JP2002239850A - ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置 - Google Patents

ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置

Info

Publication number
JP2002239850A
JP2002239850A JP2001041158A JP2001041158A JP2002239850A JP 2002239850 A JP2002239850 A JP 2002239850A JP 2001041158 A JP2001041158 A JP 2001041158A JP 2001041158 A JP2001041158 A JP 2001041158A JP 2002239850 A JP2002239850 A JP 2002239850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
magnetic circuit
nozzles
voice coil
handling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001041158A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Fukunaga
茂樹 福永
Shigeru Tsuji
滋 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001041158A priority Critical patent/JP2002239850A/ja
Priority to KR10-2002-0007416A priority patent/KR100465212B1/ko
Priority to CNB021046220A priority patent/CN100390034C/zh
Publication of JP2002239850A publication Critical patent/JP2002239850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • B25J15/06Gripping heads and other end effectors with vacuum or magnetic holding means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】円形の磁気回路部を用いて磁気効率を高めると
ともに、狭ピッチ間隔に配列された部品をピックおよび
プレースすることができる部品組立装置を提供する。 【解決手段】コイル6,ヨーク3および磁石4を有し、
上方から見て円形に構成された磁気回路部2を有するボ
イスコイルモータと、可動側のコイル6と連結部材7を
介して連結され、部品のピックおよびプレース動作を行
なうためのノズル10とを備えたハンドリング装置Aで
あって、ノズル10はボイスコイルモータの上方から見
て磁気回路部2から半径方向に突出した位置に配置さ
れ、ノズル10の幅寸法は磁気回路部2の外径より小さ
い。ノズル10が磁気回路部2の外径寸法より狭ピッチ
間隔でかつ一列に配列されるように、複数のハンドリン
グ装置Aをノズル10が交互に対向方向を向くように千
鳥状に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイスコイルモータ
を用いたハンドリング装置およびこのハンドリング装置
を用いた部品組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の電子部品を基板などに実装
する際などに、ボイスコイルモータを用いた部品組立装
置が用いられている。ボイスコイルモータは、空圧を用
いた実装機やソレノイドを用いた実装機に比べて、位置
決め精度に優れ、部品に与える力を軽減できる点で優れ
ている。
【0003】図1はこのようなボイスコイルモータを用
いたハンドリング装置100を多連配置した場合の実装
機の平面図を示す。図において、101はコイル,ヨー
ク,磁石などから構成されるボイスコイルモータの磁気
回路部、102はノズルであり、ノズル102は磁気回
路部101の中心部に配置されている。なお、ノズル1
02は部品を吸着できるように、図示しないエアー吸引
装置と接続されている。
【0004】図のようにハンドリング装置1を多連配置
した場合、隣合うハンドリング装置1同士が干渉し、ノ
ズル102のピッチ間隔Pnを磁気回路部101の直径
D以下にはできない。ハンドリング装置100を高速化
しようとすると、磁気回路部101の直径Dが大きくな
るので、ノズル102のピッチ間隔Pnも必然的に大き
