JP6808175B2 - オストメイト用汚物流し - Google Patents

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本発明は、人工肛門や人工膀胱などの保持者である「オストメイト」と呼ばれる方々が使用するオストメイト用汚物流しに関する。
人工肛門や人工膀胱などの保持者であるオストメイトと呼ばれる方々は、身体の腹部に排泄物(以下、汚物という)を溜めておくための袋、いわゆるパウチを装着しており、時折、トイレにおいて溜まった汚物を廃棄したり、パウチの内面、ストーマ(腹部に造設された排泄口)、ストーマ付近の腹部などに着いた汚物を洗い流したりするなどの作業を行う必要がある。
そして、オストメイトと呼ばれる方々が外出先で作業を行うための専用設備として、例えば特許文献1に記載されたオストメイト用汚物流しが提案されている。
この特許文献1に記載されたオストメイト用汚物流しにおいては、ボウル部の周壁面を旋回するように吐水して、ボウル部内に廃棄された汚物を排出するように構成されており、ボウル部の形状がシンプルであるため、排出後にボウル部に汚物が残っていたとしても目視で簡単に把握でき、また、その除去も容易に行うことができ、衛生面で優れたものとなっている。
また、近年、バリアフリー法の施行に伴い、公共施設においては多目的用トイレルームの設置が促進されているが、その障壁となるのがスペースの確保である。即ち、多目的トイレルームは車椅子利用者が利用するために健常者が利用する一般的なトイレルームよりも広い面積が必要となる。
そのため、多目的トイレルームに設置されるオストメイト用汚物流しには、狭い面積でも設置できる小型化の要望が高まってきている。
特許第04941336号
オストメイト用汚物流しを小型化する際は、ボウル部と壁面との間に給水流路やトラップ管路等の管路を配置するための管路配置スペースが必要になるため、単純にボウル部の縮尺を小さくすることはできない。
また、オストメイト用汚物流しの小型化において、オストメイトの方々の使い勝手を考慮してボウル部の開口面積を大きくするのが好ましいが、ボウル部の開口形状を、例えば、長方形などにしてボウル部の開口面積を大きくすると、洗浄水の旋回性が悪くなり洗浄性能が低下する。
そのため、特許文献1に記載されているオストメイト用汚物流しを小型化して、そのボウル部の開口形状を横長の略楕円形状することで、管路配置スペースを確保でき、且つ、ボウル部の開口面積が大きく、洗浄性能が良好なようにすることが考えられる。
しかしながら、小型化のためにボウル部の開口を横長の略楕円形状にした場合、コンパクト化したオストメイト汚物流しのボウル部は、ボウル部の周壁面の曲率が従来のオストメイト汚物流しより大きく、また周壁面の曲率の変化点においても変化が大きくなる。
このようなコンパクト化したオストメイト用汚物流しは、ボウル部の曲率の変化点において、洗浄水の乱れによる水跳ねが発生しやすい。
特に、給水接続口へ供給される洗浄水の給水圧力が変動し、吐水口から吐水される洗浄水の流量や流速が増減した場合、このような構成のオストメイト用汚物流しはより洗浄水の乱れが発生しやすい。
具体的には、商業施設などの複数の衛生機器が設置されている現場にオストメイト用汚物流しが設置される場合、オストメイト用汚物流しを使用した際に、複数の衛生陶器が使用されると給水圧力の変動が生じる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、オストメイト用汚物流しを小型化しながら、給水接続口へ供給される洗浄水の給水圧力が変動したとしても、吐水口から吐水された洗浄水の流量や流速を安定させ、ボウル部からの水跳ね発生を抑制することができるオストメイト用汚物流しを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るオストメイト用汚物流しにおいては、建物の壁面に沿って配置されるオストメイト用汚物流しであって、汚物が投入可能となるように上方が開口され、周壁面が略楕円形状に形成されたボウル部と、前記ボウル部の底面から窪むように形成され、封水が溜まる溜水部と、前記溜水部の下部から前記壁面に向かって上昇するように形成され、前記溜水部に前記封水を形成するトラップ管路と、前記ボウル部の前記周壁面に開口し、この周壁面に沿って水平方向に旋回するように洗浄水を吐水する吐水口と、給水源と接続された給水接続口と前記吐水口とを連通する導水路と、を備え、前記導水路は、前記給水接続口よりも流路断面積が狭い絞り部と、前記絞り部よりも下流側において、流路断面積が前記絞り部及び前記吐水口の流路断面積よりも広い膨張部と、を有することを特徴とする。
