JP4315572B2 - ノズル交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品装着装置に着脱自在なノズル交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子部品装着装置では、電子部品を吸引した状態で保持する吸着ノズルを有し、当該吸着ノズルにより電子部品をプリント基板上の装着位置に搬送し、電子部品をプリント基板上に装着する。
【0003】
上記電子部品装着装置には、吸着ノズルの吸着位置に電子部品を一つずつ供給する電子部品フィーダが横一列に並んだ状態で装着されている。そして、上記電子部品装着装置には、複数の電子部品フィーダを横一列に並んだ状態に装着するためのフィーダバンクが設けられている。また、各電子部品フィーダは、該当する電子部品フィーダ自体を上記フィーダバンクに取り付けるための固定手段を備えており、フィーダバンクに着脱自在となる。それら電子部品フィーダは上記固定手段により位置決めされて、上記フィーダバンクに固定される。上記フィーダバンクには動力源のプランジャが複数設けられており、各電子部品フィーダは各プランジャによって間欠的に電子部品を吸着位置に搬送する。
【0004】
また、上記電子部品装着装置では、吸着ノズルを取り付けるためのヘッドユニットを有し、吸着ノズルとともに当該ヘッドユニットが上記供給位置から上記装着位置に移動することによって、電子部品を装着する。吸着ノズルは、装着される電子部品ごとに応じたものを選定する。したがって、装着すべき電子部品の種類が変わると、使用される吸着ノズルも変更される場合があり、ヘッドユニットに取り付けられる吸着ノズルを交換することになる。
【0005】
そのため、上記電子部品装着装置は、装着される電子部品毎に応じた吸着ノズルを複数種類収納するノズル交換装置を備えている。このような電子部品装着装置では、一旦、上記ヘッドユニットが上記ノズル交換装置上に移動して、装着すべき電子部品に対応する吸着ノズルに交換される。次いで、上記ヘッドユニットが上記供給位置に移動して、吸着ノズルによって装着すべき電子部品を吸着する。
【0006】
しかしながら、電子部品装着装置は、上記ヘッドユニットを移動させるX−Y駆動装置と、基板を装着位置に搬送する搬送装置等とを備えているため、ノズル交換装置を設置する箇所が制約されてしまう。そのため、ノズル交換装置の設置箇所によっては、ヘッドユニットの移動ストロークが大きくなることがある。このため、ノズル交換のための動作時間が長くなり、電子部品の装着に要する時間も長くなることがあった。また、電子部品装着装置の寸法の制約により、ノズル交換装置も大きくすることができず、したがって、ノズル交換装置にセットされるノズルの数にも制限される。このため、多品種の電子部品に対応することができない場合があった。
【0007】
そこで、特開平11−340692号公報に開示されているように、フィーダバンクに装着自在なノズル交換装置を備えた電子部品装着装置がある。この電子部品装着装置のノズル交換装置は、上記電子部品フィーダが備える固定手段と同一の固定手段を備えている。フィーダバンクには、この固定手段によりノズル交換装置が装着される。更に、このノズル交換装置は、吸着ノズルをセットするためのセット部と、当該セット部に吸着ノズルを保持する保持機構と、当該保持機構による保持及び保持の解除をするための駆動機構とを備え、上記セット部、上記保持機構及び上記駆動機構が一体となって構成されている。
【0008】
上述のように、上記フィーダバンクにノズル交換装置を装着することによって、吸着位置にノズル交換位置が近づき、ヘッドユニットの移動ストロークが小さくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平11−340692号公報の従来技術では、ノズル交換装置は駆動装置が一体となっているため、ノズル交換装置自体が大型化するという問題があった。例えば、ノズル交換装置が大型化すると、複数の電子部品フィーダがフィーダバンクに装着できる範囲に対して、その範囲に一のノズル交換装置しか装着できないようなことがあった。このように、一つのノズル交換装置を装着するスペースが一つの電子部品フィーダの装着スペースより大きくなってしまう。
【0010】
また、駆動装置が一体となっていると、ノズル交換装置自体の重量が増大し、ノズル交換装置をフィーダバンクに装着するのが困難となるようなことがあった。
【0011】
そこで、本発明の課題は、駆動装置がノズル交換装置に設けられていなくとも、ノズルの保持及び保持の解除が行えるノズル交換装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、複数の電子部品フィーダを装着する装着部(例えば、図2に示すフィーダバンク140)と、該装着部に装着された電子部品フィーダ(例えば、図3に示す電子部品フィーダ300)を駆動する駆動手段(例えば、図3に示すプランジャ121)とを備える電子部品装着装置(例えば、図1に示す電子部品装着装置100)の上記装着部に着脱自在となるノズル交換装置であって、
