JPS5848880Y2 - 圧電型スピ−カ - Google Patents

圧電型スピ−カ

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JPS5848880Y2
JPS5848880Y2 JP641279U JP641279U JPS5848880Y2 JP S5848880 Y2 JPS5848880 Y2 JP S5848880Y2 JP 641279 U JP641279 U JP 641279U JP 641279 U JP641279 U JP 641279U JP S5848880 Y2 JPS5848880 Y2 JP S5848880Y2
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JP
Japan
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piezoelectric element
metal plate
speaker
piezoelectric
adhesive
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JP641279U
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JPS55107797U (ja
Inventor
克祐 宗像
義幸 掃部
Original Assignee
ソニー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧電素子を用いて振動させるようにした圧電型
スピーカに関する。
従来より広く用いられているダイナミック型スピーカに
おいては、その振動駆動部に磁気回路を用いるために、
薄型化しても一定の厚み以下にすることはできない。
すなわちたとえ希土類マグネットを使用したとしても、
例えば50φのスピーカで5〜6mmが最小の厚さとな
る。
そこで磁気回路を圧電素子に置換えた圧電型スピーカが
考案されているが、従来の圧電型スピーカにおいては、
円錐状のコーン紙振動板を圧電素子で振動させるように
しているために、このコーン紙振動板の形状によって薄
型化に限界が生ずる。
一方圧電素子に金属振動板を貼り合わせて、圧電素子の
面方向の伸縮を金属振動板によって面と垂直な方向の振
動に変換するようにしたものが提案されている。
これは主としてブザーに使用されているが、金属振動板
の共振鋭度が高く、周波数特性が単峰性となってスピー
カとしては使用できない。
本考案はこのような実情に鑑みて考案されたものであっ
て、その目的とするところは、極めて薄形で、しかもフ
ラットな周波数特性が得られる圧電型スピーカを提供す
ることにある。
以下、本考案にかかる圧電型スピーカの実施例につき、
図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図に示すように、この圧電型スピーカ
は、円板状の圧電セラミック1等より成る円形状の圧電
素子Aと、円板状の金属板2と、そして可撓性振動シー
ト3とから構成されている。
圧電セラミック1はチタン酸バリウム、ジルコン酸チタ
ン酸鉛等から戒り一対のリード線4,5によって印加さ
れる電気信号を機械的な変位に変換するものであって、
その両面に電極6,7が形成されている。
リード線4は電極6に直接接続されている。
なお前記圧電素子Aは圧電セラミック1と、電極6,7
とによって構成されている。
また本考案における振動体は、圧電素子Aと金属板2と
により構成されている。
しかしてこの圧電素子Aの下面には支持体8が固着され
ており、この支持体8によって適当な被取付は部に取付
けられるように構成されている。
一方上側の電極7は銀ペースト層9および接着剤層10
を介して金属板2に接合されている。
このようにして金属板2は圧電素子Aの一方の両側にて
その圧電素子Aに層状に接着されており、圧電素子Aに
よって振動させられる。
しかして圧電素子Aの面方向の伸縮は面と直角な方向の
振動に変換されるように構成されている。
従って金属板2と圧電素子Aとの接合は高いヤング率を
有するエポキシ樹脂等の接着剤によって接着されて、前
記接着剤層10が構成される。
これによって振動方向の変換効率を高めている。
なおこのエポキシ樹脂から戒る接着剤層10はそれ自体
が導電性を有してはいないが、薄く塗布することにより
多数のピンホールが生じ、このピンホールを通じて銀ペ
ースト層9と金属板2とが接触している。
すなわちリード線5は金属板2および銀ペースト層9を
介して電極7と電気的に接続されている。
なおこの接着剤層10を導電性接着剤によって構成して
もよい。
この場合には銀ペースト層9を省略できる。また第1図
に示す構成では電極7と銀ペースト層9とをそれぞれ設
けるようにしているが、銀ペースト層9が電極を兼用す
るようにしてもよい。
そして金属板2の上面には、さらに接着剤層11を介し
て金属板2より平面積が大になる可撓性振動シート3が
金属板2に層状に沿わせて結合され被着されている。
接着剤層11は低いヤング率を有する例えばゴム系の接
着剤から威り、この接着剤層11によって金属板2の共
振点におけるピークチ゛イツプをなくし、よりフラット
な特性を得るようにしている。
また可撓性振動シート3は金属以外の可撓性の材料、例
えば平面状の紙、プラスチックフィルム等から戊り、し
かも中心軸12からその周縁までの間隔が一定である円
形の形状とは異なる多角形状の一例である正方形の形状
に構成されている。
このように正方形の形状に構成したことによって、可撓
性振動シート3に多重共振が起こされ、小さなピークデ
ィップが多数現われて、全体としてフラットな周波数特
性が得られる。
第3図は可撓性振動シート3を60 X 60 mmの
