JP3969972B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に用いられるステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステアリングロック装置には、キー挿入穴からシリンダ錠内部に埃などが侵入するのを防止するためにキー未挿入時に前記キー挿入穴を塞ぐシャッター部材、キーを引き抜くためにシリンダ錠をロック位置へ戻り回動させる際にシリンダの戻り回動を一旦阻止し、シリンダを押し込むことで前記阻止が解除されてロック位置への戻り回動を可能にする2モーション安全機構、ステアリングシャフトをロックするロックシャフトの突出・没入を制御するロック機構を構成するロックリンク機構、および、キー挿入を検知する検知スイッチなどが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記シャッター部材、2モーション安全機構、ロックリンク機構、および検知スイッチなどは、シリンダ錠付近に密集して設けられているため、構成が複雑になると共に、ステアリングロック装置の部品点数が多くなり、その結果、装置が大型化してコストの高いものになってしまっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題を解決するために本発明のステアリングロック装置は、ステアリングロックボディに固定されシリンダアウタに押し込み可能に収容され、ロック位置、ACC位置、オン位置およびスタート位置に回動可能なシリンダと、前記シリンダが前記ロック位置にあるときにステアリングシャフトをロックするロック部材と、前記シリンダと一体的に回動するカムと、前記シリンダをキー引き抜き方向に付勢する付勢部材と、前記シリンダの径方向に付勢されてキー未挿入時には前記シリンダのキー挿入穴を塞ぐように配置され、前記キー挿入穴へのキー挿入により前記シリンダの外周に突出するシャッター部材とを備え、
前記ロック部材には前記カムの回動に応じて連動する作動部を設け、前記カムには前記作動部に係合することにより前記シリンダの前記ACC位置から前記ロック位置への戻り回動を阻止する係合部と、前記ACC位置で前記シリンダを押し込むことにより前記係合部と前記作動部との係合を解除して前記シリンダの前記ACC位置から前記ロック位置への戻り回動を可能にする解除部とを設ける一方、前記シリンダアウタには前記シリンダが押し込まれた状態で前記ロック位置に戻り回動してきたときに前記シリンダから突出した前記シャッターと係合することにより前記シリンダの押し込まれた状態からの復帰を阻止する係合溝を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
本発明のステアリングロック装置では、前記シリンダの前記オン位置への回動によりエンジンを始動させるスタータースイッチを前記ステアリングロックボディに設け、前記シリンダの押し込みを検知する検知部を前記スタータースイッチ内に設けてもよい。
【0006】
また、本発明のステアリングロック装置では、前記シリンダアウタが、前記シリンダのキー挿入穴形成面が露出する開口部に前記シリンダまたは前記シャッター部材よりも小径のアンダー部を有していてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるステアリングロック装置10の全体構成を示す。なお、図1においては、向かって右側を「前」、向かって左側を「後ろ」という。
【0008】
ステアリングロック装置10は、例えば亜鉛やアルミニウムなどの金属材料により形成されたステアリングロックボディ12を備えている。ステアリングロックボディ12の前端部には、略円筒状のシリンダアウタ14が固定的に収容されている。シリンダアウタ14内には、円柱状のシリンダ16が押し込み可能で、かつ回動可能に収容されている。前記シリンダアウタ14とシリンダ16とでシリンダ錠が構成されている。
【0009】
