JP2000117592A - 部品搭載装置及び部品供給装置 - Google Patents

部品搭載装置及び部品供給装置

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JP2000117592A
JP2000117592A JP10288587A JP28858798A JP2000117592A JP 2000117592 A JP2000117592 A JP 2000117592A JP 10288587 A JP10288587 A JP 10288587A JP 28858798 A JP28858798 A JP 28858798A JP 2000117592 A JP2000117592 A JP 2000117592A
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pallet
component
mark
nozzle
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JP10288587A
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Yasunaka Matsuda
安央 松田
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Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高作業効率での部品の搭載を可能とするパ
レットを提供することを目的とする。 【解決手段】 部品搭載装置が備える制御回路は、X軸
モータ、Y軸モータ、Z軸モータ、回転モータ、及び位
置決め認識カメラを制御して、パレット80bに形成さ
れた認識用穴83a、認識用穴83b、認識用穴83
c、及び認識用穴83dを順次撮像する。制御回路は、
位置決めカメラで撮像した認識用穴83a〜83dの画
像と、記憶回路が記憶する吸着位置に正常な状態で配置
された認識用穴83a〜83dの位置とに基づいて、本
来パレット80bが載置される位置に対する実際に載置
された位置のずれの距離及び方向を判定し、以降、判定
したずれの距離及び方向に基づいて搭載対象の半導体チ
ップ1aをノズルで吸着する位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品搭載装置と、
部品搭載装置が回路基板などに搭載する部品が載置され
るパレットとに関する。
【0002】
【従来の技術】部品搭載装置は、複数種類の部品を連続
的に供給可能な部品供給装置から供給された部品を、ノ
ズルで吸着して、回路基板などの目的の位置に搭載す
る。
【0003】例えば、特開平9−130086号公報に
開示されているような、部品が種類毎に配置されたトレ
イが載置されたパレットを垂直方向に移送する垂直移送
手段と、水平方向に移送する水平移送手段とを備える部
品供給装置は、搭載対象の部品の種類を変更する際に
は、パレットを変更する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パレットを変更する
際、パレットの形状の微妙な違いにより、トレイに配置
された部品の位置にずれが生じてしまう。従って、ノズ
ルで部品を吸着することが出来ない場合があり、作業効
率が低いという問題点がある。また、ノズルに吸着した
部品の位置が、本来吸着する位置からずれる場合があ
り、基板上への部品の搭載位置の精度が低くなるという
問題点がある。
【0005】本発明は上記実状に鑑みてなされたもので
あり、高作業効率での搭載を可能とするパレット及びそ
のパレットに載置された部品を目的の位置に搭載する装
置を提供することを目的とする。また、本発明は、部品
を搭載する位置の精度を従来のものに比べて高くするこ
とが出来るパレット及びそのパレットに載置された部品
を目的の位置に搭載する装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る部品搭載装置は、部品が
載置されたパレットと、所定の位置に移送されてきた前
記パレットに載置されている部品を吸着して、予め定め
られた位置に載置する搬送装置とを備える部品搭載装置
において、前記パレットは、所定の位置にマークを備
え、前記搬送装置は、部品を吸着するノズルと、前記所
定の位置に移送されてきたパレットのマークを検出する
検出手段と、前記検出手段が検出したマークから、該パ
レットの姿勢及び位置を判別する判別手段と、前記判別
