JP6814889B2 - 液体混合装置及び液体混合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種類の液体を混合する液体混合装置及び液体混合方法に関する。
例えば、特開平3−196862号公報には、複数色の塗料を混合調色する撹拌タンクを備えた液体混合装置が提案されている。この液体混合装置は、各色の塗料が貯留された複数のタンクと撹拌タンクとを互いに連結する複数の移送配管を有している。そして、各移送配管には、各タンクに貯留された塗料を撹拌タンクに移送するための移送ポンプが設けられている。
しかしながら、上述した従来技術では、移送配管に設けられた移送ポンプによって複数色の塗料を撹拌タンクに供給するものであるため、装置全体が大型化するとともに正確な量の塗料を撹拌タンクに導入することが容易ではない。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、装置全体のコンパクト化を図ることができるとともに正確な量の液体を導入することができる液体混合装置及び液体混合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る液体混合装置は、複数種類の液体を混合する液体混合装置であって、シリンダと、前記シリンダ内に複数種類の液体を貯留可能な貯留室が形成されるように前記シリンダ内に摺動自在に配設されたピストンと、前記シリンダに設けられて前記貯留室内に複数種類の液体を個別に供給可能な複数の供給弁と、複数種類の液体のそれぞれが1種類ずつ順番に前記貯留室内に吸引されるように複数の前記供給弁及び前記ピストンを制御する制御部と、を備え、前記液体混合装置は、前記貯留室内に導入される液体を貯留しているタンク内の圧力よりも前記貯留室内の圧力が低くなるように前記貯留室内を減圧可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ピストンの移動によって液体を貯留室内に吸引することにより貯留室内に液体を供給するための移送ポンプが不要になるため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、貯留室内の圧力をタンク内の圧力よりも低くした状態で複数種類の液体のそれぞれを1種類ずつ順番に貯留室内に吸引することができるため、正確な量の液体を貯留室内に導入することができる。
上記の液体混合装置において、各前記供給弁は、液体を供給する供給通路内と前記貯留室内とが互いに連通した開状態と、前記供給通路内と前記貯留室内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成され、前記制御部は、全ての前記供給弁の閉状態で前記貯留室内の容積が拡大する方向に前記ピストンが移動するように前記供給弁及び前記ピストンを制御することにより前記貯留室内を減圧してもよい。
このような構成によれば、簡易な構成により貯留室内を減圧することができる。
上記の液体混合装置において、前記制御部は、前回の液体の前記貯留室内への導入が終了してから今回の液体の前記貯留室内への導入が開始される前までに、全ての前記供給弁の閉状態で前記貯留室内の容積が拡大する方向に前記ピストンが移動するように前記供給弁及び前記ピストンを制御してもよい。
このような構成によれば、より一層正確な量の液体を貯留室内に導入することができる。
上記の液体混合装置において、前記貯留室内に設けられて前記貯留室内の複数種類の液体を撹拌可能な撹拌部材を備え、前記撹拌部材は、前記ピストンの軸線方向に沿って延在した回転軸と、前記回転軸から径方向外方に延出した羽根部と、を有し、前記羽根部は、前記貯留室を構成するとともに前記ピストンとは反対側に位置する前記シリンダの端面の近傍に位置し、前記制御部は、初回の液体の前記貯留室内への導入が開始される前に、前記ピストンを前記羽根部に近接して位置するように前記ピストンを制御してもよい。
本発明に係る液体混合方法は、複数種類の液体を混合する液体混合方法であって、シリンダの貯留室内の容積が拡大する方向にピストンを移動させることにより複数の供給弁から複数種類の液体のそれぞれを1種類ずつ順番に前記貯留室内に吸引する導入工程と、前記貯留室内に導入された複数種類の液体を混合する混合工程と、を行い、前記導入工程では、前記貯留室内に導入される液体を貯留しているタンク内の圧力よりも前記貯留室内の圧力が低くなるように前記貯留室内を減圧する圧力調整工程を行うことを特徴とする。
このような方法によれば、上述した液体混合装置と同様の効果を奏する。
上記の液体混合方法において、各前記供給弁は、液体を供給する供給通路内と前記貯留室内とが互いに連通した開状態と、前記供給通路内と前記貯留室内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成され、前記圧力調整工程では、全ての前記供給弁の閉状態で前記貯留室内の容積が拡大する方向にピストンを移動させることにより前記貯留室内を減圧してもよい。
上記の液体混合方法において、前記圧力調整工程は、前回の液体の前記貯留室内への導入が終了してから今回の液体の前記貯留室内への導入が開始される前までに行われてもよい。
本発明によれば、ピストンの移動によって液体を貯留室内に吸引することにより貯留室内に液体を供給するための移送ポンプが不要になるため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、圧力調整部によって貯留室内の圧力をタンク内の圧力よりも低くした状態で複数種類の液体のそれぞれを1種類ずつ順番に貯留室内に吸引することができるため、正確な量の液体を貯留室内に導入することができる。
本発明の一実施形態に係る液体混合装置を備えた塗装システムの概略構成図である。 図1の液体混合装置の横断面を示す模式図である。 図1の液体混合装置を用いた液体混合方法を説明するフローチャートである。 図3の導入工程を説明するフローチャートである。 図3の洗浄工程を説明するフローチャートである。 1色目の塗料を貯留室内に充填している状態を示す第1の説明図である。 1色目の塗料を貯留室内に充填している状態を示す第2の説明図である。 空気排出工程の説明図である。 複数色の塗料が貯留室内に導入された状態を示す説明図である。 混合工程の説明図である。 移送工程の説明図である。 第1洗浄工程の説明図である。 第2洗浄工程の説明図である。 図14Aは、第1変形例に係る撹拌部材を備えた液体混合装置の一部省略縦断面図であり、図14Bは、第2変形例に係る撹拌部材を備えた液体混合装置の一部省略縦断面図である。 図15Aは、各供給弁と撹拌部材との間に壁部を設けた液体混合装置の一部縦断面図であり、図15Bは、図15AのXVB−XVB線に沿った横断面図である。 案内凹部を説明する液体混合装置の一部省略断面図である。 シリンダにトリガ弁を設けた例を説明する液体混合装置の横断面を示す模式図である。 変形例に係る第1洗浄工程の説明図である。 変形例に係る第2洗浄工程を示すフローチャートである。 通路洗浄工程の説明図である。 貯留室洗浄工程の説明図である。 排出工程の説明図である。 変形例に係る液体混合装置の横断面を示す模式図である。 図23の液体混合装置の第1洗浄工程の説明図である。 図23の液体混合装置の第2洗浄工程を示すフローチャートである。 図23の液体混合装置の貯留室洗浄工程の説明図である。 図23の液体混合装置の排出工程の説明図である。
