JP6701598B2 - 吐水装置、及び、この吐水装置を備える小便器 - Google Patents

吐水装置、及び、この吐水装置を備える小便器 Download PDF

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Description

本発明は、吐水装置に設けられる樹脂製継手、この樹脂製継手を備える吐水装置、及び、この吐水装置を備える小便器に関する。
吐水装置に設けられる継手として樹脂製のものが知られている。吐水装置のような流体制御を行う装置において、その構成部品が、樹脂製の場合、例えば、金属製である場合に比較して強度及び剛性が低く、損傷しやすい懸念がある。また、成形時の樹脂の収縮によって、設計通りの寸法、形状及び精度の継手が得られない懸念がある。
流体制御を行う装置の構成部品を樹脂製とした場合に、樹脂製部品の強度及び剛性を向上させる方法として、樹脂製の流体配管の内部にリブを設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3370210号公報
上述した流体配管の内部にリブを設ける樹脂製部品においては、リブを設けない場合に比べてリブにより流体配管の流路面積が小さくなる。さらに、リブにある程度の強度が求められることから、リブを比較的大きく形成する必要がある。そのため、流路面積が小さくなりやすく、流体配管から流出する流体の瞬間流量が低下する問題がある。例えば、小便器の吐水装置に設けられる樹脂製継手においては、近年の節水化の要請に伴い、流出する水の総量を少なくすることが求められるが、流出する水の瞬間流量が低下した場合、流出する水の総量を少なくすることができない、という懸念がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、吐水装置に設けられる樹脂製継手において、強度及び剛性を向上させるとともに、流出する水の瞬間流量の低下を抑制することが可能な樹脂製継手を提供することを目的とする。
本発明は、脂製継手と、流路を開閉するバルブユニットと、を備える吐水装置であって、前記樹脂製継手は、水が流入する流入開口部と、流入開口部から流入した水を案内する内部流路と、内部流路の下流端に設けられ、水を流出させる第1流出開口部と、第1流出開口部よりも上流側にて内部流路から分岐した分岐流路と、内部流路から分岐流路へ水を流出させる分岐流入開口部と、分岐流路の下流端に設けられ、水を流出させる第2流出開口部と、を備え、分岐流入開口部は、その内周面の一部が、内部流路の流路方向と交差する方向に延びた平坦面を有し、前記内部流路の流路方向と平行且つ前記分岐流入開口部を通る断面において、前記内部流路の前記分岐流入開口部の開口周縁の流路面と、前記開口周縁の流路面よりも上流側における前記内部流路の流路面と、前記開口周縁の流路面よりも下流側における前記内部流路の流路面と、が同一直線上となるように形成され、前記バルブユニットは、前記分岐流路の下流側に設けられ吐水装置である。


このように構成された本発明においては、分岐流入開口部にて、内部流路の流路方向と交差する方向に延びた平坦面により、水による応力を分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。そのため、樹脂製継手の強度及び剛性を向上させることができ、例えば、ウォーターハンマの発生により比較的強い応力が生じた場合や、分岐流入開口部がウェルドライン上に設けられた場合においても、応力集中による樹脂製継手の破損を抑制することができる。また、例えば、分岐流入開口部にリブを設ける場合に比べて、分岐流入開口部における流路面積を確保することができる。そのため、第2流出開口部から流出する水の瞬間流量を維持することができる。
本発明は、さらに、平坦面は、分岐流入開口部の内周面の内、内部流路の上流側及び下流側に、内部流路の流路方向に対して垂直な面としてそれぞれ形成されるとともに、それぞれ互いに平行に形成された構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、分岐流入開口部にて、平坦面により、より確実に応力を分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。
本発明は、さらに、分岐流路は内部流路に対して垂直に設けられた構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、分岐流入開口部にて特に応力が集中しやすいが、平坦面により、応力を分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。
本発明は、さらに、上述した樹脂製継手を含む吐水装置である。
このように構成された本発明においては、応力集中による樹脂製継手の破損を抑制することができるとともに、流出する水の瞬間流量を維持することができる樹脂製継手を有した吐水装置を提供することができる。
