JP4851314B2 - プリント基板保持装置 - Google Patents
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Description
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、位置可変の基板ストッパにより移動を停止させられたプリント基板を支持する基板支持部材の正確な設置が可能なプリント基板保持方法および装置を提供することを課題とする。
なお、前述のように基板ストッパの実位置の許容誤差を大きくしても、実際に基板ストッパの位置のずれが、そのずれによって作業能率低下の原因となるほど大きくなることはなく、基板ストッパの位置を可変にすることの効果が失われることはない。基板ストッパの位置を可変にすれば、例えば、プリント基板保持装置が対基板作業システムの一種である電子回路部品装着システムに設けられ、電子回路部品が装着されるプリント基板を保持する場合、回路基板を、その大きさによらず、搬送方向における中央の位置が部品供給装置の搬送方向における中央の位置と一致する位置に停止させることができ、装着ヘッドの移動距離を短くして装着能率を向上させることができるのであるが、基板ストッパの位置ずれは、この装着能率の向上効果を損なうほどではないのである。
さらに付言すれば、プリント基板の形状,寸法は様々であり、例えば、切欠を有するプリント基板もある。この種のプリント基板の場合、例えば、切欠の形成により引っ込んだ端縁を基板ストッパに当接させて停止させるのであれば、その端縁がプリント基板の前端であることとなる。
また、例えば、プリント基板に基準マークを設け、プリント基板が基板支持部材によって支持された後、マーク認識ヘッドに基準マークを認識させ、プリント基板の位置ずれ量を取得する場合、マーク認識ヘッドの目標位置を基板ストッパの実位置を基準として決定するマーク位置決定装置を設け、それにより決定された目標位置へマーク認識ヘッドをヘッド移動装置により移動させるようにしてもよい。また、基板支持部材に基準マークを設け、基板支持部材の設置後にマーク認識ヘッドに基準マークを認識させ、基板支持部材が決定された目標位置に設置されたか否かの確認や、設置のやり直しを行う場合にも、マーク認識ヘッドの目標位置を基板ストッパの実位置を基準として決定するマーク位置決定装置を設けてもよい。それにより、マーク認識ヘッドを大きく外れることなく基準マークに対向する位置へ移動させ、基準マークを確実に認識させることができる。
前記基板ストッパの少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向における位置を可変とし、その位置可変の基板ストッパの実際の位置である実位置を検出し、その検出した基板ストッパの実位置を基準として決定した目標位置に基板支持部材を設置するプリント基板保持方法。
(2)基板搬送装置により搬送されるプリント基板に基板ストッパを当接させてそのプリント基板を停止させるとともに、停止したプリント基板の裏面を少なくとも1つの基板支持部材により支持してそのプリント基板を保持する装置であって、
少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向の位置が可変であり、前記基板搬送装置により搬送されるプリント基板の前端に当接してそのプリント基板を停止させる基板ストッパと、
その基板ストッパの少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向における実際の位置である実位置を検出するストッパ位置検出装置と、
そのストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置に基づいて、前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する支持部材位置決定装置と
を含むプリント基板保持装置。
(3)前記ストッパ位置検出装置が、前記基板ストッパの予め定められた被検出部を認識する被検出部認識装置と、その被検出部認識装置の認識結果を表す情報の処理により前記基板ストッパの実位置を取得する情報処理装置とを含む(2)項に記載のプリント基板保持装置。
被検出部認識装置として、例えば、撮像装置が採用され、情報処理装置として、例えば、撮像装置の撮像により得られた画像データを処理する画像処理部およびその画像処理部により取得された画像処理データに基づいて基板ストッパの実位置を算出するストッパ位置算出部を含むコンピュータが採用される。
(4)前記基板ストッパが基準マークを備え、前記被検出部認識装置がその基準マークを前記被検出部として認識するマーク認識装置である(3)項に記載のプリント基板保持装置。
基準マークは、例えば、基板ストッパに印刷,シールの貼付等により設けられる。基板ストッパの一部、例えば、基板に当接させられる当接部の周縁を基準マークの代わりの被検出部として利用してもよい。