くなってしまうという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するものとして、特開平6−328327号公報、特開
平7−136877号公報には、角形コイルの中にノズ
ルを配置した構造の組立装置が提案されている。この組
立装置の場合には、コイルが平面視長方形状に構成され
ているので、その厚みを円形の磁気回路を備えたハンド
リング装置に比べて薄くでき、これらハンドリング装置
を隣接配置することでノズルのピッチ間隔を狭くできる
利点がある。
【0006】しかしながら、上記のような角形コイルを
用いた組立装置では、円形コイルに比べて加工コストが
高くつくだけでなく、コイルの側面の2方向にはヨーク
が存在しないため、コイル全周をヨークで囲めない。そ
のため、磁気回路の効率が悪く、必要な推力を得るため
にはコイルが大型になるという欠点がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、円形の磁気回路
部を用いて磁気効率を高めるとともに、狭ピッチ間隔で
ノズルを配列可能なハンドリング装置を提供することに
ある。また、他の目的は、上記ハンドリング装置を用い
て狭ピッチ間隔に配列された部品をピックおよびプレー
スすることができる部品組立装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、コイル,ヨークおよび磁
石を有し、上方から見て円形に構成された磁気回路部を
有するボイスコイルモータと、可動側のコイルまたは磁
石と連結部材を介して連結され、部品のピックおよびプ
レース動作を行なうためのノズルとを備え、上記ノズル
はボイスコイルモータの上方から見て磁気回路部から半
径方向に突出した位置に配置され、上記ノズルの幅寸法
を磁気回路部の外径より小さくしたことを特徴とするハ
ンドリング装置を提供する。請求項5に記載の発明は、
ノズルが磁気回路部の外径寸法より狭ピッチ間隔でかつ
一列に配列されるように、請求項1ないし4のいずれか
に記載のハンドリング装置を上記ノズルが交互に対向方
向を向くように複数台千鳥状に配置したことを特徴とす
る部品組立装置を提供する。
【0009】請求項1において、部品のピックおよびプ
レース動作を行なうためのノズルは、磁気回路部から半
径方向に突出しており、ノズルの幅寸法は磁気回路部の
外径より小さい。そのため、このハンドリング装置を複
数台配置するとき、ノズルを磁気回路部の直径より近づ
けて配置できる。本発明では、磁気回路部が角形ではな
く、円形の磁気回路部を用いているので、ヨークがコイ
ルの全周を取り囲むことができ、角形の磁気回路部に比
べて磁気効率が向上する。
【0010】請求項2のように、連結部材を、ボイスコ
イルモータの本体部に対して直動ガイド手段によって上
下方向に移動自在にガイドするのがよい。ノズルは磁気
回路部の中心部に対してオフセットしているので、ノズ
ルの自重によってノズル部分に傾きが生じ、ノズルの上
下移動が円滑でなくなる可能性がある。そこで、連結部
材を直動ガイド手段によってガイドすることで、ノズル
の上下移動が円滑になり、精度のよいピックおよびプレ
ース動作を行うことが可能である。
【0011】請求項3のように、ボイスコイルモータの
本体部の内部に、ノズルを原点位置へ復帰付勢するため
のばね機構を設けると、コイルへの励磁電流をOFFす
れば、ノズルを簡単に原点復帰させることができる。ま
た、ばね機構が外部に突出しないので、ノズルと干渉し
ないですむ。
【0012】請求項4のように、ノズルとボイスコイル
モータの本体部との間に、ノズルの位置を検出する位置
検出用センサを設けるのがよい。この場合には、位置検
出センサによってノズルの高さを正確に認識できるの
で、ピックおよびプレース動作を高精度に行うことがで
きる。
【0013】請求項5のように、ノズルが磁気回路部の
外径寸法より狭ピッチ間隔でかつ一列に配列されるよう
に、複数のハンドリング装置をノズルが交互に対向方向
を向くように千鳥状に配置するのがよい。この場合に
は、ノズルのピッチ間隔を磁気回路部の外径寸法より狭
くできるので、狭ピッチ間隔に配列された複数の部品を
同時にピックおよびプレースすることができる。
【0014】請求項6のように、θ軸回りに回転可能な
複数のノズルを設け、これらノズルのうちの少なくとも
1つのノズルをθ軸方向に選択的に回転させる回転駆動
手段を設けるのがよい。この場合には、部品をノズルで
吸着した後、θ方向のずれを個別に補正でき、複数の部
品を常に一定の姿勢でプレースすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図2,図3は本発明にかかるハン
ドリング装置の一例を示す。このハンドリング装置A
は、XYロボットのヘッド部などに取り付けられた非磁
