JPWO2014128759A1 - 情報システムおよびその更新方法 - Google Patents

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Abstract

本開示の情報システム(1)は、データベース(31)と、少なくとも一のシートを有する電子ファイル(10a)を取り込む取り込み部(302)と、取り込み部(302)により取り込まれた電子ファイル(10a)に基づき、関係データベース(31)のレコードを更新する更新部(303)と、を備え、少なくとも第1シートには、行または列のデータを識別するために記述された第1識別名と、当該第1識別名の行または列のデータとを少なくとも含み、更新部(303)は、電子ファイル(10a)が取り込み部(302)により取り込まれた場合、第1識別名を、データベース(31)のレコードを識別するために記述される第2識別名であって第1シートに対応する第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけることにより、第1テーブルにおいて第2識別名をフィールドに有するレコードを、第1識別名の行または列のデータを用いて更新する。

Description

本発明は、情報システムおよびその更新方法に関し、特に、データベースを有し情報を管理するための情報システム、および、行と列とを有する2次元の領域からなるシートを有する電子ファイルを用いて情報システムのデータベースを更新する更新方法に関する。
新薬開発の過程には、新薬の候補物質を創り出す段階である基礎研究と、動物実験などにより、候補物質の有効性や安全性を調べる段階である前臨床試験と、候補物質の効果や安全性を調べる段階である臨床試験と、医薬品としての製造販売承認を受けるための審査を受ける段階である承認審査とがある。承認審査にて承認されてはじめて新薬の発売が可能となる。
したがって、製薬会社は、新薬の製造販売の承認(認可)を政府から得るために、臨床試験を行い、その結果を示す症例報告書(CRF)を添付して承認審査の申請を行う必要がある。ここで、臨床試験は、製薬会社により、病院などの医療機関に依頼される。依頼を受けた医療機関の医師は、臨床試験を行い、症例報告書(CRF)を作成し製薬会社へ提出する。
近年、症例報告書(CRF)を電子データとして収集するために、Electronic Data Capture(EDC)システムが用いられている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、例えばウェブブラウザを起動させてカルテを見ながらウェブページに対して入力を行うことで、症例報告書(CRF)を作成することができるEDCシステムの一例が開示されている。
また、特許文献2には、従来使用されていた紙のCRFと同じ様式の症例報告書(CRF)をコンピュータシステムの表示装置に表示し、医師が表示されたCRFへ直接諸データを記入することができる電子CRFファイルおよび電子CRFファイル作成支援装置が開示されている。
特開2011―204103号公報 特開2003―223514号公報
しかしながら、上記特許文献1および上記特許文献2には、以下に説明するような課題がある。すなわち、上記特許文献1に開示されるシステムでは、システムが提供するウェブページにアクセスできるユーザ(医者)が限定されたり、システムが提供するウェブページの画面設定がシステムでしか行えず、直感的に入力できないなどで入力作業にストレスを感じたり、カルテに記載された補足事項が入力できなかったりと、作業内容がシステムにより制限されてしまうという課題がある。
また、特許文献2に開示される構成では、医師が直感的に入力できないなどで入力作業にストレスを感じない等の利点があるものの、電子CRFファイルは、紙のCRFと同じ様式のCRFと項目とデータベースへのリンクさせるためのプログラム等を予め作成しておく必要があるなど、自由度に課題がある。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたもので、データベースを更新するのに用いる電子ファイルを高い自由度で作成できる情報システムおよびその更新方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る情報システムは、情報を管理するための情報システムであって、関係データベースと、行と列とを有する2次元の領域からなる少なくとも一のシートを有する電子ファイルを取り込む取り込み部と、前記取り込み部により取り込まれた電子ファイルに基づき、前記関係データベースのレコードを更新する更新部と、を備え、前記少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行または列である第1方向のデータを識別するために記述された第1識別名と、当該第1識別名の前記第1方向のデータとを少なくとも含み、前記更新部は、前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第1識別名を、前記関係データベースのレコードを識別するために記述される第2識別名であって前記第1シートに対応する第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけることにより、前記第1テーブルにおいて前記第2識別名をフィールドに有するレコードを、前記第1識別名の前記第1方向のデータを用いて更新する。
なお、「更新する」とは、関係データベースでいうUpdateのみを意味することを意図しない、例えばレコードのdeleteとinsertの組み合わせにより実現する場合も含む。
この構成によれば、電子ファイルを取り込んだ場合に、ユーザが任意に設定した識別名を用いることによって、内部形式として関係データベースのレコードを変更することができる。
したがって、データベースを更新するのに用いる電子ファイルを高い自由度で作成できる情報システムを実現することができる。
ここで、例えば、前記電子ファイルは、さらに、前記第1方向のデータを識別するために設定された第3識別名と、当該第3識別名の前記第1方向のデータとを含み、前記第1シートのデータとの参照関係を記述するために前記第3識別名の前記第1方向内に前記第1識別名を保持する第2シートを有し、前記更新部は、前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第3識別名を、前記関係データベースのレコードを識別するために記述される第4識別名であって前記第2シートに対応する第2テーブルに含まれる第4識別名と対応づけることにより、前記第2テーブルにおいて、前記第4識別名をフィールドに有するレコードを、前記第3識別名の前記第1方向のデータを用いて更新し、前記第2シートが保持する前記第1識別名を、前記第2テーブルにおいて、当該第1識別名と対応づけられた第2識別名をフィールドに有するレコードのIDに読み替えて更新するとしてもよい。
この構成によれば、関係データベースが内部的(テーブルに)使用しているIDを意識することなく電子ファイルのシートを記述することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る更新方法は、前記第1識別名を含む識別名であって前記少なくとも一のシートに含まれる識別名は、CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)の規約に則した名称である。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、上記システムまたは上記方法に限らず、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、データベースを更新するのに用いる電子ファイルを高い自由度で作成できる情報システムおよびその更新方法を実現することができる。
図1は、実施の形態1にかかるシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態1におけるPCおよびDB端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1における情報サーバの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、一般的なデータベースの更新方法について説明するための図である。 図5は、実施の形態1における更新部の更新方法について説明するための図である。 図6Aは、実施の形態1における電子ファイルの第1シートおよび第2シートの一例を示す図である。 図6Bは、実施の形態1におけるデータベースの第1テーブルおよび第2テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施の形態1における電子ファイルを用いて情報システムのデータベースを更新するまでの動作を説明するための図である。 図8Aは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル一覧および、テーブル間のリレーションを示したER図の一例を示す図である。 図8Bは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「画面」の一例を示す図である。 図8Cは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「項目」の一例を示す図である。 図8Dは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「列挙型」の一例を示す図である。 図8Eは、実施例1におけるデータベースのテーブル「列挙値」の一例を示す図である。 図9Aは、実施例1における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図である。 図9Bは、実施例1におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図である。 図10Aは、実施例2における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図である。 図10Bは、実施例2におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図である。 図11は、実施例3におけるデータベースのテーブル「列挙型」の一例を示す図である。 