前記課題を解決するためになされた第1の発明は、業務内容が互いに異なる複数のスタッフ間で、患者に関する医療情報を共有させる医療情報共有システムであって、患者の属性情報および主要な医療情報を管理する第1のサーバ装置と、この第1のサーバ装置で管理されない付随的な医療情報を管理する第2のサーバ装置と、前記第1のサーバ装置および前記第2のサーバ装置とネットワークを介して接続されて、スタッフが前記医療情報の閲覧および更新を行う端末装置と、を備え、前記第2のサーバ装置は、各業務内容に関する前記付随的な医療情報を、共有医療情報として、所定のフォーマットに基づいて患者毎に統合して管理し、前記共有医療情報の全ての情報を対象に閲覧または更新を行う画面へ遷移可能な第1の画面と前記共有医療情報から抽出された一部の情報を対象に閲覧または更新を行う画面へ遷移可能な第2の画面とを作成して、前記端末装置に提供する構成とする。
これによると、共有医療情報の全ての情報を対象に閲覧または更新を行う際に端末装置へ提供される第1の画面と共有医療情報から抽出された一部の情報を対象に閲覧または更新を行う際に端末装置へ提供される第2の画面とを用いて、業務内容(役割)が異なる複数のスタッフ間で必要とする医療情報を十分に活用するとともに、業務内容が異なる複数のスタッフ間の連携をより一層強化することができる。
また、第2の発明は、前記第2のサーバ装置は、前記第1のサーバ装置から、前記属性情報および前記主要な医療情報の少なくとも一部を取得して、その取得した情報を前記共有医療情報に含めて管理する構成とする。
これによると、共有医療情報とともに属性情報および主要な医療情報をスタッフが容易に閲覧することができる。
また、第3の発明は、前記第2のサーバ装置は、スタッフが前記共有医療情報を更新する際に、そのスタッフの識別情報および記録日時の情報の少なくともいずれかを取得して、その取得した情報を前記共有医療情報に含めて管理する構成とする。
これによると、スタッフの識別情報(名前など)や記録日時の情報をスタッフが入力する手間を省くことができる。なお、スタッフの識別情報はログイン情報から取得することができる。
また、第4の発明では、前記プロセッサは、前記人物検出により、予め設定された注意人物属性を有する人物のみを検出することを特徴とする。
これによると、フォーマットの構成を適宜に変更することができるため、利便性が向上する。
また、第5の発明は、業務内容が互いに異なる複数のスタッフ間で、患者に関する医療情報を共有させる医療情報共有方法であって、第1のサーバ装置が、患者の属性情報および主要な医療情報を管理し、第2のサーバ装置が、前記第1のサーバ装置で管理されない付随的な医療情報を管理し、端末装置が、前記第2のサーバ装置とネットワークを介して接続されて、スタッフに前記医療情報の閲覧および更新を行わせ、前記第2のサーバ装置は、各業務内容に関する前記付随的な医療情報を、共有医療情報として、所定のフォーマットに基づいて患者毎に統合して管理し、前記共有医療情報の全ての情報を対象に閲覧または更新を行う画面へ遷移可能な第1の画面と前記共有医療情報から抽出された一部の情報を対象に閲覧または更新を行う画面へ遷移可能な第2の画面とを作成して、前記端末装置に提供する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、共有医療情報の全ての情報を対象に閲覧または更新を行う際に端末装置へ提供される第1の画面と共有医療情報から抽出された一部の情報を対象に閲覧または更新を行う際に端末装置へ提供される第2の画面とを用いて、業務内容(役割)が異なる複数のスタッフ間で必要とする医療情報を十分に活用するとともに、業務内容が異なる複数のスタッフ間の連携をより一層強化することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る医療情報共有システムの全体構成図である。
この医療情報共有システムは、病院において複数の職種のスタッフ(業務内容が互いに異なる複数のスタッフ)同士で医療情報を共有するものであり、電子カルテサーバ1(第1のサーバ装置)と、情報共有サーバ2(第2のサーバ装置)と、ユーザ端末3(端末装置)と、管理者端末4(端末装置)と、を備えている。
電子カルテサーバ1、情報共有サーバ2、ユーザ端末3、および管理者端末4は、院内ネットワークを介して相互に接続されている。
電子カルテサーバ1は、患者ごとのカルテ情報(属性情報および主要な医療情報)を管理する。
情報共有サーバ2は、電子カルテサーバ1で管理されない付随的な医療情報を管理する。この情報共有サーバ2は、医療情報をユーザ端末3に提供するWebサーバ5(ウェブサーバ)と、医療情報の管理に必要な処理を行うAPIサーバ6(アプリケーションサーバ)と、医療情報および各種の設定情報を蓄積するDBサーバ7(データベースサーバ)と、を備えている。
この情報共有サーバ2では、各職種に関する付随的な医療情報を、共有医療情報として、所定のフォーマットに基づいて統合して管理し、その共有医療情報をユーザ端末3に提供する。具体的には、所定のフォーマットで作成されたメインシートに各職種の医療情報を集約(統合)して管理する。このメインシートには、各職種の個別の医療情報が入力される共有医療情報テーブルが設けられており、各職種のスタッフが、自分の職種に関係する共有医療情報テーブルに医療情報を入力する。また、本実施形態では、電子カルテサーバ1から患者のカルテ情報の一部を取得してメインシートに記載する。このメインシートの機能により、各職種間で医療情報を共有することができる。