性体よりなるシャーシ(本体部)1を備え、シャーシ1
の上部にはボイスコイルモータの磁気回路部2が設けら
れている。磁気回路部2は、シャーシ1の上部に固定さ
れたヨーク3、ヨーク3の円筒部3aの内面に固定され
た磁石4、ヨーク3の中心磁極3bに対して上下動自在
に挿通されたボビン5、ボビン5に巻回されたコイル6
などで構成されている。コイル6は磁石4と軸方向にオ
ーバーラップしている。磁気回路部2は、図3に示すよ
うに平面視円形に形成されている。この実施例では、固
定側に磁石4、可動側にコイル6を設けたが、これとは
逆に固定側にコイル6、可動側に磁石4を設けてもよ
い。
【0016】ボビン5の下端面には、連結部材7の一端
部が固定され、連結部材7の他端部はシャーシ1および
ヨーク3より半径方向へ突出し、この突出部7aにノズ
ル10が固定されている。ノズル10の下端面にはワー
クを吸着する吸引口10aが形成され、この吸引口10
aは図示しないエアー吸引装置とエアーホースなどを介
して接続されている。図3のように、磁気回路部2の直
径をDとすると、ノズル10の幅寸法dは磁気回路部2
の直径Dより小さく設定されている。具体的には、幅寸
法dを直径Dの1/2以下にするのがよい。
【0017】連結部材7の突出部7aには検出素子11
が固定され、この検出素子11と対向する部位には、シ
ャーシ1またはヨーク3とリテーナ13を介して連結さ
れた位置検出用センサ12が配置されている。シャーシ
1の内部には、連結部材7を上方へ付勢するスプリング
14が設けられ、これにより、ノズル10を原点位置
(上限位置)へ復帰付勢することができる。連結部材7
とシャーシ1との間には直動ガイド15が設けられ、連
結部材7は上下方向(Z軸方向)に円滑に移動すること
ができる。
【0018】上記位置検出用センサ12の検出信号はコ
ントローラ16に入力され、コントローラ16はこの検
出信号に基づいて電流アンプ17に指令信号を出力し、
上記コイル6に電流を流す。これにより、コイル6には
磁束密度と電流とコイルの導体長に比例した軸方向の推
力が作用し、コイル6と連結部材7を介して連結された
ノズル10も上下方向へ移動する。このようにして、ノ
ズル10の高さ位置を高精度(例えば±0.1mm以
下)に制御でき、かつワークに対するノズル10の衝撃
荷重を抑制(例えば2N以下)することができる。
【0019】図4は上記ハンドリング装置Aを多連配置
した組立装置の一例を示す。この組立装置は、組立台2
0上に設けられた部品供給テーブル21と部品組立テー
ブル24と組立ヘッド30とを備えている。部品供給テ
ーブル21上には、図5に示すようにトレー22が位置
決めれされて載置されており、このトレー22上に予め
小さなピッチ間隔Pで多数の部品Wが配列されている。
また、部品組立テーブル24上には1枚または複数枚の
基板25が位置決めされて載置されている。部品組立テ
ーブル24は可動テーブル23に対しθ軸作動機構を介
して取り付けられており、基板25の回転位置を調整可
能である。組立ヘッド30は、トレー22にピッチ間隔
Pで配列された部品Wを、複数個(例えば4個)同時に
ピックアップして、基板25上に実装する。
【0020】組立台20上には、部品供給テーブル21
をX軸方向に作動させるX軸作動機構26と、可動テー
ブル23をX軸方向に作動させるX軸作動機構27とが
設けられている。これらX軸作動機構26,27は、例
えばサーボモータとボールネジとで構成されている。部
品供給テーブル21と部品組立テーブル24との間に
は、照明設備を有するカメラ28が上向きに設けられて
いる。
【0021】組立台20上には、組立ヘッド30をY軸
方向に作動させるY軸作動機構29が設けられている。
このY軸作動機構29も、例えばサーボモータとボール
ネジとで構成されている。後述するように、組立ヘッド
30にはノズル10をZ軸方向に作動させる複数(例え
ば4台)のハンドリング装置Aが取り付けられており、
これらハンドリング装置Aによってピックアップされた
部品Wは、カメラ28の上方を通過することにより、そ
の姿勢が撮影される。
【0022】図6は組立ヘッド30の平面図を示す。組
立ヘッド30には、複数台(ここでは4台)のハンドリ
ング装置Aをノズル10が対向方向を向くように平面視
千鳥状に配置してある。ノズル10は磁気回路部2から
半径方向に突出しているので、ノズル10(吸引口10
a)はラインLに沿うように一列に配列され、ノズル1
0のピッチ間隔Pが磁気回路部2の直径Dより狭ピッチ
間隔としてある。ノズル10のピッチ間隔Pは、トレー
20上に配列された部品Wのピッチ間隔Pと一致してい
る。
【0023】4台のハンドリング装置Aを備えた組立ヘ
ッド30を、Y軸作動機構29によってY軸方向に位置
決めし、部品供給テーブル21に配置されたトレー22
をX軸作動機構26によってX軸方向に位置決めする。