以下、本発明に係る液体混合装置について、それを用いた液体混合方法との関係において、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る液体混合装置10は、液体である複数色の塗料を混合調色するための塗料混合装置として構成されている。この液体混合装置10は、複数色の塗料を混合調色して得られた混合塗料を車体等のワークWに塗装する塗装システム12に組み込まれている。混合塗料は、例えば、ワークWの下塗り用の塗料であってもよいし、ワークWの上塗り用の塗料であってもよい。
液体混合装置10は、複数色の塗料を混合するものに限定されず、複数種類の液体を混合するものであればどのようなものであってもよい。つまり、液体混合装置10は、所定の液体に硬化剤を混合するものであってもよい。
まず、塗装システム12について説明する。塗装システム12は、塗料供給部14、複数の供給通路16、液体混合装置10、トリガ弁18、移送通路20、中間貯留部22、塗料通路24及び塗装ガン26を備えている。
図2に示すように、塗料供給部14は、液体混合装置10に複数色の塗料を供給するためのものであって、各色の塗料が貯留された複数(図2の例では6つ)のタンク28を有する。各供給通路16は、各タンク28と液体混合装置10とを互いに連結する。すなわち、各タンク28に貯留されている塗料は、供給通路16を介して液体混合装置10に供給される。液体混合装置10の詳細な構成については後述する。
図1に示すように、移送通路20は、液体混合装置10によって得られた混合塗料を中間貯留部22に移送するための通路である。中間貯留部22は、混合塗料を貯留するためのものである。中間貯留部22は、中間シリンダ30、中間ピストン32、中間ロッド34、動力変換部36、駆動源38を有している。
中間シリンダ30内には、混合塗料を貯留可能な中間貯留室31が形成されるように中間ピストン32が摺動自在に配設されている。中間ロッド34は、中間ピストン32の中間貯留室31とは反対側の面に連結されている。動力変換部36は、中間ロッド34に連結されている。駆動源38は、中間ピストン32を軸線方向に沿って移動させるサーボモータである。駆動源38の回転運動は、動力変換部36で直線運動に変換されて中間ロッド34を介して中間ピストン32に伝達される。
塗料通路24は、中間貯留室31内の混合塗料を塗装ガン26に導くための通路である。塗装ガン26は、塗料通路24から導かれた混合塗料をワークWに塗装するためのものであって、例えば、図示しないロボットアーム等に取り付けられる。塗装ガン26は、例えば、周知の回転霧化式の塗装ガンとして構成することができる。
図1及び図2に示すように、液体混合装置10は、複数色の塗料を混合調色(複数種類の液体を混合)するためのものである。液体混合装置10は、混合装置本体40、複数の供給弁42、第1開閉弁44a、第1通路46a、第1洗浄系48a、第2開閉弁44b、第2通路46b、第2洗浄系48b及び制御部49を備えている。
図1において、混合装置本体40は、シリンダ50、ピストン52、ロッド54、動力変換部56、駆動源58、撹拌部材60及び撹拌駆動部62を有する。
シリンダ50は、軸線が略水平に位置するように配置(水平置き)されている。シリンダ50内には、複数色の塗料を貯留可能な貯留室51が形成されるようにピストン52が軸線方向に沿って摺動自在に配設されている。
ピストン52の外周面には、シリンダ50の内周面50bに液密に接触する円環状のシール部材63が環状溝を介して装着されている。ロッド54は、ピストン52の貯留室51とは反対側の面に連結されている。動力変換部56は、ロッド54に連結されている。駆動源58は、ピストン52を軸線方向に沿って移動させるサーボモータである。駆動源58の回転運動は、動力変換部56で直線運動に変換されてロッド54を介してピストン52に伝達される。
図1及び図2に示すように、撹拌部材60は、貯留室51内に設けられて貯留室51内の複数色の塗料を撹拌可能である。撹拌部材60は、回転軸64及び複数の羽根部66を有している。回転軸64は、ピストン52の軸線方向に沿って延在している。具体的には、回転軸64は、ピストン52の軸線上に位置した状態で、貯留室51を構成するとともにピストン52とは反対側に位置するシリンダ50の端面50a(シリンダ50の矢印X1方向の端面50a)を貫通するように延在している。各羽根部66は、回転軸64から径方向外方に延出している。
複数の羽根部66は、回転軸64の周方向に等間隔に設けられている。図2には、4本の羽根部66を例示している。ただし、羽根部66の数は、任意に設定可能であり、1本、2本、3本、又は5本以上であってもよい。羽根部66における径方向外方の端(外端)は、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bに対して離間している。羽根部66は、シリンダ50の端面50aの近傍に位置している。撹拌駆動部62は、制御部49からの信号に基づいて、回転軸64を回転させる。
複数の供給弁42は、貯留室51内に複数色の塗料を個別に供給するためのものであって、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bに設けられている。各供給弁42には、複数の供給通路16のそれぞれが連結している。各供給弁42は、制御部49からの信号に基づいて、供給通路16内と貯留室51内とが互いに連通した開状態と、供給通路16内と貯留室51内との連通が遮断した閉状態とに切り換え可能に構成されている。
複数の供給弁42は、羽根部66の近傍に設けられている。複数の供給弁42は、羽根部66に対して回転軸64の径方向外方に位置するとともに周方向に互いに離間している。図2には、6つの供給弁42を例示している。ただし、供給弁42の数は、2つ以上であれば任意に設定可能である。
