JPH0352079Y2 - - Google Patents

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JPH0352079Y2
JPH0352079Y2 JP959086U JP959086U JPH0352079Y2 JP H0352079 Y2 JPH0352079 Y2 JP H0352079Y2 JP 959086 U JP959086 U JP 959086U JP 959086 U JP959086 U JP 959086U JP H0352079 Y2 JPH0352079 Y2 JP H0352079Y2
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diaphragm
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piezoelectric
electrode
sounding body
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は圧電ブザー発音体に関するもので、
より具体的には両面に電極を有する圧電素子の一
方の電極を金属材料からなる振動板に貼着してな
る圧電ブザー発音体に関するものである。
《従来の技術》 従来、この種の圧電ブザー発音体は、種々の構
成からなるものが開発されている。
そして、近年では共振周波数の低い圧電ブザー
発音体の利用開発が行なわれ、それに伴い圧電素
子、並びに振動板の板厚が薄形化されてきた。
《考案が解決しようとする問題点》 振動板等の板厚と共振周波数はほぼ比例関係に
あるため、上記のように、振動板等の板厚を薄く
することにより共振周波数を低くすることはでき
るが、薄形化したことによつて振動板の強度が低
下し機械的応力によつて振動板にソリが生じる。
また、一般に圧電素子を熱接着により振動板に接
着するが、圧電素子と振動板との熱膨脹係数の相
違から熱接着の際の熱によつてやはり発音体はソ
リを生じてしまう。そして、このソリが共振周波
数のバラツキ並びに圧電素子の割れを生じる原因
となる。
また、所望の共振周波数を得るためには振動板
の中央に圧電素子を固定しなければならず、その
位置決めも困難であつた。
さらにまた、従来の圧電ブザー発音体は平板状
の振動板に圧電素子を貼着していたために圧電素
子の周縁部と振動板との間に段差を生じてしま
い、圧電素子に電力を供給するための導電パター
ンを形成するのが困難であつた。
《考案の目的》 この考案は、上記した問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは簡単な構造によ
り振動板の剛性を向上させてソリをなくし発音体
の共振周波数の安定化を図り、また、圧電素子の
振動板への接着の位置決めを簡単にかつ正確に行
なうことができるとともに、発音体への導電パタ
ーンの形成が容易に行なうことのできる圧電ブザ
ー発音体を提供するにある。
《問題点を解決する手段》 上記した目的を達成するために、本考案に係る
圧電ブザー発音体では、両面に電極を有する圧電
素子の一方の電極を金属材料からなる平板状の振
動板に貼着してなる圧電ブザー発音体において、
該振動板の中央部に該圧電素子の上端面が面一に
なるように収納する凹陥部分を形成するととも
に、該凹陥部分の外周に平坦面を介して連なる環
状の側壁部分を設けてなる。
《実施例》 以下、本考案に係る圧電ブザー発音体の好適な
実施例について、添附図面を参照にして詳述す
る。
第1図〜第3図はこの考案の一実施例を示して
いる。
本考案にかかる圧電ブザー発音体は振動板10
と振動板の上面に貼着された圧電素子20とから
構成されている。そして、前記振動板10は第1
図に示すように、略円形の皿状となつており、振
動板10の中央部には前記圧電素子20の上端面
が面一になるように収納する凹陥部分12が形成
されている。そして、この凹陥部分12の内径は
収納される圧電素子20の外径と略同一に形成さ
れている。また、凹陥部分12の外周には円板状
の平坦面14が形成され、平坦面14の外周には
環状の側壁部分16が起立形成されている。さら
に、この側壁部分16の上端には外方に向けてフ
ランジ部18が設けられている。そして、この振
動板10は、プレス加工等により一体的に成形さ
れる。
また、振動板10の凹陥部分12内に収納され
る前記圧電素子20は、本実施例では圧電セラミ
クスが用いられている。そして、この圧電素子2
0は、第3図に拡大して示されているように、そ
の上下面にはそれぞれ薄膜状の第1、第2の電極
22,24が蒸着されている。本実施例では、上
側の第1の電極が正極となつており、下側の第2
の電極24が負極となつている。そして、第2の
電極24が振動板10の凹陥部分12の底面部に
例えば導電性接着剤を介して接着される。つま
り、第2の電極24と振動板10の凹陥部分12
とが電気的に接続しているので振動板10全体が
負極となつている。また、両電極22,24は凹
陥部分12の内径より若干小さな外径となつてお
り振動板10(特に凹陥部分12)を介して両電
極22,24がシヨートするのを防止している。
そして、振動板10の凹陥部分12内に圧電素子
20を挿入配設すると、第1の電極22と振動板
10の底部12とは略同一面上に位置するように
なつている。
上記の構成からなる圧電ブザー発音体を使用す
る場合には例えば以下の如き方法がある。
