JP2017110401A - 小便器 - Google Patents

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Takahiro Nakamura
隆宏 中村
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Abstract

【課題】ボウルの後部において汚れやすい左右方向の中央部を広範囲に亘って洗浄できる小便器を提供する。【解決手段】小便器1は、小便を受けるボウル3と、洗浄水をボウル3の内面に流下させる吐水部6とを具備する。ボウル3は、利用者に対向する対向面30を備える。対向面30は、対向面30に少なくとも1つ形成され、吐水部6から吐出された洗浄水をガイドする上向きのガイド面35を有する。ガイド面35は、対向面30の左右方向の中央部に位置し、対向面30の左右方向の一端部に向かって下り傾斜する。【選択図】図1

Description

本発明は小便器に関する。
特許文献1には小便器が開示されている。この小便器の便器ボウルの上部には、洗浄水を吐出する複数個の小穴が設けられている。
特開2001−115533号公報
ところで、特許文献1に開示された小便器は、洗浄水が、便器ボウルの背面の左右方向の中央部において左右に広がり難い。このため、便器ボウルの背面において、小便が直接掛かって汚れやすい左右方向の中央部の広い範囲を洗浄することが難しい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、ボウルの使用者に対向する対向面の左右方向の中央部を広範囲に亘って洗浄できる小便器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の小便器は、小便を受けるボウルと、洗浄水を前記ボウルの内面に流下させる吐水部とを具備し、前記ボウルは、利用者に対向する対向面を備え、前記対向面は、前記対向面に少なくとも1つ形成され、前記吐水部から吐出された洗浄水をガイドする上向きのガイド面を有し、前記ガイド面は、前記対向面の左右方向の中央部に位置し、前記対向面の左右方向の一端部に向かって下り傾斜したことを特徴とする。
本発明に係る小便器は、ボウルの使用者に対向する対向面において左右方向の中央部を広範囲に亘って洗浄できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る小便器の斜視図である。 同上の小便器を右側から見たときの斜視図である。 同上の小便器の概略図である。 同上の小便器の縦断面図である。 本発明の一実施形態の他例の小便器の概略図である。
以下に示す実施形態及び変形例は、小便器に関し、詳しくは、洗浄水によってボウルの内面を洗浄可能な小便器に関する。
(実施形態)
図1及び図2には、本実施形態の小便器1が示されている。小便器1は床90(図3及び図4参照)に設置される便器本体2を具備している。便器本体2は合成樹脂製である。
図1及び図2に示される便器本体2は、ボウル3を備えている。ボウル3は便器本体2の一部であり、床90に立った男性利用者の小便を受ける部分である。
以下、小便器1について設置状態における便器本体2の方向を基準として説明する。具体的には、便器本体2から見て利用者が位置する側を前方、利用者とは反対側を後方とし、前方から便器本体2を見て左側を左方とする。
ボウル3は上方に向かって開口している。ボウル3は後部33が前部34よりも上方に突出している。以下、ボウル3の後部33をボウル後部33といい、ボウル3の前部34をボウル前部34という。
本実施形態の小便器1は、小便専用のストール小便器である。ボウル3は、底部40と、後壁部43と、左右方向における両側の側壁部41,42と、前壁部44(垂れ受け)とを備えている。以下、必要に応じて、両側壁部41,42のうちの一方の側壁部である右の側壁部41を第1側壁部41といい、他方の側壁部である左の側壁部42を第2側壁部42という。
後壁部43、第1側壁部41、第2側壁部42、及び前壁部44は、底部40の後端部、右端部、左端部、及び前端部からそれぞれ上方に突出している。
