JP7488647B2 - 多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法 - Google Patents

多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法 Download PDF

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Description

本発明は、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合することで生成される多液混合塗料を用いてワークの塗装を行うための塗装システムを用いた塗装方法に係り、より詳しくは、目的とする混合塗料を正確に生成してワークに噴霧可能とした、多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法に関する。
従来からワークの塗装では、複数の液を混合して生成した多液混合塗料を用いることが行われている。そして、この多液混合塗料を用いた塗料では一般的に、複数の液を混合して多液混合塗料を生成する混合装置と、混合装置で生成した混合塗料をワークに噴霧するための塗装装置が用いられ、混合装置は、塗料によって予め指定されている配合比に従って複数の液を混合することとしており、この配合比を一般的に塗料条件という。
ここで、従来の混合装置について図9を参照して説明すると、図9は従来の混合装置のブロック図であり、従来の混合装置は一般的に、複数の液を、マニホールド等の合流手段を通過させつつ、スタティックミキサー等の混合手段に送り出し、このスタティックミキサーにおいて複数の液を混合して多液混合塗料を生成しながら、この生成した多液混合塗料をスプレーガンに供給する方法が採用されている。
即ち、図において52がスプレーガン、53がスプレーガン52に塗料を供給するための塗料供給ホースである。また、図において、64は主剤を貯留させてある主剤タンク、65は添加剤としての硬化剤等を貯留してある硬化剤タンクである。
更に、図において55は、主剤と硬化剤を合流させるための合流部としてのマニホールドであり、合流部55は、主剤搬送ホース56を介して前記主剤タンク64に連結されるとともに、硬化剤搬送ホース57によって硬化剤タンク65に連結されている。そして、合流部55の放出側には混合手段としてのスタティックミキサー54が連結され、スタティックミキサー54の放出側には、前記供給ホース53が連結されている。
また、主剤搬送ホース56及び硬化剤搬送ホース57の途上にはそれぞれ、ポンプ62、63が配置され、ポンプ62、63と合流部55間にはそれぞれ、流量計60、61が配置され、流量計60、61と合流部55間にはそれぞれ、バルブ58、59が配置されている。そして、バルブ58、59を開放してポンプ62、63を作動させることで、主剤タンク64内の主剤と、硬化剤タンク65内の硬化剤を、合流部55で合流させつつ合流部を通過させながらスタティックミキサー54に送り出して混合可能にしている。
即ち、図9に示す供給システムで、主剤と硬化剤を混合してスプレーガン52に供給する場合には、主剤用バルブ58を開放した状態で、主剤用流量計60で主剤の流量を監視しながら主剤用ポンプ62を駆動することで、適量の主剤を、合流部55を通過させながらスタティックミキサー54に送り出す。そして、それとともに、硬化剤用バルブ59を開放した状態で、硬化剤用流量計61で硬化剤の流量を監視しながら硬化剤用ポンプ63を駆動することで、適量の硬化剤を、合流部55を通過させながらスタティックミキサー54に送り出す。そうすると、主剤と硬化剤は、最適な容量と配合比で、合流部55で合流しつつ合流部を通過してスタティックミキサー54に送りだされた後に、スタティックミキサー54内で混合されて混合塗料に生成されながら、供給ホース53を通ってスプレーガン52に供給される。
また、混合装置では一般的に、ポンプ62、63、流量計60、61、バルブ58、59は混合装置用の制御装置に接続されており、制御装置は、流量計60、61の監視結果に基づいて、ポンプ62、63の作動を制御し、それによって、主剤と硬化剤は、最適な容量と配合比で、スタティックミキサー54内で混合されて混合塗料に生成される。そして、主剤と硬化剤の配合比情報は、予め制御装置に登録しておき、スイッチのオンにより、制御装置が、登録された配合比を達成可能なようにポンプ62、63を作動させ、これにより、最適な配合の混合塗料に生成することとしている。
一方、塗装装置は、混合装置から供給された混合塗料をワークに向けて噴霧するスプレーガンと、このスプレーガンが装着されたアームを有する塗装ロボットを具備しており、塗装ロボットは、予めティーチングされた軌道データに基づいてアームを動かすこととしている。
またスプレーガンは、図示しないエアー供給手段に連結されており、このエアー供給手段から、ニードル用エアー、霧化エアー及びパターンエアーが供給される。そして、ニードル用エアーによって吐出口が開放され、霧化エアーによって吐出口から吐出された混合塗料が霧化され、パターンエアーによって霧化された塗料が所定のパターにされ、これにより、霧化された塗料が所定のパターにされてワークに向けて噴霧される。
そして、エアー供給手段と塗装ロボットはいずれも、塗装装置用の制御装置に接続されており、塗装の際には、制御装置によって、塗装ロボット、エアー供給手段の作動が制御され、ワークに対応した塗料の噴霧が行われてワークが塗装される。
また、ワークの種類や使用する塗料の種類によって、スプレーガンの軌道データや、スプレーガンに供給される霧化エアーの圧力やパターンエアーの圧力や吐出量等のスプレー条件が異なっているため、予め制御装置には、ワークに対応した軌道データやスプレー条件が多数登録され、塗装に際して、予め、制御装置に登録した軌道データ、スプレー条件の中から塗装対象のワークに対応した軌道データ、スプレー条件を選択しておくことにより、制御装置は、選択された軌道データ通りに塗装ロボットを動かすとともに、選択されたスプレー条件通りに塗料が噴霧されるようにエアー供給手段を制御する。
特開2009-254982号公報 特開2009-233631号公報 特開2006-212604号公報 特開2004-008844号公報 特開2001-310143号公報 特開2000-135454号公報
ところで、多液混合塗料は、生成する塗料の種類によって、主剤と硬化剤の配合比が異なるため、従来から混合装置においては、前述したように、生成する混合塗料に対応した配合比の情報を予め、塗料条件として混合装置用の制御装置に設定し、塗装の際に、設定した塗料条件に基づいて、制御装置がポンプの作動を制御することが行われている。
しかし、前述したように従来は、生成する多液混合塗料に対応した塗料条件設定は、混合装置用の制御装置で行っており、塗装装置用の制御装置では、その混合用制御装置に設定された塗料条件を知りえないため、塗装に必要な混合塗料が確実に生成されているかどうかを知ることができなかった。
そのために、何らかの原因で、使用する塗料の塗料条件と異なる塗料条件が設定されてしまった場合は、必要な塗料とは異なった混合塗料が生成されて塗装装置に供給されてしまい、正確な塗装を行うことができなくなってしまう事態が起こってしまうおそれが考えられた。
