JP2011049504A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011049504A
JP2011049504A JP2009199064A JP2009199064A JP2011049504A JP 2011049504 A JP2011049504 A JP 2011049504A JP 2009199064 A JP2009199064 A JP 2009199064A JP 2009199064 A JP2009199064 A JP 2009199064A JP 2011049504 A JP2011049504 A JP 2011049504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
passage
electronic component
suction nozzle
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2009199064A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Original Assignee
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Instruments Co Ltd filed Critical Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority to JP2009199064A priority Critical patent/JP2011049504A/ja
Publication of JP2011049504A publication Critical patent/JP2011049504A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ノズル選択モータを必要とすることなく、エアーブローして吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板へ装着すること。
【解決手段】ノズル昇降モータ15を駆動してノズル吊下支持体11を下降させると共に装着する電子部品に対応した吸着ノズル5が下降する。装着の際には、吸着ノズル5が略最下限位置に下降すると、ソレノイドバルブの電磁石が非通電状態となって通路切替体47が下降し、下切替弁体47Bがノズル連通通路50の下形成壁50Bに当接してエアー吸引源に連通した真空吸引用通路51とノズル連通通路50とが遮断されると共にノズル連通通路50とエアーブロー用通路49とが連通する。従って、吸着ノズル5の内部通路5Aにエアー供給源からの空気が第3横連通路57、縦通路58、エアーブロー用通路49、ノズル連通通路50、縦通路52及びノズル軸通路27Aを介して吹き込まれ、プリント基板上に装着される。
【選択図】図7

Description

本発明は、部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
電子部品装着装置は、例えば特許文献1などに開示されているが、一般的に装着ヘッドには複数の吸着ノズルが備えられ、エアーブローすることにより吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板へ装着するが、ノズル選択モータを駆動して吸着ノズルを選択したうえで、エアーの吹出しを行っていた。即ち、エアーブロー通路が形成された回転板をノズル選択モータの駆動により回転させて前記エアーブロー通路の下向きの開口と装着ヘッド体内に形成されて上向きに開口すると共に切替弁を介して吸着ノズルに連通した連通路とを連通させ、選択された吸着ノズルからエアーの吹出しを行っていた。
特開2005−228992号公報
しかし、エアーを吹出して電子部品の装着を行う吸着ノズルを選択するために、ノズル選択モータが必要であった。
そこで本発明は、ノズル選択モータを必要とすることなく、エアーブローすることにより吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板へ装着することができる電子部品装着装置を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
各吸着ノズルを前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記吸着ノズルのエアー通路を前記ブロー用通路を介してエアー供給源に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
ことを特徴とする。
第2の発明は、部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
各吸着ノズルをノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが対応する前記ノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記ブロー用通路をエアー供給源に連通させると共に、駆動源の駆動により通路切替体を下降させて前記吸着ノズルのエアー通路に連通する前記通路切替体周囲に形成されたノズル連通通路を前記ブロー用通路に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
