JP6805468B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シリンダ錠が取り外されてもステアリングのロック状態を確実に保持し、車両の盗難防止を計った構成の車両用のステアリングロック装置において、盗難防止性能をさらに高めることができるステアリングロック装置に係わる。
ステアリングロック装置には、車両を盗む目的でシリンダ錠が取り外されることがあるため、シリンダ錠を取り外してもステアリングのロックを保持して車両盗難を防止するデッドロック機構を備えたステアリングロック装置が既に知られている。
図10は、この種のステアリングロック装置に備えられたデッドロック機構を示した部分断面図である。
図示する如く、このデッドロック機構10は、シリンダ錠11の後部に当たるボディ12の側部に収容室13を形成し、この収容室13内にデッドロック機構の各部品が組み込まれ、また、この収容室13がカバー14によって被蓋されている。
すなわち、デッドロック機構10の各部品としては、第1バネ15によってシリンダ錠11方向に移動勢力を与えたカムレバー16、第2バネ17によってカムシャフト18の係止溝19に突入可能とした係止ピン20などが備えられている。
上記構成のデッドロック機構10は次のように動作する。
図10はデッドロック機構10が非動作状態、つまり、シリンダ錠11に挿入したキーの操作でステアリングのロックとアンロックが可能である。
すなわち、キーをLOCK位置からACC位置側に回転操作させれば、シリンダ錠11のキーシリンダ21に連動されたカムシャフト18が一方に回転し、ロックボルトが後退してステアリングのロックが解除される。
また、キーをACC位置側からLOCK位置に回転操作すれば、カムシャフト18の他方向の回転により、ロックボルトが進出してステアリングがロックされる。
シリンダ錠11からキーを抜き取った状態(シリンダ錠がLOCK位置)でシリンダ錠11をボディ12から取り外す場合は、図11に示すように、係止ピン20がカムシャフト18の係止溝19に突入し、カムシャフト18の回転が阻止される。
すなわち、シリンダ錠11が取り外される場合には、カムレバー16がシリンダ錠11の後退と第1バネ15のバネ勢力にしたがって後退移動(図10において右側移動)するため、カムレバー16の先端側が係止ピン20の下部から退離する。
これより、係止ピン20が第2バネ17のバネ勢力を受けてカムシャフト18の係止溝19に突入し、カムシャフト18の回転が阻止される。
このことから、車両を盗む目的でシリンダ錠11を無理やり取り外した場合、カムシャフト18の回転が係止ピン20によって阻止されるので、車両の盗難防止に有効である。
なお、この従来例によれば、シリンダ錠11の修理や交換のために、キーをACC位置に回した状態でシリンダ錠11を取り外すことで、カムシャフト18が回転不能となることから、カムシャフト18を所定の取付け位置に保持ほじすることもできる。
また、修理したシリンダ錠や新たなシリンダ錠をボディ12に組付けるときは、カムレバー16がシリンダ錠11によって押動され進出することから、カムレバー16の先端部分の湾曲部により係止ピン20が押し上げられ、係止ピン20が係止溝19から抜け出る。
このことから、カムシャフト18がキーシリンダ21に連動して回転し、ステアリングのロックまたはアンロックが可能となる。
特開2006−27515号公報
上記した従来のステアリングロック装置は、デッドロック機構10の各部品をボディ12の開口部からボディ内の奥深く組付けることが難しいため、ボディ12の側部に開口部を設けて形成した収容室13を設け、開口部から収容室13内に各部品を組み込み、その開口部をカバー14によって被蓋した構成となっている。
しかし、このようなデッドロック機構10は、カバー14が攻撃されて取り外されてしまうと、各部品を収容室13から取り出したり、また、不正な操作が可能になる。
このため、ボディ12からシリンダ錠11を取り外した状態では、係止ピン20を係止溝19から脱出させることができるため、カムシャフト18を回転させてステアリングを不正にアンロックさせることができると言う問題がある。
したがって、収容室13やカバー14は可能なるかぎり小形化することが要望されている。