また、従来は、生成する多液混合塗料に対応した塗料条件設定は、混合装置用の制御装置で行っているため、塗装の準備として、混合装置用の制御装置で塗料条件を設定する必要があるために、作業が煩雑にならざるを得なかった。
そこで本発明は、多液混合塗料を用いた塗装において、確実に必要な塗料を生成することが可能であるとともに準備作業が容易な多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法を提供することを課題としている。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法は、
主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合することで多液混合塗料を生成し、該生成した多液混合塗料によりワークの塗装を行う多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法であって、
主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して前記多液混合塗料を生成するための塗料生成装置と、
該塗料生成装置で生成した多液混合塗料をワークに向けて噴霧するための塗装装置と、
前記塗料生成装置で生成した多液混合塗料を内部に充填可能であるとともに充填した塗料を吐出可能で、塗料生成装置で生成された多液混合塗料を一旦貯留し、その後に、一旦貯留した多液混合塗料を塗装装置に供給するメインシリンジ(31)と、を備え、
前記塗装装置は、
多液混合塗料をワークに向けて噴霧するためのスプレーガンと、予めティーチングされた軌道データに基づいてスプレーガンを動かすためのロボット本体と、を有する塗装ロボットと、
該塗装ロボット及びメインシリンジの作動を制御するためのメイン制御装置と、を具備し、
前記塗料生成装置は、
主剤、硬化剤及び希釈用シンナーのそれぞれを収容した収容部と、
主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して多液混合塗料を生成するための混合部と、
混合する主剤、硬化剤及び希釈用シンナーのそれぞれを混合部に供給するためのポンプと、を有する混合装置と、
該混合装置の作動を制御するための混合用制御装置と、を具備するとともに、
硬化剤を混合部に供給するためのポンプは、先端を閉鎖した円筒状であるとともに先端部には塗料吐出口が形成され、内部に硬化剤又は希釈用シンナーを充填可能なシリンジ本体と、シリンジ本体内に進退移動自在に挿設されたピストンと、該ピストンにおける反塗料吐出口側に連結されたピストンロッドと、を具備したシリンジポンプであり、
希釈用シンナー供給用のポンプは、先端を閉鎖した円筒状であるとともに先端部には塗料吐出口が形成され、内部に硬化剤又は希釈用シンナーを充填可能なシリンジ本体と、シリンジ本体内に進退移動自在に挿設されたピストンと、該ピストンにおける反塗料吐出口側に連結されたピストンロッドと、を具備したシリンジポンプであり、
前記メイン制御装置は、
ワークに対応して設定されたスプレーガンの軌道データと噴霧条件にしたがって、塗装ロボット及びメインシリンジの作動を制御するとともに、
使用する多液混合塗料のための塗料条件を前記混合用制御装置に設定することで、該設定した塗料条件にしたがって、混合用制御装置に前記混合装置の作動を制御させる、ことを特徴とする多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法であって、
予め、ワークに対応したスプレーガンの軌道データと噴霧条件をメイン制御装置に設定するとともに、
予め、メイン制御装置において、使用する多液混合塗料のための塗料条件を前記混合用制御装置に設定し、
スタートの指示の後に、
混合用制御装置は、設定された塗料条件にしたがって、硬化剤を混合部に供給するためのシリンジポンプの作動を制御して、硬化剤を混合部に供給するためのシリンジポンプに必要量の硬化剤を充填するとともに、希釈用シンナーを混合部に供給するためのシリンジポンプの作動を制御して、希釈用シンナーを混合部に供給するためのシリンジポンプに必要量の希釈用シンナーを充填し、その後、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーを、混合部に送り出し、混合部において主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して多液混合塗料を生成させ、
メイン制御装置は、前記生成した多液混合塗料をスプレーガンに供給させるとともに、設定された軌道データ及び噴霧条件にしたがって塗装ロボット及びスプレーガンの作動を制御して、ワークに向けて多液混合塗料を噴霧させる、ことを特徴としている。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法では、スプレーガンを備えた塗装ロボットと、この塗装ロボットの作動を制御するメイン制御装置を有して、多液混合塗料をワークに向けて噴霧するための塗装装置と、複数の液を混合して多液混合塗料を生成するための混合部と、混合する液のそれぞれを混合部に供給するためのポンプを有する混合装置と、この混合装置の作動を制御する混合用制御装置を有して、多液混合塗料を生成する塗料生成装置と、塗料生成装置で生成された多液混合塗料を塗装装置に供給するためのメインシリンジと、を具備する塗装システムにおいて、混合装置が生成する多液混合塗料に対応した塗料条件を、メイン制御装置が混合用制御装置に設定することとしている。そのために、メイン制御装置において、混合装置の動きを確実に把握することができ、メイン制御装置において、塗装に必要な混合塗料が確実に生成されているかどうかを知ることが可能である。従って、塗装に使用する塗料の配合比と異なった配合比の塗料が生成されることを未然に防止することが可能である。また、塗装の準備として混合装置用の制御装置で塗料条件を設定する必要がないために、準備作業が容易である。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムの構成を示すブロック図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおける塗料生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおけるシリンジポンプを説明するための図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおけるメインシリンジを説明するための図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおけるスプレーガンを説明するための図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおけるロボット本体を説明するための図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システムにおける制御系を説明するための図である。 本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法の実施例を説明するためのフローチャートである。 従来の多液混合塗料の供給システムを説明するための図である。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法で用いる多液混合塗料用塗装システムは、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合することで生成される多液混合塗料を用いてワークの塗装を行うための塗装システムであり、多液混合塗料をワークに向けて噴霧するための塗装装置と、複数の液を混合して多液混合塗料を生成するための塗料生成装置と、塗料生成装置で生成された多液混合塗料を一旦貯留し、その後に、一旦貯留した多液混合塗料を塗装装置に供給するメインシリンジを備えている。