図12Aは、実施例3における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図である。 図12Bは、実施例3における設定ファイルのシート「項目」の一例を示す図である。 図12Cは、実施例3におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図である。 図12Dは、実施例3におけるデータベースのテーブル「項目」の更新後の一例を示す図である。 図13Aは、実施例4における設定ファイルのシート「列挙値」の一例を示す図である。 図13Bは、実施例4におけるデータベースのテーブル「列挙型」の更新後の一例を示す図である。 図13Cは、実施例4におけるデータベースのテーブル「列挙値」の更新後の一例を示す図である。 図14は、実施例5における設定ファイルのシート「項目」の一例を示す図である。 図15Aは、実施例5における設定ファイルのシート「項目」の一例を示す図である。 図15Bは、実施例5におけるDB端末に表示される表示項目のレイアウトの一例を示す図である。 図15Cは、実施例5におけるDB端末に表示される表示項目のレイアウトの一例を示す図である。 図15Dは、実施例5におけるDB端末に表示される表示項目のレイアウトの一例を示す図である。 図15Eは、実施例5におけるDB端末に表示される表示項目のレイアウトの一例を示す図である。 図16は、実施の形態2における情報システムを含む臨床試験の支援業務の枠組みを示す図である。 図17は、実施の形態2におけるEDCシステムの症例報告書案の作成例を説明するための図である。 図18は、実施の形態2における設計仕様書を用いたEDCシステムの運用フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における情報システム1の構成の一例を示す図である。図2は実施の形態1におけるPCおよびDB端末のハードウェア構成の一例を示す図であり、図3は実施の形態1における情報サーバの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す情報システム1は、DB端末20と、DB端末20とネットワーク40を介して接続される情報サーバ30とで構成されている。情報システム1は、データベースを用いて情報を管理するための情報システムであり、例えば会計システムであってもよく、EDC(Electronic Data Capture)など、医療情報を収集および管理するシステムであってもよい。ここでEDCとは、臨床試験や臨床研究等において、データを電子的に収集するシステムである。
ネットワーク40は、DB端末20と、情報サーバ30とを接続するための通信媒体である。ここで、ネットワーク40は、例えばインターネット(公衆網)であるが、専用線でもローカルネットワークでもよい。
PC10は、例えば、タブレット、パーソナルコンピュータであり、モニタなどの表示装置とキーボード等の操作装置とを供える。PC10は、ユーザの操作に従い、例えば、Microsoft社のExcel(登録商標)などの汎用的な表計算ソフトウェアを用いて電子ファイル10aを作成する。なお、PC10は、情報システム1とは独立しており、情報システム1の制約を受けない。つまり、PC10は、ユーザが自由に使える装置である。
ここで、電子ファイル10aは、行と列とを有する2次元の領域からなる少なくとも一のシートを有し、少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行または列のデータを識別するために記述された第1識別名と、当該第1識別名の行または列のデータとを少なくとも含んでいる。その他の例や詳細については後述するため、ここでの説明は省略する。また、電子ファイル10aは、例えば情報システム1が会計システムであれば、会計データを含み、情報システム1がEDCであれば、症例報告書(電子CRF)のデータ、内容を含む。なお、電子ファイル10aは、典型的には、表計算ツールのブック形式のファイルであり、上記のデータを含んでいる。
DB端末20は、モニタなどの表示装置とキーボード等の操作装置とを供え、情報サーバ30とネットワーク40を介して接続することのできる端末である。DB端末20は、例えば、タブレット、パーソナルコンピュータであり、情報サーバ30(情報システム1)にログイン等できる。本実施の形態では、DB端末20は、PC10等でユーザが作成した電子ファイル10aを、情報サーバ30に送信することで情報システム1のデータベース31を更新する場合の例について説明する。
ここで、上記のように構成されるPC10およびDB端末20は、例えば図2に示すハードウェアにより実現される。すなわち、PC10およびDB端末20は、例えば図2に示すように、CPU201と、プログラム103を有するハードディスク102、操作部104と、ディスプレイ105と、ネットワークインタフェース106と、メモリ107と、を備えるハードウェア構成により実現される。
CPU101は、PC10(またはDB端末20)全体を制御したり、ハードディスク102に格納されたプログラム103を実行したりする。具体的に制御する部分は、CPU101上で動作するソフトウェアプログラム等により実現される。
ハードディスク102は、プログラム103等を保存したり、操作部104によって入力されたデータ等を一時的に保持したりする記憶領域等を有する読み書き可能な記憶装置である。
操作部104は、キーボードやマウス等によって、ユーザからの操作(例えば、電子ファイル10aのデータの入力等)を受け付ける。
ディスプレイ105は、液晶表示装置(LCD)等であり、ユーザとの対話に使用する。
ネットワークインタフェース106は、ネットワーク接続された機器とデータを送受信する。例えば、ネットワークインタフェース106は、PC10のハードウェア構成の場合、PC10とDB端末20とを接続し、DB端末20のハードウェア構成の場合、情報サーバ30とネットワーク40を介して接続する。
メモリ107は、CPU101がプログラム103を実行するときに使用するワークエリアである。メモリ107は、CPU101上で動作するプログラムや、プログラム動作時の一時変数等を記録する。
以下、図1に戻り、情報サーバ30の構成について説明する。
情報サーバ30は、データベース31を有し、データベース31を用いて情報を管理する。例えば、情報システム1が会計システムの場合には、在庫管理・販売管理・顧客管理などのデータ(情報)をデータベース31で管理し、情報システム1が医療システムの場合には、臨床試験や臨床研究等におけるデータなどをデータベース31で管理する。なお、情報システム1の例は、これらに限定されるものではない。また、情報サーバ30は、図3に示すようにシステム機能部301と、取り込み部302と、更新部303と、画面提供部304とを備え、DB端末20から送信された電子ファイル10aを受け付け、インポート処理を実行する。
本実施の形態では、データベース31は、例えば関係データベースであり、データを例えばテーブル31aに分類して管理するとして以下説明する。
システム機能部301は、CPU、メモリ、ハードディスク、ネットワークインタフェースのほか種々のハードウェアで構成され、通信、制御、データベース31の管理など、情報サーバ30の主たる機能を実行する。
取り込み部302は、DB端末20から送信された電子ファイル10aを取り込む。
更新部303は、取り込み部302により取り込まれた電子ファイル10aに基づき、データベース31のレコードを更新する。なお、「更新する」とは、関係データベースでいうUpdateのみを意味することを意図しない、例えばレコードのdeleteとinsertの組み合わせにより実現する場合も「更新する」の意味に含むものとして以下説明する。
ここで、例えば、電子ファイル10aにおいて、少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行または列のデータを識別するために記述された第1識別名と、第1識別名の行または列のデータとが少なくとも含まれていたとする。この場合、更新部303は、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれたとき、第1識別名を、データベース31のレコードを識別するために記述される第2識別名であって第1シートに対応する第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけることにより、第1テーブルにおいて第2識別名をフィールドに有するレコードを、第1識別名の行または列のデータを用いて更新する。なお、第2識別名は、前記第1識別名と同一名称であるのが好ましい。
また、更新部303は、さらに、第1シートにおける第1識別名と、第1識別名の行または列のデータとが削除された電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれた場合、第1テーブルにおいて、第1識別名に対応する第2識別名に有するレコードを、削除する。
このようにして、更新部303は、識別名を用いて電子ファイル10aのシートの行または列とデータベース31のレコードとを対応させることで、データベース31のレコードを更新する。
また、例えば、電子ファイル10aは、さらに、行または列のデータを識別するために設定された第3識別名と、当該第3識別名の行または列のデータとを含み、第1シートのデータとの参照関係を記述するために第3識別名の行または列内に第1識別名を保持する第2シートを有するとする。
この場合、更新部303は、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれたとき、第3識別名を、データベース31のレコードを識別するために記述される第4識別名であって第2シートに対応する第2テーブルに含まれる第4識別名と対応づけることにより、第2テーブルにおいて、第4識別名をフィールドに有するレコードを、第3識別名の行または列のデータを用いて更新し、第2シートが保持する第1識別名を、第2テーブルにおいて、当該第1識別名と対応づけられた第2識別名をフィールドに有するレコードのIDに読み替えて更新するとしてもよい。
このようにして、更新部303は、電子ファイル10aのシート内に識別名によりレコード間の参照を表現することができるので、電子ファイル10aを用いてレコード間の参照関係を更新することができる。