本発明は上記した実情にかんがみ、車両の盗難防止性能を一層高めることができるステアリングロック装置を提案することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、キーの挿入によって回転操作が可能となるキーシリンダを備えたシリンダ錠と、前記キーシリンダの回転に連動され、ステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合を解除するアンロック位置との間を移動するロックボルトとを備えたステアリングロック装置において、非係合位置からバネ勢力で進出して前記ロックボルトに係合し、ロックボルトのアンロック位置への移動を阻止するデッドロック部材と、一端部が前記シリンダ錠に当接して位置規制された規制位置で、その他端部を前記デッドロック部材に係止させ、当該デッドロック部材を前記非係合位置に保持するトリガーロッドと、前記トリガーロッドをその一端部方向に移動付勢するスプリングと、前記したトリガーロッドとスプリングとを予め取り付ける取付部材とを備え、前記シリンダ錠が組付けられるボディの開口部から、前記シリンダ錠の組付けに先立ち、前記トリガーロッドとスプリングとを取り付けた前記取付部材を組付けて固定する構成としたことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第2の発明としては、第1の発明のステアリングロック装置において、前記取付部材とトリガーロッドの一方には、トリガーロッドの移動をガイドするガイド長孔、その他方には前記ガイド長孔に突入させたガイド凸部を設け、さらに、前記スプリングは、トリガーロッドの移動方向に平行配置させると共に、前記取付部材とトリガーロッドとの間に配設したことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第1の発明のステアリングロック装置において、前記取付部材には、前記シリンダ錠の一部分を通過させる挿通孔を設けたことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第1の発明によれば、デッドロック機構の部品であるトリガーロッドと、このトリガーロッドに移動勢力を与えるスプリングとを予め取付部材に取付けてサブアセンブリを構成する。
そして、このサブアセンブリはボディの開口部から挿入してボディ内に組付けて固定し、その後、ボディの開口部からシリンダ錠を組付ける。
したがって、デッドロック機構の部品であるトリガーロッドとスプリングとをボディの奥部にその開口部から組付けることができるので、ボディの外側部にはデッドロック機構の部品を組み込むための大きな収容室やカバーなどを備える必要がない。
このことから、従来例のステアリングロック装置のように、カバーを取り外してデッドロック機構を不能化し、ステアリングロックが解除されるようなことがなく、盗難防止性能をさらに高めることができるステアリングロック装置となる。
第2の発明のように構成すれば、トリガーロッドがスプリングにより一端部方向への移動勢力を受けているため、ガイド凸部がガイド長孔の孔端に当接して位置規制されている。
また、トリガーロッドがスプリングによりガイド凸部を中心とする旋回勢力を受ける状態となるため、ガイド凸部とガイド長孔の孔壁とが圧接し、この圧接力によってトリガーロッドが取付部材に保持されサブアセンブリが形成される。
第3の発明は、シリンダ錠の組付けに先立って取付部材を組み込むため、この取付部材には、シリンダ錠の一部分を通過させる挿通孔を設けたことが特徴となっている。
本発明の一実施形態を示すステアリングロック装置の側面図である。 図1上のA−A線断面図である。 図1に示すステアリングロック装置の分解斜視図である。 前記ステアリングロック装置の一部分を拡大して示した部分断面図である。 図1に示したステアリングロック装置に組み込んだ取付部材のサブアセンブリを示す斜視図である。 図5に示した取付部材のサブアセンブリの側面図である。 シリンダ錠を取り付ける前の状態を示す図2同様の断面図である。 シリンダ錠が取り外され、デッドロック機構が動作した状態を示した図2同様の部分断面図である。 取付部材とトリガーロッドの変形例を示した図6同様のサブアセンブリの側面図である。 従来例のステアリングロック装置に備えたデッドロック機構を示した部分断面図である。 デッドロック機構の動作状態を示した図10同様の部分断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す車両用のステアリングロック装置の側面図であり、31はボディ、32はシリンダ錠、33は車両のステアリングコラムに取り付ける取付部、34はイグニッションスイッチの取付部を示し、さらに、35はデッドロック部材をカバーするリッドで、このリッド35は頭がねじ切れタイプのセットボルト36でボディ31に固着してある。