また、この情報共有サーバ2では、メインシート内の所定の項目に関連する補足的な医療情報を、メインシートに添付されるサブシート(添付情報)として管理する。このサブシートは、表計算ソフトなどのアプリケーションソフトで作成されたデータファイルである。このサブシートの機能により、院内で作成される様々な書類をサブシートとしてメインシートに登録して容易に閲覧することができる。
また、この情報共有サーバ2では、メインシートから必要な医療情報を抽出して、それらの医療情報を集約(統合)したスクリーニングシート(ダイジェスト情報)を生成して管理する。
ユーザ端末3は、スタッフが操作するものである。本実施形態では、ユーザ端末3を操作することで、メインシートおよびスクリーニングシートの入力や閲覧を行うことができる。このユーザ端末3は、PCやタブレット端末などで構成される。なお、ユーザ端末3が、タブレット端末などの携帯端末である場合、無線ルータを介して院内ネットワークに接続される。
管理者端末4は、職長などの管理者が操作するものである。本実施形態では、管理者端末4を操作することで、メインシートおよびスクリーニングシートのフォーマットを編集することができる。この管理者端末4は、PCなどで構成される。
また、ユーザ端末3および管理者端末4は、電子カルテサーバ1にアクセスして、電子カルテサーバ1のカルテ情報の入力や閲覧を行うことができる。
なお、ユーザ端末3および管理者端末4は、その情報処理装置としての構成に相違があるものではなく、一般ユーザとしてシステムにログインする場合にはユーザ端末3となり、管理者権限でシステムにログインする場合には管理者端末4となる。
次に、情報共有サーバ2、ユーザ端末3および管理者端末4の概略構成について説明する。図2は、情報共有サーバ2、ユーザ端末3および管理者端末4の概略構成を示すブロック図である。
情報共有サーバ2は、Webサーバ5と、APIサーバ6と、DBサーバ7と、を備えている。
Webサーバ5は、第1の通信部51と、第2の通信部52と、制御部53と、を備えている。第1の通信部51は、院内ネットワークを介してユーザ端末3および管理者端末4と通信を行う。第2の通信部52は、APIサーバ6と通信を行う。制御部53は、ユーザ端末3および管理者端末4からの要求に応じて、APIサーバ6に所要の処理を依頼し、APIサーバ6から取得した情報に基づいて所要の画面を生成して、その画面を第1の通信部51からユーザ端末3および管理者端末4に配信する。本実施形態では、メインシート、サブシート、およびスクリーニングシートの閲覧や入力に関する画面をユーザ端末3に配信し、メインシートおよびスクリーニングシートの編集に関する画面を管理者端末4に配信する。
APIサーバ6は、第1の通信部61と、第2の通信部62と、第3の通信部63と、制御部64と、を備えている。第1の通信部61は、院内ネットワークを介して電子カルテサーバ1と通信を行う。第2の通信部62は、Webサーバ5と通信を行う。第3の通信部63は、DBサーバ7と通信を行う。制御部64は、Webサーバ5からの要求に応じて、DBサーバ7から情報を取得するなどの所要の処理を行う。
DBサーバ7は、通信部71と、制御部72と、内部ストレージ73(記憶部)と、を備えている。通信部71は、APIサーバ6と通信を行う。内部ストレージ73は、メインシートおよびスクリーニングシートのフォーマット情報や、メインシートおよびスクリーニングシートの登録情報などを記憶する。制御部72は、APIサーバ6からの要求に応じて、内部ストレージ73に記憶された情報を読み出して、その情報を通信部71からAPIサーバ6に転送する。また、制御部72は、APIサーバ6から取得した情報を内部ストレージ73に記憶する。
なお、制御部53,64,72はプロセッサで構成され、この他に、プロセッサのワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM(Random Access Memory)と、プロセッサが実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)とが設けられる。
また、Webサーバ5、APIサーバ6、およびDBサーバ7は、各々を独立した情報処理装置で構成するようにしてもよいが、単一の情報処理装置で構成して、ソフトウェアによりWebサーバ5、APIサーバ6、およびDBサーバ7の各機能を実現するようにしてもよい。
ユーザ端末3は、通信部31と、制御部32と、表示部33と、操作部34と、を備えている。通信部31は、院内ネットワークを介して電子カルテサーバ1および情報共有サーバ2と通信を行う。表示部33は、液晶表示パネルなどの表示デバイスであり、操作部34は、マウスやキーボードなどの入力デバイスである。制御部32は、ウェブブラウザを起動させて、情報共有サーバ2のWebサーバ5から配信される画面を表示部33に表示させ、また、操作部34で行われる画面操作に応じた入力情報を、通信部31からWebサーバ5に送信する。
管理者端末4は、通信部41と、制御部42と、表示部43と、操作部44と、を備えている。この管理者端末4の各部は、ユーザ端末3と同様である。
なお、制御部32,42はプロセッサで構成され、この他に、プロセッサのワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAMと、プロセッサが実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROMとが設けられる。