以下、識別名を用いてシートの行とデータベースのレコードとを対応させる場合の例について、図4および図5を用いて具体的に説明する。なお、識別名を用いてシートの列とデータベースのレコードとを対応させる場合も同様のことが言えるため、説明を省略する。すなわち、識別名を用いてシートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明することで、識別名を用いてシートの行または列とデータベースのレコードとを対応させる場合の説明とする。
(識別名を用いてシートの行とデータベースのレコードとを対応させる場合の例)
図4は、一般的なデータベースの更新方法について説明するための図であり、図5は、実施の形態1における更新部の更新方法について説明するための図である。
以下、原則として電子ファイル10aのシートの各行がデータベース31のレコードに1対1で対応するものとして説明する。例外については後述するためここでの説明は省略する。
図4に示すように、電子ファイルの第1シート401がデータベース31にインポートされた場合、第1シート401に対応する第1テーブル402のレコードは第1テーブル403に更新される。
ここで、一般的なデータベースの更新方法(アルゴリズム)では、システムで発行されたIDを用いて更新する。具体的には、第1シート401の識別名fooのデータは列1でA、列2でBとなっており、識別名barのデータは列1でC、列2でDとなっている。そして、第1シート401がデータベース31にインポートされた場合、対応する第1テーブル402のID1のレコードは、列1でa、列2でbとなっており、ID2のレコードは列1でc、列2でdとなっている。そのため、第1テーブル403に示すように、一般的なデータベースの更新方法(アルゴリズム)では、まず、第1シート401のデータをそのままID3およびID4のレコードに挿入し、その後、ID1およびID2のレコードを削除する。このように、一般的なデータベースの更新方法では、シートの行とデータベースのレコードの対応づけを、情報システムで発行されたIDを用いて行う。
しかし、一般的なデータベースの更新方法(アルゴリズム)では、テーブル404に示すように、更新前の第1テーブル402のレコード間に参照制約が存在すると、更新時(ID1、ID2の削除時)にエラーが発生してしまうという問題がある。
一方、図5に示す本実施の形態における更新部の更新方法によれば、参照制約があっても更新が可能である。
以下、本実施の形態における更新方法(アルゴリズム)について、具体的に説明する。
図5に示すように、電子ファイル10aの第1シート401がデータベース31にインポートされた場合、第1シート401に対応する第1テーブル402のレコードは第1テーブル503に更新される。
ここで、本実施の形態のデータベースの更新方法(アルゴリズム)では、情報システム1(情報サーバ30)で発行されたIDではなく、ユーザが任意に設定した識別名をもとに更新する。
具体的には、第1シート401がインポートされた場合(電子ファイル10aが取り込み部302に取り込まれた場合)、第1シート401の識別名foo(第1識別名)を、データベース31のレコードを識別するために記述され、かつ、第1シート401に対応する第1テーブル402に含まれる識別名foo(第2識別名)と対応づけることにより、第1テーブル402において識別名foo(第2識別名)をフィールドに有するレコード(列1でa、列2でb)を、第1シート401の識別名foo(第1識別名)の行のデータ(列1でA、列2でC)を用いて、第1テーブル503に更新する。なお、第1シート401の第1識別名barについても同様のため説明は省略する。
このように、本実施の形態の更新方法(アルゴリズム)によれば、電子ファイル10a(典型的には表計算ツールのブック形式の電子ファイル10a)をインポートした場合に、ユーザが任意に設定した識別名を用いることによって、内部形式としてのデータベース31のレコードを変更することができる。
また、電子ファイル10aを再度インポートする場合には、レコードを一律で削除した後に新規作成するのではなく、既存のレコードを更新することができる。
さらに、テーブル404に示すように、更新前の第1テーブル402のレコード間に参照制約が存在しても、レコードの削除(更新)は最低限に抑えられるため、参照制約違反を発生させないでレコードを更新することができる。
以下、電子ファイル10aのシート内に記述する識別名によりレコード間の参照を表現する場合の例について、図6Aおよび図6Bを用いて具体的に説明する。
(識別名によりレコード間の参照を表現する場合の例)
図6Aは実施の形態1における電子ファイルの第1シートおよび第2シートの一例を示す図であり、図6Bは実施の形態1におけるデータベースの第1テーブルおよび第2テーブルの一例を示す図である。
図6Aには、電子ファイル10aの第1シート601および第2シート602が示されている。ここで、第1シート601には、識別名fooおよび識別名bar(いずれも第1識別名に対応)と、その行データ(識別名fooの列1でA、識別名barの列2でB)とが含まれている。第2シート602には、識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第3識別名に対応)を含み、その行データ内に第1シート601のデータとの参照関係を記述するために第1シート601の第1識別名(本図では、参照先識別名として、識別名bar、fooおよびbar)を保持している。
そして、図6Aに示す第1シート601および第2シート602を有する電子ファイル10aがデータベース31にインポートされた場合、第1シート601および第2シート602を用いて、図6Bに示す第1テーブル603および第2テーブル604に示すレコードに更新される。
ここで、第1テーブル603には、図6Bに示されるように、ID1およびID2と、識別名fooおよび識別名bar(いずれも第2識別名に対応)と、その行データ(識別名fooの列1でA、識別名barの列2でB)と、が含まれている。第2テーブル604には、ID1、ID2およびID3と、識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第4識別名に対応)とを含み、それら識別名それぞれの行データ内に第1テーブル603のデータとの参照関係を記述するために第1テーブル603のID(図では、参照先IDとして、2、1、3を保持している。
つまり、更新部303は、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれた場合、第2シート602の識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第3識別名)を、第2テーブル604の識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第4識別名)と対応づけることにより、第2テーブル604において、識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第4識別名)をフィールドに有するレコードを、識別名baz、quxおよびfoobar(いずれも第3識別名)の行のデータを用いて更新する。それとともに、更新部303は、第2シート602が保持する第1シート601の識別名fooおよび識別名bar(いずれも第1識別名)を、第2テーブル604において、第1シート601の識別名fooおよび識別名bar(いずれも第1識別名)と対応づけられた第1テーブル603の識別名fooおよび識別名bar(いずれも第2識別名)をフィールドに有するレコードのID(図では、2、12)に読み替えて更新する。なお、第1テーブル603の更新方法は、図5で説明した通りであるため、ここでの説明は省略する。
このように、本実施の形態の更新方法(アルゴリズム)によれば、データベース31のテーブル間に参照関係が存在し、1つのテーブルが他のテーブルのレコードのIDを保持している場合でも、電子ファイル10aのシートにおいて、レコードのIDではなくレコードを有するテーブルに対応するシート内に記載されたレコードに対応する識別名を記述し、参照関係を表せばよい。そうすれば、更新部303は、電子ファイル10aがインポートされたときにレコードのIDに読み替えて更新することができる。
つまり、本実施の形態の更新方法(アルゴリズム)によれば、データベース31が内部的(テーブルに)使用しているIDを意識することなく電子ファイル10aのシートを記述することができる。
(その他)
なお、更新部303が、取り込み部302により取り込まれた電子ファイル10aに基づき、データベース31のレコードを更新する方法は上記の場合に限られない。
例えば、更新部303は、電子ファイル10aが取り込まれた場合、電子ファイル10aに含まれる単一シートから、単一シートの複数の領域ごとに対応するテーブルであってデータベース31の複数のテーブルを更新するとしてもよい。
すなわち、電子ファイル10aは、さらに、第5識別名と、第5識別名と同一の行(または列)に配置される第6識別名と、第6識別名と同一列(または同一行)かつ第5識別名と異なる行(または異なる列)に配置される第7識別名とが記述された第3シートを有するとしてもよい。
この場合、更新部303は、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれたとき、第5識別名を、データベース31のレコードを識別するために記述される第8識別名であって第3シートに対応する一のテーブルである第3テーブルに含まれる第8識別名と対応づけ、かつ、第6識別名および第7識別名を、データベース31のレコードをそれぞれ識別するために記述される第9識別名および第10識別名であって第3シートに対応する一のテーブルである第4テーブルに含まれる第9識別名および第10識別名と対応づける。それにより、更新部303は、(i)第3テーブルにおいて第8識別名をフィールドに有するレコードを、第5識別名の行(または列)のデータを用いて更新し、(ii)第4テーブルにおいて、第9識別名および第10識別名をフィールドに有するレコードのそれぞれを、第6識別名および第7識別名それぞれの行(または列)のデータを用いて更新し、かつ、第9識別名および第10識別名をフィールドに有するレコード内に、第3シートが保持する第5識別名と対応づけられた第8識別名をフィールドに有するレコードのIDを付加するとしてもよい。