ことを特徴とする。
第3の発明は、部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
各付勢体により前記装着ヘッドに対して常時上昇するように付勢させた状態で吊下支持体に前記複数の吸着ノズルを吊り下げ支持させ、
各吸着ノズルをノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
プリント基板への電子部品の装着の際には前記吊下支持体の昇降駆動源を駆動させて前記吊下支持体を装着ヘッドに対して下降させ、対応する前記ノズル昇降駆動源が駆動しない吸着ノズルは前記付勢体の付勢力により下降させず、且つ対応する前記ノズル昇降駆動源が駆動する吸着ノズルは前記付勢体の付勢力に抗して下降させ、
電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが対応する前記ノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記吸着ノズルのエアー通路を前記ブロー用通路を介してエアー供給源に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
ことを特徴とする。
本発明によれば、ノズル選択モータを必要とすることなく、エアーブローすることにより吸着ノズルに吸着保持された電子部品をプリント基板へ装着することができる電子部品装着装置を提供することができる。
電子部品装着装置の平面図を示す。 装着ヘッド体の正面図である。 装着ヘッドの平面図である。 ノズル吊下支持体及び電子部品を吸着保持していない状態の吸着ノズルが上昇している待機状態の装着ヘッドの部分縦断面図を示す。 ノズル吊下支持体及び吸着ノズルが下降して電子部品を部品供給ユニットから取出した状態の装着ヘッドの部分縦断面図を示す。 ノズル吊下支持体及び電子部品を吸着保持している状態の吸着ノズルが上昇している装着ヘッドの部分縦断面図を示す。 電子部品を装着するためにノズル吊下支持体及び電子部品を吸着保持している状態の吸着ノズルが下降している装着ヘッドの部分縦断面図を示す。 通路切替体47及び筒体48を省略した図7のA−A断面図である。
以下図1に基づき、回路が基板に設けられた回路基板であるプリント基板P上に電子部品を装着する電子部品装着装置1についての実施の形態を説明する。電子部品装着装置1には、プリント基板Pを搬送する搬送装置2と、この搬送装置2を挟んで手前側と奥側に配設される電子部品を供給するための部品供給装置3と、駆動源により一方向(Y方向)に移動可能な一対のビーム4A、4Bと、それぞれ複数(例えば、14本)の吸着ノズル5を備えて前記各ビーム4A、4Bに沿った方向に各駆動源により移動可能な装着ヘッド体6とが設けられている。
前記搬送装置2は電子部品装着装置1の中間部に配設され、上流側装置からプリント基板Pを受け継ぐ基板供給部と、前記各装着ヘッド体6の吸着ノズル5に吸着保持された電子部品を装着するために基板供給部から供給されたプリント基板Pを位置決め固定する基板位置決め部と、この位置決め部で電子部品が装着されたプリント基板Pを受け継いで下流側装置に搬送する基板排出部とから構成される。
前記部品供給装置3は電子部品装着装置1の装置本体に取り付けられるフィーダベース3Aと、このフィーダベース3A上に複数並設され種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給ユニット3B群とから構成される。この部品供給ユニット3Bには多数の電子部品をキャリアテープの凹部から成る各収納部に一定の間隔で収容したカバーテープで覆う収納テープが搭載されており、収納テープを間欠送りすると共にキャリアテープからカバーテープを剥離することで、部品供給ユニット3Bの部品取出し部に電子部品が1個ずつ供給され、各収納部から前記装着ヘッド体6の吸着ノズル5により取出される。
X方向に長い前後一対の前記ビーム4A、4Bは、Y方向リニアモータの駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビーム4A、4Bに固定されたスライダが摺動して個別にY方向に移動する。前記Y方向リニアモータは左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された上下一対の固定子と、前記ビーム4A、4Bの両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子7Aとから構成される。
また、前記ビーム4A、4Bにはその長手方向(X方向)にX方向リニアモータ(図示せず)によりガイドに沿って移動する前記装着ヘッド体6が夫々内側に設けられており、前記X方向リニアモータは各ビーム4A、4Bに固定された前後一対の固定子と、各固定子の間に位置して前記装着ヘッド体6に設けられた可動子とから構成される。
従って、各装着ヘッド体6は向き合うように各ビーム4A、4Bの内側に設けられ、前記搬送装置2の位置決め部上のプリント基板Pや部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方を移動する。