次に、ユーザ端末3でメインシートの閲覧および入力を行う際に表示される画面について説明する。図3は、ユーザ端末3でメインシートの閲覧および入力を行う際に表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
ユーザ端末3では、電子カルテサーバ1にアクセスすると、電子カルテシステムにログインするためのログイン画面(図4参照)が表示される。このログイン画面でスタッフがログインの操作を行うと、患者検索画面(図5参照)に遷移する。この患者検索画面で対象となる患者を指定すると、電子カルテの主画面(図6参照)に遷移する。この電子カルテの主画面で情報共有を選択すると、メインシート閲覧画面(図7参照)に遷移する。
メインシート閲覧画面で所定の画面遷移の操作を行うと、項目別履歴閲覧画面(図8参照)に遷移する。また、メインシート閲覧画面で所定の画面遷移の操作を行うと、メインシート入力画面(図9参照)に遷移する。また、メインシート閲覧画面で所定の画面遷移の操作を行うと、サブシート閲覧画面に遷移し、スタッフがサブシートを閲覧することができる。
メインシート入力画面で所定の画面遷移の操作を行うと、メインシート入力確認画面に遷移する。このメインシート入力確認画面で登録の操作を行うと、メインシート入力画面で入力した情報が登録される。メインシート入力画面で所定の画面遷移の操作を行うと、サブシート入力画面に遷移し、スタッフがサブシートを新規に登録し、また、既存のサブシートの内容の更新(追記や修正)を行うことができる。
次に、ユーザ端末3に表示されるログイン画面について説明する。図4は、ログイン画面を示す説明図である。
このログイン画面は、電子カルテサーバ1により構築される電子カルテシステムにログインするものであり、ユーザ端末3で電子カルテサーバ1にアクセスした際に表示される。
このログイン画面には、ユーザIDおよびパスワードの各入力部101,102と、「ログイン」のボタン103と、が設けられており、ユーザIDおよびパスワードに入力して、「ログイン」のボタン103を操作すると、電子カルテサーバ1でユーザ認証が行われ、ユーザ認証が成功すると、患者検索画面(図5参照)に遷移する。
次に、ユーザ端末3に表示される患者検索画面について説明する。図5は、患者検索画面を示す説明図である。
この患者検索画面は、一覧表示された患者の中から対象とする患者を探し出して指定するものであり、ログイン画面でログインの操作を行うことで表示される。
この患者検索画面には、患者情報一覧表示部111が設けられている。この患者情報一覧表示部111には、各患者に関する情報(診療科、氏名、患者ID、身長、体重、病棟等)が一覧表示される。この患者情報一覧表示部111で患者を選択する操作を行うと、電子カルテの主画面(図6参照)に遷移する。なお、患者を探し出す時間短縮のため、氏名等の入力による検索ボタン(図示せず)や、各患者に関する情報を並び替えるソートボタン(図示せず)を設けるようにしてもよい。
また、この患者検索画面には、ユーザ情報表示部112が設けられている。このユーザ情報表示部112には、ログイン中のスタッフに関する情報(ユーザID、所属、職種等)が表示される。
次に、ユーザ端末3に表示される電子カルテの主画面について説明する。図6は、電子カルテの主画面を示す説明図である。
この電子カルテの主画面は、対象となる患者のカルテ情報を表示するものであり、患者検索画面(図5参照)で患者を選択することで表示される。
この電子カルテの主画面には、患者検索画面と同様に、ユーザ情報表示部112が設けられている。また、この電子カルテの主画面には、患者情報表示部121が設けられている。この患者情報表示部121には、対象となる患者に関する情報(ユーザID、生年月日、年齢、氏名等)が表示される。
また、この電子カルテの主画面には、表示項目(病名、診療記録、処方、食事、輸血、検体検査等)ごとのタブ122と、カルテ情報表示部123と、が設けられている。いずれかの表示項目のタブ122を操作すると、カルテ情報表示部123に、選択した表示項目に関する情報が表示される。なお、ログインしたスタッフの職種に応じて、この電子カルテの主画面に表示される情報が異なる。
また、この電子カルテの主画面には、「情報共有」のタブ124が設けられている。このタブ124を操作すると、情報共有サーバ2により構築される情報共有システムにログインして、メインシート閲覧画面(図7参照)に遷移する。
次に、ユーザ端末3に表示されるメインシート閲覧画面について説明する。図7は、メインシート閲覧画面を示す説明図である。
このメインシート閲覧画面は、スタッフがメインシートを閲覧するものであり、電子カルテの主画面(図6参照)で「情報共有」のタブ124を操作することで表示される。
このメインシート閲覧画面には、メインシート表示部131と、更新日ごとのタブ132と、左右の矢印のボタン133と、が設けられている。タブ132を操作すると、該当する更新日のメインシートがメインシート表示部131に表示される。更新日が増えてメインシート閲覧画面に全てのタブ132を表示できない場合に、左右の矢印のボタン133を操作すると、タブ132を左右にスクロールさせることができる。
メインシート表示部131に表示されるメインシートには、患者情報表示部134が設けられている。この患者情報表示部134には、対象となる患者の情報(ユーザID、生年月日、年齢、氏名等)が表示される。この患者の情報は、電子カルテサーバ1から取得したものである。
また、メインシートには、カルテ情報表示部135が設けられている。このカルテ情報表示部135には、チェックボックス136と、タイトル表示部137と、カルテ情報表示欄138と、が設けられている。カルテ情報表示欄138には、対象となる患者のカルテ情報が表示される。このカルテ情報は、電子カルテサーバ1から取得したものである。