図2は、図1上のA−A線断面図である。
図示するように、ボディ31の開口部31a側には、キーの挿入によって回転可能なキーシリンダ37を有するシリンダ錠32が装着してある。
さらに、キーシリンダ37の後端には、このキーシリンダ37に連結して一体的に回転させるカム38を有するカム機構が備えてある。
また、カム38の回転に連動して進退するロックボルト39が設けてある。
ロックボルト39には、図3に示すように、一端部をカム38に引っ掛けたジョイント40の他端部を連結すると共に、このロックボルト39とカム38との間にはロックボルト用スプリング41が設けてある。
なお、図3はステアリングロック装置の分解斜視図である。
上記のロックボルト39は、シリンダ錠32に挿入したキーをLOCK位置からACC位置に回転操作することで、キーシリンダ37の回転に伴うカム38の回転に連動して後退移動し、その先端部がステアリングシャフトの凹部から退出してステアリングをアンロック状態とする。
また、ロックボルト39は、キーをACC位置からLOCK位置に回転操作すれば、カム38の回転にしたがってアンロック位置から進出移動し、その先端部がステアリングシャフトの凹部に突入してステアリングをロック状態とする。
一方、このステアリングロック装置には、デッドロック機構が備えてある。
このデッドロック機構は、図2、図3に示すように、デットロック部材50、第1スプリング51、トリガーロッド52、第2スプリング53、取付部材54の各部品から構成してある。
先ず、デッドロック部材50は、図4に拡大図をもって示した如く、傾斜面50aを形成した拡径部50bを設けたピン状体のもので、ボディ31の側面に設けた凹溝31bの底面とロックボルト39の摺動孔31cの間に設けた挿入孔31dに進退自在に挿入してある。
上記のデッドロック部材50には、既に述べたところのリッド35と拡径部50bとの間に配設した第1スプリング51によりロックボルト側への移動勢力が与えてある。
さらに、上記したトリガーロッド52は上記のデッドロック部材50の傾斜面50aに係合自在に配設してある。
すなわち、トリガーロッド52は、後述するように、取付部材54に移動自在に保持させた長形板状のもので、その先端部の斜面部52aを上記したデッドロック部材50の傾斜面50aに対向させるようにしてボディ31の内側面に横設してある。
また、このトリガーロッド52は取付部材54との間に設けた第2スプリング53によってボディ31の開口部31a側への移動勢力が与えてある。
すなわち、トリガーロッド52の後端部(1方端部)がバネ勢力に抗してシリンダ錠32の一部32aにより押動され、その先端部(他方端部)の斜面部52aがデッドロック部材50の傾斜面50aに対接して係合することから、デッドロック部材50を図2に示すところのロックボルト39との非係合位置を維持している。
なお、図2に示すように、デッドロック部材50がロックボトル39に対し非係合位置に後退しているときは、ロックボルト39がロック位置またはアンロック位置への移動が可能である。
図5は、上記したところのトリガーロッド52と第2スプリング53とを取付部材54に組付けて形成した取付部材のサブアセンブリを示した斜視図、図6は同サブアセンブリの側面図である。
これらの図より分かるように、トリガーロッド52には、ガイド長孔52bが当該ロッド52の長手方向に沿って形成してあり、また、取付部材54の外周囲に設けたガイド凸部54bをそのガイド長孔52bに突入させることで、トリガーロッド52が取付部材54に対し移動可能となっている。
また、トリガーロッド52のバネ受部52cと取付部材54のバネ受部54cとの間に第2スプリング53を配設し、トリガーロッド52をシリンダ錠33の一部32aに押し当てるバネ勢力が与えてある。
