JP2003124715A - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

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JP2003124715A
JP2003124715A JP2001316902A JP2001316902A JP2003124715A JP 2003124715 A JP2003124715 A JP 2003124715A JP 2001316902 A JP2001316902 A JP 2001316902A JP 2001316902 A JP2001316902 A JP 2001316902A JP 2003124715 A JP2003124715 A JP 2003124715A
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JP
Japan
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dielectric resonator
cylindrical support
cylindrical
annular recess
adhesive
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Application number
JP2001316902A
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Inventor
Yasuhiro Tsujimura
靖裕 辻村
Yoshikazu Miyajima
良和 宮嶋
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な接着強度を得ることのできる接着型の誘
電体共振器を提供する。 【解決手段】本発明による誘電体共振器は円筒状誘電体
共振器本体(1)と円筒状支持台(2)とを備え、誘電
体共振器本体(1)の下方端面に、円筒状支持台(2)
を嵌合する環状凹部(3)を設け、環状凹部(3)に円
筒状支持台(2)を接着剤により固着したことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、移動体通信用誘電
体フィルタ、マイクロ波発振器などに応用される誘電体
共振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の誘電体共振器は、無負荷Q値が
高く、しかも温度に対する安定性が高いので、高い温度
安定性の要求されるマイクロ波共振回路に特に適してい
る。そしてこの種の誘電体共振器としては、円筒状誘電
体共振器本体と円筒状支持台とをねじで組付けた組付型
の誘電体共振器、円筒状誘電体共振器本体と円筒状支持
台とを接着剤で固定した接着型の誘電体共振器、及び円
筒状誘電体共振器本体と円筒状支持台とを一体成形した
一体成形型の誘電体共振器が知られている。
【0003】添付図面の図3に接着型の誘電体共振器の
一例を示し、この誘電体共振器は、Aは円筒状誘電体共
振器本体Aと円筒状支持台Bとを接着層Cで接合して構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ような円筒状誘電体共振器本体と円筒状支持台とを接着
剤で固定した接着型の誘電体共振器では、接着剤の塗布
面積は円筒状支持台の端面の面積で決まり、しかも円筒
状誘電体共振器本体の振動を妨げないように円筒状支持
台の肉厚はあまり厚くできない。従って、円筒状支持台
の端面の面積は一般に比較小さく、そのため接着層に十
分な面積が取れず、十分な接着強度を得ることができな
い。その結果、共振器の動作により円筒状誘電体共振器
本体が円筒状支持台から分離してしまう恐れがある。
【0005】そこで、本発明は、従来の接着型の誘電体
共振器に伴う問題点を解決して、十分な接着強度を得る
ことのできる接着型の誘電体共振器を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、円筒状誘電体共振器本体と円筒
状支持台とを接着剤で固定した誘電体共振器において、
誘電体共振器本体の下方端面に、円筒状支持台を嵌合す
る環状凹部を設け、環状凹部に円筒状支持台を接着剤に
より固着したことを特徴としている。
【0007】このように構成することにより、円筒状誘
電体共振器本体と円筒状支持台とを接着する接着剤の塗
布面積を大きく取ることができるようになる。
【0008】好ましくは、誘電体共振器本体の下方端面
に設けた環状凹部の底面と側面との間に丸隅部が設けら
れ得る。このように構成することによって接着のために
塗布した接着剤は環状凹部の底面から側面へまわり込み
易くなり、全周に亘って均一で大きな接着層を形成する
ことができるようになる。
【0009】また本発明においては、誘電体共振器本体
の下方端面に設けた環状凹部の幅は円筒状支持台の肉厚
より若干大きく構成され得る。このように構成した場合
には、環状凹部の底面から側面への接着剤のまわり込み
が容易となるだけでなく、環状凹部の形成及び円筒状支
持台の形成において多少ばらつきがあっても誘電体共振
器本体と円筒状支持台とを容易に同心的に配置し、固定
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面の図1及び図2を参
照して本発明の実施の形態について説明する。図示共振
器において、1は所望の比誘電率をもつ誘電体セラミッ
ク材料から成る円筒状誘電体共振器本体であり、2は円
筒状誘電体共振器本体1とは別の又は同じ誘電体セラミ
ック材料から成り、円筒状誘電体共振器本体1を支持す
る円筒状支持台である。円筒状誘電体共振器本体1の下
方端面には中央孔1aに隣接して円筒状支持台2の径方