また、メインシートには、複数の共有医療情報表示部141が設けられている。この共有医療情報表示部141は、各職種のスタッフが入力(記録)した情報が、他職種のスタッフでも閲覧できるように、共有医療情報として表示される。この共有医療情報表示部141には、チェックボックス142と、タイトル表示部143と、共有医療情報テーブル144と、「+」のボタン145と、が設けられている。
タイトル表示部143には、共有医療情報テーブル144のタイトルが表示される。
共有医療情報テーブル144では、行の見出しセル(行のヘッダ)に項目名が表示され、列の見出しセル(列のヘッダ)に細目名が表示される。また、共有医療情報テーブル144では、項目(行)ごとに最新の共有医療情報が表示され、各セルには、共有医療情報を表す文字、ラジオボタンおよびチェックボックスが表示される。また、共有医療情報テーブル144の各項目(行)には、入力者および更新日のセルが設けられている。入力者は、共有医療情報を入力(記録)したスタッフであり、更新日は、共有医療情報を入力した日付である。
また、共有医療情報テーブル144では、メインシートにサブシートが登録されている場合に、該当するセルに「サブシート閲覧」のボタン147が表示される。このボタン147を操作すると、サブシート閲覧画面に遷移する。
「+」のボタン145は、共有医療情報テーブル144の項目(行)ごとに設けられている。このボタン145を操作すると、該当する項目に関する項目別履歴閲覧画面(図8参照)に遷移する。
また、このメインシート閲覧画面には、「折り畳み」のボタン151が設けられている。このボタン151を操作すると、タブ132により選択された更新日を基準日として、その基準日から所定期間内に更新された最新の情報のみがメインシート表示部131に表示され、それ以外の情報は折り畳まれて見えない状態となる。これにより、スタッフが最新の情報のみを即座に確認することができる。
なお、「折り畳み」のボタン151は、操作すると「展開」に変化し、ここでボタン151を操作すると、折り畳み状態を解除することができる。また、折り畳み状態をメインシート閲覧画面の初期状態としてもよい。
また、このメインシート閲覧画面には、タイトル選択部152が設けられている。このタイトル選択部152を操作すると、タイトル名を一覧表示するプルダウンメニュー(コンボボックス)が表示され、このプルダウンメニューでタイトルを選択すると、選択したタイトルの共有医療情報テーブル144にジャンプする。具体的には、選択したタイトルの共有医療情報テーブル144が最も上に表示されるようにスクロールした状態となる。ここでは、電子カルテ情報が選択されているため、最上部にカルテ情報表示欄138が表示されている。
また、このメインシート閲覧画面には、「印刷プレビュー」のボタン153が設けられている。この「印刷プレビュー」のボタン153を操作すると、印刷プレビュー画面に遷移し、メインシートをプリンタで印刷出力することができる。このとき、タイトルごとに設けられたチェックボックス136,142を操作することで、印刷対象となるタイトルを選択すると、選択したタイトルの情報のみを印刷出力することができる。
また、このメインシート閲覧画面には、「スクリーニング」ボタン148が設けられている。これは、主にメインシートに登録された共有医療情報から必要な情報を抽出して、例えば、1ページに纏めたダイジェスト情報を出力するためのものである。
また、このメインシート閲覧画面には、「入力」のボタン154が設けられている。このメインシート閲覧画面において、ボタン154を操作すると、メインシート入力画面(図9参照)に遷移する。
また、このメインシート閲覧画面には、「戻る」のボタン155が設けられている。ここでは、詳細な説明は省略するが、このボタン155を操作すると、各種設定画面(図示せず)へと移行させることができ、その設定画面からのユーザの選択操作により、メインシートのフォーマットを編集するメインシート編集画面(図16参照)、サブシート設定画面、スクリーニングシート編集画面に遷移させることができる。
次に、ユーザ端末3に表示される項目別履歴閲覧画面について説明する。図8は、項目別履歴閲覧画面を示す説明図である。
この項目別履歴閲覧画面(ダイアログボックス)は、メインシート閲覧画面(図7参照)で選択した項目に関する履歴情報を一覧表示するものであり、メインシート閲覧画面の共有医療情報テーブル144の項目(行)ごとに設けられた「+」のボタン145を操作することで表示される。
この項目別履歴閲覧画面には、履歴情報テーブル161が表示される。この履歴情報テーブル161には、メインシート閲覧画面で選択した項目(行)に関して、過去に更新された共有医療情報が、新しいものから順に並べて表示される。この履歴情報テーブルには、新しいものから所定の更新回数(例えば20回)分の情報が表示される。また、メインシートの共有医療情報テーブル144の構成に変更があった場合には、同一の構成ごとに履歴情報テーブル161が分割して表示される。
履歴情報テーブル161の更新日のセルを操作すると、該当する更新日のメインシート閲覧画面(図7参照)に遷移する。このとき、タブ132で更新日を選択した場合と同様に、該当する更新日のメインシートが表示される。
この項目別履歴閲覧画面には「閉じる」のボタン162が設けられており、このボタン162を操作すると、この項目別履歴閲覧画面を閉じて、メインシート閲覧画面(図7参照)に戻る。