ここで、典型的には、第8識別名は、第5識別名と同一名称であり、第9識別名および第10識別名は、第6識別名および第7識別名と同一名称である。
なお、単一シートが第1シートとは異なるシートである第3シートの場合について説明したが、それに限らない。単一シートが第1シートであってもよい。
具体的には、第1シートには、さらに、第1識別名と同一の行(または列)に配置される第5識別名と、第5識別名と同一の列(または行)、かつ、第1識別名の行(または列)と異なる行(または列)に配置される第6識別名とが記述されているとしてもよい。
この場合、更新部303は、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれた場合、第1識別名を、第1シートに対応する一のテーブルである第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけ、かつ、第5識別名および第6識別名を、データベース31のレコードをそれぞれ識別するために記述される第7識別名および第8識別名であって第1シートに対応する一のテーブルである第3テーブルに含まれる第7識別名および第8識別名と対応づける。それにより、(i)第1テーブルにおいて第2識別名をフィールドに有するレコードを、第1識別名の行(または列)のデータを用いて更新し、(ii)第3テーブルにおいて、第7識別名および第8識別名をフィールドに有するレコードのそれぞれを、第5識別名の行(または列)および第6識別名の行(または列)のデータを用いて更新し、かつ、第7識別名および第8識別名をフィールドに有するレコード内に、第1シートが保持する第1識別名と対応づけられた第2識別名をフィールドに有するレコードのIDを付加するとしてもよい。
このように、更新部303は、電子ファイル10aが取り込まれた場合、単一シートを分割して、対応するデータベース31のテーブルを更新するとしてもよい。
以下、図1に戻り、画面提供部304について説明する。
画面提供部304は、ネットワーク40を介して接続されるDB端末20に表示する画面を提供する。
より具体的には、例えば、電子ファイル10aにおいて、第1シートは、さらに、第1識別名の次の行(または列)のデータを識別するために記述された第11識別名と、当該第11識別名の行(または列)のデータ内に、当該第11識別名に対応する表示項目であってDB端末20の画面に表示される表示項目の配置を設定するための第1画面配置列を含むとする。
そして、電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれ、更新部303により第1テーブルにおいて第1識別名および第11識別名に対応する第2識別名および第12識別名をフィールドに有するレコードが更新されたとする。
この場合、画面提供部304は、第1シートの第1画面配置列に対応する第1テーブルの第12識別名をフィールドに有するレコードに記載された第2画面配置列の内容に基づいて、第2識別名に対応する表示項目が表示される位置を基準に第2画面配置列の記述に従う位置に、第12識別名に対応する表示項目を表示する画面を、DB端末20に提供する。
ここで、画面配置列には、予め定められた複数の文字列の一が記述されるとしてもよい。
また、電子ファイル10aにおいて、表示項目は、第1識別名や第12識別名に対応する表示名であって、第1識別名や第12識別名を含む行(または列)に記述された表示名を含む。
これにより、ユーザがPC10で電子ファイル10aを作成する際、DB端末20の画面の表示項目を設定することができる。つまり、電子ファイル10aのシート内に記述された、DB端末20に表示すべき表示名(表示項目)に対して画面配置列を付加することにより、簡易な設定で表示名(表示項目)をDB端末20の画面上で任意に配置することが可能となる。
次に、以上のようにして構成された情報システム1とPC10を用いて作成した電子ファイル10aがインポートされて、データベース31のレコードが更新されるまでの動作について説明する。
図7は、実施の形態1における電子ファイルを用いて情報システムのデータベースを更新するまでの動作を説明するための図である。
まず、ユーザは、PC10などを利用して、電子ファイル10aを作成する(S101)。
より具体的には、ユーザは、PC10などを利用して、少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行(または列)のデータを識別する第1識別名と、当該第1識別名の行(または列)のデータとを少なくとも含むように記述した電子ファイル10aを作成する。ここで、電子ファイル10aは上述したように、行と列とを有する2次元の領域からなる少なくとも一のシートを有し、例えば、表計算ツールのブック形式の電子ファイルである。
次に、作成した電子ファイル10aを情報システム1にインポートする(S102)。
具体的には、情報サーバ30の取り込み部302が、DB端末20から送信された電子ファイル10aを取り込む。
次に、情報システム1はデータベースの更新を行う(S103)。
具体的には、情報サーバ30の更新部303は、取り込み部302により取り込まれた電子ファイル10aに基づき、データベース31のレコードを更新する。
次に、情報システム1は、DB端末20の表示画面を更新する(S104)。
具体的には、情報サーバ30の画面提供部304は、電子ファイル10aのシート内に記述された表示名(表示項目)と画面配置列とに従って、ネットワーク40を介して接続されるDB端末20に表示する画面を提供する。
そして、ユーザは、DB端末20を利用して、更新された画面を確認し、更新内容がユーザの意図通りであれば、更新内容を確定する(S104)。
このように、ユーザは、情報システム1と独立した電子ファイル10aを作成(ワークシート内への簡易な設定)し、情報システム1にインポートすることにより、情報システム1のデータベース31を更新できるだけでなく、DB端末20の画面上に表示される画面項目を自由に配置することが可能となる。
なお、情報システム1と独立した電子ファイル10aを作成するのに、PC10を用いるとしたがそれに限らない。情報システム1の制約を受けずに独立して作成できるのであれば、PC10に限らず、DB端末20を用いて電子ファイル10aを作成してもよいし、PC10以外の情報装置を用いて作成してもよい。
以下、上述した更新部303の更新方法(アルゴリズム)の詳細について、具体的なデータベースのテーブルの例および表計算ツールのブック形式の電子ファイル10aに含まれる具体的なシートの例を挙げて、実施例として説明する。
以下の実施例1〜実施例5で使用するアプリケーションの概要は次の通りである。すなわち、1)ユーザは、PC10などを用いて、情報システム1が提供するGUI(画面)から値を入力するための画面入力機能を提供するための電子ファイル10aを作成する。2)情報システム1は、異なる入力項目を持つ複数種類の画面の定義を保持する。入力項目の種類やレイアウトは設定によって可変である。3)入力項目に対し、入力可能な値を制限するために「列挙型」を設定することが可能である。列挙型とは入力可能な値(列挙値)を複数まとめたものであり、これが入力項目に設定されている場合は列挙型に含まれる列挙値以外の入力値を受け付けない。
なお、以下では、電子ファイル10aは、情報システム1の設定ファイルとして用いられるので、電子ファイル10aを設定ファイルとも呼ぶ。
また、実施例1〜実施例5において、図8A〜図8Eに示すデータベースのテーブル定義を情報システムが保持するとする。つまり、実施例1〜実施例5では、図8A〜図8Eの構造を持ったデータベースのスキーマを使用する。
図8Aは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル一覧および、テーブル間のリレーションを示したER図の一例を示す図である。図8Bは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「画面」の一例を示す図である。図8Bは、図8Aのスキーマ701に対応するテーブルであり、アプリケーションで使用できる画面の種類に対応する。なお、設定ファイル(電子ファイル10a)においてはシート「画面」に対応する。図8Cは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「項目」の一例を示す図である。図8Cは、図8Aのスキーマ702に対応するテーブルであり、アプリケーションで使用できる画面の入力項目に対応する。なお、設定ファイル(電子ファイル10a)においてはシート「項目」に対応する。図8Dは、実施の形態1におけるデータベースのテーブル「列挙型」の一例を示す図である。図8Dは、図8Aのスキーマ703に対応するテーブルであり、画面の入力項目に設定する列挙型に対応する。なお、設定ファイル(電子ファイル10a)においてはシート「列挙型」に対応する。図8Eは、実施例1におけるデータベースのテーブル「列挙値」の一例を示す図である。図8Eは、図8Aのスキーマ704に対応するテーブルであり、列挙型に含まれる値に対応する。なお、設定ファイル(電子ファイル10a)においてはシート「列挙型」に対応する。
(実施例1)
実施例1では、更新部303が単一のレコードの更新をする場合について、図9Aおよび図9Bを用いて説明する。なお、以下では、シートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明する。シートの列を用いた場合も同様であるため説明は省略する。
図9Aは、実施例1における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図である。図9Bは、実施例1におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図である。
図9Aには、設定ファイル(電子ファイル10a)のシート「画面」を示す第1シート901が示されている。ここで、第1シート901は、識別名basicおよび識別名history、Characteristics(いずれも第1識別名に対応)と、その行データ(識別名Basicの列(表示名)で基本情報、識別名historyの列(表示名)で既往歴、識別名Characteristicsの列(表示名)で被験者特性情報)とが含まれている。
そして、図9Aに示す第1シート901を有する設定ファイル(電子ファイル10a)がデータベース31にインポートされた場合、第1シート901を用いて、図9Bに示す第1テーブル902に示すレコードに更新される。