そして、次に前記装着ヘッド体6の第1の実施形態について、図2乃至図6に基づき説明すると、11はノズル軸27を介して吸着ノズル5を吊り下げ支持するノズル吊下支持体で、このノズル吊下支持体11の上部に設けられたナット体13にはノズル昇降モータ15より回転されるボールネジ16が嵌合している。従って、前記ノズル昇降モータ15の駆動によりボールネジ16が回転し、ガイドレールに沿ってナット体13を介してノズル吊下支持体11が昇降することとなる。
なお、20はスリップリングで、21はカップリングで、22はロータリジョイントで、前記ノズル吊下支持体11下部のローラレスト23を備えるローラレスト体24の内部には3分割されて真空吸引管、圧縮吹出し管及び配線コードがそれぞれ収納される空間25A、25B、25Cを備えたパイプ25が回転可能に配設される(図8参照)。
そして、前記各吸着ノズル5に連結されたノズル軸27に固定された取付部材26の頂部にはローラレスト23に上方から係止するカムフォロア28がそれぞれ設けられ、装着ヘッド12には14本の吸着ノズル5が円周上に所定間隔を存して配設され、装着ヘッド12を回動させるためのθ軸駆動モータ29(ダイレクト・ドライブ・モータ)のロータ30が内蔵され、このロータ30をノズル軸27が昇降可能に貫通している。
31は装着ヘッド12を回転可能に支持するヘッド回転支持体で、この回転支持体31はケーブル32を介して前記装着ヘッド体6の取付体(図示せず)に不動に固定されており、この回転支持体31内にはコイル33が収納され、前記ロータ30と共に装着ヘッド12を回動させるためのθ軸駆動モータ29を構成する。
35は前記装着ヘッド12上部に固定された固定部材で、この固定部材35上部にはノズル昇降駆動源としてのボイスコイルモータ36の筒状のコイル37が固定されている。そして、図7に示すように、この筒状のコイル37内にはその外周囲にマグネット38が固定された前記ノズル軸27が昇降可能に配設される。また、前記ノズル軸27上部の周囲には付勢体であるコイルバネ40が配設されて、このコイルバネ40の上端は係止鍔41に係止すると共に下端はコイル37上端に係止して、このコイルバネ40は前記ノズル軸27(吸着ノズル5)を常時上昇するように付勢させている。なお、ノズル昇降駆動源として、ボイスコイルモータ36に限らず、エアシリンダなどで構成してもよい。
即ち、部品供給ユニット3Aから電子部品を取り出す際や、プリント基板P上に電子部品を装着する際に、このボイスコイルモータ36が通電されると、電磁力がコイル37に発生して、コイルバネ40の付勢力に抗してこの電磁力によりマグネット38及びノズル軸27(吸着ノズル5)が下降することとなる。
なお、8は前記吸着ノズル5に吸着保持された電子部品を撮像する部品認識カメラで、9はプリント基板Pの位置確認用の認識マークを撮像するための基板認識カメラで、基板認識カメラ9は各装着ヘッド体6に搭載されている。
45は切替弁であるエアー切替バルブで、各吸着ノズル5より周方向外側の位置に各吸着ノズル5に対応して等角度間隔に設けられ、個別にエアーの吸引と吹出しとの切替が可能である。
エアー切替バルブ45は上部に設けられたケース46と、このケース46内にその上部が配設され制御装置からの信号により通電・非通電制御されるソレノイドバルブ(図示せず)とから構成されている。このソレノイドバルブはケース46の内面に設けられた環状の電磁石と、この電磁石への通電、非通電によりケース46内を昇降し、上部に前記電磁石内に一部が位置する円柱状の永久磁石が設けられた通路切替体47などから構成されている。この通路切替体47と装着ヘッド12の貫通溝12A内に配設された筒体48の間には、上から下に順番にエアーブロー用通路49、ノズル連通通路50、真空吸引用通路51とが形成されている。
そして、吸着ノズル5の内部通路(エアー通路)5Aはノズル軸27のノズル軸通路27A及びノズル軸27に外周面から内部に向けて開設した連通口54を介して縦連通路52に連通している。また、縦連通路52は第2横連通路55を介して前記ノズル連通通路50に連通している。
そして、前記エアーブロー用通路49上部は、第3横連通路57及び細径にされたノズル軸27周側面と装着ヘッド12に形成されたノズル軸27が案内される貫通溝の内壁12Bとの間に形成された縦通路58を介して空間25B内の圧縮吹出し管及びエアー供給源(図示せず)に連通しており、前記真空吸引用通路51は第1横連通路53を介して空間25A内の真空吸引管及びエアー吸引源(図示せず)に連通している。
そして、装着ヘッド12に対して吸着ノズル5が下降している状態下で、通路切替体47の昇降によりノズル連通通路50を介してノズル軸通路27Aと真空吸引用通路51或いはエアーブロー用通路49との間の連通が切り替る。
即ち、ソレノイドバルブの電磁石への通電により通路切替体47が上昇しているときには、上切替弁体47Aがノズル連通通路50の上形成壁50Aに当接してノズル連通通路50とエアーブロー用通路49とが遮断される共に真空吸引用通路51とノズル連通通路50とが連通し(図6参照)、吸着ノズル5の内部通路5Aはノズル軸通路27A、縦連通路52、第2横連通路55、ノズル連通通路50、真空吸引用通路51、第1横連通路53を介して空間25B内の真空吸引管及びエアー吸引源(図示せず)に連通し、吸着ノズル5は電子部品Dの真空吸着を維持する。