当接部の周縁の全部を基準マークの代わりの被検出部として利用してもよく、一部を基準マークの代わりの被検出部として利用してもよい。後者の場合、例えば、当接部の横断面形状が多角形状を成す場合、例えば、複数の辺のうちの1辺を被検出部として利用する。例えば、基板ストッパを、1辺が、プリント基板の板面に平行でかつプリント基板の搬送方向と直交する状態となる姿勢で、搬送方向に平行な方向にのみ移動可能に設け、その1辺にプリント基板を当接させて停止させる場合に、その基板当接辺を被検出部として利用することができる。
(5)前記基準マークが円形である(4)項に記載のプリント基板保持装置。
例えば、基板ストッパのプリント基板に当接する当接部が、横断面形状が円形の部材であり、その中心に基準マークが設けられていれば、基準マークの中心と当接部の外周面との距離は、その外周面のいずれにおいても同じになる。そのため、基板ストッパを基準マークが設定された位置に位置するように設ければ、基板ストッパの向きがいずれであっても、当接部の外周面の搬送方向に平行な方向における位置は同じであり、プリント基板を決められた位置に停止させることができ、基板ストッパを向きを気にすることなく容易に設置することができる。基準マークが円形であれば、その認識も容易である。
(6)前記支持部材位置決定装置が、
前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを記憶している標準位置データ記憶部と、
その標準位置データ記憶部に記憶されている前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを、前記ストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置の前記基板ストッパの目標位置からの偏差に応じて補正することにより前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する位置補正部と
を含む(2)項ないし(5)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
基板支持部材の標準位置は、プリント基板の基板ストッパへの当接点等プリント基板上に設定された基準点を基準とする相対位置、あるいは基板ストッパの位置を基準とする相対位置で規定されても、すべてのプリント基板に共通にプリント基板保持装置に設定された座表面の原点を基準とする絶対位置で規定されてもよい。前者の場合には、プリント基板上に設定された基準点の位置あるいは基板ストッパの目標位置が絶対位置で規定され、基板支持部材の標準位置は相対位置で規定されることになり、後者の場合には、基板ストッパの目標位置も基板支持部材の標準位置も共に同じ座標面上における絶対位置で規定されることになる。
前者の場合、プリント基板の種類が変わり、基板ストッパの位置が変わるたびに、基板支持部材の位置を規定する座表面の原点位置を変更することが必要であるが、後者の場合のように、基板ストッパの位置が、種々のプリント基板に共通の座標面上における位置として規定されるようにすれば、プリント基板の種類が変わっても座表面の原点の位置を変更する必要がなくなり、基板支持部材の設置作業が一層容易となる。
プリント基板が基板ストッパに当接させられて停止させられた状態では、その裏面の基板支持部材により支持されるべき被支持箇所の位置が基板ストッパの位置に対して決まるため、基板ストッパの実位置を基準として基板支持部材の目標位置を決めることができる。基板ストッパが目標位置を目指して設置されても、その実位置が目標位置と一致するとは限らないが、プリント基板の被支持箇所は、基板ストッパと同様にずれるため、基板ストッパの実位置の目標位置からの偏差に応じて基板支持部材の標準位置データを補正することにより、プリント基板の被支持箇所を正確に支持することができる基板支持部材の目標位置データが得られる。
(7)前記基板ストッパを位置決めすべき目標位置を作業者が認識可能な状態で表示するストッパ位置表示装置を含む(2)項ないし(6)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
基板ストッパの目標位置は、例えば、表示画面への座標値の表示により表示され、あるいは基板ストッパを保持するストッパ保持部材および基板ストッパの画像の表示により表示される。例えば、基板ストッパが自動位置決め装置によって自動で目標位置に設置され、位置決めされるのであれば、基板ストッパの目標位置の表示により、作業者に基板ストッパが位置決めされる位置がわかり、便利である。
また、作業者が基板ストッパを位置決めする場合、作業者は、その基板ストッパ目標位置の表示に基づいて、基板ストッパを目標位置に設置するのであるが、その設置を支援する装置が設けられることが望ましい。この設置支援装置としては、例えば、ストッパ保持部材の保持面に設けられた目盛および位置規定部材たる定規を含むものを使用し得る。表示装置により表示された座標値に対応する目盛の位置に定規を置いて基板ストッパ目標位置をストッパ保持部材上において定め、基板ストッパを置くのである。作業者が、基板ストッパの実位置ができる限り目標位置と等しくなるように基板ストッパの位置を調節すれば、基板ストッパをほぼ目標位置に設置することができる。