次に、ユーザ端末3に表示されるメインシート入力画面について説明する。図9は、メインシート入力画面を示す説明図である。
このメインシート入力画面は、スタッフがメインシートに所要の情報を入力するものであり、メインシート閲覧画面(図7参照)の「入力」のボタン154を操作することで表示される。
このメインシート入力画面には、メインシート閲覧画面と同様に、患者情報表示部134と、タイトル選択部152と、カルテ情報表示部135と、が設けられている。
また、このメインシート入力画面には、複数の共有医療情報入力部171が設けられている。この共有医療情報入力部171には、チェック不可状態のチェックボックス142と、タイトル表示部143と、共有医療情報テーブル172と、が設けられている。
共有医療情報テーブル172では、各項目を操作することで、その項目の各セルが入力可能状態となり、テキストを入力したり、ラジオボタンやチェックボックスを選択したりする入力操作を行うことができる。
また、このメインシート入力画面には、編集操作でセルにサブシートを登録する設定を行った場合、該当するセルに「サブシート入力」のボタン173が表示される。このボタン173を操作すると、サブシート入力画面(ダイアログボックス)に遷移し、サブシートの新規登録や更新(追記や修正)を行うことができる。また、このサブシートは、管理者の画面から新規登録することも可能となっている。
また、このメインシート入力画面には、「入力確認」のボタン174が設けられている。このボタン174を操作すると、メインシート入力確認画面に遷移する。このメインシート入力確認画面では、入力した情報が確定された状態で表示される。また、入力者および更新日のセルには、ログイン中のスタッフの情報および操作時の日付が自動で入力される。メインシート入力確認画面で、メインシートの入力内容を確認した上で、「登録」のボタンを操作すると、入力した情報でメインシートの登録情報が更新される。
なお、本実施形態では、図8に示した項目別履歴閲覧画面において、メインシートに登録した共有医療情報の履歴を表示するため、メインシートの登録情報を更新する際には、新しい共有医療情報を登録するとともに、古い共有医療情報を所定の保持期間が経過するまで削除しない。
次に、ユーザ端末3でメインシートに登録された共有医療情報から必要な情報を抽出して生成されるスクリーニングシートの閲覧および入力を行う際に表示される画面について説明する。図10は、ユーザ端末3でスクリーニングシートの閲覧および入力を行う際に表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
ユーザ端末3では、図7に示すメインシート閲覧画面において、スタッフがスクリーニングボタン148の操作を行うと、スクリーニングシートメニュー画面(図11参照)に遷移する。
スクリーニングシートメニュー画面では、スタッフが閲覧および入力のいずれかを選択することができ、ここで、閲覧を選択すると、スクリーニングシート選択画面(図12参照)に遷移する。このスクリーニングシート選択画面でスクリーニングシートを選択すると、スクリーニングシート閲覧画面(図13参照)に遷移する。また、スクリーニングシートメニュー画面で入力を選択した場合も、スクリーニングシート選択画面(図12参照)に遷移し、最新のスクリーニングシートに情報を入力するためのスクリーニングシート入力画面(図14参照)に遷移する。
次に、ユーザ端末3に表示されるスクリーニングシートメニュー画面ついて説明する。図11は、スクリーニングシートメニュー画面を示す説明図である。
このスクリーニングシートメニュー画面は、閲覧および入力を選択するものである。
このスクリーニングシートメニュー画面には、「閲覧」のボタン181と「入力」のボタン182とが設けられている。「閲覧」のボタン181または「入力」のボタン182を操作すると、スクリーニングシート選択画面(図12参照)に遷移する。
次に、ユーザ端末3に表示されるスクリーニングシート選択画面について説明する。図12は、スクリーニングシート選択画面を示す説明図である。
このスクリーニングシート選択画面は、閲覧または入力するスクリーニングシートを選択するものであり、スクリーニングシートメニュー画面(図11参照)で「閲覧」のボタン181または「入力」のボタン182を操作することで表示される。
このスクリーニングシート選択画面には、前記各種設定画面より遷移させたスクリーニングシート編集画面で予め登録されたスクリーニングシートごとの選択部191が表示される。この選択部191を操作してスクリーニングシートを選択すると、該当するスクリーニングシートが表示されたスクリーニングシート閲覧画面(図13参照)に遷移する。
なお、このスクリーニングシート選択画面に表示されるスクリーニングシートごとの選択部191は、前記設定画面より遷移させたスクリーニングシート編集画面からスクリーニングシートを新規に作成、登録することができる。
次に、ユーザ端末3に表示されるスクリーニングシート閲覧画面について説明する。図13は、スクリーニングシート閲覧画面を示す説明図である。
このスクリーニングシート閲覧画面は、スタッフがスクリーニングシートを閲覧するものであり、スクリーニングシート選択画面(図12参照)でスクリーニングシートを選択する操作を行うことで表示される。
このスクリーニングシート閲覧画面には、スクリーニングシート表示部201と、更新日ごとのタブ132と、左右の矢印のボタン133と、が設けられている。タブ132を操作すると、該当する更新日のスクリーニングシートがスクリーニングシート表示部201に表示される。左右の矢印のボタン133はメインシート閲覧画面(図7参照)と同様である。