また、ソレノイドバルブの電磁石が非通電状態で、通路切替体47が下降しているときには、下切替弁体47Bがノズル連通通路50の下形成壁50Bに当接してエアー吸引源に連通した真空吸引用通路51とノズル連通通路50とが遮断されると共にエアー供給源に連通するエアーブロー用通路49とノズル連通通路50とが連通する(図7参照)。従って、吸着ノズル5による電子部品Dの真空吸着を止めると共に吸着ノズル5の内部通路5Aにエアー供給源からの空気が第3横連通路57、縦通路58、エアーブロー用通路49、ノズル連通通路50、縦通路52及びノズル軸通路27Aを介して吹き込まれると(エアーブロー)、電子部品を吸着ノズル5から外す。
このように、電子部品Dを吸着保持した吸着ノズル5が対応するノズル昇降モータ15により装着ヘッド12に対して下降した際に、吸着ノズル5に連結されブロー用通路である縦通路58が形成されたノズル軸27の下降により前記吸着ノズル5の内部通路5Aを前記縦通路5を介してエアー供給源に連通させ、前記吸着ノズル5から電子部品Dを外してプリント基板P上に装着するようにしたから、装着ヘッド12のコンパクト化を図ることができる。
以上の構成により、電子部品装着装置1の自動運転が行なわれると、最初のプリント基板Pが上流装置より搬送装置2により基板位置決め部に搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。次いで、記憶装置に格納された電子部品の装着座標に係る装着データに従い、装着ヘッド体6が移動して、装着すべき電子部品の部品種に対応した吸着ノズル5が装着すべき電子部品を所定の部品供給ユニット3Bから吸着して取出す。
詳述すると、例えば奥側のビーム4Aに設けられた装着ヘッド体6の所定の吸着ノズル5が装着すべき電子部品を供給する部品供給ユニット3Bの上方位置に、X方向はX方向リニアモータが駆動すると共にY方向はY方向リニアモータが駆動して移動する。そして、既に前述の部品供給ユニット3Bは送りモータ及び剥離モータが駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、θ軸駆動モータ29を駆動させて装着ヘッド12を回動させて、取り出すべき電子部品を供給する部品供給ユニット3Bの部品取出し部上方に取り出すべき電子部品に対応する吸着ノズル5を移動させた後に、図2及び図4の状態から、ノズル昇降モータ15が駆動してボールネジ16が回転し、ナット体13を介してノズル吊下支持体11を下降させる。
この図4の状態は、ノズル吊下支持体11及び各吸着ノズル5が上昇している状態であって、ソレノイドバルブの電磁石が非通電状態であり、通路切替体47が下降しており、下切替弁体47Bがノズル連通通路50の下形成壁50Bに当接して、エアー供給源に連通するエアーブロー用通路49とノズル連通通路50とが連通し、ノズル軸通路27、吸着ノズル5の内部通路5Aは大気開放されている。
そして、取出すべき電子部品の部品種に対応した吸着ノズル5(右の吸着ノズル5)に対応するボイスコイルモータ36が通電され、コイル37に発生した電磁力によりコイルバネ40の付勢力に抗してマグネット38及びノズル軸27を下降させてローラレスト23にカムフォロア28が上方から押圧し、ノズル吊下支持体11の下降と共に右の吸着ノズル5が下降することとなり、所定の部品供給ユニット3Bから電子部品Dを吸着して取出す。この場合、図5に示すように、右の吸着ノズル5が電子部品Dを取出そうとして下降すると、ソレノイドバルブの電磁石が通電されて通路切替体47が上昇し、上切替弁体47Aがノズル連通通路50の上形成壁50Aに当接してノズル連通通路50とエアーブロー用通路49とが遮断される共に真空吸引用通路51とノズル連通通路50とが連通する。従って、吸着ノズル5の内部通路5Aはノズル軸通路27A、縦連通路52、第2横連通路55、ノズル連通通路50、真空吸引用通路51、第1横連通路53を介して空間25B内の真空吸引管及びエアー吸引源(図示せず)に連通し、吸着ノズル5は電子部品Dの吸着して取出し、この吸着状態を維持する。
また、このとき、電子部品を取り出さない吸着ノズル5に対応するボイスコイルモータ36は通電されないため、ノズル吊下支持体11は下降するが、この電子部品を取り出さない吸着ノズル5はコイルバネ40の付勢力により上昇したままであって下降しない。
なお、フィーダベース3A上に部品供給ユニット3Bが複数並設されているので、装着ヘッド12に設けられる複数の吸着ノズル5のうち、例えば3時と9時に位置する2本の吸着ノズル5をそれぞれ対応するボイスコイルモータ36に通電することにより、ノズル吊下支持体11の下降と共にこの2本の吸着ノズル5を下降させて、2つの部品供給ユニット3Bから同時にそれぞれ電子部品Dを吸着して取出すこともできる。
そして、この電子部品の取出し後は、ノズル昇降モータ15が駆動してノズル吊下支持体11を上昇させると共に電子部品を吸着保持した吸着ノズル5に対応するボイスコイルモータ36は通電したままで、この吸着ノズル5を上昇させる(図6参照)。そして、吸着ノズル5が上昇し終わったら、通電を切る(非通電)。吸着ノズル5が上昇し終わる前に通電を切ると、コイルバネ40の付勢力によって吸着ノズル5が急上昇して停止した時点の衝撃等によって電子部品が大きく位置ズレしたり、吸着ノズル5から落下することがあるが、これを防止できる。