第1開閉弁44aは、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bに設けられている。第1開閉弁44aには、第1通路46aが連結されている。第1開閉弁44aは、制御部49からの信号に基づいて、第1通路46a内と貯留室51内とが互いに連通した開状態と、第1通路46a内と貯留室51内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第1開閉弁44aは、シリンダ50の端面50aの近傍に位置するとともに羽根部66(撹拌部材60)の上方に位置している。換言すれば、第1開閉弁44aは、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bの上端(最も上方の部分)に位置している。第1開閉弁44aは、貯留室51内の空気を外部に排出可能な空気排出部として機能する。この場合、第1通路46aは、空気を外部に導く排気通路として機能する。
また、第1開閉弁44aは、羽根部66に向かって洗浄液及び気体を供給する第1洗浄弁(第1洗浄部)として機能する。洗浄液としては、例えば、水が用いられる。気体としては、例えば、空気が用いられる。ただし、洗浄液及び気体は、水及び空気に限定されない。第1開閉弁44aは、洗浄液及び気体を羽根部66に向かって供給可能であり、且つ気体を排出可能に構成されている。
第1通路46aは、第1開閉弁44aと第1洗浄系48aとを互いに連結する通路である。第1洗浄系48aは、第1洗浄液供給部70a、第1洗浄液通路72a、第1洗浄液供給弁74a、第1気体供給部76a、第1気体通路78a、第1気体供給弁80a、第1ポート82a及び第1ドレン弁84aを含む。
第1洗浄液供給部70aは、第1洗浄液供給弁74aに加圧された洗浄液を供給するためのものである。第1洗浄液供給部70aは、例えば、水ポンプを含んで構成することができる。第1洗浄液供給弁74aは、制御部49からの信号に基づいて、第1洗浄液通路72a内と第1ポート82aとが互いに連通した開状態と、第1洗浄液通路72a内と第1ポート82aとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第1気体供給部76aは、第1気体供給弁80aに加圧された気体を供給するためのものである。第1気体供給部76aは、例えば、エアポンプを含んで構成することができる。第1気体供給弁80aは、制御部49からの信号に基づいて、第1気体通路78a内と第1ポート82aとが互いに連通した開状態と、第1気体通路78a内と第1ポート82aとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第1ポート82aは、第1通路46a内に連通している。第1ドレン弁84aは、貯留室51内から第1通路46aを介して第1ポート82aに導かれた気体を外部に排出するためのものである。第1ドレン弁84aは、制御部49からの信号に基づいて、図示しないドレン通路と第1ポート82aとが互いに連通した開状態と、ドレン通路と第1ポート82aとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。第1ポート82aは、トリガ弁18を介して移送通路20に連通する。トリガ弁18は、制御部49からの信号に基づいて、第1ポート82aと移送通路20内とが互いに連通した開状態と、第1ポート82aと移送通路20内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第2開閉弁44bは、シリンダ50の端面50aの近傍に位置するとともに羽根部66(撹拌部材60)の下方に位置している。換言すれば、第2開閉弁44bは、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bの下端(最も下方の部分)に位置している。
第2開閉弁44bは、羽根部66に向かって洗浄液及び気体を供給する第2洗浄弁(第2洗浄部)として機能する。第2開閉弁44bは、洗浄液及び気体を羽根部66に向かって供給可能であり、且つ洗浄液を排出可能に構成されている。羽根部66、第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bは、シリンダ50の軸線と直交する同一平面上に位置している。
第2通路46bは、第2開閉弁44bと第2洗浄系48bとを互いに連結する通路である。第2洗浄系48bは、第2洗浄液供給部70b、第2洗浄液通路72b、第2洗浄液供給弁74b、第2気体供給部76b、第2気体通路78b、第2気体供給弁80b、第2ポート82b及び第2ドレン弁84bを含む。
第2洗浄液供給部70bは、第2洗浄液供給弁74bに加圧された洗浄液を供給するためのものである。第2洗浄液供給部70bは、上述した第1洗浄液供給部70aと同様に構成されている。第2洗浄液供給弁74bは、制御部49からの信号に基づいて、第2洗浄液通路72b内と第2ポート82bとが互いに連通した開状態と、第2洗浄液通路72b内と第2ポート82bとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第2気体供給部76bは、第2気体供給弁80bに加圧された気体を供給するためのものである。第2気体供給部76bは、上述した第1気体供給部76aと同様に構成されている。第2気体供給弁80bは、制御部49からの信号に基づいて、第2気体通路78b内と第2ポート82bとが互いに連通した開状態と、第2気体通路78b内と第2ポート82bとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
第2ポート82bは、第2通路46b内に連通している。第2ドレン弁84bは、貯留室51内から第2通路46bを介して第2ポート82bに導かれた洗浄液及び気体を外部に排出するためのものである。第2ドレン弁84bは、制御部49からの信号に基づいて、図示しないドレン通路と第2ポート82bとが互いに連通した開状態と、ドレン通路と第2ポート82bとの連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成されている。
制御部49は、複数色の塗料のそれぞれが1種類ずつ順番に貯留室51内に吸引されるように複数の供給弁42及びピストン52を制御する。また、制御部49は、供給通路16に供給される液体を貯留しているタンク28内の圧力よりも貯留室51内の圧力が低くなるように貯留室51内を減圧可能な圧力調整部として機能する。
次に、液体混合装置10の作用について、液体混合方法との関係で説明する。初期状態において、液体混合装置10のピストン52は、撹拌部材60が位置する側(矢印X1方向)の端に位置している。つまり、ピストン52は、羽根部66に近接して位置しており、貯留室51内の容積は最小になっている。
液体混合方法では、まず、図3に示すように、混合比率算出工程を行う(ステップS1)。混合比率算出工程では、制御部49は、所定の塗料情報に基づいて混合調色に必要な色の塗料の混合比率を算出する。