手段により判別されたパレットの姿勢及び位置に基づい
て、前記ノズルの位置を制御して、前記パレットに載置
された目的の部品を吸着する吸着制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
第2の観点に係る部品搭載装置は、部品が載置されたパ
レットに載置されている部品を吸着して、予め定められ
た位置に載置する部品搭載装置において、部品を吸着す
るノズルと、所定の位置に移送されてきたパレットに予
め形成されている位置調整用のマークを検出する検出手
段と、前記検出手段が検出したマークから、該パレット
の姿勢及び位置を判別する判別手段と、前記判別手段に
より判別されたパレットの姿勢及び位置に基づいて、前
記ノズルの位置を制御して、前記パレットに載置された
目的の部品を吸着する吸着制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0008】第1及び第2の観点にかかる部品搭載装置
によれば、パレットの基準位置(設計位置)に対するず
れを判別してノズルの位置を調整するので、各部品を正
確に吸着して搭載対象物上に搭載することができ、作業
効率を高めることができる。
【0009】前記検出手段は、例えば、前記パレットが
備えるマークを撮像する撮像手段と、各マークの基準位
置を記憶している記憶手段とを備え、前記判別手段は、
基準位置に対する前記撮像手段が撮像したマークの位置
のずれを判別するずれ判別手段を備え、前記吸着制御手
段は、前記ずれ判別手段により判別されたマークの位置
ずれに基づいて、前記ノズルが部品を吸着する位置を制
御して、目的の部品を吸着する位置制御手段を備えても
よい。
【0010】また、パレットは、前記マークを複数備え
てもよく、さらには、前記マークは前記パレットに形成
された穴であってもよい。
【0011】さらに、上記目的を達成するため、本発明
の第3の観点に係る部品供給装置は、所定の位置に移送
されて、パレットの位置及び傾きを判別して吸着位置を
補正して該パレット上の部品を吸着して搭載対象物上に
搭載する部品搭載装置に、搭載対象部品を供給する部品
供給装置であって、前記所定の位置にマークを備えると
共に搭載対象部品が配置されたパレットと、該パレット
を備え、各パレットを部品搭載装置の部品吸着位置に供
給し又は該部品吸着位置から取り返す搬送手段と、を備
えることを特徴とする。
【0012】この構成によっても、部品搭載装置は、こ
の部品供給装置が供給した部品を適切に吸着し、搭載す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は部品搭載装置10及び部品
供給装置60の平面図、図2は部品搭載装置10の斜視
図である。
【0014】本発明の実施の形態の部品搭載装置10
は、図1に示すように、テーブル23上に装着された部
品供給装置60から供給されたパレット80に配置され
た部品を基板上の目的の位置に搭載する。
【0015】部品搭載装置10は、図2に示すように、
基板を搬送するコンベア11と、部品を基板上に搭載す
る際に基板を一時的に保持する支持部12と、搭載対象
の部品をノズル16aで吸着して基板上の目的の位置に
搬送して搭載する作業塔15と、ノズル16aに吸着し
た部品を撮像する部品認識装置20と、作業塔15をX
軸方向に移動するX軸部21と、作業塔15をY軸方向
に移動するY軸部22と、部品供給装置60が載置され
るテーブル23とを備える。
【0016】コンベア11は、一対のコンベアベルト
と、基板を案内する一対の案内レールとを備え、基板を
矢印YA方向に移動する。
【0017】支持部12は、一対のコンベアベルトの間
に設けられ、部品を搭載する際に、基板を一時的に保持
する。
【0018】部品認識装置20は、ノズル16aに吸着
した部品に光を照射する照明装置と、ノズル16aに吸
着した部品を撮像するカメラとを備え、照明装置により
照明された部品の画像を取り込む。
【0019】X軸部21は、リニアガイド、ボールネ
ジ、及びX軸モータ26(図6)を備え、X軸モータ2
6の回転によってボールネジが回転し、このボールネジ
の回転によって作業塔15をX軸方向に移動する。
【0020】Y軸部22は、リニアガイド、ボールネ
ジ、及びY軸モータ31(図6)を備え、Y軸モータ3
1の回転によってボールネジが回転し、このボールネジ
の回転によってX軸部21をY軸方向に移動し、X軸部
21に固定された作業塔15をY軸方向に移動する。
【0021】図3に示すように、作業塔15は、搭載対
象の部品を吸着するノズル16aが搭載される作業ヘッ