そして、トレー22からノズル10によって4個の部品
Wを同時にピックアップする。ピックアップ後、カメラ
28の上方を移動する間に部品Wの画像を取込み、部品
Wの姿勢を検出し、正確な組立のための位置補正量が算
出される。この位置補正量に基づいてY軸作動機構29
およびX軸作動機構27が制御され、目標位置で組立ヘ
ッド30のZ軸機構であるボイスコイルモータが作動さ
れ、ノズル10に吸着された部品Wが部品組立テーブル
24に配置された基板25の上に実装される。このと
き、コイル6への電流を制御することによって、ノズル
10(部品W)の高さを正確に制御でき、部品Wに加え
る押圧力を制御することができる。ノズル10のピッチ
間隔Pがトレー22上の部品Wのピッチ間隔Pと同一で
あるから、複数の部品Wをトレー22のピッチ間隔Pの
まま基板25に精度よく実装することができる。なお、
X,Y,Z方向の位置補正だけでなく、部品組立テーブ
ル24を回転させることでθ方向の補正も可能である。
【0024】従来(図1)のようにノズル102が磁気
回路部101の中心位置に設けられたハンドリング装置
の場合には、ノズルのピッチ間隔Pnを磁気回路部の直
径Dより狭くできないので、狭ピッチで配列されたトレ
ー22上の部品をそのままピックアップすることができ
ない。そのため、例えば隣合う基板25のピッチ間隔P
sのように、広い間隔でしか部品Wをピックアップでき
ず、基板25の外形形状が変化したりすると、ハンドリ
ング装置の配置も変更せざるを得なくなり、汎用性に欠
けるとともに、作業効率も悪いという欠点があった。こ
れに対し、本発明では上記実施例のように複数のノズル
10を狭ピッチ間隔Pで配置できるので、部品Wをトレ
ー22に配列された順番通りに基板25に実装でき、基
板25の外形形状の変化にも対応でき、作業効率が高
い。
【0025】図7,図8は本発明にかかる組立装置の第
2実施例を示す。なお、第1実施例と同一部分には同一
符号を付して重複説明を省略する。この実施例の組立ヘ
ッド40では、例えば4台のハンドリング装置A’が設
けられ、各ハンドリング装置A’のノズル10を軸心回
り(θ軸回り)に個別に姿勢補正可能としたものであ
る。すなわち、連結部材7の突出部7aにはノズル10
を回転自在かつ上下移動不能に支持する軸受8が固定さ
れている。ノズル10の上部外周にはプーリ9が回転自
在かつ上下動自在に挿通されており、プーリ9の穴はス
プライン穴となっている。ノズル10の上端部には、プ
ーリ9のスプライン穴と嵌合可能なスプライン溝10b
が形成されている。プーリ9は、シャーシ1またはヨー
ク3に固定された支持具44によって、回転自在にかつ
上下移動不能に支持されている。
【0026】図8に示すように、組立ヘッド40にはθ
軸回転モータ45が固定されており、モータ45の駆動
プーリ46と各ハンドリング装置A’のプーリ9との間
に、無端ベルト47が巻き掛けられている。なお、この
実施例では1本のベルト47によって複数台(例えば4
台)のハンドリング装置A’のプーリ9を選択的に回転
させ、ノズル10のθ軸補正を選択的に行うように構成
したが、これに限るものではない。例えば、各ノズル1
0に対して個別のθ軸回転モータを設け、それぞれのノ
ズル10を独立してθ軸補正可能としてもよい。
【0027】上記構造よりなる第2実施例の組立装置の
作動について説明する。部品供給テーブル21に配置さ
れたトレー22からノズル10によって4個の部品Wを
同時にピックアップし、部品組立テーブル24に配置さ
れた基板25の上に実装する動作は第1実施例と同様で
ある。なお、この場合には、部品組立テーブル24にθ
軸作動機構を設ける必要はない。組立ヘッド40がカメ
ラ28の上部を移動する際、部品Wの画像の取込み、部
品Wの姿勢認識を行い、正確な組立のための位置補正量
(X,Y,θ)が算出される。そして、この補正量に基
づいてX軸,Y軸,θ軸方向に正確に位置決めされる。
【0028】θ軸補正の1つの方法としては、組立ヘッ
ド40をY軸方向に移動させる間に補正を行ってもよ
い。すなわち、コイル6に電流を流し、θ軸補正を行う
べきノズル10のみをスプライン溝10bがプーリ9の
穴に対応する位置まで降下させる。これにより、ノズル
10とプーリ9とが一体回転可能となる。この状態で、
θ軸回転モータ45を駆動してノズル10を必要量だけ
回転させ、θ軸の補正を行う。補正終了後、ノズル10
を原点位置へ復帰させる。なお、θ軸補正を行う間、補
正の必要のないノズル10は、そのスプライン溝10b
以外の軸部がプーリ9の穴に対応しているので、ノズル
10とプーリ9とが相対回転し、ノズル10の回転が防
止される。
【0029】他の方法としては、組立ヘッド40をX軸
方向およびY軸方向の目標位置に位置決めした後、θ軸
補正を行うべきノズル10のみをスプライン溝10bが
プーリ9の穴に対応する位置まで降下させ、この状態で