本発明は、さらに、上述した吐水装置を備えた小便器である。
このように構成された本発明においては、応力集中による樹脂製継手の破損を抑制することができるとともに、流出する水の瞬間流量を維持することができる樹脂製継手を有した吐水装置を備えた小便器を提供することができる。
本発明の樹脂製継手によれば、応力集中による樹脂製継手の破損を抑制することができ、また、流出する水の瞬間流量を維持することが可能となる。
本発明の一実施形態による小便器を示す側面断面図。 本発明の一実施形態による自動洗浄ユニットを示す斜視図。 本発明の一実施形態による自動洗浄ユニットの背面視部分断面図。 本発明の一実施形態による樹脂製継手を示す上面断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による小便器について説明する。
まず、図1により本発明の一実施形態による小便器の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態による小便器を示す側面断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る小便器1は、背後の壁面Wに取付けられる壁掛け式の小便器であり、陶器製の便器本体2を備えており、この便器本体2は、その背後の壁面Wに取付けられた状態で便器本体2の最下部が床面Fよりも上方に位置している。また、小便器1は、便器本体2を洗浄するための洗浄水を吐水する吐水装置である自動洗浄ユニット4を備えている。
なお、本実施形態の小便器1については、便器本体2の最下部が床面Fよりも上方に位置するように背後の壁面Wに取付けられる壁掛け式の小便器の例について説明するが、本発明は、便器本体2の最下部が床面上に直接配置される床置き式の小便器であってもよい。以下、小便器1の使用者の使用時における正面側(図1における左側)を前方側、その背面側(図1における右側)を後方側(奥側)として説明する。
つぎに、図1に示すように、便器本体2は、正面側に形成されるボウル部6と、このボウル部6の底部に形成された排水口部8を備えている。この排水口部8の下方には、排水口8aが形成されている。
また、ボウル部6は、その上端から下部に亘って下方ほど内側且つ奥行側(後方側)に位置するボウル面6aを形成している。そして、このボウル面6aの上下方向の中央付近から下方に形成されるボウル面下部6bは、後方側に向かって緩やかに湾曲状に張り出すような湾曲面を形成し、その下方且つ前方側の排水口部8まで延びた後、この排水口部8から排水口8aに向かって緩やかな下り傾斜するように形成している。このようなボウル面下部6bにより、ボウル部6内の奥行空間が後方側に奥まっており、前後方向に広くなっている。そして、ボウル部6は、正面側壁部7の上端面7bからボウル面下部6bの上方のボウル面6aを経てボウル面下部6bに亘って連続した曲面形状となっている。すなわち、正面側壁部7の上端面7bが便器本体2の頂部まで形成されている。
さらに、便器本体2のボウル部6のボウル面6aを正面側に形成する正面側壁部7の背面側(裏側)且つ上方には、自動洗浄ユニット4が概ね収納されるボウル部後方収納室20が形成されている。このボウル部後方収納室20の上方には、上蓋10が便器本体2に対して上方から着脱可能に取り付けられている。ボウル部後方収納室20は、ボウル面6aと壁面Wとの間に形成される収納室である。
つぎに、便器本体2は、排水口8aの下方に設けられた排水トラップ部12と、排水口8aに上方から取り付けられてボウル部6内と排水トラップ部12内とを連通させる目皿13を備えており、この排水トラップ部12は、排水口8aよりも下方(下流側)に溜水w0を貯留して封水を形成するようになっている。
また、図1に示すように、排水トラップ部12は、上端に位置する排水口8aから下方に延びる下降管路12aと、この下降管路12aの下端から後方側に湾曲するように形成された後、その後上方に向かって湾曲するように形成される横引き管路12bと、この横引き管路12bの上端から後方側の斜め上方に延びるように形成された上昇管路12cを備えている。
さらに、図1に示すように、便器本体2は、排水トラップ部12の上昇管路12cの後方側(下流側)に設けられ且つその後端(下流側端部)が排水ソケット14を介して便器本体2の外部の排水配管16に接続される接続部18を備えている。
なお、本発明においては、排水ソケット14については省略し、接続部18の後端と排水配管16とを直接的に接続するようにしてもよい。
つぎに、図1乃至図3を参照して、本発明の一実施形態による小便器1の便器本体2においてボウル部6と一体に形成されているボウル部後方収納室20と、ボウル部後方収納室20内の比較的小さな空間に内蔵される自動洗浄ユニット4とについて説明する。図2は本発明の一実施形態による自動洗浄ユニットを示す斜視図であり、図3は本発明の一実施形態による自動洗浄ユニットの背面視部分断面図である。
