの際、作業員は各吸着ノズル5をノズル収容孔63に位置合わせして、ノズル交換治具7をノズルストッカ6の上に載せる。
次に、図13(B)に示すように、作業員は保持プレート73を操作して、ノズル交換治具7を「開」とする。一方、表面実装機1側では、駆動部67によりシャッター部材62を移動させて、ノズルストッカ6が「閉」とされる。これにより、全ての吸着ノズル5がノズル交換治具7からノズルストッカ6へ一括して受け渡される。この受け渡しの際、保持プレート73は吸着ノズル5を拘束していないので、作業員は何ら力作業を要しない。
その後、図13(C)に示すように、作業員はノズル交換治具7を、「開」の状態を維持したまま、上方に持ち上げる。全ての吸着ノズル5は、ノズルストッカ6に保持された状態となる。このとき、保持プレート73による吸着ノズル5の保持解除と、シャッター部材62による吸着ノズル5の保持が行われるので、吸着ノズル5は中途半端にノズル交換治具7に残存することなく、確実にノズルストッカ6へ受け渡される。従って、ノズル交換治具7が持ち上げられた際に、受け渡しに失敗した吸着ノズル5が落下するというような不具合を防止することができる。
[ノズル交換システム]
続いて、上述のノズルストッカ6及びノズル交換治具7に加えて、ノズルストッカ6の動作とノズル交換治具7の動作とを連動させる連動機構を備えるノズル交換システムの実施形態を例示する。図14(A)〜(D)は、本実施形態のノズル交換システムにおける、ノズル交換治具7からノズルストッカ6への吸着ノズル5の一括移載の手順の一例を示す図である。この図14でも、図13と同様にして、ノズル交換治具7及びノズルストッカ6による吸着ノズル5の保持状態を「開」、「閉」で示している。
前記連動機構は、ノズル交換治具7における切り換え機構72(保持プレート73)による前記第1状態から前記第2状態への切り換え、すなわち「閉」から「開」への切り換えと、ノズルストッカ6における支持機構(シャッター部材62)による前記解放状態から前記支持状態への状態変更とを連動させる機構である。
ここでは、前記連動機構として、ノズル交換治具7の保持プレート73が係合片735を備え、ノズルストッカ6のシャッター部材62が係合孔621を具備している例を示す。係合片735は、係合孔621に嵌まり込むことが可能であり、この嵌まり込みにより、保持プレート73とシャッター部材62とが連動してスライド移動する。
作業員は、吸着ノズル5を保持したノズル交換治具7を持って、ノズルストッカ6にアクセスする。このとき、図14(A)に示すように、吸着ノズル5の保持のためノズル交換治具7は「閉」とされ、吸着ノズル5の受け入れのためノズルストッカ6は「開」とされる。前記アクセスの際、作業員は各吸着ノズル5をノズル収容孔63に位置合わせし、さらに、係合片735を係合孔621に位置合わせして、ノズル交換治具7をノズルストッカ6の上に載せる。これにより、図14(B)に示すように、各吸着ノズル5は各ノズル収容孔63に収容され、係合片735は係合孔621に嵌まり込んで保持プレート73とシャッター部材62とが連動可能な状態となる。
次に、図14(C)に示すように、表面実装機1側で、駆動部67によりシャッター部材62を移動させて、ノズルストッカ6を「閉」とする。すると、シャッター部材62の移動に連動して保持プレート73も移動し、ノズル交換治具7が「開」の状態となる。これにより、全ての吸着ノズル5がノズル交換治具7からノズルストッカ6へ一括して受け渡される。
その後、図14(D)に示すように、作業員はノズル交換治具7を、「開」の状態を維持したまま、上方に持ち上げる。この際、保持プレート73は吸着ノズル5を拘束していないので、作業員は何ら力作業を要しない。これにより、全ての吸着ノズル5は、ノズルストッカ6に保持された状態となる。
このノズル交換システムによれば、保持プレート73による吸着ノズル5の保持解除(「閉」から「開」の動作)と、シャッター部材62による吸着ノズル5の保持(「開」から「閉」の動作)とが同期して行われる。このため、ノズル交換治具7及びノズルストッカ6の双方が「開」となって、吸着ノズル5が脱落し易い状態になることを防止できる。さらに、図13の例と同様に、吸着ノズル5が中途半端にノズル交換治具7に残存することなく、確実にノズルストッカ6へ受け渡される。従って、ノズル交換治具7が持ち上げられた際に、受け渡しに失敗した吸着ノズル5が落下するというような不具合を防止することができる。
[切り換え機構の変形例]
図15(A)及び(B)は、変形例に係るノズル交換治具7Aを示す模式図である。上記実施形態では、保持プレート73と吸着ノズル5とが機械的に結合することによって、吸着ノズル5が保持されるノズル交換治具7を例示した。この変形例では、マグネットクランプの原理を利用し、磁気結合によって吸着ノズル5を保持するノズル交換治具7Aを示す。
本変形例では、磁性体からなる吸着ノズル5が用いられる。ここでの磁性体は、磁気結合によって永久磁石などに強固に吸着される強磁性体であり、鉄や磁性SUSなどを例示することができる。ノズル交換治具7Aは、治具本体710(本体部)と切り換え機構720とを含む。治具本体710は、吸着ノズル5を位置決めする複数のノズル配列孔711を有すると共に、各ノズル配列孔711の上方に非磁性部材77を備えている。切り換え機構720は、保持プレート730(ノズル保持部)、コイルバネ75及び保持磁石76を備える。保持プレート730は、各ノズル配列孔711の配置ピッチにマッチさせて配置された、複数のマグネット78(磁石部材)を備えている。マグネット78は、吸着ノズル5の少なくとも一部と磁気結合可能である。