そして、メインシリンジは、塗料充填口と塗料吐出口を有しており、内部に塗料を充填可能であるとともに、充填した塗料を吐出可能としている。
また、塗装装置は、塗装ロボットと、この塗装ロボット及びメインシリンジの作動を制御するメイン制御装置を具備しており、塗装ロボットは、多液混合塗料をワークに向けて噴霧するためのスプレーガンと、予めティーチングされた軌道データに基づいてスプレーガンを動かすためのロボット本体を有している。
一方、塗料生成装置は、混合装置と、この混合装置の作動を制御するための混合用制御装置を有しており、混合装置は、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して多液混合塗料を生成するための混合部と、混合する液のそれぞれを混合部に供給するためのポンプを有している。
そして、メイン制御装置は、塗装対象のワークに対応して設定されたスプレーガンの軌道データと噴霧条件にしたがって、塗装ロボット及びメインシリンジの作動を制御することとしている。
また、メイン制御装置は、生成する多液混合塗料に対応した塗料条件を混合用制御装置に設定することで、設定した塗料条件にしたがって、混合用制御装置に混合装置の作動を制御させることとしている。
ここで、混合部はスタティックミキサーを用いると良く、これにより、複数の液を混合部に通過させるのみで、容易に多液混合塗料を生成することが可能である。
また、メインシリンジは、先端側に塗料吐出口が形成された円筒状のシリンジ本体と、シリンジ本体内に進退移動自在に挿設されたピストンと、ピストンに連結されたピストンロッドとを具備して、ピストンに塗料充填口が形成されるとともに、塗料充填口に連通した充填路がピストンロッド内に形成された構成にするとよく、これにより、シリンジ内に容易に多液混合塗料を充填することが可能となる。
更に、メインシリンジは、先端側に塗料充填口と塗料吐出口を有した円筒状のシリンジ本体と、シリンジ本体内に進退移動自在に挿設されたピストンと、ピストンに連結されたピストンロッドとを具備した構成にしても良い。
また、主剤を混合部に供給するためのポンプをダイヤフラムポンプにするとよい。
更にまた、メインシリンジを複数個具備してもよく、これによれば、複数個のスプレーガンに多液混合塗料を供給することが可能となる。
次に、本発明の塗装方法では、予め、ワークに対応した軌道データと噴霧条件をメイン制御装置に設定しておく。
また、メイン制御装置は予め、生成する多液混合塗料に対応した塗料条件を混合用制御装置に設定しておく。
そして、スタートの指示の後に、混合用制御装置は、設定された塗料条件にしたがって混合装置の作動を制御して多液混合塗料を生成させ、メイン制御装置は、混合装置が生成した多液混合塗料をスプレーガンに供給させるとともに、選択された軌道データ及び噴霧条件にしたがって、塗装ロボット及びスプレーガンの作動を制御して、ワークに向けて多液混合塗料を噴霧させる。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法(以下単に「塗装方法」という。)の実施例に用いる多液混合塗料用塗装システム(以下単に「塗装システム」と言う。)について図面を参照して説明すると、図1は、前記塗装システム1の全体構成を説明するためのブロック図であり、図において1が塗装システムである。
そして、塗装システム1は、多液混合塗料をワークに向けて噴霧する塗装装置101と、複数の液を予め指定された塗料条件に従って混合して多液混合塗料を生成する塗料生成装置111と、塗料生成装置111で生成した多液混合塗料を塗装装置101に供給するメインシリンジ31を備えている。
また、メインシリンジ31は、内部に塗料を充填可能であるとともに充填した塗料を吐出可能であり、塗料生成装置111で生成された多液混合塗料を一旦貯留し、その後に、一旦貯留した多液混合塗料を塗装装置101に供給するために用いられる。
一方、塗装装置101は、塗装ロボット102を備えており、この塗装ロボット102は、メインシリンジ31から供給された塗料をワークに向けて噴霧するためのスプレーガン104と、このスプレーガン104が装着されたロボット本体103を有しており、ロボット本体103は、予めティーチングされた軌道データにしたがってスプレーガン104を動かすために用いられる。
また、塗装装置101は、スプレーガンに各種のエアーを供給するためのエアー供給手段105を有しており、このエアー供給手段105としてはコンプレッサー等が考えられる。そしてスプレーガン104は、エアー供給手段105からエアーの供給を受けることで、メインシリンジ31から供給された塗料を所定パターンの霧状にしてワークに向けて噴霧することとしている。
更に、塗装装置101は、メイン制御装置106を有しており、このメイン制御装置106は、ロボット本体103、エアー供給手段105、及びメインシリンジ31の作動を制御するために用いられる。
ここで、スプレーガン104について図5を参照して説明すると、図5はスプレーガン104の構造を説明するための断面図であり、前記スプレーガン104は、塗料供給路が内部に形成され、この塗料供給路は、塗料供給手段から供給された塗料を受け入れ、この受け入れた塗料をワークに向けて噴射可能としている。
即ち、図において42が塗料供給路であり、この塗料供給路42は、基端がスプレーガン104の側壁側で開口とされて塗料受入口とされ、先端部はスプレーガン104の先端面で開口とされて塗料噴射口とし、塗料供給手段から供給された塗料を塗料受入口で受け入れ、この受け入れた塗料を塗料噴射口から噴射することとしている。
次に、図5において43は、前記塗料噴射口を開閉するためのニードルであり、このニードル43は、スプレーガン104の前後方向に移動自在とされ、前進することで塗料噴射口を閉鎖し、後退することで塗料噴射口を開放することとしている。即ち、ニードル43は、スプレーガン104内において、スプレーガン104の中心部分を貫通して配設され、先端側は塗料供給路42内に位置し、基端側は塗料供給路42内から外れて塗料供給路42から突出している。そして、突出した基端側部分には、スプレーガン104の前後方向へ移動自在としたピストン44が固定されており、ピストン44は、バネ45によってスプレーガン104の先端方向へ付勢され、これにより通常は、ニードル43は、ピストン44とともにスプレーガン104の先端方向へ移動し、先端部分で塗料噴射口を閉鎖している。