(8)前記基板ストッパを位置決めすべき目標位置を作業者が認識可能な状態で指示するストッパ位置指示装置を含む(2)項ないし(7)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
例えば、ストッパ位置指示装置を、撮像装置と、その撮像装置を基板ストッパを設置すべき目標位置へ移動させる撮像装置移動装置と、撮像装置の視野の中心を示す形象を表示する表示装置とを含むものとすることができる。作業者が撮像装置の視野内に基板ストッパを設置すれば、基板ストッパの画像も表示装置に表示されるため、その基板ストッパの画像の中心が、視野の中心を示す形象と一致するように基板ストッパの位置を調節すればよい。視野の中心に、基板ストッパを位置決めする目標となる画像、例えば、基板ストッパの端面の画像を形成して表示し、基板ストッパの撮像により得られる端面の画像が、目標画像と重なるように基板ストッパの位置が調節されるようにしてもよい。
あるいは、ストッパ保持部材の保持面に基板ストッパの底面の目標位置を認識可能な像(例えば、目標位置にある底面の形状を表す底面形状に外接する3個以上の円形像)を形成する光を放射する像形成光放射装置や、基板ストッパのプリント基板への当接部に、中心を肉眼で認識可能な像を形成する光を放射する像形成光放射装置を、ストッパ位置指示装置とすることができる。作業者は、それら光の像と実際の基板ストッパとの相対位置に基づいて、基板ストッパの位置を調節することにより、基板ストッパをほぼ目標位置に設置することができる。後者の場合には、当接部にそれの中心を示す像を予め形成しておくことが望ましい。
(9)前記基板ストッパを自動で位置決めするストッパ自動位置決め装置を含む(2)項ないし(8)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
基板ストッパの設置が作業者の手を煩わすことなく、迅速に行われる。また、段取替えの自動化が可能となる。
(10)前記支持部材位置決定装置によって決定された前記基板支持部材の目標位置を作業者が認識可能な状態で表示する支持部材位置表示装置を含む(2)項ないし(9)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
(7)項のストッパ位置表示装置に関する説明は、基板ストッパおよびストッパ保持部材をそれぞれ、基板支持部材および支持部材保持部材に読み替えて、基板支持部材にも該当する。
(11)前記支持部材位置決定装置によって決定された前記基板支持部材の目標位置を作業者が認識可能な状態で指示する支持部材位置指示装置を含む(2)項ないし(10)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
(8)項のストッパ位置指示装置に関する説明は、基板ストッパおよびストッパ保持部材をそれぞれ、基板支持部材および支持部材保持部材に読み替えて、基板支持部材にも該当する。
(12)前記支持部材位置決定装置によって決定された前記基板支持部材の目標位置に前記基板支持部材を自動で設置する支持部材自動設置装置を含む(2)項ないし(11)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
基板支持部材の設置が作業者の手を煩わすことなく、迅速に行われる。また、作業が施されるプリント基板の種類が変わるのに伴って行われる段取替えの自動化が可能となる。
(13)前記基板ストッパを任意の位置において保持可能なストッパ保持部材と、
そのストッパ保持部材の任意の位置に前記基板ストッパを固定可能なストッパ固定装置と
を含む(2)項ないし(12)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
基板ストッパにより、プリント基板を搬送方向において任意の位置に停止させることができる。
ストッパ保持部材およびストッパ固定装置は、基板ストッパを予め設定された複数種類の位置のうちのいずれかにおいて選択的に支持し、その選択された位置に固定するものとすることもできる。例えば、ストッパ固定装置を雄ねじ部および雌ねじ部を含む装置とし、例えば、ストッパ保持部材に雌ねじ穴を複数、少なくとも搬送方向に平行な方向における位置を異ならせて設けるとともに、基板ストッパに雄ねじ部を設け、複数の雌ねじ穴のうち、任意のものを選択して雄ねじ部を螺合し、基板ストッパをストッパ保持部材に固定するようにするのである。
あるいは、ストッパ保持部材に搬送方向に平行に延びる長穴を設け、その長穴のうち、任意の箇所から基板ストッパに設けた雄ねじ部を挿通し、ストッパ保持部材のストッパ支持面側とは反対側において雌ねじ部材を螺合して基板ストッパをストッパ保持部材に固定するようにしてもよい。