その後、供給量算出工程を行う(ステップS2)。供給量算出工程では、制御部49は、算出された混合比率に基づいて各塗料の供給量を算出する。
続いて、導入工程を行う(ステップS3)。導入工程では、算出された供給量に基づいて各色の塗料を1色ずつ順番に貯留室51内に導入する。具体的には、図4に示すように、導入工程では、制御部49は、1色目の塗料が導かれる供給弁42を開状態に制御する(ステップS10)。なお、1色目の塗料は、貯留室51内の最小容積よりも多い量の塗料が選ばれる。また、制御部49は、他の全ての供給弁42及び第2開閉弁44bを閉状態に制御するとともに第1開閉弁44a及び第1ドレン弁84aを開状態に制御する。
これにより、図6及び図7に示すように、所定のタンク28から供給通路16及び供給弁42を介して貯留室51内に1色目の塗料が充填される(ステップS11)。このとき、貯留室51内の空気は、塗料に押されて第1開閉弁44a、第1通路46a、第1ポート82a及び第1ドレン弁84aを介して外部に排出される。
そして、貯留室51内に1色目の塗料が充填されると、制御部49は、駆動源58を制御して貯留室51内の容積が拡大する方向(矢印X2方向)に所定長だけピストン52を移動させる。これにより、所定のタンク28内に貯留されている1色目の塗料は、供給通路16及び供給弁42を介して貯留室51内に吸引される(図4のステップS12)。この際、制御部49は、1色目の塗料の算出された供給量よりも多くの量の塗料が貯留室51内に導入されるようにピストン52を移動させる。
その後、図4において、空気排出工程を行う(ステップS13)。空気排出工程では、制御部49は、第1開閉弁44aを開状態に制御するとともに駆動源58を制御して貯留室51内の容積が縮小する方向(矢印X1方向)にピストン52を移動させる(図8参照)。これにより、貯留室51内に残存していた空気は、第1開閉弁44aを介して貯留室51の外部に排出される。この空気排出工程では、制御部49は、貯留室51内の塗料が第1開閉弁44aに導入されるとともに貯留室51内の1色目の塗料が供給量算出工程で算出された量になるまでピストン52を移動させる。
続いて、圧力調整工程を行う(ステップS14)。圧力調整工程では、制御部49は、全ての供給弁42、第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bを閉状態に制御した状態で貯留室51内の容積が拡大する方向(矢印X2方向)に所定長だけピストン52を移動させる。これにより、貯留室51内の圧力(液圧)が、各タンク28内の圧力(液圧)よりも低下する。圧力調整工程におけるピストン52の移動量は、任意に設定可能であって、次色の塗料を貯留室51内に導入する際のピストン52の移動量よりも大きくても小さくてもよい。
その後、次色(2色目以降)の塗料を貯留室51内に導入する。具体的には、制御部49は、次色の塗料が導かれる供給弁42を開状態に制御する(ステップS15)。このとき、制御部49は、他の全ての供給弁42、第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bを閉状態に制御する。そして、制御部49は、駆動源58を制御して貯留室51内の容積が拡大する方向(矢印X2方向)に所定長だけピストン52を移動させる。これにより、所定のタンク28内に貯留されている次色の塗料は、供給通路16及び供給弁42を介して貯留室51内に吸引される(ステップS16)。続いて、制御部49は、開状態の供給弁42を閉状態に制御する(ステップS17)。
次いで、制御部49は、全ての色の塗料が貯留室51内に導入されたか否かを判定する(ステップS18)。全ての色の塗料が貯留室51内に導入されていないと制御部49が判定した場合(ステップS18:NO)には、ステップS14〜ステップS17の工程を順番に行う。一方、図9に示すように、全ての色の塗料が貯留室51内に導入されたと制御部49が判定した場合(ステップS18:YES)には、導入工程が終了する。なお、図9では、4色の塗料が貯留室51内に導入された例について示しているが、貯留室51内に導入する塗料の色数は任意に設定可能である。
導入工程が終了すると、図3に示す混合工程を行う(ステップS4)。混合工程では、制御部49は、撹拌駆動部62を駆動して撹拌部材60を回転させる(図10参照)。これにより、羽根部66が貯留室51内で回転するため、複数色の塗料が貯留室51内で混合調色されて混合塗料が製造される。混合工程が終了すると、制御部49は、撹拌駆動部62の駆動を停止する。
その後、移送工程を行う(ステップS5)。移送工程では、制御部49は、全ての供給弁42及び第2開閉弁44bを閉状態に制御するとともに第1開閉弁44a及びトリガ弁18を開状態に制御する。また、制御部49は、駆動源58を駆動して貯留室51内の容積が縮小する方向(矢印X1方向)にピストン52を移動させるとともに駆動源38を駆動して中間貯留室31内の容積が拡大する方向に中間ピストン32を移動させる。そうすると、貯留室51内の混合塗料は、第1開閉弁44a、第1通路46a、トリガ弁18、移送通路20を介して中間貯留室31内に移送される(図11参照)。移送工程が終了すると、制御部49は、駆動源58及び駆動源38の駆動を停止するとともにトリガ弁18を閉状態に制御する。
続いて、塗装工程を行う(ステップS6)。塗装工程では、制御部49は、駆動源38を駆動して中間貯留室31内が縮小する方向に中間ピストン32を移動させる。これにより、中間貯留室31内の混合塗料が塗装ガン26に導かれてワークWに塗装される。
また、塗装工程の終了後、洗浄工程を行う(ステップS7)。ただし、洗浄工程は、塗装工程中に行ってもよいし、塗装工程の開始前に行ってもよい。図5に示すように、洗浄工程では、制御部49は、貯留室51内の容積が最小になるようにピストン52を位置させた状態で撹拌駆動部62を駆動して撹拌部材60の回転を開始する(ステップS20)。なお、混合工程の終了後に撹拌部材60の回転を停止することなく、撹拌部材60を洗浄工程まで継続して回転させてもよい。この場合、ステップS20は不要となる。
そして、第1洗浄工程を行う(ステップS21)。第1洗浄工程では、制御部49は、全ての供給弁42を閉状態に制御するとともに第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bを開状態に制御する。また、制御部49は、第1洗浄液供給弁74a及び第2気体供給弁80bを開状態に制御するとともに第1気体供給弁80a及び第2洗浄液供給弁74bを閉状態に制御する。さらに、制御部49は、第1ドレン弁84aを閉状態に制御するとともに第2ドレン弁84bを開状態に制御する。
