JP6813279B2 - 排水管継手 - Google Patents
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Description
縦管と横管との接続部分に設けられて、
少なくとも、その上端部に縦管接続部を有すると共に、側面に横管接続部を有する上部継手部材と、
下端部に縦管接続部を有する下部継手部材と、
該下部継手部材の内側に設置されて、内部を流れる流体に旋回流を与える旋回羽根を有する羽根部材と、を備えて、
建物の床スラブに設けられた貫通穴に設置される排水管継手において、
前記上部継手部材と、下部継手部材と、羽根部材とが、それぞれ樹脂製の射出成形品で構成され、
前記下部継手部材の、上端側外周面に、樹脂の注入ゲートが設けられ、
前記下部継手部材の上端部に、前記上部継手部材の下端部および前記羽根部材の上端部を挿入状態で嵌合可能な外嵌部が設けられ、
前記下部継手部材の外嵌部の上縁部は、前記床スラブの上面よりも上方に突設した状態で埋設されていることを特徴とする。
図1〜図8は、この実施の形態を説明するためのものである。
上記のゴム特性を有する樹脂を混合又はグラフト共重合したポリ塩化ビニル系樹脂を用いることで、ポリ塩化ビニル系樹脂の耐衝撃性を向上させることができる。特に、縦管3の排水が当たる羽根部材19や横管4の排水が当たる上部継手部材13に対して、これらの樹脂を用いることが好ましい。
そして、図3(図4)に示すように、上記下部継手部材16の、上端側外周面または下端側外周面の少なくとも一方に、樹脂の注入ゲート31が設けられるようにする。
そして、図5に示すように、この嵌合部41に、周方向の位置決めが可能な位置決め部42が設けられるようにする。
この位置決め部42が、位置決めリブ43と、この位置決めリブ43を収容保持する位置決め用凹溝部44とを備えたものとされる。
そして、位置決めリブ43、および、位置決め用凹溝部44のコーナー部分45に、アール形状部46が設けられるようにする。
より具体的には、上部継手部材13および羽根部材19のうち、下部継手部材16に内嵌されて下部継手部材16と接触する上部継手部材13の下端部から横管接続部12の下端までの外面と、羽根部材19のリング状の部材19aの外面と、上記当接部47となる位置と、羽根部材19の旋回羽根上面となる位置については、射出成形時の樹脂の注入ゲート31を金型に設けないようにして、注入ゲート31の跡であるゲート痕が生じないようにする。
また、上部継手部材13の下端部から横管接続部12までの外面および羽根部材19のリング状の部材19aの外面は下部継手部材16に内嵌されて接続されるため、平滑でないゲート痕によって隙間が生じ、水漏れの原因となるおそれがある。また、上部継手部材13の下端部と上記羽根部材19の上端部との間の当接部47となる位置にゲート痕があると、上部継手部材13の下端部と上記羽根部材19の上端部との間に隙間が生じて、水漏れの原因となるおそれがある。更に、羽根部材19の旋回羽根18の上面18aは排水流が流れるため、ゲート痕があると排水中の髪の毛等のごみが引っかかり、徐々に排水性能が低下するおそれがある。
よって、好ましい注入ゲート31の位置としては、上部継手部材13では、下部継手部材16に内嵌されることのない上部継手部材13の上端から横管接続部12の下端までの外面、または、上部継手部材13の上端面などが挙げられ、羽根部材19では、旋回羽根18の排水が接触しない下面18bの位置が挙げられるが、これに限るものではない。
なお、上部継手部材13の下端と羽根部材19のリング状の部材19aの上端のうち、いずれか一方に注入ゲート31を設けてゲート痕を設けた場合には、他方にこのゲート痕を避けるための切欠きを設けるようにすることで、当接部47であっても注入ゲート31を設けることが可能となる。
また、上部継手部材13と羽根部材19とを射出成形により一体に成型しても良いが、この場合であっても、注入ゲート31の位置は下部継手部材16と接触する箇所(横管接続部12の下端以下の外面)については、設けないようにすることが好ましい。
好ましい注入ゲート31の位置としては、下部継手部材16のテーパ形状になった外面、または、下部継手部材16の上下2つの円筒状の部分の外面であって、テーパ形状の部分の近傍などが挙げられるが、これに限るものではない。
そして、図7に示すように、上記下部継手部材16の外嵌部61の上縁部は、上記床スラブ14の上面よりも上方に突設した状態で埋設されるようにする(突出部62)。