ノズル(例えば、図4に示す吸着ノズル400)をセットするためのノズルセット部(例えば、図4に示すノズル保持板220)と、
上記ノズルセット部にセットされたノズルを上記ノズルセット部に保持するための保持機構(例えば、図4に示すクランプ部材230)と、
上記駆動手段の駆動力を上記保持機構に伝達する伝達機構(例えば、図4に示す伝達リンク機構210)とを具備し、
上記駆動手段の駆動力によって上記保持機構は、ノズルを保持する位置とノズルの保持を解除する位置に移動することを特徴としている。
【0013】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、伝達機構が駆動手段の駆動力を保持機構に伝達して、電子部品装着装置に設けられた駆動手段の駆動力によって、保持機構は、ノズルを保持する位置とノズルの保持を解除する位置に移動するため、ノズル交換装置自体に駆動手段を設けずとも、保持機構がノズルを保持する。したがって、ノズル交換装置自体に駆動手段を設置しないため、ノズル交換装置の小型化と軽量化を図ることができるとともに、ノズル交換装置の製造コストの削減が図れる。ノズル交換装置が軽量化されると、ノズル交換装置を装着部に装着しやすくなる。また、ノズル交換装置が小型化されると、ノズル交換装置を装着部に装着するためのスペースを小さくすることができ、より多くのノズル交換装置を装着部に装着することができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のノズル交換装置において、
上記保持機構が上記駆動手段の駆動力に抗する付勢手段(例えば、図4に示す圧縮バネ213)を備え、
上記駆動手段の駆動力と上記付勢手段の付勢力とのうちの一方によって上記保持機構がノズルを保持し、他方によって上記保持機構がノズルの保持を解除することを特徴としている。
【0015】
以上のように、請求項2記載の発明によれば、付勢手段の付勢力によって保持機構がノズルを保持する場合、駆動手段の駆動力によって保持機構がノズルの保持を解除する。一方、駆動手段の駆動力によって保持機構がノズルを保持する場合、付勢手段の付勢力によって保持機構がノズルの保持を解除する。これにより、駆動手段の駆動力もしくは付勢手段の付勢力によってノズルがノズルセット部から飛び出なくなる。すなわち、非常に簡単な構成で、保持機構によるノズルの保持及び保持の解除をすることができる。その他、請求項1記載の発明同様に、ノズル装置自体に駆動手段を設置しなくても良く、ノズル交換装置の小型化と軽量化を図ることができるとともに、ノズル交換装置の製造コストの削減が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明においてZ方向とは実質的に鉛直方向を示し、X−Y方向は実質的に水平な方向を示し、X方向はY方向に垂直である。
【0017】
図1には、本発明を適用した実施形態の電子部品装着装置100の平面図を示す。図1に示すように、基台101上には、基板搬送装置102が配置され、プリント基板103が基板搬送装置102上を搬送され、所定の装着作業用位置で停止されるようになっている。基板搬送装置102の両側にはフィーダバンク(装着部)140が配置されている。また、基台101の上方には、ヘッドユニット105が装備されている。
【0018】
また、ヘッドユニット105はX軸方向(基板搬送装置102の搬送方向)およびY軸方向に移動することができるようになっている。すなわち、ヘッドユニット105は、X方向に延在するXガイド部材106に移動自在に支持されている。また、Xガイド部材106は、Y方向に延在するYガイド部材107,107に移動自在に支持されている。そして、Xガイド部材106は、図示略のY軸サーボモータによりYガイド部材107に沿ってY方向に移動され、ヘッドユニット105は、図示略のX軸サーボモータによりXガイド部材106に沿ってX方向に移動される。
【0019】
ヘッドユニット105には、電子部品吸着用の吸着ノズルを装着するノズル装着部108が設けられている。ノズル装着部108は、吸着ノズルをクランプすることにより吸着ノズルを装着するように構成されている。そして、ノズル装着部108は、ヘッドユニット105のフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)およびノズル中心軸回りの回転が可能とされ、Z軸サーボモータ(図示略)およびθ軸サーボモータ(図示略)により作動されるようになっている。
【0020】