次に、スプレーガン104の内部には、ピストン44の反バネ側にエアー室46が形成されるとともに、基端側がスプレーガン104の側壁で開口とされて先端側がエアー室46に連結された、ニードル稼動用エアー供給路47が形成されている。そしてこのニードル稼働用エアー供給路47の基端側の開口には、前記エアー供給手段105が連結されたエアーホースの先端が連結され、エアー供給手段105からエアーが供給されることで、ニードル稼動用エアー供給路47を介してエアー室46内にエアーが供給される。そうすると、ピストン44がスプレーガン104内の基端側へ押圧され、それに伴って、ニードル43がスプレーガン104の基端側へ移動し、ニードル43の先端による塗料噴射口の閉鎖が解除される。従って、エアー室46にエアーを供給し、あるいは供給しているエアーを抜くことにより、ニードル43を稼働して塗料噴射口を開閉することが可能である。但し本発明に用いるスプレーガンは、必ずしも前述のような構成でニードル43を稼働する必要は無く、ニードル43をスプレーガン104の前後方向に移動することで塗料噴射口を開閉自在であれば、いずれの構成でもよい。
次に、図において48は、霧化エアー供給路である。即ち、本実施例に用いるスプレーガン104には、塗料噴射口から吐出された塗料を霧化してワークに向けて噴霧するための霧化エアー供給路48が形成されている。そして、この霧化エアー供給路48は、先端部が塗料噴射口の周囲の任意の箇所で開口とされ、基端側は前記エアー供給手段105に連結され、エアーが供給されると、霧化エアー供給路48を介して塗料噴射口の周囲に霧化エアーが供給され、塗料噴射口より吐出された塗料を霧化することを可能としている。
次に、図において49はパターンエアー供給路である。即ち、前記スプレーガン104には、霧化エアーにより霧化された塗料の噴出パターンを任意のパターンに変更するためのパターンエアー供給路49が形成されている。そして、このパターンエアー供給路49は、先端部は霧化エアー供給路48の先端部開口部よりも外側で開口とされており、基端側は前記エアー供給手段105に連結され、エアーが供給されると、パターン供給路49を介して、霧化エアー供給路28の先端部開口部の周囲にパターンエアーが供給され、霧化エアーにより霧化された塗料の噴出パターンを変更することを可能としている。
次に、塗装ロボット102を構成するロボット本体103について図6を参照して説明すると、図において103がロボット本体であり、このロボット本体103は、本体ピラー3701を有しており、本体ピラー3701には第1アーム3702が、上下方向へ回動自在に連結され、第1アーム3702には第2アーム3703が、上下方向へ回動自在に連結されている。また、第2アーム3703の先端部分には、長尺のボールネジスプライン3704が連結され、このボールネジスプライン3704は、第2アーム3703の幅方向、即ち、左右方向へ移動自在であるとともに、円周方向に沿って回動自在であり、スプレーガン104は、ボールネジスプライン3704の両端に装着されて使用される。そして、ロボット本体103の第1アーム3702、第2アーム3703及びボールネジスプライン3704がティーチングデータに従って動くことで、スプレーガン104がティーチング通りに移動し、ワークに的確に塗料を噴霧可能としている。
次に、前記塗料生成装置111について説明すると、前記塗料生成装置111は、複数の液を混合して多液混合塗料を生成する混合装置112と、この混合装置112の作動を制御する混合用制御装置113を有し、混合用制御装置113は、予め設定された塗料条件に従って、複数の液を混合して多液混合塗料を生成するように、混合装置11の作動を制御する。即ち、多液混合塗料を生成するためには、生成する多液混合塗料に応じて、混合する複数の液の配合比が決まっており、この配合比を一般的に塗料条件というが、混合用制御装置113は、設定された塗料条件にしたがって複数液を混合可能なように、混合装置112の作動を制御する。
次に、前記混合装置112について図2を参照して説明すると、図2は混合装置112の構成を示すブロック図であり、図において2、7、12は、混合装置112で多液混合塗料を生成するための液を収容した収容部であり、タンクとしている。そして、2が主剤を収容した主剤タンク、7が添加剤としての硬化剤を収容した硬化剤タンク、及び12が希釈用シンナーを収容した希釈用シンナータンクである。即ち、前記塗装システム1は、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合した3液混合塗料をスプレーガンに供給するシステムとしている。
但し、収容部2、7、12は必ずしもタンクである必要はなく、パウチのような袋状のものでもよい。
次に、図2において22は、3液を混合して3液混合塗料を生成するための混合部であり、21は、3液を合流させて通過させる合流部で、合流部は混合部に連結されている。そして、本実施例では、合流部としてマニホールドを用い、混合部としてスタティックミキサーを用いている。即ち、本実施例の塗料供給システムでは、主剤タンク2内の主剤、硬化剤タンク7内の硬化剤、及び希釈用シンナータンク12内の希釈用シンナーが、マニホールド21内で合流しつつスタティックミキサー22内に供給され、スタティックミキサー22を通過する過程で混合されて、3液混合塗料が生成されることとしている。但し、マニホールドを用いずに、主剤、硬化剤、及び希釈用シンナーを直接スタティックミキサー22内に供給してもよく、また、混合部は、必ずしもスタティックミキサーにする必要はなく、複数の液を混合可能な手段であればいずれを用いても良い。
次に、3液のそれぞれを混合部22に供給する方法について説明すると、前記塗装システムでは、3液はいずれも、ポンプを用いてマニホールド21に供給することとしている。まず、主剤タンク2は、主剤供給用ホース3によってマニホールド21における主剤用バルブ5に連結されている。即ち、主剤タンク2内には主剤供給用ホース3の基端が位置し、主剤供給用ホース3の先端は前記マニホールド21における主剤用バルブ5に連結されている。そして、主剤供給用ホース3の途上にはダイヤフラムポンプ4が配置され、これにより、主剤用バルブ5を開放した状態でダイヤフラムポンプ4を駆動することで、主剤タンク2内の主剤は、マニホールド21内を通過してスタティックミキサー22内に送り出される。但し、必ずしもダイヤフラムポンプを用いる必要はなく、シリンジポンプ等のその他のポンプを用いてもよい。
なお、図において6は主剤循環用ホースである。即ち、前記塗装システムにいては、主剤用バルブ5として三方弁を用いて、主剤をスタティックミキサー22に送り出すときは、三方弁としての主剤用バルブ5によって主剤供給用ホース3とマニホールド21を連結させた状態でダイヤフラムポンプ4を駆動し、一方、主剤をスタティックミキサー22に送り出さないときには、主剤用バルブ5によって主剤供給用ホース3とマニホールド21の連結を遮断して主剤供給用ホース3を主剤循環用ホース6に連結した状態でダイヤフラムポンプ4を駆動することで、主剤タンク2内の主剤を、主剤供給用ホース3、主剤供給用ポンプ4、主剤用バルブ5及び主剤循環用ホース6を介して、主剤タンク2に循環させることとしている。そしてこれによって、主剤をスタティックミキサー22に送り出さないときに、主剤に含まれるパール等の骨材が主剤タンク2の底部に沈殿してしまうことを防止している。但し、必ずしも主剤循環用ホース6は必要では無く、例えば、主剤が骨材を含まない塗料である場合等、スタティックミキサー22に送り出さないときでも主剤を循環させる必要が無いときには、主剤循環用ホース6は不要である。
