JP6722269B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、基板にクリームはんだを印刷するスクリーン印刷機に関し、特に基板を固定するためのクランプ構造に特徴を有するスクリーン印刷機に関する。
スクリーン印刷機では、機体内部に印刷パターン(印刷用の貫通孔)を有するスクリーンマスクが保持されており、その下に基板搬送装置によって搬送された基板が設置され、その基板に対してクリームはんだによるスクリーン印刷が行われる。スクリーン印刷機には、基板搬送装置の他にも、搬送された基板を保持して印刷箇所に位置決めするための基板保持装置や、スクリーンマスクを位置決めして保持するためのスクリーンマスク保持装置、更にはスクリーンマスクに対して上面からクリームはんだを塗り延ばすスキージ装置などが設けられている。
ペースト状のクリームはんだは、スクリーンマスクの上に幅方向に線状に供給され、そのクリームはんだに対して幅方向に直交する前後方向に板状のスキージが移動する。そして、スキージがクリームはんだをスクリーンマスク上でローリングさせながら印刷パターンに押し込むことにより、下に位置する基板に対してクリームはんだが塗布(印刷)される。クリームはんだを使用したスクリーン印刷では、スクリーンマスク直下の印刷位置に基板を固定する位置決めが行われるが、その固定方法としてトップクランプ方式とサイドクランプ方式とがある。トップクランプ方式では、基板の縁部が上方から押えられ、基板の下は全体的に支えられるようにして上下に挟み込まれる。一方、サイドクランプ方式では、横方向から挟み込むようにして基板が把持される。
特開2011−126078号公報
特許文献1のスクリーン印刷機では、トップクランプ方式およびサイドクランプ方式のいずれにも対応できるように、異なるタイプのクランプ部材が用意され、基板への印刷内容などに応じてクランプ部材の取り換えが可能な構成になっている。しかしながら、トップクランプ方式およびサイドクランプ方式に対応できる複数のクランプ部材を用意することは、部品点数が増えてしまうことになりコストアップや保管の手間などが欠点となる。また、このほかにも従来のスクリーン印刷機には、クランプ部材の寿命に関する問題もあった。図8は、基板をクランプする際の模式図である。
基板100は、バックアップ機構102によって持ち上げられるようにして一対のクランプ部材101の間に配置される。このとき、図示するような下反り状態の基板100を水平状態に修正するため、例えば上昇する基板100の端部をクランプ部材101に対して摺動させることが行われる。摺動抵抗によって端部の進みが中央側よりも遅くなって下反り解消につながるからである。しかし、クランプ部材101は、基板100との摺接が繰り返されることにより、クランプ面の摩耗によって寿命が短くなってしまう。なお、クランプ面の摩耗は、クランプ時の基板100に位置ズレを生じさせ印刷精度を低下させる原因になる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、クランプ面の切り換え可能なクランプ部材を備えたスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
本発明の一態様におけるスクリーン印刷機は、複数の貫通孔からなる印刷パターンが形成されたマスクに対してクリームはんだを前記印刷パターンに押し込むスキージ装置と、前記マスクの下に搬送された基板を把持するクランプ装置と、前記マスクに対して前記基板を上下方向に位置決めする昇降装置とを有するものであり、前記クランプ装置は、前記基板を幅方向から挟み込む一対のクランプ部を備え、前記クランプ部は、前記基板の幅方向端面に当てられる着脱可能なクランプ部材が設けられ、前記クランプ部材は、前記基板の前記幅方向端面に当てられる2以上のクランプ面が形成されたものである。
本発明のスクリーン印刷機によれば、クランプ装置にて基板を一対のクランプ部によって幅方向から挟み込んでクランプするが、そのクランプ部のうち基板に当てられるクランプ部材が着脱可能であり、2以上のクランプ面が形成されたものであるため、クランプ面の切り換えが可能である。従って、2以上のクランプ面が異なるタイプのクランプ面であれば、サイドクランプ方式およびトップクランプ方式のいずれにも対応することができ、同じタイプのクランプ面であれば、クランプ部材の寿命を長くすることができる。