そうすると、図12に示すように、第1洗浄液供給部70aの洗浄液は、第1洗浄液通路72a、第1洗浄液供給弁74a、第1ポート82a、第1通路46a及び第1開閉弁44aを介して羽根部66に向かって吐出される。第2気体供給部76bの気体は、第2気体通路78b、第2気体供給弁80b、第2ポート82b、第2通路46b及び第2開閉弁44bを介して羽根部66に向かって吐出される。つまり、羽根部66の上方から洗浄液が供給されるとともに羽根部66の下方から気体が供給される。これにより、回転している羽根部66に付着している塗料と貯留室51の内面に付着している塗料とが効果的に除去される。
また、この第1洗浄工程では、貯留室51内の洗浄液及び気体を第2開閉弁44b、第2通路46b、第2ポート82b及び第2ドレン弁84bを介して外部に間欠的に排出してもよい。この場合、制御部49は、第1洗浄液供給弁74a及び第2気体供給弁80bを閉状態に制御するとともにトリガ弁18及び第2ドレン弁84bを開状態に制御する。また、駆動源38を駆動して中間貯留部22内の容積が縮小する方向に中間ピストン32を移動させる。そうすると、中間貯留部22内の空気が移送通路20、トリガ弁18、第1ポート82a、第1通路46a、第1開閉弁44aを介して貯留室51内に導かれる。これにより、貯留室51内の洗浄液が第1開閉弁44aから導入された空気によって第2開閉弁44b、第2通路46b、第2ポート82b、第2ドレン弁84bを介して外部に排出される。
図5において、第1洗浄工程が終了すると、第2洗浄工程を行う(ステップS22)。第2洗浄工程では、制御部49は、第1気体供給弁80a及び第2洗浄液供給弁74bを開状態に制御するとともに第1洗浄液供給弁74a及び第2気体供給弁80bを閉状態に制御する。また、制御部49は、第2ドレン弁84bを閉状態に制御するとともに第1ドレン弁84aを開状態に制御する。
そうすると、図13に示すように、第1気体供給部76aの気体は、第1気体通路78a、第1気体供給弁80a、第1ポート82a、第1通路46a及び第1開閉弁44aを介して羽根部66に向かって吐出される。第2洗浄液供給部70bの洗浄液は、第2洗浄液通路72b、第2洗浄液供給弁74b、第2ポート82b、第2通路46b及び第2開閉弁44bを介して羽根部66に向かって吐出される。つまり、羽根部66の上方から気体が供給されるとともに羽根部66の下方から洗浄液が供給される。これにより、回転している羽根部66に付着している塗料と貯留室51の内面に付着している塗料とが効果的に除去される。また、この第2洗浄工程では、上述した第1洗浄工程と同様に、貯留室51内の洗浄液及び気体を間欠的に排出してもよい。
その後、図5において、制御部49は、第1洗浄工程及び第2洗浄工程の回数が所定回数に到達したか否かを判定する(ステップS23)。第1洗浄工程及び第2洗浄工程の回数が所定回数に到達していないと制御部49が判定した場合には、第1洗浄工程(ステップS21)及び第2洗浄工程(ステップS22)を繰り返し行う。
第1洗浄工程及び第2洗浄工程の回数が所定回数に到達したと制御部49が判定した場合には、ブロー工程を行う(ステップS24)。ブロー工程では、制御部49は、第1気体供給弁80aを開状態に制御するとともに、第1洗浄液供給弁74a、第2洗浄液供給弁74b及び第2気体供給弁80bを閉状態に制御する。また、制御部49は、第1ドレン弁84aを閉状態に制御するとともに第2ドレン弁84bを開状態に制御する。これにより、第1気体供給部76aから貯留室51内に供給された気体によって第1通路46aの内面、撹拌部材60の外面、貯留室51の内面及び第2通路46bの内面に付着している洗浄液が第2ドレン弁84bから排出される。
その後、制御部49は、撹拌駆動部62の駆動を停止する(ステップS25)。これにより、羽根部66の回転が停止する。この段階で、洗浄工程が終了するとともに今回の液体混合方法の工程が終了する。
この場合、本実施形態に係る液体混合装置10及び液体混合方法は、以下の効果を奏する。
液体混合装置10及び液体混合方法では、複数の供給弁42をシリンダ50に設けているため、装置全体のコンパクト化と設備費用の低廉化を図ることができる。また、ピストン52の移動によって貯留室51内に複数色の塗料が吸引されるため、簡易な構成で正確な量の塗料を貯留室51内に導入することができる。
液体混合装置10は、貯留室51内の複数色の塗料を撹拌可能な撹拌部材60を備えている。撹拌部材60は、ピストン52の軸線方向に沿って延在した回転軸64と、回転軸64から径方向外方に延出した羽根部66とを有している。羽根部66は、貯留室51を構成するとともにピストン52とは反対側に位置するシリンダ50の端面50aの近傍に位置している。
この場合、ピストン52を羽根部66に近接させることにより貯留室51内の容積を効果的に小さくすることができる。これにより、1色目の塗料を貯留室51内に正確な量吸引することができる。
複数の供給弁42は、羽根部66の近傍に設けられている。そのため、ピストン52を羽根部66に近接させた状態で供給弁42がピストン52によって覆われることを抑えることができる。
複数の供給弁42は、羽根部66に対して回転軸64の径方向外方に位置するとともに周方向に互いに離間している。これにより、ピストン52を羽根部66に近接させた状態で供給弁42がピストン52によって覆われることをより確実に抑えることができる。
本実施形態の液体混合方法において、導入工程では、複数色の塗料のそれぞれを1種類ずつ順番に貯留室51内に吸引している。そのため、複数色の塗料を精度よく所定量ずつ貯留室51内に吸引することができる。
混合工程は、導入工程中に行われず、導入工程の終了後に行われている。そのため、導入工程において各供給弁42から塗料を貯留室51内に円滑に吸引することができる。
本実施形態に係る液体混合装置10及び液体混合方法では、貯留室51内の空気を第1開閉弁44a(空気排出部)によって外部に排出することができるため、貯留室51内に導入された複数色の塗料を混合する際に空気(気泡)が塗料内に混入することを抑制することができる。よって、高品質な混合塗料を得ることができる。
第1開閉弁44aは、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bのうち最も上方に位置する部分に設けられている。この場合、貯留室51内に塗料を導入する際に、貯留室51内の下方に溜まった塗料の液面が上昇するに伴い貯留室51内の空気が上方の第1開閉弁44aから排出される。これにより、貯留室51内の空気を円滑に外部に排出することができる。
シリンダ50は、軸線が略水平に位置するように配置され、第1開閉弁44aは、貯留室51を構成するとともにピストン52とは反対側に位置するシリンダ50の端面50aの近傍に位置している。これにより、1色目の塗料を貯留室51内に導入する際に、第1開閉弁44aがピストン52によって覆われることを抑制できるため、貯留室51内の空気を第1開閉弁44aから外部に円滑に排出することができる。