この状態は、図6に示すように、前述したように、ソレノイドバルブの電磁石が通電されたままで通路切替体47は上昇した状態にあり、上切替弁体47Aがノズル連通通路50の上形成壁50Aに当接してノズル連通通路50とエアーブロー用通路49とを遮断する共に真空吸引用通路51とノズル連通通路50とを連通している。従って、吸着ノズル5の内部通路5Aはノズル軸通路27A、縦連通路52、第2横連通路55、ノズル連通通路50、真空吸引用通路51、第1横連通路53を介して空間25B内の真空吸引管及びエアー吸引源(図示せず)に連通したままであって、吸着ノズル5は電子部品Dの吸着状態を維持している。
このように、対応する吸着ノズル5により次々と部品供給ユニット3Bから電子部品を取り出すことができ、奥側の装着ヘッド12の14本の吸着ノズル5に電子部品が吸着保持される。次に、この装着ヘッド12はY方向リニアモータ及びX方向リニアモータの駆動により基板位置決め部にて位置決めされたプリント基板P上の所定位置に電子部品を装着するように移動するが、この装着ヘッド12の移動途中において、移動しながら部品認識カメラ8の上方位置を通過する際に各吸着ノズル5に吸着保持された電子部品が部品認識カメラ8により撮像される(フライ認識)。
このフライ認識時、装着ヘッド体6を下降させる、或いはノズル吊下支持体11を下降させると共に全てのボイスコイルモータ36に通電することにより全ての吸着ノズル5を下降させ、各吸着ノズル5に保持されている電子部品を部品認識カメラ8により撮像してもよい。
そして、この撮像結果に基づいて電子部品が当該吸着ノズル5に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき認識処理装置(図示せず)により認識処理されて、Y方向リニアモータ及びX方向リニアモータを駆動させて電子部品を保持した吸着ノズル5はプリント基板Pまで移動する。
そして、前記装着データの各装着座標に、前述した部品認識カメラ8が撮像して認識処理装置が認識処理した各電子部品の位置認識処理結果を加味して、制御装置(図示せず)によりY方向リニアモータ、X方向リニアモータ及びθ軸駆動モータ29が補正制御され、奥側の装着ヘッド12の吸着ノズル5が位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品がプリント基板P上の所定位置に装着される。
この場合も前述したように、θ軸駆動モータ29を補正制御して駆動させて装着ヘッド12を回動させた後に、ノズル昇降モータ15を駆動してノズル吊下支持体11を下降させると共に装着すべき電子部品に対応した吸着ノズル5に対応するボイスコイルモータ36が通電され、ノズル吊下支持体11の下降と共に電子部品を吸着保持している吸着ノズル5が下降することとなり、プリント基板P上に電子部品を装着する。
この装着の際には、図7に示すように、吸着ノズル5がほぼ最下限位置に下降すると、ソレノイドバルブの電磁石が非通電状態となって通路切替体47が下降し、下切替弁体47Bがノズル連通通路50の下形成壁50Bに当接してエアー吸引源に連通した真空吸引用通路51とノズル連通通路50とが遮断されると共にノズル連通通路50とエアーブロー用通路49とが連通する。従って、吸着ノズル5による電子部品Dの真空吸着を止めると共に吸着ノズル5の内部通路5Aにエアー供給源からの空気が第3横連通路57、縦通路58、エアーブロー用通路49、ノズル連通通路50、縦通路52及びノズル軸通路27Aを介して吹き込まれる。このため、下降した吸着ノズル5から電子部品Dが外れ、プリント基板P上に装着されることとなる。
また、この最初の電子部品の装着後は、ノズル昇降モータ15が駆動してノズル吊下支持体11を上昇させると共に電子部品を吸着保持した吸着ノズル5に対応するボイスコイルモータ36を通電状態のまま、この吸着ノズル5を上昇させる。そして、この吸着ノズル5が上昇し終ったら、ボイスコイルモータ36を非通電とする。
次の電子部品を装着する場合には、装着ヘッド体6を移動させると共にθ軸駆動モータ29を駆動させて装着ヘッド12を回動させて、プリント基板Pの装着すべき位置上方に装着すべき電子部品に対応する吸着ノズル5を移動させ、前述したように、装着すべき電子部品を保持する吸着ノズル5に対応するボイスコイルモータ36に通電して、ノズル吊下支持体11と共にこの吸着ノズル5が下降してプリント基板P上に電子部品を装着する。
以下同様に、電子部品をプリント基板P上に装着することにより、この最初のプリント基板Pへの装着動作は終了し、下流へとプリント基板Pを移動させ、次のプリント基板Pが基板位置決め部に搬送されて、電子部品の装着に供される。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 電子部品装着装置
3 部品供給装置
3B 部品供給ユニット
5 吸着ノズル
5A 内部通路
11 ノズル吊下支持体
12 装着ヘッド
13 ナット体
15 ノズル昇降モータ
23 ローラレスト
27 ノズル軸
27A ノズル軸通路
28 カムフォロア
36 ボイスコイルモータ
40 コイルバネ
47 通路切替体
47A 上切替弁体
47B 下切替弁体
50 ノズル連通通路
50A 上形成壁