ボウル部後方収納室20は、使用者の尿を受けるボウル部6のさらに上方側に配置されるのではなく、使用者の尿を受けるボウル部6の正面側壁部7の後方側(裏側)において、ボウル部6に洗浄水を供給する機能部材を正面側壁部7の裏側に隠れるように収納するように形成されている。このように、ボウル部後方収納室20は、ボウル部6と、背後の壁面Wとの間の隙間に形成された比較的狭い領域において、小便器1の洗浄動作に必要な自動洗浄ユニット4(機能部材)を収納できるようにコンパクトに形成されている。このようなボウル部後方収納室20の前面は、正面側壁部7によって形成されている。正面側壁部7は、自身の上部に対して自身の下部が後方側に位置しており、やや下方向きの傾きを有している。
ボウル部後方収納室20に収納される自動洗浄ユニット4は、水道等の給水源から洗浄水を供給する一次側給水管路22と、一次側給水管路22を止水する止水栓24と、止水栓24の下流側に設けられて一次側給水管路22を開閉する給水バルブユニット26と、止水栓24の下流側且つ給水バルブユニット26より上流側にて一次側給水管路22から分岐し除菌水生成ユニット25を含む除菌水給水管路27と、ボウル部6の上部の正面側壁部7に配置され給水バルブユニット26から供給される洗浄水又は除菌水給水管路27供給される除菌水をボウル部6に吐水する吐水部であるスプレッダ(給水手段)28と、スプレッダ28と給水バルブユニット26とを接続する二次側流路31とを備えている。
一次側給水管路22は、止水栓24と給水バルブユニット26とを繋ぐ樹脂製継手23を含む。
樹脂製継手23は、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)にて形成され、詳細は後述するが、一次側給水管路22から除菌水給水管路27を分岐させている。
なお、本実施形態においては、樹脂製継手23はPPSにて形成されるが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、POM、ABS等で形成されてもよい。
給水バルブユニット26は、ボウル部後方収納室20の比較的小さく限られた空間の中で、スプレッダ28の後方側且つ正面側から見て右側にずれた位置に配置されている。電磁弁29は、スプレッダ28の高さとほぼ同様の高さに配置されている。二次側流路31は、電磁弁29から下方に延びている。電磁弁29は、スプレッダ28と比較的近い位置に配置されているが、二次側流路31は電磁弁29と、スプレッダ28とを結ぶ最短距離の方向に延びておらず、下方に向かって延びている。
なお、本実施形態においては、給水バルブユニット26の電磁弁29は、スプレッダ28の高さとほぼ同様の高さに配置されているが、スプレッダ28の高さより低い高さに配置されていてもよく、また、スプレッダ28の高さより高い高さに配置されていてもよい。
除菌水給水管路27は、除菌水を生成する除菌水生成ユニット25を含み、除菌水バルブユニット30により開閉される。
除菌水生成ユニット25は水道水を電気分解することで除菌水を生成するものであり、ここでいう除菌水とは、除菌成分(例えば次亜塩素酸)を含む機能水である。
スプレッダ28は、ボウル部6の前面に向けられ、使用者の有無を検知する人体検知センサ36が取付けられている。
自動洗浄ユニット4は、さらに、人体検知センサ36からの検知信号及び所定の制御プログラム等に基づいて給水バルブユニット26、除菌水バルブユニット30等を電気的に制御することができる制御ユニット38を備えている。
制御ユニット38は、人体検知センサ36からの検知信号及び所定の制御プログラム等に基づいて、給水バルブユニット26及び除菌水バルブユニット30を開閉制御し、洗浄水又は除菌水をスプレッダ28からボウル部6に吐水させるようになっている。制御ユニット38も、ボウル部後方収納室20の比較的小さく限られた空間内に収納されている。
つぎに、図1乃至図4を参照して、本発明の一実施形態による小便器1の自動洗浄ユニット4の樹脂製継手について説明する。図4は本発明の一実施形態による樹脂製継手を示す上面断面図である。
図3に示すように、樹脂製継手23は、洗浄水が流入する流入開口部23aと、流入開口部23aから流入した洗浄水を案内する内部流路23bと、内部流路23bの下流端に設けられ、洗浄水を流出させる第1流出開口部23cと、第1流出開口部23cよりも上流側にて内部流路23bから分岐した分岐流路23dと、内部流路23bから分岐流路23dへ洗浄水を流出させる分岐流入開口部23eと、分岐流路23dの下流端に設けられ、洗浄水を流出させる第2流出開口部23fと、を備える。
流入開口部23a、内部流路23b、及び、第1流出開口部23cは一次側給水管路22の一部を構成し、止水栓24を経て流入開口部23aから流入した洗浄水を内部流路23bにより案内し、第1流出開口部23cから給水バルブユニット26へと流出させる。