ド16と、パレット80及び基板を撮像する位置決カメ
ラ17と、作業ヘッド16をZ軸方向に移動するZ軸モ
ータ18と、作業ヘッド16をXY平面上で回転する回
転モータ19とを備える。
【0022】位置決カメラ17は、支持部12に保持さ
れた基板の姿勢及び位置と、搭載対象の部品がノズル1
6aで吸着される位置でパレット80の姿勢及び位置と
を撮像する。
【0023】部品供給装置60は、図4(a),(b)
に示すように、パレット80が積載されるパレット積載
部65と、パレット積載部65を垂直方向に移送する垂
直移送部70と、パレット80を水平方向に移送する水
平移送部75とを備える。
【0024】パレット積載部65は、パレット80が載
置される載置板をZ軸方向に所定のピッチで配列して備
え、種類毎に部品が配列されたトレイが載置されたパレ
ット80がY軸方向に移動可能に載置される。
【0025】垂直移送部70は、リニアガイド、ボール
ネジ、及び垂直モータ71を備え、垂直モータ71(図
6)の駆動によって、Z軸方向にパレット積載部65を
移送する。
【0026】水平移送部75は、Y軸方向に回動するベ
ルトと、ベルトを駆動する水平モータ78(図6)と、
ベルトの回動に従ってスライドするスライド部と、スラ
イド部を案内するガイドと、スライド部のスライドに従
ってY軸方向に移動するアーム76と、アーム76に設
けられ、パレット80を把持するクランプ77とを備え
る。水平移送部75は、アーム76に設けられたクラン
プ77によってパレット80を把持してY軸方向に移送
する。
【0027】パレット80は、図5に示すように、アー
ム76のクランプ77によって把持される被把持部81
と、搭載対象部品が配列されたトレイが載置される載置
部82と、載置部82に載置されたパレット80を載置
部82に固定する止め具85とを備える。
【0028】被把持部81は、パレット80の一縁部の
ほぼ中央部から突出して形成されている。
【0029】載置部82は、作業塔15が備える位置決
カメラ17によって撮像される認識用穴83a〜83d
と、複数の長穴84とを備える。認識用穴83a〜83
dは、方形のパレット80の頂点部に形成され、作業塔
15が備える位置決カメラ17によって撮像される。各
長穴84は、載置部82のX軸方向及びY軸方向に沿っ
て形成され、かつ、止め具85と嵌合可能な形状に形成
されている。
【0030】止め具85は、載置部82が備える長穴8
4に嵌合し、載置部82に載置されたトレイを載置部8
2に固定する。
【0031】図6は、部品搭載装置10の回路構成を示
す。図示するように、部品搭載装置10は、前述のX軸
モータ26、Y軸モータ31、位置決めカメラ17、Z
軸モータ18、回転モータ19、垂直モータ71、水平
モータ78に加えて、記憶回路35及び制御回路40を
備える。
【0032】記憶回路35は、正常に配置されたパレッ
ト80が備える認識用穴83a〜83dの位置(基準位
置)を記憶し、また、パレット80に載置された部品を
基板に搭載するために制御回路40が実行する動作プロ
グラムを記憶している。また、記憶回路35は、支持部
12に正常な状態で支持された基板の姿勢及び位置と、
ノズル16aが吸着した部品の正常な姿勢及び位置を記
憶する。
【0033】制御回路40は、記憶回路35が記憶する
動作プログラムを実行し、X軸モータ26、Y軸モータ
31、Z軸モータ18、回転モータ19、位置決カメラ
17、部品認識装置20、後述する垂直移送部70が備
える垂直モータ71、及び水平移送部75が備える水平
モータ78を制御し、パレット80上に配置された部品
を基板2に搭載する。
【0034】また、制御回路40は、位置決カメラ17
が撮像したパレット80の認識用穴83a〜83dの位
置と、記憶回路35が記憶するパレット80の認識用穴
83a〜83dの基準位置(設計上の位置)とに基づ
き、パレット80が本来配置されるべき位置に対する実
際の位置のずれの量及び方向を判定する。さらに、制御
回路40は、判定したずれ量及び方向に基づいて、ノズ
ル16aが部品を吸着する位置及び方向を補正する。
【0035】制御回路40は、記憶回路35に記憶され
ている正常状態でノズル16aに吸着された部品の姿勢
及び位置に対する、部品認識装置20のカメラで撮像し
た実際の部品の姿勢のずれ及び位置ずれを求め、このず
れに基づいて、部品を基板に搭載する際のノズル16a
の位置及び方向を補正する。
【0036】以下、本実施の形態の部品搭載装置10の
動作を図面を参照して説明する。図7は、部品搭載装置
10が行う部品搭載動作の処理を説明するフローチャー
トである。