θ軸回転モータ45を駆動させ、ノズル10を必要量だ
け回転させてθ軸補正を行う。θ軸補正を行った状態の
まま、ノズル10をさらに降下させ、ノズル10に吸着
された部品Wを基板25に実装する。この動作を、4台
のハンドリング装置A’について順次実行すればよい。
【0030】本発明のハンドリング装置は、上記実施例
のようにトレーから部品をピックアップし、別の位置に
設けられた基板に実装する組立装置に適用するものに限
らない。例えば、製造装置から部品を複数個同時にピッ
クアップし、これら部品をトレーなどの治具に収納する
装置にも適用できる。さらには、トレーからピックアッ
プされた部品を、ケースなどに収容する場合にも使用で
きる。
【0031】図4に示す組立装置では、ハンドリング装
置を備えた組立ヘッドをY軸方向に移動させ、トレーと
基板をX軸方向に移動させるようにしたが、これに限ら
ない。例えば、トレーと基板を一定位置に固定し、ハン
ドリング装置を備えた組立ヘッドをX,Y軸方向に移動
させるようにしてもよいし、逆にハンドリング装置を備
えた組立ヘッドを一定位置に固定し、トレーと基板を
X,Y軸方向に移動させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、部品のピックおよびプレース動
作を行なうためのノズルが、磁気回路部より半径方向に
突出しており、ノズルの幅寸法が磁気回路部の外径より
小さいので、このハンドリング装置を複数台配置すると
き、ノズルを磁気回路部の直径より近づけて配置でき
る。また、磁気回路部が角形ではなく、円形の磁気回路
部を用いているので、ヨークがコイルの全周を取り囲む
ことができ、磁気効率が向上する。
【0033】また、請求項5に記載の発明によれば、ノ
ズルが磁気回路部の外径寸法より狭ピッチ間隔でかつ一
列に配列されるように、複数のハンドリング装置をノズ
ルが交互に対向方向を向くように千鳥状に配置したの
で、狭ピッチ間隔に配列された部品を同時にピックおよ
びプレースすることができる組立装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多連配置されたハンドリング装置の一例
の平面図である。
【図2】本発明にかかるハンドリング装置の第1実施例
の断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2に示すハンドリング装置を用いた組立装置
の全体斜視図である。
【図5】部品供給部および部品組立部の拡大図である。
【図6】図4に示す組立装置の組立ヘッドの平面図であ
る。
【図7】本発明にかかるハンドリング装置の第2実施例
の断面図である。
【図8】図7に示すハンドリング装置を用いた組立ヘッ
ドの平面図である。
【符号の説明】
A,A’ ハンドリング装置 1 シャーシ(本体部) 2 磁気回路部(ボイスコイルモータ) 3 ヨーク 4 磁石 6 コイル 7 連結部材 10 ノズル 11 検出素子 12 センサ 14 スプリング 15 直動ガイド 16 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS08 BT02 BT14 CY36 DS01 DS07 FS01 HS01 HS24 KS29 KX06 3C030 AA12 AA19 AA21 BC02 BC11 BC31 DA02 DA09 DA15 DA24 5E313 AA02 AA11 AA23 CC01 CC07 EE01 EE02 EE03 EE24 EE25 FF24 FF26 FF28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル,ヨークおよび磁石を有し、上方か
    ら見て円形に構成された磁気回路部を有するボイスコイ
    ルモータと、可動側のコイルまたは磁石と連結部材を介
    して連結され、部品のピックおよびプレース動作を行な
    うためのノズルとを備え、上記ノズルはボイスコイルモ
    ータの上方から見て磁気回路部から半径方向に突出した
    位置に配置され、上記ノズルの幅寸法を磁気回路部の外
    径より小さくしたことを特徴とするハンドリング装置。
  2. 【請求項2】上記連結部材は、ボイスコイルモータの本
    体部に対して直動ガイド手段によって上下方向に移動自
    在にガイドされていることを特徴とする請求項1に記載
    のハンドリング装置。
  3. 【請求項3】上記ボイスコイルモータの本体部の内部
    に、ノズルを原点位置へ復帰付勢するためのばね機構を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のハン
    ドリング装置。
  4. 【請求項4】上記ノズルとボイスコイルモータの本体部