すなわち、実際に発音させるためには両電極2
2,24間に電圧を印加しなければならないが、
第4図,第5図に示すように、まず、振動板10
の平坦面14、側壁部分16並びにフランジ部1
8を横断するとともにに圧電素子20(第1の電
極22)の周縁部にかかるように振動板10の一
部分に絶縁層26を例えば焼付け等のコーテイン
グ加工により形成する。そして、この絶縁層26
の上面に例えば所定形状に形成された銅箔シート
等からなる導電電極28を導電性接着剤等により
接着形成する。このとき、導電電極28は絶縁層
26を径方向に横断しているとともにその内側先
端部は第1の電極22と導通状態になつている。
これにより、振動板10のフランジ部18は絶縁
層26以外の場所は負極となり、また、絶縁層2
6上の導電電極28が正極となる。そして、この
負極と正極は絶縁層26により電気的に開放状態
となつている。つまり、略同一平面上に正負両極
が位置されることになる。従つて、このように導
電電極28を蒸着した圧電ブザー発音体を、例え
ばプリント基板等の平面状の回路上に容易に取付
けることができる。このとき、側壁部14が支持
部材の役割をはたし、基板等と、圧電素子20並
びに振動板10の平坦面14との間に隙間を設
け、振動可能とするとともに、側壁部分16によ
り圧電素子20が振動板10内に密封されること
となり振動板10が共鳴箱の役割をもはたすこと
になる。
尚、本実施例では、側壁部分16を平坦面14
の周縁部に起立形成したが、本考案はこれに限ら
れることはなく、例えば垂下形成、すなわち、凹
陥部分12側に向くように形成してもいい。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る圧電ブザー発音体
によれば、振動板の底部中央に凹陥部分を形成し
たために、振動板の剛性を向上させることがで
き、圧電素子の熱接着の再の熱等により発音体が
ソリを生じるおそれがなく、発音体の共振周波数
の安定化を図るとともに圧電素子が割れるおそれ
もないので製品の品質並びに性能を向上させるこ
とができる。また、圧電素子を振動板に接着する
場合には、振動板の凹陥部分内に配設すればいい
ので圧電素子の振動板への接着の位置決めを簡単
にかつ正確に行なうことができる。さらに、圧電
体(圧電体に蒸着した電極)と振動板の表面が略
同一面上に位置されるため発音体への導電パター
ンの形成が容易かつ確実に行なうことができる。
さらにまた、振動板が共鳴箱の役割もはたすた
め、構造が簡単で低コスト化になるとともに、圧
電ブザーとして使用する際に装置の薄形化を図る
ことができる等種々の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧電ブザー発音体の一実
施例の振動板を示す斜視図、第2図は圧電ブザー
発音体の断面図、第3図は第2図の要部拡大断面
図、第4図は本考案の圧電ブザー発音体の使用例
を示す上面図、第5図はその断面図である。 10……振動板、12……凹陥部分、14……
平坦面、16……側壁部分、18……フランジ
部、20……圧電素子、22……第1の電極、2
4……第2の電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両面に電極を有する圧電素子の一方の電極を金
    属材料からなる平板状の振動板に貼着してなる圧
    電ブザー発音体において、該振動板の中央部に該
    圧電素子の上端面が面一になるように収納する凹
    陥部分を形成するとともに、該凹陥部分の外周に
    平坦面を介して連なる環状の側壁部分を設けてな
    ることを特徴とする圧電ブザー発音体。
JP959086U 1986-01-28 1986-01-28 Expired JPH0352079Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP959086U JPH0352079Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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JP959086U JPH0352079Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS62125095U JPS62125095U (ja) 1987-08-08
JPH0352079Y2 true JPH0352079Y2 (ja) 1991-11-11

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JP959086U Expired JPH0352079Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH079199Y2 (ja) * 1990-03-05 1995-03-06 株式会社三協精機製作所 電子発音装置
JP5796169B2 (ja) * 2008-12-26 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 圧電スピーカ

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JPS62125095U (ja) 1987-08-08

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