【0037】部品搭載装置10による基板2への部品の
搭載は、図8に示すように、コンベア11によって矢印
YA方向に移動してきた基板2が、支持部12で保持さ
れることにより開始する。
【0038】搭載対象の半導体チップ1aを基板2に搭
載する場合、制御回路40は、記憶回路35が記憶する
動作プログラムを実行し、X軸モータ26、Y軸モータ
31、Z軸モータ18、及び回転モータ19を制御し
て、位置決カメラ17を基板2上の所定の位置に移動す
る。
【0039】制御回路40は、位置決めカメラ17を基
板2上の所定の位置に配置すると、位置決めカメラ17
を駆動して基板2を撮像する。制御回路40は、位置決
めカメラ17が撮像した基板2の位置及び方向と、記憶
回路35が記憶している正常に保持された基板2の位置
及び方向とを比較し、ノズル16aで吸着した部品を基
板2に搭載する際のノズル16aの位置及び方向を補正
する(ステップS101)。
【0040】次に、制御回路40は、垂直モータ71を
制御してパレット積載部65をZ軸方向に移送し、搭載
対象の半導体チップ1aが配置されたトレイ3aが載置
されたパレット80aを、図9に示すように、水平移送
部75によって移送することが可能な位置に配置する。
【0041】制御回路40は、パレット80aの被把持
部81をクランプ77で把持し、水平モータ78を制御
してアーム76を矢印YB方向に移動して、図10に示
すように、部品をノズル16aで吸着する位置までパレ
ット80aを引き出す。
【0042】吸着位置に配置されたパレット80aは、
図11に示すように、半導体チップ1aが配列されたト
レイ3aが載置部82に載置され、長穴84には止め具
85が嵌入されてトレイ3aを載置部82に固定してい
る。
【0043】制御回路40は、X軸モータ26、Y軸モ
ータ31、及びZ軸モータ18を制御し、作業塔15が
備える位置決カメラ17を認識用穴83aの上方の所定
の位置に配置する。次に、パレット80aに形成された
認識用穴83aを位置決カメラ17で撮像する(ステッ
プS102)。
【0044】認識用穴83aの撮像が完了すると、制御
回路40は、X,Y,Z軸モータ26、31、18を制
御し、位置決カメラ17を認識用穴83b上方に移動
し、認識用穴83bを位置決カメラ17で撮像する(ス
テップS103)。
【0045】制御回路40は、認識用穴83cと認識用
穴83dについても、同様に撮像処理を行う(ステップ
S104,S105)。
【0046】制御回路40は、位置決カメラ17で撮像
した認識用穴83a〜83dの画像の位置と、記憶回路
35が予め記憶している基準位置とに基づいて、パレッ
ト80aの基準位置(設計上の位置)に対する実際位置
のずれの距離及び方向を判定する(ステップS10
6)。
【0047】制御回路40は、例えば、図12に模式的
に示すように、位置決カメラ17が撮像した認識用穴8
3a〜83dのX,Y平面上の基準位置に対するx軸方
向及びy軸方向のずれ量(Δxa、Δya)、(Δx
b、Δyb)、(Δxc、Δyc)、(Δxd、Δy
d)を求める。
【0048】制御回路40は、基準位置に対する認識用
穴83a〜83dのずれ量を案分することにより(補完
法を使用することにより)、任意の部品の位置ずれ量
(Δxp、Δyp)(p=1〜n;n=部品数)を求
め、さらに、Δy/X=tanθ(=y軸方向のずれ量
/x軸方向のパレットの長さ)より、パレット80aの
傾角θ(全部品に共通)を求めることができる。
【0049】制御回路40は、各部品の位置ずれ量(Δ
xp、Δyp)と傾角θを記憶回路35に記憶させる。
【0050】次に、制御回路40は、パレット80aの
位置ずれの判定を完了すると、判定した距離及び方向に
基づいて、パレット80aに配置された半導体チップ1
aをノズル16aで吸着する際の位置及びノズルの回転
量を補正し、記憶回路35に記憶する(ステップS10
7)。
【0051】p番目の部品の吸着位置の基準値を(xp
r、ypr、θpr)とすると、上述の例では、実際の
吸着位置は(xpr+Δxp、ypr+Δyp、θr+
Δθ)となる。
【0052】制御回路40は、以後、部品搭載動作に移
り、X軸モータ26、Y軸モータ31、Z軸モータ1
8、及び回転モータ19を制御し、作業ヘッド16に装
着されたノズル16aを目的の半導体チップ1aの上方
に配置して、ノズル16aで半導体チップ1aを吸着す
る(ステップS108)。
【0053】制御回路40は、X軸モータ26、Y軸モ
ータ31、Z軸モータ18、及び回転モータ19を制御
して、吸着した半導体チップ1aを部品認識装置20の