スクリーニングシート表示部201に表示されるスクリーニングシートには、メインシートと同様に、複数の共有医療情報表示部202が設けられている。この共有医療情報表示部202には、選択不可状態のチェックボックス203と、タイトル表示部204と、共有医療情報テーブル205と、が設けられている。
共有医療情報テーブル205の各セルの情報は、スクリーニングシート入力画面で入力された情報に加えて、メインシート(図7参照)内の共有医療情報テーブル144から抽出した情報に基づいて生成、表示される。
なお、タイトル表示部204に表示されるタイトル、共有医療情報テーブル205の表示項目の項目名、すなわち、行および列のヘッダセルの内容は、スクリーニングシートで独自に設定される。
また、このスクリーニングシート閲覧画面には、「添付ファイル」のボタン207が設けられている。このボタン207を操作すると、添付ファイル一覧画面が表示され、この添付ファイル一覧画面で添付ファイルを選択することで、添付ファイルを閲覧することができる。
また、このスクリーニングシート閲覧画面には、「印刷プレビュー」のボタン208が設けられている。このボタン208を操作すると、印刷プレビュー画面に遷移し、スクリーニングシートをプリンタで印刷出力することができる。
次に、ユーザ端末3に表示されるスクリーニングシート入力画面について説明する。図14は、スクリーニングシート入力画面を示す説明図である。
このスクリーニングシート入力画面は、スタッフが最新のスクリーニングシートに所要の情報を入力するものであり、スクリーニングシートメニュー画面(図11参照)で「入力」のボタン182を操作し、図12のスクリーニングシート選択画面からスクリーニングシートを選択することで表示される。
このスクリーニングシート入力画面には、複数の共有医療情報入力部211が設けられている。この共有医療情報入力部211には、選択不可状態のチェックボックス203と、タイトル表示部204と、共有医療情報テーブル212と、が設けられている。ここで、共有医療情報テーブル212の情報は、新たに入力する情報に加え、メインシート(図7参照)内の共有医療情報テーブル144から抽出した情報が反映される。
また、共有医療情報テーブル212では、各項目を操作することで、その項目の各セルが入力可能状態となり、テキストを入力したり、ラジオボタンやチェックボックスを選択したりする入力操作を行うことができる。
また、このスクリーニングシート入力画面には、「添付ファイル」のボタン215が設けられている。このボタン215を操作すると、登録済みの添付ファイルを一覧表示する画面(ダイアログボックス)が表示され、この画面で添付ファイルを選択すると、所要のアプリケーションソフトが起動して、添付ファイルを編集することができる。
また、このスクリーニングシート入力画面には、「ファイルアップロード」のボタン216が設けられている。このボタン216を操作すると、ファイルアップロード画面が表示され、ユーザ端末3に保持されているファイルを情報共有サーバ2にアップロード(登録)することができる。
また、このスクリーニングシート入力画面には、「入力確認」のボタン218が設けられている。このボタン218を操作すると、スクリーニングシート入力確認画面に遷移する。このスクリーニングシート入力確認画面で、スクリーニングシートの入力内容を確認した上で、「登録」のボタンを操作すると、入力した情報でスクリーニングシートの登録情報が更新される。
次に、管理者端末4で、各種の設定画面からメインシート、サブシートおよびスクリーニングシートを編集する際に表示される画面について説明する。図15は、管理者端末4でメインシート、サブシートおよびスクリーニングシートを編集する際に表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
管理者端末4では、図7のメインシート閲覧画面から「戻る」ボタンを操作するなどして、各種設定画面へと遷移させることができる。
この各種設定画面では、スタッフが、メインシート、サブシート、およびスクリーニングシートのいずかを選択することができ、ここで、メインシートを選択すると、メインシート編集画面(図16参照)に遷移し、サブシートを選択すると、サブシート設定画面に遷移し、スクリーニングシートを選択すると、スクリーニングシート編集画面に遷移する。
メインシート編集画面(図16参照)では、メインシートを新規に作成し、また、既存のメインシートの構成を変更することができる。このメインシート編集画面で所定の画面遷移の操作を行うと、セル編集画面(図17参照)に遷移し、メインシート内のテーブルのセルを編集することができる。
サブシート設定画面では、サブシートのテンプレートを登録することができる。
スクリーニングシート編集画面では、スクリーニングシートを新規に作成し、また、既存のスクリーニングシートの構成を変更することができる。このスクリーニングシート編集画面では、メインシートと同様にセルを設定したり、メインシート内のテーブルのセルを、スクリーニングシートのテーブルに複製する操作を行う。具体的には、元になるメインシートと、編集対象となるスクリーニングシートとが表示され、ドラッグ&ドロップの操作により、メインシート内のテーブルのセルを、スクリーニングシートのテーブルに貼り付ける。また、メインシートの各セルにチェックボックスを表示して、そのチェックボックスで、スクリーニングシートに複製するセルを選択するようにしてもよい。