次に、硬化剤タンク7は、硬化剤供給用ホース8によってマニホールド21における硬化剤供給用バルブ11に連結されている。即ち、硬化剤タンク7内には硬化剤供給用ホース8の基端が位置し、硬化剤供給用ホース8の先端は前記マニホールド21における硬化剤供給用バルブ11に連結されている。
そして、硬化剤供給用ホース8の途上には、硬化剤タンク7内の硬化剤をスタティックミキサー22に供給するためのポンプとして、硬化剤供給用のシリンジポンプ9が配置されている。即ち、硬化剤供給用ホース8は、硬化剤供給用のシリンジポンプ9と硬化剤供給用バルブ11間の部分と、硬化剤供給用のシリンジポンプ9と硬化剤供給タンク7間の部分とを有している。更に、硬化剤供給用ホース8における硬化剤供給用のシリンジポンプ9と硬化剤供給タンク7間の部分には、硬化剤充填用バルブ10が配置されている。
ここで、図3を参照して、前記硬化剤供給用のシリンジポンプ9について説明すると、図3は硬化剤供給用のシリンジポンプ9を説明するための図である。そして、図3において硬化剤供給用のシリンジポンプ9は、シリンジ本体23を有しており、シリンジ本体23は、先端を閉鎖した円筒状としているとともに、先端部には塗料吐出口が形成され、塗料吐出口には、硬化剤供給用バルブ11に連結された硬化剤供給用ホース8が連結されている。
また、シリンジ本体23内には、進退移動自在にしてピストン24が挿設されており、このピストン24における反塗料吐出口側にはピストンロッド25が連結されている。
更に、ピストンロッド25の内部には充填路26が形成され、ピストン24には、充填路26に連続した充填口27が形成されている。そして、充填路26には、前記硬化剤充填用バルブ10を介して、基端が硬化剤タンク7内に配置されている硬化剤供給用ホース8が連結されている。
そして、この構成により、硬化剤充填用バルブ10を開放し、硬化剤供給用バルブ11を閉鎖した状態で、ピストン24をシリンジ本体23の後方側に移動し、シリンジ本体23の内部を負圧にすると、硬化剤供給用ホース8、硬化剤充填用バルブ10、充填路26及び充填口27を介して、硬化剤タンク7内の硬化剤をシリンジ本体23内に充填することが可能となる。
そして、シリンジ本体23内に硬化剤を充填してある状態において、硬化剤充填用バルブ10を閉鎖し、硬化剤供給用バルブ11を開放した状態で、ピストン24をシリンジ本体23の先端側に押し込んでいくことで、シリンジ本体23内の硬化剤を、マニホールド21内を通過させてスタティックミキサー22に送り出すことが可能である。
なおここで、ピストン24を移動するための機構について説明すると、図3において、ピストンロッド25には作動板28が取り付けられており、作動板28は、ボールネジ29に螺合しており、このボールネジ29は、駆動手段としてのモーター30の軸に連結されている。そして、この構成により、モーター30を駆動し、ボールネジ29を回動することで、ボールネジ29に沿って作動板28を定速で往復移動し、それにより、ピストンロッド25を介して、ピストン24をシリンジ本体23内で進退自在としている。
なお、硬化剤タンク7内の硬化剤をスタティックミキサー22に送り出すためのポンプは、必ずしも前述した構成のシリンジを用いる必要はない。従って、充填路26を有さないピストンロッド25と、充填口27を有さないピストン24を用いるとともに、シリンジ本体23の先端側に塗料吐出口と充填口を備え、シリンジ本体23内に硬化剤を充填する場合は、充填口からシリンジ本体23内に硬化剤を充填することとしてもよい。
次に、前記希釈用シンナータンク12は、希釈用シンナー供給用ホース13によってマニホールド21における希釈用シンナー供給用バルブ16に連結されている。即ち、希釈用シンナータンク12内には希釈用シンナー供給用ホース13の基端が位置しており、希釈用シンナー供給用ホース13先端は、マニホールド21における希釈用シンナー供給用バルブ16に連結されている。
また、希釈用シンナー供給用ホース13の途上には、希釈用シンナータンク12内の希釈用シンナーをスタティックミキサー22に供給するための希釈用シンナー供給用のシリンジポンプ14が配置されている。即ち、希釈用シンナー供給用ホース13は、希釈用シンナー供給用のシリンジポンプ14と希釈用シンナー供給用バルブ16と間の部分と、希釈用シンナー供給用のシリンジ14と希釈用シンナータンク12と間の部分とを有している。更に、希釈用シンナー供給用ホース13における希釈用シンナー供給用のシリンジポンプ14と希釈用シンナー供給タンク12間の部分には、希釈用シンナー充填用バルブ15が配置されている。
なお、希釈用シンナー供給用のシリンジポンプ14の構成及び作用は前述の硬化剤供給用のシリンジポンプ9と同様であり、塗料吐出口に希釈用シンナー供給用バルブ16に連結された希釈用シンナー供給用ホース13が連結され、充填路26には希釈用シンナー充填用バルブ15を介して基端が希釈用シンナータンク12内に配置されている希釈用シンナー供給用ホース13が連結されている点のみが異なっているので、重複した説明は省略する。
そして、この構成により、希釈用シンナー充填用バルブ15を開放し、希釈用シンナー供給用バルブ16を閉鎖した状態で、ピストン24をシリンジ本体21の後方側に移動し、シリンジ本体23の内部を負圧にすると、希釈用シンナー供給用ホース13、希釈用シンナー充填用バルブ15、充填路26及び充填口27を介して、希釈用シンナータンク12内の希釈用シンナーをシリンジ本体23内に充填することが可能となる。
そして、シリンジ本体23内に希釈用シンナーを充填してある状態において、希釈用シンナー充填用バルブ15を閉鎖し、希釈用シンナー供給用バルブ16を開放し、ピストン24をシリンジ本体23の先端側に押し込んでいくことで、シリンジ本体23内の希釈用シンナーを、マニホールド21内を通過させてスタティックミキサー22に送り出すことが可能である。
従ってこれにより、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーを、マニホールド21内で合流させつつマニホールド21を通過させてスタティックミキサー22内に送り出してスタティックミキサー22を通過させることで、スタティックミキサー22を通過する過程で3液混合塗料を生成することが可能となる。
なお、硬化剤をスタティックミキサー22に送り出すためのポンプの場合と同様に、希釈用シンナーをスタティックミキサー22に送り出すためのポンプも、必ずしも前述した構成のシリンジを用いる必要はなく、充填路26を有さないピストンロッド25及び充填口27を有さないピストン24を用いて、シリンジ本体23の先端からシリンジ本体23内に希釈用シンナーを充填することとしてもよい。
次に、図において17は、洗浄用シンナーを貯蔵した洗浄用シンナータンクであり、この洗浄用シンナータンク17は、洗浄用シンナー供給用ホース18によってマニホールド21における洗浄用シンナー供給用バルブ20に連結されている。即ち、洗浄用シンナータンク17内には洗浄用シンナー供給用ホース18の基端が位置しており、洗浄用シンナー供給用ホース18先端はマニホールド21における洗浄用シンナー供給用バルブ20に連結されている。