(14)前記ストッパ固定装置が前記基板ストッパを作業者の手動操作により前記基板支持部材に固定する手動固定装置である(13)項に記載のプリント基板保持装置。
(15)前記ストッパ保持部材が前記少なくとも1つの基板支持部材を保持する支持部材保持部材と兼用である(13)項または(14)項に記載のプリント基板保持装置。
プリント基板保持装置を簡易にかつ安価に構成することができる。また、ストッパ保持部材を支持部材保持部材とは別の部材とすれば、両保持部材の位置合わせを精度良く行うことが必要であり、面倒であるが、その手間が不要となる。
(16)前記基板支持部材に支持されたプリント基板の板面に平行な方向の移動を防止する移動防止装置を含む(2)項ないし(15)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
プリント基板の作業面たる表面に作業ヘッドによって作業が施されるとき、作業ヘッドによって加えられる力によってプリント基板が移動することが防止され、プリント基板の予め定められた位置に作業が精度良く行われる。
(17)前記基板ストッパが、
前記ストッパ保持部材に固定される第1部材と、
その第1部材に、前記基板搬送装置によるプリント基板の搬送経路内に位置してプリント基板に当接可能な作用位置と、前記搬送経路から退避してプリント基板の通過を許容する退避位置とに移動可能に保持された第2部材と
を含む(2)項ないし(16)項のいずれかに記載のプリント基板保持装置。
(18)前記第2部材が、前記作用位置においてプリント基板に当接している状態から、回動軸線まわりの回動であってプリント基板から離間する向きの回動により前記退避位置へ移動する回動部材である(17)項に記載のプリント基板保持装置。
回動部材は、前記基板搬送装置により搬送されるプリント基板の板面に平行でかつ前記搬送方向と直交する回動軸線のまわりの回動により前記作用位置と前記退避位置とに移動するものであることが望ましいが、不可欠ではない。例えば、上記の条件が満たされる限り、回動軸線はプリント基板の板面や、搬送方向に直角な方向に対して傾いていてもよいのである。
なお、第2部材を、第1部材に対して相対的に昇降させることにより作用位置と退避位置とに移動するものとすることも可能である。しかし、本項におけるように回動部材とする方が、簡単な構成で十分な距離退避させることが容易である場合が多い。
プリント基板保持装置10は、図2および図4ないし図6に示すように、基板支持部材としての支持ピン200,支持部材保持部材としてのピン支持板202,支持ピン自動設置装置204,基板位置決め装置206および基板ストッパ208等を含む。
基板ストッパ208は、図2に示すように、第1部材たる基台330と、基台330に、基台330の軸線と直交する回動軸線であって、基板搬送装置12により搬送されるプリント基板32の板面であって装着面に平行でかつ搬送方向と直交する回動軸線のまわりに回動可能に設けられた第2部材としての回動部材たる当接部材332とを含む。基板ストッパ208は、前記支持ピン200と同様に、磁力によってピン支持板202のピン支持面236の任意の位置に着脱可能に固定されるものとされる。そのため、基台330の底面に永久磁石334が埋設され、基板ストッパ208は基台330においてピン支持板202に固定される。ピン支持板202は基板ストッパ208をピン支持面236の任意の位置において支持可能であり、永久磁石334および磁性材料製のピン支持面236を含む磁性部がストッパ固定装置を構成し、ピン支持板202の任意の位置に基板ストッパ208を固定可能である。基板ストッパ208は、搬送方向の位置も、プリント基板32の装着面に平行な平面内において搬送方向と直交する方向(基板幅方向)の位置も可変なのである。また、ピン支持板202がストッパ保持部材を構成し、支持部材保持部材と兼用である。
図1に例示するプリント基板32は単純な矩形を成し、電子回路部品の装着時には基板搬送装置12により搬送され、その前端、すなわち搬送方向において下流側の端が基板ストッパ208に当接させられて停止させられる。このプリント基板32の停止位置は、プリント基板32の搬送方向に平行な方向における中央の位置が、部品供給装置14の搬送方向に平行な方向における中央の位置と一致する状態となる位置である。そのため、図10(a),(b)に示すように、プリント基板32の搬送方向に平行な方向の寸法に応じて、停止位置におけるプリント基板32の前端の位置が変わり、段取替えが行われるとき、基板ストッパ208は、プリント基板32を、その大きさに応じた停止位置に停止させる位置に設置される。