上方まで移動し、部品認識装置20を駆動して半導体チ
ップ1aを部品認識装置20のカメラで撮像する。
【0054】制御回路40は、記憶回路35が記憶する
ノズル16aに吸着した半導体チップ1aの正常な姿勢
及び位置に対する部品認識装置20のカメラで撮像した
導体チップ1aの姿勢及び位置のずれに基づいて、半導
体チップ1aを基板2に搭載する際のノズル16aの位
置及び方向を補正する。
【0055】制御回路40は、ノズル16aの位置及び
方向の補正を行い、かつ、半導体チップ1aを吸着した
ノズル16aを基板2の目的の位置の上方に配置する
と、X軸モータ26、Y軸モータ31、Z軸モータ1
8、及び回転モータ19を制御してノズル16aに吸着
した半導体チップ1aを基板2に搭載する(ステップS
109)。
【0056】以上説明したように、この実施の形態の部
品搭載装置10は、パレット80aの認識用穴83a〜
83dを撮像し、その位置を記憶回路35が予め記憶し
ている基準位置(設計上の理想的な位置)と比較するこ
とにより、パレット80aの位置ずれや回転を判定す
る。そして、判定したずれ量及び回転量に基づいて、ノ
ズル16aの吸着位置及び向き(回転)を補正する。
【0057】このため、パレットの位置ずれに関わら
ず、各部品を確実に吸着することができ。吸着率を高く
することが出来る。従って基板2への部品搭載効率を高
くすることが可能である。
【0058】なお、認識用穴83a〜83dを撮像する
位置決カメラ17は、部品を搭載する対象の基板2の位
置ずれの測定のために予め配置されているものであり、
新たな部品を配置する必要がなく、構成も複雑にならな
い。
【0059】上記実施の形態では、パレット80aに形
成された認識用穴83は、各辺部の端部に合計四つ形成
されていたが、認識用穴83の数及び位置は任意であ
る。例えば、図13に示すように、2つの認識用穴83
1が対角線上に形成された構成でもよい。また、認識用
穴83の形状は、任意であり、例えば、正方形に形成さ
れてもよい。
【0060】また、パレット80aの位置ずれと傾きを
判別するための構成は、認識用穴に限定されず、任意の
マークでもよい。例えば、パレット80aの任意の位置
に「→」や「⇒」等の1又は複数のマークを印刷又は刻
印しておき、このマークを用いてずれ量と向きを判別し
てもよい。また、穴や刻印を用いることにより、パレッ
トの形成時に位置決め用のマークも形成することがで
き、製造工程数を抑えることができる。
【0061】位置決カメラ17による認識用穴83a〜
83dまでの撮像は、認識用穴83a〜83dを順次撮
像する必要はなく、例えば、認識用穴83a〜83dま
でを一度に撮像してもよい。認識用穴83a〜83dの
画像を一度の撮像で取り込めば、認識用穴83a〜83
dを順次撮像する場合に比べ、パレット80aの位置確
認に要する時間を短縮することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板上へ部品を搭載する際の作業効率を高くすることが
可能である。また、本発明によれば、基板上への部品の
搭載位置の精度を高くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品供給装置が設けられた状態での本発明の実
施の形態に係る部品搭載装置の平面図である。
【図2】図1の部品搭載装置の斜視図である。
【図3】図2の作業塔の部分断面図である。
【図4】(a)は図1の部品供給装置の平面図である。
(b)は図1の部品供給装置の側面図である。
【図5】トレイが載置されていない状態での図1のパレ
ットの平面図である。
【図6】図1の部品搭載装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図7】部品搭載動作で部品搭載装置が処理する動作を
示すフローチャートである。
【図8】基板上に部品を搭載していない状態の部品搭載
装置の平面図である。
【図9】パレットを水平移送部で移送可能な状態の部品
供給装置の断面図である。
【図10】パレットを基準位置に配置した状態の部品搭
載装置の平面図である。
【図11】搭載対象部品が配置されたトレイが載置され
たパレットの平面図である。
【図12】本発明の実施の形態のパレットのずれ量を示
す模式図である。
【図13】本発明の実施の形態のパレットの変形例を示
す平面図である。
【符号の説明】