シリンダ16内には、複数(本実施形態では8枚)の板状タンブラ18が整列した状態で配置されている。これらタンブラ18は、通常は図示しないバネによる付勢力により端部がシリンダ16の外周面から突出した状態にあり、このときには前記端部がシリンダアウタ14の内面に形成されたロック溝(図示せず)に係合し、これによりシリンダアウタ14内でのシリンダ16の回動が阻止される。一方、シリンダ16の前端面16aのキー挿入穴(図示せず)から正規キーを挿入したときには、各タンブラ18が前記バネの付勢力に抗してシリンダ16の内部に移動し、その端部がシリンダ16の外周面から引っ込んで前記ロック溝との係合が解除され、これによりシリンダ16はシリンダアウタ14内での回動が許容される。この状態で、シリンダ16は、ロック位置、ACC位置、オン位置およびスタート位置に回動できるようになっている。なお、図1はキー未挿入のシリンダ16がロック位置にある状態を示す。
【0010】
図2のA−A断面に示すように、シリンダ16の前端側に形成されたスリット内には、高硬度材料からなる板状のシャッター17がスライド移動可能に配置されている。シャッター17には、図3にも示すように、断面が鋭角になるように形成された端部17aに切り欠き部17bが形成されている。また、シャッター17には、細長い矩形状のキー挿入穴17cが形成されると共に、このキー挿入穴17cに隣接してテーパ面17dが形成されている。
【0011】
シャッター17は、図2のA−A断面に示すように、切り欠き部17bに配置されたバネ19によりシリンダ16の径方向に付勢されている。この状態では、シリンダ16のキー挿入穴16bはシャッター17によって塞がれており、シャッター17の端部17aはシリンダ16内に位置する。一方、シリンダ16のキー挿入穴16bにキーが挿入されると、キー先端がシャッター17のテーパ面17dに当接して面上を滑ることで、シャッター17がバネ19の付勢力に抗してスライド移動し、これによりシャッター17のキー挿入穴17cがシリンダ16のキー挿入穴16bに一致してシリンダ16へのキー挿入が可能になると共に、前記スライド移動によりシャッター17の端部17aがシリンダ16の内部から外周に突出するようになっている。
【0012】
図1に示すように、シリンダアウタ14のシリンダ収容部の内面には、前記シャッター17の端部がシリンダ16から突出したときに係合する第1および第2係合溝14a,14bが形成されている。第1係合溝14aはシリンダ16が押し込まれていない状態でのシャッター17の位置に対応し、第2係合溝14bはシリンダ16が押し込まれたときのシャッター17の位置に対応する。これら第1および第2係合溝14a,14bは、シリンダ16がロック位置にある状態を示す図1では2つに分離しているが、後述するようにシリンダ16のACC位置に対応する位置では一体となった1つの係合溝14cになっている。
【0013】
また、シリンダアウタ14は、シリンダ16のキー挿入穴形成面16aが露出する開口部に、シリンダ16またはシャッター17よりも小径のアンダー部15を有している。
【0014】
シリンダ16の後端部には、カムシャフト20がシリンダ16と一体的に回動するように連結されている。カムシャフト20には、カム22が一体形成されている。また、このカム22の動きに連動してスライド移動可能なロックシャフト(ロック部材)30が配置されている。ロックシャフト30は、バネ40によりスライド方向(突出方向)に付勢されており、シリンダ16がロック位置にあるときにはその先端30aが突出して図示しないステアリングシャフトの凹部に係合することによりステアリングシャフトをロックする一方、シリンダ16がACC位置、オン位置またはスタート位置に回動されたときには前記カム22により押し込まれて先端がステアリングロックボディ12内に没入し、これによりステアリングシャフトの凹部から外れてステアリングシャフトのロックが解除されるようになっている。
【0015】
カムシャフト20は、カム22の後方にフランジ部20aを有している。このフランジ部20aとステアリングロックボディ12の部分をなすケース部12aとの間であってカムシャフト20の周囲には、バネ(付勢部材)42が配置されている。このバネ42によりカムシャフト20を介してシリンダ16がキー引き抜き方向(前方)に付勢されている。
【0016】
前記ステアリングロックボディ12のケース部12aには、スタータースイッチ44が設けられている。スタータースイッチ44の内部にまで貫通したカムシャフト20の後端部には、バネ24で付勢されてカムシャフト20の軸方向に若干移動可能な可動接点26が設けられている。スタータースイッチ44内部には、前記可動接点26に対向して2つの分離した固定接点46が設けられている。
【0017】