第1側壁部41は後壁部43の右端部から前方に向かって突出し、第2側壁部42は後壁部43の左端部から前方に向かって突出している。両側壁部41,42の下端部の前端部同士は、前壁部44を介して繋がっている。
後壁部43と両側壁部41,42は、前壁部44よりも背が高く、前壁部44よりも上方に大きく突出している。前壁部44は左右方向において中央に近い部分ほど前方に位置するように湾曲している。
底部40の上面と、後壁部43の前面と、左右の側壁部41,42の内面と、前壁部44の後面とで、ボウル3の連続した内面が構成されている。底部40の前部と前壁部44とでボウル前部34が構成されている。底部40の後部と、後壁部43と、両側壁部41,42とで、ボウル後部33が構成されている。
ボウル3は、便器本体2の前方に立つ利用者に対向して、利用者の小便を受ける対向面30を備えている。本実施形態の対向面30は、後壁部43の前面で構成されている。
便器本体2は洗浄水をボウル3の内面に流下させる吐水部6を備えている。吐水部6は、対向面30の右端部の上端部に設けられており、対向面30と第1側壁部41の内面とに跨っている。
本実施形態の小便器1は、図3に示される給水管80を具備している。給水管80は図示しない水源に接続されており、給水管80には水源から洗浄水として用いられる水が供給される。給水管80の下流端部は、吐水部6に接続されており、吐水部6には給水管80から洗浄水が供給される。本実施形態の吐水部6は、給水管80から供給された洗浄水を下方ほど左右方向に広がるように吐出するスプレッダーである。
本実施形態の小便器1は、ボウル3の内面を自動洗浄する小便器である。小便器1は、開閉弁81と、人体検知センサー82と、制御装置83とを具備している。
開閉弁81は給水管80に設けられている。開閉弁81は電磁弁である。
人体検知センサー82は便器本体2に設けられている。具体的に人体検知センサー82は、対向面30(後壁部43)の上端部の左右方向の中央部に設けられており、吐水部6と左右方向に並んでいる。人体検知センサー82は赤外線センサーであり、便器本体2の前方に利用者が存在するか否かを検知する。
開閉弁81と人体検知センサー82は、制御装置83に電気的に接続されている。制御装置83は人体検知センサー82で検知した検知情報に基づいて開閉弁81を制御する。
利用者が小便器1を利用するにあたって便器本体2の前方に立ったとき、人体検知センサー82により、便器本体2の前方に利用者が存在することが検知される。また、利用者が小便器1で用を足した後、便器本体2の前方から立ち去ったとき、人体検知センサー82により、便器本体2の前方に利用者が存在しないことが検知される。
制御装置83は、上述のように人体検知センサー82によって利用者が存在することを検知した後に利用者が存在しないことを検知した場合、開閉弁81を開く。これにより、小便器1の吐水部6に給水管80から洗浄水が供給され、吐水部6から利用者が用を足した後のボウル3内に洗浄水が吐出されてボウル3の内面が洗浄される。
制御装置83は、開閉弁81を開いてから所定時間が経過した時点で、開閉弁81を閉じる。このように開閉弁81が閉じると、給水管80から吐水部6への洗浄水の供給が止まり、吐水部6からの洗浄水の吐出が止まる。
図4に示されるように、ボウル3の底部40の下端部には、排出口45が形成されている。排出口45は吐水部6から吐出された洗浄水及び小便をボウル3から排出する。
本実施形態の排出口45は、排水トラップの一部を構成する。排出口45は、上方に向かって開口した凹部46と、凹部46の底部中央に形成された排水筒部47とで構成されている。
排水筒部47は上下に貫通した筒状である。排水筒部47は、凹部46の底部から上方に突出した突出部48と、凹部46の底部から下方に突出した接続部49とを有している。
排水筒部47の接続部49には、排水管91が接続されている。ボウル3の底部40に流れ込んだ小便及び洗浄水は、排水筒部47を通して排水管91に排出される。
凹部46の内側領域のうち、突出部48の外側の領域は、洗浄水が溜まる溜水領域50となる。