保持プレート730は、マグネット78が吸着ノズル5の一部分と磁気結合して吸着ノズル5を保持する第1状態を形成する第1磁性状態と、前記磁気結合が解除されて前記保持を解除する第2状態を形成する第2磁性状態との間で状態変更する。図15(A)は、前記第1状態を示す。このとき、マグネット78はノズル配列孔711の真上に位置している。非磁性部材77は、吸着ノズル5の外径よりも狭幅の部材であり、マグネット78と吸着ノズル5との間に位置している。この状態では、非磁性部材77の介在によって、マグネット78のN極から吸着ノズル5の基部55(図3)を通り、S極へ至る磁路M1が形成される。従って、吸着ノズル5はマグネット78に磁気的に結合され、ノズル配列孔711において保持された状態となる。
図15(B)は、前記第2状態を示す。保持プレート730は、保持磁石76に吸着されて、前記第1状態の位置から、ノズル配列孔711の配置ピッチの半ピッチだけスライド移動されている。このため、マグネット78は非磁性部材77及び吸着ノズル5の配列ライン上から外れる。この場合、マグネット78のN極からS極へ短絡的に至る磁路M2が形成されてしまい、マグネット78と吸着ノズル5とは磁気結合しなくなる。従って、吸着ノズル5に対する磁気吸着力は解除され、吸着ノズル5はノズル配列孔711から抜け出せる状態となる。このように、マグネット78を用いた磁気結合を利用して、前記第1状態と前記第2状態との切り換えを行わせることができる。
この他、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施形態を取り得る。例えば、上記の切り換え機構72は、全ての吸着ノズル5について同時に一括して前記第1状態と前記第2状態との状態切り換えを行う例を示した。これに代えて、ノズル交換治具7に切り換え機構72を複数設け、所定の吸着ノズル5群の単位で、前記状態切り換えを行うようにしても良い。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。
本発明の一局面に係るノズル交換治具は、電子部品吸着用の複数のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカに、前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具であって、前記ノズルストッカにおける前記配列パターンに応じた配列状態で、複数の前記ノズルをそれぞれ非固定的に位置決めする複数の位置決め部を備えた本体部と、前記位置決め部において前記ノズルが保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える切り換え機構と、を備える。
このノズル交換治具によれば、前記第1状態では前記位置決め部において前記ノズルが保持されるが、切り換え機構により前記第2状態に切り換えられると、前記保持が解除される。作業員は、前記ノズルストッカへの前記ノズルの移載の際に、前記切り換え機構を前記第1状態から前記第2状態へ切り換え操作するだけで済む。従って、前記移載の際に大きな力は不要であり、移載させるノズル数が多数となったとしても、作業性を向上させることができる。
上記のノズル交換治具において、前記切り換え機構は、複数の前記ノズルについて、前記第1状態と前記第2状態とを一括して切り換えることが望ましい。
このノズル交換治具によれば、前記ノズル交換治具に保持されたノズルの全てを一括して前記ノズルストッカへ移載させることが可能となり、一層作業性を向上させることができる。
上記のノズル交換治具において、前記切り換え機構は、各ノズルの一部分と各々係合可能な複数の係合部を有するノズル保持部を含み、前記ノズル保持部は、前記係合部が前記ノズルの一部分と係合して前記第1状態を形成する第1位置と、前記係合が解除されて前記第2状態を形成する第2位置との間で位置変更可能であることが望ましい。
このノズル交換治具によれば、前記ノズル保持部を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるという簡単な構造並びに簡単な操作にて、前記第1状態と前記第2状態との切り換えを行わせることができる。従って、前記切り換え機構の構造の簡素化、及び一層の作業性の向上を図ることができる。
この場合、前記ノズル保持部は、前記本体部に対してスライド移動することによって前記第1位置と前記第2位置との間で位置変更するものであって、前記切り換え機構は、さらに、前記ノズル保持部の前記スライド移動をガイドするガイド部と、前記ノズル保持部を前記第1位置に静止させて前記第1状態を維持させる第1維持機構と、前記ノズル保持部を前記第2位置に静止させて前記第2状態を維持させる第2維持機構と、を備える構造とすることができる。