スクリーン印刷機の一実施形態について内部構成を簡易的に示した図である。 スクリーン印刷機のクランプ部を示した斜視図である。 トップクランプ面を構成した場合のクランプ部を示した斜視図である。 サイドクランプ面を構成した場合のクランプ部を示した斜視図である。 クランプバーの長手方向一端部を示した図3のA−A矢視の断面図である。 ベースブロックに取り付けたクランプバーの端部を示した平面図である。 他の例のクランプバーによるトップクランプ面使用のクランプ部を示した斜視図である。 基板をクランプする際の模式図である。 個片印刷を行うパターンを示したクランプ部の平面図である。
次に、本発明に係るスクリーン印刷機の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態のスクリーン印刷機の内部構成を簡易的に示した図である。スクリーン印刷機1は、基板に対して電子部品を実装する部品実行機の前工程をなすものとして構成されている。そのスクリーン印刷機1には、基板搬送装置3やスキージ装置4、基板を把持するクランプ装置5および、基板を上下方向に位置決めする昇降装置6などが備えられている。そして、スクリーン印刷機全体を制御する制御装置が搭載され、各装置の駆動部に対する所定の制御が行われるようになっている。
スクリーン印刷機1は、基板搬送装置3によって基板10の搬入および搬出が行われるが、その基板搬送装置3は、基板10の両サイドを支持する一対のコンベアベルト11によって構成され、図1の図面を貫く方向(機体幅方向)に基板10が送られるようになっている。そして、基板搬送装置3や基板10を保持するクランプ装置5が昇降装置6に対して組み付けられている。よって、スクリーン印刷機1に搬入された基板10はクランプ装置5によって保持され、上昇することによりマスク8の直下の印刷位置に位置決めされることとなる。なお、マスク8は、矩形の枠部材に嵌め込まれ、水平な状態で固定されている。
セットされたマスク8の上には、機体幅方向に線状のクリームはんだが供給される。クリームはんだは、スキージ装置4によってマスク8上でローリングしながら印刷パターンに押し込まれ、マスク8の下に位置する基板10に塗布される。そうしたスキージ装置4は、スキージを備えた一対のスキージヘッド401,402がシリンダによって昇降可能な状態で走行台12に搭載されている。走行台12は、図面横方向(機体前後方向)に架設されたガイドロッド13に対して摺動可能に組み付けられ、水平方向に直線移動が可能なものである。また、スクリーン印刷機1には、ガイドロッド13と平行なネジ軸15が回転自在な状態で架設され、駆動モータによって回転が与えられるようになっている。そして、走行台12内部の固定ナットとネジ軸15とによってボールネジ機構が構成されている。
次に、セットされたマスク8の下方側には、基板10を把持して位置決めするための基板搬送装置3、クランプ装置5および昇降装置6などが構成されている。先ず、昇降装置6は、垂直なガイドレール21に沿って摺動するように昇降台22が組み付けられ、その昇降台22は、ボールネジ機構24を介して昇降用モータ23に連結されている。そして、昇降台22の上には支持台25を介して基板搬送装置3やクランプ装置5などが搭載されている。なお、詳しい説明は省略するが、支持台25は、昇降台22に対してX−Y平面上のX方向及びY方向とθ方向に位置調整が可能な構成となっている。
支持台25の上には、機体前後方向に一対のマスクサポート26が配置され、その間にクランプ装置5が配置されている。前後に位置する一対のマスクサポート26は、それぞれ機体幅方向に門型の脚体261が配置され、その上面にはマスク8が接触するマスク支持プレート262が固定されている。一方のマスクサポート26には、脚体261内部の固定ナットと1本のネジ軸27とが螺合したボールネジ機構が構成されている。従って、ネジ軸27を回転させる駆動モータの制御によって他方のマスクサポート26との距離の調整が可能になる。
クランプ装置5は、支持台31の前後にサイドフレーム33,34が対になって配置され、一方のサイドフレーム34には、内部の固定ナットにネジ軸36が螺合してボールネジ機構が構成され、ネジ軸36に対するクランプ用モータの回転によってサイドフレーム33との距離が調整可能になっている。そして、サイドフレーム33,34の上端部にクランプ部35が形成され、互いの距離によって基板10が把持できるようになる。そうしたサイドフレーム33,34には、クランプ部35の下側にコンベアベルト11組み付けられ、サイドフレーム33,34の間に基板10を搬送する基板搬送装置3が構成されている。