また、洗浄用シンナー供給用ホース18の途上には、洗浄用シンナータンク17内の洗浄用シンナーをマニホールド21に供給するための洗浄用シンナー供給用の圧送ポンプ19が配置されている。即ち、洗浄用シンナー供給用ホース18は、洗浄用シンナー供給用の圧送ポンプ19と洗浄用シンナー供給用バルブ20間の部分と、洗浄用シンナー供給用の圧送ポンプ19と洗浄用シンナータンク17間の部分とを有している。
そしてこれにより、主剤供給用バルブ5、硬化剤供給用バルブ11及び希釈用シンナー供給用バルブ16によって、主剤供給用ホース3、硬化剤供給用ホース8及び希釈用シンナー供給用ホース13とマニホールド21の連結を遮断し、洗浄用シンナー供給用バルブ20を開放した状態で、洗浄用シンナー供給用の圧送ポンプ19を駆動することで、マニホールド21及びスタティックミキサー22に洗浄用シンナーを供給して、マニホールド21及びスタティックミキサー22内の洗浄を行うことを可能としている。
なお、マニホールド21は単に、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を受け入れ、この受け入れた3液をスタティックミキサー22に供給するための回路であり、3液を受け入れて通過させつつスタティックミキサー22に供給することが可能であればよく、特に構造等は限定されない。
次に、図4を参照してメインシリンジ31について説明すると、前述したように、前記メインシリンジ31は、塗料生成装置111で生成された多液混合塗料を一旦貯留し、その後に、一旦貯留した多液混合塗料を塗装装置101に供給するために用いられる。そして、本実施例に用いる塗装システム1では、2個のメインシリンジ31を備えている。即ち、前記混合装置112は、複数の液を混合して多液混合塗料を生成した後に、この生成した多液混合塗料を2個のスプレーガンに供給することとしている。但し、本実施例に用いる塗装システムでは、必ずしも2個のスプレーガンに塗料を供給するシステムに限定されるものではなく、1個のスプレーガンに塗料を供給するシステムとしてもよく、あるいは、3個以上のスプレーガンに塗料を供給するシステムとしてもよい。
即ち、前記スタティックミキサー22の吐出側には、塗料充填用ホース32の基端が連結され、この塗料充填用ホース32は、スタティックミキサー22に連結した後に2系統に分岐し、分岐したそれぞれの先端側に前記メインシリンジ31が連結されている。
また、スタティックミキサー22とメインシリンジ31間には、塗料充填用バルブ33が配置されており、本実施例において塗料充填用バルブ33は、塗料充填用ホース32における分岐した部分以降とメインシリンジ31間に配置されており、従ってメインシリンジ31と同様に2個としている。
従って、前記塗料充填用ホース32は、塗料充填用バルブ33とスタティックミキサー22間の部分を構成する基端側塗料充填ホース32aと、塗料充填用バルブ33とメインシリンジ31間の部分を構成する先端側塗料充填ホース32bとを有している。
また、前記メインシリンジ31の吐出側には塗料供給用バルブ34が配置されており、これにより、メインシリンジ31内への塗料の充填と、充填した塗料のスプレーガンへの供給の切り替えを可能にしている。
なお、メインシリンジ31の構成及び作用等は、前述の硬化剤供給用のシリンジポンプ9や希釈用シンナー供給用のシリンジポンプ14と同様であるので、重複した説明は省略する。
そして、この構成により、塗料充填用バルブ33を開放し、塗料供給用バルブ34を閉鎖した状態で、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーをスタティックミキサー22に送り出しながら、ピストン24をシリンジ本体23の後方側に移動し、ピストン本体24の内部を負圧にすると、スタティックミキサー22内で生成された3液混合塗料をメインシリンジ31のシリンジ本体23内に充填することができる。
そして次に、メインシリンジ31内に3液混合塗料を充填した状態で、塗料充填用バルブ33を閉鎖し、塗料供給用バルブ34を開放し、ピストン24をシリンジ本体23の先端側に移動すると、メインシリンジ31内の3液混合塗料をスプレーガン104に供給することが可能となる。
即ち、3液混合塗料を生成して塗装装置101に供給する場合には、まず、前述の方法により、硬化剤供給用シリンジポンプ9に必要量の硬化剤を充填するとともに、希釈用シンナー供給用シリンジポンプ13に必要量の希釈用シンナーを充填する。
次に、前述の方法で、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーを、マニホールド21内を通過させながらスタティックミキサー22に送り出すとともに、メインシリンジ31の塗料充填用バルブ33を開放し、塗料供給用バルブ34を閉鎖し、メインシリンジ31のピストン24をシリンジ本体23の後方側に移動し、メインシリンジ31のピストン本体24の内部を負圧にする。
そうすると、スタティックミキサー22に送り出された主剤、硬化剤及び希釈用シンナーは、スタティックミキサー22を通過した後に、負圧となったメインシリンジ31のシリンジ本体24内に充填され、メインシリンジ内で一旦貯留される。そして、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーは、スタティックミキサー22を通過する過程で混合され、スタティックミキサー22内で3液混合塗料が生成された状態で、メインシリンジ31内に充填されて一旦貯留される。
次に、このようにして3液混合塗料をメインシリンジ31に充填して一旦貯留した後に、塗料充填用バルブ33を閉鎖し、塗料供給用バルブ34を開放し、その状態で、メインシリンジ31のピストン24をシリンジ本体23の先端側に移動する。そうすると、メインシリンジ31内の3液混合塗料を、塗料供給ホース35を介してスプレーガン104に供給することが可能となる。
次に、本実施例に用いる塗装システム1の制御系について図7のブロック図を参照して説明すると、前記塗装システム1では、メイン制御装置106と混合用制御装置113を有しており、これらのメイン制御装置106及び混合用制御装置113としては、コンピューターが用いられている。
そして、メイン制御装置は、ロボット本体、スプレーガンに連結されたエアー供給手段、メインシリンジ、操作パネル、表示部及び電源等に接続されており、ワークに対応した軌道データがティーチングにより多数登録され、更に、ワーク及び塗料等に対応した塗料の噴霧条件が多数登録される。
そして、多数登録されている軌道データ及び噴霧条件の中から、塗装対象のワーク及び使用する塗料に対応した軌道データ及び噴霧条件が選択されて設定された後に、スタートスイッチがONされることで、メインシリンジ31の作動を制御してスプレーガン104に混合塗料を供給させるとともに、ロボット本体103及びエアー供給手段105の作動を制御して、選択した軌道データ及び噴霧条件に従ってワークの塗装を可能としている。
なお、予め登録された軌道データ及び噴霧条件の中に、ワーク及び塗料等に対応したものが無い場合には、メイン制御装置において、新たに、ワーク及び塗料等に対応した軌道データ及び噴霧条件を登録することも可能である。