このノズル交換治具によれば、前記ノズル保持部のスライド移動により、前記第1位置と前記第2位置との位置変更が可能で、各々の位置にて前記第1、第2維持機構にて前記ノズル保持部を静止させることができる。従って、作業員による操作性を良好にすることができる。
上記のノズル交換治具において、前記ノズルは磁性体からなり、前記切り換え機構は、各ノズルの一部分と各々磁気結合可能な複数の磁石部材を有するノズル保持部を含み、前記ノズル保持部は、前記磁石部材が前記ノズルの一部分と磁気結合して前記第1状態を形成する第1磁性状態と、前記磁気結合が解除されて前記第2状態を形成する第2磁性状態との間で状態変更可能であることが望ましい。
このノズル交換治具によれば、前記磁石部材を用いた磁気結合を利用して、前記第1状態と前記第2状態との切り換えを行わせることができる。従って、前記切り換え機構の構造の簡素化、及び一層の作業性の向上を図ることができる。
本発明の他の局面に係るノズル交換システムは、複数の電子部品吸着用のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカと、上記のノズル交換治具と、前記ノズルストッカの動作と前記ノズル交換治具の動作とを連動させる連動機構とを備え、少なくとも前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへ複数の前記ノズルが移載されるノズル交換システムであって、前記ノズルストッカは、前記所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔と、複数の前記ノズルの各々を前記ノズル収容孔に収容された状態で支持する支持状態と、前記支持を解放する解放状態との間で状態変更可能な支持機構と、を含み、前記連動機構は、前記切り換え機構による前記第1状態から前記第2状態への切り換えと、前記支持機構による前記解放状態から前記支持状態への状態変更とを連動させる。
このノズル交換システムによれば、前記連動機構によって、前記第1状態から前記第2状態への切り換えと、前記解放状態から前記支持状態への状態変更とが同期するようになる。このため、前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへの前記ノズルの受け渡しを確実に行わせることができる。もし、前記切り換え機構が前記第2状態になると同時に前記支持機構が前記解放状態となると、前記ノズルの受け渡しが確実に行われない場合がある。この場合、前記ノズルが前記ノズル交換治具に中途半端に保持された状態が継続され、そのような前記ノズル交換治具を作業員が持ち上げたときに前記ノズルが実装機中へ落下してしまう場合がある。上記構成によれば、このような不具合の発生を回避できる。
本発明のさらに他の局面に係るノズル交換システムは、複数の電子部品吸着用のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカと、上記のノズル交換治具と、前記ノズルストッカの動作と前記ノズル交換治具の動作とを連動させる連動機構とを備え、少なくとも前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへ複数の前記ノズルが移載されるノズル交換システムであって、前記ノズルストッカは、前記所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔と、各ノズルの一部分を支持可能な複数の支持部を有し、複数の前記ノズルの各々を前記ノズル収容孔に収容された状態で前記支持部によって支持する支持位置と、前記支持部による前記支持を解放する解放位置との間で位置変更可能なシャッター部材と、を含み、前記連動機構は、前記ノズル保持部の前記第1位置から前記第2位置への位置変更と、前記シャッター部材の前記解放位置から前記支持位置への位置変更とを連動させる。
このノズル交換システムによれば、前記連動機構によって、前記第1位置から前記第2位置への位置変更と、前記解放位置から前記支持位置への位置変更とが同期するようになる。このため、前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへの前記ノズルの受け渡しを確実に行わせることができる。

Claims (7)

  1. 電子部品吸着用の複数のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカに、前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具であって、前記ノズルを保持した状態で前記ノズルストッカにアクセスし、前記保持したノズルを当該ノズルストッカに移載するよう作業員によって使用されるノズル交換治具において、
    前記ノズルストッカにおける前記配列パターンに応じた配列状態で、複数の前記ノズルをそれぞれ非固定的に位置決めする複数の位置決め部を備えた本体部と、
    前記位置決め部において前記ノズルが保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える切り換え機構と、
    を備え、
    前記切り換え機構は、複数の前記ノズルについて、前記第1状態と前記第2状態とを一括して切り換える、ノズル交換治具。