本請求項1に係るオストメイト用汚物流しによれば、ボウル部の周壁面が横長の略楕円形状に形成されているため、汚物を投入するための開口面積を確保しながら壁面からの突出量を抑えることができる。
導水路は、給水接続口よりも流路断面積が狭い絞り部と、絞り部よりも下流側において、流路断面積が絞り部及び吐水口の流路断面積よりも広い膨張部と、を有するので、給水接続口から導水路へ流入してきた洗浄水は、常に絞り部へ向かう流路では圧力上昇し、絞り部後の膨張部では圧力低下の影響を受ける。そのため、吐水口から吐水される洗浄水の流量及び流速が安定化するので、ボウル部からの水跳ね発生を抑制することができる。
また、上記導水路を用いれば、給水接続口へ供給される洗浄水の給水圧力が変動したとしても、洗浄水を安定させることができるため、ボウル部からの水跳ね発生を抑制することができる。
また、請求項2に係るオストメイト用汚物流しにおいては、前記絞り部の流路断面積は、前記吐水口の流路断面積よりも狭いことを特徴とする。
この請求項2に係るオストメイト用汚物流しによれば、絞り部の流路断面積が吐水口の流路断面積よりも狭い。つまり、流路断面積が、給水接続口>吐水口>絞り部の関係になっており、導水路において、絞り部での洗浄水の圧力が最も高く、吐水口での洗浄水の圧力は絞り部よりも広くなるので、膨張部における洗浄水の圧力変動抑制の作用を維持し、吐水口から安定して洗浄水を吐水することができる。
そのため、ボウル部内において洗浄水の乱れがなくなり、ボウル部からの水跳ねを抑制できる。
また、請求項3に係るオストメイト用汚物流しにおいては、前記絞り部の流路断面積は、前記吐水口の流路断面積よりも広いことを特徴とする。
この請求項3に係るオストメイト用汚物流しによれば、絞り部の流路断面積が吐水口の流路断面積よりも広い。つまり、流路断面積が、給水接続口>絞り部>吐水口の関係になっており、膨張部において、洗浄水の流路が絞り部で絞られた後に、さらに、絞り部よりも狭く絞られることになるので、洗浄水が吐水口を通過する際に整流することができる。
そのため、ボウル部内において洗浄水の乱れがなくなり、ボウル部からの水跳ねを抑制できる。
また、請求項4に係るオストメイト用汚物流しにおいては、前記膨張部の流路面積は、前記絞り部側から前記吐水口側に向かって徐々に狭くなっていることを特徴とする。
この請求項4に記載されたオストメイト用汚物流しにおいては、膨張部の流路断面積が絞り部側から吐水口側にかけて徐々に流路断面積が狭くなっているので、洗浄水を膨張部において整流して吐水口から吐水することができる。
そのため、ボウル部内において洗浄水の乱れがなくなり、ボウル部からの水跳ねを抑制できる。
また、請求項5に係わるオストメイト用汚物流しにおいては、前記導水路は、略L字状に屈曲しており、前記吐水口は、前記ボウル部の後方側の前記周壁面に形成されており、前記吐水口から前記周壁面に吐水された洗浄水は、後方側の周壁面を左右何れかの一方側から他方側へと流れることを特徴とする。
この請求項5に係るオストメイト用汚物流しによれば、導水路が、略L字状に屈曲し、吐水口が、ボウル部の後方側の周壁面に形成されており、吐水口から周壁面に吐水された洗浄水は、後方側の周壁面を左右何れかの一方側から他方側へと流れるため、この後方側の周壁面を流れる間に吐水口から吐水された直後に持つ洗浄水の流速を低下させることができ、周壁面を洗浄水が乗り越えにくくなるため、ボウル部からの水跳ねを抑制することができる。
本発明によれば、オストメイト用汚物流しを小型化しながら、給水接続口へ供給される洗浄水の給水圧力が変動したとしても、吐水口から吐水された洗浄水の流量や流速を安定させ、ボウル部からの水跳ね発生を抑制することができるオストメイト用汚物流しを提供することができる。
