JPH06114300A - 2液型塗料の塗装装置及び該塗料の供給方法 - Google Patents

2液型塗料の塗装装置及び該塗料の供給方法

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JPH06114300A
JPH06114300A JP29380992A JP29380992A JPH06114300A JP H06114300 A JPH06114300 A JP H06114300A JP 29380992 A JP29380992 A JP 29380992A JP 29380992 A JP29380992 A JP 29380992A JP H06114300 A JPH06114300 A JP H06114300A
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JP
Japan
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piston
chamber
liquid
coating
supplying
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JP29380992A
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Masayo Tsuzuki
正世 都築
Shinji Daimiyou
新治 大名
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2液型塗料を任意の所望の混合比
率で混合し、均一な混合状態で塗装ガンに供給出来る塗
装装置及びその供給方法に関する。 【構成】 シリンダ2内のピストン3にサーボモータ4
を連結し、ピストン3によって2分されるシリンダ2内
の一方側の室5aに主剤供給路8を接続する一方、他方
側の室5bに硬化剤供給路11を接続し、この室5bか
ら塗装ガン13に向けて混合塗料を吐出し得る塗料供給
路14を設ける。そしてピストン3には両室5a、5b
を連通せしめる連通路28を設け、この連通路28に、
ピストン3が一方側の室5aに向けて後退する際に連通
路28を開放し、逆方向に前進する際に連通路28を遮
断する逆止弁30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば主剤と硬化剤か
らなる2液型塗料を所望の混合比率で混合し、均一な混
合状態で塗装ガンに供給出来る塗装装置及びその供給方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主剤と硬化剤からなる2液型塗料
において、これら2液を混合して塗装ガンに供給するよ
うな装置として例えば特公平2―33429号のような
装置が知られている。そして、従来では2液の混合は、
上記の装置に代表されるように定量ポンプによって主剤
と硬化剤を夫々一定量づつ取り出してスタティックミキ
サに導き、このスタティックミキサで均一に混合しなが
ら塗装ガンに供給し塗装するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合はスタティックミキサで混合しながらそのまま混合
液を塗装ガンに供給するようにしているため、2液の混
合状態はその都度変化して均一にならないという問題が
あった。このため、2液が均一に混合されないことによ
る塗装不良、例えばタレ、スケ等を防止するため高価な
スタティックミキサを必要とし、又、複雑な流量制御を
必要とする等によってコストアップを招く等の問題があ
った。又、混合した塗料の吐出量の制御も難しいという
問題もあった。又、かかる塗装装置は塗装作業が終了す
ると内部で塗料が硬化するのを防止するため塗料抜き及
び洗浄が必要であるが、混合室、スタティックミキサ等
の洗浄性の悪い機器を有していることに加えて塗料の流
動経路が長く、塗料及び洗浄液のロスが多いという問題
もあった。更に、従来の場合は混合比が変化するような
場合とか、別色の塗料を使用するような場合には定量ポ
ンプや供給経路が夫々の塗料に対して必要となり、実質
上使えないという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は駆動源によってシリンダ内を摺動自在なピ
ストンを設け、このピストンによって2分されるシリン
ダ内の一方側の室にA液を供給するためのA液供給路を
接続し、他方側の室にB液を供給するためのB液供給路
を接続するとともに、いずれか一方側の室から塗装ガン
に向けて混合液を供給するための混合液供給路を接続し
た。そして前記ピストンに両室を連通せしめる連通路を
設け、この連通路に、前記ピストンが混合液供給路の連
通する側の室に向けて移動する際に該連通路を遮断し、
逆方向に移動する際に該連通路を開放する切換手段を設
けた。又、前記ピストンの原位置を調整可能とし2分さ
れる各室の体積比を調整出来るようにした。
【0005】
【作用】ピストンの原位置を変化させて各室の体積比を
変えることで2液の混合比率を調整する。そしてその後
或いはそれと並行してピストンの連通路を遮断した状態
で各室に夫々A液とB液を供給した後、連通路を開放し
た状態でピストンを混合液供給路の連通していない側の
室に向けて移動させる。すると移動してきた側の室の液