フィーダバンク140は電子部品フィーダ300を位置決めして固定するものである。このフィーダバンク140には、電子部品フィーダ300が横一列に並んだ状態で装着されている。本実施形態において、電子部品フィーダ300はテープフィーダであり、各テープフィーダはそれぞれリールから導出されるテープにICやコンデンサなどの電子分品を所定間隔おきに収納、保持する。そして、電子部品フィーダ300は、ヘッドユニット105に装着された吸着ノズルによる電子部品の吸着につれて、電子部品を順次吸着位置に搬送するように構成されている。更に、本発明に係るノズル交換装置200が、フィーダバンク140に対して着脱自在となっている。
【0021】
まず、フィーダバンク140について説明する。図2に示すように、フィーダバンク140は、ほぼ水平な板状に形成された水平部141と、水平部141の一端よりほぼ鉛直方向に起立する垂直部142と、から構成されて、側面視ほぼL字状をなしている。更に、水平部141における垂直部142と反対側の端部にロックシャフト143が設けられており、このロックシャフト143に対して、後述する電子部品フィーダ300の固定機構303及びノズル交換装置200の固定機構303が係合可能となっている。
【0022】
更に、水平部141には、電子部品フィーダ300を駆動するための駆動手段(例えば、シリンダユニット)を構成するプランジャ121が複数横一列に並んで突出している。このプランジャ121は、この駆動手段の駆動力によって水平部141に対して上下動するように構成されている。
【0023】
また、後述する電子部品フィーダ300の係合部301及びノズル交換装置200の係合部301を係合する位置決め穴144が、垂直部142に複数横一列に並んで設けられている。このフィーダバンク140において、位置決め穴144及びプランジャ121は、それぞれ同数ずつ設けられている。そして、一の位置決め穴144に対応する位置に一のプランジャ121が設けられている。
【0024】
次に、電子部品フィーダ300について説明する。図3に示すように、電子部品フィーダ300は、本体307と、電子部品を所定間隔おきに保持するテープ305と、テープ305を導出するリール304と、リール304から導出されたテープ305を巻くプーリ306と、プーリ306を間欠的に回転させるための伝動リンク機構302と、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に取り付けるための固定機構303と、電子部品フィーダ300の位置決めをするための係合部301とから構成されている。
【0025】
本体307の先端に係合部301が設けられている。固定機構303は、本体307の下部にロック部331を有する。そして、複数の位置決め穴144、144,…のうちのいずれか一つに係合部301をはめ込み、固定機構303を作動させることによってロック部331がロックシャフト143に係合する。これにより、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に固定させ、装着するようになっている。そして、ロック部331の係合を解除することによって、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140から取り外せるようになっている。
【0026】
プーリ306は、本体307の先端部に回転自在に支持されている。また、リール304は、本体307の後端部に回転自在に支持されている。
【0027】
伝動リンク機構302は、本体307の先端部の下部に一つのレーバ321を有する。電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に装着した際に、プランジャ121に対応する位置に、レーバ321の先端部が位置する。そして、このレーバ321がプランジャ121に押されることにより伝動リンク機構302が間欠作動するようになっている。そして、伝動リンク機構302の作動によって、プーリを306を予め設定された角度だけ回転駆動するようになっている。これにより、テープ305がリール304から送り出され、電子部品を順次吸着位置に搬送するようになっている。
【0028】
次に、ノズル交換装置200について説明する。図4及び図5に示すように、ノズル交換装置200は、電子部品フィーダ300と同様に係合部301と、固定機構303とを備えている。係合部301はノズル交換装置200の本体207の先端に設けられている。係合部301が位置決め穴144にはめ込み、ノズル交換装置200の位置決めがなされる。そして、固定機構303を作動させることによってロック部331がロックシャフト143に係合し、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に固定させ、装着するようになっている。そして、ロック部331の係合を解除することによって、ノズル交換装置200をフィーダバンク140から取り外せるようになっている。即ち、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に装着するのと同様に、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に着脱自在となっている。