次に、管理者端末4に表示されるメインシート編集画面について説明する。図16は、メインシート編集画面を示す説明図である。
このメインシート編集画面は、メインシートの構成を編集するものである。図16に示す例は、メインシートを新規に作成する場合であり、メインシート編集画面にメインシートの基本レイアウトが表示される。また、登録済みのメインシートを編集することもでき、この場合、メインシート編集画面に登録済みのメインシートが表示される。
メインシートの基本レイアウトでは、共有医療情報編集部221が1つだけ設けられている。この共有医療情報編集部221には、チェックボックス142と、タイトル入力部222と、共有医療情報テーブル223と、が設けられている。
タイトル入力部222を操作すると、入力可能状態となり、タイトル(表名)を表す文字列を新規に入力したり変更したりすることができる。
タイトル入力部222に対してマウスオーバの操作を行うと(ポインタを位置P1とした場合)、リセットのボタン224と、「+」のボタン225と、「−」のボタン226と、が表示される。リセットのボタン224を操作すると、共有医療情報編集部221の編集内容が破棄され、初期状態に戻る。「+」のボタン225を操作すると、同一のレイアウトで共有医療情報編集部221が複製される。「−」のボタン226を操作すると、共有医療情報編集部221が削除される。
共有医療情報テーブル223の行の見出しセル(行のヘッダ)を操作すると、入力可能状態となり、項目名を表す文字列を新規に入力したり変更したりすることができる。
共有医療情報テーブル223の行の見出しセルに対してマウスオーバの操作を行うと(ポインタを位置P2とした場合)、「+」のボタン227と「−」のボタン228とが表示される。「+」のボタン227を操作すると、行が複製され、「−」のボタン228を操作すると、行が削除される。
共有医療情報テーブル223の列の見出しセル(列のヘッダ)を操作すると、入力可能状態となり、項目名を表す文字列を新規に入力したり変更したりすることができる。
共有医療情報テーブル223の列の見出しセルに対してマウスオーバの操作を行うと(ポインタを位置P3とした場合)、「+」のボタン229と「−」のボタン230とが表示される。「+」のボタン229を操作すると、列が複製され、「−」のボタン230を操作すると、列が削除される。
共有医療情報編集部221に対してドラッグ&ドロップの操作を行うと、共有医療情報編集部221の位置を入れ替えることができる。また、共有医療情報テーブル223の行に対してドラッグ&ドロップの操作を行うと、行の位置を入れ替えることができる。共有医療情報テーブル223の列に対してドラッグ&ドロップの操作を行うと、列の位置を入れ替えることができる。列の境界のラインに対してドラッグ&ドロップの操作を行うと、列幅を変更することができる。
共有医療情報テーブル223の共有医療情報を入力するセル、すなわち、見出しセルと入力者および更新日のセルとを除くセルには、セル編集のボタン231が表示される。このボタン231を操作すると、セル編集画面(図17参照)に遷移する。
また、このメインシート編集画面には、「undo」のボタン232と「redo」のボタン303とが設けられている。「undo」のボタン232を操作すると、直前の操作による編集処理を取り消して、直前の編集状態に戻る。「redo」のボタン233を操作すると、「undo」のボタン232で取り消した編集処理をやり直して、戻る前の編集状態とする。
また、このメインシート編集画面には、プルダウンメニュー152が設けられている。このプルダウンメニュー152には、設定されたタイトルが一覧表示され、閲覧や入力画面と同様に選択したタイトルのテーブルを表示することができる。
また、このメインシート編集画面には、登録のボタン235が設けられている。このボタン235を操作すると、編集内容がメインシートのフォーマット情報に登録される。
次に、管理者端末4に表示されるセル編集画面について説明する。図17は、セル編集画面を示す説明図である。
このセル編集画面(ダイアログボックス)は、メインシートの共有医療情報テーブル223(図16参照)のセルを編集するものであり、メインシート編集画面(図16参照)のセルに表示されるセル編集のボタン231を操作することで表示される。
このセル編集画面には、リストボックス241と、アイテム選択部242と、アイテム編集部243と、が設けられている。
リストボックス241は、アイテム選択部242およびアイテム編集部243の操作による編集結果を表示する。
アイテム選択部242には、テキストエリア追加のボタン244と、日付追加のボタン245と、チェックボックス追加のボタン246と、ラジオボタン追加のボタン247と、サブシート追加のボタン248と、が設けられている。テキストエリア追加のボタン244を操作すると、文字情報を入力するテキストエリアがセル内に追加される。日付追加のボタン245を操作すると、日付入力エリアがセル内に追加される。チェックボックス追加のボタン246を操作すると、チェックボックスがセル内に追加される。ラジオボタン追加のボタン247を操作すると、ラジオボタンがセル内に追加される。サブシート追加のボタン248を操作すると、サブシートを登録するボタンがセル内に追加される。
アイテム編集部243には、「+」のボタン251と「−」のボタン252と上向きの矢印のボタン253と下向きの矢印のボタン254とが設けられている。「+」のボタン251を操作すると、選択状態のアイテムを複製する。「−」のボタン252を操作すると、選択状態のアイテムを削除する。上向きの矢印のボタン253を操作すると、選択状態のアイテムを上に移動させ、すぐ上のアイテムと上下が入れ替わる。下向きの矢印のボタン254を操作すると、選択状態のアイテムを下に移動させ、すぐ下のアイテムと上下が入れ替わる。