その他、取付部材54には、シリンダ錠32の先端側を通過させる挿通孔54aとボディ内に固着するためのねじ孔54dなどが設けてある。
このように形成した取付部材54のサブアセンブリは、第2スプリング53がトリガーロッド52の長手方向に対し平行配設されているため、トリガーロッド52がガイド凸部54bを支点とする旋回勢力(図6におい反時計方向の旋回勢力)を受ける。
そのため、ガイド長孔52bの孔壁部分Pがガイド凸部54bに圧接し、さらに、トリガーロッド52の一部が取付部材54のバネ受部54cの側部Qに圧接するため、それらの圧接力の作用によって取付部材54に対するトリガーロッド52の取付が保持される。
なお、第2スプリング53は、それぞれのバネ受け部52c、54cが凹溝となっているので、取付部材54から取り外れることがない。
上記した取付部材54のサブアセンブリは図7に示すように、シリンダ錠32を組付ける前に、開口部31aからボディ31内に挿入し、固定用ネジ55によってボディ31に固定する。
なお、このようにサブアセンブリを固定すると、トリガーロッド52がボディ内面に前後方向に向かって長く形成したスライド凹溝31e内に配置される。
そして、このように組付けられたトリガーロッド52は、ボディ31の径方向において取付部材54とボディ31との間で挟持されてスライド凹部31e内でスライド移動可能に保持される。
また、トリガーロッド52の開口部31a側への移動は、取付部材54のガイド凸部54bがトリガーロッド52のガイド長孔52bを構成する終端壁に当接することで規制される。
したがって、トリガーロッド52はボディ31のスライド凹部31e内に脱落不能に保持される。
これより、取付部材54およびトリガーロッド52等を取り付けたボディ31と、シリンダ錠32とを別々の場所で製造し、それぞれを搬送先の工場で組付けることも可能となる。
他方、本実施形態のステアリングロック装置は次のようにして組み立てる。
先ず、ロックボルト39とジョイント40を連結し、スプリング41をロックボルト39とカム38との間に配置し、ジョイント40の一端部をカムに引っ掛けた状態でボディ31内に配置する。
このときカム38をアンロック位置(ACC位置)に回した状態で組付けることで、ロックボルト39をボディ内に没入させたアンロック位置に配置することができる。
さらに、ボディ31の側部の凹溝31bに設けた挿入孔31dからデッドロック部材50を挿入すると共に、このデッドロック部材50の拡径部50bの上に第1スプリング51を配設した後にリッド35を被せて固定する。
このとき、デッドロック部材50は、先端部がロックボルト39の側面に当接するため、第1スプリング51のバネ勢力に抗して図7に示す初期位置に保持される。
続いて、取付部材54のサブアセンブリを上記のようにボディ内に組付けると図7に示す状態となるから、その後にシリンダ錠32を開口部31aからボディ内に組み付ける。
シリンダ錠32を組み込むと、その一部32aによってトリガーロッド52が第2スプリング53のバネ勢力に抗して進出移動し、その先端部の傾斜面52aがデッドロック部材50の傾斜面50aに当接するようになり、この結果、デッドボルト50が、図2に示すように、ロックボルト39との非係合位置に保持される。
一方、図2に示すように、ステアリングがロック状態にあるときに、シリンダ錠32が無理やりに抜き取られると、図8に示すように、シリンダ錠32の一部32aがトリガーロッド52より離れるため、トリガーロッド52が第2スプリング53のバネ勢力を受けて後退移動(図8において右方向移動)する。
したがって、トリガーロッド52の先端部がデッドロック部材50から離れるため、第1スプリング51のバネ勢力を受けるデッドロック部材50がロックボルト39の移動域に進出し、ロックボルト39のアンロック位置に向かう動作を阻止し、ステアリングのロックを保持する。
この結果、シリンダ錠32が車両を盗むなどの悪意の目的をもって無理やりに抜き取られても、ステアリングのロックが確実に保持されるステアリングロック装置となる。
また、ボディの外側部にはデッドロック機構の部品を組み込むためカバー(リッド35)を可能なるかぎり小形化できるので、カバーを攻撃して取り外してしまうようなことがないから、ステアリングロックが解除されることがなく、盗難防止性能をさらに高めることができるステアリングロック装置の提案が可能である。