    との間に、ノズルの位置を検出する位置検出用センサを
    設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載のハンドリング装置。
  5. 【請求項5】上記ノズルが磁気回路部の外径寸法より狭
    ピッチ間隔でかつ一列に配列されるように、請求項1な
    いし4のいずれかに記載のハンドリング装置を上記ノズ
    ルが交互に対向方向を向くように複数台千鳥状に配置し
    たことを特徴とする部品組立装置。
  6. 【請求項6】θ軸回りに回転可能な複数のノズルを設
    け、これらノズルのうちの少なくとも1つのノズルをθ
    軸方向に選択的に回転させる回転駆動手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の部品
    組立装置。
JP2001041158A 2001-02-19 2001-02-19 ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置 Pending JP2002239850A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001041158A JP2002239850A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置
KR10-2002-0007416A KR100465212B1 (ko) 2001-02-19 2002-02-08 핸드링 장치 및 이 핸드링 장치를 사용한 부품 조립 장치
CNB021046220A CN100390034C (zh) 2001-02-19 2002-02-11 送料装置及采用该送料装置的元器件装配装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001041158A JP2002239850A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002239850A true JP2002239850A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18903638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001041158A Pending JP2002239850A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2002239850A (ja)
KR (1) KR100465212B1 (ja)
CN (1) CN100390034C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214428A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機
JP2007214429A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555596B (zh) * 2011-11-15 2014-12-10 苏州工业园区新维自动化科技有限公司 中芯笔密封圈的装配装置及方法
JP5873338B2 (ja) 2012-01-11 2016-03-01 ヤマハ発動機株式会社 部品実装装置
CN103747630B (zh) * 2014-01-28 2017-06-23 杭州纽登科技有限公司 贴片机料带进料装置
CN104517142B (zh) * 2015-01-16 2017-07-14 上海实甲智能系统有限公司 硬质及异型电子标签读写装置
CN106002967B (zh) 2015-03-31 2019-03-22 佳能株式会社 自动装配方法和自动装配设备
JP6816254B2 (ja) * 2017-03-10 2021-01-20 ヤマハ発動機株式会社 ノズル交換治具及びこれを用いたノズル交換システム
CN109436801A (zh) * 2018-11-29 2019-03-08 杭州捷能科技有限公司 一种零件自动上料装置及零件自动上料方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5785567A (en) * 1980-11-14 1982-05-28 Hitachi Ltd Voice coil motor
JP3011010B2 (ja) * 1994-03-25 2000-02-21 松下電器産業株式会社 部品の保持ヘッド
DE19529537A1 (de) * 1995-08-11 1997-02-13 Leybold Ag Vorrichtung zum Greifen und Halten eines flachen Substrats