は連通路を介して他方の室に向けて流入し2液が混合さ
れる。その後、連通路を遮断してピストンを復動させれ
ば混合液は混合液供給路を介して塗装ガンに供給され
る。
【0006】
【実施例】本発明の2液型塗料の塗装装置及び塗料の供
給方法の実施例について添付した図面に基づき説明す
る。図1は装置全体の構成図、図2は要部拡大図、図3
は同平面図である。
【0007】本発明の2液型塗料の塗装装置は、例えば
主剤と硬化剤を所定の割合で混合し、混合した塗料を塗
料ガンに供給するような装置として構成され、図1に示
すような装置本体1を備えている。
【0008】すなわちこの装置本体1は、シリンダ2
と、このシリンダ2内を摺動自在なピストン3と、この
ピストン3を駆動するサーボモータ4を備え、ピストン
3によって2分されるシリンダ2内の一方側の室5aに
は切換弁6を介して主剤供給切換弁装置7から延出する
主剤供給路8が接続されるとともに、他方側の室5bに
は切換弁9を介して硬化剤供給切換弁装置10から延出
する硬化剤供給路11が接続されている。
【0009】そして主剤供給切換弁装置7には、例えば
色彩の異なる複数の塗色a〜fを混合調整出来るカラー
チェンジバルブCが設けられるとともに、装置本体1の
内部を洗浄するソルベント等の洗浄液供給弁Sと乾燥通
気用のエア供給弁Aが設けられ、又、硬化剤供給切換弁
装置10にも数種の硬化剤I〜IVを供給する切換バル
ブDと洗浄液供給弁Sとエア供給弁Aが設けられてい
る。
【0010】又、一方側の室5bには切換弁12を介し
て塗装ガン13から延出する塗料供給路14が接続され
ている。そして、塗装ガン13と切換弁12の間には、
切換弁12から流出した塗料を塗装ガン13又はドレン
槽15のいずれか一方に選択的に切換える新たな切換弁
16を設けている。
【0011】尚、シリンダ2内の各室5a、5bには各
切換弁17、18によって遮断、開放自在なベント通路
19、20を設けている。
【0012】次に図2、図3に基づき3色タイプとした
装置本体1の構成の細部について説明する。
【0013】この装置本体1に接続する主剤供給切換弁
装置7は、図1の塗装装置と異なり塗色a〜cの3色を
混合調整出来るカラーチェンジバルブCと、それに対応
した硬化剤I〜IIIの硬化剤供給切換弁装置10を備
え、シリンダ2は、例えば混合塗料を400cc貯留出
来る程度の容量としている。
【0014】そして、前記ピストン3に連結するロッド
21は一方側のシリンダ壁を貫いて外部に延出し、その
延出部の下面にはラック部21aが設けられるととも
に、このラック部21aにピニオン22が噛合してい
る。
【0015】すなわち、このピニオン22は、基台23
側に回転自在に支持されるピニオン軸24の中央に取り
付けられており、このピニオン軸24の先端側に取り付
けられたベベルギア25と、基台23側に支持される前
記サーボモータ4の出力軸先端のベベルギア27とが噛
合してしている。このため、サーボモータ4を駆動させ
ればピニオン22、ラック部21aによってピストン3
はシリンダ2内の任意の位置に設定出来る。
【0016】ところで、前記ピストン3には一方側の室
5aと他方側の室5bを連通せしめることの出来る複数
の連通路28が設けられている。
【0017】つまり、この連通路28はピストン3の軸
方向に沿って該ピストン3を貫通する貫通孔として構成
され、例えば複数の同心円の各円周方向に沿って等間隔
に設けられるとともに、各連通路28の内部には、切換
手段としての逆止弁30が内蔵されている。
【0018】そして、この逆止弁30は、塗料供給路1
4を設けた室5b側から他方の室5aに向けてボール3
1をスプリング32で付勢して連通路28を遮断するよ
うに構成し、室5a側の圧力が所定値より高まった時点
で連通路28が開放されるようにしている。
【0019】前述の主剤供給切換弁装置7と室5aの連
通は、図3に示すように主剤供給路8の接続部8aを介
して行い、この接続部8aに切換弁6を設ける一方、硬
化剤供給切換弁装置10と室5bの連通も硬化剤供給路
11の接続部11aを介して行い、この接続部11aに
切換弁9を設けている。又、塗料供給路14と室5bの
接続部14aにも切換弁12を設けている。
【0020】このように構成した塗装装置による塗料の
供給方法について図4及び図5に基づき説明する。
【0021】まず主剤と硬化剤の混合率に合せてピスト
ン3を所望の位置にセットする。つまり、図4(A)に
示す初期状態からサーボモータ4を作動させてピストン
3を前進させ、例えば主剤:硬化剤を7:3にするので
あれば、図4(B)に示すように室内容積5a:5bが
7:3になる位置までピストン3を進めて原位置とす
る。
【0022】次いで主剤供給路8から接続部8aを介し
て主剤を供給するとともに、硬化剤供給路11から接続
部11aを介して硬化剤を供給する。この際、必要に応
じて図1のベント通路19、20を開放して室5a、5
b内のエア抜きを行いつつ供給することで、主剤と硬化
剤を夫々の室5a、5b一杯に充填する(図4
(C))。このため、シリンダ2内に供給された主剤と
硬化剤の容量比は7:3の割合に設定される。又、この
充填は前記ピストン3の原位置のセットと並行して行っ
てもよい。
【0023】充填が完了すると、サーボモータ4を作動
させてピストン3を室5a側に向けて後退させる。この
際、後退途中において室5aの内圧が高まってピストン