図9は変形例を示し、トリガーロッド52のガイド長孔52b内に第2スプリング53を配設した構成となっている。
すなわち、ガイド長孔52bの孔壁とガイド凸部54bとの間に第2スプリング53を配設し、また、ガイド凸部54bにはガイド長孔52bの孔縁に引っ掛ける引掛部54eを設けた構成となっている。
この引掛部54eにより、トリガーロッド52と取付部材54との組付け状態が維持されている。
このように構成してもトリガーロッド52と第2スプリング53を取付部材54に取り付けたサブアセンブリを形成することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、上記したガイド長孔52bを取付部材54に、ガイド凸部54bをトリガーロッド52に設ける構成とすることもできる。
例えば、図5に示すように、取付部材54のガイド凸部54bとバネ受け部54cとの間の溝をガイド長孔とし、トリガーロッド52のガイド長孔52bを設定する側壁をガイド凸部として構成してもよい。
車両のステアリングロック装置として適用することができる。
31 ボディ
32 シリンダ錠
35 リッド
38 カム
39 ロックボルト
50 デッドロック部材
50a 傾斜部
50b 拡径部
51 第1スプリング
52 トリガーロッド
52a 傾斜面
52b ガイド長孔
53 第2スプリング
54 取付部材
54b ガイド凸部

Claims (3)

  1. キーの挿入によって回転操作が可能となるキーシリンダを備えたシリンダ錠と、
    前記キーシリンダの回転に連動され、ステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合を解除するアンロック位置との間を移動するロックボルトと
    前記シリンダ錠が装着される開口部と、前記ロックボルトが移動する摺動孔とを設けたボディと、を備えたステアリングロック装置であって、
    非係合位置から第1スプリングのバネ勢力で進出して前記ロックボルトに係合し、前記ロックボルトのアンロック位置への移動を阻止するデッドロック部材と、
    前記シリンダ錠を組付けた状態において、一端部が前記シリンダ錠に当接して位置規制された規制位置で、その他端部を前記デッドロック部材に係止させ、当該デッドロック部材を前記非係合位置に保持するトリガーロッドと、
    前記トリガーロッドをその一端部方向に移動付勢する第2スプリングと、
    記トリガーロッドとの間に、前記第2スプリング取り付ける取付部材と
    前記デッドロック部材が進退自在に移動する前記ボディに設けられた挿入孔を、カバーするリッドと、を備え、
    前記シリンダ錠が組付けられる前記ボディの前記開口部から、前記シリンダ錠の組付けに先立ち、前記トリガーロッドと前記第2スプリングとを予め取り付けた前記取付部材を前記ボディに組付けて固定し
    前記ボディから前記シリンダ錠が抜き取られると、前記トリガーロッドの位置規制が解除され、前記トリガーロッドが一端部方向に移動し、前記トリガーロッドの前記他端部が前記デッドロック部材から離れ、前記デッドロック部材が非係合位置から前記第1スプリングのバネ勢力で進出して前記ロックボルトに係合し、前記ロックボルトのアンロック位置への移動を阻止する構成としたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載したステアリングロック装置であって、
    前記取付部材と前記トリガーロッドの一方には、前記トリガーロッドの移動をガイドするガイド長孔を、その他方には前記ガイド長孔に突入させたガイド凸部を設け、
    さらに、前記第2スプリングは、前記トリガーロッドの移動方向に平行配置さると共に、前記取付部材と前記トリガーロッドとの間に配設されることを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項1又は2に記載したステアリングロック装置であって、
    前記シリンダ錠の一部分は、前記取付部材に挿通されることを特徴とするステアリングロック装置。
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