【0029】
更に、ノズル交換装置200、フィーダバンク140に装着する方向に直交する方向の幅が、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に装着する方向に直交する方向の電子部品フィーダ300の幅とほぼ同一である。即ち、電子部品フィーダ300をフィーダバンク140に装着する際の、一つの電子部品フィーダの装着スペースに、一つのノズル交換装置200を装着できるようになっている。
【0030】
また、ノズル交換装置200には、吸着ノズル400をセットするためのノズルセット孔221を有するノズル保持板(ノズルセット部)220と、ノズルセット孔221にセットされた吸着ノズル400を保持するためのクランプ部材230とを備えている。吸着ノズル400はその外周にフランジ401を備えており、フランジ401の径はノズルセット孔221の径より小さくなっている。また、吸着ノズル400の本体の径よりノズルセット孔221の径が大きくなっている。そして、吸着ノズル400がノズルセット孔221にセットされた際にフランジ401がノズル保持板220と係合するようになっている。
【0031】
ノズル保持板220は、本体207の先端部の上部に設けられており、このノズル保持板220の上面側にクランプ部材230が設けられている。このクランプ部材230には、ノズルセット孔221に対応するノズル挿通孔231が設けられている。ノズル挿通孔231はフランジ401の径より大きくなっており、フランジ401ごと吸着ノズル400を挿通できるようになっている。
【0032】
更に、ノズル挿通孔231の片脇にノズル挿通孔231と連続して孔部233が形成されている。孔部233は、フランジ401の径より小さくなっている。ノズル挿通孔231のもう一方の片脇及び孔部233の片脇には、ガイド孔232,232が設けられている。段ネジ234,234がノズル保持板220に固定的に支持され、各段ネジ234はそれぞれガイド孔232に対して摺動自在に係合している。クランプ部材230は、そのノズル挿通孔231がノズルセット孔221に対して一定量ずれたクランプ位置(孔部233とノズルセット孔221が合致する位置)と、ノズル挿通孔231がノズルセット孔221に合致するクランプ解除位置とにわたって移動可能となるように、段ネジ234,234を介して結合されている。クランプ部材230がクランプ位置に移動すると、フランジ401がクランプ部材230とノズル保持板220とによってクランプされる。そして、クランプ部材230がクランプ解除位置に移動すると、フランジ401とノズル挿通孔231が合致して、クランプが解除される。なお、図5(a)は、クランプ部材230がクランプ解除位置にある場合を示すものであり、図5(b)はクランプ部材230がクランプ位置にある場合を示す。
【0033】
クランプ部材230の一端部には、クランプ部材230をクランプ位置とクランプ解除位置とに渡って移動させるための伝達リンク機構(伝達機構)210が連結されている。この伝達リンク機構210は、プランジャ140の動きを伝達してクランプ部材230を移動させるものであり、以下のような、構成をしている。即ち、伝達リンク機構210は、レバー211と、リンク部材212と、を備えている。レバー211の中心部が本体207に回転自在に支持されるように、レバー211が本体207の先端部の下部に設けられている。ノズル交換装置200がフィーダバンク140に装着された際に、レバー211の駆動腕211aがプランジャ121に対応する位置となる。また、レバー211の作動腕211bの先端部に、リンク部材212の一端部が回転自在に支持される。そして、リンク部材212の他端部がクランプ部材230に回転自在に支持されることにより、クランプ部材230と伝達リンク機構210とが連結される。
【0034】
また、作動腕211bと本体207との間に圧縮バネ(付勢手段)213が掛けられており、圧縮バネ213はプランジャ121の駆動力に抗するように付勢している。圧縮バネ213の付勢力によって、クランプ部材230がクランプ解除位置に位置するようになる。この際にヘッドユニット105がこのノズル交換装置200上に移動して、この吸着ノズル400に交換することができる。なお、圧縮バネ213とクランプ部材230とが、ノズルを保持するための保持機構となっている。
【0035】
一方、ノズルを交換しない際には、プランジャ121に駆動腕211aが押し出されて、圧縮バネ213の付勢力に抗して、伝達リンク機構210が作動する。伝達リンク機構210が作動すると、クランプ部材230がクランプ位置に移動し、ノズル400がノズルセット孔221に保持される。これにより、ノズル400がノズルセット孔221から外れることを防止する。
【0036】