具体的には、定義テーブル801に基づき、インポートされた第1シート901の行に対応してデータベース31の第1テーブル902のレコードが1件ずつ作成される。また、データベース31の第1テーブル902において、列「画面ID」には自動的に発行される連番が付与される。また、列「順序」は第1シート901の対応する行の順序の通りとなるよう番号が付与される。
そして、情報サーバ30の画面提供部304は、電子ファイル10aの第1シート901内に記述された表示名に従って更新された第1テーブル902の列「表示名」を表示する画面を、ネットワーク40を介して接続されるDB端末20に提供する。ユーザは、DB端末20を利用して、更新された表示画面を確認し、更新内容がユーザの意図通りであれば、更新内容を確定する。
(実施例2)
実施例1において、DB端末20を利用して、更新された表示画面を確認した更新内容がユーザの意図通りでない場合には、さらに設定ファイル(電子ファイル10a)を更新し、再度、情報システム1にインポートする。以下、その場合について図10Aおよび図10Bを用いて説明する。なお、以下では、シートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明する。シートの列を用いた場合も同様であるため説明は省略する。
図10Aは、実施例2における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図である。図10Bは、実施例2におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図である。
図10Aには、設定ファイル(電子ファイル10a)の更新後のシート「画面」を示す第1シート1001が示されている。ここで、第1シート1001は、識別名basicおよび識別名ae、history(いずれも第1識別名に対応)と、その行データ(識別名Basicの列(表示名)で被験者基本情報、識別名aeの列(表示名)で有害情報、識別名historyの列(表示名)で既往歴)とが含まれている。
ここで、図9Aに示す第1シート901と異なる点は、識別名characteristicsの行が削除されている点、識別名aeの行が追加されている点、および識別名basicの列「表示名」の値が変更されている点である。
そして、図10Aに示す第1シート1001を有する設定ファイル(電子ファイル10a)がデータベース31にインポートされた場合、第1シート1001を用いて、図10Bに示す第1テーブル1002に示すレコードに更新される。
具体的には、定義テーブル801に基づき、第1シート1001の列「識別名」とデータベース31の第1テーブル1002の列「識別名」を対応させてデータベース31が変更されている。
より具体的には、データベース31の第1テーブル1002のレコードのうち、列「識別名」の値が第1シート1001の列「識別名」に存在しないレコードが削除される。本実施例では、第1テーブル1002において、列「画面ID」の「3」の行(レコード)が削除される。
次に、第1シート1001の行のうちで列「識別名」に対応するものがデータベース31の第1テーブル1002のレコードの列「識別名」に存在しない場合には、データベース31の第1テーブル1002のレコードが新規作成される。本実施例では、第1テーブル1002において、列「画面ID」の「4」の行(レコード)が新規作成される。
また、第1シート1001の行のうちで列「識別名」に対応するものがデータベース31の第1テーブル1002のレコードの列「識別名」に存在する場合には、データベース31の第1テーブル1002のレコードが更新される。本実施例では、第1テーブル1002において、列「画面ID」の「1」を含むフィールドの行(レコード)が更新される。
最後に、データベース31の第1テーブル1002の列「順序」の値が、第1シート1001の対応する行の順序の通りに再設定(更新)される。
そして、情報サーバ30の画面提供部304は、電子ファイル10aの第1シート1001内に記述された表示名に従って更新された第1テーブル1002の列「表示名」を表示する画面を、ネットワーク40を介して接続されるDB端末20に提供する。ユーザは、DB端末20を利用して、更新された画面を確認し、更新内容がユーザの意図通りであれば、更新内容を確定する。
(実施例3)
本実施例では、更新部303が参照関係にある複数のレコードの更新をする場合について説明する。なお、以下では、シートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明する。シートの列を用いた場合も同様であるため説明は省略する。
図11は、実施例3におけるデータベースのテーブル「列挙型」の一例を示す図である。図12Aは、実施例3における設定ファイルのシート「画面」の一例を示す図であり、図12Bは、実施例3における設定ファイルのシート「項目」の一例を示す図である。図12Cは、実施例3におけるデータベースのテーブル「画面」の更新後の一例を示す図であり、図12Dは、実施例3におけるデータベースのテーブル「項目」の更新後の一例を示す図である。
本実施例では、データベース31のテーブル「列挙型」を示すテーブル1100があらかじめ図11に示すように設定されているとする。
図12Aには、設定ファイル(電子ファイル10a)のシート「画面」を示す第1シート1201が示されている。ここで、第1シート1201は、識別名basicおよび識別名ae(いずれも第1識別名に対応)と、その行データ(識別名Basicの列(表示名)で被験者基本情報、識別名aeの列(表示名)で有害情報)とが含まれている。また、図12Bには、設定ファイル(電子ファイル10a)のシート「項目」を示す第2シート1202が示されている。ここで、第2シート1202は、識別名birthday、識別名age、識別名sex、識別名aedateおよび識別名aeterm(いずれも第3識別名に対応)と、それぞれの行データとが含まれている。また、第2シート1202では、行データ内に第1シート1201のデータとの参照関係を記述するために第1シート1201の第1識別名(図では、画面識別名として、識別名basicおよびae)を保持している。また、同様に、第2シート1202では、行データ内にテーブル1100に対応するシートのデータとの参照関係を記述するためにテーブル1100の識別名(図では、列挙型識別名として、識別名ageおよびgender)を保持している。
そして、図12Aおよび図12Bに示す第1シート1201および第2シート1202を有する設定ファイル(電子ファイル10a)がデータベース31にインポートされた場合、定義テーブル801、定義テーブル802および定義テーブル803に基づき、第1シート1201および第2シート1202を用いて、図12Cおよび図12Dに示す第1テーブル1203および第2テーブル1204に示すレコードに更新される。
具体的には、第2テーブル1204における列「画面ID」には、定義テーブル802に基づいて、第2シート1202のデータの列「画面識別名」を参照して、第2シート1202のデータの列「画面識別名」に対応する第1テーブル1203のレコードにおける列「画面ID」の値が設定される。本実施例では、例えば第2テーブル1204における識別名birthdayの列「画面ID」には、第2テーブル1204に対応する第2シート1202の識別名birthdayの列「画面識別名」のbasicを参照して、第2シート1202の識別名birthdayの列「画面識別名」のbasicに対応する第1テーブル1203の列「画面ID」の値「1」に更新される。同様にして、例えば第2テーブル1204における識別名aedateの列「画面ID」には、第2シート1202の識別名aedateの列「画面識別名」ではaeであるが、第2シート1202の識別名aedateの列「画面識別名」のaeに対応する第1テーブル1203の列「画面ID」の値「2」に更新される。
また、第2テーブル1204における列「列挙型ID」には、定義テーブル803に基づいて、第2シート1202のデータの列「列挙型識別名」に対応するテーブル1100のレコードの列「列挙型ID」の値が設定される。本実施例では、例えば第2テーブル1204における識別名ageの列「列挙型ID」には、第2シート1202の識別名ageの列「列挙型識別名」ではageであるが、第2シート1202の識別名ageの列「列挙型識別名」のageに対応するテーブル1100の列「列挙型ID」の値「2」に更新される。なお、第2テーブル1204における識別名sexの列「列挙型ID」も同様にしてテーブル1100の列「列挙型ID」の値「1」に更新されるが、アルゴリズムは上記と同様であるため説明は省略する。
なお、第2テーブル1204の列「順序」は第2シートの対応する行の順序の通りに更新される。
(実施例4)
本実施例では、更新部303が単一シートから参照関係にある複数のレコードの更新をする場合について説明する。なお、以下では、シートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明する。シートの列を用いた場合も同様であるため説明は省略する。
図13Aは、実施例4における設定ファイルのシート「列挙値」の一例を示す図である。図13Bは、実施例4におけるデータベースのテーブル「列挙型」の更新後の一例を示す図である。図13Cは、実施例4におけるデータベースのテーブル「列挙値」の更新後の一例を示す図である。
図13Aには、設定ファイル(電子ファイル10a)のシート「列挙値」を示す第3シート1301が示されている。ここで、第3シート1301は、列挙型識別名genderおよび列挙型識別名age(いずれも第5識別名に対応)と、列挙型識別名それぞれに対する複数の列挙値とが含まれている。
本実施例では、第3シート1301には、列挙型識別名genderに対して同一行に配置された列挙値識別名male(第6識別名に対応)と、列挙値識別名maleと同一列かつ列挙型識別名genderとは異なる業に配置された列挙値識別名female、misc(第7識別名に対応)とが記述されている。また、第3シート1301には、列挙型識別名ageに対して同一行に配置された列挙値識別名young(第6識別名に対応)と、列挙値識別名youngと同一列かつ列挙型識別名ageとは異なる行に配置された列挙値識別名middle、old(第7識別名に対応)とが記述されている。