50B 下形成壁
51 真空吸引用通路
50 ノズル連通通路
49 エアーブロー用通路
52 縦通路

Claims (3)

  1. 部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
    各吸着ノズルを前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
    電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記吸着ノズルのエアー通路を前記ブロー用通路を介してエアー供給源に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
    各吸着ノズルをノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
    電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが対応する前記ノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記ブロー用通路をエアー供給源に連通させると共に、駆動源の駆動により通路切替体を下降させて前記吸着ノズルのエアー通路に連通する前記通路切替体周囲に形成されたノズル連通通路を前記ブロー用通路に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 部品供給装置より供給された電子部品を装着ヘッドに複数設けられた吸着ノズルにより取出して、プリント基板上に装着する電子部品装着装置において、
    各付勢体により前記装着ヘッドに対して常時上昇するように付勢させた状態で吊下支持体に前記複数の吸着ノズルを吊り下げ支持させ、
    各吸着ノズルをノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して昇降可能とし、
    プリント基板への電子部品の装着の際には前記吊下支持体の昇降駆動源を駆動させて前記吊下支持体を装着ヘッドに対して下降させ、対応する前記ノズル昇降駆動源が駆動しない吸着ノズルは前記付勢体の付勢力により下降させず、且つ対応する前記ノズル昇降駆動源が駆動する吸着ノズルは前記付勢体の付勢力に抗して下降させ、
    電子部品を吸着保持した前記吸着ノズルが対応する前記ノズル昇降駆動源により前記装着ヘッドに対して下降した際に、前記吸着ノズルに連結されブロー用通路が形成されたノズル軸の下降により前記吸着ノズルのエアー通路を前記ブロー用通路を介してエアー供給源に連通させ、前記吸着ノズルから電子部品を外して前記プリント基板上に装着する
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
JP2009199064A 2009-08-28 2009-08-28 電子部品装着装置 Ceased JP2011049504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199064A JP2011049504A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 電子部品装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199064A JP2011049504A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 電子部品装着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011049504A true JP2011049504A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43835513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009199064A Ceased JP2011049504A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 電子部品装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011049504A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049155B1 (ja) * 2015-12-11 2016-12-21 上野精機株式会社 ピックアップ装置及び電子部品搬送装置
CN109041570A (zh) * 2018-09-27 2018-12-18 黄金铭 一种具有防尘功能的贴片机吸嘴结构
CN113099713A (zh) * 2019-12-23 2021-07-09 先进装配系统有限责任两合公司 具弹性弹簧件和气动通道系统的元件保持装置、装配头、装配机及用于装配元件载体的方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198800A (ja) * 1983-04-26 1984-11-10 株式会社デンソー マルチヘツド部品組付装置