第1開閉弁44aは、第1通路46a内と貯留室51内とを互いに連通させる開状態と、第1通路46a内と貯留室51内との連通を遮断する閉状態とに切り換え可能に構成されている。そのため、第1開閉弁44aを開状態にすることにより貯留室51内の空気を外部に排出することができる。また、第1開閉弁44aを閉状態にすることにより貯留室51内の塗料が貯留室51内から漏出することを抑えることができる。
本実施形態の液体混合方法において、導入工程では、1色目の塗料を貯留室51内に導入する際に空気排出工程を行い、2色目以降の液体を貯留室51内に導入する際には空気排出工程を行わない。そのため、貯留室51内の空気を効率的に外部に排出することができるとともに2色目以降の塗料を導入する際に第1開閉弁44aから貯留室51内の塗料が漏出することを抑えることができる。
空気排出工程では、貯留室51内の容積が拡大する方向にピストン52を移動させて貯留室51内に1色目の液体を導入した後で、貯留室51内の1色目の塗料が第1開閉弁44aに導入されるように貯留室51内の容積が縮小する方向にピストン52を移動させている。そのため、貯留室51内の空気を確実に外部に排出することができる。
本実施形態に係る液体混合装置10及び液体混合方法では、ピストン52の移動によって塗料を貯留室51内に吸引することにより貯留室51内に塗料を供給するための移送ポンプが不要になるため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、貯留室51内の圧力を各タンク28内の圧力よりも低くした状態で複数色の塗料のそれぞれを1色ずつ順番に貯留室51内に吸引している。そのため、正確な量の塗料を貯留室51内に導入することができる。
制御部49は、全ての供給弁42の閉状態で貯留室51内の容積が拡大する方向にピストン52が移動するように供給弁42及びピストン52を制御することにより貯留室51内を減圧している。これにより、簡易な構成により貯留室51内を減圧することができる。
制御部49は、前回の塗料の貯留室51内への導入が終了してから今回の塗料の貯留室51内への導入が開始されるまでに、全ての供給弁42の閉状態で貯留室51内の容積が拡大する方向にピストン52が移動するように供給弁42及びピストン52を制御している。そのため、より一層正確な量の液体を貯留室51内に導入することができる。
本実施形態に係る液体混合装置10及びその洗浄方法では、第1開閉弁44a(第1洗浄弁)及び第2開閉弁44b(第2洗浄弁)から貯留室51内に供給された洗浄液及び気体を撹拌部材60によって撹拌することができる。また、シリンダ50の軸線が略水平に延在しているため、貯留室51内の塗料を洗浄液とともに第2開閉弁44bから外部に排出することができる。よって、撹拌部材60及び貯留室51内を効率的に洗浄することができる。
撹拌部材60、第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bは、同一平面上に位置している。これにより、撹拌部材60の上下方向から洗浄液及び気体を撹拌部材60に効率的に供給することができる。よって、撹拌部材60及び貯留室51内を効率的に洗浄することができる。
第1開閉弁44aは羽根部66の上方に位置し、第2開閉弁44bは羽根部66の下方に位置している。これにより、羽根部66を効果的に洗浄することができる。
液体混合装置10では、第1洗浄液供給部70a及び第1気体供給部76aから第1通路46a及び第1開閉弁44aを介して貯留室51内に洗浄液及び気体を供給することができるため、塗料が流通する第1通路46a及び第1開閉弁44aを洗浄することができる。
本実施形態の液体混合装置10の洗浄方法において、洗浄工程では、第1洗浄工程と第2洗浄工程とが行われている。第1洗浄工程では、第1開閉弁44aから洗浄液を撹拌部材60に向かって供給するとともに第2開閉弁44bから気体を撹拌部材60に向かって供給する。第2洗浄工程では、第1開閉弁44aから気体を撹拌部材60に向かって供給するとともに第2開閉弁44bから洗浄液を撹拌部材60に向かって供給する。これにより、洗浄液と気体とにより撹拌部材60及び貯留室51内を効果的に洗浄することができる。
洗浄工程では、第1洗浄工程と第2洗浄工程とが交互に複数回繰り返されている。そのため、撹拌部材60及び貯留室51内を一層効果的に洗浄することができる。
本発明は、上述した構成及び方法に限定されない。
液体混合装置10は、図14Aに示す撹拌部材90を有していてもよい。図14Aに示すように、撹拌部材90は、羽根部92を有している。この羽根部92のうち回転軸64が位置する側(矢印X1方向)の面(ピストン52とは反対側の面)には、径方向外方に向かって矢印X1方向に傾斜した傾斜面94が形成されている。また、貯留室51を構成するシリンダ50の端面50aは、羽根部92の傾斜面94に沿って延在している。このような構成によれば、貯留室51内に導入された塗料を効率的に撹拌することができる。
液体混合装置10は、図14Bに示す撹拌部材96を有していてもよい。図14Bに示すように、撹拌部材96は、羽根部98を有している。この羽根部98のうち回転軸64が位置する側(矢印X1方向)の面(ピストン52とは反対側の面)には、径方向外方に向かって矢印X2方向に傾斜した傾斜面100が形成されている。また、貯留室51を構成するシリンダ50の端面50aは、羽根部98の傾斜面100に沿って延在している。そして、各供給弁42は、塗料が羽根部98の傾斜面100に吐出されるようにシリンダ50の端面50aに設けられている。このような構成によれば、貯留室51内に導入された塗料を効率的に撹拌することができる。
図15A及び図15Bに示すように、液体混合装置10の貯留室51内のうち各供給弁42と撹拌部材60との間には、壁部102が設けられていてもよい。各壁部102は、貯留室51を構成するシリンダ50の端面50aから撹拌部材60を覆うように延出している。このような構成によれば、各供給弁42と撹拌部材60との間に壁部102を設けているため、供給弁42から導出された塗料が撹拌部材60に当たり気泡が発生することを抑えることができる。
図16に示すように、貯留室51を構成するシリンダ50の内周面50bには、塗料を第1開閉弁44aに案内するための案内凹部104が形成されていてもよい。案内凹部104を構成する壁面には、第1開閉弁44aよりも矢印X1方向に位置する第1案内面106と、第1開閉弁44aよりも矢印X2方向に位置する第2案内面108とが設けられている。第1案内面106は、矢印X2方向に向かってシリンダ50の径方向外方に傾斜している。第2案内面108は、矢印X1方向に向かってシリンダ50の径方向外方に傾斜している。