以上のように、本実施形態によれば、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に着脱自在となっているため、電子部品の種類が多い場合でもノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着するだけ、ノズルの種類を増やすことができる。
【0037】
また、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着することによって、電子部品装着装置100にノズル交換用の装置を設ける必要がなくなり、電子部品装着装置100を小型化することができる。
【0038】
また、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着することによって、ノズルを交換する交換位置が、電子部品を吸着する吸着位置に近づく。したがって、ヘッドユニット105が交換位置から吸着位置に移動するストロークを小さくすることができ、作業時間の低下を図れる。
【0039】
また、電子部品フィーダ300が電子部品を吸着位置まで搬送するための駆動源となるプランジャ121によって、ノズル交換装置200による保持の解除を行っている。したがって、ノズル交換装置200自体に駆動源を設置する必要がなく、ノズル交換装置200の軽量化及び小型化が図れるとともに、ノズル交換装置200の製造コストの削減を図れる。ノズル装着装置が軽量化すると、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着するのが容易になる。
【0040】
また、ノズル交換装置200が小型化すると、上述のようにノズル交換装置200の幅を電子部品フィーダ300の幅とほぼ同一にすることができる。そして、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着するためのスペースが小さくなる。したがって、電子部品フィーダ300の一つの装着スペースに、一つのノズル交換装置200を装着することができる。したがって、最も少ないスペースで、ノズル交換装置200をフィーダバンク140に装着することができる。これにより、交換できるノズルの種類を増やすことができる。一方、電子部品フィーダ300の一つの装着スペースに、一つのノズル交換装置200が装着できるため、フィーダバンク140に装着できる電子部品フィーダ300の数をあまり減らさずにノズル交換装置200を装着できる。
【0041】
なお、上記の実施形態において、具体的な細部構造等についても、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは勿論である。
例えば、電子部品フィーダ300はテープフィーダとしたが、バルクフィーダであっても良い。また、ヘッドユニット105に設けられるノズル装着部108は一つとしたが、複数設けても良い。
【0042】
また、プランジャ121に押し出されて、伝達リンク機構210が作動しこれにより、ノズル400のクランプをしていたが、逆にプランジャ121に押し出されてノズル400のクランプの解除するように伝達リンク機構を構成しても良い。この場合、圧縮バネなどの付勢手段によって、ノズル400をクランプするようにクランプ部材230を付勢するようにする。
【0043】
圧縮バネ213は、作動腕211bと本体207とに掛けられていたが、クランプ部材230と本体207とに掛けられていて、直接クランプ部材230に付勢するようにしても良い。
【0044】
また、ノズル交換装置200に保持されたノズル400の上端部の高さが、他の電子部品フィーダの上面の高さとほぼ同じになるように、ノズル交換装置200を構成しても良い。これにより、ノズル400と電子部品フィーダの電子部品の高さがほぼ同一となるので、ノズル交換時にノズルの突出分だけノズル装着部108を上昇させることがなく、ノズル装着部108の制御が他の電子部品フィーダの装着制御動作とほぼ同じ制御で行え、ノズル交換時間の短縮が図れる。
【0045】
また、ノズル交換装置にセットできるノズル数は一つに限らず、複数であっても良い。例えば、図6に示すように、大きさや形状の異なる各種のノズル400をセット、保持しておくための複数のノズルセット孔221をノズル保持板220に設けるようにしても良い。この場合、クランプ部材230には、各ノズルセット孔に対応する複数のノズル挿通孔231が設けられている。そして、クランプ部材230は、その各ノズル挿通孔231が各ノズルセット孔221に対して一定量ずれたクランプ位置と、各ノズル挿通孔231が各ノズルセット孔に合致するクランプ解除位置とにわたって移動可能となるように、段ネジ234,234を介して結合されている。このようにセットするノズルの数が複数であるため、一つのノズル交換装置で交換できるノズルの種類を複数にすることができる。なお、ここで、図5のノズル交換装置と同一構成については、同一の符号を伏す。
【0046】