図2のB−B断面に示すように、前記カム22が位置するロックシャフト30の貫通孔30bの内壁面には、カム22の回動に応じて連動する作動部32が突出して設けてある。作動部32は、一方側に傾斜面32aを有し、他方側に段部32bを有している。
【0018】
一方、カム22は、略扇状断面有するように形成されているが、その円弧状の外周面から突出する係合部22aが設けられるとともに、この係合部22aに隣接して傾斜面からなる解除部22bが設けられている。
【0019】
続いて、以上の構成からなるステアリングロック装置10の動作について説明する。
図4および5(a)に示すように、シリンダ16のキー挿入穴に正規キー2が挿入されるとき、シャッター17がバネ19の付勢力に抗して矢印C方向にスライド移動してシリンダ16およびシャッター17の各キー挿入穴16b,17cが一致することによりキー2がシリンダ16内に挿入されるとともに、シャッター17の端部17aがシリンダアウタ14の第1係合溝14a内に突出する。
【0020】
キー2の挿入によりタンブラ18がシリンダ18内に没入してシリンダアウタ14のロック溝との係合が解除され、これによりシリンダ16が回動可能になる。そして、この状態でシリンダ16がロック位置からACC位置へ向けて矢印X方向に回動され、シリンダ16と一体的にカム22も回動する。このとき、ロック位置では作動部32の傾斜面32aに当接していたカム22の係合部22aが、作動部32の上面に沿って移動することによりロックシャフト30を押し下げながら回動する。
【0021】
図6,7は、シリンダ16がACC位置に回動された状態を示す。なお、図6においてシリンダアウタ14の第1および第2係合溝14a,14bが合体した係合溝14cとこれと係合するシャッター部材17の端部17aとは、本来、90°だけ奥側にずれた位置にあって図6の断面に現れないが、理解を容易にするために示してある。
図7に示すように、カム22の係合部22aは、作動部32の段部32bに嵌まり込んで係合する。このとき、ロックシャフト30は、図6に示すように、先端30aがステアリングロックボディ12内に没入し、これによりステアリングシャフトの凹部との係合が外れてステアリングロックが解除される。
【0022】
なお、ロック位置からスタート位置へ向けての回動途中のACC位置では、シリンダ16から突出したシャッター17の端部17aがシリンダ錠の軸方向に余裕のある幅を有する係合溝14cに対応する位置にあるため、シリンダ16は押し込み可能な状態になるが、バネ42により常時付勢されているのでユーザが意識的にかなり強く押し込まない限りシリンダ16が押し込まれることはない。
【0023】
それから、シリンダ16が、図8,9に示すようにACC位置からオン位置へ回動され、そしてさらにスタート位置まで回動されると、シリンダ16と一体的に回動するカムシャフト20によりスタータースイッチ44が作動してエンジン始動する。この回動の間、バネ40によってロックシャフト30が付勢されていることによりカム22の円弧状の外周面が作動部32に常に当接しているので、ロックシャフト30は先端30aがステアリングロックボディ12内に没入したアンロック位置に保持される。
【0024】
そして、エンジン始動後、ユーザが正規キー2から手を離すと、スタータースイッチ44内に設けられたリターンスプリング(図示せず)の作用によりカムシャフト20が戻り回動して、シリンダ16がスタート位置からオン位置へ自動復帰する。
【0025】
ユーザがエンジンを停止するとき、図8,9に示すオン位置から図6,7に示すACC位置へシリンダ16を戻り回動させる。このとき、第1ACC位置において、カム22の係合部22aがロックシャフト30の作動部32の段部32bに係合するため、その位置でシリンダ16の戻り回動が一旦阻止される。
【0026】
そこで、ユーザは、図10に示すように、キー2を介してシリンダ16をバネ42の付勢力に抗して矢印D方向に押し込む。シリンダ16は、その外周面から突出したシャッター17の端部17aが係合溝14cの側壁面に当接するまで押し込まれる。このとき、シリンダ16と一緒にカム22も矢印G方向に押し込まれ、傾斜面からなる解除部22bが作動部32に乗り上げるようにしてロックシャフト30をアンロック位置から矢印F方向にさらに押し下げる。これにより、カム22の係合部22aと作動部32の段部32bとの係合が解除されてシリンダ16のロック位置への戻り回動が可能になる。また、この押し込みによりカムシャフト20の後端部にある可動接点26が2つの分離した固定接点46に接触して各固定接点46間を導通させる。この導通は、図示しないコントローラによって検知される。