このような構成によれば、導入工程において、シリンダ50内の空気を第1開閉弁44aに円滑に導くことができるため、塗料内への空気の混入を一層抑制することができる。また、移送工程において、貯留室51内の混合塗料を第1開閉弁44aに円滑に導くことができる。
図17に示すように、塗装システム12は、液体混合装置10aを備えていてもよい。この液体混合装置10aのシリンダ50には、トリガ弁110が設けられている。なお、図17では、供給弁42が7つ設けられた例を示しているが供給弁42の数は任意に設定可能である。
トリガ弁110は、第2開閉弁44bの隣に設けられている。すなわち、トリガ弁110は、撹拌部材60よりも下方に設けられている。トリガ弁110は、制御部49からの信号に基づいて、貯留室51内と移送通路20内とが互いに連通した開状態と、貯留室51内と移送通路20内との連通が遮断された閉状態に切り替え可能に構成されている。この場合、図1の上述したトリガ弁18は省略されている。このような構成であっても、貯留室51内の混合塗料を中間貯留室31内に円滑に移送することができる。
また、圧力調整部は、貯留室51内と開閉弁を介して連通可能な予備室を有していてもよい。このような構成によれば、圧力調整工程の際に、開閉弁を開放させて貯留室51内と予備室内とを互いに連通させることにより、ピストン52を移動させることなく貯留室51内の容積を実質的に拡大することができる。よって、貯留室51内の圧力を各タンク28内の圧力よりも低くすることができる。
導入工程では、空気排出工程(ステップS13)の後、制御部49は、撹拌駆動部62を駆動して撹拌部材60の回転を開始してもよい。これにより、塗料の粘度が比較的高い場合であっても、複数色の塗料を効率的に混合することができる。
混合工程は、導入工程中に開始されてもよい。この場合、複数色の塗料を貯留室51内に吸引しながら撹拌するため、導入工程の開始から混合工程の終了までの時間の短縮化を図ることができる。
シリンダ50は、軸線が略水平に延在するように配置された例に限定されない。シリンダ50は、どのように配置されていてもよく、例えば、軸線が略鉛直に延在するように配置されていてもよい。
第1洗浄工程(ステップS21)及び第2洗浄工程(ステップS22)は、上述した方法に限定されず、例えば、図18に示す第1洗浄工程及び図19〜図22に示す第2洗浄工程であってもよい。
具体的には、図18に示すように、第1洗浄工程では、制御部49は、全ての供給弁42を閉状態に制御するとともに第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bを開状態に制御する。また、制御部49は、第1洗浄液供給弁74a及び第1気体供給弁80aを開状態に制御するとともに第2洗浄液供給弁74b及び第2気体供給弁80bを閉状態に制御する。さらに、制御部49は、第1ドレン弁84aを閉状態に制御するとともに第2ドレン弁84bを開状態に制御する。
そうすると、第1洗浄液供給部70aの洗浄液と第1気体供給部76aの気体とは、第1ポート82a、第1通路46a及び第1開閉弁44aを介して羽根部66に向かって吐出される。これにより、第1通路46a及び第1開閉弁44aが効果的に洗浄される。
第1開閉弁44aから貯留室51内に導入された洗浄液は、羽根部66の回転の作用によって、貯留室51内の全体に略均等に拡散する。これにより、貯留室51内の塗料が希釈される。この際、洗浄液には、羽根部66の回転によって剪断力が付与される。そのため、塗料を含む洗浄液の粘度が低下する。そして、貯留室51内の気体及び洗浄液は、第2開閉弁44b、第2通路46b及び第2ドレン弁84bを介して外部に円滑に排出される。
また、第2洗浄工程では、図19に示す通路洗浄工程(ステップS30)、貯留室洗浄工程(ステップS31)、排出工程(ステップS32)を順番に行う。図20に示すように、通路洗浄工程では、制御部49は、第1洗浄液供給弁74a及び第1気体供給弁80aを閉状態に制御するとともに第2洗浄液供給弁74b及び第2気体供給弁80bを開状態に制御する。また、第2ドレン弁84bを閉状態に制御するとともに第1ドレン弁84aを開状態に制御する。なお、第1開閉弁44a及び第2開閉弁44bは、開状態である。
そうすると、第2洗浄液供給部70bの洗浄液と第2気体供給部76bの気体とは、第2ポート82b、第2通路46b及び第2開閉弁44bを介して貯留室51内に吐出される。これにより、第2通路46bが効果的に洗浄される。これにより、第1洗浄工程の際に塗料を含む洗浄液によって第2通路46bが汚れた場合であっても、通路洗浄工程によって第2通路46bを洗浄することができる。
第2開閉弁44bから貯留室51内に導入された洗浄液は、羽根部66の回転の作用によって、貯留室51内の全体に略均等に拡散する。これにより、貯留室51内の塗料が希釈される。この際、洗浄液には、羽根部66の回転によって剪断力が付与される。そのため、塗料を含む洗浄液の粘度が低下する。また、貯留室51内の洗浄液及び気体は、第1開閉弁44a、第1通路46a及び第1ドレン弁84aを介して外部に排出される。
図21に示すように、貯留室洗浄工程では、制御部49は、第2開閉弁44bを開状態に維持したまま第1開閉弁44aを閉状態に制御する。そうすると、第2洗浄液供給部70bの洗浄液と第2気体供給部76bの気体とは、第2通路46b及び第2開閉弁44bを介して貯留室51内に吐出される。
第2開閉弁44bから貯留室51内に導入された洗浄液は、貯留室51内に貯留される。貯留室51内の洗浄液の貯留量は、貯留室51の容積の半分以下に設定されている。貯留室51内に貯留された洗浄液は、羽根部66の回転の作用によって貯留室51内の全体に略均等に拡散される。これにより、貯留室51内(貯留室51の内面、回転軸64及び羽根部66)が効果的に洗浄される。
図22に示すように、排出工程では、第2洗浄液供給弁74b及び第2気体供給弁80bを閉状態に制御するとともに第2開閉弁44b及び第2ドレン弁84bを開状態に制御する。これにより、貯留室51内の洗浄液及び気体は、第2開閉弁44b、第2通路46b及び第2ドレン弁84bを介して外部に排出される。このような第1洗浄工程及び第2洗浄工程であっても、上述した洗浄工程と同様の効果を奏する。
図23に示すように、塗装システム12は、液体混合装置10bを備えていてもよい。液体混合装置10bでは、シリンダ50の最も下方の位置にドレン弁120が設けられている。この場合、第2開閉弁44bは、ドレン弁120の隣に位置している。また、液体混合装置10bでは、上述した第1ドレン弁84a及び第2ドレン弁84bが省略されている。なお、図23では、供給弁42が7つ設けられた例を示しているが供給弁42の数は任意に設定可能である。