そして、図13Aに示す第3シート1301を有する設定ファイル(電子ファイル10a)がデータベース31にインポートされた場合、第3シート1301を用いて、図13Aおよび図13Bに示す第3テーブル1302および第4テーブル1303に示すレコードが更新される。
本実施例では、第3テーブル1302のレコードを更新するときは、第3シート1301のうち左の2列を参照し、空の行は無視される。第4テーブル1303のレコードを更新するときは、第3シート1301のうち右の3列を参照する。
また、第4テーブル1303の列挙型IDに対しては、定義テーブル804に基づき、第3シート1301において対応する行の列「列挙型識別名」のセルを参照し、列挙型識別名に対応するレコードの列挙型IDを設定する。ただし、参照したセルが空の場合は、それより上側の最も近い位置にある空でないセルを参照する。例として、3行目の識別名miscの列挙値に対応する列挙型の識別名は1行目のgenderとなる。
換言すると、第3シート1301の列挙型識別名genderは、第3シート1301に対応する一のテーブルである第3テーブル1302に含まれる識別名gender(第8識別名に対応)と対応づけられ、かつ、列挙値識別名male、female、misc(第6識別名および第7識別名に対応)をフィールドに有する列挙値を、第3シート1301に対応する一のテーブルである第4テーブル1303に含まれる識別名male、female、misc(第9識別名および第10識別名に対応)と対応づけられる。それにより、更新部303は、第3テーブル1302において識別名gender(第8識別名)をフィールドに有するレコードを、第3シート1301の列挙型識別名gender(第5識別名)の行のデータを用いて更新する。
さらに、第4テーブル1303において、識別名male、female、misc(第9識別名および第10識別名)をフィールドに有するレコードのそれぞれを、第3シート1301の列挙値識別名male、female、misc(第6識別名および第7識別名)それぞれの行のデータを用いて更新する。それとともに、第4テーブル1303において、識別名male、female、misc(第9識別名および第10識別名)をフィールドに有するレコード内に、第3シート1301が保持する列挙型識別名gender(第5識別名)と対応づけられた第3テーブル1302の識別名gender(第8識別名)をフィールドに有するレコードのID「1」を例えば列「列挙型ID」に付加する。
なお、第4テーブル1303の識別名young、middle、old(第9識別名および第10識別名)についても同様にして更新されるので、説明は省略する。
このようにして、更新部303は、単一シートから参照関係にある複数のレコードの更新を行うことができる。
なお、単一シートが第1シートとは異なるシートである第3シートの場合について説明したが、それに限らない。単一シートが第1シートであってもよいのは上述した通りである。
(実施例5)
本実施例では、DB端末20に表示される表示項目のレイアウト設定をする場合について説明する。なお、以下では、シートの行および列のうちの行を用いた場合の例を挙げて説明する。シートの列を用いた場合も同様であるため説明は省略する。
図14は、実施例5における設定ファイルのシート「項目」の一例を示す図である。
図15A〜図15Eは、実施例5におけるDB端末に表示される表示項目のレイアウトの一例を示す図である。
まず、ユーザは、例えば、図14に示すように電子ファイル10aの第1シート1401内に、DB端末20に表示させる表示名に対して画面配置列を付加する。本実施例では、ユーザは、例えば第1シート1401において、識別名height(第1識別名に対応)に加えて、識別名heightの次の行のデータを識別するために記述された識別名weight(第11識別名に対応)と、識別名weightの行のデータ内に、DB端末20の画面に表示される表示項目の配置を設定するためのフロー制御(第1画面配置列に対応)を含む電子ファイル10aを作成する。なお、第1シート1401内において、識別名bph、識別名bpl等(いずれも第11識別名に対応)は、識別名heightに対する識別名weightと同じ関係であるため、説明を省略する。
次に、この電子ファイル10aが取り込み部302により取り込まれ、更新部303により第1シート1401において識別名height(第1識別名)および識別名weight(第11識別名)に対応する識別名をフィールドに有するレコードが更新されたとする。
すると、画面提供部304は、第1シート1401のフロー制御(第1画面配置列)に対応する第1テーブルの識別名をフィールドに有するレコードに記載された画面配置列の内容に基づいて、DB端末20が表示する画面を提供する。
本実施例では、例えば、図15Aに示すように、第1シート1401の識別名heightに対応した表示名「身長」と枠とを含む表示項目1501の画面を、DB端末20に提供し、DB端末20で表示される。
また、第1シート1401において、2番目の項目である識別名weightの行のフロー制御(第1画面配置列)が右と記述されている。そのため、画面提供部304は、図15Bに示すように、第1シート1401の識別名weightに対応した表示名「体重」と枠とが、表示名「身長」とその枠の右側に配置された表示項目1502の画面を、DB端末20に提供し、DB端末20で表示される。
また、第1シート1401において、3番目の項目である識別名bphの行のフロー制御(第1画面配置列)が下と記述されている。そのため、画面提供部304は、図15Cに示すように、第1シート1401の識別名bplに対応した表示名「血圧」と最高血圧の枠とが、表示名「身長」および「体重」の下側に配置された表示項目1503の画面を、DB端末20に提供し、DB端末20で表示される。なお、第1シート1401において、識別名bplに対応する表示名として記述される血圧/最低血圧のうちスラッシュの前の部分(血圧)が項目名となり、スラッシュの後ろの部分(最高血圧)は入力欄の付加的な説明として用いられる。
また、第1シート1401において、4番目の項目である識別名bplの行のフロー制御(第1画面配置列)が「副項目として右」と記述されている。そのため、画面提供部304は、図15Dに示すように、第1シート1401の識別名bplに対応した表示名「血圧」と最低血圧の枠とを新たに形成せず、既存の枠である識別名bplに対応した表示名「血圧」の枠の中で、最高血圧の入力欄の右側に配置された表示項目1504の画面を、DB端末20に提供し、DB端末20で表示される。
また、第1シート1401において、5番目の項目である識別名bp_missの行のフロー制御(第1画面配置列)が「副項目として下」と記述されている。そのため、画面提供部304は、図15Eに示すように、第1シート1401の識別名bp_missに対応した表示名「血圧」と「欠測の場合、理由」とを新たに形成せず、既存の枠である識別名bplに対応した表示名「血圧」の枠の中で、最低血圧の入力欄の下側に配置された表示項目1505の画面を、DB端末20に提供する。そして、その画面は、DB端末20で表示される。
このように、ユーザがPC10で電子ファイル10aを作成する際、DB端末20の画面の表示項目を設定することができる。つまり、電子ファイル10aのシート内に記述された、DB端末20に表示させる表示名などの表示項目に対して画面配置列を付加することにより、簡易な設定で表示名などの表示項目を任意に配置した画面をDB端末20に提供し、表示させることが可できる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、情報システム1の一態様として、情報システム1が、EDCシステムであり、臨床試験の支援業務に用いられる場合の例について説明する。
図16は、実施の形態2における情報システムを含む臨床試験の支援業務の枠組みを示す図である。図1と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
臨床試験は、例えば製薬会社21により、病院などの医療機関20A〜20Dに依頼される。依頼を受けた医療機関(例えば、医療機関20Aなど)の医師は、臨床試験を行い、症例報告書(電子CRF)の内容を含む電子ファイル10aを作成し、情報システム1(情報サーバ30)のデータベース31に提供することで、製薬会社21へ提出することができる。
ここで、実施の形態1で説明した少なくとも一のシートを有する電子ファイル10aは、EDCシステム(情報システム1)のデータベース31の設定仕様書も兼ねており、症例報告書を含む設定仕様書となっている。以下、電子ファイル10aを設定仕様書とも記載する。
医師などが作成した電子ファイル10a(設定仕様書)がEDCシステム(情報サーバ30の取り込み部302)により取り込まれたとき(インポートされたとき)、少なくとも一のシートそれぞれの名称に基づいて、少なくとも一のシートそれぞれは、EDCシステムのデータベース31に含まれる複数のテーブルのそれぞれと対応づけられる。そして、シートの識別名に基づいて、対応するテーブルの識別名をフィールドに有するレコードが更新される。
例えば、電子ファイル10a(設定仕様書)に症例報告書を兼ねさせる場合に、治験経過の詳細などの症例報告の内容を記録(記述)した項目を含めるだけでEDCシステムのデータベース31を更新することができる。つまり、設定仕様書である電子ファイル10aに記述するだけでEDCシステムにおける個別臨床試験の設定を行うことができる。
それにより、EDCシステムを利用して症例報告書の項目の追加、データの入力などを行う必要はなく、症例報告書の作成業務がEDCシステムにより制限されないという効果を奏する。
なお、少なくとも一のシートの名称の一部は、予め定められているとしてもよい。それにより、EDCシステムは、シートとテーブルとの対応づけを容易に行うことができる。
図17は、実施の形態2におけるEDCシステムの症例報告書案の作成例を説明するための図である。図1と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
例えば、他の医師等のユーザが、新たに臨床試験を行う場合、EDCシステムに過去に入力されたレコードを電子ファイル10aの形式にエクスポートした過去設定仕様書や、過去にEDCシステムにインポートされた過去設定仕様書を用いることで、症例報告書に書くべき項目を含め、データベース31を更新するための識別名などを再利用することができる。