本プリント基板保持装置においてプリント基板を支持する支持ピン500は、前記支持ピン200と同様に磁力によってピン支持板502に着脱可能に固定され、支持ピン自動設置装置により自動でピン支持板502に設置される。この支持ピン自動設置装置は、図示は省略するが、特開2002−50898公報に記載の支持ピン自動設置装置と同様に構成されており、アクチュエータによって開閉させられる1対の把持爪を有する支持ピン把持装置を備え、支持ピン500に設けられた被把持部たる首部510を把持,開放して支持ピン500を把持,開放するように構成されている。支持ピン把持装置は、装着ヘッドと共にY軸スライドに搭載され、ヘッド移動装置により移動させられる。また、支持ピン把持装置はY軸スライドに昇降可能に設けられ、支持ピン把持装置昇降装置により昇降させられる。首部510は、横断面形状の外形が円形を成し、軸線方向の中間部に円環状溝512が形成されている。また、支持ピン500の下端には永久磁石514が固定され、ピン支持板502のピン支持面516は磁性材料製とされている。
スライダは、電動モータ等、動力駆動源を有する移動装置により自動で移動させられ、可動基板ストッパが自動的に目標位置に位置決めされるようにしてもよい。移動装置は、例えば、可動サイドフレームに平行に設けられたボールねじと、スライダに設けられたナットとを含む送りねじ機構と、ボールねじを回転させる駆動源たるサーボモータとを含んで構成される。
また、基板支持部材は、基板を負圧により吸着する機能を有する基板吸着支持部材としてもよい。
Claims (3)
- 基板搬送装置により搬送されるプリント基板に基板ストッパを当接させてそのプリント基板を停止させるとともに、停止したプリント基板の裏面を少なくとも1つの基板支持部材により支持してそのプリント基板を保持する装置であって、
少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向の位置が可変であり、前記基板搬送装置により搬送されるプリント基板の前端に当接してそのプリント基板を停止させる基板ストッパと、
その基板ストッパの少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向における実際の位置である実位置を検出するストッパ位置検出装置と、
そのストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置に基づいて、前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する支持部材位置決定装置と
を含み、かつ、前記ストッパ位置検出装置が、前記基板ストッパの予め定められた被検出部を認識する被検出部認識装置と、その被検出部認識装置の認識結果を表す情報の処理により前記基板ストッパの実位置を取得する情報処理装置とを含むことを特徴とするプリント基板保持装置。 - 前記支持部材位置決定装置が、
前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを記憶している標準位置データ記憶部と、
その標準位置データ記憶部に記憶されている前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを、前記ストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置の前記基板ストッパの目標位置からの偏差に応じて補正することにより前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する位置補正部と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリント基板保持装置。 - 基板搬送装置により搬送されるプリント基板に基板ストッパを当接させてそのプリント基板を停止させるとともに、停止したプリント基板の裏面を少なくとも1つの基板支持部材により支持してそのプリント基板を保持する装置であって、
少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向の位置が可変であり、前記基板搬送装置により搬送されるプリント基板の前端に当接してそのプリント基板を停止させる基板ストッパと、
その基板ストッパの少なくとも前記基板搬送装置の搬送方向における実際の位置である実位置を検出するストッパ位置検出装置と、
そのストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置に基づいて、前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する支持部材位置決定装置と
を含み、かつ、前記支持部材位置決定装置が、
前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを記憶している標準位置データ記憶部と、
その標準位置データ記憶部に記憶されている前記少なくとも1つの基板支持部材の標準位置のデータを、前記ストッパ位置検出装置により検出された前記基板ストッパの実位置の前記基板ストッパの目標位置からの偏差に応じて補正することにより前記少なくとも1つの基板支持部材の目標位置を決定する位置補正部と
を含むことを特徴とするプリント基板保持装置。
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