図23の構成を備えた液体混合装置10bでは、図24に示す第1洗浄工程及び図25〜図27に示す第2洗浄工程が行われる。
具体的には、図24に示すように、第1洗浄工程では、上述した図18に示す第1洗浄工程と比較して、貯留室51内の気体及び洗浄液がドレン弁120を介して外部に円滑に排出される点のみ異なる。
また、図25に示すように、第2洗浄工程では、貯留室洗浄工程(ステップS31)と排出工程(ステップS32a)が順番に行われる。貯留室洗浄工程では、図26に示すように、制御部49は、第1開閉弁44a及びドレン弁120を閉状態に制御するとともに第2洗浄液供給弁74b、第2気体供給弁80b及び第2開閉弁44bを開状態に制御する。これにより、第2洗浄液供給部70bの洗浄液と第2気体供給部76bの気体とが貯留室51内に吐出される。
排出工程では、制御部49は、第2開閉弁44bを閉状態に制御するとともにドレン弁120を開状態に制御する。これにより、図27に示すように、貯留室51内の洗浄液及び気体は、ドレン弁120を介して外部に排出される。このような第1洗浄工程及び第2洗浄工程であっても、上述した洗浄工程と同様の効果を奏する。
また、この場合、排出工程において、貯留室51に導入された洗浄液が第1通路46a及び第2通路46bを通らないため、塗料を含む洗浄液によって第1通路46a及び第2通路46bが汚れることを抑えることができる。従って、洗浄作業を効率的に行うことができる。
上述した液体混合装置10、10a、10bでは、制御部49が、圧力調整工程において貯留室51内の圧力を減圧している。しかしながら、液体混合装置10、10a、10bは、制御部49とは別に圧力調整部を設けてもよい。この場合、圧力調整部は、貯留室51内の圧力が各タンク28内の圧力よりも低くなるように貯留室51内を冷却可能に構成されていてもよい。
塗装システム12では、中間貯留部22を省略して液体混合装置10、10a、10bの塗料をトリガ弁18を介して塗装ガン26に直接供給してもよい。液体混合装置10a、10bは、撹拌部材60に換えて上述した撹拌部材90、96を備えていてもよい。
本発明に係る液体混合装置及び液体混合方法は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (5)

  1. 複数種類の液体を混合する液体混合装置(10、10a、10b)であって、
    シリンダ(50)と、
    前記シリンダ(50)内に複数種類の液体を貯留可能な貯留室(51)が形成されるように前記シリンダ(50)内に摺動自在に配設されたピストン(52)と、
    前記シリンダ(50)に設けられて前記貯留室(51)内に複数種類の液体を個別に供給可能な複数の供給弁(42)と、
    複数種類の液体のそれぞれが1種類ずつ順番に前記貯留室(51)内に吸引されるように複数の前記供給弁(42)及び前記ピストン(52)を制御する制御部(49)と、を備え、
    前記液体混合装置(10、10a、10b)は、前記貯留室(51)内に導入される液体を貯留しているタンク(28)内の圧力よりも前記貯留室(51)内の圧力が低くなるように前記貯留室(51)内を減圧可能に構成され、
    各前記供給弁(42)は、液体を供給する供給通路(16)内と前記貯留室(51)内とが互いに連通した開状態と、前記供給通路(16)内と前記貯留室(51)内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成され、
    前記制御部(49)は、全ての前記供給弁(42)の閉状態で前記貯留室(51)内の容積が拡大する方向に前記ピストン(52)が移動するように前記供給弁(42)及び前記ピストン(52)を制御することにより前記貯留室(51)内を減圧する、
    ことを特徴とする液体混合装置(10、10a、10b)。
  2. 請求項1記載の液体混合装置(10、10a、10b)において、
    前記制御部(49)は、前回の液体の前記貯留室(51)内への導入が終了してから今回の液体の前記貯留室(51)内への導入が開始される前までに、全ての前記供給弁(42)の閉状態で前記貯留室(51)内の容積が拡大する方向に前記ピストン(52)が移動するように前記供給弁(42)及び前記ピストン(52)を制御する、
    ことを特徴とする液体混合装置(10、10a、10b)。
  3. 請求項1又は3に記載の液体混合装置(10、10a、10b)において、
    前記貯留室(51)内に設けられて前記貯留室(51)内の複数種類の液体を撹拌可能な撹拌部材(60、90、96)を備え、
    前記撹拌部材(60、90、96)は、
    前記ピストン(52)の軸線方向に沿って延在した回転軸(64)と、
    前記回転軸(64)から径方向外方に延出した羽根部(66、92、98)と、を有し、
    前記羽根部(66、92、98)は、前記貯留室(51)を構成するとともに前記ピストン(52)とは反対側に位置する前記シリンダ(50)の端面(50a)の近傍に位置し、
    前記制御部(49)は、初回の液体の前記貯留室(51)内への導入が開始される前に、前記ピストン(52)を前記羽根部(66、92、98)に近接して位置するように前記ピストン(52)を制御する、
    ことを特徴とする液体混合装置(10、10a、10b)。
  4. 複数種類の液体を混合する液体混合方法であって、
    シリンダ(50)の貯留室(51)内の容積が拡大する方向にピストン(52)を移動させることにより複数の供給弁(42)から複数種類の液体のそれぞれを1種類ずつ順番に前記貯留室(51)内に吸引する導入工程と、
    前記貯留室(51)内に導入された複数種類の液体を混合する混合工程と、を行い、
    各前記供給弁(42)は、液体を供給する供給通路(16)内と前記貯留室(51)内とが互いに連通した開状態と、前記供給通路(16)内と前記貯留室(51)内との連通が遮断された閉状態とに切り換え可能に構成され、
    前記導入工程では、前記貯留室(51)内に導入される液体を貯留しているタンク(28)内の圧力よりも前記貯留室(51)内の圧力が低くなるように前記貯留室(51)内を減圧する圧力調整工程を行い、
    前記圧力調整工程では、全ての前記供給弁(42)の閉状態で前記貯留室(51)内の容積が拡大する方向にピストン(52)を移動させることにより前記貯留室(51)内を減圧する、
    ことを特徴とする液体混合方法。
  5. 請求項5記載の液体混合方法において、
    前記圧力調整工程は、前回の液体の前記貯留室(51)内への導入が終了してから今回の液体の前記貯留室(51)内への導入が開始される前までに行われる、
    ことを特徴とする液体混合方法。
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