3の連通路28に内蔵する逆止弁30が開き、図5
(A)に示すように室5a内の主剤が複数の連通路28
を通って室5b内に噴出する。つまり、室5b内では硬
化剤の中に主剤が噴出されて混合されることになり、ピ
ストン3が図4(A)に示す位置まで一杯後退すると主
剤:硬化剤が7:3の割合となって混合を完了する。
【0024】そしてその後サーボモータ4によってピス
トン3を前進させれば、連通路28の逆止弁30は室5
b側の内圧の高まりによって閉じた状態となり、塗料供
給路14の接続部14aの切換弁12を開いて、混合さ
れた塗料を塗装ガン13に向けて供給する。この後、同
一の塗料を用いて塗装を継続する時は、再び図4(B)
の状態から同様の手順を繰り返す。
【0025】色替時や塗装終了時の場合は、図5(B)
に示すように、ピストン3を前進させて室5b内の塗料
を吐出すると同時に室5a内に洗浄液を供給する。
【0026】そしてこの洗浄液は、ピストン3が一杯ま
で前進して室5a内容積が最大になるまで供給され続
け、ピストン3がすべての塗料を吐出して後退を始める
と、室5a内に充満する洗浄液は圧縮されて内圧が高ま
り、連通路28の逆止弁30が開いて洗浄液は室5b内
に噴出する(図5(C))。従って、連通路28を含め
たシリンダ2内が洗浄される。
【0027】そして、図1の切換弁16を切換えて塗料
供給路14の先端をドレン槽15に向け、ピストン3を
前進させて洗浄液を排出した後エアブローを施す。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗装装置及び塗
料の供給方法は、2液タイプの塗料を塗装ガンに供給す
るにあたり、従来のように2液を混合しつつ塗装ガンに
供給するのとは異なって、混合が完全に行われた後供給
するようにしたため、例えばタレ、スケ等の不具合がな
い。しかも、均一な混合を得るため複雑な流量制御や吐
出制御、或いは高価なスタティックミキサ等が不要であ
り、安価である。又、混合比は任意の値に設定出来るた
め、あらゆる混合比の2液塗料に対応出来、多色対応も
可能である。更に、塗色変更時等の洗浄も極めて容易で
あり、塗料の流動経路も短く出来ることから塗料、洗浄
液等のロスが少なく経済的である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体の構成例図
【図2】装置本体の拡大図
【図3】同平面図
【図4】装置本体の作動フロー図
【図5】装置本体の作動フロー図
【符号の説明】
1 装置本体 2 シリンダ 3 ピストン 4 駆動源 5a、5b 室 8 主剤供給路 11 硬化剤供給路 13 塗装ガン 14 塗料供給路 28 連通路 30 逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源によってシリンダ内を摺動自在な
    ピストンと、このピストンによって2分されるシリンダ
    内の一方側の室にA液を供給するためのA液供給路と、
    他方側の室にB液を供給するためのB液供給路と、いず
    れか一方側の室から塗装ガンに向けて混合2液を供給す
    るための混合液供給路を備え、前記ピストンに切換手段
    を内蔵する連通路を設けるとともに、前記切換手段によ
    って、ピストンが混合液供給路の連通する側の室に向け
    て移動する際に連通路を遮断し、逆方向に移動する際に
    連通路を開放するようにしたことを特徴とする2液型塗
    料の塗装装置。
  2. 【請求項2】 ピストンによって2分されるシリンダ内
    の各室にA液とB液を供給し、ピストンに設けた開放或
    いは遮断の切換が可能な連通路によって2液を混合して
    塗装ガンに供給するようにした塗装方法において、2液
    の混合比率に合せてピストンの原位置を変化させ各室の
    体積比を混合比率に合せた後或いはそれに並行して前記
    連通路を遮断した状態で各室に夫々A液とB液を供給す
    る工程と、前記連通路を開放した状態でピストンを一方
    側の室に向けて移動させ2液を混合する工程と、該連通
    路を遮断してピストンを復動させ混合液を塗装ガンに供
    給する工程からなることを特徴とする2液型塗料の供給
    方法。
JP29380992A 1992-10-07 1992-10-07 2液型塗料の塗装装置及び該塗料の供給方法 Withdrawn JPH06114300A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136743A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Asahi Sunac Corp 塗料供給装置及びその洗浄方法
KR101025009B1 (ko) * 2011-01-12 2011-03-25 김용태 원료 혼합형 도장 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136743A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Asahi Sunac Corp 塗料供給装置及びその洗浄方法
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Effective date: 20000104