ポリエステルフィルムによって構成したスピーカの周波
数特性を示すものであって、多数の小さなピークディッ
プが分散して現われているのが観察される。
しかもスピーカを圧電素子Aと金属板2と、そして可撓
性振動シート3とから構成しているために、広帯域に亙
って良好な特性を有しており、ワンウェイスピーカとし
て十分に使用可能なことが理解される。
次に前記実施例の変形例を第4図につき説明すると、こ
の変形例においてはスピーカを圧電素子Aの中心部で支
持する代りに、可撓性振動シート3の周縁部で支持する
ようにしている。
スピーカを支持する支持体13としてはウレタン等の柔
いものが好ましい。
このような支持によると、可撓性振動シート3はその中
心部が最も大きな振幅を有するように振動することにな
る。
次に別の変形例を第5図および第6図につき説明すると
、これらの変形例においては可撓性振動シート3の形状
を、同様に多角形状の一例である台形および五角形にそ
れぞれ構成したものである。
このように本考案における可撓性振動シート3の形状は
、中心軸12からその周縁までの間隔が一定でない多角
形状の各種の形状を採り得るものである。
すなわち第7図に示すように、組込まれるラジオのキャ
ビネット14の中の間隙の形状に合せて、可撓性振動シ
ート3を構成するようにしてもよい。
この場合には、キャビネット14内に配されたバーアン
テナ15、電池16および回路部品をマウントしたプリ
ント基板17以外の部分を可撓性振動シート3か名める
ようになっている。
そして可撓性振動シート3はその周縁部において支持体
13によって支持されている。
以上要するに、本考案にかかる圧電型スピーカは、圧電
素子と、この圧電素子に層状に接着されかつその圧電素
子によって振動させられる金属板とにより構成される振
動体を設けるとともに、この振動体の前記金属板に層状
に沿わせてその金属板より平面積が大になる多角形状の
可撓性振動シートを、低いヤング率を有する接着剤から
成る接着剤層を介して被着して成ることを特徴とするも
のである。
従って極めて薄型であるとともに、 ■ 可撓性振動シートが金属板より平面積が大で多角形
状であるために、可撓性振動シートに多重共振が起こさ
れ、小さなピークディップが多数現われることと、 ■ 接着剤層が低いヤング率の接着剤から成り金属板の
共振点のピークディップがなくなることとが相俟って、
比較的広い帯域に亙ってフラットな周波数特性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の圧電スピーカの縦断面図、
第2図は同平面図、第3図はこのスピーカの特性を示す
グラフ、第4図は前記実施例の変形例のスピーカの縦断
面図、第5図は別の変形例のスピーカの平面図、第6図
はさらに別の変形例のスピーカの平面図、第7図はさら
に別の変形例のスピーカを組込んだラジオ受信機の横断
面図である。 なお図面に用いた符号において、A・・・・・・圧電素
子、2・・・・・・金属板、3・・・・・・可撓性振動
シート、11・・・・・・接着剤層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧電素子と、この圧電素子に層状に接着されかつその圧
    電素子によって振動させられる金属板とにより構成され
    る振動体を設けるとともに、この振動体の前記金属板に
    層状に沿わせてその金属板より平面積が大になる多角形
    状の可撓性振動シートを、低いヤング率を有する接着剤
    から成る接着剤層を介して被着して戊ることを特徴とす
    る圧電型スピーカ。
JP641279U 1979-01-20 1979-01-20 圧電型スピ−カ Expired JPS5848880Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP641279U JPS5848880Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 圧電型スピ−カ

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JP641279U JPS5848880Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 圧電型スピ−カ

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Publication Number Publication Date
JPS55107797U JPS55107797U (ja) 1980-07-28
JPS5848880Y2 true JPS5848880Y2 (ja) 1983-11-08

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ID=28813169

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JP641279U Expired JPS5848880Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 圧電型スピ−カ

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JP5505165B2 (ja) * 2010-07-23 2014-05-28 日本電気株式会社 発振装置

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JPS55107797U (ja) 1980-07-28

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