JPH0445351Y2 - - Google Patents
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- JPH0445351Y2 JPH0445351Y2 JP2335887U JP2335887U JPH0445351Y2 JP H0445351 Y2 JPH0445351 Y2 JP H0445351Y2 JP 2335887 U JP2335887 U JP 2335887U JP 2335887 U JP2335887 U JP 2335887U JP H0445351 Y2 JPH0445351 Y2 JP H0445351Y2
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- adhesive
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Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この考案は特に高音用スピーカに使用される圧
電振動素子の改良に関する。
電振動素子の改良に関する。
［従来の技術］
従来ブザー、高音用スピーカに使用される圧電
振動素子は、円板状の圧電セラミツクに金属板を
エポキシ系、ウレタン系の合成樹脂接着剤により
貼着した構成を有する。
振動素子は、円板状の圧電セラミツクに金属板を
エポキシ系、ウレタン系の合成樹脂接着剤により
貼着した構成を有する。
そして、接着工程においては、接着剤の厚みを
できるかぎり薄くするように対向面の両方、もし
くは片方に接着剤を塗布した後、両者間に圧力を
加えた状態で、接着剤を常温もしくは加温して接
着剤を硬化せしめる。
できるかぎり薄くするように対向面の両方、もし
くは片方に接着剤を塗布した後、両者間に圧力を
加えた状態で、接着剤を常温もしくは加温して接
着剤を硬化せしめる。
［考案が解決しようとする問題点］
上記構成による圧電振動素子はブザーのように
共振周波数を含む狭周波数帯において音圧レベル
を高くする目的からすれば好ましい形態である
が、広い周波数帯域にわたり均一な音圧レベルが
必要とされるスピーカに使用する場合は、上記共
振鋭度の高いことが問題となる。
共振周波数を含む狭周波数帯において音圧レベル
を高くする目的からすれば好ましい形態である
が、広い周波数帯域にわたり均一な音圧レベルが
必要とされるスピーカに使用する場合は、上記共
振鋭度の高いことが問題となる。
このためスピーカに適用する上において、共振
鋭度を下げ、かつ共振周波数以外の周波数におけ
る音圧レベルを上昇せしめるため、セラミツク板
及び金属板の材質、形状、支持構造等種々の改良
が試みられていたが、いずれも充分な効果を得る
に至つていなかつた。
鋭度を下げ、かつ共振周波数以外の周波数におけ
る音圧レベルを上昇せしめるため、セラミツク板
及び金属板の材質、形状、支持構造等種々の改良
が試みられていたが、いずれも充分な効果を得る
に至つていなかつた。
［問題を解決するための手段］
この考案は、気泡を有する圧電セラミツク材
と、当該圧電セラミツク材の両面に形成した電極
部よりなる圧電セラミツクと、当該圧電セラミツ
クの一面において接着された金属板を有する圧電
振動素子であつて、前記接着剤が前記圧電セラミ
ツク材の側面を含んで塗布されている圧電振動素
子である。
と、当該圧電セラミツク材の両面に形成した電極
部よりなる圧電セラミツクと、当該圧電セラミツ
クの一面において接着された金属板を有する圧電
振動素子であつて、前記接着剤が前記圧電セラミ
ツク材の側面を含んで塗布されている圧電振動素
子である。
［作用］
接着面の増大と接着剤のアンカー効果による圧
電セラミツクと金属板の接着強度を増大すると共
に、接着部分と非接着部分の共振周波数が異なる
ことによる単一的共振の抑制及び気泡により共振
鋭度が低下できた。
電セラミツクと金属板の接着強度を増大すると共
に、接着部分と非接着部分の共振周波数が異なる
ことによる単一的共振の抑制及び気泡により共振
鋭度が低下できた。
［実施例］
この考案を、以下実施例について説明する。
第１図及び第２図において、１ａは圧電セラミ
ツク板であり、セラミツク粉末材料にバインダー
を混練してシート状に延ばして乾燥した後、円形
状に型抜きする。次に当該円板状材料を焼成する
が、その際に気泡、望ましくは単独気泡が形成さ
れるように焼成条件を制御する。
ツク板であり、セラミツク粉末材料にバインダー
を混練してシート状に延ばして乾燥した後、円形
状に型抜きする。次に当該円板状材料を焼成する
が、その際に気泡、望ましくは単独気泡が形成さ
れるように焼成条件を制御する。
１ｂはそれぞれ前記圧電セラミツク材１ａの両
面に形成した電極部で、通常銀ペースト等が使用
される。
面に形成した電極部で、通常銀ペースト等が使用
される。
そして、前記圧電セラミツク材１ａに連続気泡
が形成されているものを使用する場合上下の電極
材料が気泡内で接触しないように電極形成厚さを
選定する。
が形成されているものを使用する場合上下の電極
材料が気泡内で接触しないように電極形成厚さを
選定する。
２は前記電極１ｂを形成した圧電セラミツク１
をエポキシ系接着剤３により接着した金属板であ
り、接着剤は下面電極１ｂのみでなく、圧電セラ
ミツク材１ａの側面の適当位置まで塗布されてい
る。
をエポキシ系接着剤３により接着した金属板であ
り、接着剤は下面電極１ｂのみでなく、圧電セラ
ミツク材１ａの側面の適当位置まで塗布されてい
る。
また４は上部電極１ｂ及び金属板２にそれぞれ
接続されたリード線である。
接続されたリード線である。
第３図は他の実施例で下部電極１ｂを金属板２
に当接せしめセラミツク材１ａの下面の電極未形