1a 半導体チップ 2 基板 3a トレイ 10 部品搭載装置 11 コンベア 12 支持部 15 作業塔 16 作業ヘッド 17 位置決カメラ 18 Z軸モータ 19 回転モータ 20 部品認識装置 21 X軸部 22 Y軸部 23 テーブル 26 X軸モータ 31 Y軸モータ 35 記憶回路 40 制御回路 60 部品供給装置 65 パレット積載部 70 垂直移送部 71 垂直モータ 75 水平移送部 78 水平モータ 80a パレット 80b パレット 81 被把持部 82 載置部 85 止め具 83a 認識用穴 83b 認識用穴 83c 認識用穴 83d 認識用穴 84 長穴 85 止め具
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 3/12 G05D 3/12 L Fターム(参考) 3C033 HH27 HH30 3C042 RK22 RL12 5E313 AA01 AA11 AA23 CC03 CC04 DD12 DD14 EE02 EE03 EE24 FF05 FF24 FF26 FF28 FF31 5H303 AA05 BB03 BB09 BB12 CC01 DD01 EE03 EE07 FF13 GG14 HH02 HH09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品が載置されたパレットと、所定の位置
    に移送されてきた前記パレットに載置されている部品を
    吸着して、予め定められた位置に載置する搬送装置とを
    備える部品搭載装置において、 前記パレットは、所定の位置にマークを備え、 前記搬送装置は、部品を吸着するノズルと、前記所定の
    位置に移送されてきたパレットのマークを検出する検出
    手段と、 前記検出手段が検出したマークから、該パレットの姿勢
    及び位置を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別されたパレットの姿勢及び位置
    に基づいて、前記ノズルの位置を制御して、前記パレッ
    トに載置された目的の部品を吸着する吸着制御手段と、 を備えることを特徴とする部品搭載装置。
  2. 【請求項2】部品が載置されたパレットに載置されてい
    る部品を吸着して、予め定められた位置に載置する部品
    搭載装置において、 部品を吸着するノズルと、 所定の位置に移送されてきたパレットに予め形成されて
    いる位置調整用のマークを検出する検出手段と、 前記検出手段が検出したマークから、該パレットの姿勢
    及び位置を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別されたパレットの姿勢及び位置
    に基づいて、前記ノズルの位置を制御して、前記パレッ
    トに載置された目的の部品を吸着する吸着制御手段と、 を備えることを特徴とする部品搭載装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、前記パレットが備えるマ
    ークを撮像する撮像手段と、各マークの基準位置を記憶
    している記憶手段とを備え、 前記判別手段は、基準位置に対する前記撮像手段が撮像
    したマークの位置のずれを判別するずれ判別手段を備
    え、 前記吸着制御手段は、前記ずれ判別手段により判別され
    たマークの位置ずれに基づいて、前記ノズルが部品を吸
    着する位置を制御して、目的の部品を吸着する位置制御
    手段を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の部品搭載装置。
  4. 【請求項4】前記パレットは、前記マークを複数備える
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の部品搭載
    装置。
  5. 【請求項5】前記マークは前記パレットに形成された穴
    から構成されている、ことを特徴とする請求項1、2、
    3又は4に記載の部品搭載装置。
  6. 【請求項6】所定の位置に移送されて、パレットの位置
    及び傾きを判別して吸着位置を補正して該パレット上の
    部品を吸着して搭載対象物上に搭載する部品搭載装置
    に、搭載対象部品を供給する部品供給装置であって、 前記所定の位置にマークを備えると共に搭載対象部品が
    配置されたパレットと、 該パレットを備え、各パレットを部品搭載装置の部品吸
    着位置に供給し又は該部品吸着位置から取り返す搬送手
    段と、 を備えることを特徴とする部品供給装置。
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