本実施形態の小便器1は、排出口45に着脱可能に設けられた目皿7を具備している。目皿7は、蓋部70と筒部71とを備えている。蓋部70は凹部46の上端部に配置されており、凹部46の上開口部を覆っている。
筒部71は蓋部70の中央部から下方に向かって突出し、溜水領域50に挿入されている。溜水領域50の下端部を除く領域は、筒部71により筒部71外側の外側領域53と筒部71内側の内側領域54とに仕切られている。
蓋部70において筒部71よりも外側に突出した部分には、上下に貫通した目皿孔72が形成されている。ボウル3の内側の領域は、目皿孔72を介して外側領域53に通じている。
ボウル3の底部40に流れ込んだ洗浄水及び小便は、目皿孔72から外側領域53に流入し、この後、内側領域54及び排水筒部47を通って排水管91に排出される。
溜水領域50に溜まった洗浄水は、目皿孔72と排水筒部47との間の空気の流通を遮断する封水となる。この封水により、排水筒部47側から臭気や虫等がボウル3内に入ることが抑制される。すなわち、本実施形態では目皿孔72と目皿7とで、排水トラップが構成されている。
図1及び図2に示されるように、ボウル3は、対向面30に少なくとも1つ形成されたガイド面35を有している。ガイド面35は、吐水部6から吐出された洗浄水をガイドする上向きの面である。ここで、「上向き」とは、鉛直上向きの成分を含んだ方向を意味し、鉛直上向き以外の上方も含まれる。以下、同様に鉛直上向きの成分を含んだ方向を「上向き」という。
ガイド面35は対向面30の左右方向の中央部に位置している。ここで、「中央部」とは、対向面30の左右方向の中心を少なくとも含み、かつ左右方向に広がりのある領域である。すなわち、対向面30の左右方向の中央部とは、対向面30の左右方向における中間部であって、対向面30の左右両端部間に位置する部分である。
本実施形態の対向面30には、上下方向に並んだ複数の段差面51が形成されている。各段差面51は吐水部6よりも下方に位置している。各段差面51はボウル後部33の内面に沿って対向面30の右端部から左端部にまで亘っている。
各段差面51は上向きの面であり、吐水部6から吐出された洗浄水をガイドする。本実施形態の各段差面51は、対向面30から第2側壁部42の内面まで延びている。より具体的には、各段差面51は、対向面30の右端よりやや左寄りの箇所から、第2側壁部42の内面の前端まで連続して延びている。
本実施形態では各段差面51において、対向面30の左右方向の中央部に位置する部分(長さ方向の一部)がガイド面35となっている。すなわち、本実施形態のボウル3は、上下方向に並んだ複数のガイド面35を備えている。
複数の段差面51は、吐水部6から下方に吐出されて、ボウル後部33の内面に沿って流下する洗浄水が通過する位置に形成され、吐水部6から下方に吐出された洗浄水の大半を受ける。ここで、各段差面51で受けられる洗浄水の量は、吐水部6に近い右側ほど多い。
対向面30の左右の端部のうちの一方を第1端部31とすると共に、第1端部31とは反対側の端部を第2端部32としたとき、各段差面51は第1端部31から第2端部32に向かって下り傾斜している。
本実施形態では、対向面30の右端部が第1端部31であり、対向面30の左端部が第2端部32である。すなわち、各段差面51は、左方に向かって下り傾斜している。各段差面51で受けられた洗浄水は、当該段差面51に沿って第2端部32側に流れる。
各段差面51において、第2側壁部42に対応する部分は、前方に向かって下り傾斜している。さらに各段差面51の下り勾配は、後壁部43に対応する部分よりも第2側壁部42に対応する部分の方が大きい。このため、各段差面51上を流下する洗浄水の流れ方向は、後壁部43に対応する部分よりも、第2側壁部42に対応する部分の方が鉛直下向きに近づく。したがって、各段差面51上を流れる洗浄水は、ボウル3から左方に飛散し難い。