DE19529945C2 (de) * 1995-08-16 1997-12-11 Leybold Ag Vorrichtung zum Greifen und Halten eines flachen Substrats
DE19606764C1 (de) * 1996-02-23 1997-04-03 Singulus Technologies Gmbh Vorrichtung zum Greifen, Halten und/oder Transportieren von Substraten
DE19614596C1 (de) * 1996-04-13 1997-05-22 Singulus Technologies Gmbh Vorrichtung zum Transport von Substraten
KR100188859B1 (ko) * 1996-11-05 1999-06-01 이종훈 힘 제어가 용이한 로봇 손
JP3727355B2 (ja) * 1996-12-25 2005-12-14 松下電器産業株式会社 部品保持ヘッド、部品装着装置、及び部品保持方法
CN2317216Y (zh) * 1997-12-27 1999-05-05 云南昆船设计研究院 一种机械式物料自动搬卸装置
DE19814834A1 (de) * 1998-04-02 1999-10-07 Leybold Systems Gmbh Vorrichtung zum Greifen und Halten eines flachen Substrats
JP3659132B2 (ja) * 2000-06-16 2005-06-15 株式会社村田製作所 荷重制御型アクチュエータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214428A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機
JP2007214429A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機

Also Published As

Publication number Publication date
KR100465212B1 (ko) 2005-01-13
KR20020067972A (ko) 2002-08-24
CN100390034C (zh) 2008-05-28
CN1371852A (zh) 2002-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3313224B2 (ja) 電子部品実装装置
KR100618235B1 (ko) 부품장착 방법 및 그 장치
JP3477321B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4731903B2 (ja) 部品実装用実装ヘッド、及び該実装ヘッドを備えた部品実装装置
JP2002239850A (ja) ハンドリング装置およびこのハンドリング装置を用いた部品組立装置
JP3610161B2 (ja) 装着ヘッド装置
JP2000117592A (ja) 部品搭載装置及び部品供給装置
KR100598198B1 (ko) 피가공물과 헤드의 위치결정장치 및 위치결정방법
KR100447310B1 (ko) 실장기 및 그 부품 장착 방법
JP4050396B2 (ja) 電子部品装着装置および電子部品装着装置の装着ヘッド取付方法
JP2003318599A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP2006109664A (ja) Xyロボット及び部品実装装置
US6315185B2 (en) Ball mount apparatus
JP6552386B2 (ja) 部品実装機、部品実装方法
JP2013207270A (ja) 実装装置、実装位置の補正方法、プログラム及び基板の製造方法
JPH06216576A (ja) 電子部品受渡し装置
JPH05337421A (ja) ディスペンス装置及びそれを用いた部品搭載装置
JP2010003728A (ja) 表面実装装置
JP4415326B2 (ja) ボールマウント装置
JP4765199B2 (ja) 部品実装装置
JP3901804B2 (ja) 部品装着ヘッド及び部品装着装置
JP2003090862A (ja) ヘッド位置決め装置
JP6902119B2 (ja) 立体形状をしたワークの側面に対する所定処理の実行方法
JP2002185197A (ja) 実装機
JPH0548295A (ja) 電子部品装着方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307