成部及び側面部と、金属板２間に介在した接着剤
３により両者を結合した構成である。
に当接せしめセラミツク材１ａの下面の電極未形
成部及び側面部と、金属板２間に介在した接着剤
３により両者を結合した構成である。
この構成によれば、前実施例に比較して接着強
度は多少減少するが、電極１ｂと金属板２の電気
接続を確実にすることができる。
度は多少減少するが、電極１ｂと金属板２の電気
接続を確実にすることができる。
［考案の効果］
以上の実施例に説明したこの考案によれば、気
泡部分に接着剤が侵入することにより接着面積が
増大すると共に、接着剤のアンカー効果により、
金属板との接着強度がはかれ、両者の剥離、圧電
セラミツクのクラツク等が抑制できる。
泡部分に接着剤が侵入することにより接着面積が
増大すると共に、接着剤のアンカー効果により、
金属板との接着強度がはかれ、両者の剥離、圧電
セラミツクのクラツク等が抑制できる。
また、圧電セラミツクの接着部分と、非接着部
分において、共振周波数が異なり、これにより共
振周波数の分散がはかれ再生帯域幅を拡大するこ
とができ、更に気泡により圧電セラミツクの共振
鋭度を低下せしめることができ、平坦な周波数特
性を有するスピーカの提供を可能にすることがで
きる。
分において、共振周波数が異なり、これにより共
振周波数の分散がはかれ再生帯域幅を拡大するこ
とができ、更に気泡により圧電セラミツクの共振
鋭度を低下せしめることができ、平坦な周波数特
性を有するスピーカの提供を可能にすることがで
きる。
なお、接着剤は他にウレタン系接着剤が望まし
い。更に金属板は図示した円板状でなく、その他
の種々の形状が採用でき、この場合は金属板の形
状に由来する共振分散効果が期待できる。
い。更に金属板は図示した円板状でなく、その他
の種々の形状が採用でき、この場合は金属板の形
状に由来する共振分散効果が期待できる。
第１図はこの考案実施例の圧電振動素子の斜視
図、第２図は同断面図、第３図はこの考案の他の
実施例の圧電振動素子の断面図である。 １ａ……圧電セラミツク材、１ｂ……電極部、
１……圧電セラミツク、２……金属板、３……接
着剤。
図、第２図は同断面図、第３図はこの考案の他の
実施例の圧電振動素子の断面図である。 １ａ……圧電セラミツク材、１ｂ……電極部、
１……圧電セラミツク、２……金属板、３……接
着剤。
Claims (1)
- 気泡を有する圧電セラミツク材１ａと、当該圧
電セラミツク材１ａの両面に形成した電極部１ｂ
よりなる圧電セラミツク１と、当該圧電セラミツ
ク１の一面において接着された金属板２を有する
圧電振動素子であつて、前記接着剤３が前記圧電
セラミツク材１ａの側面を含んで塗布されている
ことを特徴とする圧電振動素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2335887U JPH0445351Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2335887U JPH0445351Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63131498U JPS63131498U (ja) | 1988-08-29 |
| JPH0445351Y2 true JPH0445351Y2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=30821596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2335887U Expired JPH0445351Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0445351Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7324148B2 (en) | 2002-04-26 | 2008-01-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera and image pickup device unit used therefor having a sealing structure between a dust proofing member and an image pick up device |
| US7324149B2 (en) | 2002-05-20 | 2008-01-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera and image pick-up device unit having an optical member that is vibrated to remove dust |
| JP2003348462A (ja) | 2002-05-27 | 2003-12-05 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ及び撮像素子ユニット |
| JP2004064554A (ja) | 2002-07-30 | 2004-02-26 | Olympus Corp | カメラ及びこれに用いる撮像素子ユニット |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP2335887U patent/JPH0445351Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63131498U (ja) | 1988-08-29 |
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