また、サイドフレーム33,34の間にはバックアップ機構が設けられている。そのバックアップ機構は、バックアップテーブル37に対して基板10に実装される電子部品を避けるように配置された複数のバックアップピン38が取り付けられている。そして、クランプ装置5の支持台31は、昇降用モータ41の回転出力を昇降運動に変換するボールネジ機構を介して支持されている。更に、支持台31に対して駆動モータ42が固定され、バックアップテーブル37が、昇降用モータ42の回転出力を昇降運動に変換するボールネジ機構を介して支持されている。
以上のような構成のスクリーン印刷機1では、サイドフレーム33,34の間にコンベアベルト11によって基板10が搬入される。そして、昇降用モータ42の駆動によりバックアップテーブル37が上昇し、バックアップピン38に突き上げられるようにして基板10がコンベアベルト11から持ち上げられる。また、ネジ軸36に回転が与えられることによりサイドフレーム34が移動し、サイドフレーム33,34のクランプ部35によって基板10が挟み込まれる。
そして、昇降用モータ41の駆動により、基板10を保持した状態のクランプ装置5全体が上昇し、マスク支持プレート262の高さにクランプ部35と基板10が合わせられ、上面の高さが揃えられた状態になる。その後、昇降用モータ23の駆動により昇降台22が上昇し、マスク支持プレート262、クランプ部35及び基板10の上面がマスク8の下面に軽く接触した印刷位置に停止する。一方、マスク8の上面側では、供給されたクリームはんだがスキージ装置4によってマスク8上でローリングしながら印刷パターンへの押し込みが行われる。これにより、印刷パターンの貫通孔を通ってマスク8の下に位置する基板10にクリームはんだが印刷される。
ところで、バックアップピン38で基板10を上昇させる際、図8に示す基板100の反りを解消する場合を含め、サイドフレーム33,34の間隔が基板10の端面をクランプ部35に対して摺接させるように予め調整されている。そのため、前記課題でも述べたように、摩耗によるクランプ部35の寿命低下を招いてしまう。そこで、本実施形態では、クランプ部35全体を消耗品として交換するのではなく、基板10に直接接して把持する部分をクランプ部材として分離した構成となっている。さらに本実施形態では、クランプ部材をクランプ部35から分離可能なものとするだけではなく、クランプ部材が、長寿命化タイプや多機能化タイプとして構成されたものとなっている。そこで、先ず多機能化タイプのクランプ部材について説明する。
図2は、本実施形態のクランプ部35を示した斜視図である。サイドフレーム33,34のクランプ部35は同じ構成であって対称的に配置されている。そのクランプ部35は、サイドフレーム33,34の上にベースブロック51が固定され、そのベースブロック51に対してクランプバー52が着脱可能になっている。ベースブロック51は、サイドフレーム33,34が向き合う内側上部の位置に着脱凹部53が形成され、そこにクランプバー52が矢印で示すように嵌め込まれてネジ止めできるようになっている。
基板10のクランプ時には、クランプバー52のクランプ面が基板10に対して直接当てられることとなる。本実施形態のクランプバー52は、そうしたクランプ面が複数形成され、特に、異なる機能を果たすようにした2種類のクランプ面が形成されている。具体的には、トップクランプ面521とサイドクランプ面522である。図3及び図4は、クランプ部35を示した斜視図であり、分かりやすいように幅方向の縮尺を長手方向に比べて大きく示している。そして、図3は、トップクランプ面を使用する場合を示し、図4は、サイドクランプ面を使用する場合を示している。
このクランプバー52は、断面が矩形の棒状部材であり、トップクランプ面521の反対側にサイドクランプ面522が形成されている。更に、クランプバー52の上面にはトップクランプ面521側に突き出すようにしてつば部525が形成されている。このクランプバー52は、ベースブロック51の着脱凹部53に対して矢印Fで示す方向に嵌め込まれるが、その着脱凹部53は、図2に示すように、クランプバー52の形状に合わせてベースブロック51の上方角部が切り欠かれた形状をなしている。
トップクランプ面521使用時の場合には、サイドクランプ面522が着脱凹部53の奥側壁面531に突き当てられる。一方、サイドクランプ面522使用時の場合には、トップクランプ面521が着脱凹部53の奥側壁面531に突き当てられる。その奥側壁面531には、つば部525が入るように上部に段差部分532が形成されている。そして、上側からクランプバー52を貫通したボルトがベースブロック51に締結される。このとき、トップクランプ面521又はサイドクランプ面522は、ベースブロック51の内側面511とほぼ面一になる。また、クランプバー52とベースブロック51の上面523,512は同じ高さになるよう構成されている。