図17に示す例では、過去設定仕様書10Bを再利用し、新たに臨床試験を行う場合の新規プロトコル51に従って、カスタマイズした新規設定仕様書10C(電子ファイル10a)を作成する。ここで、プロトコルとは、臨床試験実施計画書(Protocol)を意味する。
そして、新規設定仕様書10CをEDCシステム(情報サーバ30)にインポートすることで、EDCシステムのデータベース31が更新され、新規の症例報告書のレコードが作成される。
このように、過去に作成した設定仕様書を分類し保存することにより、ライブラリ化が図ることができる。それにより、新たに設定仕様書を作成する際に、再利用できるだけでなく、過去に作成した設定仕様書をテンプレートとして用いることで、新たに設定仕様書に書くべき内容を共通化することが可能となる。
ここで、新規設定仕様書10C(電子ファイル10a)には、第1識別名を含む識別名であって少なくとも一のシートに含まれる識別名は、CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)の規約に則した名称で記述されるとしてもよい。それにより、共通のルールで設定仕様書が作成できるので、再利用しやすいだけでなく、より共通化(標準化)されたものを作成できるという効果を奏する。
なお、実施の形態1で説明したように、新規設定仕様書10Cで同時にDB端末20に表示される表示項目のレイアウト設定をするとしてもよい。
それにより、臨床試験実施計画書を作成する段階からEDCシステムを利用し、臨床試験実施計画書内に記載されている検査項目を画面でエンドユーザ(ここではDB端末20を利用する医師等のユーザ)が確認しながら確定する事が可能となる。
また、実施の形態1で説明したように、新規設定仕様書10Cは、カスタマイズが完了してからEDCシステムにインポートする必要はなく、未完成の段階でも随時EDCシステムに設定仕様書をインポートしてもよい。設定仕様書が未完成の段階でも本実施の形態のEDCシステムにインポートすることでデータベース31の更新後の様式や表示される画面の様式等を確認することができるので、新規設定仕様書10Cの内容を容易に磨き上げることができるという効果がある。
図18は、実施の形態2における設計仕様書を用いたEDCシステムの運用フローを示す図である。
図1および図17と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
過去設定仕様書10Aは、ライブラリ化された過去の設定仕様書(電子ファイル10a)を示し、過去設定仕様書10Bは、再生やがんなどの症例別に分類された過去の設定仕様書(電子ファイル10a)を示す。
例えば、まず、PM(プロジェクトマネージャ)により、新規プロトコル51に基づいて、過去設定仕様書10Bを選択する。
次に、DM(データマネージャ)は、過去設定仕様書10Bを再利用し、新規プロトコル51の症例報告書案を含む新規設定仕様書10Cを作成する。
次に、担当業務の異なる複数のユーザの間で新規設定仕様書10Eを受け渡し、それぞれのユーザが自身の担当箇所(症例報告内容)を共通ルールに従い追記(記述)することで、新規設定仕様書10Cを作成する。ここで、複数のユーザのうちの少なくとも一は、担当箇所の追記として、第1識別名と、第1識別名の行(または列)のデータとを少なくとも含むように記述する。
このように、本実施の形態では、臨床試験実施計画書を作成する段階からEDCシステムを利用し、臨床試験実施計画書内に記載されている検査項目を画面でエンドユーザ(ここではDB端末20を利用する医師等のユーザ)が確認しながら確定する事が可能となる。なお、従来では、臨床試験実施計画書が確定された後、臨床試験実施計画書内に記載されている検査項目を元にEDCシステムの画面を作成し、その内容をエンドユーザ(EDCシステムにおける個別臨床試験を利用するユーザ)が確認するという手順が必要であった。
以上のように、実施の形態2によれば、EDCシステムのデータベース31を更新するのに用いる設定仕様書(電子ファイル10a)を高い自由度で作成できる情報システムを実現することができる。
また、本実施の形態によれば、設定仕様書(電子ファイル10a)は、汎用的な表計算ソフトウェアで作成することができるので、EDCシステムの提供者は、設定仕様書を記述するために特別なソフトウェアを別途開発、配布する必要がなく、その分コストを削減することができる。
また、本実施の形態によれば、設定仕様書(電子ファイル10a)は、汎用的な表計算ソフトウェアで作成することができるので、EDCシステムにおける個別臨床試験の設定担当者は使用するコンピュータ(例えばPC10)に設定仕様書を記述するための特別なソフトウェアをインストールする必要がない。それにおより、コンピュータの設定に要するコストが軽減される。
また、本実施の形態によれば、設定仕様書(電子ファイル10a)の内容の記述を行うために、専用のインターフェースを提供する必要はなく、汎用的な表計算ソフトウェアなどの文書作成ツールによって記述することができる。そのため、設定仕様書(電子ファイル10a)の受け渡しのみで作業担当者の移行が行えるので、作業効率の向上が見込まれる。
また、本実施の形態によれば、EDCシステムにアクセスしなくても、設定仕様書(電子ファイル10a)に記述することで、EDCシステムのレコードの更新やEDCシステムが提供する画面の設定が可能である。それによりEDCシステムの利用可能環境に依存せず、作業することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、設定仕様書(電子ファイル10a)の記述内容が未完成の状態でも、EDCシステムに設定仕様書(電子ファイル10a)をインポートして仕様の確認ができる。それにより、早い段階から実運用に近い形での仕様の確認が可能になり、工程の戻りが少なくなるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、過去の設定仕様書を分類し保存することができるので、設定仕様書内に記述する内容の再利用だけでなく共通化を図ることができる。それにより、工数の削減や設定誤りの減少などの効果が期待される。
以上、本発明によれば、データベース31を更新するのに用いる電子ファイル10aを高い自由度で作成できる情報システム1およびその更新方法を実現することができる。
以上、本発明の情報システムおよびその更新方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、上記実施形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。上述した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
例えば、情報サーバ30やPC10、DB端末20を構成するモジュールを、IC(集積回路)、ASIC(特定用途向け集積回路)、およびLSI(大規模集積)などの形態で実現されるか、ARMなどのCPUに基づくプロセッサおよびPC(パーソナルコンピュータ)などの機械により実現するとしてもよい。これらの各モジュールは、多くの単機能LSIまたは1つのLSIに含まれ得る。ここで用いられた名称はLSIであるが、集積度に応じて、IC、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称されることもある。さらに、集積方法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサなどによっても集積することができる。これには、プログラム命令により指示可能なDSP(デジタル信号プロセッサ)などの特殊なマイクロプロセッサも含まれる。LSIの製造後にプログラム可能なFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)もしくはLSIの接続または配置を再構成できる再構成可能プロセッサを同様の目的で用いることができる。今後は、製造と処理技術の発展に伴い、全く新しい技術がLSIに置き換わるかもしれない。集積はそのような技術によって実現され得る。
本発明は、情報システムおよびその更新方法に利用でき、特に、在庫管理・販売管理・顧客管理などの情報を管理する会計システムや、臨床試験や臨床研究等におけるデータなどを管理するEDCなど情報システムおよびその更新方法に利用することができる。
1 情報システム
10 PC
10a 電子ファイル
10A、10B 過去設定仕様書
10C、10E 新規設定仕様書
20 DB端末
20A、20B、20C、20D 医療機関
21 製薬会社
30 情報サーバ
31 データベース
31a テーブル
40 ネットワーク
51 新規プロトコル
101 CPU
102 ハードディスク
103 プログラム
104 操作部
105 ディスプレイ
106 ネットワークインタフェース
107 メモリ
301 システム機能部
302 取り込み部
303 更新部
304 画面提供部
401、601、901、1001、1201、1401 第1シート
402、403、503、603、902、1002、1203 第1テーブル
404、1100 テーブル
602、1202 第2シート
604、1204 第2テーブル
801、802、803、804 定義テーブル
1301 第3シート
1302 第3テーブル
1303 第4テーブル
1501、1502、1503、1504、1505 表示項目

Claims (18)

  1. 情報を管理するための情報システムであって、
    関係データベースと、
    行と列とを有する2次元の領域からなる少なくとも一のシートを有する電子ファイルを取り込む取り込み部と、
    前記取り込み部により取り込まれた電子ファイルに基づき、前記関係データベースのレコードを更新する更新部と、を備え、
    前記少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行または列である第1方向のデータを識別するために記述された第1識別名と、当該第1識別名の前記第1方向のデータとを少なくとも含み、
    前記更新部は、前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第1識別名を、前記関係データベースのレコードを識別するために記述される第2識別名であって前記第1シートに対応する第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけることにより、前記第1テーブルにおいて前記第2識別名をフィールドに有するレコードを、前記第1識別名の前記第1方向のデータを用いて更新する、