また、このセル編集画面には、「リセット」のボタン255が設けられている。このボタン255を操作すると、リストボックス241に表示されている編集内容が破棄される。
また、このセル編集画面には、「キャンセル」のボタン256と「OK」のボタン257とが設けられている。「キャンセル」のボタン256を操作すると、セル編集画面を閉じてメインシート編集画面(図16参照)に戻り、編集内容が破棄される。「OK」のボタン257を操作すると、セル編集画面を閉じてメインシート編集画面に戻り、メインシート編集画面に編集内容が反映される。
次に、メインシート入力時におけるシステムの動作手順について説明する。図18は、メインシート入力時におけるシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
まず、ユーザ端末3において、スタッフにより、メインシート入力画面に遷移させる操作が行われると、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、DBサーバ7に登録されたメインシートのフォーマット情報を取得する。また、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、DBサーバ7に格納されたメインシートの登録情報を取得する。また、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、電子カルテサーバ1に登録されたカルテ情報を取得する。そして、Webサーバ5は、メインシートのフォーマット情報および登録情報と、カルテ情報とに基づいて、メインシート入力画面(図9参照)を生成して、メインシート入力画面をユーザ端末3に表示させる。
次に、ユーザ端末3において、スタッフにより、メインシート入力画面上で、セルに対するテキストの入力などの入力操作が行われ、ついで、入力内容を確認する操作が行われると、Webサーバ5は、入力者および更新日を自動入力し、メインシート入力確認画面を生成して、メインシート入力確認画面をユーザ端末3に表示させる。
次に、ユーザ端末3において、メインシート入力確認画面上で、入力内容を登録する操作が行われると、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、メインシート入力画面で入力された情報をDBサーバ7に登録させる。そして、完了ダイアログをユーザ端末3に表示させる。
なお、図18には、メインシート入力時におけるシステムの動作手順を示したが、スクリーニングシート入力時も同様である。また、メインシート閲覧時には、図18に示すメインシート入力画面に遷移させる操作からメインシート入力画面を生成・表示するまでの処理と同様の処理が行われる。
次に、メインシート編集時におけるシステムの動作手順について説明する。図19は、メインシート編集時におけるシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
まず、管理者端末4において、スタッフにより、メインシート編集画面に遷移させる操作が行われると、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、DBサーバ7に登録されたメインシートのフォーマット情報(新規作成時には基本レイアウトのフォーマット情報)を取得する。そして、Webサーバ5は、メインシートのフォーマット情報に基づいて、メインシート編集画面(図16参照)を生成して、メインシート編集画面を管理者端末4に表示させる。
次に、管理者端末4において、スタッフにより、共有医療情報テーブルや、共有医療情報テーブルの行や列を追加する操作が行われると、Webサーバ5は、メインシートに共有医療情報テーブル、行、列を追加する処理を行う。そして、管理者端末4において、スタッフにより、セル内容を変更する操作が行われると、Webサーバ5は、セル編集画面(図17参照)を管理者端末4に表示させる。
次に、管理者端末4において、スタッフにより、セル編集画面でテキスト、チェックボックス、ラジオボタンを追加する操作が行われると、Webサーバ5は、セルにテキスト、チェックボックス、ラジオボタンを追加する処理を行う。そして、管理者端末4において、スタッフにより、画面を閉じる操作が行われると、セル編集画面を閉じてメインシート編集画面を管理者端末4に表示させる。
次に、管理者端末4において、スタッフにより、編集内容を登録する操作が行われると、Webサーバ5は、APIサーバ6を介して、メインシート編集画面で入力された情報をDBサーバ7に登録させる。そして、完了ダイアログを管理者端末4に表示させる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、第1のサーバ装置を電子カルテサーバとし、第2のサーバ装置を情報共有サーバとして、情報共有サーバが、電子カルテサーバから患者の属性情報および主要な医療情報を取得してメインシートに記載するようにしたが、第1のサーバ装置は電子カルテサーバに限定されるものではない。例えば、第1のサーバ装置を、介護施設を対象にした介護管理サーバとしてもよい。この場合、介護管理サーバが、入所者の属性情報および主要な介護情報を管理し、情報共有サーバが、介護管理サーバで管理されない付随的な介護情報を共有情報として管理する。