向厚さより若干幅広く環状凹部3が形成されている。こ
の場合、環状凹部3の深さ及び径方向幅は誘電体共振器
のサイズ及び円筒状支持台2のサイズに応じて適宜選定
され得る。また環状凹部3の底部と側壁との間の隅角部
3aは図2に明瞭に示すように丸く形成されている。
【0011】円筒状誘電体共振器本体1と円筒状支持台
2とを接着するに際して、塗布された接着剤は図2に示
すように、円筒状支持台2の端面と環状凹部3の底面と
の間から環状凹部3の側壁と円筒状支持台2の側面との
間の隙間へ容易に回り込み、断面L字形状の接着層4が
形成される。それにより円筒状誘電体共振器本体1と円
筒状支持台2とは比較的広い接着面積で相互に固着され
ることになる。
【0012】以下、図示構造の誘電体共振器と図3に示
すような従来構造の誘電体共振器の場合における円筒状
誘電体共振器本体と円筒状支持台との接着面積について
比較検討する。図示構造の誘電体共振器において円筒状
支持台2の内径を30mm、外径を40mmとし、環状
凹部3の深さを3mmとし、一方図3に示すような従来
構造の誘電体共振器において円筒状支持台の内径を30
mm、外径を40mmとすると、図3に示すような従来
構造の誘電体共振器においては円筒状支持台の端面が接
着面積となるので、接着面積は5.50cmである。
これに対して図示構造の誘電体共振器では接着面積は円
筒状支持台の端面と環状凹部3の側面との和であるの
で、接着面積は9.27cmである。すなわちその差
9.27cm/5.50cm=1.69となる。従
って、図示構造の誘電体共振器においては、図3に示す
ような従来構造の誘電体共振器の場合に比較して1.6
9倍の接着面積が得られ、このことは、従来の構造に比
較して接着強度を大幅に向上させることができることを
意味している。
【0013】ところで図示実施の形態では、環状凹部3
は円筒状誘電体共振器本体1の中央孔1aに隣接して下
方端面に形成されているが、当然環状凹部3は中央孔1
aの縁から離間して断面コの字形状に形成することもで
きる。その場合には円筒状支持台2の端面と両側面に亘
って接着層が形成できるので、接着強度を一層高めるこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように,本発明によれ
ば、円筒状誘電体共振器本体と円筒状支持台とを接着剤
で固定した誘電体共振器において、誘電体共振器本体の
下方端面に、円筒状支持台を嵌合する環状凹部を設け、
環状凹部に円筒状支持台を接着剤により固着しているの
で、円筒状誘電体共振器本体と円筒状支持台とを接着す
る接着剤の塗布面積を大きく取ることができ、その結果
接着強度を向上させることができるようになる。
【0015】また,本発明において、誘電体共振器本体
の下方端面に設けた環状凹部の底面と側面との間に丸隅
部を設けることにより、接着剤の回り込みが容易とな
り、全周に亘って一様な接着層を形成することができ、
高い接着強度を保証することができる。
【0016】さらに、本発明において、誘電体共振器本
体の下方端面に設けた環状凹部の幅を円筒状支持台の肉
厚より若干大きく構成することにより、接着剤の回り込
みが容易となることは勿論のこと、誘電体共振器本体と
円筒状支持台との組付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の誘電体共振器の一実施の形態を示す
要部の概略断面図。
【図2】 図1の誘電体共振器の一部の拡大部分断面
図。
【図3】 従来の接着型の誘電体共振器を示す要部の概
略断面図。
【符号の説明】
1 :円筒状誘電体共振器本体 1a:中央孔 2 :円筒状支持台 3 :環状凹部 3a:丸隅部 4 :接着層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状誘電体共振器本体と円筒状支持台と
    を接着剤で固定した誘電体共振器において、誘電体共振
    器本体の下方端面に、円筒状支持台を嵌合する環状凹部
    を設け、環状凹部に円筒状支持台を接着剤により固着し
    たことを特徴とする誘電体共振器。
  2. 【請求項2】誘電体共振器本体の下方端面に設けた環状
    凹部の底面と側面との間に丸隅部を設けた請求項1に記
    載の誘電体共振器。
  3. 【請求項3】誘電体共振器本体の下方端面に設けた環状
    凹部の幅が円筒状支持台の肉厚より若干大きく構成され
    ている請求項1に記載の誘電体共振器。
JP2001316902A 2001-10-15 2001-10-15 誘電体共振器 Pending JP2003124715A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822539B2 (en) * 2001-11-28 2004-11-23 Alps Electric Co., Ltd. Dielectric resonance device with stabilized electric performance
JP2014110081A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Panasonic Corp 始動補助部材付高圧放電ランプ
JP2017197985A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 積水化学工業株式会社 排水管継手および配管構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014110081A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Panasonic Corp 始動補助部材付高圧放電ランプ
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