保持機構及び伝達機構は、上述のような実施例に限定されず、例えば、図7に示すようにしても良い。即ち、ノズル保持板220に対して第一のクランプ部材230a、第二のクランプ部材230bが摺動自在に設けられている。そして、第一のクランプ部材230aと第二のクランプ部材230bとの間にノズルセット孔221が配置されいる。プランジャ121の駆動力を伝達する伝達機構は、以下のようになっている。即ち、伝達機構240は、リンク部材241,242,243,244から構成されている。リンク部材241は、本体207の先端部の下部に回動自在に設けられており、その一端部がプランジャ121に対応する位置に配置されている。また、リンク部材241の他端部にリンク部材242の一端部が回動自在に支持されている。リンク部材243の一端部及びリンク部材244の一端部がリンク部材242の他端部に回動自在に支持されている。リンク部材243の他端部がクランプ部材230aに回動自在に支持されている。リンク部材244の他端部がクランプ部材230bに回動自在に支持されている。一方、引張ばね250がリンク部材241の他端部と本体207とに掛け渡されている。上述のような構成によると、プランジャ121が押し上がると、引張ばね250の付勢力に抗して、第一のクランプ部材230aと第二のクランプ部材230bが互いに近づく方向に移動する。これにより、第一のクランプ部材230a及び第二のクランプ部材230bとノズル保持板220との間にノズル400のフランジ401が挟まれる。一方、プランジャ121が下がると、引張ばね250の付勢力により、第一のリンク部材230aと第二のリンク部材230bが互いに離れる方向に摺動する。これにより、ノズル400のフランジ401のクランプが解除され、ノズル400がノズルセット孔221から取り出し可能となる。なお、ここで、図5のノズル交換装置と同一構成については、同一の符号を伏す。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、電子部品フィーダを駆動する駆動手段を利用してノズル交換装置を駆動するようにしたので、ノズル交換装置自体に駆動手段を設置しなくても良く、ノズル交換装置の小型化と軽量化を図ることができるとともに、ノズル交換装置の製造コストの削減が図れる。ノズル交換装置が軽量化されると、ノズル交換装置を装着部に装着しやすくなる。また、ノズル交換装置が小型化されると、ノズル交換装置を装着部に装着するためのスペースを小さくすることができ、より多くのノズル交換装置を装着部に装着することができる。
【0048】
また、請求項2記載の発明によれば、より簡単な構成で、保持機構によるノズルの保持及び保持の解除をすることができる。更に、ノズル装置自体に駆動手段を設置しなくても良く、ノズル交換装置の小型化と軽量化を図ることができるとともに、ノズル交換装置の製造コストの削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子部品装着装置を示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着装置が備えるフィーダバンクを示す斜視図である。
【図3】上記フィーダバンクに着脱自在な電子部品フィーダを示す側面図である。
【図4】上記フィーダバンクに着脱自在なノズル交換装置を示す側面図である。
【図5】上記ノズル交換装置を示す平面図である。
【図6】上記ノズル交換装置とは別の例のノズル交換装置を示す平面図である。
【図7】上記ノズル交換装置とは別の例のノズル交換装置を示す側面図である。
【符号の説明】
100 電子部品装着装置
121 プランジャ(駆動手段を構成する。)
140 フィーダバンク(装着部)
200 ノズル交換装置
210 伝達リンク機構(伝達機構)
213 圧縮バネ(保持機構を構成する。付勢手段)
220 ノズル保持板(ノズルセット部)
230 クランプ部材(保持機構を構成する。)
300 電子部品フィーダ
400 ノズル

Claims (2)

  1. 複数の電子部品フィーダを装着する装着部と、該装着部に装着された電子部品フィーダを駆動する駆動手段とを備える電子部品装着装置の上記装着部に着脱自在となるノズル交換装置であって、
    ノズルをセットするためのノズルセット部と、
    上記ノズルセット部にセットされたノズルを上記ノズルセット部に保持するための保持機構と、
    上記駆動手段の駆動力を上記保持機構に伝達する伝達機構とを具備し、
    上記駆動手段の駆動力によって上記保持機構は、ノズルを保持する位置とノズルの保持を解除する位置に移動することを特徴とするノズル交換装置。
  2. 請求項1記載のノズル交換装置において、
    上記保持機構が上記駆動手段の駆動力に抗する付勢手段を備え、
    上記駆動手段の駆動力と上記付勢手段の付勢力とのうちの一方によって上記保持機構がノズルを保持し、他方によって上記保持機構がノズルの保持を解除することを特徴とするノズル交換装置。
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