ところで、クランプバー52のボルト孔には多少の遊びがあるため、その遊びの分だけクランプバー52が突き出してしまうことがある。トップクランプ面521やサイドクランプ面522がベースブロック51の内側面511よりも突出してしまうと、バックアップピン38で基板10を上昇させる際、基板10の端部がクランプバー52に引っ掛かってしまう。それが僅かな段差であっても引っ掛かりを生じさせてしまう可能性があるため、作業者は取り付けに注意を払う必要がある。しかし、それでも取り付けミスは生じ得るため、本実施形態ではこうした取り付けミスを回避する構成がとられている。
図5は、クランプバー52の長手方向一端部を示した図3のA−A矢視の断面図である。クランプバー52は、部材幅方向を前後にして着脱凹部53に対し矢印Fで示す方向に嵌め込まれるが(図3、図4参照)、部材長手方向の両端部にボールプランジャ55が設けられている。ボールプランジャ55は、クランプバー52の端部に形成された横穴内に取り付けられ、バネ551によって付勢されたボール552の一部が飛び出している。一方、ベースブロック51には、着脱凹部53の横側壁面533に、ボール552が入り込む窪み535が形成されている。窪み535は、ボール552よりも大きい径の球面であり、図示するようにクランプバー52が正しく取り付けられた状態で、ボール552が窪み535の一部にだけ入り込むようになっている。
すなわち、作業者がクランプバー52を着脱凹部53へはめ込む場合、球面の窪み535の最深部分の手前側にボール552が位置することにより、傾斜した面からボール552が反力を受けることとなる。そして、その反力のうち矢印Fで示す方向の成分がクランプバー52を嵌めこみ方向に押える力となる。こうした力がクランプバー52の両端部に作用することにより、未使用側のトップクランプ面521またはサイドクランプ面522が奥側壁面531に突き当てられ、正しい嵌め込みが行われることとなる。なお、窪み535は、ボール552を介して矢印Fで示す嵌め込み方向の反力をクランプバー与えるためのものであるので、球面ではなく平面で形成されたものであってもよい。
クランプ部35は、作業者がトップクランプ面521またはサイドクランプ面522を選択して着脱凹部53へクランプバー52を嵌め込むことで、図3または図4に示すように、2パターンの使用形態を切り換えることができる。ただし、この場合、選択に反した取り付けミスが生じ得る。そのため、本実施形態ではクランプバー52に対して図2に示すような認識マーク57,58が付されている。ここで、図6は、ベースブロック51に取り付けたクランプバー52の端部を示した平面図であり、サイドクランプ面522使用時の取り付け状態を実線で示し、トップクランプ面521使用時の取り付け状態を破線で示している。つまり、本実施形態では、図示するように、クランプバー52が異なる使用形態でベースブロック51に取り付けられたとしても、同じ個所に認識マーク57,58が位置するようになっている。
スクリーン印刷機1には、図1に示すように、カメラ45が設けられている。このカメラ45は、認識マーク57,58のほか基板10やマスク8に付されたマークを撮像するためのものである。カメラ45は、スライダ46を介して機体前後方向のガイドレール47に沿って移動可能に取り付けられ、ガイドレール47は、機体幅方向の2本のガイドレール48にスライダ49を介して架設されている。クランプバー52に付された認識マーク57,58は、大きさが異なるものである。そのため、カメラ45で認識マーク57又は58が撮像され、印刷作業前の画像の処理によって、クランプ部35がトップクランプ面521かサイドクランプ面522のどちらの使用状態であるか判別が行われるようになっている。
続いて、基板10を保持するに当たり、トップクランプ面521が使用される場合には、基板10は、下方からはバックアップピン38によって押し上げられ、上面端部がつば部525に当てられる。そして、一対のトップクランプ面521に挟み込まれてクランプ部35に把持される。従って、トップクランプ面521は、図8に示すような反りのある基板10であっても、その基板10を水平な状態にして把持するのに有効である。しかし、トップクランプ面521の使用では、つば部525の厚さ分だけ基板10とマスク8との間に隙間が生じてしまう。一方、サイドクランプ面522が使用される場合は、基板10の上面がクランプ部35の上面に揃えられるため、基板10とマスク8との間には隙間が生じることはない。しかし、上方からの押え込みがないため、図8に示すような反りのある基板10は、挟み込みによって反りが大きくなってしまい、水平な状態に保つことが困難な場合がある。