図4に示されるように、各段差面51は、当該段差面51の長さ方向に直交する断面で見たとき、ボウル3の内側に向かって下り傾斜している。このため、各段差面51上を流れる洗浄水の一部は、当該段差面51からボウル3の内側に零れ落ち、当該段差面51の内縁から下方に延びたボウル3内面を流下する。つまり、吐水部6から吐出された洗浄水は、各段差面51によって左方に広げられつつ流下する。このため、ボウル後部33の内面は、洗浄水によって、右端部から左端部までの広範囲に亘って洗浄される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のボウル3は、ボウル前部34の内面に形成された延長段差面36をさらに有している。本実施形態のボウル3は、複数の延長段差面36を備えている。これら複数の延長段差面36は、前壁部44の内面に形成されており、上下に並んでいる。
各延長段差面36は、後壁部43から第2側壁部42まで延びた複数の段差面51の各々を、ボウル前部34の内面まで延長した上向きの面である。各段差面51に沿って第2側壁部42まで流れた洗浄水は、対応する延長段差面36に流れる。
各延長段差面36は、ボウル3の前壁部44の左端から前壁部44の内面に沿って右方に向かって連続して延びている。
各延長段差面36は右方に向かって下り傾斜している。このため、各延長段差面36上の洗浄水は、当該延長段差面36に沿って右方に向かって流れ、この後、ボウル3の底部40に流れ落ちて排出口45から排出される。
図4に示されるように、各延長段差面36は、当該延長段差面36の長さ方向と直交する断面で見たときボウル3の内側に向かって下り傾斜している。このため、各延長段差面36上を右方に向かって流れる洗浄水の一部は、当該延長段差面36からボウル3の内側に零れ落ち、当該延長段差面36の内縁から下方に延びた前壁部44内面を流下してボウル3の底部40に至り、この後、排出口45から排出される。
また、図1及び図2に示される吐水部6から吐出された洗浄水は、ボウル後部33においては複数の段差面51によって左方に向かって流れ、ボウル前部34においては複数の延長段差面36によって右方に向かって流れる。このため、吐水部6から吐出された洗浄水の大半は、平面視で同一方向に旋回するように流れ、ボウル3の底部40では、洗浄水の旋回流が生じる。したがって、ボウル3の底部40の内面に付着した汚れは、旋回する洗浄水によって落ちやすい。
本実施形態のボウル3は、図1に示されるように第2段差面52をさらに備えている。第2段差面52は吐水部6から吐出された洗浄水をガイドする。
第2段差面52はボウル3の右端部の内面に形成された上向きの面である。第2段差面52はボウル3の第1側壁部41の上部から下部を経て前壁部44の内面まで連続して延びている。第2段差面52は、吐水部6から下方に吐出されて、ボウル後部33の第1端部31の内面(詳しくは第1側壁部41の内面)に沿って流下する洗浄水を受ける。
第2段差面52は前方に向かって下り傾斜している。このため、第2段差面52で受けられた洗浄水は、第2段差面52に沿って前方に向かって流れ、ボウル3の前壁部44まで導かれる。
第2段差面52も段差面51及び延長段差面36と同様、第2段差面52の長さ方向と直交する断面で見たとき、ボウル3の内側に向かって下り傾斜している。このため、第2段差面52上を前方に向かって流れる洗浄水の一部は、第2段差面52からボウル3の内側に零れ落ち、第2段差面52の内縁から下方に延びたボウル3内面を流下してボウル3の底部40に至る。すなわち、吐水部6から吐出された洗浄水の一部は、第2段差面52によって前方に広げられつつ流下する。このため、ボウル3の右端部の内面は、洗浄水によって前後方向の広範囲に亘って洗浄される。
なお、本実施形態の段差面51の右端は、後壁部43の右端よりも左側に位置しているが、後壁部43の右端や第1側壁部41に位置してもよい。また、本実施形態の段差面51は、左方に向かって下り傾斜しているが、右方に向かって下り傾斜してもよい。
また、ボウル3は複数の段差面51を備えているが、段差面51を1つだけ備えたボウル3であってもよい。すなわち、ボウル3は少なくとも1つの段差面51を備えていればよい。