分岐流路23dは内部流路23bと除菌水給水管路27とを繋ぐものであり、内部流路23bを経て分岐流入開口部23eから流入した洗浄水を分岐流路23dにより案内し、第2流出開口部23fから除菌水給水管路27へと流出させる。また、分岐流路23dは、内部流路23bに対して垂直に下方へと延びる。従って、樹脂製継手23は全体として2つの円筒を組み合わせた略T字形状に形成されている。
なお、本実施形態においては、分岐流路23dは、内部流路23bに対して垂直に下方へと延びるが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、分岐流路23dは、内部流路23bに対して垂直でなくともよく、下方に延びなくともよい。
分岐流入開口部23eは、その内周面の一部が、内部流路23bの流路方向(小便器1を正面側から見て左右方向)と交差する方向に延びた平坦面23gを有している。
平坦面23gは、分岐流入開口部23eの内周面の内、内部流路23bの上流側(図3における右側)及び下流側(図3における左側)にそれぞれ互いに平行に形成される上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2からなる。
上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2は、内部流路23bの流路方向に延びる軸線に対して垂直な面として形成されているとともに、上流側平坦面23g1と下流側平坦面23g2とは前方側端部及び後方側端部にてそれぞれ円弧状の曲面にて繋がれている。
また、上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2の幅は4mm(ミリメートル)に形成されている。なお、本実施形態においては、上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2の幅は、4mmに形成されているが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、3〜5mmの大きさに形成されていればよい。
次に、図1乃至図4により本発明の一実施形態である小便器1の動作について説明する。
待機状態において、通常、使用者が放尿するために便器本体2の前に立つとき、人体検知センサ36が使用者の存在を検出して検出情報を制御ユニット38に送り、制御ユニット38は使用者の存在を認識する。使用者が便器本体2のボウル部6に放尿を行うとき、尿がボウル部6から排水トラップ部12内に流れ込む。
使用者が便器本体2のボウル部6に放尿を終え、放尿を済ませた使用者が便器本体2の前から立ち去るときに、人体検知センサ36が使用者の存在を検出しなくなる状態に変化する。人体検知センサ36が一定時間以上にわたって検出状態を継続した後に非検出状態に変わると、制御ユニット38は使用者が便器本体2から立ち去ったと認識して、小便洗浄動作を開始する。
制御ユニット38は、給水バルブユニット26に制御信号を送って給水バルブユニット26を開き、先に決定した量の洗浄水をスプレッダ28からボウル部6に吐水させる。洗浄水は、スプレッダ28からボウル部6に吐水され、ボウル部6を洗浄し且つ排水トラップ部12内の尿を排出する。制御ユニット38は、予め決められた所定時間にわたって給水バルブユニット26を開弁し、予め決められた所定量の洗浄水をスプレッダ28から吐水させる。制御ユニット38は、所定時間経過後、給水バルブユニット26を閉弁し、小便洗浄動作を終了させる。給水バルブユニット26が閉弁されると、洗浄水の吐水が終了されて待機状態に戻る。
また、制御ユニット38は、予め決められたタイミングにて、除菌水バルブユニット30を開き、除菌水生成ユニット25へと洗浄水を供給し、除菌水を生成し、スプレッダ28から除菌水が吐水される。この予め決められたタイミングは、例えば、所定時刻や、数日間の使用状況から予測される未使用時間帯等である。
上述した本発明の一実施形態による樹脂製継手23によれば、分岐流入開口部23eは、その内周面の一部が、内部流路23bの流路方向(小便器1を正面側から見て左右方向)と交差する方向に延びた平坦面23gを有している。そのため、分岐流入開口部23eにて、平坦面23gにより、洗浄水による応力を前後方向に分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。そのため、樹脂製継手23における強度及び剛性を向上させることができ、例えば、ウォーターハンマの発生により比較的強い応力が生じた場合や、分岐流入開口部23eがウェルドライン上に設けられた場合においても、応力集中による樹脂製継手23の破損を抑制することができる。