    情報システム。
  2. 前記第2識別名は、前記第1識別名と同一名称である、
    請求項1に記載の情報システム。
  3. 前記更新部は、さらに、前記第1シートにおける前記第1識別名と当該第1識別名の前記第1方向のデータとが削除された前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第1テーブルにおいて、前記第1識別名に対応する前記第2識別名をフィールドに有するレコードを削除することにより、前記関係データベースのレコードを更新する、
    請求項1または2に記載の情報システム。
  4. 前記電子ファイルは、さらに、
    前記第1方向のデータを識別するために設定された第3識別名と、当該第3識別名の前記第1方向のデータとを含み、前記第1シートのデータとの参照関係を記述するために前記第3識別名の前記第1方向内に前記第1識別名を保持する第2シートを有し、
    前記更新部は、前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、
    前記第3識別名を、前記関係データベースのレコードを識別するために記述される第4識別名であって前記第2シートに対応する第2テーブルに含まれる第4識別名と対応づけることにより、前記第2テーブルにおいて、前記第4識別名をフィールドに有するレコードを、前記第3識別名の前記第1方向のデータを用いて更新し、
    前記第2シートが保持する前記第1識別名を、前記第2テーブルにおいて、当該第1識別名と対応づけられた第2識別名をフィールドに有するレコードのIDに読み替えて更新する、
    請求項1または2に記載の情報システム。
  5. 前記電子ファイルは、さらに、
    第5識別名と、前記第5識別名と同一の前記第1方向に配置される第6識別名と、前記第6識別名と同一の列または行、かつ、前記第5識別名の前記第1方向と異なる行または列である第2方向に配置される第7識別名とが記述された第3シートを有し、
    前記更新部は、
    前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第5識別名を、前記関係データベースのレコードを識別するために記述される第8識別名であって前記第3シートに対応する一のテーブルである第3テーブルに含まれる第8識別名と対応づけ、かつ、前記第6識別名および前記第7識別名を、前記関係データベースのレコードをそれぞれ識別するために記述される第9識別名および第10識別名であって前記第3シートに対応する一のテーブルである第4テーブルに含まれる第9識別名および第10識別名と対応づけることにより、
    (i)前記第3テーブルにおいて前記第8識別名をフィールドに有するレコードを、前記第5識別名の前記第1方向のデータを用いて更新し、
    (ii)前記第4テーブルにおいて、前記第9識別名および前記第10識別名をフィールドに有するレコードのそれぞれを、前記第6識別名の前記第1方向および前記第7識別名の前記第2方向のデータを用いて更新し、かつ、前記第9識別名および前記第10識別名をフィールドに有するレコード内に、前記第3シートが保持する前記第5識別名と対応づけられた第8識別名をフィールドに有するレコードのIDを付加する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報システム。
  6. 前記第8識別名は、前記第5識別名と同一名称であり、
    前記第9識別名および前記第10識別名は、前記第6識別名および前記第7識別名と同一名称である、
    請求項5に記載の情報システム。
  7. 前記第1シートには、さらに、
    前記第1識別名と同一の前記第1方向に配置される第5識別名と、前記第5識別名と同一の列または行、かつ、前記第1識別名の前記第1方向と異なる行または列である第2方向に配置される第6識別名とが記述されており、
    前記更新部は、
    前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれた場合、前記第1識別名を、前記第1シートに対応する一のテーブルである前記第1テーブルに含まれる前記第2識別名と対応づけ、かつ、前記第5識別名および前記第6識別名を、前記関係データベースのレコードをそれぞれ識別するために記述される第7識別名および第8識別名であって前記第1シートに対応する一のテーブルである第3テーブルに含まれる第7識別名および第8識別名と対応づけることにより、
    (i)前記第1テーブルにおいて前記第2識別名をフィールドに有するレコードを、前記第1識別名の前記第1方向のデータを用いて更新し、
    (ii)前記第3テーブルにおいて、前記第7識別名および前記第8識別名をフィールドに有するレコードのそれぞれを、前記第5識別名の前記第1方向および前記第6識別名の前記第2方向のデータを用いて更新し、かつ、前記第7識別名および前記第8識別名をフィールドに有するレコード内に、前記第1シートが保持する前記第1識別名と対応づけられた第2識別名をフィールドに有するレコードのIDを付加する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報システム。
  8. さらに、ネットワークを介して接続される端末に表示する画面を提供する画面提供部を備え、
    前記第1シートは、さらに、前記第1識別名の次の行または列のデータを識別するために記述された第11識別名と、当該第11識別名の前記行または列のデータ内に、当該第11識別名に対応する表示項目であって前記画面に表示される表示項目の配置を設定するための第1画面配置列を含み、
    前記画面提供部は、前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれ、前記更新部により前記第1テーブルにおいて前記第1識別名および第11識別名に対応する前記第2識別名および第12識別名をフィールドに有するレコードが更新された場合、前記第1シートの前記第1画面配置列に対応する前記第1テーブルの前記第12識別名をフィールドに有するレコードに記載された第2画面配置列の内容に基づいて、前記第1識別名に対応する第1表示項目が表示される位置を基準に前記第2画面配置列の内容に従う位置に、前記第11識別名に対応する第2表示項目を表示する前記画面を、前記端末に提供する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報システム。
  9. 前記画面配置列には、予め定められた複数の文字列の一が記述されている、
    請求項8に記載の情報システム。
  10. 前記電子ファイルにおいて、
    前記第1表示項目は、前記第1識別名に対応する表示名であって、前記第1識別名を含む前記行または列に記述された表示名を含み、
    前記第2表示項目は、前記第12識別名に対応する表示名であって、前記第12識別名を含む前記行または列に記述された表示名を含む、
    請求項8または9に記載の情報システム。
  11. 前記情報システムは、
    前記電子ファイルが前記取り込み部により取り込まれたとき、前記少なくとも一のシートそれぞれの名称に基づいて、前記関係データベースに含まれる複数のテーブルのそれぞれを、前記少なくとも一のシートそれぞれと対応づける、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報システム。
  12. 前記少なくとも一のシートの名称の一部は、予め定められている、
    請求項11に記載の情報システム。
  13. 前記電子ファイルは、前記情報システムの設定仕様書を含む症例報告書である、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報システム。
  14. 前記情報システムは、EDC(Electronic Data Capture)である、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報システム。
  15. 前記第1識別名を含む識別名であって前記少なくとも一のシートに含まれる識別名は、CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)の規約に則した名称である、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報システム。
  16. 行と列とを有する2次元の領域からなる少なくとも一のシートを有する電子ファイルを用いて情報システムの関係データベースを更新する更新方法であって、
    前記電子ファイルにおける少なくとも一のシートのうちの少なくとも第1シートには、行または列である第1方向のデータを識別する第1識別名と、当該第1識別名の前記第1方向のデータとを少なくとも含むように記述する記述ステップと、
    前記電子ファイルを前記情報システムに取り込む取り込みステップと、
    前記電子ファイルが前記情報システムに取り込まれた場合、前記情報システムは、前記第1識別名を、前記情報システムが有する関係データベースのレコードを識別するために記述される第2識別名であって前記第1シートに対応する第1テーブルに含まれる第2識別名と対応づけることにより、前記第1テーブルにおいて前記第2識別名をフィールドに有するレコードを、前記第1識別名の前記第1方向のデータを用いて更新する更新ステップとを含む、
    更新方法。
  17. 前記情報システムは、EDCであり、
    前記電子ファイルは、前記情報システムの設定仕様書を含む症例報告書である、
    請求項16に記載の更新方法。
  18. 前記記述ステップには、
    担当業務の異なる複数のユーザ間で前記電子ファイルを受け渡す第1ステップと、
    前記複数のユーザのそれぞれが担当箇所の症例報告内容を前記電子ファイルに記述する第2ステップとを含み、
    前記第2ステップでは、前記複数のユーザのうちの少なくとも一は、担当箇所の症例報告内容として、前記第1識別名と、前記第1識別名の前記第1方向のデータとを少なくとも含むように記述する、
    請求項17に記載の更新方法。
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