本発明の実施形態に係るオストメイト用汚物流しの斜視図である。 図1のL−L線における断面図である。 図1のM−M線における断面図である。 図2におけるN−N線における断面図である。 図4の矢印Pにおける矢視図である。 図4の矢印Qにおける矢視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るオストメイト用汚物流しの斜視図である。この図1に表すように、オストメイト用汚物流し1は、多目的トイレルームの壁面Kに壁掛け状に取り付けられて使用される。
なお、以降の説明においては、壁面Kに向かってオストメイト用汚物流し1の正面に立った使用者から見て、壁面Kに向かう側を「後方側」、壁面Kから離れる側を「前方側」と呼び、鉛直方向上側を「上方側」、鉛直方向下側を「下方側」と呼び、左右夫々の側を「左方側」、「右方側」と呼んで説明を行う。
オストメイト用汚物流し1は陶器製であり、汚物が投入可能となるように上方側が開口された椀状のボウル部3と、このボウル部3の下方側に形成され、下水配管との縁切りのための封水が溜まっている溜水部5とを備えている。ボウル部3の上端には略水平方向に延在するリム部7が形成されている。また、壁面Kには、水栓装置9が取り付けられている。この水栓装置9は配管(図示せず)によって供給された水または湯を吐水可能であり、オストメイトの方々が汚物を廃棄した後のパウチ等の洗浄を行うことができる。
また、ボウル部3の後方側面の右方側には、ボウル部3を洗浄するための洗浄水を吐水する吐水口11が開口している。この吐水口11へは、口径35mmの給水配管(図示せず)によって給水可能であり、壁面Kに設けられた操作ボタン13を操作することで、給水配管に設けられたフラッシュバルブ(図示せず)が開弁して吐水口11から吐水を行う。
次に、図2〜図4に基づいてボウル部3の具体的な形状について説明する。図2は図1のL−L線における断面図であり、図3は、図2のM−M線における断面図である。また、図4は、図2のN−N線における断面図である。
図2に示すように、ボウル部3は、上方側が開口された椀状であり、略鉛直方向に伸び、周囲を囲むように形成された周壁面310と、この周壁面310の下端から略水平方向に延びた底面320とから構成されている。周壁面310の上端には、内側に向かって形成されたリム部7が形成されている。また、底面320の略中央位置には、溜水部5が窪むように形成されている。また、吐水口11から吐水された洗浄水を載せて旋回させるために、ボウル部3の周壁面310を周回するように周壁面310から水平方向に突出した棚部330が形成されている。
図3に示すように、溜水部5の下部にはトラップ管路15が形成されている。このトラップ管路15の上流端側となる排水流入口151が溜水部5後方側下部と連通しており、そこから後方側の壁面Kに向かって上昇しながら延びている。そして、このトラップ管路15の下流端側の排水流出口153が壁面Kに向かって開口しており、壁面Kの排水配管(図示せず)と接続されている。
また、棚部330において、ボウル部3の前方側の中央位置には、棚部330を旋回する洗浄水の一部を溜水部5へ向かうように誘導する流れ誘導部340が形成されている。具体的には、流れ誘導部340は、棚面330aの一部が切か欠かれた切り欠き340aと、切り欠き340aから溜水部5に向かって形成された誘導溝340bで構成される。
図4に示すように、ボウル部3の周壁面310はその上面視において、横長の略楕円形状に形成されている。そのため、壁面Kからの前出を抑えながら、汚物が投入される左右方向の開口面積を確保することができ、汚物の投入性を維持しながら壁面Kからの突出量を抑えることができる。
ボウル部3の周壁面310の具体的形状としては、上面視において、左右側方向に曲率R1で延びる後方側周壁面310Bと、この後方側周壁面310Bと対向するように前方側に形成され左右方向に曲率R2で形成された前方側周壁面310Fと、これら後方側周壁面310Bと前方側周壁面310Fとを繋ぐように前後方向に形成された左方側周壁面310Lと、左方側周壁面310Lと繋がっている前方側周壁面310Fの端部と逆の端部に繋がるように前後方向に形成された右方側周壁面310Rとを備えている。なお、後方側周壁面310Bの曲率R1は前方側周壁面310Fの曲率R2よりも小さい。また、左方側周壁面310Lおよび右方側周壁面310Rにおいて、後方側周壁面310Bと繋がる部分の曲率R3と、前方側周壁面310Fと繋がる部分の曲率R4とは、後方側周壁面310Bの曲率R1および前方側周壁面310Fの曲率R2よりも大きく形成されている(R1<R2<R3,R4)。