このように、トップクランプ方式とサイドクランプ方式は、それぞれに長所及び短所があるため、生産対象となる基板の種類や基板の状況などに応じて使い分けが必要になる。この点、本実施形態では、クランプバー52の取り付け方を変更するだけで、クランプ部35の使用形態を極めて容易に切り換えることができる。しかも、クランプバー52の取り付け方を変更するだけでよいため、作業が容易であり、部品点数を減らすことができてコストダウンにもなる。
更に、クランプバー52の取り付けでは、ボールプランジャ55のボール552が窪み535に入り込み、その傾斜によって生じる嵌め込み方向の反力によってクランプバー52が自ずと正しい位置まで嵌め込まれる。そのため、作業者による取り付けミスを防止することができる。また、クランプバー52には認識マーク57,58が付されているため、それをカメラ45で撮像することにより、トップクランプ面521とサイドクランプ面522の各々の使用形態が自動判定できる。そのため、作業者がクランプバー52の取り付け方を間違えたとしても、スクリーン印刷機1の作動を停止させ、エラー表示をすることで作業者に修正などを促し、作動不良の回避や不良品の発生を抑えることができる。また、クランプバー52には、認識マーク57,58の他にも2Dバーコードを付ける構成が有効である。カメラ45によって2Dバーコードを読み取り、クランプバー52における使用回数を管理することで、作業者に対してクランプ面の交換を促すようにすることが可能となるからである。
ところで、クランプバー52は、トップクランプ面521とサイドクランプ面522とが形成され、1本で異なるクランプ方式に対応できるようにした構成である。しかし、これとは別に、1本のクランプバーに対して同一のクランプ面を形成したものであってもよい。すなわち、1本のクランプバーにトップクランプ面521が2面形成されたもの、或はサイドクランプ面522が2面形成されたものである。こうしたクランプバーによれば、一方のクランプ面が摩耗して使用不能になった場合であっても、他方のクランプ面を使用することができる。従って、一つのクランプ部材(クランプバー)の寿命が長くなるため、予備部品を少なくすることができ、コストの低減や保管スペースの減少になる。
また、クランプバー52は、トップクランプ面521を構成するつば部525が、クランプバー52の全長にわたって形成されている。これは、取り扱う基板10のサイズに対応させているためである。そこで、基板10のサイズが小さくなった場合には、図7に示すクランプバー62が使用される。図7は、トップクランプ面使用時のクランプ部を示した斜視図である。このクランプバー62は、ベースブロック51の着脱凹部53に対して着脱可能なものであり、クランプバー52と同じサイズで形成された断面矩形の棒状部材である。そして、トップクランプ面621とサイドクランプ面522(図4参照)とがあり、上面にはトップクランプ面621側に突き出すようにしてつば部625が形成されている。ただし、そのつば部625は、クランプバー62の長手方向全体にわたって突き出すのではなく、対象とする基板のサイズに合わせて一部分が突き出すように形成されている。
クランプバー62は、ベースブロック51に対する取り付け方を変更するだけで、トップクランプ面とサイドクランプ面の使用形態を容易に切り換えることができるなど、前述したクランプバー52の場合と同様の効果を奏する。そして、スクリーン印刷機1では、作業者が基板10を取り出さなければならないような場合があるが、クランプバー62であれば、クランプバー52に比べて作業がし易くなる。つまり、クランプバー52であれば、長いつば部525との引っ掛かりを回避した基板10の取り回しが必要になるが、クランプバー62であればよりつば部625が短い分だけ簡単に取り出すことができる。
次に、本実施形態では、クランプバー52,62などのクランプ部材は長寿命化や多機能化を可能とする様々なタイプのものがあるが、いずれもベースブロック51の着脱凹部53に対して取り付けることができる。そのため、本実施形態のスクリーン印刷機1は、複数種類のクランプバーを用意することでコストをかけずに様々な基板を対象とした生産に対応することができる。