【0027】
それから、ユーザは、上述したようにシリンダ16を押し込んだ状態で、図12,13に示すように、キー2によりシリンダ16をACC位置からロック位置へ矢印Y方向に戻り回動させる。この戻り回動の際には、シャッター17の端部17aはシリンダアウタ14の第2係合溝14bに係合する。この係合によってシリンダ16は、バネ42の付勢力による押し込み位置からの自動復帰を阻止されることになる。また、シリンダ16が押し込まれた状態に保持されているとき、ロックシャフト30はカム22の扇状部22cに係合した状態でアンロック位置に保持されると共に、固定接点46も導通した状態のままである。
【0028】
そして、シリンダ16がロック位置まで戻り回動したら、ユーザはキー2をシリンダ16から引き抜くことができる。キー2が抜かれると、シャッター17がバネ19の付勢力によりシリンダ16の内部へスライド移動し、その端部17aがシリンダ16の外周面から引っ込む。これにより、シャッター17の端部17aとシリンダアウタ14の第2係合溝14bとの係合が解除され、その結果、シリンダ16はバネ42の付勢力により自動復帰して図1に示す状態に戻る。このとき、シリンダ16と一緒にカムシャフト20も前方へ移動することによりカム22の扇状部22cとロックシャフト30との係合が解除され、ロックシャフト30がバネ40の付勢力によりロック位置へと押し上げられ、その先端30aがステアリングシャフトの凹部に係合してステアリングがロックされる。
【0029】
また、シリンダ16の自動復帰に伴うカムシャフト20の移動により可動接点26が固定接点46から離れ、2つの固定接点46間の導通が解除される。この導通解除がコントローラによって検知され、シリンダ16からキー2が引き抜かれたと判断される。コントローラは、固定接点46の導通状態が所定時間以上継続するか、あるいは、前記導通状態のままで車両のドアが開けられたことを検知した場合には、キーの抜き忘れと判断してユーザに対して音や光などで警告することができる。
【0030】
このように本実施形態のステアリングロック装置10では、シャッター17によりシリンダ16の押し込み位置からの復帰動作を阻止するようにしたので、従来のようなロックリンク機構を用いることなく、ロックシャフト30のロック機構を従来より少ない部品点数で簡易な構成にすることができる。
【0031】
また、シリンダ16の押し込みを検知するための可動接点26および固定接点46をスタータースイッチ44内部に設けることにより、従来に比べて部品点数を増やすことなくエンジン停止後のキー抜き忘れ防止機能を達成することができる。
【0032】
次に、図14を参照して前記ステアリングロック装置10における不正解錠の防止機能について説明する。
ステアリングロック装置10では、シャッター17を高硬度材料で形成すると共に、シリンダ16の外周面には薄肉部を形成するための切り込み状のヒューズ部19が設けてある。そのため、不正解錠しようとしてシリンダ16のキー挿入穴にドライバー4をこじ入れてもシャッター17によりドライバー4の深い挿入が阻止され、浅く挿入された状態でドライバー4を無理矢理回すとシリンダアウタ14のロック溝へのタンブラ18の係合により回動が阻止されているシリンダ16はヒューズ部19を境に破断して前部16aと後部16bとに分断される。この状態では、たとえシリンダ前部16aを回動させることができたとしても、シリンダ後部16bを回動させることはできない。また、シリンダ16またはシリンダ前部16aをシリンダアウタ14から引き抜こうとしても、シリンダ16またはシャッター17よりも小径のアンダー部15があるので引き抜くことはできない。したがって、ステアリングロック装置10では、シリンダ16の不正な引き抜きを確実に防止でき、盗難防止性が向上する。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のステアリングロック装置によれば、シャッター部材によりシリンダの押し込み位置からの復帰動作を阻止するようにしたので、従来のようなロックリンク機構を用いることなく、ロック部材のロック機構を少ない部品点数で簡易な構成にすることができる。