なお、これらの後方側周壁面310B、前方側周壁面310F、左方側周壁面310Lおよび右方側周壁面310Rは、図4に、二点鎖線で囲まれた領域として示されている。
また、ボウル部3には、後方側周壁面310Bであって、右方側周壁面310Rと繋がる位置に開口するように吐水口11が形成されている。そして、この吐水口11から吐水された洗浄水を載せて旋回させるために、ボウル部3の周壁面310を周回するように棚状に突出した棚部330が形成されている。棚部330は、上方面が略水平状の棚面330aとなっており、吐水口11から吐水された洗浄水が棚面330aに載って旋回するようになっている。なお、棚面330aに載って旋回する洗浄水は、重力によって一部が溜水部5に向かって流下しながら旋回し、ボウル部3の周壁面310および底面320の全体を洗浄する。
また、吐水口11が、ボウル部3の後方側周壁面310Bであって、右方側周壁面310Rに近接して形成されており、吐水口11から周壁面310に吐水された洗浄水は、後方側周壁面310Bを右方側から左方側へと流れるため、この後方側周壁面310Bを流れる間に吐水口11から吐水された直後に持つ洗浄水の流速を低下させることができ、ボウル部からの水跳ねを抑制することができる。
また、前方側周壁面310Fに形成されている棚部330の左右方向の中央位置において、流れ誘導部340が形成されている。上面視において、流れ誘導部340の切り欠き340aは、V字状に切り欠かれており、流れ誘導部340の誘導溝340bは、切り欠き340aから溜水部5に向かって拡幅する形状となっている。
流れ誘導部340は、棚部330を旋回している洗浄水を切り欠き340aによって誘導溝340bへ向かって流下するように誘導することができると共に、切り欠き340aに至る以前に棚面330aから流下して周壁面310を旋回している洗浄水の一部も誘導溝340bに流れ込むように誘導することができる。そのため、この流れ誘導部340によってボウル部3の前方側周壁面310Fから溜水部5に流下する洗浄水の量を多くすることができる。
次に、ボウル部3における吐水口11近傍の形状について図4〜図6に基づいて説明する。図5は、図4の矢印Pにおける矢視図であり、図6は図4の矢印Qにおける矢視図である。
図4に示すように、吐水口11へ洗浄水を導くために、ボウル部3の後方側に向かって開口している給水接続口111と、この給水接続口111と吐水口11とを連通している導水路113とがボウル部3と一体に形成されている。給水接続口111にはフラッシュバルブ(図示せず)等の給水手段から伸びる給水配管(図示せず)が接続され、図1に示す操作ボタン13を操作することで給水手段を作動することで、吐水口から一定量の洗浄水を吐水することが可能となっている。
図4において、導水路113は上面視において略L字状に屈曲しており、その屈曲部には絞り部113aが形成され、絞り部113aよりも下流側に膨張部113bが形成されている。具体的には、導水路113は、給水接続口111から前方に延び、絞り部113aを通過した後で左方側へ向かって屈曲して延びた膨張部113bを通過し吐水口11へと連通している。
図5、図6に示すように、絞り部113a及び吐水口11は縦長の略矩形状に開口している。絞り部113aと吐水口11とは、縦方向(高さ方向)の長さは略同一であるが、横方向(幅方向)においては、吐水口11の方が絞り部113aよりも長く開口している。
なお、導水路113における洗浄水の流れ方向に直交する断面積である流路断面積は、給水接続口111>膨張部113b>吐水口11>絞り部113aとなっている。また、膨張部113bの流路断面積は、絞り部113a側から吐水口11側へ徐々に狭くなって吐水口11へと繋がるように形成されている。
給水接続口111から導水路113へ流入してきた洗浄水は、常に絞り部113aへ向かう流路では圧力上昇し、絞り部113aを通過後の膨張部113bでは圧力低下の影響を受ける。そのため、吐水口11から吐水される洗浄水の流量及び流速が安定化するので、ボウル部3からの水跳ね発生を抑制することができる。また、導水路113を用いれば、給水接続口111へ供給される洗浄水の給水圧力が変動したとしても、吐水口11から吐水される洗浄水の流量及び流速が安定化するので、ボウル部3からの水跳ね発生を抑制することができる。