そして、上記横管4が、上記排水管継手5の横管接続部12に直接接着固定されるようにする。
更に、上記横管4に、横管4の熱伸縮(の影響)を吸収可能な伸縮吸収部71(図8参照)が設けられるようにする。
3 縦管
4 横管
5 排水管継手
11 縦管接続部
12 横管接続部
13 上部継手部材
14 床スラブ
16 下部継手部材
18 旋回羽根
19 羽根部材
31 注入ゲート
41 嵌合部
42 位置決め部
43 位置決めリブ
44 位置決め用凹溝部
45 コーナー部分
46 アール形状部
51 軸線方向
52 制振リブ
61 外嵌部
71 伸縮吸収部
Claims (6)
- 縦管と横管との接続部分に設けられて、
少なくとも、その上端部に縦管接続部を有すると共に、側面に横管接続部を有する上部継手部材と、
下端部に縦管接続部を有する下部継手部材と、
該下部継手部材の内側に設置されて、内部を流れる流体に旋回流を与える旋回羽根を有する羽根部材と、を備えて、
建物の床スラブに設けられた貫通穴に設置される排水管継手において、
前記上部継手部材と、下部継手部材と、羽根部材とが、それぞれ樹脂製の射出成形品で構成され、
前記下部継手部材の、上端側外周面に、樹脂の注入ゲートが設けられ、
前記下部継手部材の上端部に、前記上部継手部材の下端部および前記羽根部材の上端部を挿入状態で嵌合可能な外嵌部が設けられ、
前記下部継手部材の外嵌部の上縁部は、前記床スラブの上面よりも上方に突設した状態で埋設されていることを特徴とする排水管継手。 - 縦管と横管との接続部分に設けられて、
少なくとも、その上端部に縦管接続部を有すると共に、側面に横管接続部を有する上部継手部材と、
下端部に縦管接続部を有する下部継手部材と、
該下部継手部材の内側に設置されて、内部を流れる流体に旋回流を与える旋回羽根を有する羽根部材と、を備えて、
建物の床スラブに設けられた貫通穴に設置される排水管継手において、
前記上部継手部材の下端部および前記羽根部材の上端部と、前記下部継手部材の上端部との間に、互いに嵌合可能な嵌合部が設けられ、
該嵌合部に、周方向の位置決めが可能な位置決め部が設けられると共に、
該位置決め部が、位置決めリブと、該位置決めリブを収容保持する位置決め用凹溝部とを備え、
位置決めリブ、および、位置決め用凹溝部のコーナー部分に、アール形状部が設けられ、
前記下部継手部材の上端部に、前記上部継手部材の下端部および前記羽根部材の上端部を挿入状態で嵌合可能な外嵌部が設けられ、
前記下部継手部材の外嵌部の上縁部は、前記床スラブの上面よりも上方に突設した状態で埋設されていることを特徴とする排水管継手。 - 縦管と横管との接続部分に設けられて、
少なくとも、その上端部に縦管接続部を有すると共に、側面に横管接続部を有する上部継手部材と、
下端部に縦管接続部を有する下部継手部材と、
該下部継手部材の内側に設置されて、内部を流れる流体に旋回流を与える旋回羽根を有する羽根部材と、を備えて、
建物の床スラブに設けられた貫通穴に設置される排水管継手において、
前記上部継手部材と、下部継手部材と、羽根部材とが、それぞれ樹脂製の射出成形品で構成され、
前記上部継手部材の上端から前記横管接続部の下端までの範囲における前記上部継手部材の外面には、樹脂の注入ゲートが設けられ、
前記下部継手部材の上端部に、前記上部継手部材の下端部を挿入状態で嵌合可能な外嵌部が設けられ、
前記下部継手部材の外嵌部の上縁部は、前記床スラブの上面よりも上方に突設した状態で埋設されていることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の排水管継手において、
前記横管接続部には、内部にシール部材を有する伸縮継手が取り付けられていることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の排水管継手において、
前記上部継手部材または前記羽根部材は、ゴム特性を有する樹脂を混合又はグラフト共重合したポリ塩化ビニル系樹脂により形成されていることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の排水管継手において、
前記上部継手部材と前記羽根部材とは、射出成型により一体に成型されていることを特徴とする排水管継手。
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