  2. 請求項1に記載のノズル交換治具において、
    前記切り換え機構は、各ノズルの一部分と各々係合可能な複数の係合部を有するノズル保持部を含み、
    前記ノズル保持部は、前記係合部が前記ノズルの一部分と係合して前記第1状態を形成する第1位置と、前記係合が解除されて前記第2状態を形成する第2位置との間で位置変更可能である、ノズル交換治具。
  3. 請求項2に記載のノズル交換治具において、
    前記ノズル保持部は、前記本体部に対してスライド移動することによって前記第1位置と前記第2位置との間で位置変更するものであって、
    前記切り換え機構は、さらに、
    前記ノズル保持部の前記スライド移動をガイドするガイド部と、
    前記ノズル保持部を前記第1位置に静止させて前記第1状態を維持させる第1維持機構と、
    前記ノズル保持部を前記第2位置に静止させて前記第2状態を維持させる第2維持機構と、を備える、ノズル交換治具。
  4. 請求項1に記載のノズル交換治具において、
    前記ノズルは磁性体からなり、
    前記切り換え機構は、各ノズルの一部分と各々磁気結合可能な複数の磁石部材を有するノズル保持部を含み、
    前記ノズル保持部は、前記磁石部材が前記ノズルの一部分と磁気結合して前記第1状態を形成する第1磁性状態と、前記磁気結合が解除されて前記第2状態を形成する第2磁性状態との間で状態変更可能である、ノズル交換治具。
  5. 請求項1に記載のノズル交換治具において、
    前記本体部は、前記ノズル配列孔に前記ノズルが嵌め込まれる際に、当該ノズルが備える内部通路に挿入される筒体を備える、ノズル交換治具。
  6. 複数の電子部品吸着用のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカと、
    ノズル交換治具と、
    前記ノズルストッカの動作と前記ノズル交換治具の動作とを連動させる連動機構と、
    を備え、少なくとも前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへ複数の前記ノズルが移載されるノズル交換システムであって、
    前記ノズル交換治具は、
    前記ノズルストッカに、前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具であって、
    前記ノズルストッカにおける前記配列パターンに応じた配列状態で、複数の前記ノズルをそれぞれ非固定的に位置決めする複数の位置決め部を備えた本体部と、
    前記位置決め部において前記ノズルが保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える切り換え機構と、を備え、
    前記ノズルストッカは、
    前記所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔と、
    複数の前記ノズルの各々を前記ノズル収容孔に収容された状態で支持する支持状態と、前記支持を解放する解放状態との間で状態変更可能な支持機構と、を含み、
    前記連動機構は、前記切り換え機構による前記第1状態から前記第2状態への切り換えと、前記支持機構による前記解放状態から前記支持状態への状態変更とを連動させる、ノズル交換システム。
  7. 複数の電子部品吸着用のノズルを所定の配列パターンで収容可能なノズルストッカと、
    ノズル交換治具と、
    前記ノズルストッカの動作と前記ノズル交換治具の動作とを連動させる連動機構と、
    を備え、少なくとも前記ノズル交換治具から前記ノズルストッカへ複数の前記ノズルが移載されるノズル交換システムであって、
    前記ノズル交換治具は、
    前記ノズルストッカに、前記ノズルを収容するために用いられるノズル交換治具であって、
    前記ノズルストッカにおける前記配列パターンに応じた配列状態で、複数の前記ノズルをそれぞれ非固定的に位置決めする複数の位置決め部を備えた本体部と、
    前記位置決め部において前記ノズルが保持される第1状態と、前記保持が解除される第2状態との間で切り換える切り換え機構と、を備え、
    前記切り換え機構は、各ノズルの一部分と各々係合可能な複数の係合部を有するノズル保持部を含み、
    前記ノズル保持部は、前記係合部が前記ノズルの一部分と係合して前記第1状態を形成する第1位置と、前記係合が解除されて前記第2状態を形成する第2位置との間で位置変更可能であり、
    前記ノズルストッカは、
    前記所定の配列パターンで配列された複数のノズル収容孔と、
    各ノズルの一部分を支持可能な複数の支持部を有し、複数の前記ノズルの各々を前記ノズル収容孔に収容された状態で前記支持部によって支持する支持位置と、前記支持部による前記支持を解放する解放位置との間で位置変更可能なシャッター部材と、を含み、
    前記連動機構は、前記ノズル保持部の前記第1位置から前記第2位置への位置変更と、前記シャッター部材の前記解放位置から前記支持位置への位置変更とを連動させる、ノズル交換システム。
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