さらに、吐水口から吐水された流量及び流速が安定化した洗浄水により、洗浄水の溜水部へ流下する位置を制御することができるため、より効率的に汚物を外部へ排出させる効果もある。
また、膨張部113bは、絞り部113a側から吐水口11側へ徐々に流路断面積が狭くなっていることにより、膨張部113bを流れる洗浄水を整流し、整流された洗浄水を吐水口11から吐水することができる。
また、吐水口11での洗浄水の圧力は絞り部113aよりも広くなるので、膨張部113bにおける洗浄水の受ける圧力変動の影響抑制の作用を維持し、吐水口11から洗浄水を確実に吐水することができる。そして、吐水口11が後方側周壁面310Bの曲面の接線に沿って形成されているので、吐水口11から吐水される洗浄水が後方側周壁面310Bと衝突せず、水跳ねを生じることなくスムーズに棚部330に載って旋回を開始することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではなく、例えば、オストメイト流しは、壁掛けでなく、床置きされているものであってもよい。
また、本発明の実施形態において、導水路113の流路断面積の変形例を示す。
この変形例においては、導水路113における流路断面積が給水接続口111>膨張部113b>絞り部113a>吐水口11となっている。
この場合、膨張部113bにおいて、洗浄水の流路が絞り部113aで絞られた後に、さらに、絞り部113aよりも狭く絞られることになるので、洗浄水が吐水口11を通過する際に整流を行うことができる。
1 オストメイト用汚物流し
3 ボウル部
310 周壁面
310B 後方側周壁面
310F 前方側周壁面
310R 右方側周壁面
310L 左方側周壁面
320 底面
330 棚部
330a 棚面
340 流れ誘導部
340a 切り欠き
340b 誘導溝
5 溜水部
7 リム部
9 水栓装置
11 吐水口
111 給水接続口
113 導水路
113a 絞り部
113b 膨張部
13 操作ボタン
15 トラップ管路
151 排水流入口
153 排水流出口
K 壁面

Claims (5)

  1. 建物の壁面に沿って配置されるオストメイト用汚物流しであって、
    汚物が投入可能となるように上方が開口され、周壁面が略楕円形状に形成されたボウル部と、
    前記ボウル部の底面から窪むように形成され、封水が溜まる溜水部と、
    前記溜水部の下部から前記壁面に向かって上昇するように形成され、前記溜水部に前記封水を形成するトラップ管路と、
    前記ボウル部の周壁面に開口し、この周壁面に沿って水平方向に旋回するように洗浄水を吐水する吐水口と、
    給水源と接続された給水接続口と前記吐水口とを連通する導水路と、
    を備え、
    前記導水路は、前記給水接続口よりも流路断面積が狭い絞り部と、
    前記絞り部よりも下流側において、流路断面積が前記絞り部及び前記吐水口の流路断面積よりも広い膨張部と、を有することを特徴とするオストメイト用汚物流し。
  2. 前記絞り部の流路断面積は、前記吐水口の流路断面積よりも狭いことを特徴とする請求項1記載のオストメイト用汚物流し。
  3. 前記絞り部の流路断面積は、前記吐水口の流路断面積よりも広いことを特徴とする請求項1記載のオストメイト用汚物流し。
  4. 前記膨張部の流路断面積は、前記絞り部側から前記吐水口側に向かって徐々に狭くなっていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のオストメイト用汚物流し。
  5. 前記導水路は、略L字状に屈曲しており、
    前記吐水口は、前記ボウル部の後方側の周壁面に形成されており、前記吐水口から前記周壁面に吐水された洗浄水は、前記後方側の周壁面を左右何れかの一方側から他方側へと流れることを特徴とする請求項2乃至又は請求項4記載のオストメイト用汚物流し。
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