【0034】
また、本発明のステアリングロック装置では、シリンダの押し込みを検知する検知部をスタータースイッチ内に設けることにより、エンジン停止後のキー抜き忘れ防止機能を従来に比べて部品点数を増やすことなく簡単な構成で達成することができる。
【0035】
さらに、本発明のステアリングロック装置では、シリンダアウタが、シリンダのキー挿入穴形成面が露出するシリンダアウタ開口部にシリンダまたはシャッター部材よりも小径のアンダー部を有することにより、不正なシリンダの引き抜きを確実に防止できる。
【0036】
さらにまた、本発明のステアリングロック装置では、盗難防止性を低下させることなく、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ステアリングロック装置の全体構成図。
【図2】 シリンダがロック位置(キー未挿入時)にある状態での図1のA−AおよびB−B断面図。
【図3】 シャッターの正面図および側面図。
【図4】 シリンダがロック位置(キー挿入時)にある状態でのステアリングロック装置の全体構成図。
【図5】 図4のA−AおよびB−B断面図。
【図6】 シリンダがACC位置にある状態でのステアリングロック装置の全体構成図。。
【図7】 図6のA−AおよびB−B断面図。
【図8】 シリンダがオン位置にある状態でのステアリングロック装置の全体構成図。
【図9】 図8のA−AおよびB−B断面図。
【図10】 シリンダがACC位置(押し込み時)にある状態でのステアリングロック装置の全体構成図。
【図11】 図10のA−AおよびB−B断面図。
【図12】 シリンダがロック位置へ戻り回動してきたときの状態にあるステアリングロック装置の全体構成図。
【図13】 図12のA−AおよびB−B断面図。
【図14】 不正解錠防止機能を説明するための図。
【符号の説明】
10…ステアリングロック装置、12…ステアリングロックボディ、14…シリンダアウタ、14a…第1係合溝、14b…第2係合溝、14c…第3係合溝、15…アウター部、16…シリンダ、17…シャッター、20…カムシャフト、22…カム、22a…係合部、22b…解除部、26…可動接点、30…ロックシャフト(ロック部材)、32…作動部、40…バネ、42…バネ(付勢部材)、44…スタータースイッチ、46…固定接点。
Claims (3)
- ステアリングロックボディに固定されたシリンダアウタに押し込み可能に収容され、ロック位置、ACC位置、オン位置およびスタート位置に回動可能なシリンダと、前記シリンダが前記ロック位置にあるときにステアリングシャフトをロックするロック部材と、前記シリンダと一体的に回動するカムと、前記シリンダをキー引き抜き方向に付勢する付勢部材と、前記シリンダの径方向に付勢されてキー未挿入時には前記シリンダのキー挿入穴を塞ぐように配置され、前記キー挿入穴へのキー挿入により前記シリンダの外周に突出するシャッター部材とを備え、
前記ロック部材には前記カムの回動に応じて連動する作動部を設け、前記カムには前記作動部に係合することにより前記シリンダの前記ACC位置から前記ロック位置への戻り回動を阻止する係合部と、前記ACC位置で前記シリンダを押し込むことにより前記係合部と前記作動部との係合を解除して前記シリンダの前記ACC位置から前記ロック位置への戻り回動を可能にする解除部とを設ける一方、前記シリンダアウタには前記シリンダが押し込まれた状態で前記ロック位置に戻り回動してきたときに前記シリンダから突出した前記シャッターと係合することにより前記シリンダの押し込まれた状態からの復帰を阻止する係合溝を設けたことを特徴とするステアリングロック装置。 - 前記シリンダの前記オン位置への回動によりエンジンを始動させるスタータースイッチを前記ステアリングロックボディに設け、前記シリンダの押し込みを検知する検知部を前記スタータースイッチ内に設けたことを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記シリンダアウタは、前記シリンダのキー挿入穴形成面が露出する開口部に前記シリンダまたは前記シャッター部材よりも小径のアンダー部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングロック装置。
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