また、予め登録されている軌道データ及び噴霧条件の中から、塗装対象のワーク及び使用する塗料に対応した軌道データ及び噴霧条件を選択する方法は、特に限定されないが、例えば、登録されている軌道データ及び噴霧条件をリスト表示し、その中から、塗装対象のワーク及び使用する塗料に対応したものを選択してもよい。
次に、前記混合用制御装置は、各種ポンプ、各種バルブ、操作パネル、表示部及び電源等に接続されており、各種ポンプとしては、前記主剤供給用ポンプ4、硬化剤供給用シリンジポンプ9、希釈用シンナー供給用シリンジポンプ14、及び洗浄用シンナー供給用ポンプ19があり、各種バルブとしては、前記主剤用バルブ5、硬化剤充填用バルブ10、硬化剤供給用バルブ11、希釈用シンナー充填用バルブ15、希釈用シンナー供給用バルブ16、洗浄剤用シンナー供給用バルブ20がある。そして、塗装に先立って、混合用制御装置に塗料条件が設定され、その設定された塗料条件にしたがって、混合用制御装置は各種ポンプ、各種バルブの作動を制御し、塗装に使用する多液混合塗料を生成可能としている。
また、メイン制御装置106は、混合用制御装置113に接続されており、混合用制御装置における塗料条件の設定は、メイン制御装置106において行うこととしている。そして混合用制御装置113は、メイン制御装置106において設定された塗料条件にしたがって、混合装置112の作動を制御する。
このように、本実施例に用いる塗装システム1では、メイン制御装置106において、塗料条件を設定するために、塗装に必要な混合塗料が確実に生成されているかどうかを知ることができ、従って、塗装に使用する塗料の配合比と異なった配合比の塗料が生成されることを未然に防止することが可能である。
次に、このように構成される塗装システムを用いた本発明の塗装方法の実施例について図7のフローチャートを参照して説明すると、図7では左側が塗装装置101側の作用を示しており、右側が主に塗料生成装置111側の作用を示している。そして、本実施例の塗装方法では、まず、事前準備を行う。即ち、予めメイン制御装置106に、ワークに対応した軌道データをティーチングにより登録しておくとともに(S1)、ワークや塗料の種類に対応した噴霧条件を登録しておく(S3)。そしてこれらの登録は、多数のワークを対象として行い、これにより、多数のワークについて、軌道データ、噴霧条件を登録してデータベース化しておく。
次に、塗装準備として、メイン制御装置106において、登録している軌道データの中から、塗装するワークに対応した軌道データを選択させ(S3)、更に、登録している噴霧条件の中から、塗装するワークや塗料に対応した噴霧条件を選択させる(S4)。そしてそれにより、軌道データ及び噴霧条件がメイン制御装置106に設定される。なお、軌道データや噴霧条件の選択方法としては、前述したように、登録してあるワーク等を画面にリスト表示させて該当するものを選択させる方法や、ワーク名や使用する塗料名を直接画面で入力させる方法が考えられる。また、予め登録された軌道データ及び噴霧条件の中にワーク及び塗料等に対応したものが無い場合は、メイン制御装置の画面において、新たに、ワーク及び塗料等に対応した軌道データ及び噴霧条件を登録する。
次に、メイン制御装置106において、使用する多液混合塗料のための塗料条件を、混合用制御装置113に設定する。即ち、図8において、塗料条件をメイン制御装置106の画面で入力させる(S5)。
そして、メイン制御装置106は、塗料条件の入力を受けて、混合用制御装置113に対し、入力された塗料条件を混合用制御装置113に設定するように指示を出し、それを受けて混合用制御装置113は、メイン制御装置106で入力された塗料条件を設定する(S6)。
なお、混合用制御装置113への塗料条件の設定をメイン制御装置106において行う方法は、前述の方法には限定されず、いずれの方法でもよい。従って、塗料条件を入力する方法のほかに、予め多数の塗料条件をメイン制御装置又は混合用制御装置に登録しておき、その登録されている塗料条件を画面に表示して該当するものを選択させてもよい。
次に、塗装準備が完了した後に、メイン制御装置においてスタートスイッチがONされた後は(S7)、混合用制御装置113は、前記各種ポンプ、各種バルブの作動を制御し、まず、硬化剤供給用シリンジポンプ9に必要量の硬化剤を充填するとともに希釈用シンナー供給用シリンジポンプ14に必要量の希釈用シンナーを充填する。そして、その後に、選択された塗料条件で多液混合塗料が生成されるように各種ポンプ、各種バルブの作動を制御し、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーを、マニホールド21内を通過させながらスタティックミキサー22に送り出し、それにより、選択された塗料条件の多液混合塗料生成する(S8)。
そしてそれとともに、メイン制御装置106の制御によって、メインシリンジ31が作動して、塗料生成装置111で生成された多液混合塗料は、メインシリンジ31内に充填されてメインシリンジ31内に一旦貯留され(S9)、その後に、スプレーガン104に供給される(S10)。
更にそれとともに、メイン制御装置106の制御により、選択された軌道データ及び噴霧条件に従って、ロボット本体102及びスプレーガン104が作動して、混合装置112で生成された多液混合塗料がワークに向けて噴霧される(S11)。
このように本実施例の塗装方法は、混合装置が生成する多液混合塗料に対応した塗料条件をメイン制御装置において混合用制御装置に設定することとしているので、メイン制御装置が混合装置の動きを確実に把握することができて塗装に必要な混合塗料が確実に生成されているかどうかを知ることが可能であるため、塗装に使用する塗料の塗料条件と異なった塗料条件の塗料が生成されることを未然に防止することが可能である。また、塗装の準備として混合装置用の制御装置で塗料条件を設定する必要がないために、準備作業が容易である。
本発明の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法では、使用する多液混合塗料の塗料条件を塗装装置側で設定できるため、多液混合塗料を用いた塗装の全般に適用可能である。
1 塗装システム
101 塗装装置
102 塗装ロボット
103 ロボット本体
104 スプレーガン
105 エアー供給手段
106 メイン制御装置
111 塗料生成装置
112 混合装置
113 混合用制御装置
2 主剤タンク
3 主剤供給用ホース
4 主剤供給用ポンプ(ダイヤフラムポンプ)
5 主剤用バルブ
6 主剤循環用ホース
7 硬化剤タンク
8 硬化剤供給用ホース
9 硬化剤供給用シリンジ
10 硬化剤充填用バルブ
11 硬化剤供給用バルブ
12 希釈用シンナータンク
13 希釈用シンナー供給用ホース
14 希釈用シンナー供給用シリンジ
15 希釈用シンナー充填用バルブ
16 希釈用シンナー供給用バルブ
17 洗浄用シンナータンク
18 洗浄用シンナー供給用ホース
19 洗浄用シンナー供給用ポンプ
20 洗浄剤用シンナー供給用バルブ
21 マニホールド
22 スタティックミキサー
23 シリンジ本体
24 ピストン
25 ピストンロッド
26 充填路
27 充填口
28 作動板
29 ボールネジ
30 モーター
31 メインシリンジ
32 塗料充填用ホース
32a 基端側塗料充填用ホース
32b 先端側塗料充填用ホース