また、本実施形態のガイド面35は、ボウル後部33の左右の両端部間に亘る段差面51の長さ方向の一部によって構成されているが、対向面30の左右方向の中央部にだけ形成された段差面によって構成されてもよい。
(変形例)
次に、小便器1の変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明では、前記実施形態と共通の構成については同一の符号を付し、共通する点については説明を省略する。
図5に示される本変形例の小便器1は、吐水部6が対向面30の左右方向の中央部に設けられている。
対向面30の左右方向の中央部には、左右一対のガイド面35が上下方向に複数組形成されている。
本変形例の対向面30には、左右一対の段差面51が上下方向に複数組形成されている。各段差面51は吐水部6よりも下方に位置している。左右の段差面51のうち、右側の段差面51は、対向面30の左右方向の中央部から第1端部31まで亘っており、左側の段差面51は、対向面30の左右方向の中央部から第2端部32まで亘っている。
本変形例では、各段差面51において、対向面30の左右方向の中央部に位置する部分がガイド面35となっている。すなわち、右側のガイド面35は右側の段差面51の左端部で構成され、対向面30の右端部に向かって下り傾斜している。また、左側のガイド面35は左側の段差面51の右端部で構成され、対向面30の左端部に向かって下り傾斜している。
本変形例の小便器1にあっては、吐水部6から吐出された洗浄水が、左右の段差面51で受けられ、この後、各段差面51に沿って左右方向に広げられる。このため、対向面30は、洗浄水によって左右方向の広い範囲に亘って洗浄される。
なお、本変形例の小便器1は、左右の段差面51が左右対称に形成されているが、左右非対称であってもよい。
以上説明した実施形態及び変形例の小便器1は、以下の構成を有している。小便器1は、小便を受けるボウル3と、洗浄水をボウル3の内面に流下させる吐水部6とを具備する。ボウル3は、利用者に対向する対向面30を備える。対向面30は、対向面30に少なくとも1つ形成され、吐水部6から吐出された洗浄水をガイドする上向きのガイド面35を有する。ガイド面35は、対向面30の左右方向の中央部に位置し、対向面30の左右方向の一端部(第2端部32)に向かって下り傾斜する。
この構成を有する小便器1は、吐水部6から吐出された洗浄水が、対向面30の左右方向における中央部に形成されたガイド面35に沿って左右方向に広がりやすい。このため、対向面30において汚れやすい左右方向の中央部が広範囲に亘って洗浄される。
また、前記実施形態の小便器1は、以下の付加的な構成を有している。対向面30の左右の端部のうちの一方を第1端部31とすると共に他方を第2端部32とする。ボウル3は、対向面30に形成され、第1端部31から第2端部32に亘る少なくとも1つの段差面51を有する。段差面51は、第1端部31から第2端部32に向かって下り傾斜する。段差面51の長さ方向の一部によりガイド面35が構成される。
この構成を有する小便器1は、吐水部6から吐出された洗浄水が、対向面30の第1端部31から第2端部32に亘る段差面51に沿って左右方向に広がりやすい。このため、対向面30の広い範囲が洗浄される。
また、前記実施形態の小便器1は、以下の付加的な構成を有している。吐水部6は第1端部31に設けられる。
この構成を有する小便器1は、吐水部6が第1端部31に設けられるため、吐水部6から吐出された洗浄水が、段差面51の上部(第1端部31側の部分)で受けられやすい。そして、このように段差面51の上部で受けられた洗浄水は、段差面51に沿って下方に流れる。このため、吐水部6から吐出された洗浄水は、対向面30の左右方向の広い範囲により一層広がりやすい。
また、前記実施形態の小便器1は、以下の付加的な構成を有している。ボウル3は、段差面51をボウル3の前部34まで延長した少なくとも1つの延長段差面36を有する。
この構成を有する小便器1は、段差面51に沿って流れた洗浄水が延長段差面36に至り、延長段差面36に沿って第1端部31側(段差面51とは反対側)に流れる。このため、洗浄水はボウル3の前部34まで広がりやすくなり、ボウル3の前部34が広範囲に亘って洗浄される。