また、スクリーン印刷機1の異なる使用方法として、クランプバーではなく図9に示すように位置決めプレートを取り付けることが可能である。図9は、個片印刷を行うパターンを示したクランプ部の平面図である。個片印刷では、複数の個片基板67,68が一度に搬送され、バックアップ機構によって押し上げられることにより、クランプ部に配置されている位置決めプレート65に対して嵌め込まれる。位置決めプレート65は、個片基板67,68が嵌め込まれる位置決め孔651,652が形成されたものである。スクリーン印刷機1では、位置決めプレート65を一対のベースブロック51に架けわたすようにして着脱凹部53に対して固定することができる。なお、位置決めプレート65は、複数の個片基板が一度に押し上げられる場合に対応したものに限られない。ひとつの基板だけが搬送され押し上げられる場合に対応した位置決め孔が形成されたものであってもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、2面のクランプ面を有するクランプバー52,62などについて説明したが、サイドクランプ面のみからなるクランプバーであれば、4面のクランプ面を備えたものとすることも可能である。
1…スクリーン印刷機 3…基板搬送装置 4…スキージ装置 5…クランプ装置 6…昇降装置 8…マスク 10…基板 33,34…サイドフレーム 35…クランプ部 51…ベースブロック 52…クランプバー 53…着脱凹部 55…ボールプランジャ 57,58…認識マーク 521…トップクランプ面 522…サイドクランプ面 535…窪み 552…ボール



Claims (6)

  1. 複数の貫通孔からなる印刷パターンが形成されたマスクに対してクリームはんだを前記印刷パターンに押し込むスキージ装置と、前記マスクの下に搬送された基板を把持するクランプ装置と、前記マスクに対して前記基板を上下方向に位置決めする昇降装置とを有するスクリーン印刷機において、
    前記クランプ装置は、前記基板を幅方向から挟み込む一対のクランプ部を備え、
    前記クランプ部は、前記基板の幅方向端面に当てられる着脱可能なクランプ部材が設けられ、
    前記クランプ部材は、前記基板の前記幅方向端面に当てられる2以上のクランプ面が形成されたものであることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 前記クランプ部材は、前記基板の突き当て方向に直交する平面であって上側につば部が突き出したトップクランプ面と、前記基板の突き当て方向に直交する平面のサイドクランプ面が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 前記クランプ部材は、前記基板の突き当て方向に直交する平面であって上側につば部が突き出した一対のトップクランプ面または、前記基板の突き当て方向に直交する平面である一対のサイドクランプ面が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  4. 複数の貫通孔からなる印刷パターンが形成されたマスクに対してクリームはんだを前記印刷パターンに押し込むスキージ装置と、前記マスクの下に搬送された基板を把持するクランプ装置と、前記マスクに対して前記基板を上下方向に位置決めする昇降装置とを有するスクリーン印刷機において、
    前記クランプ装置は、前記基板を幅方向から挟み込む一対のクランプ部を備え、
    前記クランプ部は、前記基板の幅方向端面に当てられる着脱可能なクランプ部材が設けられ、
    前記クランプ部材は、前記基板に当てられる2以上のクランプ面が形成されたものであり、
    前記クランプ部材は、前記基板の突き当て方向に直交する平面であって上側につば部が突き出したトップクランプ面を使用する取り付け状態と、前記基板の突き当て方向に直交する平面のサイドクランプ面を使用する取り付け状態とを認識するための認識マークが付されたものであることを特徴とするスクリーン印刷機。
  5. 前記クランプ部材は、前記トップクランプ面のつば部が長手方向の一部又は全部に形成されたものであることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
  6. 前記クランプ部は、ベースブロックに形成された着脱凹部に対して前記基板の突き当て方向に前記クランプ部材が嵌め込まれるものであり、
    前記クランプ部材は、前記突き当て方向と直交する方向の部材両側端部内に、球面が端面から突き出すようにして付勢部材に付勢された球面部材が設けられ、
    前記ベースブロックには、前記球面部材が当てられる前記着脱凹部を構成する壁面に対して、前記クランプ部材の嵌め込み方向にかけて深くなる傾斜した窪みが形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
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