JP2003273584A (ja) * 2002-03-12 2003-09-26 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品保持ヘッド
JP2005136276A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2006261325A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品保持装置,電子部品装着システムおよび電子部品装着方法
JP2009135175A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Panasonic Corp 部品実装装置の搭載ヘッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198800A (ja) * 1983-04-26 1984-11-10 株式会社デンソー マルチヘツド部品組付装置
JP2003273584A (ja) * 2002-03-12 2003-09-26 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品保持ヘッド
JP2005136276A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2006261325A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品保持装置,電子部品装着システムおよび電子部品装着方法
JP2009135175A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Panasonic Corp 部品実装装置の搭載ヘッド

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049155B1 (ja) * 2015-12-11 2016-12-21 上野精機株式会社 ピックアップ装置及び電子部品搬送装置
JP2017108056A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 上野精機株式会社 ピックアップ装置及び電子部品搬送装置
CN109041570A (zh) * 2018-09-27 2018-12-18 黄金铭 一种具有防尘功能的贴片机吸嘴结构
CN109041570B (zh) * 2018-09-27 2023-08-15 广州光轩电子有限公司 一种具有防尘功能的贴片机吸嘴结构
CN113099713A (zh) * 2019-12-23 2021-07-09 先进装配系统有限责任两合公司 具弹性弹簧件和气动通道系统的元件保持装置、装配头、装配机及用于装配元件载体的方法
CN113099713B (zh) * 2019-12-23 2022-10-14 先进装配系统有限责任两合公司 元件保持装置、装配头、装配机及装配元件载体的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4997124B2 (ja) 電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置
JP4695954B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2011035080A (ja) 電子部品装着装置
KR101177964B1 (ko) 전자 부품 장착 장치
JP2007158102A (ja) ボンディング装置
JP5154999B2 (ja) 電子部品装着装置
JP6959916B2 (ja) 電子部品装着機および電子部品切離し方法
JP2011049504A (ja) 電子部品装着装置
JP2012023230A (ja) 実装機
JP4405310B2 (ja) 部品装着装置
JP2010087062A (ja) 電子部品装着ヘッド及びこれを用いた電子部品実装装置
JP5058347B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4722612B2 (ja) 電子部品装着装置
WO2012014467A1 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP5150442B2 (ja) 装着ヘッド及びこれを用いた部品装着装置
JP5062130B2 (ja) 部品実装機
JP5201483B2 (ja) 電子部品装着装置
JP4618204B2 (ja) 部品実装ヘッドおよびエアフィルタユニット
JP2005285840A (ja) 部品搬送装置、表面実装機および部品試験装置
JP2006279076A (ja) 電子部品実装方法
JP5758993B2 (ja) アライメント装置およびアライメント方法
JP4757558B2 (ja) 電子部品装着装置
JP7426800B2 (ja) 部品実装機
JP6715169B2 (ja) 部品実装装置
JP2006060096A (ja) 部品実装機およびその部品回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20131224