33 塗料充填用バルブ
34 塗料供給用バルブ
35 塗料供給用ホース
37 塗装ロボット
3701 本体ピラー
3702 第1アーム
3703 第2アーム
3704 ボールネジスプライン
42 塗料供給路
43 ニードル
44 ピストン
45 バネ
46 エアー室
47 ニードル稼働エアー供給路
48 霧化エアー供給路
49 パターンエアー供給路

Claims (6)

  1. 主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合することで多液混合塗料を生成し、該生成した多液混合塗料によりワークの塗装を行う多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法であって、
    主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して前記多液混合塗料を生成するための塗料生成装置(111)と、
    該塗料生成装置(111)で生成した多液混合塗料をワークに向けて噴霧するための塗装装置(101)と、
    前記塗料生成装置(111)で生成した多液混合塗料を内部に充填可能であるとともに充填した塗料を吐出可能で、塗料生成装置(111)で生成された多液混合塗料を一旦貯留し、その後に、一旦貯留した多液混合塗料を塗装装置(101)に供給するメインシリンジ(31)と、を備え、
    前記塗装装置(101)は、
    多液混合塗料をワークに向けて噴霧するためのスプレーガン(104)と、予めティーチングされた軌道データに基づいてスプレーガン(104)を動かすためのロボット本体(103)と、を有する塗装ロボット(102)と、
    該塗装ロボット(102)及びメインシリンジ(31)の作動を制御するためのメイン制御装置(106)と、を具備し、
    前記塗料生成装置(111)は、
    主剤、硬化剤及び希釈用シンナーのそれぞれを収容した収容部(2、7、12)と、
    主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して多液混合塗料を生成するための混合部(22)と、
    混合する主剤、硬化剤及び希釈用シンナーのそれぞれを混合部(22)に供給するためのポンプ(4、9、14)と、を有する混合装置(112)と、
    該混合装置(112)の作動を制御するための混合用制御装置(113)と、を具備するとともに、
    硬化剤を混合部(22)に供給するためのポンプ(9)は、先端を閉鎖した円筒状であるとともに先端部には塗料吐出口が形成され、内部に硬化剤又は希釈用シンナーを充填可能なシリンジ本体(23)と、シリンジ本体(23)内に進退移動自在に挿設されたピストン(24)と、該ピストン(24)における反塗料吐出口側に連結されたピストンロッド(25)と、を具備したシリンジポンプ(9)であり、
    希釈用シンナーを混合部(22)に供給するためのポンプ(14)は、先端を閉鎖した円筒状であるとともに先端部には塗料吐出口が形成され、内部に硬化剤又は希釈用シンナーを充填可能なシリンジ本体(23)と、シリンジ本体(23)内に進退移動自在に挿設されたピストン(24)と、該ピストン(24)における反塗料吐出口側に連結されたピストンロッド(25)と、を具備したシリンジポンプ(14)であり、
    前記メイン制御装置(106)は、
    ワークに対応して設定されたスプレーガン(104)の軌道データと噴霧条件にしたがって、塗装ロボット(102)及びメインシリンジ(31)の作動を制御するとともに、
    使用する多液混合塗料のための塗料条件を前記混合用制御装置(113)に設定することで、該設定した塗料条件にしたがって、混合用制御装置(113)に前記混合装置(112)の作動を制御させる、ことを特徴とする多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法であって、
    予め、ワークに対応したスプレーガン(104)の軌道データと噴霧条件をメイン制御装置(106)に設定するとともに、
    予め、メイン制御装置(106)において、使用する多液混合塗料のための塗料条件を前記混合用制御装置(113)に設定し、
    スタートの指示の後に、
    混合用制御装置(113)は、設定された塗料条件にしたがって、硬化剤を混合部(22)に供給するためのシリンジポンプ(9)の作動を制御して、硬化剤を混合部(22)に供給するためのシリンジポンプ(9)に必要量の硬化剤を充填するとともに、希釈用シンナーを混合部(22)に供給するためのシリンジポンプ(14)の作動を制御して、希釈用シンナーを混合部(22)に供給するためのシリンジポンプ(14)に必要量の希釈用シンナーを充填し、その後、主剤、硬化剤及び希釈用シンナーを、混合部(22)に送り出し、混合部(22)において主剤、硬化剤及び希釈用シンナーの3液を混合して多液混合塗料を生成させ、
    メイン制御装置(106)は、前記生成した多液混合塗料をスプレーガン(104)に供給させるとともに、設定された軌道データ及び噴霧条件にしたがって塗装ロボット(102)及びスプレーガン(104)の作動を制御して、ワークに向けて多液混合塗料を噴霧させる、ことを特徴とする多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
  2. 前記混合部(22)がスタティックミキサー(22)であることを特徴とする請求項1に記載の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
  3. 前記メインシリンジ(31)は、
    先端側に塗料吐出口が形成された円筒状のシリンジ本体(23)と、
    該シリンジ本体(23)内に進退移動自在に挿設されたピストン(24)と、
    該ピストン(24)に連結されたピストンロッド(25)と、を具備し、
    前記ピストン(24)に塗料充填口(27)が形成されるとともに、塗料充填口(27)に連通した充填路(26)がピストンロッド(25)内に形成された、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
  4. 前記メインシリンジ(31)は、
    先端側に塗料充填口と塗料吐出口を有した円筒状のシリンジ本体(23)と、
    該シリンジ本体(23)内に進退移動自在に挿設されたピストン(24)と、
    該ピストン(24)に連結されたピストンロッド(25)と、を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
  5. 前記主剤を混合部(22)に供給するためのポンプ(9)がダイヤフラムポンプであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
  6. 前記メインシリンジ(31)を複数個具備することで、複数個のスプレーガンに多液混合塗料を供給可能にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多液混合塗料用塗装システムを用いた塗装方法。
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