また、前記実施形態の小便器1は、以下の付加的な構成を有している。ボウル3は、少なくとも1つの段差面51として、上下に並んだ複数の段差面51を有する。複数の段差面51の全てが、第1端部31から第2端部32に向かって下り傾斜する。
この構成を有する小便器1は、吐水部6から吐出された洗浄水が、複数のガイド面35に沿って左右方向に広がる。このため、ボウル3の後部33において汚れやすい左右方向の中央部はより広範囲に亘って洗浄されやすい。
また、前記実施形態及び変形例の小便器1は、以下の付加的な構成を有している。ボウル3は合成樹脂製である。
この構成を有する小便器1は、ボウル3が複雑な形状を作りやすい合成樹脂から形成される。このため、ガイド面35を有するボウル3を容易に製造できる。
以上説明した実施形態及び変形例の便器本体2は、床90に設置されず、例えば壁に掛けられて床90から上方に離間した状態で設けられてもよい。
また、便器本体2は少なくともボウル3が合成樹脂製であればよく、便器本体2のボウル3以外の部分は合成樹脂以外の他の材料から形成されてもよい。また、便器本体2は合成樹脂製に限られず、例えば陶器製であってもよい。
また、前記実施形態及び変形例の便器本体2は、排出口45と目皿7とで構成された排水トラップを有しているが、ボウル3より下流側にトラップが設けられる場合には、排水トラップは省略可能である。
また、人体検知センサー82は、赤外線センサーに限られず、マイクロ波等を用いて人体を検出するセンサーであってもよい。また、開閉弁81は手動で開閉を切り替える切替弁であってもよい。
また、この他、前記実施形態及び変形例の小便器1は、適宜設計変更可能である。
1 小便器
3 ボウル
30 対向面
31 第1端部
32 第2端部
33 ボウル後部
34 ボウル前部
35 ガイド面
36 延長段差面
51 段差面
6 吐水部

Claims (6)

  1. 小便を受けるボウルと、
    洗浄水を前記ボウルの内面に流下させる吐水部とを具備し、
    前記ボウルは、
    利用者に対向する対向面を備え、
    前記対向面は、
    前記対向面に少なくとも1つ形成され、前記吐水部から吐出された洗浄水をガイドする上向きのガイド面を有し、
    前記ガイド面は、前記対向面の左右方向の中央部に位置し、前記対向面の左右方向の一端部に向かって下り傾斜したことを特徴とする小便器。
  2. 前記対向面の左右の端部のうちの一方を第1端部とすると共に他方を第2端部としたとき、
    前記ボウルは、
    前記対向面に形成され、前記第1端部から前記第2端部に亘る少なくとも1つの段差面を有し、
    前記段差面は、前記第1端部から前記第2端部に向かって下り傾斜し、
    前記段差面の長さ方向の一部により前記ガイド面が構成されたことを特徴とする請求項1に記載の小便器。
  3. 前記吐水部は前記第1端部に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の小便器。
  4. 前記ボウルは、
    前記段差面を前記ボウルの前部まで延長した少なくとも1つの延長段差面を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の小便器。
  5. 前記ボウルは、
    前記少なくとも1つの段差面として、上下に並んだ複数の段差面を有し、
    前記複数の段差面の全てが、前記第1端部から前記第2端部に向かって下り傾斜したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の小便器。
  6. 前記ボウルは合成樹脂製であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の小便器。
JP2015245369A 2015-12-16 2015-12-16 小便器 Pending JP2017110401A (ja)

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