また、例えば、分岐流入開口部23eにリブを設ける場合に比べて、分岐流入開口部23eにおける流路面積を確保することができる。そのため、第2流出開口部23fから流出する水の瞬間流量を維持することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による樹脂製継手23によれば、分岐流入開口部23eの内周面の内、内部流路23bの上流側(図3における右側)及び下流側(図3における左側)に、内部流路23bの流路方向に対して垂直な面としてそれぞれ上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2として形成されるとともに、それぞれ互いに平行に形成されている。そのため、分岐流入開口部23eにて、上流側平坦面23g1及び下流側平坦面23g2により、より確実に応力を前後方向に分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。
また、上述した本発明の一実施形態による樹脂製継手23によれば、分岐流路23dは内部流路23bに対して垂直に設けられている。そのため、分岐流入開口部23eにて特に応力が集中しやすいが、平坦面23gにより、応力を前後方向に分散させることができ、応力集中を緩和させることができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による樹脂製継手23によれば、応力集中による樹脂製継手23の破損を抑制することができるとともに、流出する洗浄水の瞬間流量を維持することができる樹脂製継手23を有した自動洗浄ユニット4を提供することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による樹脂製継手23によれば、応力集中による樹脂製継手23の破損を抑制することができるとともに、流出する洗浄水の瞬間流量を維持することができる樹脂製継手23を有した自動洗浄ユニット4を備えた小便器1を提供することができる。
1 小便器
2 便器本体
4 自動洗浄ユニット(吐水装置)
6 ボウル部
6a ボウル面
6b ボウル面下部
7 正面側壁部
7b 上端面
8 排水口部
8a 排水口
10 上蓋
12 排水トラップ部
12a 下降管路
12b 管路
12c 上昇管路
13 目皿
14 排水ソケット
16 排水配管
18 接続部
20 ボウル部後方収納室
22 一次側給水管路
23 樹脂製継手
23a 流入開口部
23b 内部流路
23c 第1流出開口部
23d 分岐流路
23e 分岐流入開口部
23f 第2流出開口部
23g 平坦面
23g1 上流側平坦面
23g2 下流側平坦面
24 止水栓
25 除菌水生成ユニット
26 給水バルブユニット
27 除菌水給水管路
28 スプレッダ
29 電磁弁
30 除菌水バルブユニット
31 二次側流路
36 人体検知センサ
38 制御ユニット
F 床面
W 壁面

Claims (5)

  1. 脂製継手と、流路を開閉するバルブユニットと、を備える吐水装置であって、
    前記樹脂製継手は、
    水が流入する流入開口部と、
    前記流入開口部から流入した水を案内する内部流路と、
    前記内部流路の下流端に設けられ、水を流出させる第1流出開口部と、
    前記第1流出開口部よりも上流側にて前記内部流路から分岐した分岐流路と、
    前記内部流路から前記分岐流路へ水を流出させる分岐流入開口部と、
    前記分岐流路の下流端に設けられ、水を流出させる第2流出開口部と、を備え、
    前記分岐流入開口部は、その内周面の一部が、前記内部流路の流路方向と交差する方向に延びた平坦面を有し、
    前記内部流路の流路方向と平行且つ前記分岐流入開口部を通る断面において、前記内部流路の前記分岐流入開口部の開口周縁の流路面と、前記開口周縁の流路面よりも上流側における前記内部流路の流路面と、前記開口周縁の流路面よりも下流側における前記内部流路の流路面と、が同一直線上となるように形成され
    前記バルブユニットは、前記分岐流路の下流側に設けられ吐水装置
  2. 前記平坦面は、前記分岐流入開口部の内周面の内、前記内部流路の上流側及び下流側に、前記内部流路の流路方向に対して垂直な面としてそれぞれ形成されるとともに、それぞれ互いに平行に形成された請求項1に記載の吐水装置
  3. 前記分岐流路は前記内部流路に対して垂直に設けられた請求項1又は2に記載の吐水装置
  4. 前記分岐流路の下流側に設けられる機能水生成ユニットを備え、
    前記分岐流路は、前記内部流路に対して下方に延びる請求項1乃至3の何れか1項に記載の吐水装置。
  5. 前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の吐水装置を備えた小便器。
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